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JP4076780B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP4076780B2
JP4076780B2 JP2002065237A JP2002065237A JP4076780B2 JP 4076780 B2 JP4076780 B2 JP 4076780B2 JP 2002065237 A JP2002065237 A JP 2002065237A JP 2002065237 A JP2002065237 A JP 2002065237A JP 4076780 B2 JP4076780 B2 JP 4076780B2
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慎司 小川
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東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置に関し、特にOCB(optically compensated birefringence)液晶モードの液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶パネルは、ワードプロセッサーやコンピューターなどのモニター、投写型TVや携帯用小型テレビ、光スイッチング素子などの光を制御するための素子として幅広く利用されている。代表的な液晶パネルとして、ツイステッドネマティック(TN)液晶や、垂直配向(VA)液晶を用いた液晶パネルがある。
【0003】
一方、米国特許第4566758号公報(以下、「758号公報」という)に開示されているパイセル(Piセル、あるいはπセル)は、外部電場の変動に対する応答速度、即ちスイッチング速度が2ミリ秒(msec)程度と、従来の液晶材料と比較して高速であるため、近年、動画表示用のディスプレイへの応用を目的として研究開発が行われている。パイセルを使用した液晶パネルは、OCB液晶モードの液晶パネル(以下、OCB液晶パネルと記す)と呼ばれる。
【0004】
図5の(a)及び(b)は、OCB液晶モードの液晶パネルを使用した液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。OCB液晶パネル500は、ガラス基板511、透明電極512及び配向膜513を備えて構成される出射側基板510と、配向膜531、透明電極532及びガラス基板533を備えて構成される入射側基板530と、これらの間に挟まれ、電源(図示せず)によって初期化電圧を印加されてベンド配向する液晶分子521を有する液晶層520とを備えて構成される。さらに、OCB液晶パネル500は、出射側の偏光板501及び位相差板502と、入射側の偏光板504及び位相差板503とによって挟まれ、表示用の液晶セルを構成する。2枚の偏光板501、504は、互いに偏光軸を直交させて配置(以下、クロスニコル配置と記す)されている。
【0005】
図5の(a)は、透明電極512及び532の間に、液晶分子521をベンド配向させるための初期化電圧(約25V)をパルス的に印加した後、比較的低レベルの電圧(約2.5V)を印加した状態を示している。この状態で、入射側基板530側から特定の偏光性を有していない入射光L1が入射した場合、偏光板504を通過した後の光は直線偏光となり、液晶層520に入射する。偏光板504によって直線偏光となった光には、ベンド配向状態の液晶層520の複屈折によって位相差が生じ、液晶層520を通過した後の光は一般に楕円偏光となる。従って、液晶層520を通過した後の光が、偏光板504の偏光軸に対して約90度回転した直線偏光となるように、透明電極512及び532の間に電圧が印加された場合、殆どの光は、偏光板504に対してクロスニコル配置の偏光板501を通過し、出射光L2として出力される。この図5の(a)に示す状態は、「白」の表示に対応しており、ノーマリーホワイトと呼ばれる。
【0006】
次に、透明電極512及び532の間に、上記した低レベルの電圧よりも高い電圧(約7.0V)を印加した場合、液晶分子521は外部電場に応じて配向が変化する。図5の(b)は、液晶層520の中央付近で液晶分子521が、ガラス基板511等に垂直に配向するように、透明電極512及び532の間に所定の電圧が印加された状態である。液晶層520の中央部分の液晶分子521は、殆どガラス基板511等に対して垂直方向に向いているが、配向膜513及び531の境界面近傍の液晶分子521は、界面の規制力によりガラス基板511等にほぼ平行、もしくは数度から30度位傾いた状態である。この状態で入射側基板530側から入射光L1を入射した場合、入射光L1は、上記と同様に偏光板504によって直線偏光となるが、液晶層520を通過しても殆ど位相差が生じない。従って、液晶層520を通過した後の光の偏光面と偏光板501の偏光軸は、ほぼ直交状態を保持し、光は偏光板501を通過することができない。この図5の(b)に示す状態は、「黒」の表示に対応している。
