JP3976215B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3976215B2 JP3976215B2 JP10129099A JP10129099A JP3976215B2 JP 3976215 B2 JP3976215 B2 JP 3976215B2 JP 10129099 A JP10129099 A JP 10129099A JP 10129099 A JP10129099 A JP 10129099A JP 3976215 B2 JP3976215 B2 JP 3976215B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image carrier
- shutter
- image
- transfer
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子写真プロセスを用いる、複写機・プリンタ・ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置では、たとえば図5に示すように、画像形成装置本体内に像担持体1を組み付け、装置本体の正面カバーを閉じたときには、付勢力に抗して像担持体シャッタ2を支軸3を中心として回動し、画像転写後の転写紙4が定着装置5へと向かう搬送経路aを開通して、像担持体シャッタ2を、像担持体1を被う保護位置(図中鎖線で示す位置)からその被いを解除する退避位置(図中実線で示す位置)へと移動し、また再び装置本体の正面カバーを開いたときには、付勢力に基づき退避位置から保護位置まで戻し、像担持体1への光照射を防止していた。
【0003】
他方、転写紙4の搬送経路aを短くしてファーストプリントタイムの短縮を図るべく、図5に示すようないわゆる縦搬送形式の画像形成装置が近年多く見られるようになった。この形式の画像形成装置では、搬送経路aを垂直とし、像担持体1と転写ローラ6間の転写ニップbで画像転写後の転写紙4を、搬送経路aを通して上方へと搬送し、定着装置5の加熱ローラ7と加圧ローラ8間の定着ニップcへと導く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種の画像形成装置では、転写紙4の後端4aが転写ニップbを離れると、転写紙4が定着ニップcの円弧形状に倣って後端4aが像担持体シャッタ2の先端2aに近付き、先端2aが転写紙4表面に接触して定着前の転写画像を乱し、転写こすれを生ずるおそれがあった。定着ニップcからの転写紙4の自由長が短くなるほど、転写紙4の後端4aが像担持体シャッタ2の先端2aに近付く傾向にある。
【0005】
特に昨今、画像形成装置の小型化の要請から、像担持体シャッタ2を大きく退避させることが困難となり、一層上記転写こすれを生ずるおそれがあった。
【0006】
そこで、この発明の課題は、いわゆる縦搬送形式の画像形成装置において、画像転写後の転写紙を定着装置へと搬送するとき該転写紙が像担持体シャッタに触れて転写こすれを生ずることを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、この発明は、画像転写後の転写紙が定着装置へと向かう搬送経路を開通して、像担持体シャッタを、像担持体を被う保護位置からその被いを解除する退避位置へと移動する画像形成装置において、像担持体シャッタの先端部をシャッタ本体部に対して回動可能に備え、像担持体シャッタの前記退避位置への移動にしたがって先端部が搬送経路から遠ざかる方向に重力に基づき回動してなる、ことを特徴とする。
【0008】
ここで、像担持体と像担持体シャッタとは、同一の筐体で支持するとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明の一例であるレーザプリンタの要部概略構成を示す。図中符号10は、プリンタ装置本体の内部正面(図中右側)寄りに設けるドラム状の像担持体である。
【0010】
使用時は、この像担持体10を図中矢示方向(反時計方向)に回転する。そして、はじめに表面を帯電ローラ11で一様に帯電し、次いで不図示の光書込み装置からレーザ光Lを照射して書込みを行い、像担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0011】
その後、像担持体10の回転とともに、現像装置12の現像ローラ13でトナーを付着して像担持体10上の静電潜像を現像する。現像装置12には、現像ブレード14、攪拌軸15、アジテータ16、トナーエンドセンサ17などを設けてなる。
【0012】
他方、給紙カセット内のシート状の転写紙を順に繰り出し、レジストローラ対19間に突き当てて止める。そして、前述した像担持体10上の画像にタイミングを合わせてレジストローラ対19を回転し、像担持体10と転写ローラ20間の転写ニップBへと搬送し、そこで転写ローラ20で像担持体10上のトナー画像を該転写紙に転写する。
【0013】
画像転写後の転写紙は、除電針21で除電後、搬送経路Aを通してそのまま上方へと搬送し、定着装置22の定着ローラ23と加圧ローラ24の定着ニップCへと導き、それらで熱と圧力とを加えて転写紙上の転写画像を定着して後、画像面を下にして排紙ローラ25と排紙コロ26で装置本体上の排紙部へと排出する。
【0014】
一方、画像転写後の像担持体10は、その回転とともにクリーニング装置27のクリーニングブレード28で残留トナーを除去し、帯電ローラ11による再度の帯電に備える。
【0015】
ところで、図示レーザプリンタでは、メンテナンス時の便宜等を考え、1つの筐体であるカートリッジケース30内に、上述した像担持体10と帯電ローラ11と現像装置12とクリーニング装置27などを設けてプロセスカートリッジ32を構成する。
【0016】
プロセスカートリッジ32には、またカートリッジケース30で支持し、支軸34を中心として開閉自在に像担持体シャッタ35を設ける。像担持体シャッタ35は、図2に示すとおり、シャッタ本体部40と先端部50とで構成する。
【0017】
シャッタ本体部40には、基端に軸孔41aを有する両側の湾曲アーム部41と、その一方の途中外側に突出して設ける突当部42と、両側の湾曲アーム部41の先端間を結ぶ板状の遮蔽部43と、その先端両側から突出して設ける支持部44とを備えてなる。両側の支持部44には、それぞれ軸線を同じくする軸孔44aをあける。
【0018】
一方、先端部50には、幅Dが最大通紙幅より大きい細長板部51と、その片側両端から、軸線を同じくして外向きに突出する軸部52と備える。
【0019】
そして、軸部52を軸孔44aに入れて先端部50をシャッタ本体部40に対して回動可能に備え、軸孔41aに支軸34を入れて像担持体シャッタ35をカートリッジケース30で開閉自在に支持し、不図示のスプリングで閉方向へと付勢してなる。
【0020】
これにより、プリンタ装置本体の正面カバーを開いたときには、図3に示すように、その正面カバーで支持する転写ローラ20を移動する一方、像担持体シャッタ35を、付勢力に基づき閉じて不図示の部材に当接し、図中実線で示すごとく遮蔽部43で像担持体10を被う保護位置とする。
【0021】
このとき、先端部50も、重力で垂れ下がり、支持部44と同じ向きとなって像担持体10を被い、その像担持体10への光照射を防止してなる。
【0022】
他方、装置本体の正面カバーを閉じたときには、その正面カバーに備えるレバー部で突当部42の突当面42aを押して、付勢力に抗して像担持体シャッタ35を支軸34を中心として開き、画像転写後の転写紙が定着装置22へと向かう搬送経路Aを開通して、鎖線で示すように像担持体10の被いを解除する退避位置へと移動する。
【0023】
このときも、先端部50は、重力で垂れ下がり、重力に基づき搬送経路Aから遠ざかる方向に回動してなる。
【0024】
