JP3993023B2 - 熱風循環装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,エアヒートバーナによって燃焼を行い,その燃焼ガスにより熱風循環炉内を乾燥させる熱風循環装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,図16に示すごとく,熱風を循環させる熱風循環装置9としては,乾燥炉92内の雰囲気ガス105を還流ダクト922に還流させて,この還流ダクト922の途中に配設したエアヒートバーナ93により燃焼を行って,この燃焼による熱風108を乾燥炉2に循環させるものがある。上記エアヒートバーナ3においては,燃料供給ヘッダー931より供給された燃料101と空気送風機6より供給された空気104とにより燃焼を行っている。そして,この燃焼による燃焼ガス108と上記雰囲気ガス105とを混合して生成した熱風109を上記乾燥炉92内に供給して,対流により乾燥を行っている。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記熱風循環装置9に用いるエアヒートバーナ93おいては,常温(20℃ぐらい)の空気104を燃料101と燃焼させて,上記熱風109を生成している。そのため,例えば,上記乾燥炉92内の温度を270℃に保つ場合には,上記燃料101と空気104とにより燃焼を行った燃焼ガス108を,上記20℃の空気104と上記270℃の乾燥炉92内の温度との差である250℃以上には加熱する必要がある。
そのため,上記燃焼ガス108により熱風109を生成するには,大量の燃料101を燃焼させることが必要になり,省エネルギ−な熱風循環装置9を形成することが困難になっている。
【0004】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,エアヒートバーナにおける燃焼量を減少させて,省エネルギー化を実現することができる熱風循環装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】
第1の発明は,熱風循環炉と,該熱風循環炉に熱風を供給する熱風ダクトと,該熱風ダクト内に配設したエアヒートバーナとを有すると共に,上記熱風循環炉から上記熱風ダクトへは,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを上記熱風ダクトに還流させる還流ダクトを設けてなる熱風循環装置であって,
上記エアヒートバーナは,燃料を噴出させる燃料供給ヘッダーと,燃焼用空気を噴出させる空気噴出筒とを有しており,
また,上記熱風ダクトと上記エアヒートバーナとの間には,上記還流ダクトから送られる上記雰囲気ガスを通過させるスルー通路を形成し,
上記燃料供給ヘッダーには,該燃料供給ヘッダーへ上記燃料を供給する燃料供給配管を接続してなり,上記空気噴出筒には,該空気噴出筒へ上記燃焼用空気としての酸素残存空気を供給する燃焼用空気ダクトを接続してなり,該燃焼用空気ダクトはガスタービンの排気ダクトであり,上記酸素残存空気は上記ガスタービンの排気ガスであり,
上記空気噴出筒は,上記燃焼用空気ダクトの先端部に接続し上記燃料供給ヘッダーを外側から囲う状態で上記熱風ダクト内に配設する燃焼筒と,該燃焼筒と上記燃料供給ヘッダーとの間を閉塞する一対の空気噴出プレートとを有しており,
上記エアヒートバーナにより,上記空気噴出筒の上記一対の空気噴出プレートから噴出させた上記酸素残存空気と上記燃料供給ヘッダーから噴出させた上記燃料とを混合して燃焼を行うと共に,その燃焼ガスを上記スルー通路を通過させた上記雰囲気ガスと混合して上記熱風とし,該熱風を上記熱風ダクトより上記熱風循環炉内に供給するよう構成してあり,
上記エアヒートバーナ,上記燃料供給配管及び上記燃焼用空気ダクトは,上記熱風ダクトの一部を構成する取付部材に配設してあり,該取付部材は,上記エアヒートバーナを上記熱風ダクトの側面に設けたバーナ配設穴を介して該熱風ダクト内に挿入する状態で,該熱風ダクトに対して着脱可能であることを特徴とする熱風循環装置にある(請求項1)。
【0006】
本発明の熱風循環装置においては,熱風循環炉に上記エアヒートバーナを内部に配設した熱風ダクトが設けてあり,この熱風ダクトへは,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを還流させる還流ダクトが接続されている。また,上記エアヒートバーナにおける空気噴出筒には,燃焼用空気を供給する燃焼用空気ダクトが接続してあり,上記熱風ダクトと上記エアヒートバーナとの間には,上記スルー通路が形成されている。
上記エアヒートバーナにおいては,上記空気噴出筒より上記燃焼用空気を噴出させると共に,上記燃料供給ヘッダーより燃料を噴出させて,燃焼を行う。
【0007】
そして,上記燃焼による燃焼ガスは,上記熱風ダクトにおいて,上記スルー通路を通過した上記雰囲気ガスと混合されて,上記熱風循環炉に供給する熱風となる。
