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JP4168633B2 - 無線基地局におけるパケットスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラム - Google Patents

無線基地局におけるパケットスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線リンクを介してパケット通信を行う移動通信システムに係り、特に移動通信システムにおける無線基地局のパケットスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線基地局が複数の移動局に対して時間スロットをそれぞれ選択し、共用の下りリンクを用いてパケットを送信する無線通信システムでは、移動局への時間スロットの割当方法として次のような方式が知られている。
【0003】
1)3GPP(3rd Generation Partnership Project)のHSDPA(High Speed Downlink Speed Access)システムにおいて適用が検討されているラウンドロビン方式("Physical Layer Aspects for High Speed Downlink Packet Access", 3GPP TR25.848. 2000)。この方式は全ての移動局に対して任意の順番で公平に時間スロットを割り当てるため、公平なスループットが実現できる。
【0004】
2)同じくHSDPAで検討されているMax C/I方式として知られるもの("Physical Layer Aspects for High Speed Downlink Packet Access", 3GPP TR 25.848. 2000)。この方式では、無線基地局が何らかの手段によって各移動局との間の無線リンクのキャリア対干渉雑音電力比(CIR:Carrier to Interference Ratio)を測定し、最もCIRの良い移動局から順番にパケットを転送する。これにより無線基地局のセル全体のスループットを最大にすることができる。
【0005】
3)ユーザがサービス品質を要求した場合を考慮したCBQ with CSDPS方式(Fragouliほか, "Controlled Multimedia Wireless Link Sharing via Enhanced Class-Based Queuing with Channel-State-Dependent Packet Scheduling", INFOCOM '98.)。以下、この方式について、図14を参照しながら簡単に説明する。
【0006】
図14(A)は一般的な移動通信システムの概略的構成図であり、(B)は従来のパケット転送装置の一例を示すブロック図である。
【0007】
図14(A)に示すように、移動局である通信装置01は、無線基地局03のセル内において無線リンク02を介して通信可能であり、無線基地局03は、優先リンク04、パケットネットワーク05および優先リンク06を介して通信装置07と接続されている。これによって、通信装置01と通信装置07との間でパケット通信が行われているものとする。なお、無線リンク02は、無線基地局03から通信装置01へパケットを転送するための下りリンク11と、逆に通信装置01から無線基地局03へパケットを転送する上りリンク12からなる。
【0008】
無線基地局03にはパケット転送装置が設けられており、パケット転送装置は下りリンク11へのパケット転送の順序を制御する。以下、n個の移動局1〜nとの間でパケットをスケジューリングしながら転送する従来のパケット転送装置について説明する。
【0009】
図14(B)において、有線リンク04側から受信したパケットは入力端子001を通ってパケット分類部003に入力する。パケット分類部003は、フロー情報記憶部002の情報を参照しながら、パケットの宛先である移動局を識別し、さらにパケットのヘッダ情報からパケットが属するサービスのフローを識別する。識別結果に従って、入力パケットは複数のキュー021〜026のいずれかに格納される。
【0010】
キュー021〜026は移動局ごとにグループ化されている。たとえば、複数のキュー021〜022は移動局1のキューグループ011であり、複数のキュー023〜024は移動局2のキューグループ012であり、複数のキュー025〜026は移動局nのキューグループ013である。さらに、各グループ内のキューはサービスの優先度によって分けられている。例えば、入力されたパケットが移動局1宛で優先度が最も高いサービスのフローに属する場合には、キュー021に格納される。
【0011】
スケジューラ004には、移動局ごとの出力キューセレクタ031〜033と、これらキューセレクタ031〜033を選択する移動局間の出力キューセレクタ034とが設けられ、キュー021〜026のうちどのキューからパケットを取り出すかを決定する。こうして取り出されたパケットは出力端子005から無線リンクを通して宛先移動局へ送出される。
【0012】
スケジューラ004において、まず、移動局間の出力キューセレクタ034は移動局毎の出力キューセレクタ031〜033を順次選択し、選択された移動局との間の無線リンクの品質が良いかどうかを判定する。無線リンク品質は、移動局へのパケット送信の際に行うRTS/CTS(Request to Send/Clear to Send)手順の成功/失敗によって評価することができる。成功すれば次の最大再送回数を1だけ増加させ無線リンク品質は良いと記憶し、失敗すれば次の最大再送回数を1だけ減少させて無線リンク品質は悪いと記憶する。
【0013】
選択された移動局との無線リンク品質が良好であれば、当該移動局毎の出力キューセレクタはフロー情報記憶部002の情報を参照して、該当する移動局内でパケット転送レートを満たさないキューがあるかどうかを判定する。もし満足しないキューが存在すれば、そのキューの先頭パケットを送信する。
【0014】
当該移動局の全てのキューが転送レートを満足しているならば、全てのキューが適切な余剰帯域を配分されているかチェックする。一つでも適切な余剰帯域を配分されていないキューがあるならば、そのキューの先頭パケットを送信する。適切な余剰帯域を配分されている場合には、他の移動局にパケット転送レートを満たさないキューが存在するかをチェックし、存在しなければ以前送信したキューの次のキューの先頭パケットを送信する。他に所要のパケット転送レートを満たしていないキューが存在すれば、そちらを優先して処理することになる。
【0015】
次に、パケット転送レートを満たさないキューの内、移動局の無線リンク品質が良いものがあるかをチェックし、全ての移動局の無線リンク品質が悪い場合には、以前送信したキューの次のキューの先頭パケットを送信する。転送レートを満たしておらずリンク状態の良い移動局が存在する場合には、その移動局における転送レートを満たしていないキューの先頭パケットを送信する。
【0016】
いずれかのキューからパケットを送信した後、パケット送信によって変化したキュー長、スループット、全てのキューについて全体のスループットに対するサービス割合などを再計算し、フロー情報記憶部002の情報を更新する。パケット送信によって全てのキューが空になったかどうかをチェックし、全て空になるまで上記動作を繰り返す。
【0017】
このようにして、無線リンク品質の悪い移動局への送信を抑え、無線基地局がカバーするエリア全体のスループットの向上を図りつつ、利用するサービスに関して契約したパケット転送レートを保証し、さらに適切な余剰帯域を割り当てることが可能となる。
【発明が解決しようとする課題】
上記Max C/I方式のスケジューリングは、セル全体のスループットを最大化することができるが、無線リンク品質のみを考慮してパケット転送を行うために、サービス品質を要求するフローに対して所望の品質を達成できないという問題がある。
【0018】
一方、CBQ with CSDPS方式のスケジューリングは、上述したように、利用するサービスに応じたパケット転送レートを保証しつつ、移動局間でなるべく公平に余剰帯域を割り当てようとする。
【0019】
しかしながら、無線基地局と移動局の間の無線リンク品質がある基準値を超えてさえいればパケット転送を行うために、無線基地局の提供するセル全体のパケット転送レートが低く抑えられてしまう難点がある。
【0020】
