JP4047412B2 - アルカリ電池用セパレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアルカリ電池用セパレータに関する。より詳細には、アルカリマンガン電池、水銀電池、酸化銀電池、空気電池などのアルカリ一次電池、ニッケル−カドミウム電池、銀−亜鉛電池、銀−カドミウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池などのアルカリ二次電池に使用できるアルカリ電池用セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
アルカリ電池において、正極と負極とを分離して短絡を防止すると共に、起電反応が円滑に生じるように、セパレータが使用されている。このセパレータには種々の特性が要求されているが、特に、電池寿命が長くなるように、電解液の保持性に優れ、かつ電池容量を大きくできるものであることが要求されている。従来から、これらの要求特性を満足するように、様々なセパレータが提案されているが、これら要求特性を十分に満足するセパレータが未だ提供されていないのが現実である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、電解液の保持性に優れ、かつ電池容量を大きくできるアルカリ電池用セパレータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のアルカリ電池用セパレータ(以下、単に「セパレータ」という)は、メルトブロー法により形成された繊維(以下、「メルトブロー繊維」という)と、延伸された繊維(以下、「延伸繊維」という)とを含む不織布であり、この不織布は延伸繊維ウエブ間にメルトブローウエブを積層した積層繊維ウエブに水流を噴出して製造されたものであり、この不織布の片面からの厚さ方向における、この不織布の厚さの3分の1の距離から、この不織布の厚さの3分の2までの距離の範囲全体においても、延伸された繊維が存在する程度に、メルトブロー繊維と延伸繊維とが絡合一体化した不織布からなる。
【0005】
このように、本発明のセパレータは繊維径の小さいメルトブロー繊維を含んでいるため、電解液の保持性に優れている。また、メルトブロー繊維と延伸繊維とが均一に絡合しており、セパレータ全体にわたって均一な微細孔が形成されているため、電解液の分布が均一である。そのため、電池内部抵抗が低く、電池容量の大きい電池を形成できるセパレータである。また、延伸繊維が混合されているため、実用に耐えうる程度の引張強さを有するセパレータである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のセパレータはメルトブロー繊維と延伸繊維とを含むものである。このメルトブロー繊維としては、電解液の保持性に優れるように、平均繊維径が0.1〜10μmであるのが好ましく、1〜9μmであるのがより好ましい。なお、この平均繊維径は無作為に選んだメルトブロー繊維100点の繊維径の平均値をいい、繊維断面形状が非円形状である場合には、繊維断面積と同じ面積をもつ円形の直径を繊維径とする。
【0007】
このメルトブロー繊維を構成する樹脂成分としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、又はナイロン6とナイロン12との共重合体などを1種類以上含むポリアミド系樹脂や、ポリエチレン、エチレンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリプロピレン、プロピレンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリブテン、ブテンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリメチルペンテン、メチルペンテンと他の1種類以上のビニル化合物との共重合体などを1種類以上含むポリオレフィン系樹脂や、これらポリオレフィン系樹脂中に、例えば、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィン樹脂を含有する親水化ポリオレフィン系樹脂などの、単独又は混合物からなる。