【0007】
透明電極512及び532の間に印加する電圧のレべルを変化させることによって、液晶分子521の配向を変化させることが可能であり、液晶層520を通過する光の位相差が印加電圧に応じて変化し、楕円偏光の長軸方向が変化することとなり、偏光板501を通過する光量が変化することとなる。これによって、OCB液晶パネル500を多諧調の表示パネルとして使用することが可能となる。
【0008】
実際には、液晶層520以外によっても偏光面の回転が生じる。通常、液晶層520による位相差と逆の位相差を与える位相差板502及び503が備えられ、図5の(b)に示す「黒」の表示に対応した状態において、位相差板502、503及び液晶層520によって生じる全体の位相差が約0度、即ち、波長を考慮して位相差を距離に換算したリタデーションが約0ナノメートル(nm)となるように設計される。例えば、OCB液晶パネル500に垂直に入射する光に対する液晶層520のリタデーションが80nmであれば、位相差板502及び503の各々は、−40nmのリタデーションを有するように設計される。白を表示する際には、複屈折によって生じた液晶層520のリタデーションは約355nmであり、液晶表示装置全体とすれば、275nm(=−40nm+355nm−40nm)のリタデーションを有することになる。このリタデーションを透明電極512及び532の間に印加する印加電圧に応じて変化させることにより、OCB液晶パネル500を多諧調の表示パネルとして使用することが可能となる。
【0009】
リタデーションは光が通過した距離である光路長に比例することから、OCB液晶パネル500の平面に対して斜に入射した光に関しては、垂直に入射した光の場合よりもOCB液晶パネル500内部の光路長が長くなり、リタデーションは、垂直に入射した光の場合よりも大きくなる。従って、図5の(b)の状態において、斜め方向の光に関しても、液晶層520、位相差板502及び503による全体のリタデーションが0となるように、位相差板502及び503の屈折率は3次元的分布を持つように設計される。
【0010】
上記したように、黒表示時の光漏れを無くしコントラストを向上させるために、入射光L1側に位相差板503を配置し、出射光L2側に位相差板502を配置して光学補償することが一般的に行なわれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、OCB液晶パネル500は多層構造であり、各層の境界面での多重反射が起こり、図5の(b)に示す黒表示時においても全体のリタデーションが0とならない光路が存在し、光が偏光板501から漏れ、これによって、コントラストが低下する問題が生じる。
【0012】
入射光L1が、入射側基板530、液晶層520、出射側基板510の順で通過し、出射光L2として出力するのが通常の光路である。しかし、PCT/WO01/09673号公報(以下、「673号公報」という)にも記載されているように、例えば、一度液晶層520を通過した光が、出射側基板510のITO表面、カラーフィルター層表面又はブラックマトリックス表面(何れも図示せず)で反射され、液晶層520に戻り、さらに入射側基板530のITO、配線等によって反射され、再度液晶層520に突入し、出射側から出るというように、液晶層520を3回通過する光Ltも存在する。黒表示時を考えると、このように内部反射した光は、入射側の位相差板503で1回、液晶層520で3回、出射側の位相差板502で1回の複屈折を受ける。通常、OCB液晶パネル500は、光が入射側の位相差板503で1回、液晶層520で1回、及び出射側の位相差板502で1回の複屈折を受けた場合に黒表示となるように設計される。従って、上記した内部反射の場合、液晶層520を2回余分に通過することによって、光路全体のリターデーションが0とならず、内部反射光は偏光板501を通過して出射光L2として出力される。このために、OCB液晶パネル500の表示面が十分な黒表示にならず、コントラストが低下することとなる。先ほどの例では、この光Ltが液晶層520ならびに位相差板502および503から受けるリタデーションは、160nm(=−40nm+80nm×3−40nm)となり、黒表示時において本来求められるリタデーション(0nm)にならない。
【0013】
この問題は、TN液晶モード、VA液晶モード等においても、正面の光漏れ量を位相差板等で補償する場合に発生することがあるが、黒表示の正面の光漏れ量を位相差板で補償するOCB液晶パネルにおいて特に顕著な問題である。
