JP3961377B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザビームプリンタ(LBP)、普通紙ファクシミリ(PPF)、デジタル複写機等に用いられる光走査装置及びその光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、光走査装置における走査密度は1200dpi(1インチ当たりのドット数)あるいは2400dpiといった高密度が要請されている。光走査の高密度化を達成するには、被走査面上に集光させる光ビームのビーム径を小さくする必要がある。このように光走査装置の高密度化に伴ってビーム小径化の要求がさらに高まってきている一方、低コスト化も要求されている。この低コスト化の要求に対処すべく、走査レンズに樹脂製レンズを採用する場合が多いが、樹脂製レンズにおいては、温度変動に起因して結像位置ズレが大きく、ビーム小径化は困難であった。
【0003】
このような結像位置ズレを抑制するようにした装置として、特許番号2736984号特許公報(以下、公報1という)、特許番号2804647号特許公報(以下、公報2という)に記載された装置が知られている。
【0004】
上記公報1のものは、半導体レーザ、コリメータレンズ、及びこれらの構成要素を固定保持する保持部材からなるコリメータ部と、コリメータ部からの偏向手段によって偏向された光束を感光体上に結像する走査結像光学系と、を有し、前記コリメータレンズ、走査結像光学系及び保持部材の線膨張係数、屈折率等を最適化することにより、光学系全系の結像位置ズレを低減するものである。
【0005】
また、上記公報2のものは、光源からの光を線状に結像する第1の結像光学系と、第1の結像光学系の結像位置にその偏向反射面を有する偏向装置で偏向された光ビームを被走査面上に収束させる第2の結像光学系とを有し、前記第1の結像光学系に負のパワーを有する樹脂製レンズ(プラスチックレンズ)を用いることにより、第2の結像光学系で発生する結像位置ズレをキャンセルし、光学系全系の結像位置ズレを低減するものである。
【0006】
【特許文献1】
特許第2736984号公報
【特許文献2】
特許第2804647号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光走査装置の光走査の高速化に伴いポリゴンスキャナ等の偏向器を高速回転させる必要が生じ、このため高速回転している偏向器から発生する熱に起因して、偏向器近傍の温度と、偏向器から離れた距離の位置近傍の温度とが異なり、光走査装置すなわち光学ハウジング内の温度分布が不均一になる。そのため、光学ハウジング内の温度分布が不均一であるということを前提にして、結像位置ズレを抑制するような対策を講ずる必要がある。
【0008】
しかしながら、上記各公報1、2には、光走査装置内(つまり光学ハウジング内)の温度分布は不均一であるということを前提にして結像位置ズレを抑制する旨は記載されておらず、また示唆もされていない。すなわち、上記各公報1、2に記載された光走査装置は、高速回転している偏向器から発生する熱に起因して光学ハウジング内の温度分布が不均一であるということを前提として結像位置ズレを抑制するようにしたものではない。従って、上記各公報1、2に記載された光走査装置では、各々の公報で記載されているような対策を講じたとしても、光ビームのビーム径やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を劣化させるという問題があった。
【0009】
また、上記公報2の光走査装置では、上述したように第1の結像光学系に負のパワーを有する樹脂製レンズを用いて、第2の結像光学系で発生する結像位置ズレをキャンセルするようにしているが、その結像位置ズレの補正効果を向上させるためには、樹脂製レンズの負のパワーを大きく設定する必要があり、そのため樹脂製レンズの加工が困難になり、しかも波面収差の劣化を招くという問題があった。
【0010】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、温度変動によるビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減することのできる光走査装置を提供することである。
【0011】
第2の目的は、温度変動によるビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減すると共に、良好な波面収差を獲得することによりビーム小径化を実現することのできる光走査装置を提供することである。
【0012】
