JP4222042B2 - 光ヘッド装置と光ヘッド装置に用いられる位相板の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ヘッド装置に関し、特に光源からのレーザ光の偏光状態を制御するための位相板を搭載した光ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクおよび光磁気ディスクなどの光記録媒体に光学的情報を書き込んだり、光記録媒体から光学的情報を読み取ったりするのに光ヘッド装置が用いられる。光ヘッド装置は、例えば図6の本発明の光ヘッド装置の概念図に示したように、ディスク状の光記録媒体(以下、光ディスク3という)の記録面上に光源5または6である半導体レーザの出射光を、光源6の場合ビームスプリッタプリズム4により進行方向を変えた後、対物レンズ2を用いて集光して、情報の書き込み・読み取りを行う。ここで、受光系は簡単のため省略した。
【0003】
この光源である半導体レーザとして、2種類の光ディスクであるCDおよびDVDでは、それぞれ790nmおよび660nmの2つの異なる波長を出射する半導体レーザが必要となる。光源5および6が出射する2つの異なる波長の光が通過する共通の光路中の、本発明における積層位相板1の位置に1/4波長板を配置する必要がある。従来このような配置で用いる波長板として、複屈折性を有する2枚の位相板を光軸方向を異ならせて(交差させて)積層することで、2つの異なる波長でともに1/4波長板として機能する広帯域波長板が提案されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−149015号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来例では、波長板は図5に示すように、2枚のガラス基板109とガラス基板110との間に、2つの複屈折フィルム209、210を3つの接着層307、308、309を介して張り合わせた構造を有していた。しかしながら、複屈折フィルムが樹脂で作製されていた場合には、2枚のガラス基板の間に2つの樹脂フィルムと3層の接着層があり、樹脂層の厚さが合計して大きくなる。
【0006】
このように、ガラス基板に樹脂層を厚く挟みこんだ場合には、3つの問題点があった。第1の問題点は、信頼性の問題で、この波長板を高温高湿下で保管すると、この樹脂層が厚いことにより大量の水分を含むことになる。これにより、素子(波長板)の透過波面収差が劣化する。第2の問題点は、これらの樹脂層を接着剤で積層する際にひずみが生じ波面収差を劣化させ生産歩留まりの低下を招いた。第3の問題点は、この素子(波長板)を切断したり、他の光学部品とともに積層する際に、柔らかい樹脂層が厚いために素子にひずみが入りやすく波面収差を劣化させた。
【0007】
これら第2および第3の問題点は、比較的やわらかい樹脂層が厚くて、歪みやすいためと考えられる。本発明は、これら従来技術の課題を解決するためになされた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光源と、前記光源から出射するレーザ光を光記録媒体へ集光する対物レンズと、前記光記録媒体によって反射されたレーザ光を検出する光検出器と、前記光源と前記対物レンズとの間、または前記光検出器と前記対物レンズとの間の光路中に前記レーザ光の偏光状態を制御する位相板を備える光ヘッド装置において、前記位相板は光学軸方向を交差させた2つ以上の樹脂製複屈折層となる高分子液晶からなる高分子液晶膜が、透明でかつ前記高分子液晶膜よりも透湿性の低い光学的等方性基板により接着性材料を介さずに交互に積層されて積層体が構成され、前記積層体の両外側が前記光学的等方性基板にて構成されていることを特徴とする光ヘッド装置を提供する。
【0010】
また、前記位相板は、2つの前記高分子液晶膜と3枚の前記光学的等方性基板であるガラス基板とから構成される上記の光ヘッド装置を提供する。
【0011】
さらに、第1主面と配向処理された第1裏面とを有する第1ガラス基板を準備する工程と、配向処理された第2主面および第2裏面を有する第2ガラス基板を準備する工程と、配向処理された第3主面と第3裏面とを有する第3ガラス基板を準備する工程と、前記第1ガラス基板の前記第1裏面と前記第2ガラス基板の前記第2主面とが向かい合うように、前記第1ガラス基板と前記第2ガラス基板とを所定の空間をもって配置する工程と、前記第2ガラス基板の前記第2裏面と前記第3ガラス基板の前記第3主面とが向かい合うように、前記第2ガラス基板と前記第3ガラス基板とを所定の空間をもって配置する工程と、前記第1ガラス基板と前記第2ガラス基板とにより構成される前記空間および前記第2ガラス基板と前記第3ガラス基板とにより構成される前記空間に低分子の液晶を注入し、UV光で光重合することにより高分子液晶からなる第1高分子液晶膜および第2高分子液晶膜を形成する工程とを備え、前記第1若しくは第2ガラス基板を剥離しないことを特徴とする位相板の製造方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の光ヘッド装置における位相板は、光学軸方向が異なる、すなわち光学軸方向が交差した複数の樹脂製複屈折層が積層されている例として、2つの波長の光に対してそれぞれ1/4波長板として機能する広帯域波長板を説明する。