【0014】
OCB液晶パネル500に斜めに入射した光がカラーフィルター層などで散乱されることによって生じた散乱光が、出射側の位相差板502に垂直に入射する場合、光路全体におけるリタデーションが0とならず、光の漏れが生じてコントラストが低下する問題がある。
【0015】
図6は、図5に示したOCB液晶パネル500に斜めに入射した光の経路を示しており、光の経路を明確にするために位相差板502及び503のみを示し、液晶層520等その他の層を省略している。L4〜L5の光路を通過する光は、まず位相差板503に対して入射角度θ1をなした状態で入射し、位相差板502から液晶層520(図6においては省略)に入射した後には、位相差板502に対して透過角度θ2をなした状態で液晶層を通過する。次いで、液晶層から位相差板502に入射して、最終的に位相差板502に対して入射角度θ1と同じ角度をなした状態で位相差板502から出射する。なお、図6に示すように、入射角度θ1および透過角度θ2も、共に光と位相差板502及び503に対して垂直な軸との間の角度と規定されている。
【0016】
上記したように、位相差板502及び503の屈折率は、光がL4〜L5の光路を通過する場合に全体のリタデーションがほぼ0となるように設計されている。即ち、
α1+2Δn・d1=0 ・・・・(1)
となるように設計されている。ここで、α1はL4〜L5の光路中における液晶層520のリタデーションであり、Δn・d1は、位相差板502及び503が同じ厚さであり、位相差板502及び503内の各々の光路長をd1、常光と異常光の屈折率の差をΔnとした場合における、位相差板502又は503のリタデーションである。一方、垂直光の光路L6〜L7に関しても同様に、
α0+2Δn・d0=0 ・・・・(2)
となるように設計されている。ここで、α0はL6〜L7の光路中における液晶層520のリタデーションであり、Δn・d0は、位相差板502及び503の各々の厚さをd0とした場合における、位相差板502又は503のリタデーションである。
【0017】
例えば、入射光L4が、点Aで散乱されて出射光L7として出射する場合、L4〜L7の光路に関してのリタデーションの総和Rは、R=Δn・d1+α1+Δn・d0 であり、上記の式(1)及び(2)を考慮すると、R=Δn・(d0−d1)となる。従って、L4〜L7の光路に関するリタデーションの総和Rは0にならず、偏光板501に入射する光は楕円偏光となり、光漏れが生じることとなる。即ち、光がOCB液晶パネル500を通過中に出射側基板510のITO、カラーフィルター層、オーバーコート層等によって前方散乱され、ガラス基板511の平面に対して法線方向に通過する光が発生し、この光がガラス基板511の外に配置されている位相差板502を垂直に通過することにより正面コントラストが低下する。この現象も、黒表示の正面の光漏れ量を位相差板で補償するOCB液晶モード特有の問題である。
【0018】
通常、液晶モニターや液晶TV等はバックライトとして拡散光源を用いていることから、当然に斜めの入射光が存在し、上記の問題が生じるが、平行光源を用いたとしても、光は入射基板を通過する過程で種々の散乱を受け、液晶パネル内部を斜めに通過する光が発生することとなる。この斜め光が出射時に基板に対して斜めに出射されれば正面コントラストを落とすことはないが、上記したように垂直に出射される場合、正面コントラストが低下する。
【0019】
液晶パネルのコントラストを白表示時の透過率(透過光量)と黒表示時の透過率(透過光量)の比で定義する場合、位相差板を挿入したOCB液晶モードの液晶セルの正面コントラストは、例えば、ガラス基板、配向膜、ITO、液晶よりなる液晶パネルの場合、約500〜800であるが、位相差板、TFT、カラーフィルター等を使用してモニターやTV用に製作した液晶表示パネルの場合には、約100〜200と非常に低い値となる。
【0020】
本発明は、上記したOCB液晶モードにおけるコントラスト低下の原因である光の漏れを低減し、高コントラストのTFTやカラーフィルターを用いた表示用パネルや光スイッチングパネルを実現できる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0021】
上記目的を達成する第1の本発明に係る液晶表示装置は、2枚の基板と、該基板間に配置された2つの電極と、該電極間に配置され、黒表示時にリタデーションを有するOCBモードの液晶分子からなる液晶層と、該基板と前記液晶層との間に少なくとも1つの位相差層を備え、2つの前記電極間に前記黒表示に対応する電圧が印加された場合、前記基板に入射する光に対して、前記液晶層のリタデーションと前記位相差層のリタデーションとの総和がほぼ0になり、黒表示時に、2つの前記電極間に白表示時よりも高い電圧が印加されることを特徴とする。第1の本発明に係る液晶表示装置によれば、入射光の内部反射による黒表示時の光漏れを低減し、正面コントラストの低下を低減可能である。これによって、非常に高いコントラストの液晶モニター、液晶TV、車載用表示素子、携帯電話等の携帯用の表示素子を提供することができ、光スイッチング素子においてもコントラストが向上することから、ON、OFF特性が向上し、信頼性の高い光スイッチング素子を提供することが可能となる。
