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JP2011141069A - 風呂装置 - Google Patents

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JP2011141069A
JP2011141069A JP2010001314A JP2010001314A JP2011141069A JP 2011141069 A JP2011141069 A JP 2011141069A JP 2010001314 A JP2010001314 A JP 2010001314A JP 2010001314 A JP2010001314 A JP 2010001314A JP 2011141069 A JP2011141069 A JP 2011141069A
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hot water
heat exchanger
bath
reheating
storage tank
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JP2010001314A
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Inventor
Akihiro Ohira
晃寛 大平
Teruyuki Yamada
照之 山田
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Corona Corp
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Corona Corp
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Abstract


【課題】貯湯タンク内の湯水が低温になっても短時間で追い焚き運転ができる風呂装置を提供する。
【解決手段】
追い焚き運転時に貯湯タンク2内上部の湯水が低温の時、ヒーポン戻り三方弁50とヒーポン往き三方弁51とを駆動して、圧縮機11からの高温高圧の自然冷媒を追い焚き用熱交換器49に供給して貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水を追い焚き用熱交換器49で直接加熱することにより、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21周りの湯水を短時間に高温にすることができ、追い焚き運転中に貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を加熱できなくなっても、短時間で追い焚き運転を再開できるものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、風呂追い焚き付きの風呂装置に関するものである。
従来よりこの種のものに於いては、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯し、この貯湯した湯水を給湯や風呂に用いるもので、湯水を貯湯する貯湯タンク101を備えた貯湯タンクユニット102と、貯湯タンク101内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット103を備え、前記貯湯タンク101内の上部には、浴槽104の湯水を加熱するためのステンレス製の蛇管よりなる風呂熱交換器105が配置されていると共に、この風呂熱交換器105には風呂往き管106および風呂循環ポンプ107を備えた風呂戻り管108よりなる風呂循環回路109が接続されて浴槽104の湯水が循環可能にされ、浴槽104内の湯水が貯湯タンク101内の高温水により加熱されて保温あるいは追い焚きが行われるものである。
そして浴槽101への風呂自動運転は、風呂リモコン110の風呂自動スイッチ111が操作されると、湯張り弁112が開成され給湯混合弁113で風呂設定温度に混合した温水を浴槽104に湯張りし、そして風呂流量カウンタ114が浴槽104の満量をカウントすることで湯張りを終了すると共に、風呂循環ポンプ107を駆動して、湯張りされた浴槽水を風呂循環回路109を循環させ風呂熱交換器105で設定温度まで追い焚きして風呂自動運転が終了されるものである。
また、追い焚き運転は、風呂リモコン110の追い焚きスイッチ115を押圧すると、風呂循環ポンプ107が駆動開始し、浴槽104内の浴槽水を風呂往き管106から風呂熱交換器105へと送り、ここで貯湯タンク101内上部の高温水との熱交換で浴槽水を加熱して風呂戻り管108で浴槽104へ戻し、風呂戻り温度センサ116が風呂設定温度を検出すれば、風呂循環ポンプ107を停止して追い焚きは終了となるものである。
(例えば、特許文献1参照)
特開2009−97815号公報