そこで、本発明の目的は、サービス品質を要求するフローに対しては所望の品質を満たしつつ、無線セル全体のスループットを最大化するパケットのスケジューリング方法、パケット転送装置およびパケットスケジューリングプログラムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、移動局に対して所要のサービス品質を保証すべく、無線基地局は所要のサービス品質を満足しないフロー群に関しては、サービス品質を満足するフロー群よりも優先してパケット転送を行い、サービス品質を満足するフロー群に関しては無線リンク品質の良い移動局から順番にパケット転送を行う。
【0022】
本発明の一実施態様によれば、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行する第2転送ステップと、を有することを特徴とする。
【0023】
前記第2転送ステップは、パケットの消失を検出した移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケットの再送を実行するステップと、パケットの消失を検出していない移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い順にパケット転送を実行するステップと、を有することが望ましい。
【0024】
さらに望ましくは、前記第1転送ステップにおいて、前記サービス品質が満たされていない移動局に関しては、当該移動局が使用している無線回線の物理的な品質に基づいて、前記サービス品質が満たされている移動局の場合よりも雑音耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号化方式の少なくとも一方を使用してパケット転送を実行する。
【0025】
本発明の他の観点によれば、前記複数の移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップを更に有することを特徴とする。
【0026】
本発明の別の観点によれば、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、当該移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップと、前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順に、各フローの宛先移動局に関して、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行する転送ステップと、を有することを特徴とする。
【0027】
本発明の一実施態様によれば、前記下りサービス品質が満たされている移動局に関しては、当該移動局が利用するサービスごとに吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量を当該移動局から前記無線基地局に対して通知し、前記無線基地局において当該移動局の利用するサービスごとにパケットの転送間隔を測定し、前記吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量と前記パケット転送間隔との差分を計算し、前記差分が小さい移動局から順番に下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする。
【0028】
なお、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、他の無線基地局から前記無線基地局への移動局の移動を検出する検出ステップと、他の無線基地局から前記無線基地局へ移動した前記移動局に関して、移動後一定期間、優先的にパケット転送を実行する転送ステップと、を有することもできる。
【0029】
また、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、ある移動局が無線基地局間を移動する際、少なくともパケットのヘッダ情報に基づいて当該移動局宛の移動制御パケットであることを検出するステップと、前記移動制御パケットに対しては優先してパケット転送を実行するステップと、を有することもできる。
【0030】
また、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、ある移動局が無線基地局間を移動する際、少なくともパケットのヘッダ情報に基づいて当該移動局宛の移動制御パケットであることを検出するステップと、前記移動制御パケットに対しては、当該移動局が使用している無線回線の物理的な品質に基づいて、その他の移動局の場合よりも雑音耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号化方式の少なくとも一方を使用してパケット転送を実行するステップと、を有することもできる。
【0031】
本発明によるパケット転送装置は、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケット転送装置において、前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定手段と、前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定手段と、前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行し、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行するスケジューリング手段と、を有することを特徴とする。
【0032】
本発明によるパケットスケジューリングプログラムは、共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリングをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行する第2転送ステップと、を有することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図14(A)に示す無線基地局03におけるパケット転送装置を例にとって、本発明によるスケジューリング方法および装置について詳細に説明する。
【0034】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。本実施形態によるパケット転送装置は、有線リンク側の入力端子101と、無線リンク側の上り信号入力端子109および下り信号出力端子110とを有する。さらに、パケット転送装置は、パケット上り信号解析部102、フロー情報記憶部103、パケット分類部104、キューマネージャ105、送信済みバッファ106、再送用バッファ107、変調部108、複数のキュー121〜128、およびスケジューラ130を備える。
【0035】
本実施形態では、複数のキュー121〜128を2つのグループに分ける。ここでは、複数のキュー121〜128は、サービス品質を満たしていないキューグループ120と、サービス品質を満たしているキューグループ125とに分けられ、所要サービス品質を満たしていないグループ120は複数のキュー121、122を含み、所要サービス品質を満たしているグループ125は複数のキュー126、127、128を含むものとする。後述するように、他のセルから移行してきた移動局ごとに、ハンドオーバ後の経過時間が所定時間を経過したか否かによって、2つのグループ120および125に分けることもできる。言い換えれば、複数のキュー121〜128の各々が複数のフローにそれぞれ対応する場合と、複数の移動局にそれぞれ対応する場合とがある。ここでは、それぞれが複数のフローに対応する場合を説明する。
【0036】
サービス品質に関して2つのグループ120および125に分ける場合、スケジューラ130は、サービス品質を満たしていないキューグループ120から1つの出力キューを選択する出力キューセレクタ131と、サービス品質を満たしているキューグループ125から1つの出力キューを選択する出力キューセレクタ132と、出力キューセレクタ131および132のいずれかの出力を選択する出力キューセレクタ133とを含む。
【0037】
入力端子101で有線ネットワークから入力された受信パケットは、パケット分類部104に入力する。上り信号解析部102は、入力端子109から入力した移動局からの上り信号を解析し、各移動局との間の無線リンクの品質情報に基づいてフロー情報記憶部103の情報を更新する。また、移動局へ送信したパケットの到達確認信号を移動局側から受信した場合には、送信済みバッファ106の該当パケットを削除する。
【0038】
