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JP3987014B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式タンクの貯湯温水を用いて浴槽の湯水を追い焚きする貯湯式給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の電気温水器やヒートポンプ貯湯式給湯装置においては、追い焚き指令があると、貯湯タンクに貯められた温水の温度を検出し、この温度が所定温度以上であれば追い焚き運転を行い、所定温度以下であれば追い焚き運転を行わず、貯湯タンクの温水を浴槽に差し湯するようにしたものであった。
特開2003−50048号公報
しかし、この従来のものでは、追い焚き運転を開始した後は、貯湯タンクの貯湯温度が所定温度以上であれば追い焚きを継続するので、浴槽水の温度が高く貯湯タンクの貯湯温度との温度差が少ないときなど熱交換の効率が悪い時にも、貯湯温度が所定温度以上であれば追い焚きが継続され、浴槽水をユーザーの所望する温度にまで昇温させるのに長時間を要し、いつまでも追い焚き運転が継続してしまいユーザーの利便性を損なうと共に、貯湯水が浴槽水と熱交換して温度低下し、追い焚きの熱源として使えない上に給湯にも使いにくい貯湯水が多くなってしまい効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するため、請求項1では、温水を貯湯する貯湯タンクと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、前記熱交換器に流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記ふろ戻り温度センサの検出する温度が上昇しない場合、追い焚き運転を中止するようにしたものである。
また、請求項2では、温水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンクの貯湯温度を検出する貯湯温度センサと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、前記熱交換器に流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記貯湯温度センサで検出する温度と前記ふろ戻り温度センサで検出する温度の差が所定値以下の場合、追い焚き運転を中止するようにしたものである。
また、請求項3では、温水を貯湯する貯湯タンクと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、この熱交換器へ流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、前記熱交換器から流出する浴槽水の温度を検出するふろ往き温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記ふろ戻り温度センサで検出する温度と前記ふろ往き温度センサで検出する温度の差が所定値以下の場合、追い焚き運転を中止するようにしたものである。
また、請求項4では、前記請求項1〜3の貯湯式給湯装置は、前記貯湯タンク内の温水を前記ふろ循環回路を介して浴槽へ注湯する湯張り管とを備え、追い焚き運転を中止した後に湯張り管を介して高温湯を浴槽へ供給する差し湯運転を行って浴槽水を昇温させるようにしたものである。
本発明の請求項1によれば、貯湯タンクの熱量による追い焚き運転開始チェックを行った後、ふろ戻り温度センサで検出する温度を監視することによって、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
また、請求項2によれば、貯湯タンクの熱量による追い焚き運転開始チェックを行った後、貯湯温度センサで検出する温度とふろ戻り温度センサで検出する温度とを監視することによって、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは、追い焚きによる貯湯温度の低下や給湯使用による貯湯熱量の減少により追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
また、請求項3によれば、貯湯タンクの熱量による追い焚き運転開始チェックを行った後、ふろ戻り温度センサで検出する温度とふろ往き温度センサで検出する温度とを監視することによって、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは、追い焚きによる貯湯温度の低下や給湯使用による貯湯熱量の減少により追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
また、請求項4によれば、追い焚き運転を中止した後に自動的に差し湯運転を行うようにしたので、追い焚き運転の効率が悪く時間がかかりそうな場合でも、差し湯によって速やかに浴槽水の温度を上げることができる。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
