JP4048393B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプを調光する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、店舗や事務所などにおいては、自然光や他の照明装置による外光照度が変わっても被照射面の照度が一定に保たれるように照明装置を自動調光しているものがある。この種の照明装置としては、例えば特開昭58−53186号公報(従来技術)に記載されている。図6は、この従来技術の照明装置のブロック図である。蛍光ランプなどの放電ランプが接続される点灯装置43に商用交流電源41から位相制御装置42を介して位相制御された交流電力が供給される。位相制御装置42は、制御装置44により制御される。制御装置44は、被照射面の実際照度を検出する照度検出部45、被照射面の目標照度を設定する照度設定部46、目標照度と実際照度を比較し、両照度の偏差を出力する比較器47、偏差を零にするようにランプ出力を制御する制御信号発生回路48、タイマー回路49を有し、調光下限値を設定する調光下限設定回路50および比較器47からの偏差出力と調光下限設定回路50の設定出力とのうち大きい方の信号を出力する高値優先回路51などから構成されている。そして、制御装置44は、図7に示すように、被照射面の照度(図中A曲線)を一定(目標照度Lo)となるように位相制御装置42を制御する。すなわち、制御装置44は、目標照度Loからランプの調光下限値に対応する照度Lnまでは、照明装置によって得られる被照射面の照度(図中B曲線)を外光の強さ(照度)に応じて可変させる。そして、照明装置は調光下限値が設定されているので、照明装置によって得られる被照射面の照度は照度Ln以下にはならない。しかし、外光の強さが図中P点以上に強くなると、タイマー回路49が計時を始め所定時間(例えば20秒)後に、制御装置44は照明装置のランプを消灯させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の照明装置は、外光が比較的弱い場合は目標照度での一定照度の照明を行い、外光が強くなった場合は、ある一定時間、下限調光をキープし、その後消灯することにより、省電力である照明装置を実現することができる。
【0004】
ここで、このようなものは、一般に、所定のエリアごとに照明装置を配置し、所定のエリアごとに実際照度を検出して、それらエリアごとの被照射面の照度を一定とするように制御している。しかしながら、各エリアに入射される外光量が異なる場合、各照明装置から放射される光量が異なることになり各エリアの天井面、照明器具周辺の明るさが相違して違和感や不快感をもたらすという欠点を有する。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、照明装置が取り付けられる天井面周辺の明るさの相違を低減して、違和感や不快感を取り除くことのできる照明制御装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の照明制御装置の発明は、放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、所定のエリアを照明する照明器具と;所定のエリアの明るさを検出する光センサと;基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する調光信号演算部を有する照明制御装置と;を具備している。
【0007】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り用語の定義および技術的意味は次のとおりとする。
【0008】
照明制御装置により出力制御される高周波点灯装置は、例えば、既存のインバータ方式の点灯装置であり、少なくとも1つの放電ランプを付勢する。
【0009】
所定のエリアとは、照明制御装置に高周波点灯装置を介して接続された放電ランプによって照明される照明領域である。
【0010】
所定のエリアの明るさは、主体的には太陽光等、入射される外光と放電ランプによる照明との合計の明るさを意味し、そりエリア周囲に配設された他の放電ランプによる照明光も含まれる。
【0011】
調光信号演算部は、所定のエリアの明るさを入力して、所定のエリアの明るさが所望(目標)の明るさとなるように調光信号を生成し、調光信号を高周波点灯装置に送出する。調光信号は、例えばPWM制御の信号であり、高周波点灯装置のスイッチ素子のオンデューティを可変して放電ランプを調光させる。
【0012】
調光下限設定部に設定される調光信号の下限値は、任意に設定できるようにされており、複数の照明制御装置が配設されるときに対応できるように構成される。
【0013】
