JP4084747B2 - 自動二輪車における電装品配置構造 - Google Patents
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Description
本発明は、電圧制御用レギュレータを収納するとともに該電圧制御用レギュレータからの放熱を促す放熱フィンが外面に設けられるケースと、電圧制御用レギュレータ以外の他の電装品とが車体フレームに取付けられる自動二輪車に関し、特に、電装品の配置構造の改良に関する。
[背景技術]
従来、たとえば日本実公平5−9993号公報で開示されるように、車体フレームに取付けられたブラケットに、点火コイル、電圧制御用レギュレータおよび方向指示機構等を集中して取付けるようにして、組付け工程または点検修理時での作業性を向上するようにしたものが知られている。
[発明の開示]
[解決しようとする技術的課題]
しかるに上記従来のものでは、電装品を車体フレームに取付けるためにブラケットが必要であり、部品点数の増加を招くことになる。
【0001】
一方、電圧制御用レギュレータは、放熱性を高めるためのフィンを備えて車体フレームに取付けられるケースに収納されるのが一般的であり、そのようなケースを利用して他の電装品を車体フレームに取付けることができれば、部品点数の低減に寄与することができるであろう。
【0002】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の低減を可能としつつ複数の電装品を車体フレームに取付け得るようにした自動二輪車における電装品配置構造を提供することを目的とする。
[課題を解決する手段]
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、車体フレームが、ヘッドパイプから後下りに傾斜して後方に延びるメインフレームと、そのメインフレームの後部に連結されて後上がりに延びるリヤフレームとを備え、そのリヤフレームの前部には、上方が乗車用シートで開閉可能に覆われる収納ボックスが支持され、電圧制御用レギュレータを収納するとともに該電圧制御用レギュレータからの放熱を促す放熱フィンが外面に設けられるケースと、電圧制御用レギュレータ以外の他の電装品とが車体フレームに取付けられる自動二輪車において、前記ケースは、前記メインフレームの後部より上側で且つ前記収納ボックスよりも下方に配置され、そのケースに一体に形成された電装品取付け部に、前記他の電装品が取付けられることを特徴とし、また請求項2の発明は、電圧制御用レギュレータを収納するとともに該電圧制御用レギュレータからの放熱を促す放熱フィンが外面に設けられるケースと、電圧制御用レギュレータ以外の他の電装品とが車体フレームに取付けられる自動二輪車において、前記ケースには、下方を開放した矩形の箱形に各々形成されたレギュレータ収納部及び電装品取付け部が一体に形成されると共に、それらレギュレータ収納部に電圧制御用レギュレータが、また前記電装品取付け部に前記他の電装品の1つがそれぞれ収納され、それらレギュレータ収納部及び電装品取付け部の各下端面の一部が車体フレームの上面に近接、対向していることを特徴とする。
【0003】
また請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、前記他の電装品が、点火コイルおよび点火制御装置の少なくとも一方であることを特徴とし、また請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの構成に加えて、平面視で、前記電圧制御用レギュレータと前記他の電装品の1つとが単一のメインフレームの左右に分散して配置されると共に、前記ケースの車体フレームへの締結部が、前記単一のメインフレームの左右に分散して配置されることを特徴とし、さらに請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの構成に加えて、前記ケースが、単一のメインフレームの後部と、その後部より左右に分かれて後方に延びる左右一対のリヤフレームとの連結部上に、該連結部を跨ぐように配置されることを特徴とし 、さらに請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの構成に加えて、前記ケースが車体フレームに前後左右にそれぞれ間隔をおいて2カ所で締結されることを特徴とし、さらに請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの構成に加えて、前記ケースが前上がりに傾斜した姿勢で配置され、前記電圧制御用レギュレータが他の電装品よりも前寄りに配置されることを特徴とし、さらに請求項8の発明は、請求項2の構成に加えて、前記下方を開放した矩形の箱形に各々形成されたレギュレータ収納部及び電装品取付け部の側壁より側方に一対の第2,第3電装品取付け部がそれぞれ延出し、その第2,第3電装品取付け部間に他の電装品の1つが支持されることを特徴とする。