この貯湯式給湯装置は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯し、この貯湯した湯水を給湯に用いるもので、1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、4は台所や洗面所等に設けられた給湯栓、5はこの貯湯式給湯装置を遠隔操作するリモコン、6は浴槽である。
前記貯湯タンクユニット1の貯湯タンク2は、上端に出湯管7と、下端に給水管8とが接続され、さらに、下部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン往き管9と、上部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン戻り管10とが接続され、前記ヒートポンプユニット3によってヒーポン往き管9から取り出した貯湯タンク2内の湯水を沸き上げてヒーポン戻り管10から貯湯タンク2内に戻して貯湯され、給水管8からの給水により貯湯タンク2内の湯水が押し上げられて貯湯タンク2内上部の高温水が出湯管7から押し出されて給湯されるものである。
前記ヒートポンプユニット3は、圧縮機11と凝縮器としての冷媒−水熱交換器12と電子膨張弁13と強制空冷式の蒸発器14で構成されたヒートポンプ回路15と、貯湯タンク2内の湯水を前記ヒーポン往き管9およびヒーポン戻り管10を介して冷媒−水熱交換器12に循環させるヒーポン循環ポンプ16と、それらの駆動を制御するヒーポン制御部17とを備えており、ヒートポンプ回路15内には冷媒として二酸化炭素が用いられて超臨界ヒートポンプサイクルを構成しているものである。なお、冷媒に二酸化炭素を用いているので、低温水を電熱ヒータなしで約90℃の高温まで沸き上げることが可能なものである。
ここで、前記冷媒−水熱交換器12は冷媒と被加熱水たる貯湯タンク2内の湯水とが対向して流れる対向流方式を採用しており、超臨界ヒートポンプサイクルでは熱交換時において冷媒は超臨界状態のまま凝縮されるため効率良く高温まで被加熱水を加熱することができ、被加熱水の冷媒−水熱交換器12入口温度と冷媒の出口温度との温度差が一定になるように前記電子膨張弁12または圧縮機11を制御することで、COP(エネルギー消費効率)がとても良い状態で被加熱水を加熱することが可能なものである。
次に、18は前記浴槽6の湯水を加熱するためのステンレス製の蛇管よりなる熱交換器で、貯湯タンク2内の上部に配置されていると共に、この熱交換器18にはふろ往き管19およびふろ循環ポンプ20を備えたふろ戻り管21よりなるふろ循環回路22が接続されて浴槽6の湯水が循環可能にされ、浴槽6内の湯水が貯湯タンク2内の高温水により加熱されて保温あるいは追い焚きが行われるものである。
23はふろ戻り管21を介して熱交換器18に流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサ、24は熱交換器18を流出してふろ往き管19を介して浴槽6へ流れる浴槽水の温度を検出するふろ往き温度センサである。
次に、25は出湯管7からの湯と給水管9から分岐された給水バイパス管26からの低温水を混合する電動ミキシング弁より構成された給湯混合弁であり、その下流の給湯管27に設けた給湯温度センサ28で検出した湯温がリモコン5でユーザーが設定した給湯設定温度になるように混合比率が制御されるものである。
29は給湯管27から分岐されてふろ戻り管21に連通された湯張り管で、この湯張り管29には、浴槽6への湯張りの開始/停止を行う湯張り弁30と、浴槽6への湯張り量をカウントするふろ流量カウンタ31と、浴槽水が給湯管27へ逆流するのを防止する逆止弁32とが設けられているものである。
次に、33は貯湯タンク2の上下方向に複数個配置された貯湯温度センサで、この実施形態では5つの貯湯温度センサが配置され上から33a、33b、33c、33d、33eと呼び、この貯湯温度センサ33が検出する温度情報によって、貯湯タンク2内にどれだけの熱量が残っているかを検知し、そして貯湯タンク2内の上下方向の温度分布を検知するものである。
前記リモコン5には、給湯設定温度を設定する給湯温度設定スイッチ34、およびふろ設定温度を設定するふろ温度設定スイッチ35がそれぞれ設けられていると共に、浴槽6へふろ設定温度の湯をリモコン5の湯張り量設定スイッチ(図示せず)で設定された湯張り量だけ湯張りし所定時間保温させるふろ自動スイッチ36と、浴槽水を追い焚きさせる追い焚きスイッチ37が設けられているものである。
38は貯湯タンクユニット1内の各センサの入力を受け各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有し制御部を構成する給湯制御部である。この給湯制御部38に前記リモコン5が無線または有線により接続されユーザーが任意の給湯設定温度およびふろ設定温度を設定できるようにしているものである。
