JP4279297B2 - 車両のシート配置構造 - Google Patents
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Description
ところで、近年、ワゴンタイプ車両のように多くの乗員がゆとりを持って着座できるようにするため、3列のシートを備えた車両が提案されているが、この種の車両においても、シートを折り畳めるように構成して荷物の積載等の便宜を図っている。
そこで、この発明は、シートを容易に収納することができると共に各列シートに着座した乗員の前方視界を広く確保して視認性、快適性を向上することができる車両のシート配置構造を提供するものである。
また、シート非収納時には階段状のフロアにより各列シートとりわけ、2列、3列目シートに着座する同一背高の乗員の前方視界を広く確保して視認性、快適性を向上することができる。
また、シート非収納時には各列シートとりわけ、2列目、3列目シートに着座する同一背高の乗員の前方視界を前方の乗員により妨げられないように確保して視認性を向上することができる。
図1、図2において1は2ボックスタイプの車両を示している。この車両1はフロアF上に前方から後方に向けて3列に渡って1列目シート2、2列目シート3及び3列目シート4が配置されたシート配置構造となっている。
ここで車両1の前部にはエンジン11が配置され、エンジン11に連結されたプロペラシャフト12の後部のデファレンシャルギヤ13が第3フロア7下の空間部14に配置されている。また、第2フロア6下の空間部15には燃料タンク16が配置されている。これら燃料タンク16、デファレンシャルギヤ13及びスペアタイヤ9の収納凹部10の下部は略同一位置に設定されている。
したがって、燃料タンク16とデファレンシャルギヤ13と収納凹部10の下部により決定される最低地上高Hを確保できると共に第1フロア5からの車室内スペース(高さh1)と第2フロア6からの車室内スペース(高さh2)を十分に確保できる。
具体的には図5〜図7に示すように、第2フロア6には前後方向に一対のスライドレール17が取り付けられている。スライドレール17にはリンク18の基端がブラケット20を介して前後方向にスライド可能、且つ、回動可能に支持され、リンク18の回動端に座部3cの前部下面がブラケット21を介して回動可能に支持されている。そして、背部3bはその下端がスライドレール17の後部にヒンジブラケット19を介して可倒可能に支持され、座部3cの上端に設けたヘッドレスト3rは前側に屈曲可能に支持されている。尚、27Aは2列目シート3の背部3b下端と第3フロア7面に取り付けられたマットである。
また、座部3cの前端とヘッドレスト3rの先端部は第2フロア6面よりも下に突出するが、第1フロア5と第2フロア6との間に形成された段差d1に収まるため、背部3bの折り畳み機能に悪影響を与えることはない。
具体的には、図8、図9に示すように、3列目シート4の座部4cは、その側壁の後部に水平方向に突出する支軸22が設けられ、この支軸22を介して図示しない車体側壁に回動可能に支持されている。また、座部4cの側壁の前部には下方に開放された係止ブラケット23が取り付けられ、この係止ブラケット23の係止部24に図示しない車体側壁から突出する係止ピン25を係止させることで3列目シート4の前側への回動を規制している。
座部4cの裏面の前部から後部に渡る部位にはマット27が取り付けられ、マット27の後部端末は座部4cの後部で下側に折り返されて第3フロア7上の区画シート26とマット27との間に挟み込まれて第3フロア7に固定されている。3列目シート4の背部4bはその下端が座部4cの後部にヒンジブラケット28を介して可倒可能に支持され、座部4cの上端に設けたヘッドレスト4rは前側に屈曲可能に支持されている。
また、図2、図4に示すように2列目シート3を折り畳んだ状態では背部3bの背面が第3フロア7の面と面一になった状態で折り畳まれ、且つ、3列目シート4をスペアタイヤ9の収納凹部10の区画シート26内に収納した状態では、背部4bの背面が第3フロア7の面と面一になった水平状態で保持され第3フロア7に固定されて後方に敷設されたマット27で違和感なく収納凹部10を閉塞できるため、図4に示すように1列目シート2後方から3列目シート4の水平保持状態の後端に渡り平坦な底部を有する荷室空間が形成され、広く平坦なフルフラットフロアを可能とできる。したがって、荷積みスペースとしてのみならず多目的な車室内空間として有効使用でき利便性を高めることができる。
そして、フロアFが後方に立ち上がるように階段状に形成されているため、第3フロア7が地上から高くなり、図示しない後輪の懸架装置、前記燃料タンク16、図示しない排気管の配置自由度が高まるため、複雑な懸架装置、大きな燃料タンク、大きなサイレンサーを設置することができる。
また、シート非収納時には階段状のフロアにより各列シートとりわけ、2列目、3列目シートに着座する同一背高の乗員の前方視界を確保して視認性、快適性を向上しつつ、使い易く快適な車室空間を確保できる効果がある。
また、階段状のフロアを採用しているため、後部側のフロアが地上から高くなり、後輪の懸架装置、燃料タンク、排気管の配置自由度が高まり、複雑な懸架装置、大きな燃料タンク、大きなサイレンサーを設置することができる。
また、シート非収納時には各列シートとりわけ、2列目、3列目シートに着座する同一背高の乗員の前方視界を前方の乗員により妨げられないように広く確保して視認性を向上することができるため、快適性をより一層高めることができる効果がある。
Claims (2)
- フロア上に前後3列に渡って1列目シート、2列目シート、及び、3列目シートが配置された車両のシート配置構造において、
前記フロアを各列のシート毎に前方から後方に立ち上がるように階段状に形成し、前記階段状に形成されたフロアは、各列シートに着座する同一背高の乗員の前方視界を確保可能な段差寸法に形成され、
前記2列目シートは座部を前方に立ち上げ可能で、かつ、背部を前方に倒し込み水平状態に保持可能な折り畳みシートで構成し、前記階段状に形成されたフロアのうち前記2列目シートが配置された第2フロアには前後方向にスライドレールが取り付けられ、前記スライドレールにはリンクの基端が前後方向にスライド可能かつ回動可能に支持され、前記リンクの回動端に前記2列目シートの座部の前部下面が回動可能に支持され、前記2列目シートの前記スライドレールの高さ寸法と前記背部の厚さ寸法との合計が、前記第2フロアと前記3列目シートが配置された第3フロアとの間に形成された段差とほぼ等しい寸法に形成され、前記2列目シートの前記座部の前端と前記背部のヘッドレストの先端部は前記第2フロア面よりも下に突出して、前記1列目シートが配置された第1フロアと前記第2フロアとの間に形成された段差に収まり、
前記3列目シートは、背部を前方に倒し込んだ後、座部と共に後方へ回転し水平状態に保持可能な折り畳みシートで構成し、前記3列目シートが配置された前記第3フロアの一部により、前記3列目シートに着座した乗員の足置き場を構成し、
前記2列目シートと前記3列目シートを各々収納した状態で、前記1列目シート後方から前記3列目シート水平保持状態の後端に渡り平坦な底部である荷室空間が形成されることを特徴とするシート配置構造。 - 前記荷室空間の底部は、収納状態にある前記2列目シートの背部背面と、水平状態にある前記3列目シートの座部裏面とで形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両のシート配置構造。
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2006
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