【0022】
なお、OCBモードの液晶分子は、電圧無印加時にはスプレイ配向をしており、画像表示に先立って初期化電圧を印加してベンド配向に転移させ、このベンド配向状態において表示を行う。
【0023】
本発明に係る液晶表示装置においては前記液晶層を狭持する2つの配向膜を備え、少なくとも1つの前記位相差層が、前記配向膜の前記液晶層に隣接しない側の面に隣接して配置されており、前記位相差層のリタデーションの合計が10nm以上120nm以下であることが好ましい。
【0024】
1つの前記位相差層はカラーフィルター層であることが好ましい。
【0025】
少なくとも1つの前記位相差層はオーバーコート層であることが好ましい。
【0026】
少なくとも1つの前記位相差層は平坦化層であることが好ましい。
【0027】
少なくとも1つの前記位相差層は配向膜であることが好ましい。
【0028】
本発明に係る液晶表示装置は、2つの前記位相差層を備え、各々の該位相差層は、各々の前記配向膜の前記液晶層に隣接しない側の面に隣接して配置されており、2枚の前記基板の外表面にクロスニコル配置された偏向板を備えていることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置は、液晶パネル100と、偏光板101及び102とを備えて構成される。液晶パネル100は、ガラス基板111、ブラックマトリックス112、カラーフィルター層113、オーバーコート層114、透明電極115、位相差層116及び配向膜117を備えて構成される出射側基板110と、配向膜131、位相差層132、透明電極133及びガラス基板134を備えて構成される入射側基板130と、これらの間に挟まれ、初期化電圧を印加されてベンド配向する液晶分子121からなる液晶層120とを備えて構成される。液晶パネル100は、2枚の偏光板101及び102によって挟まれ、2枚の偏光板101及び102はクロスニコル配置に配置されている。アクティブマトリックス方式の液晶パネルの場合には、入射側基板130には、TFT(図示せず)を備えて構成される。
【0038】
図5と同様に、偏光板102に入射した光L1は、入射側基板130、液晶層120、出射側基板110を順に通過し、透明電極115及び133の間に印加する電圧によって、出射光L2として出力される光量が制御される。位相差層116及び132の屈折率分布は、黒表示時において、位相差層132、液晶層120及び位相差層116を各々1回通過する光の全リタデーションが約0となるように設計されている。
【0039】
上記したコントラストの定義から、コントラストに最も影響を与えるのは黒表示時の透過光量であることから、以下において黒表示時の透過光量について説明する。図1に示した液晶分子121の配列は、ノーマリーホワイトの表示モードよりもさらに高い電圧を印加されて黒表示状態となったときの配向状態である。図5の(b)に示した状態と同様に、液晶層120の中央部分の殆どの液晶分子121は、ガラス基板111等に対して垂直方向を向いているが、配向膜117及び131の界面付近の液晶分子121は、界面の規制力によりガラス基板111等に対してほぼ平行、もしくは数度から約30度傾いた状態である。
【0040】
内部反射がある場合、例えば、液晶層120、位相差層116等を通過した光Ltが、オーバーコート層114とカラーフィルター層113との境界面で反射され、再度位相差層116、液晶層120等を通過して入射側基板110の位相差層132と透明電極133との境界面で反射され、出射側基板110を通過し、偏光板101から出射される場合を考える。この場合、液晶パネル100の内部で2回反射を繰り返した後に出射される光Ltは、液晶層120を3回、位相差層132を3回、位相差層116を3回通過することになるが、位相差層116および132がそれぞれ液晶層120とガラス基板111および134との間に挟まれているので、光Ltがこれらから受ける全リタデーションは約0となる。即ち、黒表示時において、内部反射しない光と同様に、2回内部反射する光路を通った光も偏光板101から殆ど出射されることが無く、正面コントラストの低下を回避することが可能となる。
【0041】
ブラックマトリクスを設けて光Ltを液晶表示装置の内部でカットする673号公報では、液晶パネル100の内部で反射する際にブラックマトリクスに当たらなかった光Ltが漏れ光として出射されてしまうが、本実施の形態においては、673号公報とは異なり、ブラックマトリクスの有無やその位置に拘わらず液晶パネル100の内部で反射する光が漏れ光として出射されてしまうことを抑制することが出来る。