なお、39は貯湯タンク2の過圧を逃す過圧逃し弁、40は給水の圧力を減圧する減圧弁、41は給湯する湯水の量をカウントする給湯流量カウンタ、42は給水の温度を検出する給水温度センサである。
次に、この実施例1の作動を説明する。
まず、深夜電力時間帯になって貯湯温度センサ39が貯湯タンク2内に翌日に必要な熱量が残っていないことを検出すると、給湯制御部38はヒーポン制御部17に対して沸き上げ開始指令を発する。指令を受けたヒーポン制御部17は圧縮機11を起動した後にヒーポン循環ポンプ16を駆動開始し、貯湯タンク2下部に接続されたヒーポン往き管9から取り出した5〜20℃程度の低温水を冷媒−水熱交換器12で70〜90℃程度の高温に加熱し、貯湯タンク2上部に接続されたヒーポン戻り管10から貯湯タンク2内に戻し、貯湯タンク2の上部から順次積層して高温水を貯湯していく。貯湯温度センサ33が必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、給湯制御部38はヒーポン制御部17に対して沸き上げ停止指令を発し、ヒーポン制御部17は圧縮機11を停止すると共にヒーポン循環ポンプ16も停止して沸き上げ動作を終了するものである。
次に、給湯運転について説明すると、給湯栓4を開くと、給水管8からの給水が貯湯タンク2内に流れ込む。そして貯湯タンク2に貯められた高温水が出湯管7を介して給湯混合弁25へ流入し、給水バイパス管26からの低温水と混合され、給湯制御部38により給湯混合弁28の混合比率が調整されて給湯設定温度の湯が給湯栓4から給湯される。そして、給湯栓4の閉止によって給湯が終了するものである。
次に、浴槽6への湯張り運転について説明すると、リモコン5のふろ自動スイッチ36が操作されると、給湯制御部38が湯張り弁30を開弁する。そして、給湯混合弁28によってふろ設定温度に調整された湯水が湯張り管29からふろ戻り管21を介して浴槽6へ湯張りされ、湯張り管29途中に設けられたふろ流量カウンタ31が所定の湯張り量をカウントすると給湯制御部38が湯張り弁30を閉弁して湯張り運転を終了するものである。
次に、ふろの保温運転あるいは追い焚き運転について説明すると、リモコン5の追い焚きスイッチ37がONされると、追い焚き運転の開始条件チェックを行い、給湯制御部38は貯湯タンク2に取り付けられている貯湯温度センサ33が検出する貯湯温度をチェックし、所定の熱量あるいは所定温度以上であれば、開始条件を満たしているため追い焚き運転を開始する。
この追い焚き運転を図2に示すフローチャートに基づいて説明すると、追い焚き運転を開始すると、ステップ1(以下、S1と略す)で給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動開始して浴槽水を循環させ、浴槽6内の湯温を熱交換器19に流入させ、貯湯タンク2内の上部に貯められた高温水と浴槽水とを熱交換させふろの保温運転あるいは追焚き運転を行う。そのとき、ふろ戻り温度センサ23で検出する温度をふろ初期温度として記憶する(S2)。
そして、追い焚き運転を開始してから所定時間が経過すると(S3)、ふろ戻り温度センサ23で浴槽水の温度を検出し、浴槽水の温度がS2で記憶したふろ初期温度よりも上昇していれば(S4でYes)、浴槽水の温度が目標追い焚き温度に達するまで追い焚き運転を継続する(S5)。
そして、ふろ戻り温度センサ23で検出する温度がふろ設定温度に達すると、給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動停止して(S6)、追い焚き運転を終了する(S7)ものである。
ここで、追い焚き運転を開始してから所定時間経過後のふろ戻り温度センサ23で検出する浴槽6から熱交換器18に戻ってくる浴槽水の温度がふろ初期温度より所定温度(例えば1℃)以上上昇していない場合は(S4でNo)、追い焚き運転を中止する。そして、給湯制御部38が高温の湯を浴槽6に供給する差し湯運転を行わせることで浴槽6内の湯温を上昇させるものである(S8)。
前記差し湯運転は、給湯制御部38が湯張り弁30を開弁し、給湯混合弁28によって高温の差し湯温度(ここでは60℃)に調整された湯水を湯張り管29からふろ戻り管21を介して浴槽6へ差し湯し、湯張り管29途中に設けられたふろ流量カウンタ31が所定の差し湯量をカウントすると給湯制御部38が湯張り弁30を閉弁して差し湯運転を終了するものである。
このように、追い焚き運転の開始条件を満たしていても、例えばふろ温度が高くて貯湯温度との温度差が少ないときのように、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
そのため、いつまでも追い焚き運転が継続して、貯湯温水がムダに温度低下して追い焚きの熱源として使えない上に給湯にも使いにくい貯湯水が多くなってしまうようなことがないもので、貯湯タンク内の貯湯をムダにすることなく使用することができる。