第3の目的は、温度変動によるビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減すると共に、ビーム小径化を実現することのできる光走査装置を用いて、粒状度、解像度及び階調性に優れた安定した高画質な画像を出力できる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明にかかる光走査装置は、光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、前記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体とを備え、前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズ及び副走査方向に負のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、さらに、前記第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT1とし、前記第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT2とした場合に、T1>T2の関係を満足させるべく、前記偏向器の周りの前記筐体上であって、かつ前記第1の樹脂製光学素子に隣接して配置されたリブを、更に備えたことを特徴とする。
【0020】
この請求項1に記載の発明によれば、第2の光学系は、副走査方向に負のパワーを有する樹脂製レンズと、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズとを含むものとしているため、温度変動によるビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減し、なおかつ、T1>T2の関係を満たすことにより、樹脂レンズの副走査方向負のパワーを小さくすることができる。
【0021】
請求項2に記載の発明にかかる光走査装置は、光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体とを備え、前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズまたは副走査方向に正のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、さらに、前記第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT1とし、前記第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT2とした場合に、T1>T2の関係を満足させるべく、前記偏向器の周りの前記筐体上であって、かつ前記第1の樹脂製光学素子に隣接して配置されたリブを、更に備えたことを特徴とする。
【0022】
この請求項2に記載の発明によれば、カップリングレンズを有する第1の光学系と、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズまたは樹脂製レンズから形成され、偏向器に対して第1の光学系を通過した光源からの光束を偏向器に主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光するものであって、主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子及び副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子を有する第3の光学系とを備えている。第1〜第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されている。また、リブは、「第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気の温度T1>第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気の温度T2」の関係を満足させる。このため、温度変動に起因するビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減することができる。
【0027】
さらに、第3の目的を達成するため、請求項3に記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1または2に記載の光走査装置を備えたことを特徴とする。
【0028】
この請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の光走査装置を用いることにより、粒状度、解像度、階調性に優れた安定した高画質な画像を出力できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光走査装置及び画像形成装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1はこの発明の実施の形態1である光走査装置の構成を示す構成図であり、図2は図1における▲1▼−▲1▼線断面を示す断面図である。
【0031】
図1に示すように、光源1から射出した光束は、カップリングレンズ2によって所望の光束状態にカップリングされる。ここでは、略平行光束にカップリングされる。光源1としては、半導体レーザや複数の発光点を持つ半導体レーザアレイ、または、半導体レーザからの光ビームをプリズム等で合成するビーム合成方式の光源を用いるマルチビーム等を使用できる。カップリングレンズ2は単玉の非球面レンズである。カップリングレンズ2単独での波面収差は良好に補正されている。カップリングレンズ2から射出した光束は、副走査方向にパワーを有するレンズ3に入射し、偏向器4の偏向反射面近傍で主走査方向に長く略線状に集光する。