【0042】
具体的には、位相差層116及び132のリタデーションの合計が約10nm以上120nm以下である場合、さらには位相差層116及び132の各々のリタデーションが約5nm以上60nm以下である場合、黒表示時の透過光量を効果的に低減でき、正面コントラストの低下を十分に低減することが可能となる。
【0043】
本実施の形態に係る液晶装置を、TFT、カラーフィルター等を用いた実際のモニターやTV用の表示パネルとして作製した場合、約300の正面コントラスト値を実現することが可能である。
【0044】
上記においては、オーバーコート層114とカラーフィルター層113との境界面、及び位相差層132と透明電極133との境界面で反射される場合について説明したが、内部反射は殆ど全ての層の境界面において発生する現象である。しかし、図1に示した液晶パネル100においては、位相差層116〜偏光板101の間の境界面の何れかで反射され、かつ位相差層132〜偏光板102の間の境界面の何れかで反射される光は、常に液晶層120、位相差層116及び132を同じ回数だけ通過することから、光路の全リタデーションが約0になる。即ち、黒表示時において内部反射した光が偏光板101から出射されることが殆ど無く、正面コントラストの低下を低減することが可能となる。
【0045】
上記した2回の内部反射に対して、4回以上の偶数回の多重反射は発生確率が低く光量が少ないが、それらに対しても同様に光路における全リタデーションが約0となる。
【0046】
位相差層116及び132の挿入位置は、最も多くの内部反射モードに対して全リタデーションが約0となるように、図1に示したように、各々配向膜117及び131に隣接して配置されることが最も望ましいが、各々透明電極115〜基板111の間、又は電極133と基板134との間に配置されていてもよい。その場合には、位相差層116及び132の間にある境界面で反射された光に関して、光路の全リタデーションが約0とならないが、位相差層116及び132の外側にある境界面で反射された光に関しては、光路の全リタデーションが約0となることから、光漏れを低減する効果を奏する。
【0047】
上記では位相差層116及び132が各々1層で形成されている場合に関して説明したが、複数層によって構成されていてもよい。
【0048】
位相差層116及び132の配置は、液晶層120を挟んで対称な配置に限定されず、例えば、位相差層116が透明電極115と配向膜117との間に配置され、位相差層132が透明電極133と基板134との間に配置されていてもよい。
【0049】
液晶層120の液晶分子を所定の方向に配向させる配向膜117及び131に、位相差層116及び132の役割である液晶層120によるリタデーションを補償する役割の全部又は一部を持たせるように、配向膜117及び131に複屈折の特性を持たせ、屈折率分布を調節することも可能である。その場合には、反射面となり得る境界面の数が減少することから、光漏れの低減に関して、位相差層116及び132を配向膜117及び131と独立に設けた場合よりも大きな効果を奏する。
【0050】
同様に、液晶層120を通過する光に色彩を付与するカラーフィルター層113、ガラス基板111及び134にそれぞれ設けられた透明電極115及び133、ガラス基板111を被覆するオーバーコート層114、走査信号配線(図示せず)および映像信号配線(図示せず)と透明電極133(または透明電極115)とを異なる層に配置させるために、走査信号配線(図示せず)および映像信号配線(図示せず)と透明電極133(または透明電極115)との間に挟まれる平坦化層(図示せず。特開2000−321588号公報の図8を参照)、ガラス基板111及び134、又はこれらの組合せに、位相差層116及び132の役割の全部又は一部を持たせることも可能である。
【0051】
プラスチック等の樹脂や高分子液晶、駆動させるベンド配向した液晶分子以外の液晶分子からなる層を新たに挿入し、それらに位相差層116及び132の役割を持たせることも可能である。
【0052】
図1には、ブラックマトリックス112及びカラーフィルター層113を備えた構成を示しているが、これらを備えていない構成とすることや、2枚のガラス基板111及び134の代わりに、プラスチックなどの薄膜やフィルム状のものを使用することも可能である。
【0053】
なお、特開平08−104609号公報(以下、「609号公報」)においても、偏光板、ガラス基板、位相差板、液晶の順に積層された液晶表示装置が開示されているが、この609号公報においては、リタデーションに関しては開示も示唆もされていない。また、609号公報においては、液晶層が黒表示時にリタデーションを有する場合に生じる、内部反射による光漏れという課題についても記載も示唆もされていない。