ところでこの従来のものでは、追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周辺の湯水の温度が低下して、浴槽内の浴槽水を風呂熱交換器にて風呂設定温度まで加熱できなくなると、貯湯タンク内下部の低温水をヒーポン往き管9から取り出してヒートポンプユニットによって高温に沸き上げてヒーポン戻り管から貯湯タンク内上部に戻し、貯湯タンク内の風呂熱交換器の周辺の湯水が高温水になるまでヒートポンプユニットによって貯湯タンク内の湯水を加熱していた。
しかし、貯湯タンク内の風呂熱交換器の周辺の湯水が高温水になるまで時間がかかり、その間追い焚き運転ができず、浴槽の浴槽水を風呂設定温度まで追い焚きするのに時間がかかってしまうという問題があった。
この発明はこの点に着目し上記課題を解決する為、特にその構成を請求項1では、湯水を貯湯する貯湯タンクを備えた貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するヒートポンプユニットとを備え、前記貯湯タンクの上端には出湯管が接続されると共に下端には給水管が接続され、貯湯タンク内の上部には浴槽の湯水を加熱するための風呂熱交換器が設けられ、該風呂熱交換器には風呂往き管および風呂循環ポンプを備えた風呂戻り管よりなる風呂循環回路が接続された風呂装置に於いて、前記貯湯タンク内の上部で風呂熱交換器と対向する位置に追い焚き用熱交換器が配置され、前記ヒートポンプユニットは圧縮機と、冷媒−水熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とによりヒートポンプ回路を構成するとともに、前記圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を膨張弁に戻す追い焚き回路を構成するものである。
又請求項2に係る風呂装置では、特にその構成を請求項1において、前記圧縮機と冷媒−水熱交換器との間にヒーポン戻り三方弁を設けると共に、冷媒−水熱交換器と膨張弁との間にヒーポン往き三方弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、圧縮機からの冷媒をヒーポン戻り三方弁を介して追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒をヒーポン往き三方弁を介して膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うものである。
又請求項3に係る風呂装置では、特にその構成を請求項1において、前記冷媒−水熱交換器と蒸発器の間に冷媒−水熱交換器用膨張弁を設けると共に、追い焚き用熱交換器の上流側を圧縮機と冷媒−水熱交換器との間に接続し、追い焚き用熱交換器の下流側と蒸発器の間に追い焚き用熱交換器用膨張弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、冷媒−水熱交換器用膨張弁を閉じて追い焚き用熱交換器用膨張弁を開くことにより、圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を追い焚き用熱交換器用膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うものである。
この発明の請求項1によれば、前記貯湯タンク内の上部で風呂熱交換器と対向する位置に追い焚き用熱交換器が配置され、前記ヒートポンプユニットは圧縮機と、冷媒−水熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とによりヒートポンプ回路を構成するとともに、前記圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を膨張弁に戻す追い焚き回路を構成したので、貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水を追い焚き用熱交換器で直接加熱することにより、貯湯タンク内の風呂熱交換器周りの湯水を短時間に高温にすることができ、追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を加熱できなくなっても、短時間で追い焚き運転を再開できるものである。
又本発明の請求項2に記載の風呂装置によれば、前記圧縮機と冷媒−水熱交換器との間にヒーポン戻り三方弁を設けると共に、冷媒−水熱交換器と膨張弁との間にヒーポン往き三方弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、圧縮機からの冷媒をヒーポン戻り三方弁を介して追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒をヒーポン往き三方弁を介して膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うので、ヒーポン戻り三方弁とヒーポン往き三方弁を制御することにより、貯湯タンク内の湯水の沸き上げ運転と貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水を追い焚き用熱交換器で直接加熱する運転とを、片方又は両方同時に行うことができるものである。