照明制御装置の調光信号演算部は、例えば、光センサ等により検出された所定のエリアの明るさを入力して、所定のエリアの明るさが所望の明るさとなるように調光信号を生成し、その調光信号を高周波点灯装置に送出する。高周波点灯装置は、調光信号に応じて放電ランプを調光し、所定のエリアを所望の明るさとさせる。外光が増加して所定のエリアの明るさが増加すると、調光信号が可変して高周波点灯装置は放電ランプを調光する。調光信号が下限値に達すると、外光がさらに増加しても、調光信号演算部は下限値の調光信号を高周波点灯装置に送出する。
【0014】
照明制御装置の調光下限設定部において、調光信号の下限値を任意に設定することができるので、調光信号の下限値まで所定のエリアの明るさを所望の明るさとすることができ、かつ、各調光制御装置に対応する所定のエリアごとに照明制御を行うことができる照明制御装置を提供できる。
【0015】
請求項2に記載の照明装置の発明は、放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、所定のエリアを照明する照明器具と;所定のエリアの明るさを検出する光センサと;基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する照明制御装置と;放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、上記所定のエリアに隣接するエリアを照明する照明器具と;上記エリアの明るさを検出する光センサと;基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する調光信号演算部を有する照明制御装置と;を備え、上記各照明制御装置は、各照明制御装置に対応する照明器具周辺の明るさが略近似するように調光の下限値が設定されている。
【0016】
調光の下限値は、各照明制御装置に対応する照明器具周辺の明るさが略近似するように、各照明制御装置ごとに設定される。
【0017】
所定のエリアを照明する照明器具に含まれる放電ランプと、所定のエリアに隣接するエリアを照明する照明器具に含まれる放電ランプは、その種類、電力などが異なっていても同一であってもよい。
【0018】
光センサは複数設け、照明制御装置で光センサの検出出力のうち、最大値または最小値あるいは平均値など、どの検出出力値を用いてもよい。光センサは、所定のエリアの明るさを検出できれば、取付場所、取付位置、取付方向などは問わない。
【0019】
外光の強さが変化して所定のエリア、所定のエリアに隣接するエリアの明るさが変化すると、光センサは明るさを検出して各照明制御装置に検出出力を送出する。各照明制御装置は、光センサの検出出力により高周波点灯装置を制御して放電ランプを調光し、各エリアの明るさを一定になるようにさせる。しかし、各照明制御装置は、各照明制御装置に設定された調光の下限値を超えて高周波点灯装置を制御しない。すなわち、放電ランプは調光の下限値より深く調光されない。
【0020】
各照明制御装置の調光の程度が異なっても、各照明制御装置に対応する照明器具周辺の明るさが略近似するので、照明器具周辺に対する違和感や不快感を解消できる。
【0021】
請求項3に記載の照明装置の発明は、請求項1または2記載の照明制御装置において、各照明制御装置に対応するエリアに、1個の光センサを備えている。
【0022】
所定のエリアおよび所定のエリアに隣接するエリアは、各1個の光センサによって明るさが検出される。
【0023】
光センサの数が最小限であるので、照明装置を安価にできる。
【0024】
請求項4に記載の照明装置の発明は、請求項1ないし3記載の照明制御装置において、光センサは、照明器具に一体的に具備されている。
【0025】
光センサは、床面、壁面などの反射光を入力して、所定のエリアおよび所定のエリアに隣接するエリアの明るさを検出する。
【0026】
光センサは照明器具に一体的に取付けられているので、光センサを所定のエリアおよび所定のエリアに隣接するエリアに配設する手間が省ける。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施形態を示す照明装置のブロック図である。図中(a)の照明装置1は、照明制御装置2、高周波点灯装置3,3、放電ランプ4,4、照明器具5,5および光センサ6から構成されている。照明制御装置2は、マイコンを内蔵した制御部7、記憶部8および調光信号生成部9から構成され、図示しない商用電源に接続されている。そして、制御部7には光センサ6が接続されている。光センサ6は照明器具5,5が照明する所定エリアの明るさを検出し、その明るさに応じた検出出力を制御部7に入力する。記憶部8は電源がなくても記憶保持が可能な、例えばEEPROM(電気的書き込み消去可能メモリ)を備え、所定エリアの明るさを目標の明るさとする光センサ6の基準設定値および調光信号の下限値が記憶されている。制御部7はCPUおよびプログラムが書き込まれているROMを備え、光センサ6の検出出力と記憶部8から読み出した光センサ6の基準設定値とを比較してその偏差を調光信号生成部9に送出する。さらに、制御部7は、記憶部8から調光信号の下限値を読み出し調光信号生成部9に送出する。調光信号生成部9は複数の高周波点灯装置3,3と接続され、高周波点灯装置3,3にPWM制御の調光信号を送出する。すなわち、調光信号生成部9は光センサ6の検出出力と基準設定値との偏差を零とするように、高周波点灯装置3,3のスイッチ素子のオンデューティを可変させて出力を制御する。制御部7および調光信号生成部9は、所定のエリアの明るさに応じて、高周波点灯装置3,3の出力を制御する調光信号を生成する調光信号演算部10である。また、記憶部8は、調光信号の下限値を任意の値に記憶可能であり、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部11としての役割を果たしている。