[発明の効果]
本発明によれば、電圧制御用レギュレータが元々収納されるとともに車体フレームに取付けられるケースに、電装品取付け部が一体に形成され、その電装品取付け部に他の電装品が取付けられるので、電装品を車体フレームに取付けるための専用部品を不要として部品点数を低減することができ、しかも電圧制御用レギュレータを収納する部分に加えて他の電装品を取付けるための電装品取付け部がケースに一体に形成されるので、ケースを大型化して放熱性を向上することができ、また電圧制御用レギュレータに加えて他の電装品をケースに組み付けてユニット化することで組立性を向上することができる。
【0004】
また特に請求項3の発明によれば、電圧制御用レギュレータと、該電圧制御用レギュレータに関連する電装品とをケースに纏めて配置するようにして各電装品間の電気接続を容易とすることができる。
[発明を実施するための最良の形態]
先ず図1において、この自動二輪車の骨格となる車体フレームFは、フロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びる単一のメインフレーム13と、該メインフレーム13の後部に連設されて後ろ上がりに延びる左右一対のリヤフレーム14…とを備えるものであり、フロントフォーク11の下端に前輪WFが回転可能に軸支され、フロントフォーク11の上端には操向ハンドル15が連結される。
【0005】
メインフレーム13は、相互に平行に鉛直方向に延びる一対の側面を左右に有した横断面四角形の角パイプから成るものであり、このメインフレーム13の中間部両側面に、ハンガプレート16…がそれぞれ溶接により直接取付けられ、またメインフレーム13の後部両側面にピボットプレート17が溶接により直接取付けられる。
【0006】
メインフレーム13の下方にはエンジンユニットEが配置されており、このエンジンユニットEは、前記ハンガプレート16…およびピボットプレート17で支持されるようにして車体フレームFに懸架される。
【0007】
ピボットプレート17には円筒状の支軸20が設けられており、該支軸20の両端部に左右一対のリヤフォーク21…の前端部が上下に揺動可能に支承され、両リヤフォーク21…の後端間に後輪WRが軸支される。
【0008】
図2および図3を併せて参照して、リヤフレーム14…の後端間はテールフレーム22で連結される。また両リヤフレーム14…の中間部間には丸パイプから成る第1クロスメンバー23が設けられ、両リヤフレーム14…の前部間には丸パイプから成る第2クロスメンバー24が設けられる。しかも第2クロスメンバー24の中間部はメインフレーム13の後部上面に溶接により取付けられる。また第2クロスメンバー24よりも前方側で両リヤフレーム14…間にわたっては支持板25が設けられる。
【0009】
メインフレーム13の後部両側には一対の連結パイプ26…が配置されており、これらの連結パイプ26…の一端は、両リヤフレーム14…の中間部下面に溶接により取り付けられ、両連結パイプ26…の他端は、ピボットプレート17の後面に溶接より共通に取付けられる。すなわちメインフレーム13の両側に配置される一対の連結パイプ26…で両リヤフレーム14…の前部およびピボットプレート17間が連結され、これらの連結パイプ26…の中間部は、メインフレーム13の後部両側面にそれぞれ溶接により取付けられる。
【0010】
後輪WRの上方はリヤフレーム14,14に取付けられるリヤフェンダー27で覆われるものであり、このリヤフェンダー27の上方には、リヤフレーム14…にそれぞれ固着された支持ブロック28…と、リヤフレーム14…の後部とで支持される燃料タンク29が配置される。
【0011】
リヤフレーム14…には、前記支持ブロック28…よりも下方に位置するようにしてブラケット板30…が固着されており、これらのブラケット板30…と、両リヤフォーク21…の後部との間にはリヤクッションユニット32…がそれぞれ設けられる。
【0012】
燃料タンク29の前方側には、収納ボックス35が配置されており、この収納ボックス35は、両リヤフレーム14…の前部間に設けられた支持板25および前記支持ブロック28…で弾性的に支持される。
【0013】
再び図1に注目して、車体フレームFには、該車体フレームFを覆う合成樹脂製のカバー38が取付けられており、このカバー38は、メインフレーム13の左右両側に配置されるフロントサイドカバー39…と、乗員の脚部を前方から覆うようにして両フロントサイドカバー39…の前部に連なるレッグシールド40…と、ヘッドパイプ12を前方側から覆うようにして両レッグシールド40…に連なるフロントトップカバー41と、ヘッドパイプ12を後方側から覆うとともにメインフレーム13を上方側から覆うようにしてフロントトップカバー41に連なるメインフレームトップカバー42と、両フロントサイドカバー39…の下部に連なるアンダーカバー43…と、リヤフレーム14…、燃料タンク29および収納ボックス35を両側から覆うリヤサイドカバー44…とで構成される。
【0014】
両リヤサイドカバー44…の上部間には、収納ボックス35および燃料タンク29を上方から覆う乗車用シートであるタンデムシート45が、収納ボックス35への物品の収納および取出しを可能とすべく開閉可能に配置される。
【0015】
収納ボックス35は、左右一対のリヤフレーム14…の前部間に配置されるものであり、上端を開口した合成樹脂製のボックス本体46と、該ボックス本体46の後壁46aに固着される合成樹脂製の壁部材47とから成る。
【0016】
図4を併せて参照して、ボックス本体46の前部は、車体フレームFに設けられている支持板25の上方に配置され、ボックス本体46の前部および支持板25間に一対の弾性部材48,48が介装され、両弾性部材48,48に対応する位置で支持板25の下面にはウエルドナット49…が固着される。両弾性部材48,48は、ボックス本体46の前部に上方から当接する鍔部48a…を上端に有するものであり、その鍔部48a…に上方から当接する鍔部72a…を上端に備える金属製円筒状のカラー72,72が、弾性部材48,48に上方から挿入される。而してカラー72,72および支持板25に上方から挿通されるボルト50,50を前記ウエルドナット49…に螺合して締付けることにより、ボックス本体46の前部が支持板25を介して車体フレームFに弾性的に支持される。またボックス本体46の後ろ側上部には、車体フレームFに設けられている支持ブロック28…の上方に張出す鍔部51…が設けられる。これらの鍔部51…は、支持ブロック28…および鍔部51…間に介装される弾性部材52…と、各弾性部材52…に対応する位置で支持ブロック28…の下面に固着されるウエルドナット53…と、前記弾性部材52…にそれぞれ挿入される金属製円筒状のカラー73…と、カラー73…および支持ブロック28…に上方から挿通されてウエルドナット53…に螺合されるボルト54…とにより、ボックス本体46の前部の支持板25への弾性支持構造と同様に、支持ブロック28…を介して車体フレームFに弾性的に支持される。
【0017】
さらにボックス本体46の前部上端には前方に突出するように形成されるシートヒンジ部55が一体に形成されており、タンデムシート45の前端部が該シートヒンジ部55に上下に回動可能に連結される。
【0018】
ところで、ボックス本体46内には、図示しないヘルメット等を収納するための主収納室56と、主収納室56の後部下方に配置されるバッテリ収納室57とが形成されるものであり、主収納室56およびバッテリ収納室57間を区画するカバー部材58が、バッテリ収納室57を覆うように配置される。
【0019】
収納ボックス35におけるボックス本体46の底部には、カバー部材58の下部を差し込む一対の位置決め溝59…が設けられており、カバー部材58の下部は収納ボックス35におけるボックス本体46の底部に位置決め支持される。またカバー部材58の上部両側は、ねじ部材62…によりボックス本体46に締結されており、カバー部材58の上部がボックス本体46に着脱可能に固定される。
【0020】
すなわちボックス本体46の底部には、主収納室56との間を区画するようにしてバッテリ収納室57を覆うカバー部材58の下部が位置決め支持され、カバー部材58の上部がボックス本体46に着脱可能に固定されることになり、主収納室56およびバッテリ収納室57を、それらの室56,57を明確に区別して収納ボックス35のボックス本体46内に形成することができる。
【0021】