又本発明の請求項3に記載の風呂装置によれば、前記冷媒−水熱交換器と蒸発器の間に冷媒−水熱交換器用膨張弁を設けると共に、追い焚き用熱交換器の上流側を圧縮機と冷媒−水熱交換器との間に接続し、追い焚き用熱交換器の下流側と蒸発器の間に追い焚き用熱交換器用膨張弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、冷媒−水熱交換器用膨張弁を閉じて追い焚き用熱交換器用膨張弁を開くことにより、圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を追い焚き用熱交換器用膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うので、冷媒−水熱交換器用膨張弁と追い焚き用熱交換器用膨張弁とを制御することにより、貯湯タンク内の湯水の沸き上げ運転と貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水を追い焚き用熱交換器で直接加熱する運転とを、片方又は両方同時に行うことができるものである。
この発明一実施例を付した風呂装置の概略構成図。 他の実施例を付した風呂装置の概略構成図。 従来の風呂装置の概略構成図。
次に、本発明に係る発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
この風呂装置は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯し、この貯湯した湯水を給湯や風呂に用いるもので、1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、4は台所や洗面所等に設けられた給湯栓、5はこの風呂装置を遠隔操作する浴室設置の風呂リモコン、6は浴槽である。
前記貯湯タンクユニット1の貯湯タンク2は、上端に出湯管7と、下端に給水管8とが接続され、更に下部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン往き管9と、上部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン戻り管10とが接続され、前記ヒートポンプユニット3によってヒーポン往き管9から取り出した貯湯タンク2内の湯水を沸き上げてヒーポン戻り管10から貯湯タンク2内に戻して貯湯され、給水管8からの給水により貯湯タンク2内の湯水が押し上げられて貯湯タンク2内上部の高温水が出湯管7から押し出されて給湯されるものである。
前記ヒートポンプユニット3は、圧縮機11と凝縮器としての冷媒−水熱交換器12と電子膨張弁13と強制空冷式の蒸発器14で構成されたヒートポンプ回路15と、貯湯タンク2内の湯水を前記ヒーポン往き管9およびヒーポン戻り管10を介して冷媒−水熱交換器12に循環させるヒーポン循環ポンプ16と、それらの駆動を制御するヒーポン制御部17とを備えており、ヒートポンプ回路15内には冷媒として二酸化炭素が用いられて超臨界ヒートポンプサイクルを構成しているものである。なお、冷媒に二酸化炭素を用いているので、低温水を電熱ヒータなしで約90℃の高温まで沸き上げることが可能なものである。
ここで、前記冷媒−水熱交換器12は冷媒と被加熱水たる貯湯タンク2内の湯水とが対向して流れる対向流方式を採用しており、超臨界ヒートポンプサイクルでは熱交換時において冷媒は超臨界状態のまま凝縮されるため効率良く高温まで被加熱水を加熱することができ、被加熱水の冷媒−水熱交換器12入口温度と冷媒の出口温度との温度差が一定になるように前記電子膨張弁13または圧縮機11を制御することで、COP(エネルギー消費効率)がとても良い状態で被加熱水を加熱することが可能なものである。
18は前記ヒートポンプユニット3内で外気と接する位置に取り付けられた外気温検知センサで、外気温度が凍結予防温度になるとこれを検出し、ヒーポン制御部17よりヒーポン循環ポンプ16を駆動させると共に、ヒーポン循環回路途中の流路切替弁19を貯湯タンク2をバイパスするバイパス路20側に切替て、ヒーポン循環回路内の水を循環させることで凍結を防止するもので、更に温度低下して凍結危険温度になればヒートポンプ回路15を駆動させて凍結を防止するものである。
21は前記浴槽6の湯水を加熱するためのステンレス製の蛇管よりなる風呂熱交換器で、貯湯タンク2内の上部に配置されていると共に、この風呂熱交換器21には風呂往き管22および風呂循環ポンプ23を備えた風呂戻り管24よりなる風呂循環回路25が接続されて浴槽6の湯水が循環可能にされ、浴槽6内の湯水が貯湯タンク2内の高温水により加熱されて保温あるいは追い焚きが行われるものである。
