JP3982445B2 - 車両用乗員保護装置の起動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用乗員保護装置の起動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用乗員保護装置の起動装置は、車両の減速度を検出するGセンサとして、メインセンサとセーフィングセンサを設けていた。そして、メインセンサとセーフィングセンサのそれぞれから出力された出力信号は、同一のCPUに入力され、それぞれの信号に基づきエアバッグの展開させるか否かの判定をそれぞれ行い、双方がエアバッグ展開の信号を出力した場合にエアバッグを展開させていた。しかし、メインセンサとセーフィングセンサの双方を同一のCPUに入力すると、CPUの故障などにより、誤ってエアバッグを展開するおそれがあった。
【0003】
そこで、上記問題を解決するために、メインセンサの出力信号に基づく判定を行うCPUと、セーフィングセンサの出力信号に基づく判定を行うCPUを、それぞれ別々に設けることが考えられる。
【0004】
しかし、複数のCPUを使用するために高価な装置となる。そこで、例えば特開平9−222437号公報に開示されているように、セーフィングセンサの出力信号に基づく判定は、安価なコンパレータを用いて基準値と比較することにより、セーフィングセンサの出力信号が基準値を越えた場合にエアバッグ展開信号を出力するようにされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−222437号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、車両の衝突からエアバッグの展開までの時間である点火要求時間をより短縮することが望まれている。
【0007】
しかし、セーフィングセンサの出力信号をコンパレータにより判定する場合には、セーフィングセンサの零点値にずれが生じることにより、短縮された点火要求時間までにセーフィングセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号が出力されないおそれが生じる。なお、セーフィングセンサの零点値のずれは、例えば、センサの経年劣化や温度変化等により生じる。
【0008】
この理由について図面を参照して説明する。図3に、車両衝突後におけるセーフィングセンサの出力信号を示す。セーフィングセンサの出力信号は、経過時間に対する減速度である。そして、図3は、セーフィングセンサの零点値は、基準零点値に一致している状態を示す。また、セーフィング用閾値(減速度側閾値)は、約70m/s2としている。すなわち、セーフィングセンサの出力信号がセーフィング用閾値を越えた場合に、セーフィングセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号が出力されることになる。
【0009】
ところが、例えば、セーフィングセンサの零点値が図3の縦軸の下方側、すなわち減速度の小さい側にずれている場合には、見かけ上セーフィング用閾値(減速度側閾値)が上がることになる。例えば、セーフィングセンサの零点値のずれが減速度の小さい側に約50m/s2場合には、セーフィング用閾値(減速度側閾値)が図3の破線で示すように約120m/s2となる。この結果、セーフィングセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号が点火要求時間までに出力されないことになる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、セーフィングセンサの零点値がずれている場合であっても確実にセーフィングセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号を出力することができる車両用乗員保護装置の起動装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するために、本発明の車両用乗員保護装置の起動装置は、第1Gセンサ及び第2Gセンサと、第1展開信号出力判定手段と、第2展開信号出力判定手段と、点火回路とを備える。ここで、第1Gセンサ及び第2Gセンサは、車両の減速度を検出するGセンサである。第1展開信号出力判定手段は、第1Gセンサの出力信号に基づき、エアバッグの展開信号である第1展開信号の出力判定を行うマイクロコンピュータを有する手段である。第2展開信号出力判定手段は、第2Gセンサの出力信号と所定閾値とを比較して、第2Gセンサの出力信号が所定閾値を越えた場合に、エアバッグの展開信号である第2展開信号を出力する展開信号判定用コンパレータを有する手段である。点火回路は、第1展開信号及び第2展開信号が出力された場合に、バッテリ又はバックアップ電源からの電力によりスクイブを点火してエアバッグを展開させる回路である。
【0012】
そして、本発明の特徴的な構成は、所定閾値が、車両の減速度の正極側の閾値である減速度側閾値と車両の加速度の正極側の閾値である加速度側閾値とからなることである。
【0013】