【0008】
これらの中でもポリアミド系樹脂を含む繊維や、親水化ポリオレフィン系樹脂を含む繊維は、親水性により優れているため好適に使用できる。なお、更なる親水性を付与するためにグラフト処理する場合、親水化ポリオレフィン系樹脂を含む繊維はグラフト処理効率がより優れているという特長がある。
【0009】
本発明のメルトブロー繊維を形成するメルトブロー法は、溶融した樹脂をノズルから押し出し、捕集して、繊維ウエブを形成する方法であり、常法により形成することができる。なお、メルトブロー繊維は、製造条件や樹脂の種類などの要因によって、長繊維であったり、短繊維であったりする。
【0010】
このようなメルトブロー繊維は繊維径が小さく、電解液の保持性に優れるものであるが、未延伸であるが故に強度のないものであるため、この強度を補うために延伸繊維を混合する。
【0011】
この延伸繊維の平均繊維径としては、延伸繊維を混合することによって電解液の保持性が低下しないように、0.5〜25μmであるのが好ましく、より好ましくは1〜20μmである。延伸繊維の平均繊維径もメルトブロー繊維と同様に、無作為に選んだ延伸繊維100本の繊維径の平均値をいい、繊維断面形状が非円形状である場合には、繊維断面積と同じ面積をもつ円形の直径を繊維径とする。
【0012】
この延伸繊維を構成する樹脂成分としては、メルトブロー繊維と同様の樹脂成分からなるものを使用できる。なお、延伸繊維は単一成分からなるものであっても良いが、複数の樹脂成分を組み合わせた、例えば、芯鞘型、サイドバイサイド型、偏芯型、海島型、多重バイメタル型、オレンジ型などの、熱融着性や分割性などの性質をもつ複合繊維を使用すると、セパレータに張りをもたせることができたり、引張強度をより向上させることができたり、或は保液性をより向上させることができるなど、様々な効果を生じるので、好適な延伸繊維である。
【0013】
例えば、メルトブロー繊維がポリアミド系繊維からなる場合、延伸繊維として、ナイロン6とナイロン12との共重合体が繊維表面の少なくとも一部を構成する融着繊維(好適には芯鞘型又は偏芯型)を好適に使用できる。また、メルトブロー繊維が親水化ポリオレフィン系繊維からなる場合、延伸繊維として、プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合体が繊維表面の少なくとも一部を構成する融着繊維(好適には芯鞘型又は偏芯型)を好適に使用できる。このように、メルトブロー繊維との融着性に優れるように、同系の樹脂成分が繊維表面の少なくとも一部を構成する融着繊維を延伸繊維として使用するのが好ましい。
【0014】
このような延伸繊維は通常の溶融紡糸法、混合紡糸法、複合紡糸法、或は適宜これらの方法を組み合わせて紡糸した後、延伸することにより、容易に得ることができる。なお、延伸繊維の繊維長としては、1〜110mmであるのが好ましい。この範囲をはずれると、後述の絡合処理によって絡合しにくいためで、より好ましくは5〜60mmである。
【0015】
このメルトブロー繊維と延伸繊維との混合比率としては、メルトブロー繊維による電解液の保持性、及び延伸繊維による引張強さに優れるように、90:10〜50:50であるのが好ましく、80:20〜60:40であるのがより好ましい。本発明においては、後述のように、メルトブロー繊維と延伸繊維との分布が均一であり、従来よりも多くの延伸繊維を混合しても電解液の分散性に優れているため、また、メルトブロー繊維と延伸繊維とが均一に絡合しているので、実用上問題のない引張強さをもつセパレータを形成できる。
【0016】
本発明のセパレータは上記のようなメルトブロー繊維と延伸繊維とを含み、このセパレータ(不織布)の片面からの厚さ方向における、このセパレータ(不織布)の厚さの3分の1の距離から、この不織布の厚さの3分の2の距離の範囲内においても、延伸繊維が存在する程度に、メルトブロー繊維と延伸繊維とが絡合一体化した、実質的に層構造のない一層構造のものであるため、電解液の分布が均一で、電池内部抵抗が低く、放電特性や高容量性に優れた電池を形成できる。より好ましくは、セパレータ(不織布)の片面からの厚さ方向における、このセパレータ(不織布)の厚さの5分の2の距離から、この不織布の厚さの5分の3の距離の範囲内においても、延伸繊維が存在する程度に、メルトブロー繊維と延伸繊維とが絡合一体化している。このような絡合一体化した状態は、セパレータ(不織布)の電子顕微鏡写真により容易に確認できる。
【0017】
このような本発明のセパレータは、例えば、次のようにして製造できる。
【0018】
まず、メルトブロー法により繊維ウエブを1枚形成する。他方、延伸繊維を含む繊維ウエブを、カード法、エアレイ法などの乾式法や、湿式法により2枚形成する。次いで、延伸繊維を含む繊維ウエブ(以下、「延伸繊維ウエブ」という)、メルトブロー繊維を含む繊維ウエブ(以下、「メルトブローウエブ」という)、延伸繊維ウエブの順に積層して、積層繊維ウエブを形成する。
【0019】
そして、この積層繊維ウエブに対して水流を噴出して、絡合処理を施す。この絡合処理は、既にある程度融着しているメルトブロー繊維が繊維配置を変えて絡合するように、従来よりも高いエネルギーをもつ水流を作用させる必要がある。より具体的には、ノズル径をR(単位;mm)、ノズルの内圧をP(単位;MPa)とした時に、(式)E=R×P2から導き出されるE値が16以上、好ましくは18以上、最も好ましくは20以上の水流を少なくとも1度は作用させて、上記のようなメルトブロー繊維と延伸繊維とが均一に絡合一体化したセパレータを製造することができる。この(式)は運動エネルギーが質量と速度の二乗に比例するため、ノズル径が大きければ大きいほど噴出されて作用する水の質量が大きくなること、及びノズルの内圧が高ければ高いほど噴出される水の速度が速いことから、水流の運動エネルギーを疑似的に表現したものである。
【0020】
その他の水流による処理条件としては、例えば、不織布全体を均一に絡合できるように、ピッチ0.2〜3mmのノズルから水を噴出するのが好ましく、また、上述のE値の合計が60以上、より好ましくは70以上、最も好ましくは80以上となるように、2回以上、片面又は両面から水を噴出するのが好ましい。更に、水流を噴出する際に積層繊維ウエブを支持する支持体として、目の粗いものを使用すると、開孔を有する不織布となり、短絡する可能性があるため、目の開きが0.295mmよりも目の細かい支持体を使用するのが好ましい。
【0021】
このようにして絡合一体化した不織布は、このままセパレータとして使用しても良いが、延伸繊維が融着可能である場合には、絡合処理の後に、延伸繊維を融着して、張りや引張強度などがより優れるセパレータを形成できる。
【0022】
この融着処理は無圧下で行なっても良いが、厚みを調整するために、加圧下で行なうのが好ましい。この加圧は加熱と同時に行う必要はなく、加熱した後に加圧しても良い。なお、加熱温度は、加熱と加圧を同時に行う場合、延伸繊維を構成する融着成分の軟化点から融点までの範囲内であるのが好ましく、加熱の後に加圧を行う場合には、延伸繊維を構成する融着成分の軟化点から融点よりも20℃程度高い温度までの範囲内であるのが好ましい。また、加圧条件は、いずれの場合も、線圧力5〜30N/cmであるのが好ましい。
【0023】
また、電解液の保持性により優れるように、例えば、スルホン化処理、グラフト処理、フッ素ガス処理、界面活性剤処理、親水性樹脂付着処理、放電処理などの、少なくとも1つの親水化処理を施すのが好ましい。特にメルトブロー繊維及び/又は延伸繊維が、ポリオレフィン系繊維及び/又は親水化ポリオレフィン繊維からなる場合には、親水化処理を施すのが好ましい。
【0024】
この親水化処理は繊維の段階で行っても良いが、不織布形成後に親水化処理した方が作業性により優れている。なお、親水化ポリオレフィン樹脂を含む繊維を含んでいる場合には、これらの親水化処理、特にグラフト処理や親水性樹脂付着処理をより効率的に行うことができる。
【0025】