26は風呂戻り管24を介して風呂熱交換器21に流入する浴槽水の温度を検出する風呂戻り温度センサ、27は風呂熱交換器21を流出して風呂往き管22を介して浴槽6へ流れる浴槽水の温度を検出する風呂往き温度センサ、28は風呂戻り管21に備えられ浴槽6内に流入する追い焚きされた浴槽水の循環流量を調節する流量調節弁で、前記外気温検知センサ18からの検出値を入力する制御部29によって、外気温度が低い時は流量調節弁28を全開状態にして、循環流量を増大させることで体感温度を高くし、逆に外気温度が高い時は流量調節弁28を絞って、循環流量を小さくして体感温度を低くするように自動調節されるものである。
30は出湯管7からの湯と給水管9から分岐された給水バイパス管31からの低温水を混合する電動ミキシング弁より構成された給湯混合弁であり、その下流の給湯管32に設けた給湯温度センサ33で検出した湯温がユーザーが設定した給湯設定温度になるように混合比率が制御されるものである。
34は給湯管32から分岐されて風呂戻り管24に連通された湯張り管で、この湯張り管34には、浴槽6への湯張りの開始/停止を行う湯張り弁35と、浴槽6への湯張り量をカウントする風呂流量カウンタ36と、浴槽水が給湯管32へ逆流するのを防止する逆止弁37とが設けられており、貯湯タンク2内の高温水を浴槽6に直接差し湯して追い焚きする時もこの湯張り管34を介して行われるものである。
38は貯湯タンク2の上下方向に複数個配置された貯湯温度センサで、この実施形態では5つの貯湯温度センサが配置され上から38a、38b、38c、38d、38eと呼び、この貯湯温度センサ38が検出する温度情報によって、貯湯タンク2内にどれだけの熱量が残っているかを検知し、そして貯湯タンク2内の上下方向の温度分布を検知するものである。
前記風呂リモコン5には、給湯設定温度を設定する給湯温度設定スイッチ39、および風呂設定温度を設定する風呂温度設定スイッチ40がそれぞれ設けられていると共に、浴槽6へ風呂設定温度の湯を湯張りし所定時間保温させる風呂自動スイッチ41と、浴槽6内に高温の湯を差し湯させる高温差し湯スイッチ42、ぬるめスイッチ43、追い焚きスイッチ44が設けられているものである。
45は貯湯タンク2の過圧を逃す過圧逃し弁、46は給水の圧力を減圧する減圧弁、47は給湯する湯水の量をカウントする給湯流量カウンタ、48は給水の温度を検出する給水温度センサである。
49は追い焚き用熱交換器で、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21に対向する位置に設けられ、追い焚き用熱交換器49の上流側は圧縮機11と冷媒−水熱交換器12との間に設けられたヒーポン戻り三方弁50に接続され、追い焚き用熱交換器49の下流側は冷媒−水熱交換器12と電子膨張弁13との間に設けられたヒーポン往き三方弁51に接続されて追い焚き回路52を構成しているものである。
次にこの一実施形態の作動を説明する。
まず、深夜電力時間帯になって貯湯温度センサ38が貯湯タンク2内に翌日に必要な熱量が残っていないことを検出すると、制御部29はヒーポン制御部17に対して沸き上げ開始指令を発する。指令を受けたヒーポン制御部17は圧縮機11を起動した後にヒーポン循環ポンプ16を駆動開始し、貯湯タンク2下部に接続されたヒーポン往き管9から取り出した5〜20℃程度の低温水を冷媒−水熱交換器12で70〜90℃程度の高温に加熱し、貯湯タンク2上部に接続されたヒーポン戻り管10から貯湯タンク2内に戻し、貯湯タンク2の上部から順次積層して高温水を貯湯していく。貯湯温度センサ38が必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、制御部29はヒーポン制御部17に対して沸き上げ停止指令を発し、ヒーポン制御部17は圧縮機11を停止すると共にヒーポン循環ポンプ16も停止して沸き上げ動作を終了するものである。
次に給湯運転について説明すると、給湯栓4を開くと、給水管8からの給水が貯湯タンク2内に流れ込む。そして貯湯タンク2に貯められた高温水が出湯管7を介して給湯混合弁30へ流入し、給水バイパス管31からの低温水と混合され、制御部29により給湯混合弁30の混合比率が調整されて給湯設定温度の湯が給湯栓4から給湯される。そして、給湯栓4の閉止によって給湯が終了するものである。
次に浴槽6への風呂自動運転について説明すると、風呂リモコン5の風呂自動スイッチ41が操作されると、湯張り弁35が開成され給湯混合弁30で風呂設定温度に混合した温水を浴槽6に湯張りし、そして風呂流量カウンタ36が浴槽6の満量をカウントすることで、湯張りを終了すると共に、風呂循環ポンプ23を駆動して、湯張りされた浴槽水を風呂循環回路25を循環させ風呂熱交換器21で設定温度まで追い焚きして風呂自動運転が終了されるものである。
次に追い焚き運転について説明すると、風呂リモコン5の追い焚きスイッチ44を押圧すると、風呂循環ポンプ23が駆動開始し、浴槽6内の浴槽水を風呂往き管22から風呂熱交換器21へと送り、ここで貯湯タンク2内上部の高温水との熱交換で浴槽水を加熱して風呂戻り管24で浴槽6へ戻す。