【0032】
偏向器4の偏向反射面により偏向された光束は、偏向器4の等速回転に伴い等角度的に偏向しつつ、主に主走査方向にパワーを有する第1走査レンズ5、及び主に副走査方向にパワーを有する第2走査レンズ6を透過する。この透過する光束は、第1走査レンズ5及び第2走査レンズ6を介して主走査方向、副走査方向それぞれの像面湾曲及びfθ特性等光学特性が補正されつつ、折り曲げミラー7により光路を折り曲げられ、図2に示すようにウインドウ8を介して像担持体9の被走査面9a上に結像する。
【0033】
なお、ビームは光走査に先立ってミラー10に入射し、レンズ11により受光素子12に集光される。そして受光素子12の出力に基づき、光走査の書込タイミングが決定される。また、上述した符号1〜7で示される光学部品(光学素子)は筐体13内に収容されている。筐体13はカバー14で覆われており、その内部は略密閉状態になっている。
【0034】
図1中の符号20A、20Bは、偏向器4から発生する熱が第2走査レンズ6側へ伝達されるのを阻止するためのリブである。リブ20A、20Bは、熱の伝達を完全に阻止するのではなく、第1走査レンズ5近傍における雰囲気での温度T1が、第2走査レンズ6近傍における雰囲気での温度T2よりも高くなるような形状で形成されている。つまり、リブ20A、20Bは、温度T1>温度T2の関係が満足するように温度分布を発生させる。これらリブ20A、20Bは、特許請求の範囲で記載された温度分布発生手段に対応するものである。
【0035】
この実施の形態1にかかる光走査装置の光学系について図3を参照して説明する。図3は、図1に示した光走査装置の光学系を説明するための図である。同図3において、光源1からカップリングレンズ2までを第1の光学系21とし、レンズ3は第2の光学系22とし、第1及び第2走査レンズ5、6で構成される光学系を第3の光学系23とする。第1走査レンズ5は特許請求の範囲に記載された第1の樹脂製光学素子に対応し、第2走査レンズ6は特許請求の範囲に記載された第2の樹脂製光学素子に対応する。
【0036】
ところで、周知のように偏向器4は高速回転するので熱源となるが、この実施の形態1では、その熱源を積極的に利用すべく、リブ20A、20Bを図1に示したように第1走査レンズ5近傍に設けることで、安定した状態において「温度T1>温度T2」の関係が成立するような温度分布を発生させている。
【0037】
具体的には、第1〜第3の光学系においては次のような温度分布としている。
第1の光学系21における温度T01=45℃
第2の光学系22における温度T02=45℃
第1走査レンズ5近傍での温度T1=45℃
第2走査レンズ6近傍での温度T2=35℃
【0038】
走査結像素子つまり走査光学系を構成するレンズのレンズ面形状の表現は以下の式による。
【0039】
(主走査断面内における非円弧形状)
レンズ面の主走査断面内における面形状は非円弧形状をなしており、この非円弧形状は、主走査断面内の近軸曲率半径をRm、光軸からの主走査方向の距離をY、円錐定数をK、高次の係数をA1、A2、A3、A4、A5、A6、・・・とするときの光軸方向のデプスをXとして、次の多項式(1)で表される。
X=(Y2/Rm)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)2}
+A1・Y+A2・Y2+A3・Y3+A4・Y4
+A5・Y5+A6・Y6・・・ ・・(1)
【0040】
ここで、式(1)において、奇数次の係数A1、A3、A5、・・・にゼロ以外の数値を代入したときに、非円弧形状は主走査方向に非対称形状となる。なお、実施の形態1においては、式(1)において偶数次のみを用いているので、非円弧形状は主走査方向に対称形状となる。
【0041】
(副走査断面内における曲率半径)
レンズ面の副走査断面内における曲率半径は、副走査断面内で曲率半径が主走査方向(光軸を原点とする座標(座標値Y)で表す)に変化する場合、次の多項式(2)で表される。
Cs(Y)=1/Rs(0)+B1・Y+B2・Y2+B3・Y3
+B4・Y4+B5・Y5+・・・ ・・(2)
【0042】
ここで、Rs(0)は副走査断面内における光軸上(Y=0)の曲率半径を表し、B1、B2、B3、B4、B5、・・・は高次の係数である。また、式(2)において、Yの奇数次の係数B1、B3、B5、・・・にゼロ以外の数値を代入したとき、副走査断面内の曲率半径の変化が主走査方向に非対称となる。
【0043】
(副非円弧面)
副非円弧面は、次の数1で表される。
【0044】
【数1】
【0045】
この数1の第4項の式を、次の数2のように定義する。
【0046】
【数2】
【0047】
この数2は、次の数3に示すように分解することができる。
【0048】
【数3】
【0049】
ここで、数1〜数3において、Yは副走査断面の主走査方向の位置(光軸位置を原点とする座標)を表し、Zは副走査方向の座標を表し、Cmあるいは1/Rmは光軸近傍の主走査対応方向の近軸曲率を表し、Cs(0)あるいは1/Rs(0)は光軸近傍の副走査対応方向の近軸曲率を表し、Cs(Y)は主走査対応方向Yにおける副走査対応方向の近軸曲率を表し、Kz(Y)は主走査対応方向Yにおける副走査対応方向の二次曲面を表す円錐定数を表し、fSAG(Y,Z)は非球面高次補正量を表す。
【0050】
副走査対応方向の近軸曲率Csは次の多項式(3)で表され、副走査対応方向の二次曲面を表す円錐定数Kzは次の多項式(4)で表される。
Cs=1/Rs(0)+B1・Y+B2・Y2+B3・Y3
+B4・Y4+B5・Y5+・・・ ・・(3)
Kz=C0+C1・Y+C2・Y2+C3・Y3
+C4・Y4+C5・Y5+・・・ ・・(4)
【0051】
ここで、式(3)において、Yの奇数次の係数B1、B3、B5、・・・にゼロ以外の数値を代入したとき、副走査断面内の曲率半径の変化が主走査方向に非対称となる。
【0052】
また、同様に、C1、C3、C5、・・・、F1、F3、F5、・・・、G1、G3、G5、・・・等の非円弧量を表すYの奇数次の係数にゼロ以外の数値を代入したとき、副走査断面内の非円弧量の変化が主走査方向に非対称となる。
【0053】
(実施例1)
この実施例1の光走査装置における光学系の各構成要素のサイズ及び配置関係を、図3及び図4を参照して説明する。図4は、図3に示した光学系において光軸に対し垂直な面(紙面に対し垂直な面)の断面図である。
【0054】
光源1は波長が780nmのレーザ光を発振する。カップリングレンズ2は焦点距離が27mmで、カップリング作用としてはコリメート作用を有する。カップリングレンズ2及び光源1の図示しない取り付け部(ベース部材)の線膨張係数は「2.31×10-5」である。
【0055】
偏向器4はポリゴンミラーから構成され、その偏向反射面数は5、内接円半径は18mm、光源1側からのビームの入射方向と走査光学系(第1及び第2走査レンズ5、6)の光軸とがなす角の角度は60度である(図3参照)。
【0056】
レンズ3は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズで形成されている。このレンズ3としてのガラス製レンズの屈折率は25℃時において「1.51119」、45℃時において「1.51113」であり、このガラス製レンズの線膨張係数は「7.5×10-6」である。レンズ3の厚さ(光軸上における面3aと面3bとの間の距離)d5=3mm、光軸上におけるレンズ3の面3bと偏向器4の反射面との間の距離d6=44.8mmである(図4参照)。レンズ3の面3aの曲率半径は、主走査方向が「∞」、副走査方向が「23mm」であり、その面3bの曲率半径は「∞(平面)」である。
【0057】
第1走査レンズ5として樹脂製走査レンズ、第2走査レンズ6として樹脂製走査レンズをそれぞれ使用している。第1及び第2走査レンズ5、6としての樹脂製走査レンズの屈折率は、25℃時において「1.523978」であり、35℃時において「1.523088」であり、45℃時において「1.522197」である。また、第1及び第2走査レンズ5、6としての樹脂製走査レンズの線膨張係数は「7×10-5」である。
【0058】
光軸上における偏向器4の反射面と第1走査レンズ5の面5a(入射面)との間の距離d7=71.6mm、第1走査レンズ5の厚さ(光軸上における面5aと面5bとの間の距離)d8=30mm、光軸上における第1走査レンズ5の面5b(射出面)と第2走査レンズ6の面6a(入射面)との間の距離d9=66.3mm、第2走査レンズ6の厚さ(光軸上における面6aと面6bとの間の距離)d10=8.5mm、光軸上における第2走査レンズ6の面6b(射出面)と被走査面9aとの間の距離d11=159.3mm、距離d12=0.2mm、距離d13=0.2mmである(図4参照)。なお、距離d12及びd13は、光軸に対して、第1及び第2走査レンズ5、6の光軸を主走査方向に平行に移動することにより与えられるシフト量である。
【0059】
ここで、第1走査レンズ5の面5a、面5b、及び第2走査レンズ6の面6a、面6bの主走査方向と副走査方向の係数を、それぞれ表1〜表4に挙げる。なお、表1〜表4において、Rmは主走査方向の曲率半径を表し、またRsは副走査方向の曲率半径を表す。また、「E+02」は102を表し、また「E−08」は10-8を表し、これらの数値が直前の数値にかかる。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
この実施例1では、高速回転を行う偏向器4の熱源により以下のような温度分布としている。T01=T02=T1=45℃、T2=35℃としている。ここで、T01は第1の光学系21における温度、T02は第2の光学系22における温度T02、T1は第1走査レンズ5近傍における雰囲気での温度、及びT2は第2走査レンズ6近傍における雰囲気での温度をそれぞれ表す。なお、これらT01、T02、T1、T2の定義内容は後述する実施例2〜4においても同様であるものとする。
【0065】
さて、上述したような温度分布の下において、上述した第1乃至第3の光学系21、22、23で発生する像面湾曲変動の結果例を、表5に示す。
【0066】
【表5】
【0067】