バッテリ収納室57は、前記カバー部材58と、ボックス本体46の後壁46aの下部との間に形成されることになり、このバッテリ収納室57には、バッテリ63が収納されるとともに、図示しないスタータリレーおよびヒューズがバッテリ63の両側に配置されるようにして収納されており、バッテリ収納室57に、バッテリ63だけでなく、バッテリ63に関連する電気部品も有効に収納されることになる。
【0022】
ボックス本体46における後壁46aの上部には開口部66が設けられており、壁部材47が開口部66の周縁で熱かしめ等により前記後壁46aに固着され、該壁部材47は、前記後壁46aの上部から後方側に膨出するとともに車体フレームFの第1クロスメンバー23との干渉を回避し得るように形成される。これにより、主収納室56の後ろ側上部に通じる小物入れ67を壁部材47内に容易に形成することができる。而して壁部材47が、ボックス本体46における後壁46aの上部から後方側に膨出するように形成されるものであるので、小物入れ67も前記後壁46aの上部から後方側に膨出するように形成される。
【0023】
しかも収納ボックス35は、主収納室56およびバッテリ収納室57を形成するボックス本体46と、主収納室56に通じる小物入れ67を形成してボックス本体46の後壁46aに固着される壁部材47とから成るものであるので、収納ボックス35内には、主収納室56と、主収納室56の後部下方に配置されるバッテリ収納室57と、主収納室56の後ろ側上部に通じるようにして該主収納室56から後方側に膨出した小物入れ67とが形成されることになる。
【0024】
小物入れ67の主収納室56側の開口端は合成樹脂製の蓋68で開閉可能に覆われるものであり、この蓋68は、カバー部材58の上部に連なって形成される。しかもカバー部材58および蓋68の連結部は肉厚を薄くすることでヒンジ69として機能するように形成されており、ヒンジ69を介してカバー部材58に連設された蓋68は、図2の実線で示すように小物入れ67の主収納室56側の開口端を閉じる位置と、図2の鎖線で示すように小物入れ67の主収納室56側の開口端を開放する位置との間で回動可能であり、小物入れ67の主収納室56側の開口端を容易に開閉できる。
【0025】
しかも小物入れ67の主収納室56側の開口端を閉じる位置を維持するために、蓋68の上部には、たとえば一対の係合爪70…が一体に設けられており、それらの係合爪70…は、ボックス本体46の後壁46aにおいて開口部66よりも上方位置に係脱可能に係合される。
【0026】
このように、主収納室56と、主収納室56の後部下方に配置されるバッテリ収納室57と、主収納室56の後ろ側上部に通じるようにして該主収納室56から後方側に膨出した小物入れ67とが形成された収納ボックス35によれば、比較的大きなスペースを確保する必要があるバッテリ収納室57を、収納ボックス35内で主収納室56の後部下方に配置することにより、収納ボックス35の後方側に配置される燃料タンク29等の自動二輪車用部品の容量をバッテリ収納室57に起因して比較的小さく設定することが不要であり、バッテリ63を収納するスペースを確保しつつ燃料タンク29等の自動二輪車用部品の容量を比較的大きく設定することができる。しかも容量を小さく設定し得る小物入れ67が、主収納室56の後ろ側上部に通じるようにして主収納室56から後方側に膨出して形成されるので、燃料タンク29等の自動二輪車用部品の容量設定に及ぼす影響を小さくして小物入れ67のスペースを確保することができる。
【0027】
図4を併せて参照して、前記収納ボックス35よりも前方であってタンデムシート45よりも下方となる位置には、電圧制御用レギュレータ75と、電圧制御用レギュレータ75とは異なる電装品である点火コイル76および点火制御装置77の少なくとも一方(この実施例では両方)とが配置される。
【0028】
電圧制御用レギュレータ75は、たとえばアルミニウム合金等から成るケース78が備えるレギュレータ収納部78aに収納されるものであり、レギュレータ収納部78aは下部を開放した矩形の箱形に形成されている。而して電圧制御用レギュレータ75は、合成樹脂によってモールドされるようにしてレギュレータ収納部78a内に収納され、電圧制御用レギュレータ75が備えるカプラ75aがレギュレータ収納部78aから下方に突出される。しかもレギュレータ収納部78aの外面には電圧制御用レギュレータ75からの放熱を促す複数の放熱フィン79…が突設される。
【0029】
またケース78には、第1、第2および第3電装品取付け部78b,78c,78dが一体に形成されており、第1電装品取付け部78bは、下方に開放した矩形の箱形に形成されてレギュレータ収納部78aの後部に一体に連設され、この第1電装品取付け部78bには矩形の開口部80が設けられる。
【0030】
第1電装品取付け部78bには、開口部80に一部を臨ませるようにして点火制御装置77が収納され、該点火制御装置77は複数たとえば3つのねじ部材81…で第1電装品取付け部78bに固定される。また点火制御装置77が備えるカプラ77aは第1電装品取付け部78bから下方に突出される。
【0031】
第2および第3電装品取付け部78c,78dは、レギュレータ収納部78aおよび第1電装品取付け部78bから相互に平行にして側方に延出されるものであり、点火コイル76が第2および第3電装品取付け部78c,78dに取付けられる。すなわち点火コイル76は、第2および第3電装品取付け部78c,78d上に載置される一対の腕部76a,76aを備えており、それらの腕部76a,76aがボルト82,82によって第2および第3電装品取付け部78c,78dに締結される。
【0032】
このようにして、電圧制御用レギュレータ75を収納するケース78に、点火コイル76および点火制御装置77が取付けられることになる。
【0033】
前記ケース78には、レギュレータ収納部78aから前方に突出する前部支持板部78eと、第3電装品取付け部78dの先端部から後方に突出する後部支持板部78fとが一体に設けられる。一方、車体フレームFのメインフレーム13には、前部支持板部78eに下方から当接する平板状のブラケット83が溶接されており、前部支持板78eおよびブラケット83に挿通されるボルト85が、前記ブラケット83の下面に固着されたウエルドナット84に螺合される。また後部支持板78fは、両リヤフレーム14…間にわたって設けられた支持板25の上面に当接されるものであり、後部支持板78fおよび支持板25に挿通されるボルト87が、前記支持板25の下面に固着されたウエルドナット86に螺合される。
【0034】
前記ウエルドナット84,86に螺合されるボルト85,87を締付けることにより、ケース78は、電圧制御用レギュレータ75が備えるカプラ75aならびに点火制御装置77が備えるカプラ77aを、メインフレーム13の右側に配置するようにして車体フレームFに取付けられる。
【0035】
次にこの実施例の作用について説明すると、車体フレームFには、電圧制御用レギュレータ75を収納するとともに該電圧制御用レギュレータ75からの放熱を促す放熱フィン79…が外面に設けられるケース78が取付けられるのであるが、このケース78には、電圧制御用レギュレータ75以外の他の電装品である点火コイル76および点火制御装置77が取付けられる。したがって電装品である電圧制御用レギュレータ75、点火コイル76および点火制御装置77を車体フレームFに取付けるための専用部品を不要として部品点数を低減することができる。
【0036】
しかもケース78には、電圧制御用レギュレータ75を収納するレギュレータ収納部78aに加えて、点火制御装置77を収納しつつ取付けるための第1電装品取付け部78bと、点火コイル76を取付けるための第2および第3電装品取付け部78c,78dとが一体に形成されており、ケース78を大型化して放熱性を向上することができる。
【0037】
さらに電圧制御用レギュレータ75に加えて他の電装品である点火コイル76および点火制御装置77をケース78に組み付けてユニット化することで、組立性を向上することができる。
【0038】
また点火コイル76および点火制御装置77の少なくとも一方(この実施例では両方)が、電圧制御用レギュレータ75を収納するケース78に取付けられることにより、電圧制御用レギュレータ75と、該電圧制御用レギュレータ75に関連する電装品とをケース78に纏めて配置するようにして電圧制御用レギュレータ75、点火コイル76および点火制御装置77間の電気接続を容易とすることができる。
【0039】
さらに収納ボックス35の前方であってタンデムシート45よりも下方となる位置に前記ケース78が配置されるので、メンテナンスが容易となる空きスペースに、電圧制御用レギュレータ75を含む複数の電装品76,77を有効に配置することができる。
【0040】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る自動二輪車の側面図
【図2】 自動二輪車の後部拡大縦断面図
【図3】 図2の3−3線拡大断面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【符号の説明】
F・・・車体フレーム
12・・ヘッドパイプ
13・・メインフレーム
14・・リヤフレーム
35・・収納ボックス
45・・シート
75・・電圧制御用レギュレータ
76・・点火コイル(他の電装品)
77・・点火制御装置(他の電装品)
78・・ケース
78b,78c,78d・・電装品取付け部
79・・放熱フィン
Claims (8)
- 車体フレーム(F)が、ヘッドパイプ(12)から後下りに傾斜して後方に延びるメインフレーム(13)と、そのメインフレーム(13)の後部に連結されて後上がりに延びるリヤフレーム(14)とを備え、そのリヤフレーム(14)の前部には、上方が乗車用シート(45)で開閉可能に覆われる収納ボックス(35)が支持され、電圧制御用レギュレータ(75)を収納するとともに該電圧制御用レギュレータ(75)からの放熱を促す放熱フィン(79)が外面に設けられるケース(78)と、電圧制御用レギュレータ(75)以外の他の電装品(76,77)とが車体フレーム(F)に取付けられる自動二輪車において、
前記ケース(78)は、前記メインフレーム(13)の後部より上側で且つ前記収納ボックス(35)よりも下方に配置され、
そのケース(78)に一体に形成された電装品取付け部(78b,78c,78d)に、前記他の電装品(76,77)が取付けられることを特徴とする、自動二輪車における電装品配置構造。 - 電圧制御用レギュレータ(75)を収納するとともに該電圧制御用レギュレータ(75)からの放熱を促す放熱フィン(79)が外面に設けられるケース(78)と、電圧制御用レギュレータ(75)以外の他の電装品(76,77)とが車体フレーム(F)に取付けられる自動二輪車において、
前記ケース(78)には、下方を開放した矩形の箱形に各々形成されたレギュレータ収納部(78a)及び電装品取付け部(78b)が一体に形成されると共に、それらレギュレータ収納部(78a)に電圧制御用レギュレータ(75)が、また前記電装品取付け部(78b)に前記他の電装品(76,77)の1つがそれぞれ収納され、
それらレギュレータ収納部(78a)及び電装品取付け部(78b)の各下端面の一部が車体フレーム(F)の上面に近接、対向していることを特徴とする自動二輪車における電装品配置構造。 - 前記他の電装品が、点火コイル(76)および点火制御装置(77)の少なくとも一方であることを特徴とする、請求項1又は2記載の自動二輪車における電装品配置構造。
- 平面視で、前記電圧制御用レギュレータ(75)と前記他の電装品(76,77)の1つとが単一のメインフレーム(13)の左右に分散して配置されると共に、前記ケース(78)の車体フレーム(F)への締結部が、前記単一のメインフレーム(13)の左右に分散して配置されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の自動二輪車における電装品配置構造。
- 前記ケース(78)は、単一のメインフレーム(13)の後部と、その後部より左右に分かれて後方に延びる左右一対のリヤフレーム(14)との連結部上に、該連結部を跨ぐように配置されることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の自動二輪車における電装品配置構造。
- 前記ケース(78)は車体フレーム(F)に前後左右にそれぞれ間隔をおいて2カ所で締結されることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の自動二輪車における電装品配置構造。
- 前記ケース(78)は前上がりに傾斜した姿勢で配置され、前記電圧制御用レギュレータ(75)は他の電装品(76,77)よりも前寄りに配置されることを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載の自動二輪車における電装品配置構造。
- 前記下方を開放した矩形の箱形に各々形成されたレギュレータ収納部(78a)及び電装品取付け部(78b)の側壁より側方に一対の第2,第3電装品取付け部(78c,78d)がそれぞれ延出し、その第2,第3電装品取付け部(78c,78d)間に他の電装品(76,77)の1つが支持されることを特徴とする、請求項2に記載の自動二輪車における電装品配置構造。
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