ここで制御部29では、外気温検知センサ18が検出する外気温度が18℃未満を検出した時は、外気温度が低いと判断して流量調節弁28を全開状態として循環流量を増大させての追い焚き運転を行い、風呂戻り温度センサ26が風呂設定温度を検出すれば、風呂循環ポンプ23を停止して追い焚きは終了となる。
又外気温検知センサ18が検出する外気温度が18℃以上を検出した時は、外気温度が高いと判断して流量調節弁28を絞り循環流量を小さくしての追い焚き運転を行い、風呂戻り温度センサ26が風呂設定温度を検出すれば、風呂循環ポンプ23を停止して追い焚きは終了となる。
このように外気温度に応じて流量を可変することで、冬期等で外気温度が低い時は流量調節弁28を全開状態にして、循環流量を増大させることで体感温度を高くして、身体の温まりを早くするものであり、逆に夏期等の外気温度が高い時は流量調節弁28を絞って、循環流量を小さくして体感温度を低くするようにして、あまり身体が温まるのを防止するようにしているものである。
ところで、この追い焚き運転中は、制御部29は風呂戻り温度センサ267が検出する温度が風呂設定温度未満かどうかを判断し、風呂設定温度未満の時は貯湯温度センサ38a、38bの検出値により貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水、つまり貯湯タンク2内上部の湯水が高温か否かを判断し、その結果貯湯タンク2内上部の湯水が高温ではない時、制御部29はヒーポン制御部17を介してヒーポン戻り三方弁50とヒーポン往き三方弁51とを駆動して、圧縮機11からの高温高圧の自然冷媒を追い焚き用熱交換器49に供給できる状態にしてから、圧縮機11を起動し、超臨界圧力まで加圧された高温高圧の自然冷媒をヒーポン戻り三方弁50を通って追い焚き用熱交換器49に供給する。
それにより貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水は加熱され、そして追い焚き用熱交換器49で熱交換した冷媒は、冷媒−水熱交換器12と電子膨張弁13との間に設けられたヒーポン往き三方弁51に戻るもので、湯温度センサ38a、38bの検出値により貯湯タンク2内上部の湯水が高温に加熱されたと判断したら、制御部29はヒーポン制御部17に対して追い焚き用熱交換器49への高温高圧の自然冷媒の供給停止指令を発し、ヒーポン制御部17は一旦圧縮機11を停止すると共に、ヒーポン戻り三方弁50とヒーポン往き三方弁51とを駆動して、高温高圧の自然冷媒が冷媒−水熱交換器12に供給できる状態にして、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の加熱動作を終了するものである。
そして貯湯タンク2内の風呂熱交換器22の周りの湯水の加熱動作により、貯湯タンク2内の風呂熱交換器22の周りの湯水が高温となり、その高温水と熱交換することで浴槽水が加熱され、風呂戻り温度センサ27が風呂設定温度を検出すれば、風呂循環ポンプ24を停止して追い焚きは終了となるものである。
このように貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水を追い焚き用熱交換器49で直接加熱することにより、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21周りの湯水を短時間に高温にすることができ、追い焚き運転中に貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を加熱できなくなっても、短時間で追い焚き運転を再開できるものである。
又、追い焚き運転中に貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が所定温度以下になったら、追い焚き用熱交換器49で加熱するようにすれば、追い焚き運転中に貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を加熱できなくなるのを防止でき、常に最短時間で追い焚き運転を実施できるものである。
又、ヒーポン戻り三方弁50とヒーポン往き三方弁51とを駆動して、高温高圧の自然冷媒が冷媒−水熱交換器12と追い焚き用熱交換器49の両方に供給できる状態すれば、貯湯タンク2内の湯水を全量沸き上げながら、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水を加熱して追い焚き運転も同時に行えるようにできるものである。
尚、本実施例では、追い焚き用熱交換器49の上流側は圧縮機11と冷媒−水熱交換器12との間に設けられたヒーポン戻り三方弁50に接続され、追い焚き用熱交換器49の下流側は冷媒−水熱交換器12と電子膨張弁13との間に設けられたヒーポン往き三方弁51に接続したがこれに限定されず、図2に示すように追い焚き用熱交換器49の上流側は圧縮機11と冷媒−水熱交換器12との間に接続し、冷媒−水熱交換器12と蒸発器14の間に冷媒−水熱交換器用膨張弁53を設けると共に追い焚き用熱交換器49の下流側と蒸発器14の間に追い焚き用熱交換器用膨張弁54を設けて追い焚き回路52を構成し、冷媒−水熱交換器12と追い焚き用熱交換器49への高温高圧の自然冷媒の供給は、冷媒−水熱交換器用膨張弁53と追い焚き用熱交換器用膨張弁54を制御することで行うようにしてもよいものである。