また、追い焚き運転を中止した後に自動的に差し湯運転を行うようにしたので、追い焚き運転の効率が悪く時間がかかりそうな場合でも、差し湯によって速やかに浴槽水の温度を上げることができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、先の実施例1と同一の構成についてはその説明を省略し、追い焚き運転を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
リモコン5の追い焚きスイッチ37がONされると、追い焚き運転の開始条件チェックを行い、給湯制御部38は貯湯タンク2に取り付けられている貯湯温度センサ33が検出する貯湯温度をチェックし、所定の熱量あるいは所定温度以上であれば、開始条件を満たしているため追い焚き運転を開始する。
追い焚き運転を開始すると、S11で給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動開始して浴槽水を循環させ、浴槽6内の湯温を熱交換器19に流入させ、貯湯タンク2内の上部に貯められた高温水と浴槽水とを熱交換させふろの保温運転あるいは追焚き運転を行う。
そして、追い焚き運転を開始してから所定時間が経過し追い焚き運転が安定すると(S12)、貯湯温度センサ33で検出する熱交換器近傍の貯湯温度とふろ戻り温度センサ23で検出する温度の差が所定値以上で、浴槽水の加熱を効率的に行うことが可能であると判断し(S13でYes)、浴槽水の温度が目標追い焚き温度に達するまで追い焚き運転を継続する(S14)。
そして、ふろ戻り温度センサ23で検出する温度が追い焚き目標温度に達すると、給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動停止して(S15)、追い焚き運転を終了する(S16)ものである。
ここで、追い焚き運転中の貯湯温度センサ33で検出する熱交換器近傍の貯湯温度とふろ戻り温度センサ23で検出する温度の差が所定値以下となり、浴槽水の加熱を効率的に行うことが難しいと判断すると(S13でNo)、追い焚き運転を中止する。そして、給湯制御部38が高温の湯を浴槽6に供給する差し湯運転を行わせることで浴槽6内の湯温を上昇させるものである(S17)。
このように、追い焚き運転の開始条件を満たしていても、例えばふろ温度が高くて貯湯温度との温度差が少ないときのように、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは、追い焚きによる貯湯温度の低下や給湯使用による貯湯熱量の減少により追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
そのため、いつまでも追い焚き運転が継続して、貯湯温水がムダに温度低下して追い焚きの熱源として使えない上に給湯にも使いにくい貯湯水が多くなってしまうようなことがないもので、貯湯タンク内の貯湯をムダにすることなく使用することができる。
また、追い焚き運転を中止した後に自動的に差し湯運転を行うようにしたので、追い焚き運転の効率が悪く時間がかかりそうな場合でも、差し湯によって速やかに浴槽水の温度を上げることができる。
次に、本発明の実施例3について説明する。なお、先の実施例1または2と同一の構成についてはその説明を省略し、追い焚き運転を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
リモコン5の追い焚きスイッチ37がONされると、追い焚き運転の開始条件チェックを行い、給湯制御部38は貯湯タンク2に取り付けられている貯湯温度センサ33が検出する貯湯温度をチェックし、所定の熱量あるいは所定温度以上であれば、開始条件を満たしているため追い焚き運転を開始する。
追い焚き運転を開始すると、S21で給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動開始して浴槽水を循環させ、浴槽6内の湯温を熱交換器19に流入させ、貯湯タンク2内の上部に貯められた高温水と浴槽水とを熱交換させふろの保温運転あるいは追焚き運転を行う。
そして、追い焚き運転を開始してから所定時間が経過し追い焚き運転が安定すると(S22)、ふろ往き温度センサ24で検出する温度とふろ戻り温度センサ23で検出する温度の差が所定値以上で、浴槽水の加熱が効率的に行われていると判断し(S23でYes)、浴槽水の温度が目標追い焚き温度に達するまで追い焚き運転を継続する(S24)。
そして、ふろ戻り温度センサ23で検出する温度が追い焚き目標温度に達すると、給湯制御部38はふろ循環ポンプ20を駆動停止して(S25)、追い焚き運転を終了する(S26)ものである。
ここで、追い焚き運転中のふろ往き温度センサ24で検出する温度とふろ戻り温度センサ23で検出する温度の差が所定値以下となり、浴槽水の加熱が効率的に行われていないと判断されると(S23でNo)、追い焚き運転を中止する。そして、給湯制御部38が高温の湯を浴槽6に供給する差し湯運転を行わせることで浴槽6内の湯温を上昇させるものである(S27)。