【0054】
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置は、液晶パネル200と、偏光板201及び202と、位相差板216及び232とを備えて構成される。液晶パネル200は、ガラス基板211、ブラックマトリックス212、カラーフィルター層213、オーバーコート層214、透明電極215及び配向膜217を備えて構成される出射側基板210と、配向膜231、透明電極233及びガラス基板234を備えて構成される入射側基板230と、これらの間に挟まれ初期化電圧を印加されてベンド配向する液晶分子221からなる液晶層220とを備えて構成される。液晶パネル200は、クロスニコル配置に配置された2枚の偏光板201及び202、位相差板216及び232によって挟まれている。さらに、カラーフィルター層213は、顔料が0.01マイクロメートル(μm)以上0.1マイクロメートル以下の大きさに凝集された顔料分散カラーフィルター層である。
【0055】
図2において、斜め入射光L3は、液晶パネル200の内部の各層を通過し、カラーフィルター層213まで到達する。従来の顔料分散型カラーフィルター層であればここで光が散乱する。カラーフィルター層213の顔料の大きさが小さいほど、散乱が起こり難いが、顔料の大きさが対象の光の波長と同程度以下であれば十分に散乱を回避すること可能である。液晶パネル200においては、カラーフィルター層213は、顔料凝集粒径が0.01マイクロメートル以上0.1マイクロメートル以下の大きさに凝集した顔料分散カラーフィルター層であることから、波長が約400〜約800nmの可視光である入射光L3は殆ど散乱を受けずに、そのまま通過して位相差板216を斜めに通過する。従って、正面コントラストの低下の原因となり、全光路のリタデーションが0とならずに偏光板201を垂直(正面方向)に透過する散乱光が、殆ど発生しにくくなり、正面コントラストは非常に高い値を維持できる。
【0056】
カラーフィルター層213の位置は、図2に示した位置に限定されず、液晶層220と位相差板216との間、又は液晶層220と位相差板232との間にカラーフィルター層213を配置しても、従来発生していた正面コントラストの低下を低減する効果を奏する。
【0057】
位相差板216及び232の位置は、図2に示したように、液晶パネル200の外部に限定されず、カラーフィルター層213が液晶層220と位相差板216との間、又は液晶層220と位相差板232との間に配置され、且つ位相差板216及び232が図1と同様に液晶パネル200の内部に配置されても、従来発生していた正面コントラストの低下を低減する効果を奏する。
【0058】
カラーフィルター層213には、顔料粒子等を用いないカラーフィルター層を使用することが可能である。例えば、染料カラーフィルターや光の干渉を用いたカラーフィルターを使用することが可能である。顔料と染料とが混合されたカラーフィルターや、他の発色材料が混合されたカラーフィルターを使用することも可能である。
【0059】
本実施の形態に係る液晶パネルを、TFT、カラーフィルター等を使用した実際のモニターやTV用の表示パネルとして作製した場合、約500〜約800の正面コントラスト値を実現することが可能である。
【0060】
(実施の形態3)
図3は、第3の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。本実施の形態に係る液晶表示装置は、図2と同様に構成された液晶パネル300と、偏光板301及び302と、位相差板316及び332と、光学フィルム303と、バックライト304とを備えて構成されている。ここで、光学フィルム303は、図4に示すように、入射角度θ1が約30度以上の光入射成分の光量が、全方位の光入射成分の光量の約1/2以下となるように、バックライト304から放射された光の光学フィルム303を透過した後の方向を制御する。
【0061】
この構成において、以下、黒を表示させる場合を考える。バックライト304から放射されて光学フィルム303によって方向を制御された光のうち、約0〜約30度の入射角度θ1を有する入射光は、スネルの原理より液晶層320を約0〜約19度の通過角度θ2で通過する。
【0062】
このとき、図6に関して上述されたように、光路L4から入射して図6の点Aにおいて散乱され光路L7として正面に出射する散乱光を考える。この散乱光に与えられるリタデーションの総和Rは、上述したようにR=Δn・(d0−d1)であるが、入射角度θ1が約0〜約30度の範囲では、d0とd1との差が小さい。従って、入射角度θ1がこの範囲であれば、Rも小さいので、光漏れ量もそれほど大きくない。
【0063】
例えば、偏光板301及び302がクロスニコル配置に配置され、液晶パネル300の初期状態がノーマリーホワイトである場合、黒表示時の電圧が印加されていれば、約0〜約30度の入射角度θ1を有する入射光は、偏光面の変化が殆ど生じないことから、殆ど偏光板301を通過せず、正面コントラスト低下の原因とならない。実験の結果においても、斜め光の中でも0〜30度付近の光は殆ど正面コントラストの低下原因とならないことが確認された。
【0064】
一方、光学フィルム303によって方向を制御された光のうち、約30度以上の入射角度θ1を有する光は、液晶層320を約20〜約41度の透過角度θ2で通過するため、液晶層320により大きな位相差を与えられる。
【0065】
より詳細に説明すると、上記と同様、光路L4から入射して図6の点Aにおいて散乱され光路L7として正面に出射する散乱光を考える。この散乱光に与えられるリタデーションの総和Rは、上述したようにR=Δn・(d0−d1)であるが、入射角度θ1が約30度以上である場合には、d0とd1との差も大きくなる。従って、入射角度θ1がこの範囲であれば、Rも大きくなるので、光漏れ量としても大きくなる。従って、この範囲の入射角度θ1の光は、楕円偏光になる等偏光面の変化を生じて、偏光板301を通過し、コントラスト低下の原因となる。
【0066】
光漏れ量は入射角度θ1が大きいほど大きいが、入射角度θ1が大きくなると、光が正面方向に散乱される確率は逆に減少する。即ち、各入射角度θ1の光による正面コントラスト低下への寄与率は、角度に依存せずほぼ一定であると考えてよい。従って、本実施の形態に係る液晶表示装置300のように、約30度以上の入射角度θ1の光成分の光量は、全方位の光入射成分の光量の約1/2以下とすれば、全コントラスト低下への寄与は、バックライトの放射光が全方位に一様に放射されて液晶パネル300に入射される場合と比較して、約3/4に低減されることとなる。
【0067】
図4の(a)〜(d)は、バックライト304から放射される光の光学フィルム303を通過した後の拡散角度、即ち液晶パネル300に入射する入射角度θ1の分布の一例を示した図である。何れも30度以上の入射角度θ1の光成分の光量が全方位の光成分の光量の1/2以下になっており、高い正面コントラストを実現できる。
【0068】
光学フィルム303には、プリズムシート、拡散シートなどの集光用シートを使用することが可能であり、光学フィルム303を複数枚使用することも可能である。
【0069】
入射角度θ1が40度以上の光成分の光量が全方位の光成分の光量の約1/3になるように、若しくは入射角度θ1が50度以上の光成分の光量が全方位の光成分の光量の約1/4になるように光学フィルム303の光制御特性を設計することによっても、同様にコントラスト低下を低減可能である。
【0070】
入射角度θ1が所定角度以上、例えば30度以上である光成分が生じないように、光学フィルム303の光制御特性を設計することによっても、同様にコントラスト低下を低減可能である。
【0071】
以上においては、液晶分子321の配向方向を考慮していないが、液晶層320の液晶分子321の配向方向をX軸、基板334の面内で液晶の配向方向に対して垂直な方向をY軸、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸とする場合(図3参照)、YZ面内の光の入射角度分布における約30度以上の入射角成分の光量が、XZ面内の光の入射角度分布における約30度以上の入射角成分の光量よりも少なくなるように、光学フィルム303を設計すれば、さらに高い正面コントラストを実現可能である。
【0072】
YZ面内及びXZ面内の光の入射角度分布の各々において、約30度以上の入射角度を持った光入射成分の光量が全方位の光入射成分の光量に対して約1/2以下であれば、さらにコントラストの低下を低減可能である。
【0073】
以上、本発明に係る第1〜第3の実施の形態において、2枚の偏光板101及び102、201及び202、又は301及び302の配置がクロスニコル配置の場合について説明したが、各々の偏光軸が平行であるオープンニコル配置の場合であっても、上記と同様に液晶表示装置を構成することによって、同様に高い正面コントラストを実現することが可能である。
【0074】
以上の説明では、黒表示時に液晶層がリタデーションを有する液晶表示装置として、OCBモードの液晶表示装置を例に挙げて説明したが、OCBモードの液晶表示装置に限らず、黒表示時に液晶層がリタデーションを有する液晶表示装置であれば、上記と同様に構成することによって、同様に高い正面コントラストを実現することが可能である。なお、本発明においては、黒表示時に液晶層が有するリタデーションとしては、約50nm以上約120nm以下であることが好ましく、約70nm以上約100nm以下であることがより好ましい。