【0029】
高周波点灯装置3,3には、各々放電ランプ4,4が接続されている。ここで、放電ランプ4,4を付勢する高周波点灯装置3,3は同一の調光下限値を持つものとする。そして、高周波点灯装置3,3は、そのスイッチ素子のオンデューティを可変させて出力を制御することにより調光可能に放電ランプ4,4を付勢する。高周波点灯装置3,3および放電ランプ4,4は、照明器具5,5に収容されている。照明器具5,5は、所定のエリアを照明する。そして、所定のエリアの明るさを検出する光センサ6が複数の照明器具5,5のうちの一つに設置されている。図2に光センサ6を設置した照明器具12を示す。図中、ランプソケット13,13間には放電ランプとしての蛍光ランプ4接続され、内部には蛍光ランプ4を付勢する高周波点灯装置3が収容され、蛍光ランプ4と高周波点灯装置3は図示しない電線によって接続されている。さらに、照明器具12の端部側には光センサ6が搭載されている。光センサ6は、照明器具12に一体的に具備されている。高周波点灯装置3および光センサ6は、図示しないリード線によって図1に示す照明制御装置2に接続されている。照明器具12,5は天井14等に設置され、照明光15は床面16等の所定のエリア17を照明する。光センサ6は、所定のエリア17からの反射光を受光して所定のエリア17の明るさを検出している。所定のエリア17には、照明器具12,5からの照明光15の他に外光18が照射され、照明光15と外光18により所定のエリア17の明るさが形成される。なお、光センサ6は照明器具5,5に具備させる必要はなく、所定のエリア17の明るさを検出できる箇所に取り付ければよいものである。また、光センサ6は複数設けてもよいものである。
【0030】
こうして、所定のエリア17を照明する照明装置1が形成されている。そして、所定のエリア17に隣接するエリアを照明する照明装置を図1(b)に示す。図1(b)に示す照明装置21は、照明制御装置22、高周波点灯装置23,23、放電ランプ24,24、照明器具25,25および光センサ26を具備して照明装置1と同様に構成されている。ここで、放電ランプ24,24が照明装置1の放電ランプ4,4と異なると、高周波点灯装置23,23も異なる。また、照明器具25,25は、照明装置1の照明器具5,5と同様である必要はない。さらに、照明器具25,25、高周波点灯装置23,23および放電ランプ24,24の数量は、照明装置1と同数である必要はない。そして、光センサ26は複数の照明器具25,25のうちの一つに設置されている。図3に光センサ26を設置した照明器具32を示す。照明器具32は、図2に示す照明器具12と同様に構成され、光センサ26は照明器具32に一体的に具備されている。照明器具32,25の照明光35は床面36等の所定のエリア37を照明し、光センサ26は所定のエリア37からの反射光を受光して所定のエリア37の明るさを検出する。所定のエリア37には、照明器具32,25からの照明光35の他に外光38が照射され、照明光35と外光38により所定のエリア37の明るさが形成される。こうして、所定のエリアに隣接するエリアが順次形成され、各エリアを照明する照明装置が配設される。
【0031】
次に、本発明の実施形態の作用について述べる。
【0032】
図4は、本発明の実施形態を示す照明装置1,21のフロー図であり、図5は図4の続きである。商用電源が投入されると、図中、ステップS1〜S6において、照明制御装置2内のマイコンの初期化が行われる。ステップS2でRAM領域の初期化、ステップS3でポート、レジスタの初期化、ステップS4で制御部7が光センサ6の基準設定値(目標の明るさ)を記憶部8から読み出し、ステップS5で制御部7が調光信号の下限値を記憶部8から読み出す。ステップS6でマイコンの初期化が終了する。そして、照明制御装置2は高周波点灯装置3,3を介して放電ランプ4,4を点灯させる。放電ランプ4,4が点灯すると、照明器具5,5および照明器具12が所定のエリア17を照明する。所定のエリア17は照明器具5,5および照明器具12の照明光15および外光18によって明るさが形成される。
【0033】