以上のように本発明では、貯湯タンク2内の湯水を全量沸き上げる時は冷媒−水熱交換器12により熱交換して貯湯タンク2内の湯水を加熱することにより、被加熱水の冷媒−水熱交換器12入口温度と冷媒の出口温度との温度差が一定になるように前記電子膨張弁13または圧縮機11を制御して、COP(エネルギー消費効率)がとても良い状態で被加熱水を加熱して貯湯タンク2内の湯水を全量沸き上げることができると共に、追い焚き運転中に、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を風呂設定温度まで加熱できなくなったら、貯湯タンク2内のい焚き用熱交換器49に高温高圧の冷媒を供給して貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水を直接加熱するので、貯湯タンク2内の風呂熱交換器21周りの湯水を短時間に高温にすることができ、追い焚き運転中に貯湯タンク2内の風呂熱交換器21の周りの湯水の温度が低下して浴槽水を加熱できなくなっても、短時間で追い焚き運転を再開できるものである。
1 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
6 浴槽
7 出湯管
8 給水管
11 圧縮機
12 冷媒−水熱交換器
13 膨張弁
14 蒸発器
21 風呂熱交換器
22 風呂往き管
23 風呂循環ポンプ
24 風呂戻り管
25 風呂循環回路
49 追い焚き用熱交換器
52 追い焚き回路

Claims (3)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクを備えた貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱するヒートポンプユニットとを備え、前記貯湯タンクの上端には出湯管が接続されると共に下端には給水管が接続され、貯湯タンク内の上部には浴槽の湯水を加熱するための風呂熱交換器が設けられ、該風呂熱交換器には風呂往き管および風呂循環ポンプを備えた風呂戻り管よりなる風呂循環回路が接続された風呂装置に於いて、前記貯湯タンク内の上部で風呂熱交換器と対向する位置に追い焚き用熱交換器が配置され、前記ヒートポンプユニットは圧縮機と、冷媒−水熱交換器と、膨張弁と、蒸発器とによりヒートポンプ回路を構成するとともに、前記圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を膨張弁に戻す追い焚き回路を構成することを特徴とする風呂装置。
  2. 前記圧縮機と冷媒−水熱交換器との間にヒーポン戻り三方弁を設けると共に、冷媒−水熱交換器と膨張弁との間にヒーポン往き三方弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、圧縮機からの冷媒をヒーポン戻り三方弁を介して追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒をヒーポン往き三方弁を介して膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  3. 前記冷媒−水熱交換器と蒸発器の間に冷媒−水熱交換器用膨張弁を設けると共に、追い焚き用熱交換器の上流側を圧縮機と冷媒−水熱交換器との間に接続し、追い焚き用熱交換器の下流側と蒸発器の間に追い焚き用熱交換器用膨張弁を設けて追い焚き回路を構成し、浴槽水を追い焚き用熱交換器により加熱する追い焚き運転中に貯湯タンク内の風呂熱交換器の周りの湯水の温度が低下した時、冷媒−水熱交換器用膨張弁を閉じて追い焚き用熱交換器用膨張弁を開くことにより、圧縮機からの冷媒を追い焚き用熱交換器に供給し、追い焚き用熱交換器を通過した冷媒を追い焚き用熱交換器用膨張弁に戻して風呂熱交換器の周りの湯水を加熱する運転を行うことを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047713A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Motor Corp 冷却装置
CN104236088A (zh) * 2014-09-15 2014-12-24 广东瑞星新能源科技有限公司 一种超低温空气源热泵热水机组
JP2016080271A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 シャープ株式会社 暖房給湯装置

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