フロー情報記憶部103は、複数の移動局ごとに、利用するサービスの各フロークラスに関する情報を格納する。パケット分類部104は、入力されたパケットのヘッダを解析してフローを識別し、フロー情報記憶部103を参照して、対応するキューのキュー識別子とともにキューマネージャ105にパケットを渡す。
【0039】
キューマネージャ105は、パケット分類部104から受け取ったパケットをキュー識別子に従い該当するキューに格納する。入力されたパケットは、フロークラスに設定されたサービス品質を満たしていないグループ120とサービス品質を満たしているグループ125とに属するクラス毎のキュー121〜128のいずれかに格納される。
【0040】
スケジューラ130の出力キューセレクタ131、132はそれぞれの管理するグループから出力すべきキューを選択し、出力キューセレクタ133は出力キューセレクタ131および132のいずれかを選択する。
【0041】
送信済みバッファ106は、スケジューラ130により選択されたキューからパケットが送信される時に当該パケットを一時的に格納する。当該パケットは、移動局から到達確認があれば上り信号解析部102によって削除される。再送用バッファ107は、移動局に到達できなかったパケットを一時的に格納しておく。
【0042】
変調部108は、スケジューラ130で選択されたキューの先頭パケットを、後述するように無線リンク品質に応じて変調および誤り訂正符号化し、出力端子110から無線リンクに向けて出力する。
【0043】
図2はフロー情報記憶部103の保持する情報の一例を示す模式図である。ここでは、各移動端末において、サービスクラスごとに、キュー識別子、パケット転送レート、サービス品質を満たしているどうかのフラグ(satisfied?)および再送フラグを保持し、かつ、端末ごとに無線リンク品質の情報としてのCIR(Carrier to Interference Ratio)を保持している。ここで、必ずしも移動局から無線基地局に対して明示的にCIRのような下り回線のリンク品質を通知しなくても良く、移動局から所望の変調方式、誤り訂正符号、基地局からの送信パワーレベルを通知するようにしても良い。無線リンク品質の情報は、上り信号解析部102が無線リンク品質の変化を検知する毎に更新される。
【0044】
このような構成を有するパケット転送装置は次のように動作する。有線ネットワーク側からパケット転送装置に入力されたパケットは、入力端子101を経て、パケット分類部104でヘッダ解析が行われる。ヘッダ解析の結果、パケットの宛先移動局とパケットの属するクラスが判明すると、パケット分類部104は、フロー情報記憶部103に問合せ、該当するクラスのキュー識別子とともにキューマネージャ105にパケットを渡す。
【0045】
キューマネージャ105は、パケット分類部104からキュー識別子と共にパケットを受け取ると、キュー識別子に従い該当するキューにパケットを格納する。また、キューマネージャ105は、任意のアルゴリズムで適当にパケットを廃棄してもよい。例えば、特定のサービス品質の保証を要求しないフローに属するパケットは廃棄確率を高くするようにしてもよい。以上のような処理を経て、入力パケットはキュー121〜128のいずれかに格納される。
【0046】
スケジューラ130は、キュー121〜128の中から送信するキューを選択し、その先頭パケットを変調部108に渡す。スケジューラ130は、パケットを変調部108に渡すと、フロー情報記憶部103の情報を更新し、再びキューを選択する。この処理を全てのキューが空になるまで繰り返す。スケジューラ130は、パケットを送信した後、当該パケットを送信済みバッファ106に格納する。入力端子109から入力された信号の内、上り信号解析部102でパケットの到達確認信号が検出された時に、送信済みバッファ106に格納された該当するパケットは削除される。不到達信号が検出されると、該当パケットは送信済みバッファ106から再送用バッファ107へ転送される。再送用バッファ107に格納されたパケットは、スケジューラ130によって任意のタイミングで再送される。
【0047】
変調部108は、変調方式や誤り訂正符号化の強度を無線リンク品質に応じて決定し、誤り訂正符号化され変調された送信信号が出力端子110から無線リンクを通して宛先の移動局へ送信される。なお、変調方式・誤り訂正符号化の決定方法は任意で構わない。
【0048】
次に、スケジューラ130で実行されるパケットスケジューリングの動作例を詳細に説明する。
【0049】
(動作例1−1)
図3は、スケジューラ130のスケジューリング動作例1−1を示すフローチャートである。まず、出力キューセレクタ133は、サービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューがあるかどうかをチェックする(ステップB01)。もしあれば(ステップB01のYES)、出力キューセレクタ131は、サービス品質を満たしていないグループ120内の任意のキューを選択する(ステップB06)。ここでのキュー選択方法は任意で構わない。そして選択したキューの先頭パケットを送信する(ステップB07)。
【0050】
サービス品質を満たしていないグループ120にキューがなければ(ステップB01のNO)、出力キューセレクタ132は、サービス品質を満たしているグループ125内のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップB02)。ただし、ここではCIRを基準として並べ替えを行っているが、無線リンク品質の良さを表す指標であれば任意の基準で構わない。そして、最もCIRが良い移動局へのパケットが格納されているキューの先頭パケットを送信する(ステップB03)。
【0051】
スケジューラ130は、パケットを送信した後、フロー情報記憶部103のパケット転送レートなどの全てのキュー情報を更新し、キュー情報の変化によってグループ変更されるべきキューについては、satisfiedフラグを書き換えてグループを変更する(ステップB04)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップB05)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップB01に戻る。
【0052】
(動作例1−2)
図4は、スケジューラ130のスケジューリング動作例1−2を示すフローチャートである。まず、出力キューセレクタ133は、サービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューがあるかどうかをチェックする(ステップC01)。もしあれば(ステップC01のYES)、出力キューセレクタ131は、サービス品質を満たしていないグループ120内の任意のキューを選択する(ステップC08)。ここでのキュー選択方法は任意で構わない。そして選択したキューの先頭パケットを送信する(ステップC09)。
【0053】
もしサービス品質を満たしていないグループ120にキューがなければ(ステップC01のNO)、出力キューセレクタ133は、再送用バッファ107に再送パケットが存在するかチェックする(ステップC02)。もし存在するならば(ステップC02のYES)、再送パケットが存在するフローを持つ移動局をCIRが良い順に並べ替え(ステップC06)、最もCIRの良い移動局宛に再送パケットを送信する(ステップC07)。
【0054】
もし、再送パケットが存在しなければ(ステップC02のNO)、出力キューセレクタ132は、サービス品質を満たしているグループ125内のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップC03)。なお、ここではCIRを基準として並べ替えを行っているが、無線リンク品質の良さを表す指標であれば任意の基準で構わない。そして最もCIRが良い移動局へのパケットが格納されているキューの先頭パケットを送信する(ステップC04)。
【0055】
スケジューラ130は、パケットを送信した後、パケット転送レートなどに関し全てのキュー情報を更新し、キュー情報の変化によってグループ変更されるべきキューについてはグループを変更する(ステップC10)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップC11)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップC01に戻る。
【0056】
(動作例1−3)