照明制御装置2のマイコンの初期化が終了し、放電ランプ4,4が点灯すると、照明制御装置2はステップS7からメイン処理を開始する。ステップS8で照明制御装置2の制御部7は光センサ6の検出出力(検出値)を入力してステップS9に進む。ステップS9では制御部7において、光センサ6の基準設定値と検出値を比較する。すなわち、制御部7は目標の明るさを記憶部8から読み出し、所定のエリア17の明るさが目標の明るさとなるように制御する。基準設定値が検出値より大きいとステップS10へ進む。ステップS10では、所定のエリア17の明るさは目標の明るさより暗いので、調光信号生成部9は調光信号のオン幅を狭くしてその調光信号を高周波点灯装置3,3に送出し、放電ランプ4,4のランプ電力(ランプ出力)を増加させ、ステップS14に進む。光センサ6の基準設定値が検出値と等しいとステップS11へ進む。ステップS11では、所定のエリア17の明るさは目標の明るさであるので、調光信号生成部9は調光信号を可変させないで、ステップS14に進む。基準設定値が検出値より小さいと所定のエリア17の明るさは目標の明るさより明るいので、所定のエリア17の明るさを暗くするため、ステップS12に進む。ステップS12では、制御部7および調光信号生成部9により高周波点灯装置3,3が調光信号の下限値(調光下限値)まで制御されているかを判断する。高周波点灯装置3,3が調光信号の下限値まで制御されていると、調光信号生成部9は下限値の調光信号を保持してステップS14に進む。すなわち、高周波点灯装置3,3は下限値の調光信号で放電ランプ4,4を付勢し、照明器具5,5は放電ランプ4,4の調光下限の照明光15で所定のエリア17を照明する。所定のエリア17の明るさは目標の明るさより明るくなるが、これは外光18が強く所定エリア17内を照射するものである。高周波点灯装置3,3が調光信号の下限値まで制御されていないと、ステップS13に進む。ステップS13では、所定のエリア17の明るさは目標の明るさより明るいので、調光信号生成部9は調光信号のオン幅を広くしてその調光信号を高周波点灯装置3,3に送出し、放電ランプ4,4のランプ電力(ランプ出力)を減少させ、ステップS14に進む。
【0034】
ステップS14では、調光下限値の選択モードが選択されたかを判断する。すなわち、放電ランプ4,4を調光する下限を設定する。選択モードの選択は、例えば、リモコンの選択釦を押して選択信号を照明制御装置2に送信する。既に、調光信号の下限値が設定されているときなど、調光下限値の選択モードが選択されないと、ステップS21に進みメイン処理を終了する。調光下限値の選択モードが選択されると、放電ランプ4,4を調光する下限を設定させるため、ステップS15に進む。ステップS15〜ステップS18においては、外光18が入光しないように、例えば夜間などに行う。ステップS15では、放電ランプ4,4を全光点灯(100%点灯)させてステップS16に進む。ステップS16では、制御部7は、全光点灯時の光センサ6の検出値を入力してステップS17に進む。ステップS17では、照明制御装置2は高周波点灯装置3,3の調光下限値で放電ランプ4,4を点灯させ、ステップS18に進む。ステップS18では、制御部7は、下限値点灯時の光センサ6の検出値を入力してステップS19に進む。ステップS19では、全光点灯時と下限値点灯時の光センサ6の検出値を比較し、高周波点灯装置3,3の種類を選択する。照明制御装置2内の記憶部8には、高周波点灯装置3,3の種類とその調光できる下限値(最下限の調光率)が予め記憶されている。下限値点灯時の光センサ6の検出値を全光点灯時の検出値で除算すると下限値点灯の調光率が得られ、その調光率から現高周波点灯装置3,3の種類を特定することができる。図中、下限値1、下限値2、…、下限値nに高周波点灯装置3,3の種類を割り振っている。現高周波点灯装置3,3の種類を特定すると、ステップS20に進む。ステップS20では、現高周波点灯装置3,3の調光下限値(最下限の調光率)を記憶部8に記憶させ、ステップS21に進む。ステップS21ではメイン処理を終了してステップS7に進み、以後メイン処理を繰り返す。
【0035】
所定のエリア17に隣接するエリア37を照明する照明装置21に対しても、上述のフローのとおりに作用する。照明エリア37を照明する照明器具25,25の照明光35は照明制御装置22によって制御される。また、照明制御装置22には調光信号の下限値が設定されて高周波点灯装置23,23を制御し、放電ランプ24,24を調光下限値まで調光させる。
【0036】
所定のエリア17に入射する外光18の強さと、所定のエリア17に隣接するエリア37に入射する外光38の強さは通常異なるので、照明装置1の放電ランプ4,4の調光率と照明装置21の放電ランプ24,24の調光率が異なる。この両者の調光差が大きいと、天井14,34を含めた照明器具5,5、25,25周辺の明るさが視感的に異なり、人に対して違和感や不快感をもたらす。本実施の形態の照明装置1,21においては、照明器具5,5、25,25周辺の明るさが略近似するように、照明制御装置2および照明制御装置22に各々調光の下限値が予め設定されている。例えば、所定のエリア17に入射する外光18が強くて照明装置1が下限値の調光で放電ランプ4,4を点灯し、所定のエリア17に隣接するエリア37を照明装置21が全光点灯で放電ランプ24,24を点灯させた状態でも、照明器具5,5、25,25周辺の明るさは略近似している。