この実施例1では、第1の光学系21、第2の光学系22及び第3の光学系23から形成される全光学系の横倍率は、主走査方向の横倍率βm=8.45であり、副走査方向の横倍率βs=1.55である。表5において、対策前ではT01=T02=T1=T2=45℃であるので、光学ハウジング内に温度分布は発生していない。
【0068】
第1の光学系21において、光源1とカップリングレンズ2が装着されるベース部材が膨張するため、温度上昇時に主走査方向、副走査方向とも像面湾曲はマイナス側に変動するが、上記全光学系の横倍率が|βm|>|βs|の関係が成立するように設定されているので、第1の光学系21による像面湾曲の補正量は主走査方向の場合の方が副走査方向の場合よりも大きい。従って、第3の光学系23で発生する像面湾曲変動は副走査方向を抑える必要がある。そこで、上述したようにT1(45℃)>T2(35℃)とすることで、上記全光学系の像湾曲変動を抑制することができる。
【0069】
上述したように、実施例1によれば、第1〜第3の光学系21、22、23の温度変動に起因する像面湾曲変化を低減することができ、これにより、ビームの小径化及び安定化が実現でき、しかも、光源1にマルチビームを用いた場合であっても、副走査方向の像面湾曲変動が小さいため、副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減することができる。
【0070】
(実施例2)
この実施例2では、光走査装置における光学系は、図3に示した実施例1の光走査装置における光学系の構成において、カップリングレンズ2及び光源1の取り付け部(ベース部材)の線膨張係数を「2.31×10-5」から「3.1×10-5」に変更し、第2の光学系22のレンズ3としてのガラス製レンズを樹脂製レンズに変更した構成になっている。
【0071】
樹脂製レンズで形成されたレンズ3の面3a(入射面)の曲率半径は、主走査方向が「∞」で、副走査方向が「23.57mm」であり、またレンズ3の面3b(射出面)の曲率半径は「∞(平面)」である。また、樹脂製レンズの屈折率は、25℃時において「1.523978」であり、45℃時において「1.522197」である。さらに、樹脂製レンズの線膨張係数は「7×10-5」である。
【0072】
この実施例2においても、上記実施例1と同様に、高速回転を行う偏向器4の熱源により、T01=T02=T1=45℃、T2=35℃のような温度分布としている。このような温度分布の下において、上述した第1乃至第3の光学系21、22、23で発生する像面湾曲変動の結果例を、表6に示す。
【0073】
【表6】
【0074】
この実施例2では、第1の光学系21、第2の光学系22及び第3の光学系23から形成される全光学系の横倍率は、主走査方向の横倍率βm=8.45であり、副走査方向の横倍率βs=1.55である。表6において、対策前ではT01=T02=T1=T2=45℃であるので、光学ハウジング内に温度分布は発生していない。
【0075】
第1の光学系21において、光源1とカップリングレンズ2が装着されるベース部材が膨張するため、温度上昇時に主走査方向、副走査方向とも像面湾曲はマイナス側に変動するが、上記全光学系の横倍率が|βm|>|βs|の関係が成立するように設定されているので、第1の光学系21による像面湾曲の補正量は主走査方向の場合の方が副走査方向の場合よりも大きく、なおかつ、第2の光学系22で副走査方向の像面湾曲がプラス方向に移動(像面湾曲変動が0.18mmである)する。従って、第3の光学系23で発生する像面湾曲変動については副走査方向を抑える必要がある。そこで、上述したようにT1(45℃)>T2(35℃)とすることで、全光学系の像湾曲変動を抑制することができる。
【0076】
以上説明したように実施例2によれば、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
【0077】
(実施例3)
この実施例3の光走査装置の光学系における各構成要素のサイズ及び配置関係を、図5乃至図7を参照して説明する。図5に示した光走査装置の光学系は、図3に示した実施例1の光学系の構成において、第2の光学系22に、レンズ31、32を追加した構成になっている。なお、図5において、図3に示した光走査装置の光学系と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付すものとする。また、図6は、図5の光学系において光軸に対し垂直な面(紙面に対し垂直な面)の断面図である。さらに、図7は、第2の光学系22のレンズ3、レンズ31、32の形状、配置関係を拡大した拡大図である。
【0078】
図7において、レンズ31は、副走査方向のみに負のパワーを有する樹脂製レンズで形成されている。レンズ32は、副走査方向に負のパワーを有するガラス製レンズで形成されている。
【0079】
レンズ31の面31aの曲率半径は「∞(平面)」であり、その面31bの曲率半径は、主走査方向が「∞」、副走査方向が「19.82mm」である。一方、レンズ32の面32aの曲率半径は「∞」、副走査方向が「−18.7mm」であり、その面32bの曲率半径は、主走査方向が「1.0E+8」、副走査方向が「18.03mm(副非円弧面)」である。さらに、レンズ3の面3aの曲率半径は「∞」、副走査方向が「13.54mm」であり、その面3bの曲率半径は「∞(平面)」である。
【0080】
また、レンズ31としての樹脂製レンズの屈折率は、25℃時において「1.523978」、45℃時において「1.522197」であり、またレンズ31としての樹脂製レンズの線膨張係数は「7×10-5」である。また、レンズ32としてのガラス製レンズの屈折率は、25℃時において「1.51119」、45℃時において「1.51113」であり、またレンズ32としてのガラス製レンズの線膨張係数は「7.5×10-6」である。さらに、レンズ3としてのガラス製レンズの屈折率は、25℃時において「1.733278」、45℃時において「1.733058」であり、またレンズ3としてのガラス製レンズの線膨張係数は「5.4×10-6」である。
【0081】
図6において、光軸上におけるレンズ31の厚さ(光軸上における面31aと面31bとの間の距離)d1=3mm、光軸上におけるレンズ31の面31b(射出面)とレンズ32の面32a(入射面)との間の距離d2=9.2mm、レンズ32の厚さ(光軸上における32aと面32bとの間の距離)d3=3mm、光軸上におけるレンズ32の面32b(射出面)とレンズ3の面3a(入射面)との間の距離d4=8.15mm、レンズ3の厚さ(光軸上における面3aと面3bとの間の距離)d5=6mm、光軸上におけるレンズ3の面3bと偏向器4の反射面との間の距離d6=144mmである。なお図6において、d7〜d11の各値は、図4に示した実施例1の光学系におけるd7〜d11の各値と同一である。
【0082】
ここで、レンズ32の面32aの主走査方向と副走査方向の係数を、表7に挙げる。この面32aは、ほとんど副走査方向にのみパワーを有する。なお、表7において、Rmは主走査方向の曲率半径を表し、またRsは副走査方向の曲率半径を表す。また、「E+01」は101を表し、また「E−07」は10-7を表し、これらの数値が直前の数値にかかる。
【0083】
【表7】
【0084】
この実施例3においても、上記実施例1と同様に、高速回転を行う偏向器4の熱源により、T01=T02=T1=45℃、T2=35℃のような温度分布としている。このような温度分布の下において、上述した第1乃至第3の光学系21、22、23で発生する像面湾曲変動の結果例を、表8に示す。
【0085】
【表8】
【0086】
この実施例3では、第1の光学系21、第2の光学系22及び第3の光学系23から形成される全光学系の横倍率は、主走査方向の横倍率βm=8.45であり、副走査方向の横倍率βs=1.55である。表7において、対策前ではT01=T02=T1=T2=45℃であるので、光学ハウジング内に温度分布は発生していない。
【0087】
表8から明らかなように、第2の光学系において、第2の光学系21に副走査方向に負のパワーを有するレンズ31として樹脂製レンズを用いることにより、副走査方向の像面湾曲を補正しているが、このままでは補正不足である。しかしこれ以上の補正機能をレンズ31としての樹脂製レンズに持たせるためには樹脂製レンズの負のパワーをより一層大きくする必要があり、このためその樹脂製レンズの加工上の課題が発生するとともに、波面収差が劣化する。そこで、上述したようにT1(45℃)>T2(35℃)とすることで、上記全光学系の像湾曲変動を抑制することができる。
【0088】
ここで、この実施例3における各像高でのビームスポット径の一例を、表9に示す。
【0089】
【表9】
【0090】
以上説明したように実施例3によれば、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。また、実施例3では、負のパワーを有するレンズ31としての樹脂製レンズの副走査方向の曲率半径を小さくする必要がないので、波面収差が劣化せず、表9から明らかなように良好なビームスポット径が得られる。
【0091】
(実施例4)
この実施例4の光走査装置における光学系は、図5に示した実施例3の光走査装置における光学系の構成において、レンズ31としての樹脂製レンズに主走査方向に負のパワーを付加し、また、レンズ32としてのガラス製レンズに主走査方向に正のパワーを付加した構成になっている。
【0092】
すなわち、レンズ31としての樹脂製レンズは、主走査方向に負のパワーを有し、また副走査方向に正のパワーを有する。レンズ32としてのガラス製レンズは、主走査方向及び副走査方向ともに正のパワーを有し、レンズ3としてのガラスレンズは、副走査方向に正のパワーを有する。
【0093】
レンズ31の面31aの曲率半径は「∞(平面)」であり、その面31bの曲率半径は、主走査方向が「150mm」、副走査方向が「19.82mm」である。レンズ32の面32aの曲率半径は主走査方向が「151mm」、副走査方向が「150mm」である。レンズ32の面32bの曲率半径、及びレンズ3の面3a、面3bの曲率半径は実施例3の場合と同様である。また、レンズ31、32、及びレンズ3の屈折率及び線膨張係数は実施例3の場合と同様である。さらに、図6においてd1〜d11の各値も実施例3の場合と同様である。
【0094】
この実施例4においても、上記実施例1と同様に、高速回転を行う偏向器4の熱源により、T01=T02=T1=45℃、T2=35℃のような温度分布としている。このような温度分布の下において、上述した第1乃至第3の光学系21、22、23で発生する像面湾曲変動の結果例を、表10に示す。
【0095】
【表10】
【0096】
この実施例4では、第1の光学系21、第2の光学系22及び第3の光学系23から形成される全光学系の横倍率は、主走査方向の横倍率βm=8.45であり、副走査方向の横倍率βs=1.55である。表7において、対策前ではT01=T02=T1=T2=45℃であるので、光ハウジング内に温度分布は発生していない。
【0097】
表10から明らかなように、第2の光学系において、第2の光学系21に副走査方向に負のパワーを有するレンズ31として樹脂製レンズを用いることにより、副走査方向の像面湾曲を補正しているが、このままでは補正不足である。しかしこれ以上の補正機能をレンズ31としての樹脂製レンズに持たせるためには樹脂製レンズの負のパワーをより一層大きくする必要があり、このためその樹脂製レンズの加工上の課題が発生するとともに、波面収差が劣化する。そこで、上述したようにT1(45℃)>T2(35℃)とすることで、上記全光学系の像湾曲変動を抑制することができ、かつ、上記全光学系の副走査方向の像面湾曲変動を抑制することができる。
【0098】
なお、この実施例4では、レンズ31としての樹脂製レンズは1枚であるが、その樹脂製レンズを2枚としても良い。この場合、2枚の樹脂製レンズは、副走査方向に負のパワーのみを有するレンズと、主走査方向にのみパワーを有するレンズの組み合わせでも良いし、両レンズともに主走査方向及び副走査方向に負のパワーを有しても良い。
【0099】
以上説明したように実施例4によれば、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
【0100】
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2である画像形成装置の構成を示す要部構成図である。図8に示す画像形成装置においては、像担持体41の周囲には、帯電器42、光走査装置43、現像器44、転写用帯電器45、定着器46、クリーニング器47が配置されている。光走査装置43は、例えば、実施の形態1の実施例1乃至4のいずれかの実施例の光走査装置である。
【0101】
画像を形成するための画像形成プロセスの代表的なものの1つとして、電子写真プロセスがある。この電子写真プロセスにおいては、光走査装置43からの光スポットを、帯電器42によって均一に帯電させた像担持体41としての感光体上に照射することにより潜像を形成し(露光)、現像器44によってその潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し(現像)、転写用帯電器45によって記録紙Sにそのトナー像を写し(転写)、定着器46によって圧力や熱をかけて記録紙Sに融着させる(定着)という一連のプロセスにより画像を形成する。
【0102】
以上説明したように実施の形態2によれば、光走査装置を画像形成装置の露光手段として用いることにより、高画質な画像を得ることができる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、前記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体とを備え、前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズ及び副走査方向に負のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、さらに、前記第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT1とし、前記第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT2とした場合に、T1>T2の関係を満足させるべく、前記偏向器の周りの前記筐体上であって、かつ前記第1の樹脂製光学素子に隣接して配置されたリブを、更に備えたため、温度変動によるビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減し、なおかつ、T1>T2の関係を満たすことにより、樹脂レンズの副走査方向負のパワーを小さくすることができ、しかも良好な波面収差を獲得することによりビーム小径化を実現することができる。
【0107】
請求項2に記載の発明によれば、光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体とを備え、前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズまたは副走査方向に正のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、第1〜第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されており、また、リブは、「第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気の温度T1>第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気の温度T2」の関係を満足させるようにしているので、温度変動に起因するビーム径変動やマルチビームの副走査ビームピッチのピッチ偏差を低減することができ、マルチビーム化が容易となる。これにより、ポリゴンスキャナ等の偏向器の回転数を低減することができ、よって高耐久、低騒音及び低消費電力を実現した光走査装置を提供することができる。