図5は、スケジューラ130のスケジューリング動作例1−3を示すフローチャートである。まず、出力キューセレクタ133は、サービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューがあるかどうかをチェックする(ステップD01)。もしあれば(ステップD01のYES)、出力キューセレクタ131は、サービス品質を満たしていないグループ120内の任意のキューを選択する(ステップD10)。ここでのキュー選択方法は任意で構わない。そして選択したキューの先頭パケットを送信する(ステップD11)。
【0057】
もしサービス品質を満たしていないグループにキューがなければ(ステップD01のNO)、サービス品質を満たしているグループのキュー処理が一巡したかチェックする(ステップD02)。一巡した場合(ステップD02のYES)、移動局毎の出力キューセレクタ132は、サービス品質を満たしているグループ内のn個のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップD03)。ただし、ここではCIRを基準として並べ替えを行っているが、無線リンク品質の良さを表す指標であれば任意の基準で構わない。また、それぞれのキューに対して、単位時間当たりパケット送信するデータ量をCIRに従って重みをつけて設定する(ステップD04)。例えば、CIRが最も良いものを10kバイト/sと設定し、その他のキューは
10kバイト/s ×(そのキューのCIR)/(最も良いキューのCIR)と設定することができる。次に、カウンタの値を1にリセットし(ステップD05)、ステップD06を実行する。ステップD06では、その時のカウンタ値の順番のキューに設定されたデータ量分のパケットを送信する。ここではカウンタ値が1にリセットされているので、1番目のキューに設定されたデータ量だけパケット送信して(ステップD06)、カウンタを1だけ加算する(ステップD07)。
【0058】
サービス品質を満たしたグループ内のキュー処理が一巡していない場合は(ステップD02のNO)、その時のカウンタ値の順番のキューに設定されたデータ量分のパケットを送信し(ステップD06)、カウンタを1だけ加算する(D07)。
【0059】
スケジューラ130は、パケットを送信した後、パケット転送レートなどに関し全てのキュー情報を更新し、キュー情報の変化によってグループ変更されるべきキューについてはグループを変更する(ステップD08)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップD09)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップD01に戻る。
【0060】
(動作例1−4)
スケジューラ130の動作例1−4では、移動局が利用するサービスに対して、パケットの転送遅延揺らぎの許容量の閾値が設定される。移動局から入力端子109を通して伝えられた信号が、上り信号解析部102の解析の結果、パケット転送間隔閾値を設定する信号であると識別された場合、上り信号解析部102がパケット転送遅延揺らぎの許容量の閾値をフロー情報記憶部103に記録しておく。
【0061】
図6は、スケジューラ130のスケジューリング動作例1−4を示すフローチャートである。まず、出力キューセレクタ133は、サービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューがあるかどうかをチェックする(ステップE01)。もしあれば(ステップE01のYES)、出力キューセレクタ131は、サービス品質を満たしていないグループ120内の任意のキューを選択する(ステップE08)。ここでのキュー選択方法は任意で構わない。そして選択したキューの先頭パケットを送信する(ステップE09)。
【0062】
もしサービス品質を満たしていないグループにキューがなければ(ステップE01のNO)、出力キューセレクタ133は、前パケット送信後の経過時間がフローに設定された閾値を超えているキューが存在するか否かをチェックする(ステップE02)。もし存在するならば(ステップE02のYES)、該当キューを移動局のCIRが良い順に並べ替え(ステップE06)、最もCIRの良い移動局宛に再送パケットを送信する(ステップE07)。
【0063】
もし、該当するキューが存在しなければ(ステップE02のNO)、出力キューセレクタ132は、サービス品質を満たしているグループ125内のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップE03)。ただし、ここではCIRを基準として並べ替えを行っているが、無線リンク品質の良さを表す指標であれば任意の基準で構わない。そして最もCIRが良い移動局へのパケットが格納されているキューの先頭パケットを送信する(ステップE04)。
【0064】
スケジューラ130は、パケットを送信した後、パケット転送レート、全パケット送信後の経過時間などに関し全てのキュー情報を更新し、キュー情報の変化によってグループ変更されるべきキューについてはグループを変更する(ステップE10)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップE11)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップE01に戻る。
【0065】
なお、上述した動作例1−1〜1−4において、スケジューラ130が選択したパケットがサービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューのパケットである場合、パケット誤り可能性を低下させるために、適切な変調方式や誤り訂正符号化方式を設定することもできる。すなわち、スケジューラ130が変調部108にパケットを渡す際、同時に、サービス品質を満たしていないグループ120に属しているキューのパケットである旨を通知する。これによって、変調部108は、その宛先移動局の無線リンク品質に基づいて、通常使用される変調方式よりも、熱雑音や干渉成分などの背景雑音に対する耐性の高い変調方式を用いるようにする。たとえば、通常であれば16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式を選択する場合には、無線リンク品質に基づいてQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式を選択するなどである。あるいは、通常の誤り訂正符号方式よりも誤り訂正能力の高い誤り訂正符号を用いても構わない。たとえば、通常であれば符号化率1/2の符号化を行う場合には、無線リンク品質に基づいて符号化率1/4の符号化を行うなどである。このような背景雑音に対する耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号の両方を用いるようにしても良い。
【0066】
(動作例1−5)
上述した動作例1−1〜1−4では、複数のキューがサービス品質を満足するグループ120と満足しないグループ125とに分けられた。
【0067】
そのほかに、他の無線基地局から自無線基地局へ移動局が移行するハンドオーバHO(Hand Over)後の経過時間が閾値を超えるか否かでグループ分けすることもできる。すなわち、複数のキュー121〜128は、それぞれ複数の移動局に対応しており、この場合、フロー情報記憶部103には各移動局のHO後の経過時間がそれぞれ保持される。
【0068】
図7は、スケジューラ130のスケジューリング動作例1−5を示すフローチャートである。スケジューラ130は、HO後5sec以内の移動局のキューにパケットが存在するか否かチェックする(ステップG01)。ただし、HO後の経過時間の閾値は5secに限定されるものではなく、任意の値で構わない。もし無ければ(ステップG01のNO)、任意のキューを選択し(ステップG06)、選択したキューの先頭パケットを送信する(ステップG07)。ただし、ここでのキューの選択方法は任意の方法で構わない。
【0069】
HO後5sec以内の移動局のキューにパケットが存在する場合(ステップG01のYES)、HO後5sec以内のグループ内のキューをCIRが良い順に並べ替え(ステップG02)、その中で最もCIRの良いキューの先頭パケットを送信する(ステップG03)。
【0070】
スケジューラ130は、パケットを送信した後、パケット転送レートなどに関し全てのキュー情報を更新し、キュー情報の変化によってグループ変更されるべきキューについてはグループを変更する(ステップG04)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップG05)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップG01に戻る。