つまり、従来におけるセーフィング用閾値は減速度側閾値のみであったが、本発明によれば、セーフィング用閾値は減速度側閾値と加速度側閾値とになる。そして、第2展開信号出力判定手段は、第2Gセンサの出力信号が減速度側閾値と加速度側閾値とのいずれか一方でも越えた場合、第2展開信号を出力する。従って、仮に第2Gセンサ(セーフィングセンサ)の零点値が減速度の小さい側にずれている場合に、減速度側閾値によってはエアバッグ展開信号が出力されないとしても、加速度側閾値により確実にエアバッグ展開信号が出力される。なぜなら、第2Gセンサ(セーフィングセンサ)の零点値が減速度の小さい側にずれている場合には、見かけ上、減速度側閾値は上がることになるが、加速度側閾値が下がることになるからである。すなわち、上記の場合には、加速度側閾値が下がるので、第2Gセンサ(セーフィングセンサ)の出力信号が減速度側閾値を越えなくとも加速度側閾値を確実に越えることになるからである。
【0014】
なお、第2展開信号出力判定手段は、減速度側展開信号判定用コンパレータと、加速度側展開信号判定用コンパレータを備えるようにしてもよい。減速度側展開信号判定用コンパレータは、第2Gセンサの出力信号と減速度側閾値とを比較して、第2Gセンサの出力信号が減速度側閾値を越えた場合に第2展開信号を出力するコンパレータである。加速度側展開信号判定用コンパレータは、第2Gセンサの出力信号と加速度側閾値とを比較して、第2Gセンサの出力信号が加速度側閾値を越えた場合に第2展開信号を出力するコンパレータである。
【0015】
すなわち、減速度側閾値の判定用のコンパレータと、加速度側閾値の判定用のコンパレータとを備える。このように構成することにより、確実に減速度側閾値と加速度側閾値とによる判定を行うことができる。なお、それぞれのコンパレータは、一つであってもよいし、複数であってもよい。
【0016】
なお、第2Gセンサの基準零点値と加速度側閾値との差は、第2Gセンサの基準零点値と減速度側閾値との差より小さくするようにしてもよい。ここで、第2Gセンサの基準零点値とは、第2Gセンサの零点値がずれていない状態(基準状態)に、減速度が零のときに第2Gセンサが出力する値である。そして、一般に、車両が衝突等した場合には、第2Gセンサの出力信号は、基準零点値を基準とすると、加速度側の出力信号は減速度側の出力信号より小さい。そこで、基準零点値と加速度側閾値との差、すなわち基準零点値から加速度側閾値までの幅を、基準零点値と減速度側閾値との差、すなわち基準零点値から減速度側閾値より、小さくすることにより、仮に第2Gセンサ(セーフィングセンサ)の零点値が減速度の小さい側にずれている場合に、加速度側閾値によってより確実にエアバッグ展開信号が出力される。
【0017】
また、本発明の車両用乗員保護装置の起動装置は、第1Gセンサ及び第2Gセンサと、第1展開信号出力判定手段と、第2展開信号出力判定手段と、点火回路とを備える。ここで、第1Gセンサ及び第2Gセンサは、車両の減速度を検出するGセンサである。第1展開信号出力判定手段は、第1Gセンサの出力信号に基づき、エアバッグの展開信号である第1展開信号の出力判定を行うマイクロコンピュータを有する手段である。第2展開信号出力判定手段は、第2Gセンサの出力信号と減速度側閾値とを比較して、第2Gセンサの出力信号が減速度閾値を越えた場合に、エアバッグの展開信号である第2展開信号を出力する展開信号判定用コンパレータを有する手段である。点火回路は、第1展開信号及び第2展開信号が出力された場合に、バッテリ又はバックアップ電源からの電力によりスクイブを点火してエアバッグを展開させる回路である。なお、減速度側閾値は、車両の減速度の正極側の閾値である。
【0018】
そして、本発明の特徴的な構成は、第2展開信号出力判定手段が、減速度側閾値設定手段と、減速度側閾値選択手段と、展開信号判定用コンパレータとを備えたことである。ここで、減速度側閾値設定手段は、減速度側閾値を複数設定する手段である。減速度側閾値選択手段は、第2Gセンサの出力信号に基づき、複数の減速度側閾値のうち何れか一つを選択する手段である。展開信号判定用コンパレータは、第2Gセンサの出力信号と選択された減速度側閾値である選択閾値とを比較して、第2Gセンサの出力信号が選択閾値を越えた場合に第2展開信号を出力する手段である。
【0019】
つまり、第2Gセンサの出力信号の零点値のずれに応じて、減速度側閾値を選択することができる。従って、第2Gセンサの出力信号の零点値がずれた場合であっても、そのずれに応じて選択された減速度側閾値に基づきエアバッグ展開信号の出力判定を行うため、確実に第2Gセンサ(セーフィングセンサ)の出力信号に基づくエアバッグ展開信号が出力されることになる。
【0020】
なお、減速度側閾値は、基準閾値と該基準閾値より車両の減速度の大きな値である上側閾値とからなり、減速度側閾値選択手段は、零点値判定用ローパスフィルタと、基準閾値選択手段と、上側閾値選択手段とを備えるようにしてもよい。ここで、零点値判定用ローパスフィルタは、第2Gセンサの出力信号に基づき、第2Gセンサの零点値判定に用いる零点値判定信号を出力するフィルタである。この零点値判定信号が、第2Gセンサの零点値を示すものである。基準閾値選択手段は、零点値判定信号が第2Gセンサの基準零点値より減速度の大きな値である零点値判定用減速度上側閾値を越えない場合に、基準閾値を選択する手段である。上側閾値選択手段は、零点値判定信号が零点値判定用減速度上側閾値を越えた場合に、上側閾値を選択する手段である。上側閾値を選択するとは、すなわち減速度側閾値を基準閾値より上げることである。