【0110】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の光走査装置を用いることにより、粒状度、解像度、階調性に優れた安定した高画質な画像を出力する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の光走査装置の構成を示す構成図である。
【図2】 図1における▲1▼−▲1▼線断面を示す断面図である。
【図3】 図1に示した光走査装置の光学系を説明するための図である。
【図4】 図3の光学系において光軸に対し垂直な面(紙面に対し垂直な面)の断面図である。
【図5】 実施の形態1の他の光走査装置の構成を示す構成図である。
【図6】 図5の光学系において光軸に対し垂直な面(紙面に対し垂直な面)の断面図である。
【図7】 図5に示した第2の光学系を構成する各レンズの形状、配置関係を拡大した拡大図である。
【図8】 実施の形態2にかかる画像形成装置の構成を示す要部構成図である。
【符号の説明】
1 光源
2 カップリングレンズ
3 レンズ
4 偏向器
5 第1走査レンズ
6 第2走査レンズ
7 折り曲げミラー
8 ウインドウ
9 像担持体
20A、20B リブ
21 第1の光学系
22 第2の光学系
23 第3の光学系
31 樹脂製レンズ
32 ガラス製レンズ
Claims (3)
- 光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、
偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、
前記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、
前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体と
を備え、
前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、
前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズ及び副走査方向に負のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、
また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、
さらに、前記第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT1とし、前記第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT2とした場合に、T1>T2の関係を満足させるべく、前記偏向器の周りの前記筐体上であって、かつ前記第1の樹脂製光学素子に隣接して配置されたリブを、更に備えた
ことを特徴とする光走査装置。 - 光源からの光束をカップリングするカップリングレンズを有する第1の光学系と、
偏向器に前記光束を主走査方向に長い線像として結像させる第2の光学系と、
前記偏向器により偏向される光束を被走査面上に光スポットとして集光する走査結像素子を有する第3の光学系と、
前記偏向器と前記第1の光学系と前記第2の光学系と前記第3の光学系とを収容した筐体と
を備え、
前記第1の光学系、第2の光学系及び第3の光学系から形成される全光学系の主走査方向の横倍率|βm|は、副走査方向の横倍率|βs|よりも大きく設定されていると共に、
前記第2の光学系は、副走査方向に正のパワーを有するガラス製レンズまたは副走査方向に正のパワーを有する樹脂製レンズから形成されており、
また、前記第3の光学系は、主に主走査方向に正のパワーを有する第1の樹脂製光学素子と、主に副走査方向に正のパワーを有する第2の樹脂製光学素子と、を備え、
さらに、前記第1の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT1とし、前記第2の樹脂製光学素子近傍における雰囲気での温度をT2とした場合に、T1>T2の関係を満足させるべく、前記偏向器の周りの前記筐体上であって、かつ前記第1の樹脂製光学素子に隣接して配置されたリブを、更に備えた
ことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1または2に記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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