このようにして製造できる本発明のセパレータは、短絡を生じることなく、電極に活物質を多く充填できるように、面密度45〜80g/m2であるのが好ましく、厚さ0.1〜0.3mmであるのが好ましい。また、アルカリ電池製造時に破断しないように、たて方向の引張強さが49N/50mm以上であるのが好ましく、78N/50mm以上であるのがより好ましい。
【0026】
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0027】
【実施例】
(実施例1)
平均繊維径5μmのナイロン6繊維からなるメルトブローウエブ(面密度45g/m2)を用意した。このメルトブロー繊維は切断しておらず、長繊維状であった。
【0028】
他方、延伸繊維として、芯成分がナイロン6で鞘成分がナイロン6とナイロン12との共重合体(融点170℃)である芯鞘型複合繊維(繊維径11μm、繊維長38mm)をカード機により開繊して、面密度12.5g/m2の延伸繊維ウエブを2枚形成した。
【0029】
次いで、延伸繊維ウエブ、メルトブローウエブ、延伸繊維ウエブの順に積層した後、この積層繊維ウエブを目の開きが0.175mmの平織ネットに載置し、ノズル径0.15mm、ピッチ0.8mm、内圧12MPaのノズルプレートから水流を噴出して、片面2回、他面2回の合計4回水流を噴出して絡合一体化し、絡合不織布を形成した。
【0030】
次いで、この絡合不織布を180℃で10秒間加熱した後、線圧9.8N/cmのカレンダーロールによって加圧し、延伸繊維である芯鞘型複合繊維の鞘成分のみを融着して融着絡合不織布を形成した。
【0031】
その後、この融着絡合不織布に、融着絡合不織布質量に対して1mass%のノニオン系界面活性剤を散布し、再度カレンダーロール間を通して、面密度70g/m2、厚さ0.18mmのセパレータを得た。
【0032】
このセパレータの断面における電子顕微鏡写真を撮影して絡合状態を観察したところ、セパレータの片面からの厚さ方向における、このセパレータの厚さの5分の2の距離から、このセパレータの厚さの5分の3までの距離の範囲内においても、延伸繊維が存在し、絡合一体化したものであった。
【0033】
(実施例2)
平均繊維径8μmのナイロン6繊維からなるメルトブローウエブ(面密度45g/m2)を用意した。このメルトブロー繊維は切断しておらず、長繊維状であった。このメルトブローウエブを使用したこと以外は実施例1と全く同様にして、延伸繊維ウエブとの積層、水流絡合処理、芯鞘型複合繊維の鞘成分の融着処理、ノニオン系界面活性剤の付着処理、及びカレンダー処理を行なって、面密度70g/m2、厚さ0.19mmのセパレータを得た。
【0034】
このセパレータの断面における電子顕微鏡写真を撮影して絡合状態を観察したところ、セパレータの片面からの厚さ方向における、このセパレータの厚さの5分の2の距離から、このセパレータの厚さの5分の3までの距離の範囲内においても、延伸繊維が存在し、絡合一体化したものであった。
【0035】
(実施例3)
平均繊維径5μmのナイロン6繊維からなるメルトブローウエブ(面密度50g/m2)を用意した。このメルトブロー繊維は切断しておらず、長繊維状であった。
【0036】
他方、延伸繊維として、芯成分がナイロン6で鞘成分がナイロン6とナイロン12との共重合体(融点170℃)である芯鞘型複合繊維(繊維径11μm、繊維長38mm)をカード機により開繊して、面密度12g/m2の延伸繊維ウエブを2枚形成した。
【0037】
次いで、延伸繊維ウエブ、メルトブローウエブ、延伸繊維ウエブの順に積層した後、実施例1と全く同様にして、水流絡合処理、芯鞘型複合繊維の鞘成分の融着処理、ノニオン系界面活性剤の付着処理、及びカレンダー処理を行なって、面密度74g/m2、厚さ0.21mmのセパレータを得た。
【0038】
このセパレータの断面における電子顕微鏡写真を撮影して絡合状態を観察したところ、セパレータの片面からの厚さ方向における、このセパレータの厚さの5分の2の距離から、このセパレータの厚さの5分の3までの距離の範囲内においても、延伸繊維が存在し、絡合一体化したものであった。
【0039】
(比較例)
実施例2と全く同様にして形成した積層繊維ウエブを、目の開きが0.175mmの平織ネットに載置し、ノズル径0.13mm、ピッチ0.6mm、内圧10MPaのノズルプレートから水流を噴出して、片面2回、他面2回の合計4回水流を噴出して絡合一体化し、絡合不織布を形成した。次いで、実施例1と全く同様にして、芯鞘型複合繊維の鞘成分の融着処理、ノニオン系界面活性剤の付着処理、及びカレンダー処理を行なって、面密度70g/m2、厚さ0.20mmのセパレータを得た。
【0040】
このセパレータの断面における電子顕微鏡写真を撮影して絡合状態を観察したところ、セパレータの片面からの厚さ方向における、片面からこのセパレータの厚さの3分の1までの距離の範囲内に、延伸繊維が集中して絡合したものであった。
【0041】
(保液性の評価方法)
実施例1〜3及び比較例のセパレータを直径30cmの円状に裁断した後、温度20℃、相対湿度65%の状態下において水分平衡に至らせた後、質量(M0)を測定した。次に、セパレータ中の空気を水酸化カリウム溶液で置換するために、比重1.3(20℃)の水酸化カリウム溶液中に1時間浸漬して、水酸化カリウム溶液を保持させた。
【0042】
次いで、3枚づつのろ紙(直径30cm)によりセパレータを挟み、加圧ポンプにより、568N/cm2の圧力を30秒間作用させた後、セパレータの質量(M1)を測定した。そして、下記の式により加圧保液率を算出した。この測定は1種類のセパレータに対して4回行い、その平均を加圧保液率とした。この結果は表1に示す通り、本発明のセパレータは保液性に優れているため、電池寿命の長いものである。
加圧保液率(%)={(M1−M0)/M0}×100
【0043】
【表1】
(引張強さの測定方法)
実施例1〜3及び比較例のセパレータをそれぞれ、幅50mmに裁断した後、テンシロン(オリエンテック製、UTM−III−100)により、測定長さ200mm、引張速度200mm/minの条件で測定した。この結果は表1に示す通り、本発明のセパレータは実用上問題のない引張強さを有するものである。
【0044】
(電気抵抗の測定方法)
実施例1〜3及び比較例のセパレータをそれぞれ、たて3cm、よこ3cmに裁断した後、2枚のニッケル板に挟んで5kgfの荷重をかけた。次いで、このセパレータに、セパレータの質量に対して100mass%の水酸化カリウム(比重1.3)だけ注液した際の電気抵抗をミリオームメータで測定した。この結果も表1に示す通り、本発明のセパレータは電気抵抗が低いため電解液が均一に分散したものである。よって、電池容量を高くすることのできるセパレータである。
【0045】
【発明の効果】
本発明のセパレータは繊維径の小さいメルトブロー繊維を含んでいるため、電解液の保持性に優れている。また、メルトブロー繊維と延伸繊維とが均一に絡合しており、セパレータ全体にわたって均一な微細孔が形成されているため、電解液の分布が均一である。そのため、電池内部抵抗が低く、電池容量の大きい電池を形成できるセパレータである。また、延伸繊維が混合されているため、実用に耐えうる程度の引張強さを有するセパレータである。
Claims (3)
- メルトブロー法により形成された繊維と、延伸された繊維とを含む不織布であり、この不織布は延伸繊維ウエブ間にメルトブローウエブを積層した積層繊維ウエブに水流を噴出して製造されたものであり、この不織布の片面からの厚さ方向における、この不織布の厚さの3分の1の距離から、この不織布の厚さの3分の2までの距離の範囲全体においても、延伸された繊維が存在する程度に、メルトブロー法により形成された繊維と延伸された繊維とが絡合一体化した不織布からなることを特徴とするアルカリ電池用セパレータ。
- メルトブロー法により形成された繊維がポリアミド系樹脂又は親水化ポリオレフィン系樹脂を含んでいることを特徴とする、請求項1記載のアルカリ電池用セパレータ。
- 延伸された繊維が、メルトブロー法により形成された繊維と同系の樹脂成分が繊維表面の少なくとも一部を構成する融着繊維からなることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のアルカリ電池用セパレータ。
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