【0021】
つまり、ローパスフィルタを介して出力された第2Gセンサの零点値判定信号、すなわち第2Gセンサの零点値が、基準零点値からずれており、さらに零点値判定用減速度上側閾値を越えた場合に、減速度側閾値を上げることになる。このように、第2Gセンサの零点値が減速度側にずれている場合に減速度側閾値を上げることにより、確実に第2Gセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号が出力される。
【0022】
なお、減速度側閾値は、基準閾値と該基準閾値より車両の減速度の小さな値である下側閾値とからなり、減速度側閾値選択手段は、零点値判定用ローパスフィルタと、基準閾値選択手段と、下側閾値選択手段とを備えるようにしてもよい。ここで、零点値判定用ローパスフィルタは、第2Gセンサの出力信号に基づき、第2Gセンサの零点値判定に用いる零点値判定信号を出力するフィルタである。基準閾値選択手段は、零点値判定信号が第2Gセンサの基準零点値より減速度の小さな値である零点値判定用減速度下側閾値を越えない場合に、基準閾値を選択する手段である。下側閾値選択手段は、零点値判定信号が零点値判定用下側閾値を越えた場合に、下側閾値を選択する手段である。
【0023】
つまり、ローパスフィルタを介して出力された第2Gセンサの零点値判定信号、すなわち第2Gセンサの零点値が、基準零点値からずれており、さらに零点値判定用減速度下側閾値を越えた場合に、減速度側閾値を下げることになる。このように、第2Gセンサの零点値が加速度側にずれている場合に減速度側閾値を下げることにより、確実に第2Gセンサの出力信号に基づくエアバッグ展開信号が出力される。
【0024】
なお、減速度側閾値選択手段は、第1展開信号出力判定手段のマイクロコンピュータであるようにしてもよい。このように、減速度側閾値選択手段として既存のマイクロコンピュータを使用することにより、新たに減速度側閾値選択手段を設けなくてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態における車両用乗員保護装置の起動装置について図1を参照して説明する。図1に示すように、車両用乗員保護装置の起動装置は、メインGセンサ(第1Gセンサ)1と、セーフィングセンサ(第2Gセンサ)2と、マイクロコンピュータ(第1展開信号出力判定手段)3と、セーフィング用判定部(第2展開信号出力判定手段)4と、点火回路5と、起動装置6と、エアバッグ7とから構成される。そして、これらは、エアバッグECU(図示せず)を構成し、車両のほぼ中央付近に配設される。
【0026】
メインGセンサ1及びセーフィングセンサ2は、車両の減速度(負加速度)を検出する電子式のセンサである。メインGセンサ1及びセーフィングセンサ2は、車両に発生する減速度をその変位量に対応したアナログ電気信号として出力する。また、メインGセンサ1とセーフィングセンサ2とは、出力レンジの異なるGセンサを使用している。
【0027】
マイクロコンピュータ3は、A/D変換器31と、0点補正部32と、波形整形ローパスフィルタ(第1LPF)33と、衝突判定部34とから構成される。そして、このマイクロコンピュータ3は、メインGセンサ1の出力信号に基づき、エアバッグ7の展開信号(以下、「第1展開信号」という)の出力判定を行っている。
【0028】
そして、マイクロコンピュータ3を構成するA/D変換器31は、メインGセンサ1に接続されている。従って、A/D変換器31には、メインGセンサ1のアナログ出力信号が入力され、入力されたメインGセンサ1の出力信号をA/D変換する。
【0029】
0点補正部32は、A/D変換器31によりデジタル信号に変換されたメインGセンサの出力信号の零点値のずれを判断して、そのずれを補正する。波形整形LPF33は、0点補正されたメインGセンサの出力信号に含まれるノイズ等を除去して、適切な信号波形を整形する。
【0030】
衝突判定部34は、波形整形LPF(第1LPF)33により出力された信号に基づき区間積分を行い、その結果に基づき車両の衝突を検出すると共に、さらに車両が衝突した場合には第1展開信号を出力するか否かの判定を行う。
【0031】
セーフィング用判定部4は、ローパスフィルタ(第2LPF)41と、減速度側コンパレータ(減速度側展開信号判定用コンパレータ)42と、加速度側コンパレータ(加速度側展開信号判定用コンパレータ)43と、OR回路44とから構成される。そして、このセーフィング用判定部4は、セーフィングセンサ2の出力信号に基づき、エアバッグ7の展開信号(以下、「第2展開信号」という)の出力判定を行っている。
【0032】
このセーフィング用判定部4を構成するローパスフィルタ(第2LPF)41は、セーフィングセンサ2の出力信号に含まれるノイズ等を除去して、適切な信号波形を整形する。この第2LPF41は、抵抗RとコンデンサCとから構成されており、この時定数は車両が衝突したか否かの判定を行うために必要な時定数である。そして、カットオフ周波数は、例えば200Hzとする。
【0033】
減速度側コンパレータ42は、正入力側に第2LPF41の出力信号を入力し、反転入力側には減速度側閾値Aとなる電圧を入力する。一方、加速度側コンパレータ43は、正入力側に加速度側閾値Bとなる電圧を入力し、反転入力側に第2LPF41の出力信号を入力する。
【0034】
ここで、減速度側閾値A及び加速度側閾値Bについて、図2を参照して詳述する。図2は、左側の縦軸に第2LPF41の出力信号の電圧値を示し、右側の縦軸に車両の減速度(加速度)を示す。なお、右側の縦軸では、上側が車両の減速度の正極側であって、下側が車両の加速度の正極側である。そして、セーフィングセンサ2の基準零点値は、左側の縦軸では電圧値2.5Vであって、右側の縦軸では減速度及び加速度が0の場合である。なお、セーフィングセンサ2の基準零点値とは、セーフィングセンサ2の零点値にずれていない状態(基準状態)に減速度(加速度)が零のときにセーフィングセンサ2が出力する値である。
【0035】
そして、減速度側閾値Aは、車両の減速度の正極側に位置する電圧値である。すなわち、減速度側閾値Aは、2.5Vより大きな電圧値となる。一方、加速度側閾値Bは、車両の加速度の正極側に位置する電圧値である。すなわち、0〜2.5Vの間の電圧値となる。
【0036】
つまり、減速度側コンパレータ42は、第2LPF41の出力信号が減速度側閾値Aを越えた場合、すなわち第2LPF41の出力信号が減速度側閾値Aより大きな電圧値となった場合にON信号が出力される。一方、第2LPF41の出力信号が減速度側閾値Aを越えない場合、すなわち第2LPF41の出力信号が減速度側閾値Aより小さな電圧値の場合にはON信号が出力されない。また、加速度側コンパレータ43は、第2LPF41の出力信号が加速度側閾値Bを越えた場合、すなわち第2LPF41の出力信号が加速度側閾値Bより小さな電圧値となった場合にON信号が出力される。一方、第2LPF41の出力信号が加速度側閾値Bを越えない場合、すなわち第2LPF41の出力信号が減速度側閾値Bより大きな電圧値の場合にはON信号が出力されない。
【0037】
そして、OR回路44は、減速度側コンパレータ42及び加速度側コンパレータ43の出力信号のうち何れか一方がON信号の場合に、ON信号を出力する回路である。このOR回路44により出力されるON信号が第2展開信号となる。つまり、第2LPF41の出力信号が減速度側閾値A又は加速度側閾値Bを越えた場合に、第2展開信号が出力される。
【0038】
点火回路5は、マイクロコンピュータ3により出力される第1展開信号とセーフィング用判定部により出力される第2展開信号との双方が出力された場合に、起動装置6の起動信号を出力する。そして、起動装置6はスクイブ(図示せず)を含んでいる。そして、点火回路5による起動信号が出力された場合に、バッテリ又はバックアップ電源からの電力によりスクイブを点火してエアバッグ7を展開させる。
【0039】
次に、セーフィング用判定部4を上述のような構成とすることの有効性について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、上述したとおり、左側の縦軸に第2LPF41の出力信号の電圧値を示し、右側の縦軸に車両の減速度(加速度)を示す。図2中の(a)〜(c)は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値がそれぞれ異なる場合における各閾値(減速度側閾値,加速度側閾値)までの電圧幅を示す。ここで、図2においては、基準零点値2.5Vから減速度側閾値Aまでの電圧幅と基準零点値2.5Vから加速度側閾値Bまでの電圧幅とは同一として説明する。
【0040】
まず、図2(a)は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値がずれていない場合、すなわち零点値が2.5Vの基準零点値である場合について示す。この場合は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値から減速度側閾値Aまでの電圧差(減速typ)と零点値から加速度側閾値Bまでの電圧差(加速typ)とは、同一である。ここで、電圧差(減速typ)を理想減速度とし、電圧差(加速typ)を理想加速度とする。
【0041】
図2(b)は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値が減速度の正極側にずれている場合、すなわち、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値が電圧値aである場合について示す。この場合は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値aから減速度側閾値Aまでの電圧差(減速min)は、零点値aから加速度側閾値Bまでの電圧差(加速max)より小さくなる。また、この減速度側の電圧差(減速min)は、(a)の場合における電圧差(減速typ)である理想減速度より小さい。すなわち、セーフィングセンサ2の出力信号のうち減速度側の信号が理想減速度より小さい場合であっても、減速度側閾値Aにより確実にセーフィングセンサ2の出力信号に基づく第2展開信号を出力することができる。
【0042】
図2(c)は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値が加速度の正極側にずれている場合、すなわち、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値が電圧値bである場合について示す。この場合は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値bから減速度側閾値Aまでの電圧差(減速max)は、零点値bから加速度側閾値Bまでの電圧差(加速min)より大きくなる。また、この減速度側の電圧差(減速max)は、(a)の場合における電圧差(減速typ)である理想減速度より大きい。すなわち、セーフィングセンサ2の出力信号のうち減速度側の信号が理想減速度より大きくならなければ、減速度側閾値Aによるセーフィングセンサ2の出力信号に基づく第2展開信号を出力することができない。
【0043】
一方、加速度側の電圧差(加速min)は、(a)の場合における加速度側の電圧差(加速typ)である理想加速度より小さい。すなわち、セーフィングセンサ2の出力信号のうち加速度側の信号が理想加速度より小さい場合であっても、さらに減速度側閾値Aにより第2展開信号を出力することができない場合であっても、加速度側閾値Bにより確実にセーフィングセンサ2の出力信号に基づく第2展開信号を出力することができる。
【0044】
そして、図3に示す車両衝突後における第2LPF41(図1に示す)を介したセーフィングセンサ2の出力信号の一例を参照して説明する。この出力信号は、車両衝突後の経過時間に対する車両の減速度である。そして、図3は、セーフィングセンサ2の零点値は、基準零点値に一致している状態(基準状態)を示す。ここで、減速度側閾値A(図2に示す)に相当する減速度A’を70m/s2とし、加速度側閾値B(図2に示す)に相当する減速度B’を−70m/s2とする。
【0045】
まず、図2(a)に対応するセーフィングセンサ2の出力信号の零点値がずれていない場合について説明する。この場合は、図3より、セーフィングセンサ2の出力信号の減速度は、衝突後約6msec経過した時に、減速度側閾値Aに相当する減速度A1を越えている。一方、セーフィングセンサ2の出力信号の加速度は、衝突後約12msec経過した時に、加速度側閾値Bに相当する減速度B1を越えている。すなわち、両者の早い方である衝突後約6msec経過した時に、第2展開信号が出力される。
【0046】
次に、図2(b)に対応するセーフィングセンサ2の出力信号の零点値が減速度の正極側にずれている場合について説明する。例えば、減速度の正極側に50m/s2ずれている場合とする。この場合、減速度側閾値Aに相当する減速度A2は20m/s2となり、加速度側閾値Bに相当する減速度B2は−120m/s2となる。従って、図3より、セーフィングセンサ2の出力信号の減速度は、衝突後約4msec経過した時に、減速度側閾値Aに相当する減速度A2を越えている。一方、セーフィングセンサ2の出力信号の加速度は、衝突後約36msec経過した時に、加速度側閾値Bに相当する減速度B2を越える。すなわち、両者の早い方である衝突後約4msec経過した時に、第2展開信号が出力される。
【0047】
次に、図2(c)に対応するセーフィングセンサ2の出力信号の零点値が加速度の正極側、すなわち減速度の負極側にずれている場合について説明する。例えば、減速度の負極側に50m/s2ずれている場合とする。この場合、減速度側閾値Aに相当する減速度A3は120m/s2となり、加速度側閾値Bに相当する減速度B3は−20m/s2となる。従って、図3より、セーフィングセンサ2の出力信号の減速度は、衝突後約27msec経過した時に、減速度側閾値Aに相当する減速度A3を越える。一方、セーフィングセンサ2の出力信号の加速度は、衝突後約11msec経過した時に、加速度側閾値Bに相当する減速度B3を越えている。すなわち、両者の早い方である衝突後約11msec経過した時に、第2展開信号が出力される。
このように、例えば点火要求時間を衝突後26msecとしたときであっても、確実に点火要求時間以前に確実に第2展開信号を出力することができる。
【0048】
(第2実施形態)
第2実施形態における車両用乗員保護装置の起動装置について図4を参照して説明する。図4に示すように、車両用乗員保護装置の起動装置は、メインGセンサ(第1Gセンサ)1と、セーフィングセンサ(第2Gセンサ)2と、マイクロコンピュータ(第1展開信号出力判定手段)3と、セーフィング用判定部(第2展開信号出力判定手段)8と、点火回路5と、起動装置6と、エアバッグ7とから構成される。そして、これらは、エアバッグECU(図示せず)を構成し、車両のほぼ中央付近に配設される。ここで、第1実施形態における車両用乗員保護装置の起動装置と同一のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0049】
セーフィング用判定部8は、第3ローパスフィルタ(第3LPF)(零点値判定用ローパスフィルタ)81と、上側閾値設定用コンパレータ(基準閾値選択手段、上側閾値選択手段)82と、トランジスタTR1,TR2(基準閾値選択手段、上側閾値選択手段)と、下側閾値設定用コンパレータ(基準閾値選択手段、下側閾値選択手段)83と、トランジスタTR3(基準閾値選択手段、下側閾値選択手段)と、抵抗R3,R4,R5,R6(減速度側閾値設定手段)と、第4ローパスフィルタ(第4LPF)84と、展開信号判定用コンパレータ85とから構成される。なお、基準閾値は、抵抗R4及びR6により構成される。上側閾値は、抵抗R3,R4及びR6により構成される。下側閾値は、抵抗R4,R5及びR6により構成される。そして、このセーフィングセンサ判定部8は、セーフィングセンサ2の出力信号に基づき、エアバッグ7の展開信号(以下、「第2展開信号」という)の出力判定を行っている。
【0050】
このセーフィングセンサ用判定部8を構成する第3LPF81は、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値判定に用いる零点値判定信号を出力するためのフィルタである。この第3LPF81は、抵抗RとコンデンサCとから構成されており、零点値判定信号を出力するために必要な時定数、すなわち後述する車両の衝突判定に用いるLPFの時定数に比べて非常に大きな時定数としている。また、この第3LPF81のカットオフ周波数は、例えば0.05Hzとする。
【0051】
上側閾値設定用コンパレータ82は、正入力側に第3LPF81の出力信号を入力し、反転入力側に零点判定上側閾値(零点値判定用減速度上側閾値)ThHiとなる電圧を入力する。なお、零点判定上側閾値ThHiは、セーフィングセンサ2の出力信号の基準零点値ThTypより減速度の大きな値である。また、基準零点値ThTypは、セーフィングセンサ2の初期状態のときにおける零点値、いわゆる理想零点値である。従って、第3LPF81の出力信号が零点判定上側閾値ThHiを越えたときに、上側閾値設定用コンパレータ82がON信号を出力する。一方、第3LPF81の出力信号が零点判定上側閾値ThHiを越えない場合は、上側閾値設定用コンパレータ82はON信号を出力しない。
【0052】
トランジスタTR1は、PNPトランジスタであって、エミッタにバッテリ(図示せず)に接続された5V電圧端子に接続され、ベースにトランジスタTR2のコレクタが接続され、コレクタが抵抗R3に接続されている。トランジスタTR2は、NPNトランジスタであって、コレクタにトランジスタTR1のベースが接続され、ベースに上側閾値設定用コンパレータ82の出力側と接続され、エミッタがアースに接続されている。従って、上側閾値設定用コンパレータ82から出力信号が出力された場合には、トランジスタTR2がON動作し、それに伴ってトランジスタTR1がON動作する。その結果、トランジスタTR1のエミッタ−コレクタ間に電流が流れることになる。
【0053】
下側閾値設定用コンパレータ83は、正入力側に零点判定下側閾値(零点値判定用減速度下側閾値)ThLoとなる電圧を入力し、反転入力側に第3LPF81の出力信号を入力する。なお、零点判定下側閾値ThLoは、セーフィングセンサ2の出力信号の基準零点値ThTypより減速度の小さな値である。従って、第3LPF81の出力信号が零点判定下側閾値ThLoを越えたときに、下側閾値設定用コンパレータ83がON信号を出力する。一方、第3LPF81の出力信号が零点判定下側閾値ThLoを越えない場合には、下側閾値設定用コンパレータ83はON信号を出力しない。
【0054】
トランジスタTR3は、NPNトランジスタであって、コレクタに抵抗R5が接続され、ベースに下側閾値設定用コンパレータ83の出力側と接続され、エミッタがアースに接続されている。従って、下側閾値設定用コンパレータ83から出力信号が出力された場合には、トランジスタTR3がON動作する。
【0055】
抵抗R3,R4,R5,R6は、上述したように、基準閾値、上側閾値及び下側閾値の切換を行う抵抗である。抵抗R3と抵抗R4が並列に接続され、抵抗R5と抵抗R6が並列に接続されている。そして、抵抗R3,R4と抵抗R5,R6とが直列に接続されている。具体的には、抵抗R3は、上流側がトランジスタTR1のコレクタに接続され、下流側が抵抗R4の下流側及び抵抗R5,R6の上流側に接続されている。抵抗R4は、上流側がバッテリ(図示せず)に接続された5V電圧端子に接続され、下流側が抵抗R3の下流側及び抵抗R5,R6の上流側に接続されている。抵抗R5の下流側がトランジスタTR3のコレクタに接続され、抵抗R6の下流側がアースに接続されている。
【0056】
第4LPF84は、セーフィングセンサ2の出力信号に含まれるノイズ等を除去して、適切な信号波形を整形する。この第4LPF84は、抵抗RとコンデンサCとから構成されており、この時定数は車両が衝突したか否かの判定を行うために必要な時定数である。そして、カットオフ周波数は、例えば200Hzである。