そのため,上記燃焼ガスを上記雰囲気ガスとの混合により,上記熱風の量を多くすることができると共に,上記熱風は,熱風循環炉内の被加熱物を加熱するのに適切な温度にした後に上記熱風循環炉に供給することができる。そのため,炉内温度のムラが少なく,かつ対流による伝熱が促進された良好な熱風循環炉を形成することができる。
【0008】
さらに,本発明においては,上記エアヒートバーナの燃焼に使用する上記燃焼用空気としての酸素残存空気としては,排気ガスを用いることができ,この排気ガスの有する熱エネルギーを上記熱風に活用することができる。そのため,上記エアヒートバーナへの燃料の供給量を減少させることができ,このエアヒートバーナにおける燃焼量を減少させることができる。それ故,省エネルギ−な熱風循環装置を形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
また,上記燃焼用空気ダクトは,例えば,ガスタービンの排気ダクト,又は熱風循環炉の排気ダクトとすることができ,上記酸素残存空気はこれらの排気ダクトより排気される排気ガスとすることができる。また,上記熱風循環炉内の温度は,80〜200℃に保持して乾燥を行うことができる。
また,上記熱風循環炉としては,乾燥炉,焼き戻し加熱炉,ベーキング炉等の種々のものがある。
【0010】
また,上記エアヒートバーナにおける空気噴出筒は,上記燃焼用空気ダクトに接続される燃焼筒と,該燃焼筒と上記燃料供給ヘッダーとの間に配設して上記燃焼用空気を噴出させる複数の空気噴出孔を形成した空気噴出プレートとを有していることが好ましい。この場合には,上記熱風ダクト内に配設した上記エアヒートバーナにおいて,上記燃料と上記燃焼用空気とを燃焼させることが容易になる。
【0011】
また,上記エアヒートバーナは,取付部材により上記熱風ダクトの内部に着脱自在に取り付けてあることが好ましい。この場合には,上記エアヒートバーナを上記熱風ダクトとの間で着脱することが容易であり,上記エアヒートバーナのメンテナンスや取替えが必要なときに容易にこれに対応することができる。
【0012】
また,上記燃焼用空気ダクトは,マイクロガスタービンの排気ダクトであり,上記酸素残存空気は,酸素濃度が16〜19%であると共に温度が250〜300℃である上記マイクロガスタービンの排気ガスであることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記エアヒートバーナは,上記空気噴出筒に上記酸素残存空気よりも酸素濃度が高い空気(例えば,酸素濃度が約21%のフレッシュエアー)を供給しなくても,安定した燃焼を行うことができる。また,この場合には,上記マイクロガスタービンの排気ガスにおける熱エネルギーを効果的に活用することができる。
【0013】
また,上記還流ダクトは,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを上記熱風ダクトに送風する還流送風機を有していることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを上記還流ダクト内に強制的に送風し,この強制対流により上記熱風ダクト内で生成した上記熱風を上記熱風循環炉内に供給することができる。
【0014】
また,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクトを介して上記空気噴出筒より空気を噴出させることができる空気送風機を設けることができる(請求項4)。
この場合には,上記燃焼用空気ダクトを流れる酸素残存空気の流量が少ないときには,上記流量の不足分を上記空気送風機による空気によって補うことができる。また,上記エアヒートバーナにおいて燃焼を行う際に,上記酸素残存空気における酸素濃度が低いときには,上記空気送風機より供給した空気中の酸素を利用して燃焼を行うことができる。
【0015】
また,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクト内の流量を調節するための流量調節弁を設けることができる(請求項5)。
この場合には,上記燃焼用空気ダクトを流れる酸素残存空気,空気又はこれらの混合空気の流量が過剰なときでも,上記流量調節弁により上記流量を調節して,上記エアヒートバーナの空気噴出筒に供給することができる。そのため,上記エアヒートバーナにおいて,最適な燃焼を行うことができる。
【0016】
また,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクト内の流量を測定するための第1流量計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記第1流量計による流量値に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成することができる(請求項6)。
この場合には,上記酸素残存空気,空気又はそれらの混合空気の流量を調節して,上記エアヒートバーナに供給する燃焼用空気の流量を最適にすることができる。
【0017】
また,上記熱風ダクトには,該熱風ダクト内の流量を測定するための第2流量計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記第1流量計による流量値と上記第2流量計による流量値との差に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成することもできる(請求項7)。この場合にも,上記酸素残存空気,空気又はそれらの混合空気の流量を調節して,上記エアヒートバーナに供給する燃焼用空気の流量を最適にすることができる。
【0018】
また,上記熱風循環装置には,上記燃焼用空気ダクト内と上記熱風ダクト内との差圧を測定する差圧計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記差圧計による差圧に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成することもできる(請求項8)。この場合にも,上記酸素残存空気,空気又はそれらの混合空気の流量を調節して,上記エアヒートバーナに供給する燃焼用空気の流量を最適にすることができる。
【0019】
また,上記第1流量計,上記第2流量計又は差圧計としては,オリフィス計又はピトー管等の差圧流量計を用いることができる。
【0020】
また,上記燃焼用空気ダクトは,上記燃焼用空気ダクトを流れる酸素残存空気の流量が上記エアヒートバーナに用いる燃焼用空気の流量として過剰な場合には,上記酸素残存空気を上記還流ダクト内又は上記熱風ダクト内に直接導入するためのバイパス経路を有することができる(請求項9)。
この場合には,上記過剰の酸素残存空気を上記バイパス経路より上記還流ダクト内又は上記熱風ダクト内に混入させることができる。そのため,上記過剰の酸素残存空気の熱エネルギーを効果的に活用することができる。
【0021】
【実施例】
以下に,図1〜図14を用いて,本発明の熱風循環装置1における実施例につき説明する。
(実施例1)
本例の熱風循環装置1は,図1,図2に示すごとく,熱風循環炉2と,この熱風循環炉2に熱風107を供給する熱風ダクト21と,この熱風ダクト21内に配設したエアヒートバーナ3とを有すると共に,上記熱風循環炉2から上記熱風ダクト21へは,上記熱風循環炉2内の雰囲気ガス105を上記熱風ダクト21に還流させるための還流ダクト22を設けてなる。
上記エアヒートバーナ3は,燃料101を噴出させる燃料供給ヘッダー31と,燃焼用空気102を噴出させる空気噴出筒32とを有している。
【0022】
また,上記熱風ダクト21と上記エアヒートバーナ3との間には,上記還流ダクト22から送られる上記雰囲気ガス105を通過させるスルー通路23が形成してある。また,上記空気噴出筒32には,上記燃焼用空気102としての酸素残存空気103を供給する燃焼用空気ダクト4が接続してある。
そして,上記熱風循環装置1においては,上記エアヒートバーナ3により上記酸素残存空気103と上記燃料101とを混合して燃焼を行うと共に,その燃焼ガス106を上記スルー通路23を通過させた上記雰囲気ガス105と混合して上記熱風107とする。そして,この熱風107を上記熱風ダクト21より上記熱風循環炉2内に供給して,この熱風循環炉2内を対流により乾燥させる。
【0023】
以下に,これを詳説する。
図1,図2に示すごとく,本例においては,上記燃焼用空気ダクト4は,マイクロガスタービン5の排気ダクトであり,上記酸素残存空気103は,酸素濃度が16〜19%であると共に温度が250〜300℃である上記マイクロガスタービン5の排気ガスである。そのため,上記エアヒートバーナ3は,上記空気噴出筒32に上記酸素残存空気103よりも酸素濃度が高い空気(例えば,酸素濃度が約21%のフレッシュエアー)を供給しなくても,安定した燃焼を行うことができる。
また,本例では,上記熱風循環炉2は,乾燥炉であり,この乾燥炉内の温度を80〜200℃に保持して乾燥を行う。
【0024】
また,図1に示すごとく,上記還流ダクト22は,上記熱風循環炉2内の雰囲気ガス105を上記熱風ダクト21に送風する還流送風機221を有している。そのため,上記熱風循環炉2内の雰囲気ガス105を上記還流ダクト22内に強制的に送風し,この強制対流により上記熱風ダクト21内で生成した上記熱風107を上記熱風循環炉2内に供給することができる。
また,上記熱風循環炉2には,この熱風循環炉2内の雰囲気ガス105の一部を排気する排気口25が設けてある。
【0025】
また,図2に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4には,この燃焼用空気ダクト4内を流れる上記燃焼用空気102としての酸素残存空気103の流量を調節するための流量調節弁(バタフライバルブ)41が設けてある。これにより,上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103の流量が上記燃焼に過剰なときでも,上記流量調節弁41によりこの過剰な流量を絞ることができる。そして,適切な流量の酸素残存空気103を上記エアヒートバーナ3の空気噴出筒32に供給することができる。そのため,上記エアヒートバーナ3において,最適な燃焼を行うことができる。
【0026】
また,図3に示すごとく,上記エアヒートバーナ3における燃料供給ヘッダー31は,上記燃焼を行う下流側に燃料噴出部311を有しており,この燃料噴出部311には上記燃料101を噴出させる複数の燃料噴出孔312を有している。また,本例の燃料101は気体燃料としての都市ガスであり,上記燃料供給ヘッダー31には,上記都市ガスを供給するための燃料供給管33が接続されている。
【0027】
また,図2に示すごとく,上記エアヒートバーナ3における空気噴出筒32は,上記燃焼用空気ダクト4に接続される燃焼筒321と,この燃焼筒321と上記燃料供給ヘッダー31との間に配設して,それぞれ上記燃焼用空気102を噴出させる複数の空気噴出孔323を形成した一対の空気噴出プレート322とを有している。
また,上記一対の空気噴出プレート322は,上記燃料供給ヘッダー31の下流側の側壁313にそれぞれ取り付けられており,それぞれ下流側に向けて拡大傾斜して配設されている。なお,上記下流側とは,燃焼の火炎を形成する側をいう。
【0028】
また,上記エアヒートバーナ1は,取付部材400により上記熱風ダクト21の内部に着脱自在に取り付けてあり,この取付部材400において,上記燃焼筒34と上記燃焼用空気ダクト4とが接続してある。また,上記燃料供給管33は,上記燃料供給ヘッダー31に接続された先端配管331と,燃料供給源(図示略)に接続された本体配管332とが,上記取付部材400において接続されている。そして,上記エアヒートバーナ1のメンテナンスや取替えが必要なときには,上記取付部材400を上記熱風ダクト21との間で着脱することにより,容易にこれに対応することができる。
【0029】
本例においては,上記還流送風機221によって,上記熱風循環炉2内の雰囲気ガス105を上記還流ダクト22に還流させると共に(図1参照),上記エアヒートバーナ3において,上記燃焼用空気ダクト4を流れて上記空気噴出筒32より噴出する燃焼用空気102と,上記燃料供給管33を流れて上記燃料供給ヘッダー31より噴出する燃料101とを混合させて燃焼を行う(図2参照)。
そして,上記燃焼による燃焼ガス106は,上記熱風ダクト21において,上記還流ダクト22を流れて上記スルー通路23を通過した上記雰囲気ガス105と混合されて,上記熱風循環炉2に供給する熱風107となる(図2参照)。
【0030】
そのため,上記燃焼ガス106を上記雰囲気ガス105との混合により,上記熱風107の量を多くすることができると共に,この熱風107は,熱風循環炉2内の被加熱物を加熱するのに適切な温度にした後に上記熱風循環炉2に供給することができる。そのため,炉内温度のムラが少なく,対流による伝熱が促進された良好な熱風循環炉2を形成することができる。
【0031】
さらに,本例の熱風循環装置1においては,上記エアヒートバーナ3の燃焼に使用する上記燃焼用空気102としての酸素残存空気103には,上記マイクロガスタービン5における排気ガスを用いることができ,この排気ガスの有する熱エネルギーを上記熱風107に活用することができる。そのため,上記エアヒートバーナ3への燃料101の供給量を減少させることができ,このエアヒートバーナ3における燃焼量を減少させることができる。それ故,省エネルギ−な熱風循環装置1を形成することができる。
【0032】
(実施例2)
本例は,図4に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4に,この燃焼用空気ダクト4を介して上記空気噴出筒32より空気104を噴出させることができる空気送風機6を設けた例である。そして,本例では,上記燃焼用空気ダクト4に並列して上記空気送風機6を接続しており,上記燃焼用空気ダクト4と上記空気送風機6とは,上記燃焼筒21の外部における合流部401において合流している。
【0033】
また,上記燃焼用空気ダクト4の合流部401の上流側には,燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103の流量を調節するためのバタフライバルブ421と,このバタフライバルブ421により酸素残存空気103の流量を絞ったときに,過剰の酸素残存空気103を逃がす逃がし口49とが配設してある。また,上記空気送風機6の出口側にも,この空気送風機6より送風する空気104の流量を調節するためのバタフライバルブ422が配設してある。その他は上記実施例1と同様である。