【0071】
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。本実施形態によるパケット転送装置は、有線リンク側の入力端子201と、無線リンク側の上り信号入力端子209および下り信号出力端子210とを有する。さらに、パケット転送装置は、パケット上り信号解析部202、フロー情報記憶部203、パケット分類部204、キューマネージャ205、送信済みバッファ206、再送用バッファ207、変調部208、複数のキュー221〜223、およびスケジューラ230を備える。本実施形態では、複数のキュー221〜223が1つのキューグループ220を形成する。
【0072】
入力端子201で有線ネットワークから入力された受信パケットは、パケット分類部204に入力する。上り信号解析部202は、入力端子209から入力した移動局からの上り信号を解析し、各移動局との間の無線リンクの品質情報に基づいてフロー情報記憶部203の情報を更新する。また、移動局へ送信したパケットの到達確認信号を移動局側から受信した場合には、送信済みバッファ206の該当パケットを削除する。
【0073】
フロー情報記憶部203は、各移動局が利用するサービスのフロー毎にフローに関する情報を格納する。パケット分類部204は、入力されたパケットのヘッダを解析してフローを識別し、フロー情報記憶部203を参照して、対応するキューのキュー識別子とともにキューマネージャ205にパケットを渡す。
【0074】
キューマネージャ205は、パケット分類部204から受け取ったパケットをキュー識別子に従い該当するキューに格納する。入力されたパケットは、複数のキュー221〜223のいずれかに格納される。スケジューラ230は、キュー221〜223のいずれかを選択し、選択したキューの先頭パケットを変調部208へ出力する。
【0075】
次に、スケジューラ230で実行されるパケットスケジューリングの動作例を詳細に説明する。
【0076】
(動作例2−1)
図9は、スケジューラ230のスケジューリング動作例2−1を示すフローチャートである。まず、スケジューラ230は、キュー処理が一巡したかチェックする(ステップF01)。一巡した場合(ステップF01のYES)、スケジューラ230は、グループ220内のn個のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップF02)。ただし、ここではCIRを基準として並べ替えを行っているが、無線リンク品質の良さを表す指標であれば任意の基準で構わない。また、それぞれのキューに対して、CIRに従って単位時間当たり送信するデータ量を重みをつけて設定する(ステップF03)。例えば、CIRが最も良いものを10kバイト/sと設定し、その他のキューは
10kバイト/s ×(そのキューのCIR)/(最も良いキューのCIR)
と設定することができる。次に、カウンタの値を1にリセットし(ステップF04)、1番目のキューを設定されたデータ量だけパケット送信し(ステップF05)、カウンタを1だけ加算する(ステップF06)。
【0077】
キュー処理が一巡していない場合は(ステップF01のNO)、その時のカウンタの値の順番のキューに設定されたデータ量分のパケットを送信し(ステップF05)、カウンタを1だけ加算する(ステップF06)。
【0078】
スケジューラ230は、パケットを送信した後、パケット転送レートなどに関し全てのキュー情報を更新する(ステップF07)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップF08)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップF01に戻る。
【0079】
このように、無線リンクの品質に応じて、単位時間あたり転送可能なパケット量の重み付けをおこなうことにより、無線リンク品質の劣る移動局に対して継続的に帯域の割り当てが行われないという事態を防止することができる。
【0080】
(動作例2−2)
動作例2−2では、図8に示す複数のキュー221〜223の1つを移動制御パケット用キューとして設定しておく。パケット分類部204は、パケットの送信元アドレスが局所的な位置登録局である場合あるいはパケットのヘッダに移動制御パケットであることを示す識別子がある場合には、その情報に基づいて入力パケットを移動局宛の移動制御パケットであると識別する。移動制御パケットである場合には移動制御パケット用キューに格納され、それ以外のパケットである場合には、移動局とフローとの組合せに従って、その他いずれかのキューに格納される。
【0081】
図10は、スケジューラ230のスケジューリング動作例2−2を示すフローチャートである。まず、スケジューラ230は、移動制御パケット用キューが空であるかどうかをチェックする(ステップH01)。もし空でなければ(ステップH01のYES)、移動制御パケット用キューの先頭のパケットを送信する(ステップH05)。空の場合には(ステップH01のNO)、その他のキューをCIRが良い順に並べ替える(ステップH02)。ただし、ここで並べ替えの方法は任意で構わない。次に、最もCIRの良いキューの先頭パケットを送信する(ステップH03)。全てのキューが空であるかをチェックし(ステップH04)、もし全て空であるならば終了し、空でないキューが存在するならば再びステップH01に戻る。
【0082】
なお、スケジューラ230が選択したパケットが移動制御パケット用キューのパケットである場合、パケット誤り可能性を低下させるために、スケジューラ230が変調部208にパケットを渡す際、同時にその旨を通知することによって、通常その移動局の無線リンク品質を基に適用される変調方式よりも熱雑音や干渉成分などの背景雑音に対する耐性の高い変調方式を用いる。たとえば、通常であれば16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式を選択する場合には、無線リンク品質に基づいてQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式を選択するなどである。あるいは、通常の誤り訂正符号方式よりも誤り訂正能力の高い誤り訂正符号を用いても構わない。たとえば、通常であれば符号化率1/2の符号化を行う場合には、無線リンク品質に基づいて符号化率1/4の符号化を行うなどである。このような背景雑音に対する耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号の両方を用いるようにしても良い。
【0083】
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。本実施形態によるパケット転送装置は、有線リンク側の出力端子301と、無線リンク側の入力端子307および出力端子308とを有する。さらに、パケット転送装置は、パケット識別部303、フロー情報記憶部304、上り信号解析部305、帯域割当装置306、およびフロー毎のキュー311〜313を備える。
【0084】
出力端子301からは有線ネットワークへ向けてパケットが送出される。スケジューラ302は、フロー毎のキュー311〜313のいずれかの先頭のパケットを取り出して出力端子301に渡し、またフロー情報記憶部304におけるフローのパケット転送レートを更新する。パケット分類部303は、入力端子307から入力された信号が移動局からの帯域割り当て要求であるか否かを判定し、帯域割当要求であれば、フロー情報記憶部304の該当移動局のフローに帯域割り当て要求があったことを記録する。通信パケットの場合には、フロー情報記憶部304を参照し、フロー毎に分類してキュー311〜313のいずれかに格納する。
【0085】
フロー情報記憶部304は、移動局とフローの組合せ毎にパケット転送レート、移動局と無線基地局の間の無線リンク品質などの情報を保持している。上り信号解析部305は、入力端子307から入力した信号から各移動局と無線基地局との間の無線リンク品質情報を取り出し、フロー情報記憶部304に記録する。帯域割当部306は、フロー情報記憶部304を参照しつつ、各移動局に対して上り方向の帯域の割当を決定し、各移動局へ出力端子308を通して帯域割り当て命令を送出する。
【0086】
図12は、フロー情報記憶部304の保持する情報の一例を示す模式図である。ここでは、移動端末とフローとの組合せごとに、サービスクラス、キュー識別子、パケット転送レート、サービス品質を満たしているどうかのフラグ(satisfied?)、帯域要求の有無を示す要求フラグ(および要求サイズ)、再送フラグ、および移動制御フラグを保持し、かつ、端末ごとに無線リンク品質の情報としてのCIR(Carrier to Interference Ratio)を保持している。
【0087】
このような第3実施形態において、移動局から上り無線リンクを通って到達したパケットは、入力端子307を通してパケット分類部303に入力する。パケット分類部303は、まず信号がパケットであるかどうか識別する。パケットでなく帯域割当要求ならば、フロー情報記憶部304の該当するフローの要求フラグを1とし、要求されたサイズを記録する。パケットの場合は、移動局とフローを識別し、フロー情報記憶部304に問い合わせてキュー識別子を得て、移動局とフローとの組合せに従ってキュー311〜313のいずれかに格納する。
【0088】
上り信号解析部305は、入力端子307から入力する信号から各移動局と無線基地局の間の無線リンク品質についての情報が得られるたびに、フロー情報記憶部304の該当する移動局に対する情報を更新する。スケジューラ302はキュー311〜313から空でないキューを順次選択し、先頭のパケットを出力端子301へ出力する。ただし、キューの選択方法は任意の方法で構わない。また同時に、キューのパケット転送レート情報の更新をフロー情報記憶部304に対して行う。その後、パケットは出力端子301から有線ネットワークに送出される。
【0089】
帯域割当部306は、フロー情報記憶部304の情報に基づいて、移動局の上りリンクの割り当て帯域を決定し、出力端子308を通して該当する移動局に通知する。割り当てた帯域で、要求されたサイズのデータを送信し終えるときには、同時に該当移動局フローの要求フラグを0にしておく。通知を受けた移動局はパケットを上りリンクに出力する。
【0090】
(動作例3−1)
図13は、帯域割当部306の動作例3−1を示すフローチャートである。帯域割当部306は、フロー情報記憶部304の移動局とフローの組合せごとの情報を参照し、サービス品質を満たしていないフローがあるかどうかをチェックする(ステップI01)。もし存在するならば(ステップI01のYES)、サービス品質を満たしていない任意のフローを選択し(ステップI07)、選択したフローに上り帯域を割り当て移動局に通知する(ステップI08)。ただし、割り当てる帯域は、フローが要求する全データ分でも良いし任意の基準で決定した帯域で構わない。
【0091】
サービス品質を満たしていないフローがない場合には(ステップI01のNO)、サービス品質を満たしているフローの中で無線リンク品質CIRが良い順に並べ替え(ステップI02)、最も無線リンク品質が良いフローに上り帯域を割り当て移動局に通知する(ステップI03)。ただし、割り当てる帯域は、フローが要求する全データ分でも良いし任意の基準で決定した帯域で構わない。
【0092】
次に、移動局に帯域を割り当てたことによって変化したフローの情報を更新する。まず、割り当てた帯域でフローの全要求データを送信することが可能であるか判断する(ステップI04)。もし可能であれば、フローの要求フラグを0とする(ステップI05)。送信しきれない場合には(ステップI04のNO)、割り当てた帯域で送信可能なデータサイズ分減算して更新する(ステップI09)。以上で帯域割当処理が終わり、他に要求フラグが1のフローがあるかチェックする(ステップI06)。もしあれば、再びステップI01に戻り、なければ終了する。
【0093】
なお、上記第1〜第3実施形態において説明された動作を実行するパケット転送装置は、プログラム制御のコンピュータにより実現することができる。
【0094】
図15は、本発明によるプログラムにより各種処理を実行するコンピュータを用いたパケット転送装置の概略的構成を示すブロック図である。入出力インタフェース部401は、パケットの入力端子101や出力端子110を通して外部とのパケットのやりとりを可能にする。演算処理部402は、CPUなどのマイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、所定のプログラムを読み込んで実行することにより上記ハードウエアとプログラムからなるソフトウエアとを協働させ、パケット分類部104、キューマネージャ105およびスケジューラ130の各種機能を実現する。記憶部403は、演算処理部402での処理に用いる各種情報やパケットスケジューリングプログラムを記憶するメモリである。キューバッファ404は、各キュー121、122、126〜128を実現するバッファメモリである。これら入出力インタフェース部401、演算処理部402、記憶部403およびキューバッファ404は、バス405を介して相互に接続されており、必要に応じて各種情報をやりとりする。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、移動局に対して所要のサービス品質を保証すべく、無線基地局は所要のサービス品質を満足しないフロー群に関しては、サービス品質を満足するフロー群よりも優先してパケット転送を行い、サービス品質を満足するフロー群に関しては無線リンク品質の良い移動局から順番にパケット転送を行う。本発明によるスケジューラを無線基地局に適用することにより、移動通信ネットワークにおける無線基地局−移動局間の通信に関し、所要のサービス品質を満たしつつ、セル全体のスループットを最大化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。
【図2】フロー情報記憶部103の保持する情報の一例を示す模式図である。
【図3】スケジューラ130のスケジューリング動作例1−1を示すフローチャートである。
【図4】スケジューラ130のスケジューリング動作例1−2を示すフローチャートである。
【図5】スケジューラ130のスケジューリング動作例1−3を示すフローチャートである。
【図6】スケジューラ130のスケジューリング動作例1−4を示すフローチャートである。
【図7】スケジューラ130のスケジューリング動作例1−5を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。
【図9】スケジューラ230のスケジューリング動作例2−1を示すフローチャートである。
【図10】スケジューラ230のスケジューリング動作例2−2を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3実施形態によるスケジューリング装置を適用したパケット転送装置の構成を示すブロック図である。
【図12】フロー情報記憶部304の保持する情報の一例を示す模式図である。
【図13】帯域割当部306の動作例3−1を示すフローチャートである。
【図14】(A)は一般的な移動通信システムの概略的構成図であり、(B)は従来のパケット転送装置の一例を示すブロック図である。
【図15】本発明によるプログラムにより各種処理を実行するコンピュータを用いたパケット転送装置の概略的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
01、07 通信装置
02 無線リンク
03 パケット転送装置
04、06 有線リンク
05 パケットネットワーク
11 下りリンク
12 上りリンク
001 入力端子
002 フロー情報記憶部
003 パケット分類部
004 スケジューラ
005 出力端子
011、012、013 移動局ごとのキューグループ
021、022 移動局1のキュー群
023、024 移動局2のキュー群
025、026 移動局3のキュー群
031、032、033 移動局毎の出力キューセレクタ
034 移動局間の出力キューセレクタ
101、109 入力端子
102 上り信号解析部
103 フロー情報記憶部
104 パケット分類部
105 キューマネージャ
106 送信済みバッファ
107 再送用バッファ
108 変調部
110 出力端子
120、125 キューグループ
121、122 キュー
126、127、128 キュー
130 スケジューラ
131、132、133 移動局毎の出力キューセレクタ
134 移動局間の出力キューセレクタ
201、209 入力端子
202 上り信号解析部
203 フロー情報記憶部
204 パケット分類部
205 キューマネージャ
206 送信済みバッファ
207 再送用バッファ
208 変調部
210 出力端子
220 キューグループ
221、222、223 キュー
230 スケジューラ
301、308 出力端子
302 スケジューラ
303 パケット分類
304 フロー情報記憶部
305 上り信号解析部
306 帯域割当部
307 入力端子
302 キューグループ
311、312、313 キュー

Claims (36)

  1. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、
    前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行する第2転送ステップと、
    を有することを特徴とするパケットスケジューリング方法。
  2. 前記判定ステップでは下りサービス品質の判定を行い、前記第1および第2転送ステップでは下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項1記載のパケットスケジューリング方法。
  3. 前記判定ステップでは上りサービス品質の判定を行い、前記第1および第2転送ステップでは上り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項1記載のパケットスケジューリング方法。
  4. 前記第2転送ステップは、
    パケットの消失を検出した移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケットの再送を実行するステップと、
    パケットの消失を検出していない移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い順にパケット転送を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパケットスケジューリング方法。
  5. 前記第1転送ステップにおいて、前記サービス品質が満たされていない移動局に関しては、当該移動局が使用している無線回線の物理的な品質に基づいて、前記サービス品質が満たされている移動局の場合よりも雑音耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号化方式の少なくとも一方を使用してパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパケットスケジューリング方法。
  6. 前記複数の移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップを更に有することを特徴とする請求項1記載のパケットスケジューリング方法。
  7. 前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順にパケット転送を実行する転送ステップを更に有し、前記転送ステップでは、下り帯域を割り当て移動局へのパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項6記載のパケットスケジューリング方法。
  8. 前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順にパケット転送を実行する転送ステップを更に有し、前記転送ステップでは、各フローの宛先移動局に対して上り帯域を割り当て、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項6記載のパケットスケジューリング方法。
  9. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリング方法において、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、
    前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、当該移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップと、
    前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順に、各フローの宛先移動局に関して、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行する転送ステップと、
    を有することを特徴とするパケットスケジューリング方法。
  10. 前記判定ステップでは下りサービス品質の判定を行い、前記転送ステップでは下り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項9記載のパケットスケジューリング方法。
  11. 前記判定ステップでは上りサービス品質の判定を行い、前記転送ステップでは上り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項9記載のパケットスケジューリング方法。
  12. 前記下りサービス品質が満たされている移動局に関しては、
    当該移動局が利用するサービスごとに吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量を当該移動局から前記無線基地局に対して通知し、
    前記無線基地局において当該移動局の利用するサービスごとにパケットの転送間隔を測定し、
    前記吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量と前記パケット転送間隔との差分を計算し、
    前記差分が小さい移動局から順番に下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、
    ことを特徴とする請求項2記載のパケットスケジューリング方法。
  13. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケット転送装置において、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定手段と、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行し、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行するスケジューリング手段と、
    を有することを特徴とするパケット転送装置。
  14. 前記判定手段は下りサービス品質の判定を行い、前記スケジューリング手段は下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項13記載のパケット転送装置。
  15. 前記判定手段は上りサービス品質の判定を行い、前記スケジューリング手段は上り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項13記載のパケット転送装置。
  16. 前記スケジューリング手段は、前記サービス品質が満たされている移動局のうちパケットの消失を検出した移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケットの再送を実行し、パケットの消失を検出していない移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い順にパケット転送を実行することを特徴とする請求項1315のいずれかに記載のパケット転送装置。
  17. 前記スケジューリング手段は、前記サービス品質が満たされていない移動局に関しては、当該移動局が使用している無線回線の物理的な品質に基づいて、前記サービス品質が満たされている移動局の場合よりも雑音耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号化方式の少なくとも一方を使用してパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項1315のいずれかに記載のパケット転送装置。
  18. 前記複数の移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定手段を更に有することを特徴とする請求項13記載のパケット転送装置。
  19. 前記スケジューリング手段は、下り帯域を割り当て、前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順に移動局へのパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項18記載のパケット転送装置。
  20. 前記スケジューリング手段は、各フローの宛先移動局に対して上り帯域を割り当て、前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順にパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項18記載のパケット転送装置。
  21. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケット転送装置において、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定手段と、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行し、前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、当該移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定するレート設定手段と、
    前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順に、各フローの宛先移動局に関して、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行するスケジューリング手段と、
    を有することを特徴とするパケット転送装置。
  22. 前記判定手段は下りサービス品質の判定を行い、前記スケジューリング手段は下り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項21記載のパケット転送装置。
  23. 前記判定手段は上りサービス品質の判定を行い、前記スケジューリング手段は上り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項21記載のパケット転送装置。
  24. 前記下りサービス品質が満たされている移動局に関しては、 当該移動局が利用するサービスごとに吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量を当該移動局から受信する受信手段と、
    当該移動局の利用するサービスごとにパケットの転送間隔を測定する転送間隔測定手段と、
    をさらに有し、
    前記スケジューリング手段は、前記吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量と前記パケット転送間隔との差分を計算し、前記差分が小さい移動局から順番に下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項14記載のパケット転送装置。
  25. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリングをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、
    前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い移動局から順番にパケット転送を実行する第2転送ステップと、
    を有することを特徴とするパケットスケジューリングプログラム。
  26. 前記判定ステップでは下りサービス品質の判定を行い、前記第1および第2転送ステップでは下り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項25記載のパケットスケジューリングプログラム。
  27. 前記判定ステップでは上りサービス品質の判定を行い、前記第1および第2転送ステップでは上り帯域を割り当ててパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項25記載のパケットスケジューリングプログラム。
  28. 前記第2転送ステップは、
    パケットの消失を検出した移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケットの再送を実行するステップと、
    パケットの消失を検出していない移動局に関しては、前記無線回線の物理的な品質の良い順にパケット転送を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項2527のいずれかに記載のパケットスケジューリングプログラム。
  29. 前記第1転送ステップにおいて、前記サービス品質が満たされていない移動局に関しては、当該移動局が使用している無線回線の物理的な品質に基づいて、前記サービス品質が満たされている移動局の場合よりも雑音耐性の高い変調方式および誤り訂正能力の高い誤り訂正符号化方式の少なくとも一方を使用してパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項2527のいずれかに記載のパケットスケジューリングプログラム。
  30. 前記複数の移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップを更に有することを特徴とする請求項25記載のパケットスケジューリングプログラム。
  31. 前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順にパケット転送を実行する転送ステップを更に有し、前記転送ステップでは、下り帯域を割り当て移動局へのパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項30記載のパケットスケジューリングプログラム。
  32. 前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順にパケット転送を実行する転送ステップを更に有し、前記転送ステップでは、各フローの宛先移動局に対して上り帯域を割り当て、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項30記載のパケットスケジューリングプログラム。
  33. 共用下り無線回線を通して複数の移動局へパケットを送信し、マルチアクセス型の上り無線回線を通して前記複数の移動局からのパケットを受信する無線基地局におけるパケットスケジューリングをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の移動局の各々が利用するサービスごとに、対応するサービス品質が満たされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記複数の移動局の各々について、前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質を測定する測定ステップと、
    前記サービス品質が満たされていない移動局が存在する場合には、当該移動局に関して優先してパケット転送を実行する第1転送ステップと、
    前記サービス品質が満たされている移動局に関しては、当該移動局の各々が利用するサービスのフローごとに設定されるサービス品質と、宛先移動局と前記無線基地局との間の無線回線の物理的な品質と、に基づいて、各フローに対してパケット転送レートを設定する転送レート設定ステップと、
    前記設定されたパケット転送レートの大きいフローから順に、各フローの宛先移動局に関して、設定されたパケット転送レートでパケット転送を実行する転送ステップと、
    を有することを特徴とするパケットスケジューリングプログラム。
  34. 前記判定ステップでは下りサービス品質の判定を行い、前記転送ステップでは下り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項33記載のパケットスケジューリングプログラム。
  35. 前記判定ステップでは上りサービス品質の判定を行い、前記転送ステップでは上り帯域を割り当てパケット転送を実行する、ことを特徴とする請求項33記載のパケットスケジューリングプログラム。
  36. 前記下りサービス品質が満たされている移動局に関しては、
    当該移動局が利用するサービスごとに吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量を当該移動局から受信するステップと、
    当該移動局の利用するサービスごとにパケットの転送間隔を測定するステップと、
    前記吸収可能なパケット転送遅延の揺らぎ量と前記パケット転送間隔との差分を計算し、前記差分が小さい移動局から順番に下り帯域を割り当ててパケット転送を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項26記載のパケットスケジューリングプログラム。
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