このように、追い焚き運転の開始条件を満たしていても、例えばふろ温度が高くて貯湯温度との温度差が少ないときのように、実際に追い焚き運転を開始するとほとんど追い焚きできていない、あるいは、追い焚きによる貯湯温度の低下や給湯使用による貯湯熱量の減少により追い焚き完了まで非常に時間がかかるような状況を検出することができ、その場合に追い焚き運転を中止することができる。
そのため、いつまでも追い焚き運転が継続して、貯湯温水がムダに温度低下して追い焚きの熱源として使えない上に給湯にも使いにくい貯湯水が多くなってしまうようなことがないもので、貯湯タンク内の貯湯をムダにすることなく使用することができる。
また、追い焚き運転を中止した後に自動的に差し湯運転を行うようにしたので、追い焚き運転の効率が悪く時間がかかりそうな場合でも、差し湯によって速やかに浴槽水の温度を上げることができる。
なお、実施例1〜3において、追い焚き運転を中止したら自動的に差し湯運転を行うようにしたが、これに限らず、例えば浴槽の水位を検出し、浴槽水位に応じて差し湯運転を行うか否かを判断するようにしても良く、また浴槽水位に応じて差し湯量を変更しても良い。また、自動的に差し湯運転を行う際に、差し湯運転を開始する旨をリモコン5によって音声あるいは文字で報知するとなお良い。
また、実施例1〜3において、追い焚き運転を中止した後に、差し湯運転を行わずに、熱量不足あるいは熱交換効率低下により追い焚きを中止した旨をリモコン5によって音声あるいは文字で報知するようにしてもよい。その際、差し湯運転を勧める旨を音声あるいは文字で報知するとなお良い。
また、実施例1〜3において、追い焚き運転の開始条件は、熱交換器18に近接した貯湯温度センサ33bの検出温度によって判断しているが、貯湯温度センサ33aの検出温度を取り入れたり、貯湯タンク2全体の熱量を判断に取り入れたりしても良いものである。
また、実施例1〜3において、熱交換器18を貯湯タンク2内に配置したが、これに限らず、熱交換器18を貯湯タンク2外に配置し、貯湯温水を熱交換器18に循環させる方式としても良いものである。また、貯湯水を加熱する手段としてヒートポンプ式を採用したが、これに限らず、貯湯タンク2内に電熱ヒータを配置したものでも良いものである。
本発明の実施例1〜3の貯湯式給湯装置の概略構成図。 実施例1の追い焚き運転を説明するフローチャート。 実施例2の追い焚き運転を説明するフローチャート。 実施例3の追い焚き運転を説明するフローチャート。
符号の説明
2 貯湯タンク
6 浴槽
18 熱交換器
22 ふろ循環回路
23 ふろ戻り温度センサ
24 ふろ往き温度センサ
29 湯張り管
33 貯湯温度センサ

Claims (4)

  1. 温水を貯湯する貯湯タンクと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、前記熱交換器に流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記ふろ戻り温度センサの検出する温度が上昇しない場合、追い焚き運転を中止するようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 温水を貯湯する貯湯タンクと、貯湯タンクの貯湯温度を検出する貯湯温度センサと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、前記熱交換器に流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記貯湯温度センサで検出する温度と前記ふろ戻り温度センサで検出する温度の差が所定値以下の場合、追い焚き運転を中止するようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  3. 温水を貯湯する貯湯タンクと、浴槽の湯水を循環させるふろ循環回路と、このふろ循環回路途中に設けられ浴槽水を貯湯タンクに貯められた温水で加熱する熱交換器と、この熱交換器へ流入する浴槽水の温度を検出するふろ戻り温度センサと、前記熱交換器から流出する浴槽水の温度を検出するふろ往き温度センサと、浴槽水を前記熱交換器に循環して追い焚き運転を行わせるようにしたものにおいて、貯湯タンクに取り付けられている貯湯温度センサが検出する貯湯温度が所定温度以上で追い焚き運転を開始し、追い焚き運転中に前記ふろ戻り温度センサで検出する温度と前記ふろ往き温度センサで検出する温度の差が所定値以下の場合、追い焚き運転を中止するようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  4. 前記貯湯式給湯装置は、前記貯湯タンク内の温水を前記ふろ循環回路を介して浴槽へ注湯する湯張り管とを備え、追い焚き運転を中止した後に湯張り管を介して高温湯を浴槽へ供給する差し湯運転を行って浴槽水を昇温させるようにしたことを特徴とする請求項1〜3記載の貯湯式給湯装置。
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