【0034】
本例においては,上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103の流量が少ないときには,上記空気送風機6により空気104を上記燃焼用空気ダクト4に送り出すことができる。そして,上記燃焼用空気102としての上記酸素残存空気103と上記空気104との混合空気を上記エアヒートバーナ3の空気噴出筒32より噴出させて,上記酸素残存空気103の不足分を補うことができる。なお,本例において,上記上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103が過剰にあるときには,上記バタフライバルブ422を閉じると共に上記空気送風機6の運転を停止することができる。
【0035】
また,上記エアヒートバーナ3において燃焼を行う際に,上記酸素残存空気103における酸素濃度が低いときには,上記空気送風機6より供給した空気104中の酸素を利用して燃焼を行うことができる。
また,上記空気送風機6を設けたことにより,上記マイクロガスタービン5の運転が停止して,上記酸素残存空気103がエアヒートバーナ3に供給されなくなったとしても,上記空気送風機6により空気104を上記エアヒートバーナ3に供給して,連続して上記熱風循環装置1の運転を行うことができる。その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
なお,上記空気送風機6を上記燃焼用空気ダクト4に並列して接続するときの態様としては,以下の各種の態様を採用することができる。
例えば,上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103の流量が上記エアヒートバーナ3に必要な燃焼用空気102の量よりも少ない場合には,図5に示すごとく,上記空気送風機6におけるバタフライバルブ422は,その出口側に設けるのではなく入口側に設け,上記合流部401に設けた切替弁42により,上記マイクロガスタービン5側の燃焼用空気ダクト4を開閉して上記燃焼用空気102の流量を調節することができる。
【0037】
そして,上記マイクロガスタービン5の運転停止時は,上記切替弁41により上記マイクロガスタービン5側の燃焼用空気ダクト4と閉じて,上記空気送風機6による空気104を上記燃焼用空気102とすることができる。また,上記マイクロガスタービン5の運転時は,上記入口側のバタフライバルブ422で空気104の流量を絞ると共に,上記切替弁42を中間位置(上記マイクロガスタービン5側の燃焼用空気ダクト4と上記空気送風機6側の燃焼用ダクト4とが開いている状態)にして,上記酸素残存空気103と上記空気104とを混合して上記燃焼用空気102とすることができる。
【0038】
また,例えば,上記エアヒートバーナ3に供給する燃焼用空気102の流量をフィードバック制御する場合には,図6に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4に,この燃焼用空気ダクト4内の流量を測定するための第1流量計43を設けて行うことができる。そして,上記熱風循環装置1は,上記第1流量計43による流量値に基づいて上記流量調節弁41を操作することにより,上記燃焼用空気102の流量を制御することができる。
【0039】
また,上記燃焼用空気102の流量のフィードバック制御は,図7に示すごとく,上記熱風循環装置1に,上記燃焼用空気ダクト4内と上記熱風ダクト21内との差圧を測定する差圧計45を設け,上記燃焼用空気102の流量を制御することもできる。
【0040】
また,上記燃焼用空気102の量のフィードバック制御は,図示は省略するが,上記燃焼用空気ダクト4に,この燃焼用空気ダクト4内の流量を測定するための第1流量計43を設けると共に,上記熱風ダクト21に,この熱風ダクト21内の流量を測定するための第2流量計を設けて,上記燃焼用空気102の流量を制御することもできる。なお,上記第1流量計43及び上記第2流量計としては,差圧流量計としてのオリフィス計を用いることができる。
【0041】
(実施例3)
本例は,図8に示すごとく,上記空気送風機6を,上記燃焼用空気ダクト4に直列して接続した例であり,上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103を上記空気送風機6を介して上記エアヒートバーナ3の空気噴出筒32に導く例である。
そして,上記空気送風機6の入口側には,上記マイクロガスタービン5からの燃焼用空気ダクト4が接続されていると共に,過剰の酸素残存空気103を排気する又は空気104を空気送風機6に取り入れるための給排気口61が設けてある。また,上記空気送風機6の出口側には,上記酸素残存空気103の流量を調節するためのバタフライバルブ424が配設してある。
【0042】