【0037】
各照明制御装置2,22に対応する照明器具5,5、25,25周辺の明るさが略近似しているため、照明器具5,5、25,25周辺の明るさの相違が低減でき、違和感や不快感を解消できる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、高周波点灯装置を制御する調光信号に下限値が設けられているため、所定のエリアの明るさが所望の明るさになるとともに下限値よりも深く調光されることがない。また、照明制御装置の調光下限設定部において、調光信号の下限値を任意に設定することができるので、調光信号の下限値まで所定のエリアの明るさを所望の明るさとすることができ、かつ、各調光制御装置に対応する所定のエリアごとに照明制御を行うことができる照明装置を提供できる。
【0039】
請求項2の発明によれば、高周波点灯装置を制御する調光信号に下限値が設けられているため、所定のエリアの明るさが所望の明るさになるとともに下限値よりも深く調光されることがない。このため照明装置が取り付けられる天井面周辺の明るさの相違を低減して、違和感や不快感を取り除くことができる。また、各照明制御装置に対応する照明器具周辺の明るさが略近似するように各照明制御装置の調光の下限値を設定しているので、照明器具周辺の明るさの不均一に基づく違和感や不快感を解消できる。
【0040】
請求項3の発明によれば、各照明装置に備えられた光センサの数は最小限であるので、照明装置を安価にできる。
【0041】
請求項4の発明によれば、光センサは照明器具に一体的に取付けられているので、光センサを所定のエリアおよび所定のエリアに隣接するエリアに配設する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す照明装置のブロック図。
【図2】所定のエリアを照明する照明器具の断面図。
【図3】所定のエリアに隣接するエリアを照明する照明器具の断面図。
【図4】本発明の実施形態を示す照明装置のフロー図。
【図5】図4の続きのフロー図。
【図6】従来技術の照明装置のブロック図。
【図7】従来技術の照明装置の外光に対する照度変化図。
【符号の説明】
1,21 照明装置
2,22 照明制御装置
3,23 高周波点灯装置
4,24 放電ランプ
5,25 照明器具
6,26 光センサ
10 調光信号演算部
11 調光下限設定部
Claims (4)
- 放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、所定のエリアを照明する照明器具と;
所定のエリアの明るさを検出する光センサと;
基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する調光信号演算部を有する照明制御装置と;
を具備していることを特徴とする照明装置。 - 放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、所定のエリアを照明する照明器具と;
所定のエリアの明るさを検出する光センサと;
基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する照明制御装置と;
放電ランプおよび調光信号に応じてこの放電ランプを調光可能に付勢する高周波点灯装置を有し、上記所定のエリアに隣接するエリアを照明する照明器具と;
上記エリアの明るさを検出する光センサと;
基準設定値および調光信号の下限値が記憶された記憶部、調光信号の下限値を任意に設定可能に構成された調光下限設定部、ならびに光センサの検出出力が基準設定値となるように前記高周波点灯装置の出力を制御する調光信号を生成して前記高周波点灯装置に調光信号を出力するとともに、基準設定値が光センサの検出値よりも小さいときに高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されているかを判断し、前記高周波点灯装置が調光信号の下限値まで制御されていると下限値の調光信号を保持する調光信号演算部を有する照明制御装置と;
を備え、
上記各照明制御装置は、各照明制御装置に対応する照明器具周辺の明るさが略近似するように調光の下限値が設定されていることを特徴とする照明装置。 - 各照明制御装置に対応するエリアに、1個の光センサを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
- 光センサは、照明器具に一体的に具備されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の照明装置。
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