【0013】
図6に示す本発明の光ヘッド装置では、光源5および6から出射するレーザ光は波長が異なる、例えば2つレーザ光であり、光源5と対物レンズ2との間に例えば2つのレーザ光の位相状態を制御する広帯域用の積層位相板1が設置されている。この広帯域用の積層位相板は、2枚の複屈折を有する樹脂製複屈折層がそれぞれの光軸を交差するように重ねられていて、レーザ光が第1に入射する樹脂製複屈折層のリタデーション値Rd1が第2に入射する樹脂製複屈折層のリタデーション値Rd2より大きく、それらのリタデーション値の比、すなわちRd1/Rd2が1.8〜2.2であるように構成されている。
【0014】
ここで、リタデーション値の代わりに位相差としても比を採れば同じ値となる。すなわち、位相差は、リタデーション値Rdと波長λを用いてRd×2π/λと表すことができる。
【0015】
このように構成することにより、広帯域位相板は透過するいずれの波長の直線偏光のレーザ光に対してもほぼ1/4波長板として機能し、直線偏光をほぼ円偏光とできる。
【0016】
本発明においては、さらに例えば2枚の樹脂製複屈折層の間に、透明でかつ樹脂製複屈折層よりも透湿性の低い光学的等方性基板が配置されている。ここで、材料の透湿性は、例えば材料の吸水率の測定で知ることができる。すなわち、材料サンプルの質量を測定し、次に材料サンプルを一定温度、一定時間蒸留水に浸漬し含水させたのち再度質量測定を行い、浸漬前後の質量変化から吸水量を知る。この質量変化(吸水量)と浸漬前の材料サンプルの質量との比から、吸水率が求まる。
【0017】
積層位相板1に用いる樹脂製複屈折材料としては、液晶を配向させた状態で重合させた高分子液晶や、延伸により複屈折性を持たせた、例えばポリカーボネートフィルムがよい。さらに、延伸により複屈折性を有する有機系高分子フィルムも使用できる。
【0018】
さらに、透明でかつ樹脂製複屈折層と比べて透湿性の低い光学的等方性基板としては、樹脂の例えばエポキシ系、ポリエステル系、フッ素系や熱可塑性ウレタン樹脂などの樹脂基板が好ましく用いられる。さらに好ましくは、ガラス基板を用いることであり、透湿性は樹脂製複屈折層に比べて非常に低く、また平滑性も確保しやすい。以下、光学的等方性基板としてガラス基板を用いる場合を説明する。
【0019】
本発明の光ヘッドに用いる位相板の積層断面構造の1例を図4に示す。この例は樹脂製複屈折材料としてポリカーボネートなどの樹脂フィルムを用いた場合について説明する。図4に示すように、3枚のガラス基板106、107、108の隣合う基板間に接着層303、位相板207、接着層304および接着層305、位相板208、接着層306をそれぞれ積層した。このとき2つの接着層を含む樹脂層の厚さは1層が約80μmである。
【0020】
2つの樹脂製複屈折層のそれぞれの光学軸は貼り合わせ角度で調整でき、所望の位相差を有するフィルムの樹脂製複屈折層を用いることで位相差を調整し、積層後の位相板の特性を調整できる。
【0021】
このようにフィルムの樹脂製複屈折層を用いた、従来の構成例は図5のように2枚のガラス基板109、110の間に接着層307、フィルム209、接着層308、フィルム210、接着層309を積層する構造であった。この構造では接着層を含む樹脂製複屈折層の厚さが約160μmと非常に厚いものであった。以下、樹脂製複屈折層を複屈折層と略すことがある。
【0022】
このように厚いと、高温高湿下での保管後などに水分を吸収し、透過光の波面収差を劣化させたり、作製時に樹脂製複屈折層の歪みによる波面収差歩留まりが非常に低くコスト高となっていた。また、このように厚い複屈折層を切断したり、他の光学部品に貼り付けるなどの加工をすることにより位相板が歪みやすい問題があった。
【0023】
本発明者らの実験によると、高温高湿下での保管後の波面収差の劣化は、2つの樹脂製複屈折層の間にガラス基板を挿入することで、約1/2程度に改善されることがわかった。本発明の図4の構成と従来の図5の構成とでは全体の複屈折層の厚さはほとんど同じであるものの、複屈折層を2つに分割し中間にガラス基板を配することでガラス基板が透湿バリヤ層の役割を果たし、複屈折層に入る水分の量が減ったためと考えられる。
【0024】
また、図3に示すように図4における構成の両側のガラス基板106、108をはずした構成であってもよい。この場合、位相板の全体の厚さを薄くでき、かつ軽量化できるので好ましい。また、樹脂製複屈折層205、206の表面に無反射コート(ARコート)を行うことで表面反射が低減できて好ましい。なお、105はガラス基板、301および302は接着層である。
【0025】
次に、樹脂製複屈折層の材料として高分子液晶を用いた例を説明する。図1に示すように3枚のガラス基板101、102、103の隣接する基板間に高分子液晶層201、202が、それぞれ挟まれた構造をしている。高分子液晶層は表面に配向処理をした2枚のガラス基板の間に低分子の液晶を注入し、UV光などで光重合することで高分子化できる。
【0026】
図1に示す例では中央のガラス基板102の両面を配向処理を行い、両側の2枚のガラス基板101、103の液晶層に対向する面に配向処理を行った。この配向処理の方向に液晶分子が配向する。この配向方向を所望の角度に設定することにより、2つの液晶層の光軸の為す角度を変えることができる。ここで配向処理は例えばポリイミドをガラス基板表面に塗布し薄膜とし、ラビングしてもよいし、ポリイミドの薄膜を作製せず直接ガラス基板をラビングしてもよい。
【0027】
前述のように配向処理を行った3枚のガラス基板101、102、103を大きさが数μmのスペーサーを介して張り合わせてその2つの間隙に液晶を注入し、UV光で光重合し高分子化することで2層の樹脂製複屈折層201、202をガラス基板を介して接着層を用いずに積層してもよい。
【0028】
それぞれの複屈折層の位相差2π(Δn×d)/λは、液晶層の厚さ(d)を調整することや、樹脂製複屈折層の複屈折量(Δn)を変えることで所望の位相差を得ることができる。
【0029】
図1に示すように接着層を用いずに2層の高分子液晶の複屈折層201、202を積層することで、複屈折層の厚さを最小限にすることができる。この位相板は、複屈折層が薄いため従来の問題点であった高温高湿下での保管後の波面収差の劣化や、波面収差による歩留まりの低下、位相板切断や他の光学部品への貼り付けに伴うひずみが発生しにくいので最も好ましい。
【0030】
また、図1に示す位相板の両側の2枚のガラス基板101、103をはずすことで、図2に示すようにガラス基板104の両側に高分子液晶の樹脂製複屈折層203、204を積層した構造としてもよい。この場合、位相板の全体の厚さを薄くでき軽量化できるので好ましい。また、樹脂製複屈折層203、204の表面には無反射コート(ARコート)を施すことで表面反射が低減できて好ましい。
また、2枚の樹脂製複屈折層の組み合わせとして、一方を高分子液晶、他方をフィルムの複屈折層としてもよい。
【0031】
これらの位相板の位相差と光軸方向との関係は、前述のように2つの異なる波長で1/4波長板として直線偏光を円偏光に変換するには、直線偏光入射側の樹脂製複屈折層の位相差は使用する2つの波長の平均の概ね1/2で、出射側の樹脂製複屈折層の位相差の約2倍として、それぞれの光学軸方向の角度を入射偏光方向に対して、例えば約15度と例えば約75度とすることにより実現できる。
【0032】
また、例えば、DVD用の660nm帯およびCD用の790nm波長帯の2種の直線偏光を透過させて用いる2波長用位相板において、660nm波長帯の直線偏光に対し偏光方向を45°回転させ、790nm波長帯の直線偏光に対し直線偏光を円偏光化する2波長用位相板は次のようにする。すなわち、2つの樹脂製複屈折層の光軸方向が19〜29°の範囲にある角度で交差させ、一方の樹脂製複屈折層は533〜652nmの範囲にある位相差を有し、他方の樹脂製複屈折層は356〜434nmの範囲にある位相差を与えることで実現できる。
【0033】
このように、2種類の光軸方向の異なる樹脂製複屈折層を組み合わせることで、各波長での偏光制御を行うことができる。
【0034】
【実施例】
図1に示すように2層の高分子液晶の樹脂製複屈折層201、202の間にガラス基板102を挟んだ位相板を用いた光ヘッド装置について説明する。
2枚のガラス基板101、103の片面、およびガラス基板102の両面にポリイミドを塗布し、ラビングにより配向処理を行った。ラビング方向は入射偏光方向に対して、対向する面同士は同じとしそれぞれ75度と15度とした。このガラス基板101と102の間隔は約3μm、ガラス基板102と103は約6μmの間隙を空けて張り合わせた。この間隙は球状のスペーサを用いることで維持した。
【0035】
この間隙に重合前の液晶を注入し、UV光で光重合することで高分子化し複屈折性をもつ、厚さの2倍異なる高分子液晶の樹脂製複屈折層201、202を3枚のガラス基板の隣接する基板間に接着剤や粘着材を用いることなく積層して、位相板を作製した。
【0036】
この位相板の波面収差は概ね0.01λrms以下で、良好な波面収差の位相板を歩留まりよく得ることができた。
この位相板に660nmと790nmの2つの波長の直線偏光をガラス基板103側から入射した。その結果、両波長の光とも楕円率が0.95の良好な円偏光を得ることができ、この位相板は上記の2つの波長で1/4波長板として充分に機能することが確かめられた。
【0037】
この1/4波長板を、図6の模式図で示した光ヘッド装置の積層位相板1の位置に搭載して記録・再生の実験を行った結果DVD、CDとも良好な記録・再生特性を示した。
【0038】
また、1/4波長板の高温高湿下での試験を行った結果、波面収差の変化は0.003λrms以下で実用上問題のないレベルであることが確かめられた。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における位相板は、複数の樹脂製複屈折層をガラス基板の間に挟めて積層してあるため、高温高湿の条件下で使用しても、水分の吸収を抑えることができる。したがって、水分の吸収に伴って発生する樹脂製複屈折層の透過光の波面収差を低減できる。さらに、水分の吸収が抑えられるので、不良品数が低減し生産歩留まりが向上する。
【0040】
したがって、この位相板を他の光学部品と組み合わせて、光ヘッド装置を構成すると、波面収差の少ない良好な光学特性を有する光ヘッド装置が得られる。さらに、光ヘッド装置の生産歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、ガラス基板を3枚用いた位相板の1例を示す断面図。
【図2】本発明における、ガラス基板を1枚用いた位相板の1例を示す断面図。
【図3】 本発明における、ガラス基板を1枚用いた位相板の他の例を示す断面図。
【図4】 本発明における、ガラス基板を3枚用いた位相板の他の例を示す
断面図。
【図5】従来の位相板の例を示す断面図。
【図6】本発明の光ヘッド装置の構成例を示す概念図。
【符号の説明】
101、102、103、104、105 、106、107、108、109、110:ガラス基板
201、202、203、204:高分子液晶層
205、206、207、208、209、210:樹脂製複屈折層
301、302、303、304、305、306、307、308、309:接着層
1:積層位相板
2:対物レンズ
3:光ディスク
4:ビームスプリッタプリズム
5、6:光源
Claims (3)
- 光源と、前記光源から出射するレーザ光を光記録媒体へ集光する対物レンズと、前記光記録媒体によって反射されたレーザ光を検出する光検出器と、前記光源と前記対物レンズとの間、または前記光検出器と前記対物レンズとの間の光路中に前記レーザ光の偏光状態を制御する位相板を備える光ヘッド装置において、
前記位相板は光学軸方向を交差させた2つ以上の樹脂製複屈折層となる高分子液晶からなる高分子液晶膜が、透明でかつ前記高分子液晶膜よりも透湿性の低い光学的等方性基板により接着性材料を介さずに交互に積層されて積層体が構成され、前記積層体の両外側が前記光学的等方性基板にて構成されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 前記位相板は、2つの前記高分子液晶膜と3枚の前記光学的等方性基板であるガラス基板とから構成される請求項1記載の光ヘッド装置。
- 第1主面と配向処理された第1裏面とを有する第1ガラス基板を準備する工程と、
配向処理された第2主面および第2裏面を有する第2ガラス基板を準備する工程と、
配向処理された第3主面と第3裏面とを有する第3ガラス基板を準備する工程と、
前記第1ガラス基板の前記第1裏面と前記第2ガラス基板の前記第2主面とが向かい合うように、前記第1ガラス基板と前記第2ガラス基板とを所定の空間をもって配置する工程と、
前記第2ガラス基板の前記第2裏面と前記第3ガラス基板の前記第3主面とが向かい合うように、前記第2ガラス基板と前記第3ガラス基板とを所定の空間をもって配置する工程と、
前記第1ガラス基板と前記第2ガラス基板とにより構成される前記空間および前記第2ガラス基板と前記第3ガラス基板とにより構成される前記空間に低分子の液晶を注入し、UV光で光重合することにより高分子液晶からなる第1高分子液晶膜および第2高分子液晶膜を形成する工程とを備え、前記第1若しくは第2ガラス基板を剥離しないことを特徴とする位相板の製造方法。
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