また,上記マイクロガスタービン5からの燃焼用空気ダクト4には,上記エアヒートバーナ3における燃焼を停止するときに,燃焼用空気ダクト4を閉じるためのバタフライバルブ423が配設してある。その他は上記実施例1と同様である。
【0043】
本例においては,上記空気送風機6を常時作動させて,上記酸素残存空気103と空気104とを吸引すると共に,これらの混合空気を上記エアヒートバーナ3の空気噴出筒32に供給することができる。その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
なお,本例においても,上記エアヒートバーナ3に供給する燃焼用空気102の量をフィードバック制御することができ,例えば,図9に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4に,この燃焼用空気ダクト4内の流量を測定するための第1流量計43を設けて行うことができる。そして,上記熱風循環装置1は,上記第1流量計43による流量値に基づいて上記出口側のバタフライバルブ424を操作することにより,上記燃焼用空気102の流量を制御することができる。
【0045】
また,上記燃焼用空気102の流量のフィードバック制御は,図10に示すごとく,上記熱風循環装置1に,上記燃焼用空気ダクト4内と上記熱風ダクト21内との差圧を測定する差圧計45を設け,上記燃焼用空気102の流量を制御することもできる。その他,本例においても,上記実施例2と同様の流量のフィードバック制御の態様を採用することができる。
【0046】
(実施例4)
本例は,図11に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4に,上記酸素残存空気103を上記熱風ダクト21内に直接導入するためのバイパス経路47を形成した例である。そして,このバイパス経路47と燃焼用空気ダクト4との接続部402には,上記バイパス経路47に流れる酸素残存空気103の流量を調節するための流量調節弁41を配設している。その他は上記実施例1と同様である。
【0047】
本例においては,上記燃焼用空気ダクト4を流れる酸素残存空気103の流量が上記エアヒートバーナ3に用いる燃焼用空気102の流量として過剰なとき,この過剰の酸素残存空気103を上記バイパス経路47より上記熱風ダクト21内に混入させることができる。そのため,上記過剰の酸素残存空気103における熱エネルギーを効果的に活用することができる。その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0048】
また,本例においては,図12に示すごとく,上記バイパス経路47の接続部402に逆流防止弁471を配設すると共に上記燃焼用空気ダクト4にバタフライバルブ425を設けて,上記エアヒートバーナ3に供給する酸素残存空気103の流量を調節することもできる。
【0049】
また,本例においても,上記エアヒートバーナ3に供給する燃焼用空気102の流量をフィードバック制御することができ,例えば,図13に示すごとく,上記燃焼用空気ダクト4に,この燃焼用空気ダクト4内の流量を測定するための第1流量計43が設けて行うことができる。そして,上記熱風循環装置1は,上記第1流量計43による流量値に基づいて上記接続部402に設けた流量調節弁41を操作することにより,上記燃焼用空気102の流量を制御することができる。
【0050】
また,上記燃焼用空気102の量のフィードバック制御は,図14に示すごとく,上記熱風循環装置1に,上記燃焼用空気ダクト4内と上記熱風ダクト21内との差圧を測定する差圧計45を設け,上記燃焼用空気102の流量を制御することもできる。その他,本例においても,上記実施例2と同様の流量のフィードバック制御の態様を採用することができる。
【0051】
(実施例5)
本例においては,上記実施例1に示した熱風循環装置1(発明品,図1〜図3参照)の優れた作用効果を裏付けるために,上記熱風循環装置1に必要となる熱量の試算を行った。また,比較のために,従来の熱風循環装置9(排気ガスを利用しないもの)(比較品,図16参照)についても,熱量の試算を行った。
【0052】
上記熱量の試算としては,マイクロガスタービンにおいては,116.3kW(100000kcal/h)の燃料(都市ガス)を供給して運転を行ったときに,74.4kW(64000kcal/h)の排気ガスが,温度約270℃,酸素濃度約18%で排気されるとして行った。また,上記熱風循環装置においては,常温(約20℃)の空気を燃焼用空気102として使用する場合の燃料(都市ガス)の使用量は174.5kW(150000kcal/h)として試算を行った。
【0053】
(比較品)
比較品は,マイクロガスタービンと従来の熱風循環装置9(図16参照)とをそれぞれ独立して運転を行う場合である。そして,このとき,上記マイクロガスタービンと上記熱風循環装置9とにおいて使用される合計の燃料使用量は,116.3kW+174.5kW=290.8kW(250000kcal/h)となる。
【0054】
(発明品)
発明品は,上記マイクロガスタービン5より排気される排気ガスを上記燃焼用空気102として活用する(図1〜図3参照)。そのため,上記熱風循環装置1での燃料使用量は,上記マイクロガスタービン5への燃料供給量116.3kWと上記空気を燃焼用空気102として使用する場合の燃料使用量174.5kWとの合計である290.8kWから,上記マイクロガスタービン5の排気ガスにおける熱量74.4kWを差し引いた,216.4(186000kcal/h)となる。それ故,上記熱量の試算により,上記エアヒートバーナ3への燃料101の供給量を減少させることができ,省エネルギ−な熱風循環装置1を形成できることがわかる。
【0055】
なお,図15に示すごとく,上記マイクロガスタービン5の排気ガスを上記熱風循環装置1に活用する方法として,上記燃焼用空気ダクト4を上記還流ダクト22の途中に接続し,この還流ダクト22において上記酸素残存ガス103としてのマイクロガスタービン5の排気ガスを混入させた後に,上記エアヒートバーナ3において燃焼を行う方法も考えられる。
しかし,この方法においては,上記エアヒートバーナ3に流入する燃焼用空気102の酸素濃度が著しく低くなるため(上記熱風循環炉2内の雰囲気ガス105における酸素濃度(例えば14%)と上記酸素残存空気103における酸素濃度(例えば18%)とが混合して16%以下の酸素濃度になる),エアヒートバーナ3において燃焼を行うことが困難になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,熱風循環装置を示す全体説明図。
【図2】実施例1における,熱風循環装置の主要部分を示す部分説明図。
【図3】実施例1における,エアヒートバーナを示す斜視図。
【図4】実施例2における,熱風循環装置の主要部分を示す部分説明図。
【図5】実施例2における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,空気送風機の流量を固定した態様を示す部分説明図。
【図6】実施例2における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,第1流量計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図7】実施例2における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,差圧計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図8】実施例3における,熱風循環装置の主要部分を示す部分説明図。
【図9】実施例3における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,第1流量計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図10】実施例3における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,差圧計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図11】実施例4における,熱風循環装置の主要部分を示す部分説明図。
【図12】実施例4における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,逆流防止弁を設けた態様を示す部分説明図。
【図13】実施例4における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,第1流量計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図14】実施例4における,他の熱風循環装置の主要部分を示す図で,差圧計を使用して流量のフィードバック制御を行う態様を示す部分説明図。
【図15】実施例5における,燃焼用空気ダクトを還流ダクトの途中に接続した場合の熱風循環装置を示す全体説明図。
【図16】従来例における,熱風循環装置を示す全体説明図。
【符号の説明】
1...熱風循環装置,
101...燃料,
102...燃焼用空気,
103...酸素残存空気,
104...空気,
105...雰囲気ガス,
106...燃焼ガス,
107...熱風,
2...熱風循環炉,
21...熱風ダクト,
22...還流ダクト,
221...還流送風機,
23...スルー通路,
3...エアヒートバーナ,
31...燃料供給ヘッダー,
32...空気噴出筒,
33...燃料管,
4...燃焼用空気ダクト,
41...流量調節弁,
43...第1流量計,
45...差圧計,
47...バイパス経路,
5...マイクロガスタービン,
6...空気送風機,
Claims (9)
- 熱風循環炉と,該熱風循環炉に熱風を供給する熱風ダクトと,該熱風ダクト内に配設したエアヒートバーナとを有すると共に,上記熱風循環炉から上記熱風ダクトへは,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを上記熱風ダクトに還流させる還流ダクトを設けてなる熱風循環装置であって,
上記エアヒートバーナは,燃料を噴出させる燃料供給ヘッダーと,燃焼用空気を噴出させる空気噴出筒とを有しており,
また,上記熱風ダクトと上記エアヒートバーナとの間には,上記還流ダクトから送られる上記雰囲気ガスを通過させるスルー通路を形成し,
上記燃料供給ヘッダーには,該燃料供給ヘッダーへ上記燃料を供給する燃料供給配管を接続してなり,上記空気噴出筒には,該空気噴出筒へ上記燃焼用空気としての酸素残存空気を供給する燃焼用空気ダクトを接続してなり,該燃焼用空気ダクトはガスタービンの排気ダクトであり,上記酸素残存空気は上記ガスタービンの排気ガスであり,
上記空気噴出筒は,上記燃焼用空気ダクトの先端部に接続し上記燃料供給ヘッダーを外側から囲う状態で上記熱風ダクト内に配設する燃焼筒と,該燃焼筒と上記燃料供給ヘッダーとの間を閉塞する一対の空気噴出プレートとを有しており,
上記エアヒートバーナにより,上記空気噴出筒の上記一対の空気噴出プレートから噴出させた上記酸素残存空気と上記燃料供給ヘッダーから噴出させた上記燃料とを混合して燃焼を行うと共に,その燃焼ガスを上記スルー通路を通過させた上記雰囲気ガスと混合して上記熱風とし,該熱風を上記熱風ダクトより上記熱風循環炉内に供給するよう構成してあり,
上記エアヒートバーナ,上記燃料供給配管及び上記燃焼用空気ダクトは,上記熱風ダクトの一部を構成する取付部材に配設してあり,該取付部材は,上記エアヒートバーナを上記熱風ダクトの側面に設けたバーナ配設穴を介して該熱風ダクト内に挿入する状態で,該熱風ダクトに対して着脱可能であることを特徴とする熱風循環装置。 - 請求項1において,上記ガスタービンは,マイクロガスタービンであり,上記酸素残存空気は,酸素濃度が16〜19%であると共に温度が250〜300℃である上記マイクロガスタービンの排気ガスであることを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項1又は2において,上記還流ダクトは,上記熱風循環炉内の雰囲気ガスを上記熱風ダクトに送風する還流送風機を有していることを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項において,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクトを介して上記空気噴出筒より空気を噴出させることができる空気送風機が設けてあることを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項において,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクト内の流量を調節するための流量調節弁が設けてあることを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項5において,上記燃焼用空気ダクトには,該燃焼用空気ダクト内の流量を測定するための第1流量計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記第1流量計による流量値に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成したことを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項6において,上記熱風ダクトには,該熱風ダクト内の流量を測定するための第2流量計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記第1流量計による流量値と上記第2流量計による流量値との差に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成したことを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項5において,上記熱風循環装置には,上記燃焼用空気ダクト内と上記熱風ダクト内との差圧を測定する差圧計が設けてあり,上記熱風循環装置は,上記差圧計による差圧に基づいて上記流量調節弁を操作することにより,上記燃焼用空気の流量を制御するよう構成したことを特徴とする熱風循環装置。
- 請求項1〜8のいずれか一項において,上記燃焼用空気ダクトは,上記酸素残存空気を上記還流ダクト内又は上記熱風ダクト内に直接導入するためのバイパス経路を有していることを特徴とする熱風循環装置。
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