【0057】
展開信号判定用コンパレータ85は、正入力側に第4LPF84の出力信号を入力し、反転入力側に抵抗R3,R4の下流側及び抵抗R5,R6の上流側に接続されている。そして、この展開信号判定用コンパレータ85の出力信号は、点火回路5に出力される。
【0058】
次に、このセーフィング用判定部8の動作について図4〜図6を参照して説明する。図5は、第3LPF81の出力信号を示す図である。図6は、左側の縦軸に第3LPF81の出力信号の電圧値を示し、右側の縦軸に車両の減速度(加速度)を示す。
【0059】
まず、第3LPF81を介したセーフィングセンサ2の出力信号が、ほぼ基準零点値(OG)付近である場合には、上側閾値設定用コンパレータ82及び下側閾値設定用コンパレータ83はON信号を出力しない。ここで、第3LPF81の出力信号がほぼ基準零点値付近である場合とは、図5に示すように、該出力信号が零点判定上側閾値ThHi及び零点判定下側閾値ThLoを越えない場合、すなわち、該出力信号が零点判定上側閾値ThHiと零点判定下側閾値ThLoの間に位置する場合である。
【0060】
そして、この場合は、トランジスタTR1,TR2,TR3は、ON動作しない。従って、抵抗R3,R5には電流が流れない。つまり、抵抗R4及び抵抗R6により生成された電圧が展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される。なお、このように抵抗R4及び抵抗R6のみにより生成される電圧(基準閾値Atyp)が基準となる状態である。
【0061】
次に、第3LPF81の出力信号が零点判定上側閾値ThHiを越えた場合には、上側閾値設定用コンパレータ82がON信号を出力し、下側閾値設定用コンパレータ83はON信号を出力しない。この場合は、トランジスタTR1,TR2がON動作し、トランジスタTR3がON動作しない。従って、抵抗R3,R4,R6に電流が流れ、抵抗R5には電流が流れない。従って、抵抗R3,R4,R6により生成された電圧(上側閾値Amax)が展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される。ここで、上述した基準となる状態(抵抗R4,R6のみ場合)と比べると、上流側を構成する抵抗がR3とR4とにより並列接続されているので、展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される電圧は大きくなる。つまり、図6に示すように、第3LPF81の出力信号が零点判定上側閾値ThHiを越えた場合は、展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される電圧(上側閾値Amax)は基準閾値Atypより大きくなる。
【0062】
一方、第3LPF81の出力信号が零点判定下側閾値ThLoを越えた場合には、上側閾値設定用コンパレータ82がON信号を出力せず、下側閾値設定用コンパレータ83はON信号を出力する。この場合は、トランジスタTR1,TR2がON動作せず、トランジスタTR3がON動作する。従って、抵抗R4,R5,R6に電流が流れ、抵抗R3には電流が流れない。従って、抵抗R4,R5,R6により生成された電圧が展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される。ここで、上述した基準となる状態(抵抗R4,R6のみ場合)と比べると、下流側を構成する抵抗がR5とR6とにより並列接続されているので、展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される電圧(下側閾値Amin)は小さくなる。つまり、図6に示すように、第3LPF81の出力信号が零点判定下側閾値Thぉを越えた場合は、展開信号判定用コンパレータ85の反転入力側に入力される電圧(下側閾値Amin)は基準閾値Atypより小さくなる。
【0063】
このように、セーフィングセンサ2の出力信号の零点値がずれた場合であっても、そのずれに応じて減速度側閾値が変更されるので、確実に第2展開信号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における車両用乗員保護装置の起動装置を示す図である。
【図2】減速度側閾値及び加速度側閾値を説明する図である。
【図3】車両衝突後における第2LPF41の出力信号を示す図である。
【図4】第2実施形態における車両用乗員保護装置の起動装置を示す図である。
【図5】第3LPFの出力信号を示す図である。
【図6】第2実施形態における減速度側閾値を説明する図である。
【符号の説明】
1 ・・・ メインGセンサ(第1Gセンサ)
2 ・・・ セーフィングセンサ(第2Gセンサ)
3 ・・・ マイクロコンピュータ(第1展開信号出力判定手段)
4,8 ・・・ セーフィング用判定部(第2展開信号出力判定手段)
5 ・・・ 点火回路
42 ・・・ 減速度側コンパレータ(減速度側展開信号判定用コンパレータ)
43 ・・・ 加速度側コンパレータ(加速度側展開信号判定用コンパレータ)
82 ・・・ 上側閾値設定用コンパレータ
83 ・・・ 下側閾値設定用コンパレータ
85 ・・・ 展開信号判定用コンパレータ
A ・・・ 減速度側閾値
B ・・・ 加速度側閾値
Claims (7)
- 車両の減速度を検出する第1Gセンサ及び第2Gセンサと、
前記第1Gセンサの出力信号に基づきエアバッグの展開信号である第1展開信号の出力判定を行うマイクロコンピュータを有する第1展開信号出力判定手段と、
前記第2Gセンサの出力信号と所定閾値とを比較して前記第2Gセンサの出力信号が前記所定閾値を越えた場合にエアバッグの展開信号である第2展開信号を出力する展開信号判定用コンパレータを有する第2展開信号出力判定手段と、
前記第1展開信号及び前記第2展開信号が出力された場合にバッテリ又はバックアップ電源からの電力によりスクイブを点火してエアバッグを展開させる点火回路と、
を備えた車両用乗員保護装置の起動装置において、
前記所定閾値は、車両の減速度の正極側の閾値である減速度側閾値と車両の加速度の正極側の閾値である加速度側閾値とからなり、前記第2展開信号出力判定手段は、前記第2Gセンサの出力信号が前記減速度側閾値と前記加速度側閾値とのいずれか一方でも越えた場合、前記第2展開信号を出力することを特徴とする車両用乗員保護装置の起動装置。 - 第2展開信号出力判定手段は、
前記第2Gセンサの出力信号と前記減速度側閾値とを比較して前記第2Gセンサの出力信号が前記減速度側閾値を越えた場合に第2展開信号を出力する減速度側展開信号判定用コンパレータと、
前記第2Gセンサの出力信号と前記加速度側閾値とを比較して前記第2Gセンサの出力信号が前記加速度側閾値を越えた場合に前記第2展開信号を出力する加速度側展開信号判定用コンパレータを備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用乗員保護装置の起動装置。 - 前記第2Gセンサの基準零点値と前記加速度側閾値との差は、前記第2Gセンサの基準零点値と前記減速度側閾値との差より小さいことを特徴とする請求項1記載の車両用乗員保護装置の起動装置。
- 車両の減速度を検出する第1Gセンサ及び第2Gセンサと、
前記第1Gセンサの出力信号に基づきエアバッグの展開信号である第1展開信号の出力判定を行うマイクロコンピュータを有する第1展開信号出力判定手段と、
前記第2Gセンサの出力信号と車両の減速度の正極側の閾値である減速度側閾値とを比較して前記第2Gセンサの出力信号が前記減速度閾値を越えた場合にエアバッグの展開信号である第2展開信号を出力する第2展開信号出力判定手段と、
前記第1展開信号及び前記第2展開信号が出力された場合にバッテリ又はバックアップ電源からの電力によりスクイブを点火してエアバッグを展開させる点火回路と、
を備えた車両用乗員保護装置の起動装置において、
前記第2展開信号出力判定手段は、
前記減速度側閾値を複数設定する減速度側閾値設定手段と、
前記第2Gセンサの出力信号に基づき複数の前記減速度側閾値のうち何れか一つを選択する減速度側閾値選択手段と、
前記第2Gセンサの出力信号と選択された前記減速度側閾値である選択閾値とを比較して前記第2Gセンサの出力信号が前記選択閾値を越えた場合に前記第2展開信号を出力する展開信号判定用コンパレータと、
を備えたことを特徴とする車両用乗員保護装置の起動装置。 - 前記減速度側閾値は、基準閾値と該基準閾値より車両の減速度の大きな値である上側閾値とからなり、
前記減速度側閾値選択手段は、
前記第2Gセンサの出力信号に基づき前記第2Gセンサの零点値判定に用いる零点値判定信号を出力する零点値判定用ローパスフィルタと、
前記零点値判定信号が前記第2Gセンサの基準零点値より前記減速度の大きな値である零点値判定用減速度上側閾値を越えない場合に前記基準閾値を選択する基準閾値選択手段と、
前記零点値判定信号が前記零点値判定用減速度上側閾値を越えた場合に前記上側閾値を選択する上側閾値選択手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4記載の車両用乗員保護装置の起動装置。 - 前記減速度側閾値は、基準閾値と該基準閾値より車両の減速度の小さな値である下側閾値とからなり、
前記減速度側閾値選択手段は、
前記第2Gセンサの出力信号に基づき前記第2Gセンサの零点値判定に用いる零点値判定信号を出力する零点値判定用ローパスフィルタと、
前記零点値判定信号が前記第2Gセンサの基準零点値より前記減速度の小さな値である零点値判定用減速度下側閾値を越えない場合に前記基準閾値を選択する基準閾値選択手段と、
前記零点値判定信号が前記零点値判定用下側閾値を越えた場合に前記下側閾値を選択する下側閾値選択手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用乗員保護装置の起動装置。 - 前記減速度側閾値選択手段は、前記第1展開信号出力判定手段の前記マイクロコンピュータであることを特徴とする請求項4記載の車両用乗員保護装置の起動装置。
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