【0075】
【発明の効果】
本発明により、コントラスト低下の原因である光の漏れを低減し、高コントラストのTFTやカラーフィルターを用いた表示用パネルや光スイッチングパネルを実現できる液晶表示装置が提供される。
【0076】
なお、本発明に係る液晶表示装置は、本発明の趣旨と矛盾しない範囲において、カラーフィルター層213を使用しない、赤、緑、青のバックライトを順次点灯することによって色表示を行うフィールドシーケンシャルカラー方式であってもよい。これらの場合においても、上記と同様に高い正面コントラストを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態に係る液晶表示装置に入射する光の入射角度分布の例を示す図である。
【図5】 従来の液晶表示装置の概略構成を示す断面図であり、(a)、(b)は各々白表示状態、黒表示状態を示している。
【図6】 液晶表示装置内部における散乱による光漏れを示す説明図である。
【符号の説明】
100 液晶素子
101、102 偏光板
110 出射側基板
111 ガラス基板
112 ブラックマトリックス
113 カラーフィルター層
114 オーバーコート層
115 透明電極
116 位相差層
117 配向膜
120 液晶層
121 液晶分子
130 入射側基板
131 配向膜
132 位相差層
133 透明電極
134 ガラス基板
200 液晶素子
201、202 偏光板
210 出射側基板
211 ガラス基板
212 ブラックマトリックス
213 カラーフィルター層
214 オーバーコート層
215 透明電極
216 位相差板
217 配向膜
220 液晶層
221 液晶分子
230 入射側基板
231 配向膜
232 位相差板
233 透明電極
234 ガラス基板
300 液晶素子
301、302 偏光板
303 光学フィルム
304 バックライト
310 出射側基板
311 ガラス基板
312 ブラックマトリックス
313 カラーフィルター層
314 オーバーコート層
315 透明電極
316 位相差板
317 配向膜
320 液晶層
321 液晶分子
330 入射側基板
331 配向膜
332 位相差板
333 透明電極
334 ガラス基板
500 液晶素子
501、504 偏光板
502、503 位相差板
510 出射側基板
511 ガラス基板
512 透明電極
513 配向膜
520 液晶層
521 液晶分子
530 入射側基板
531 配向膜
532 透明電極
533 ガラス基板
1、L3、L4、L6 入射光
2、L5、L7 出射光
Lt 内部反射光の光路
θ、θ1 入射角度
θ2 透過角度
0 位相差板の厚さ
1 位相差板内の光路長

Claims (7)

  1. 2枚の基板と、
    該基板間に配置された2つの電極と、
    該電極間に配置され、黒表示時にリタデーションを有するOCBモードの液晶分子からなる液晶層と、
    該基板と前記液晶層との間に少なくとも1つの位相差層を備え、
    2つの前記電極間に前記黒表示に対応する電圧が印加された場合、前記基板に入射する光に対して、前記液晶層のリタデーションと前記位相差層のリタデーションとの総和がほぼ0になり、
    黒表示時に、2つの前記電極間に白表示時よりも高い電圧が印加される、液晶表示装置。
  2. 前記液晶層を狭持する2つの配向膜を備え、
    少なくとも1つの前記位相差層が、前記配向膜の前記液晶層に隣接しない側の面に隣接して配置されており、
    前記位相差層のリタデーションの合計が10nm以上120nm以下である、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 1つの前記位相差層が、カラーフィルター層である、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 少なくとも1つの前記位相差層が、オーバーコート層である、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 少なくとも1つの前記位相差層が、平坦化層である、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 少なくとも1つの前記位相差層が、配向膜である、請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 2つの前記位相差層を備え、
    各々の該位相差層が、各々の前記配向膜の前記液晶層に隣接しない側の面に隣接して配置されており、
    2枚の前記基板の外表面にクロスニコル配置された偏向板を備えている、請求項1に記載の液晶表示装置。
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