よって、図4に示すように、転写紙55の後端55aが転写ニップBを離れ、転写紙55が定着ニップCの円弧形状に倣って後端55aが像担持体シャッタ35の先端に近付くようなことがあっても、先端部50は、搬送経路Aから遠ざかる方向に回動しているから、転写紙55の表面に接触して定着前の転写画像を乱すおそれがなく、転写こすれの発生を防止することができる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、像担持体シャッタを退避位置へと移動したとき先端部を搬送経路から遠ざかる方向に回動するから、転写紙の後端が転写ニップを離れ、転写紙が定着ニップの円弧形状に倣って後端が像担持体シャッタの先端に近付くようなことがあっても、先端部が転写紙の表面に接触して定着前の転写画像を乱すおそれがなく、転写こすれの発生を防止することができる。
【0026】
また、像担持体シャッタを退避位置へと移動したとき、先端部を重力に基づき回動するから、安価な構成で先端部を搬送経路から遠ざけることができる。
【0027】
請求項2に係る発明によれば、像担持体と像担持体シャッタとを同一の筐体で支持するから、両者の相対位置精度を向上し、像担持体シャッタを狭い部所へも退避することができ、小型化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例であるレーザプリンタの要部概略構成図である。
【図2】その像担持体シャッタのシャッタ本体部から先端部を分離して示す分解斜視図である。
【図3】その像担持体シャッタの開閉説明図である。
【図4】画像転写後の転写紙を定着装置へと搬送する状態を示す状態説明図である。
【図5】従来の画像形成装置における画像転写後の転写紙を定着装置へと搬送する状態を示す図である。
【符号の説明】
10 像担持体
11 帯電ローラ
12 現像装置
19 レジストローラ対
20 転写ローラ
22 定着装置
23 定着ローラ
24 加圧ローラ
30 カートリッジケース
32 プロセスカートリッジ
34 支軸
35 像担持体シャッタ
40 シャッタ本体部
50 先端部
55 転写紙
A 搬送経路
B 転写ニップ
C 定着ニップ
Claims (2)
- 画像転写後の転写紙が定着装置へと向かう搬送経路を開通して、像担持体シャッタを、像担持体を被う保護位置からその被いを解除する退避位置へと移動する画像形成装置において、
前記像担持体シャッタの先端部をシャッタ本体部に対して回動可能に備え、
前記像担持体シャッタの前記退避位置への移動にしたがって前記先端部が前記搬送経路から遠ざかる方向に重力に基づき回動してなる、画像形成装置。 - 前記像担持体と前記像担持体シャッタとを同一の筐体で支持してなる、請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129099A JP3976215B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10129099A JP3976215B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292999A JP2000292999A (ja) | 2000-10-20 |
JP3976215B2 true JP3976215B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=14296726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10129099A Expired - Fee Related JP3976215B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3976215B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6418855B2 (ja) * | 2014-09-10 | 2018-11-07 | キヤノン株式会社 | カートリッジ及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10129099A patent/JP3976215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000292999A (ja) | 2000-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3923670B2 (ja) | 定着装置 | |
US8620181B2 (en) | Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus | |
US5157416A (en) | Laser scanner protecting mechanism | |
US9377751B2 (en) | Image forming apparatus having developer cartridge rotatable between first and second positions | |
US10509361B2 (en) | Image forming apparatus and cartridge mountable on the same | |
US6980756B2 (en) | Process cartridge, electrophotographic image forming apparatus, and process cartridge mounting system | |
JP5590894B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3976215B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3200139B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形成装置 | |
JPH09106125A (ja) | 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP3592938B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07230197A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3628869B2 (ja) | プロセスカートリッジのシャッター機構、これを用いるプロセスカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置 | |
WO1998030938A1 (fr) | Appareil de formation d'images | |
JP3563946B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004177424A (ja) | 開閉支持機構及びこれを用いた開閉ユニット並びに開閉ユニットを備えた処理装置 | |
JPH066354Y2 (ja) | 画像生成機 | |
JP2006003690A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11184197A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3631624B2 (ja) | 感光体ユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3599674B2 (ja) | プロセスカートリッジ、及び、前記プロセスカートリッジを着脱可能な画像形成装置 | |
US10310443B1 (en) | Image forming apparatus | |
KR101385541B1 (ko) | 화상형성장치 | |
JPH05188668A (ja) | イメージングカートリッジ | |
JP4771690B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070615 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |