JP3960848B2 - 電位発生回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電位発生回路に関し、特に、出力ノードの電位が参照電位に応じた電位になるように出力ノードの充放電を行なう電位発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体集積回路装置には、消費電力の低減化などを図るため、外部電源電位VCC0よりも低い内部電源電位VOを生成するための内部電源電位発生回路が設けられている。
【0003】
図21は、そのような内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。図21において、この内部電源電位発生回路は、演算増幅器151、PチャネルMOSトランジスタ152〜154およびNチャネルMOSトランジスタ155〜157を含む。演算増幅器151は、電圧フォロアを構成し、ノードN151の電位VDDSが参照電位VR0に一致するように電流を出力する。MOSトランジスタ152,155,153,156は、ノードN151と接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。MOSトランジスタ157,154は、外部電源電位VCC0のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続される。NチャネルMOSトランジスタ155,157のゲートはともにNチャネルMOSトランジスタ155のドレインに接続され、PチャネルMOSトランジスタ153,154のゲートはともにPチャネルMOSトランジスタ153のドレインに接続される。MOSトランジスタ152,156のゲートは、MOSトランジスタ157と154の間の出力ノードN157に接続される。ノードN157に現われる電位が、内部電源電位VOとなる。
【0004】
内部電源電位VOがVDDS/2=VR0/2のときにMOSトランジスタ155と153の間のノードN155の電位VCがVDDS/2=VR0/2になるように、MOSトランジスタ152,155,153,156のトランジスタパラメータが設定されている。また、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ157,154を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れないように、NチャネルMOSトランジスタ155のしきい値電圧よりもNチャネルMOSトランジスタ157のしきい値電圧の方が大きな値に設定されるとともに、PチャネルMOSトランジスタ153のしきい値電圧よりもPチャネルMOSトランジスタ154のしきい値電圧の方が大きな値に設定されている。これにより、出力電位VOが下限値VL=VR0/2−ΔV1から上限値VH=VR0/2+ΔV2の間の不感帯E1にある場合は、MOSトランジスタ157,154はともに非導通になる。
【0005】
図22は、図21に示した内部電源電位発生回路の動作を示す図である。図22において、この内部電源電位発生回路の出力電位VOと駆動電流Iとの関係は、図22中の直線Eで示される。出力電位VOが不感帯E1内にある場合は、MOSトランジスタ157,154が非導通になり、駆動電流Iは0になる。内部電源電位VOが上限値VHよりも高くなると、PチャネルMOSトランジスタ152の抵抗値が高くなるとともにNチャネルMOSトランジスタ156の抵抗値が低くなり、MOSトランジスタ157,154のゲート電位が低下してPチャネルMOSトランジスタ154が導通し、放電電流が流れて内部電源電位VOが低下する。内部電源電位VOが下限値VLよりも低くなると、PチャネルMOSトランジスタ152の抵抗値が低くなるとともにNチャネルMOSトランジスタ96の抵抗値が高くなり、MOSトランジスタ157,154のゲート電位が上昇してNチャネルMOSトランジスタ157が導通し、充電電流が流れて内部電源電位VOが上昇する。したがって、内部電源電位VOは下限値VLと上限値VHとの間の電位に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような内部電源電位発生回路では、VO=VCのときにVC=VDDS/2=VR0/2になるように、PチャネルMOSトランジスタ152のソース−ドレイン間電圧Vsdp、NチャネルMOSトランジスタ155のしきい値電圧Vthn、PチャネルMOSトランジスタ153のしきい値電圧VthpおよびNチャネルMOSトランジスタ156のドレイン−ソース間電圧Vdsnを設定する必要がある。
【0007】
しかし、VDDSの低電圧化、レイアウトの微細化、他の回路の制約、製造バラツキなどにより、Vsdp、Vthn、Vthp、Vdsnが設計値どおりになるようにMOSトランジスタを作製することが困難になってきた。Vsdp、Vthn、Vthp、Vdsnが設計値どおりにならないと、図23に示すように、内部電源電位VOと目標電位VR0/2の間に誤差電圧ΔVが生じてしまう。
【0008】
また、従来の内部電源電位発生回路では、NチャネルMOSトランジスタ155と157のしきい値電圧を調整するとともにPチャネルMOSトランジスタ153と154のしきい値電圧を調整して不感帯E1の幅を設定していたが、VDDSの低電圧化などにより不感帯E1の幅の制御が困難になってきた。
【0009】
それゆえに、この発明の主たる目的は、出力ノードの電位を正確に制御することが可能な電位発生回路を提供することである。
【0010】
また、この発明の他の目的は、不感帯幅を正確に制御することが可能な電位発生回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電位発生回路は、出力ノードの電位が参照電位に応じた電位になるように出力ノードの充放電を行なう電位発生回路であって、駆動回路と、制御電位発生回路と、モニタ電位発生回路と、電流供給回路とを備えたものである。駆動回路は、その第1の電極が第1の電源電位のライン、もしくは第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が出力ノードに接続された第1の導電形式の第1のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のライン、もしくは第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が出力ノードに接続された第2の導電形式の第2のトランジスタとを含む。制御電位発生回路は、その第1の電極が第1のノードに接続され、その入力電極が出力ノードに接続され、その第2の電極が第1のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第3のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が出力ノードに接続され、その第2の電極が第2のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタの第2の電極間に直列接続された第1および第2のダイオード素子とを含み、出力ノードの電位が第1および第2のダイオード素子間の第2のノードの電位に一致するように第1および第2のトランジスタを制御する。モニタ電位発生回路は、その第1の電極が第1のノードに接続され、その入力電極が第3のノードに接続された第2の導電形式の第5のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が第3のノードに接続された第1の導電形式の第6のトランジスタと、第5のトランジスタの第2の電極と第3のノードとの間に接続された第3のダイオード素子と、第3のノードと第6のトランジスタの第2の電極との間に接続された第4のダイオード素子とを含み、第3のノードからモニタ電位を出力する。電流供給回路は、モニタ電位が参照電位に一致するように第1のノードに電流を供給する。
【0012】
好ましくは、第1のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7のトランジスタを含む。第2のダイオード素子は、その第1の電極が第7のトランジスタの第2の電極に接続され、その入力電極および第2の電極が第4のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第8のトランジスタを含む。第3のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が第5のトランジスタの第2の電極に接続され、その第2の電極が第3のノードに接続された第1の導電形式の第9のトランジスタを含む。第4のダイオード素子は、その第1の電極が第3のノードに接続され、その入力電極および第2の電極が第6のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第10のトランジスタを含む。第3および第5のトランジスタのサイズの比と、第4および第6のトランジスタのサイズの比と、第7および第9のトランジスタのサイズの比と、第8および第10のトランジスタのサイズの比とは、互いに等しい。
【0013】
また好ましくは、さらに、第1および第2のカレントミラー回路が設けられる。第1のカレントミラー回路は、第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、第1の電源電位のラインと第1のトランジスタの第1の電極との間に介挿され、その入力電極が第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第11のトランジスタと、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第11のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第12のトランジスタとを含み、第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第1の電源電位のラインから第12のトランジスタを介して出力ノードに流入させる。第2のカレントミラー回路は、第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、第2のトランジスタの第1の電極と第2の電源電位のラインとの間に介挿され、その入力電極が第2のトランジスタの第1の電極に接続された第1の導電形式の第13のトランジスタと、出力ノードと第2の電源電位のラインとの間に接続され、その入力電極が第13のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第14のトランジスタとを含み、第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を出力ノードから第14のトランジスタを介して第2の電源電位のラインに流出させる。
【0014】
また好ましくは、さらに、所定の電位を分圧して参照電位を生成する分圧回路が設けられる。
【0015】
また好ましくは、さらに、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第15および第16のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する第1の比較回路と、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第17および第18のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い上限電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する第2の比較回路と、第1および第2の比較回路からの前記第1および第2の信号に応じて動作し、出力ノードの電位が下限電位よりも低い場合は出力ノードに電流を流入させ、出力ノードの電位が上限電位よりも高い場合は出力ノードから電流を流出させる駆動回路とが設けられる。
【0016】
また、この発明に係る他の電位発生回路は、出力ノードの電位が参照電位に応じた電位になるように出力ノードの充放電を行なう電位発生回路であって、第1の比較回路、第2の比較回路および駆動回路を備えたものである。第1の比較回路は、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第1および第2のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する。第2の比較回路は、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第3および第4のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い電源電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する。駆動回路は、第1および第2の比較回路からの第1および第2の信号に応じて動作し、出力ノードの電位が下限電位よりも低い場合は出力ノードに電流を流入させ、出力ノードの電位が上限電位よりも高い場合は出力ノードから電流を流出させる。
【0017】
好ましくは、第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、第3および第4のトランジスタは第2の導電形式である。第1の比較回路は、さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第2のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路と、第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源とを含む。第1および第2のトランジスタのサイズの比は、第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第2のトランジスタの第1の電極から第1の信号が出力される。第2の比較回路は、さらに、第1の電源電位のラインと第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源と、それぞれ第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、第3のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第4のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路とを含む。第3および第4のトランジスタのサイズの比は、第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第4のトランジスタの第2の電極から第2の信号が出力される。
【0018】
また好ましくは、駆動回路は、第1の信号の反転信号を出力する第1のインバータと、第2の信号の反転信号を出力する第2のインバータと、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第1のインバータの出力信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第2のインバータの出力信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタとを含む。
【0019】
また好ましくは、第1のインバータは、その第1の電極が第1の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第2の導電形式の第11のトランジスタと、その第1の電極が第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第1の導電形式の第12のトランジスタと、第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、第12のトランジスタに流れる電流を制限する第1の電流制限素子とを含む。第2のインバータは、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第1の導電形式の第13のトランジスタと、その第1の電極が第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第2の導電形式の第14のトランジスタと、第14のトランジスタの第2の電極と第1の電源電位のラインとの間に接続され、第14のトランジスタに流れる電流を制限する第2の電流制限素子とを含む。
【0020】
また好ましくは、第1のインバータは、さらに、第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に第1の電流制限素子と直列接続され、第1のインバータのしきい値電圧を調整する第1のダイオード素子を含む。第2のインバータは、さらに、第1の電源電位のラインと第14のトランジスタの第2の電極との間に第2の電流制限素子と直列接続され、第2のインバータのしきい値電圧を調整する第2のダイオード素子を含む。
【0021】
また好ましくは、駆動回路は、さらに、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に第9のトランジスタと直列接続され、第10のトランジスタの導通時に非導通になるスイッチング素子を含む。
【0022】
また好ましくは、駆動回路は、さらに、第1および第2のインバータの出力信号の論理和信号を第9のトランジスタの入力電極に与える論理回路を含む。
【0023】
また好ましくは、さらに、所定の電位を分圧して参照電位を生成する分圧回路が設けられる。
【0024】
また好ましくは、さらに、第1の電源電位よりも低い第3の電源電位を生成し、その電流駆動力が前記第9のトランジスタの導通時に増大する降圧回路が設けられる。第9のトランジスタは、第3の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続される。
【0025】
また好ましくは、第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、前記第3および第4のトランジスタは第2の導電形式である。第1の比較回路は、さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに第2のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第1のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路と、第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源とを含む。第1および第2のトランジスタのサイズの比は、第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第1のトランジスタの第1の電極から第1の信号が出力される。第2の比較回路は、さらに、第1の電源電位のラインと第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源と、それぞれ第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに第4のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、第4のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第3のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路とを含む。第3および第4のトランジスタのサイズの比は、第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第3のトランジスタの第2の電極から第2の信号が出力される。
【0026】
また好ましくは、駆動回路は、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタとを含む。
【0027】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。図1において、この内部電源電位発生回路は、分圧回路1、VCC1発生回路、モニタ電位発生回路3、制御電位発生回路4、および駆動回路5を備える。
【0028】
分圧回路1は、外部電源電位VCC0のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ21,22を含む。NチャネルMOSトランジスタ21のゲートは、参照電位VR0を受ける。NチャネルMOSトランジスタ22のゲートはそのドレインに接続される。NチャネルMOSトランジスタ22は、ダイオード素子を構成する。NチャネルMOSトランジスタ21と22は、同じトランジスタサイズ(チャネル幅Wおよびチャネル長L)を有する。NチャネルMOSトランジスタ21と22の間のノードには、参照電位VR0の1/2の電位VR1=VR0/2が現われる。
【0029】
VCC1発生回路2は、PチャネルMOSトランジスタ11〜13、NチャネルMOSトランジスタ23〜25およびキャパシタ33を含む。PチャネルMOSトランジスタ11,12は、それぞれ外部電源電位VCC0のラインとノードN11,N12との間に接続され、それらのゲートはともにノードN12に接続される。PチャネルMOSトランジスタ11と12は、カレントミラー回路を構成する。NチャネルMOSトランジスタ23,24は、それぞれノードN11,N12とノードN25との間に接続され、それらのゲートはそれぞれ参照電位VR1およびモニタ電位VMを受ける。
【0030】
PチャネルMOSトランジスタ11と12のトランジスタサイズの比(チャネル幅の比)W11/W12と、NチャネルMOSトランジスタ23と24のトランジスタサイズの比W23/W24とは等しい。NチャネルMOSトランジスタ25は、ノードN25と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートは固定電位VFを受ける。NチャネルMOSトランジスタ25は、定電流源を構成する。MOSトランジスタ11〜25は、差動増幅器を構成する。PチャネルMOSトランジスタ13は、外部電源電位VCC0のラインとノードN13との間に接続され、そのゲートはノードN11に接続される。キャパシタ33は、ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に接続される。
【0031】
NチャネルMOSトランジスタ24とPチャネルMOSトランジスタ12は直列接続され、PチャネルMOSトランジスタ11と12はカレントミラー回路を構成するので、PチャネルMOSトランジスタ11にはモニタ電位VMに応じた値の電流が流れる。モニタ電位VMが参照電位VR1よりも高い場合は、PチャネルMOSトランジスタ11に流れる電流がNチャネルMOSトランジスタ23に流れる電流よりも大きくなってノードN11が「H」レベルになり、PチャネルMOSトランジスタ13が非導通になる。モニタ電位VMが参照電位VR1よりも低い場合は、PチャネルMOSトランジスタ11に流れる電流がNチャネルMOSトランジスタ23に流れる電流よりも小さくなってノードN11が「L」レベルになり、PチャネルMOSトランジスタ13が導通し、ノードN13が充電される。ノードN13の電位がVCC1発生回路2の出力電位VCC1となる。
【0032】
制御電位発生回路4は、VCC1発生回路2の出力ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ16、NチャネルMOSトランジスタ28、PチャネルMOSトランジスタ17およびNチャネルMOSトランジスタ29を含む。MOSトランジスタ16、29のゲートは、内部電源電位VOを受ける。NチャネルMOSトランジスタ28のゲートはそのドレインに接続され、PチャネルMOSトランジスタ17のゲートはそのドレインに接続されている。MOSトランジスタ28,17の各々は、ダイオード素子を構成する。MOSトランジスタ28と17の間のノードN28には制御電位VCが現われる。内部電源電位VOがノードN13の電位VCC1の1/2になったときにVC=VCC1/2になるように、MOSトランジスタ16、17,28,29のトランジスタパラメータが設定されている。制御電位発生回路4は、VO=VCになるようにMOS30,20を制御する。ただし、従来技術の欄で説明したように、MOSトランジスタ16、17,28,29のトランジスタパラメータが設計値どおりにならず、VC=VO=VCC1/2+ΔVになったものとする。
【0033】
駆動回路5は、PチャネルMOSトランジスタ18〜20およびNチャネルMOSトランジスタ30〜32を含む。PチャネルMOSトランジスタ18,19は、それぞれ外部電源電位VCC0のラインとノードN18,N19との間に接続され、。それらのゲートはともにノードN18に接続される。PチャネルMOSトランジスタ18と19は、カレントミラー回路を構成する。ノードN19に現われる電位は、内部電源電位VOとなる。NチャネルMOSトランジスタ30は、ノードN18とN19の間に接続され、そのゲートはNチャネルMOSトランジスタ28のゲートに接続される。PチャネルMOSトランジスタ20は、ノードN19とN20の間に接続され、そのゲートはPチャネルMOSトランジスタ17のゲートに接続される。NチャネルMOSトランジスタ31,32は、それぞれノードN20,N19と接地電位GNDのラインとの間に接続され、それらのゲートはともにノードN20に接続される。NチャネルMOSトランジスタ31と32は、カレントミラー回路を構成する。
【0034】
NチャネルMOSトランジスタ28と30のトランジスタサイズの比W28/W30と、PチャネルMOSトランジスタ17と20のトランジスタサイズの比W17/W20とは、互いに等しい。また、PチャネルMOSトランジスタ18と19のトランジスタサイズの比W18/W19と、NチャネルMOSトランジスタ31と32のトランジスタサイズの比W31/W32とは等しい。PチャネルMOSトランジスタ18,19は、NチャネルMOSトランジスタ30に流れる電流のW19/W18倍の電流をノードN19に流入させる。PチャネルMOSトランジスタ31,32は、PチャネルMOSトランジスタ20に流れる電流のW32/W31倍の電流をノードN19から流出させる。
【0035】
また、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ18,30,20,31を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れないように、NチャネルMOSトランジスタ28のしきい値電圧よりもNチャネルMOSトランジスタ30のしきい値電圧の方が大きな値に設定されるとともに、PチャネルMOSトランジスタ17のしきい値電圧よりもMOSトランジスタ20のしきい値電圧の方が大きな値に設定されている。これにより、出力電位VOが下限値VL=VR0/2−ΔV1から上限値VH=VR0/2+ΔV2の不感帯にある場合は、MOSトランジスタ30,20はともに非導通になる。
【0036】
内部電源電位VOが上限値VHよりも高くなると、PチャネルMOSトランジスタ16の抵抗値が高くなるとともにNチャネルMOSトランジスタ29の抵抗値が低くなり、MOSトランジスタ17,20,28,30のゲート電位が低下してPチャネルMOSトランジスタ20が導通し、内部電源電位VOが低下する。
【0037】
内部電源電位VOが下限値VLよりも低くなると、PチャネルMOSトランジスタ16の抵抗値が低くなるとともにNチャネルMOSトランジスタ29の抵抗値が高くなり、MOSトランジスタ17,20,28,30のゲート電位が上昇してNチャネルMOSトランジスタ30が導通し、内部電源電位VOが上昇する。したがって、内部電源電位VOは、下限値VLと上限値VHの間の電位に保持される。
【0038】
モニタ電位発生回路3は、制御電位発生回路4のレプリカ回路であり、ノードN13と接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ14、NチャネルMOSトランジスタ26、PチャネルMOSトランジスタ15およびNチャネルMOSトランジスタ27を含む。MOSトランジスタ14,27のゲートは、MOSトランジスタ26と15の間のノードN26に接続される。ノードN26に現れる電位が、モニタ電位VMとなる。NチャネルMOSトランジスタ26のゲートはそのドレインに接続され、PチャネルMOSトランジスタ15のゲートはそのドレインに接続される。
【0039】
PチャネルMOSトランジスタ14と16のトランジスタサイズの比W14/W16と、NチャネルMOSトランジスタ26と28のトランジスタサイズの比W26/W28と、PチャネルMOSトランジスタ15と17のトランジスタサイズの比W15/W17と、NチャネルMOSトランジスタ27と29のトランジスタサイズの比W27/W29とは、互いに等しい。したがって、VM=VC=VOとなる。
【0040】
上述したように、VCC1発生回路2は、VM=VC=VR0/2になるようにVCC1を制御する。したがって、MOSトランジスタ16、17,28,29のトランジスタパラメータすなわちMOSトランジスタ14,15,26,27のトランジスタパラメータが設計値どおりにならず、VC=VO=VCC1/2+ΔVになったとしても、VO=VR0/2となる。したがって、内部電源電位VOを正確に制御することができる。
【0041】
なお、図2に示すように、分圧回路1およびVCC1発生回路2をそれぞれ参照電位発生回路34および演算増幅器35で置換してもよい。参照電位発生回路34は、参照電位VR0に基づいて参照電位VR1=VR0/K(ただし、Kは正の実数である)を生成する。演算増幅器35の非反転入力端子は参照電位VR1を受け、その反転入力端子はモニタ電位VMを受け、その出力端子はPチャネルMOSトランジスタ14,16のソースに接続される。演算増幅器35は、モニタ電位VMが参照電位VR1に一致するようにVCC1を制御する。この変更例では、VO=VR1となる。
【0042】
また、図3に示すように、さらに参照電位発生回路34を除去し、駆動回路5を駆動回路36で置換してもよい。駆動回路36は、駆動回路5のPチャネルMOSトランジスタ18,19およびNチャネルMOSトランジスタ31,32を除去し、MOSトランジスタ30,20のソースをそれぞれ外部電源電位VCC0のラインおよび接地電位GNDのラインに接続したものである。この変更例では、VO=VR0となる。また、MOSトランジスタ18,19,31,32を除去したので、内部電源電位VOの電流駆動力が小さくなるが、レイアウト面積が小さくて済む。
【0043】
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2による内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。図4において、この内部電源電位発生回路は、下限電位比較回路41、上限電位比較回路42、インバータ43,44、PチャネルMOSトランジスタ54およびNチャネルMOSトランジスタ64を備える。
【0044】
下限電位比較回路41は、PチャネルMOSトランジスタ45,46およびNチャネルMOSトランジスタ55〜57を含む。PチャネルMOSトランジスタ45,46は、それぞれ外部電源電位VCC0のラインとノードN45,N46との間に接続され、それらのゲートはともにノードN45に接続される。PチャネルMOSトランジスタ45と46は、カレントミラー回路を構成する。NチャネルMOSトランジスタ55,56は、それぞれノードN45,N46とノードN57との間に接続され、それらのゲートはそれぞれ参照電位VR0および内部電源電位VOを受ける。NチャネルMOSトランジスタ57は、ノードN57と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートは固定電位VF0を受ける。NチャネルMOSトランジスタ57は、定電流源を構成する。MOSトランジスタ45,46,55〜57は、差動増幅器を構成する。ノードN46に現われる信号は、この下限電位比較回路41の出力信号VC1となる。
【0045】
PチャネルMOSトランジスタ45と46のトランジスタサイズの比W45/W46は、NチャネルMOSトランジスタ55と56のトランジスタサイズの比W55/W56よりも大きい。たとえば、MOSトランジスタ45,46,55のチャネル幅W45,W46,W55は互いに等しく、MOSトランジスタ56のチャネル幅W56はW45=W46=W55よりも大きい。このため、VO=VR0の場合はPチャネルMOSトランジスタ46に流れる電流I46がNチャネルMOSトランジスタ56に流れる電流I56よりも小さくなり、内部電源電位VOが下限値VL=VR0−ΔV1になったときにI46=I56となる。
【0046】
したがって、内部電源電位VOが下限値VLよりも高い場合はPチャネルMOSトランジスタ46に流れる電流I46がNチャネルMOSトランジスタ56に流れる電流I56よりも小さくなって出力信号VC1は「L」レベルになり、内部電源電位VOが下限値VLよりも低い場合はI46がI56よりも大きくなって出力信号VC1は「H」レベルになる。
【0047】
上限電位比較回路42は、PチャネルMOSトランジスタ47〜49およびNチャネルMOSトランジスタ58,59を含む。PチャネルMOSトランジスタ47は、外部電源電位VCC0のラインとノードN47との間に接続され、そのゲートは固定電位VF1を受ける。PチャネルMOSトランジスタ47は、定電流源を構成する。PチャネルMOSトランジスタ48,49は、それぞれノードN47とノードN48,N49との間に接続され、それらのゲートはそれぞれ参照電位VR0および内部電源電位VOを受ける。NチャネルMOSトランジスタ58,59は、それぞれノードN48,N49と接地電位GNDのラインとの間に接続され、それらのゲートはともにノードN48に接続される。NチャネルMOSトランジスタ58と59は、カレントミラー回路を構成する。MOSトランジスタ47〜49,58,59は、差動増幅器を構成する。ノードN49に現われる信号が、この上限電位比較回路42の出力信号VC2となる。
【0048】
PチャネルMOSトランジスタ48と49のトランジスタサイズの比W48/W49は、NチャネルMOSトランジスタ58と59のトランジスタサイズの比W58/W59よりも小さい。たとえばMOSトランジスタ48,58,59のチャネル幅W48,W58,W59は等しく、MOSトランジスタ49のチャネル幅W49はそれらのチャネル幅W48=W58=W59よりも大きい。このため、VO=VR0の場合はPチャネルMOSトランジスタ49に流れる電流I49がNチャネルMOSトランジスタ59に流れる電流I59よりも大きくなり、VOが上限値VH=VR0+ΔV2になったときにI49=I59となる。
【0049】
したがって、内部電源電位VOが上限値VHよりも高い場合はPチャネルMOSトランジスタ49に流れる電流I49がNチャネルMOSトランジスタ59に流れる電流I59よりも小さくなって出力信号VC2が「L」レベルになり、VOが上限値VHよりも低い場合はI49がI59よりも大きくなって出力信号VC2が「H」レベルになる。
【0050】
インバータ43は、外部電源電位VCC0のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ50およびNチャネルMOSトランジスタ60〜62を含む。MOSトランジスタ50,60のゲートは、下限電位比較回路41の出力信号VC1を受ける。NチャネルMOSトランジスタ61のゲートは、そのドレインに接続される。NチャネルMOSトランジスタ61は、ダイオード素子を構成する。NチャネルMOSトランジスタ61は、インバータ43のしきい値電位を信号VC1の電位変動幅の中間レベルに設定し、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ50,60〜62を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れるのを防止するために設けられている。NチャネルMOSトランジスタ62のゲートは、固定電位VF0を受ける。NチャネルMOSトランジスタ62は、電流制限素子を構成し、MOSトランジスタ54,64が同時に導通するのを防止する。MOSトランジスタ50と60の間のノードに現れる信号が、インバータ43の出力信号VC3となる。
【0051】
信号VC1が「L」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタ50が導通するとともにNチャネルMOSトランジスタ60が非導通になり、出力信号VC3は「H」レベルになる。信号VC1が「H」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタ50が非導通になるとともにNチャネルMOSトランジスタ60が導通し、出力信号VC3は「L」レベルになる。
【0052】
インバータ44は、外部電源電位VCC0のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ51〜53およびNチャネルMOSトランジスタ63を含む。PチャネルMOSトランジスタ51のゲートは、固定電位VF1を受ける。PチャネルMOSトランジスタ51は、電流制限素子を構成し、MOSトランジスタ54,64が同時に導通するのを防止する。PチャネルMOSトランジスタ52のゲートは、そのドレインに接続される。PチャネルMOSトランジスタ52は、ダイオード素子を構成する。PチャネルMOSトランジスタ52は、インバータ44のしきい値電位を信号VC2の電位変動幅の中間レベルに設定し、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ51〜53,63を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れるのを防止するために設けられている。MOSトランジスタ53,63のゲートは、上限電位比較回路42の出力信号VC2を受ける。MOSトランジスタ53と63の間のノードに現れる信号は、インバータ44の出力信号VC4となる。
【0053】
信号VC2が「L」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタ53が導通するとともにNチャネルMOSトランジスタ63が非導通になり、出力信号VC4は「H」レベルになる。信号VC2が「H」レベルの場合は、PチャネルMOSトランジスタ53が非導通になるとともにNチャネルMOSトランジスタ63が導通し、出力信号VC4は「L」レベルになる。
【0054】
PチャネルMOSトランジスタ54は、外部電源電位VCC0のラインと出力ノードN54との間に接続され、そのゲートはインバータ43の出力信号VC3を受ける。PチャネルMOSトランジスタ54は、プルアップドライバを構成する。NチャネルMOSトランジスタ64は、出力ノードN54と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートはインバータ44の出力信号VC4を受ける。出力ノードN54の電位が内部電源電位VOとなる。
【0055】
次に、この内部電源電位発生回路の動作について説明する。内部電源電位VOが下限値VL=VR0−ΔV1と上限値VH=VR0+ΔV2の間の不感帯にある場合は、下限電位比較回路41の出力信号VC1が「L」レベルになり、インバータ43の出力信号VC3が「H」レベルになってPチャネルMOSトランジスタ54が非導通になる。また、上限電位比較回路42の出力信号VC2が「H」レベルになり、インバータ44の出力信号VC4が「L」レベルになってNチャネルMOSトランジスタ64が非導通になる。したがって、出力ノードN54はハイインピーダンス状態にされる。
【0056】
内部電源電位VOが下限値VLよりも低くなると、下限電位比較回路41の出力信号VC1が「H」レベルになり、インバータ43の出力信号VC3が「L」レベルになってPチャネルMOSトランジスタ54が導通し、外部電源電位VCC0のラインからPチャネルMOSトランジスタ54を介してノードN54に電流が流入し、内部電源電位VOが上昇する。このとき、上限電位比較回路42の出力信号は「H」レベルのまま変化せず、PチャネルMOSトランジスタ64は非導通状態に保持される。
【0057】
内部電源電位VOが上限値VHよりも高くなると、上限値比較回路42の出力信号VC2が「L」レベルになり、インバータ44の出力信号VC4が「H」レベルになってNチャネルMOSトランジスタ64が導通し、出力ノードN54から接地電位GNDのラインに電流が流出し、内部電源電位VOが低下する。また、下限電位比較回路41の出力信号VC1が「L」レベルになり、インバータ43の出力信号VC3が「H」レベルになってPチャネルMOSトランジスタ54が非導通になる。このとき、PチャネルMOSトランジスタ51を設けたので、信号VC4が「L」レベルから「H」レベルに変化する時間よりも、信号VC3が「L」レベルから「H」レベルになる時間の方が短くなり、MOSトランジスタ54,64が同時に導通することが防止される。したがって、内部電源電位VOは下限値VLと上限値VHの間の電位に保持される。
【0058】
この実施の形態2では、下限電位比較回路41におけるトランジスタサイズの比W45/W46,W55/W56を調整して下限値VLを設定し、上限電位比較回路42におけるトランジスタサイズの比W48/W49,W58/W59を調整して上限値VHを設定するので、不感帯を容易かつ正確に設定することができる。
【0059】
以下、この実施の形態2の種々の変更例について説明する。図5の変更例では、分圧回路65が追加される。分圧回路65は、外部電源電位VCC0のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続されたNチャネルMOSトランジスタ66,67を含む。NチャネルMOSトランジスタ66のゲートは、参照電位VR0を受ける。NチャネルMOSトランジスタ67のゲートは、そのドレインに接続される。NチャネルMOSトランジスタ66と67の間のノードには、参照電位VR0の1/2の電位VR1=VR0/2が現れる。参照電位VR1は、参照電位VR0の代わりに下限電位比較回路41および上限電位比較回路42に与えられる。この変更例では、内部電源電位VOは下限値VL=VR1−ΔV1と上限値VH=VR1+ΔV2との間の電位に保持される。
【0060】
図6の変更例では、分圧回路65と2つの内部電源電位発生回路68,69とが設けられる。分圧回路65は、図5で説明したとおり、参照電位VR0に基づいて参照電位VR1=VR0/2を生成する。内部電源電位発生回路68は、図3で示した内部電源電位発生回路と同じであり、参照電位VR1に基づいて内部電源電位VOを生成する。内部電源電位発生回路69は、図4で示した内部電源電位発生回路と同じ構成であり、参照電位VR1に基づいて内部電源電位VOを生成する。内部電源電位発生回路68と69は、並列接続される。
【0061】
内部電源電位発生回路68は、図7(a)の曲線Aに示すように、不感帯A1の幅が比較的大きくなる一方、出力電位VOが参照電位VR1から大きく外れた場合でも大きな電流駆動力を有する。内部電源電位発生回路69は、図7(a)の曲線Bに示すように、不感帯B1の幅が小さく正確に設定される一方、出力電位VOが参照電位VR1から外れた場合の電流駆動力が小さい。図6で示した内部電源電位発生回路は、内部電源電位発生回路68と69の特性を合成した特性を有し、図7(b)の曲線Cに示すように、不感帯C1の幅は小さく正確に設定され、かつ出力電位VOが参照電位VR1から大きく外れた場合でも大きな電流駆動力を有する。なお、このように内部電源電位発生回路68と69を並列接続するためには、内部電源電位発生回路68,69の不感帯A1,B1の中心を一致させる必要がある。これは、内部電源電位VOを正確に制御することができるという本願発明の特有の効果によって可能となった。
【0062】
図8の変更例は、図4の内部電源電位発生回路の下限電位比較回路41および上限電位比較回路42のそれぞれを下限電位比較回路41′および上限電位比較回路42′で置換し、インバータ43,44を除去したものである。下限電位比較回路41′では、MOSトランジスタ55,56のゲートはそれぞれ出力電位VOおよび参照電位VR0を受け、信号VC1はPチャネルMOSトランジスタ54のゲートに直接与えられる。PチャネルMOSトランジスタ45と46のトランジスタサイズの比W45/W46は、NチャネルMOSトランジスタ55と56のトランジスタサイズの比W55/W56よりも小さく設定されている。たとえば、MOSトランジスタ45,46,55のチャネル幅W45,46,55は等しく、MOSトランジスタ56のチャネル幅W56はW45=W46=W55よりも小さい。
【0063】
このため、VO=VR0の場合は、NチャネルMOSトランジスタ46に流れる電流I46がNチャネルMOSトランジスタ56に流れる電流I56よりも大きくなり、VOが下限値VL=VR0−ΔV1になったときにI46=I56になる。したがって、VOが下限値VLよりも高い場合は、I46>I56になって信号VC1が「H」レベルになり、PチャネルMOSトランジスタ54が非導通になる。VOが下限値VLよりも低い場合は、I46<I56になって信号VC1が「L」レベルになり、PチャネルMOSトランジスタ54が導通する。
【0064】
上限電位比較回路42′では、MOSトランジスタ48,49のゲートはそれぞれ出力電位VOおよび参照電位VR0を受け、信号VC2はNチャネルMOSトランジスタ64のゲートに直接与えられる。PチャネルMOSトランジスタ48と49のトランジスタサイズの比W48/W49は、NチャネルMOSトランジスタ58と59のトランジスタサイズの比W58/W59よりも大きく設定されている。たとえば、MOSトランジスタ48,58,59のチャネル幅W48,W58,W59は等しく、MOSトランジスタ49のチャネル幅W49はそれらのチャネル幅W48=W58=W59よりも小さい。このため、VO=VR0の場合はPチャネルMOSトランジスタ49に流れる電流I49がNチャネルMOSトランジスタ59に流れる電流I59よりも小さくなり、VOが上限値VH=VR0+ΔV2になったときにI49=I59となる。
【0065】
したがって、VOが上限値VHよりも高い場合は、I49>I59になって信号VC2が「H」レベルになり、NチャネルMOSトランジスタ64が導通する。VOが上限値VHよりも低い場合は、I49<I59になって信号VC2が「L」レベルになり、NチャネルMOSトランジスタ64が非導通になる。この変更例では、信号VC1,VC2がインバータ43,44を介さずにMOSトランジスタ54,64のゲートに直接入力されるので、MOSトランジスタ54,64はアナログ的に制御される。また、インバータ43,44を除去したので、レイアウト面積が小さくて済む。
【0066】
図9の変更例は、図4の内部電源電位発生回路から上限電位比較回路42、インバータ44およびNチャネルMOSトランジスタ64を除去したものである。出力ノードN54から負荷回路(図示せず)を介して接地電位GNDのラインに常時電流が流出している場合に、使用可能となる。この場合は、上限電位比較回路42、インバータ44およびNチャネルMOSトランジスタ64の分だけレイアウト面積が小さくて済む。なお、NチャネルMOSトランジスタ55と56のトランジスタサイズを同じにしてもよい。
【0067】
また、図6の変更例において、内部電源電位発生回路69を図9で示した内部電源電位発生回路で置換すれば、図10に示すような電流駆動力の内部電源電位発生回路が構成される。この場合は、出力ノードN54の放電能力よりも充電能力の方が大きな内部電源電位発生回路を構成することができる。
【0068】
図11の変更例は、図4の内部電源電位発生回路のインバータ43,44をそれぞれインバータ71,72で置換したものである。インバータ71は、インバータ43においてNチャネルMOSトランジスタ61を除去し、NチャネルMOSトランジスタ60のソースとNチャネルMOSトランジスタ62のドレインを接続したものである。インバータ72は、インバータ44においてNチャネルMOSトランジスタ52を除去し、PチャネルMOSトランジスタ51のドレインとPチャネルMOSトランジスタ53のソースを接続したものである。この変更例では、MOSトランジスタ61,52を除去したので、インバータ71,72の出力信号VC3,VC4の各々が外部電源電位VCC0と接地電位GNDの間で振幅する。したがって、PチャネルMOSトランジスタ54およびNチャネルMOSトランジスタ64の電流駆動力が増大する。
【0069】
図12の変更例は、図11の内部電源電位発生回路にPチャネルMOSトランジスタ73を追加したものである。PチャネルMOSトランジスタ73は、PチャネルMOSトランジスタ54のドレインと出力ノードN54の間に接続され、そのゲートはインバータ72の出力信号VC4を受ける。信号VC4が「L」レベルの場合はPチャネルMOSトランジスタ73が導通するとともにNチャネルMOSトランジスタ64が非導通になり、信号VC4が「H」レベルの場合はPチャネルMOSトランジスタ73が非導通になるとともにNチャネルMOSトランジスタ64が導通する。この変更例では、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ54,73,64を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れるのを防止することができる。
【0070】
図13の変更例は、図11の内部電源電位発生回路にORゲート74を追加したものである。ORゲート74は、インバータ71,72の出力信号VC3,VC4を受け、その出力信号はPチャネルMOSトランジスタ54のゲートに与えられる。信号VC3,VC4のうちの少なくとも一方の信号が「H」レベルになるとPチャネルMOSトランジスタ54は非導通になる。この変更例でも、外部電源電位VCC0のラインからMOSトランジスタ54,73,64を介して接地電位GNDのラインに貫通電流が流れるのを防止することができる。
【0071】
図14の変更例は、図4の内部電源電位発生回路に降圧回路(VDC)75を追加したものである。降圧回路75は、外部電源電位VCC0を降圧して内部電源電位VCCSを生成し、その内部電源電位VCCSをPチャネルMOSトランジスタ54のソースに与える。降圧回路75の電流駆動力は、インバータ43の出力信号VC3が「H」レベルの場合は小さくなり、信号VC3が「L」レベルの場合は大きくなる。すなわち、降圧回路75は、図15に示すように、演算増幅器80,81、インバータ82、NチャネルMOSトランジスタ83、PチャネルMOSトランジスタ84〜86およびキャパシタ87を含む。
【0072】
PチャネルMOSトランジスタ85,86は、外部電源電位VCC0のラインとPチャネルMOSトランジスタ54のソース(ノードN85)との間に並列接続される。PチャネルMOSトランジスタ85のトランジスタサイズは、PチャネルMOSトランジスタ86のトランジスタサイズよりも大きい。演算増幅器81の非反転入力端子は参照電位VRSを受け、その反転入力端子はノードN85に接続され、その出力端子はPチャネルMOSトランジスタ86のゲートに接続される。演算増幅器81は、ノードN85の電位が参照電位VRSに一致するようにPチャネルMOSトランジスタ86のゲート電位を制御する。
【0073】
演算増幅器80の非反転入力端子は参照電位VRSを受け、その反転入力端子はノードN85に接続され、その出力信号はPチャネルMOSトランジスタ85のゲートに入力される。NチャネルMOSトランジスタ83は演算増幅器83の接地ノードと接地電位GNDのラインとの間に接続され、PチャネルMOSトランジスタ84は外部電源電位VCC0のラインとPチャネルMOSトランジスタ85のゲートとの間に接続される。インバータ43の出力信号VC3はインバータ82を介してMOSトランジスタ83,84のゲートに入力される。キャパシタ87は、ノードN85と接地電位GNDのラインとの間に接続され、ノードN85の電位VCCSを安定化させる。
【0074】
信号VC3が「H」レベルの場合は、NチャネルMOSトランジスタ83が非導通になり、演算増幅器80が非活性化されるとともにPチャネルMOSトランジスタ84が導通し、PチャネルMOSトランジスタ85のゲートは「H」レベルに固定され、PチャネルMOSトランジスタ85が非導通になって降圧回路75の電流駆動力が小さくなる。信号VC3が「L」レベルの場合は、NチャネルMOSトランジスタ83が導通し、演算増幅器80が活性化されるとともにPチャネルMOSトランジスタ84が非導通になり、演算増幅器80はノードN85が参照電位VRSに一致するようにPチャネルMOSトランジスタ84のゲート電位を制御し、降圧回路75の電流駆動力が大きくなる。この変更例では、PチャネルMOSトランジスタ54を導通させる場合のみ降圧回路75の電流駆動力を大きくし、PチャネルMOSトランジスタ54を非導通にする場合は降圧回路75の電流駆動力を小さくするので、降圧回路75の消費電力が小さくて済む。
【0075】
[実施の形態3]
図16は、この発明の実施の形態3によるDRAMの全体構成を示すブロック図である。図16において、このDRAMは、内部電源電位発生回路91、クロック発生回路92、行および列アドレスバッファ93、行デコーダ94、列デコーダ95、メモリマット96、入力バッファ99および出力バッファ100を備え、メモリマット96はメモリアレイ97およびセンスアンプ+入出力制御回路98を含む。
【0076】
内部電源電位発生回路91は、外部から与えられる電源電位VCC0、接地電位GNDおよび参照電位VR0に基づいて内部電源電位VPP,VDDS,VOを生成し、DRAM全体に供給する。すなわち内部電源電位発生回路91は、図17に示すように、VPP発生回路101、VDDS発生回路102およびVR0/2発生回路103を含む。VPP発生回路10は、外部電源電位VCC0および内部電源電位VDDSに基づいて、ワード線WLの選択レベルとして用いられる内部電源電位VPPを生成する。内部電源電位VPPは、VDDS+2Vthnに維持される。VDDS発生回路102は、外部電源電位VCC0および参照電位VR0に基づいて、センスアンプ112用の内部電源電位VDDSを生成する。内部電源電位VDDSは、VR0に維持される。
【0077】
VR0/2発生回路103は、図6で示した内部電源電位発生回路と同じ構成であり、外部電源電位VCC0および参照電位VR0に基づいて、ビット線プリチャージ電位VBLおよびセルプレート電位VCPとして用いられる内部電源電位VOを生成する。内部電源電位VOは、VR0/2に維持される。
【0078】
クロック発生回路92は、外部制御信号/RAS,/CASに従って所定の動作モードを選択し、DRAM全体を制御する。行および列アドレスバッファ93は、外部アドレス信号A0〜Ai(ただし、iは0以上の整数である)に従って行アドレス信号RA0〜RAiおよび列アドレス信号CA0〜CAiを生成し、生成した信号RA0〜RAiおよびCA0〜CAiをそれぞれ行デコーダ94および列デコーダ95に与える。
【0079】
メモリアレイ97は、それぞれが1ビットのデータを記憶する複数のメモリセルを含む。各メモリセルは、行アドレスおよび列アドレスによって決定される所定のアドレスに配置される。
【0080】
行デコーダ94は、行および列アドレスバッファ93から与えられた行アドレス信号RA0〜RAiに従って、メモリアレイ97の行アドレスを指定する。列デコーダ95は、行および列アドレスバッファ93から与えられた列アドレス信号CA0〜CAiに従って、メモリアレイ97の列アドレスを指定する。
【0081】
センスアンプ+入出力制御回路98は、行デコーダ94および列デコーダ95によって指定されたアドレスのメモリセルをデータ入出力線対IOPの一方端に接続する。データ入出力線対IOPの他方端は、入力バッファ99および出力バッファ100に接続される。入力バッファ99は、書込モード時に、外部制御信号/Wに応答して、外部から入力されたデータ信号Dj(ただし、jは0以上の整数である)をデータ入出力線対IOPを介して選択されたメモリセルに与える。出力バッファ100は、読出モード時に、外部制御信号/OEに応答して、選択されたメモリセルからの読出データ信号Qjを外部に出力する。
【0082】
図18は図17に示したDRAMのメモリアレイ97およびセンスアンプ+入出力制御回路98の構成を示す回路ブロック図、図19は図17に示したメモリアレイ97およびセンスアンプ+入出力制御回路98のうちの1つの列の構成を詳細に示す回路図である。
【0083】
図18および図19を参照して、メモリアレイ97は、行列状に配列された複数のメモリセルMCと、各行に対応して設けられたワード線WLと、各列に対応して設けられたビット線対BL,/BLとを含む。各メモリセルMCは、アクセス用のNチャネルMOSトランジスタ132と情報記憶用のキャパシタ133とを含む。各メモリセルMCのNチャネルMOSトランジスタ132のゲートは対応する行のワード線WLに接続される。NチャネルMOSトランジスタ132は、対応する列のビット線BLまたは/BLとそのメモリセルMCのキャパシタ133の一方電極(ストレージノードSN)との間に接続される。各メモリセルMCのキャパシタ133の他方電極はセルプレート電位VCPを受ける。各ワード線WLの一方端は、行デコーダ94に接続される。
【0084】
センスアンプ+入出力制御回路98は、各列に対応して設けられた列選択線CSL、列選択ゲート111、センスアンプ112およびイコライザ113と、ドライバ114およびデータ入出力線対IO,/IO(IOP)とを含む。列選択ゲート111は、それぞれビット線BL,/BLとデータ入出力線IO,/IOとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ121,122を含む。NチャネルMOSトランジスタ121,122のゲートは、列選択線CSLを介して列デコーダ95に接続される。列デコーダ95によって列選択線CSLが選択レベルの「H」レベルに立上げられるとNチャネルMOSトランジスタ121,122が導通し、ビット線対BL,/BLとデータ入出力線対IO,/IOとが結合される。
【0085】
センスアンプ112は、それぞれビット線BL,/BLとノードN112との間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ123,124と、それぞれビット線BL,/BLとノードN112′との間に接続されたPチャネルMOSトランジスタ125,126とを含む。MOSトランジスタ123,125のゲートはともにビット線/BLに接続され、MOSトランジスタ124,126のゲートはともにビット線BLに接続される。ドライバ114は、ノードN112と接地電位GNDのラインとの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ127と、ノードN112′と内部電源電位VDDSのラインとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスタ128とを含む。MOSトランジスタ127,128のゲートは、それぞれセンスアンプ活性化信号SE,/SEを受ける。センスアンプ活性化信号SE,/SEがそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルになると、MOSトランジスタ127,128が導通し、ノードN112,N112′がそれぞれ接地電位GNDおよび内部電源電位VDDSになり、センスアンプ112は、ビット線対BL,/BL間の微小電位差を内部電源電圧VDDSに増幅する。
【0086】
イコライザ113は、ビット線BLと/BLの間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ129と、それぞれビット線BL,/BLとノードN113′との間に接続されたNチャネルMOSトランジスタ130,131とを含む。NチャネルMOSトランジスタ129〜131のゲートはともにノードN113に接続される。ノードN113はビット線イコライズ信号BLEQを受け、ノードN113′はビット線プリチャージ電位VBL(=VO=VR0/2)を受ける。イコライザ113は、ビット線イコライズ信号BLEQが活性化レベルの「H」レベルになったことに応じて、ビット線BLと/BLの電位をビット線プリチャージ電位VBLにイコライズする。
【0087】
次に、図16〜図19で示したDRAMの動作について説明する。書込モード時においては、列デコーダ95によって列アドレス信号CA0〜CAiに応じた列の列選択線CSLが選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その列の列選択ゲート111が導通する。
【0088】
入力バッファ99は、信号/Wに応答して、外部から与えられた書込データ信号Djをデータ入出力線対IOPを介して選択された列のビット線対BL,/BLに与える。書込データ信号Djは、ビット線BL,/BL間の電位差として与えられる。次いで、行デコーダ94によって、行アドレス信号RA0〜RAiに応じた行のワード線WLが選択レベルの「H」レベル(内部電源電位VPP)に立上げられ、その行のメモリセルMCのMOSトランジスタ132が導通する。選択されたメモリセルMCのキャパシタ133には、ビット線BLまたは/BLの電位に応じた電荷が蓄えられる。
【0089】
読出モード時においては、まずビット線イコライズ信号BLEQが「L」レベルに立下げられ、イコライザ113のNチャネルMOSトランジスタ129〜131が非導通になり、ビット線BL,/BLのイコライズが停止される。次いで、行デコーダ94によって行アドレス信号RA0〜RAiに対応する行のワード線WLが選択レベルの「H」レベルに立上げられる。これに応じて、ビット線BL,/BLの電位は、活性化されたメモリセルMCのキャパシタ133の電荷量に応じて微小量だけ変化する。
【0090】
次いで、センスアンプ活性化信号SE,/SEがそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルとなり、センスアンプ112が活性化される。ビット線BLの電位がビット線/BLの電位よりも微小量だけ高い場合は、MOSトランジスタ124,125の抵抗値がMOSトランジスタ123,126の抵抗値よりも小さくなって、ビット線BLの電位が「H」レベル(内部電源電位VDDS)まで引き上げられるとともにビット線/BLの電位が「L」レベル(接地電位GND)まで引き下げられる。逆に、ビット線/BLの電位がビット線BLの電位よりも微小量だけ高い場合は、MOSトランジスタ123,126の抵抗値がMOSトランジスタ124,125の抵抗値よりも小さくなって、ビット線/BLの電位が「H」レベルまで引き上げられるとともにビット線BLの電位が「L」レベルまで引き下げられる。
【0091】
次いで、列デコーダ95によって列アドレス信号CA0〜CAiに対応する列の列選択線CSLが選択レベルの「H」レベルに立上げられ、その列の列選択ゲート111が導通する。選択された列のビット線対BL,/BLのデータが列選択ゲート111およびデータ入出力線対IO,/IOを介して出力バッファ10に与えられる。出力バッファ100は、信号/OEに応答して、読出データ信号Qjを外部に出力する。
【0092】
この実施の形態3では、ビット線プリチャージ電位VBLおよびセルプレート電位VCPをVR0/2に正確に制御することができる。
【0093】
なお、従来は図20に示すように、中間電位発生回路であるVDDS発生回路150によってセンスアンプ112用の内部電源電位VDDSの1/2の電位VO=VDDS/2を生成していた。したがって、従来技術の欄でも述べたように、VOをVR0/2に一致させることが困難になってきた。しかし、この実施の形態3に従えば、VOをVR/2に正確に一致させることができ、データ信号の読出しを正確に行うことができる。
【0094】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る電位発生回路では、駆動回路と、制御電位発生回路と、モニタ電位発生回路と、電流供給回路とが設けられる。駆動回路は、その第1の電極が第1の電源電位のライン、もしくは第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が出力ノードに接続された第1の導電形式の第1のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のライン、もしくは第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が出力ノードに接続された第2の導電形式の第2のトランジスタとを含む。制御電位発生回路は、その第1の電極が第1のノードに接続され、その入力電極が出力ノードに接続され、その第2の電極が第1のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第3のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が出力ノードに接続され、その第2の電極が第2のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第4のトランジスタと、第3および第4のトランジスタの第2の電極間に直列接続された第1および第2のダイオード素子とを含み、出力ノードの電位が第1および第2のダイオード素子間の第2のノードの電位に一致するように第1および第2のトランジスタを制御する。モニタ電位発生回路は、その第1の電極が第1のノードに接続され、その入力電極が第3のノードに接続された第2の導電形式の第5のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が第3のノードに接続された第1の導電形式の第6のトランジスタと、第5のトランジスタの第2の電極と第3のノードとの間に接続された第3のダイオード素子と、第3のノードと第6のトランジスタの第2の電極との間に接続された第4のダイオード素子とを含み、第3のノードからモニタ電位を出力する。電流供給回路は、モニタ電位が参照電位に一致するように第1のノードに電流を供給する。したがって、モニタ電位が参照電位に一致すると、第2のノードの電位も参照電位になり、さらに出力ノードの電位も参照電位になる。よって、出力ノードの電位を参照電位に正確に一致させることができる。
【0096】
好ましくは、第1のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7のトランジスタを含む。第2のダイオード素子は、その第1の電極が第7のトランジスタの第2の電極に接続され、その入力電極および第2の電極が第4のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第8のトランジスタを含む。第3のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が第5のトランジスタの第2の電極に接続され、その第2の電極が第3のノードに接続された第1の導電形式の第9のトランジスタを含む。第4のダイオード素子は、その第1の電極が第3のノードに接続され、その入力電極および第2の電極が第6のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第10のトランジスタを含む。第3および第5のトランジスタのサイズの比と、第4および第6のトランジスタのサイズの比と、第7および第9のトランジスタのサイズの比と、第8および第10のトランジスタのサイズの比とは、互いに等しい。この場合は、モニタ電位発生回路は、制御電位発生回路のレプリカ回路となる。
【0097】
また好ましくは、さらに、第1および第2のカレントミラー回路が設けられる。第1のカレントミラー回路は、第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、第1の電源電位のラインと第1のトランジスタの第1の電極との間に介挿され、その入力電極が第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第11のトランジスタと、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第11のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第12のトランジスタとを含み、第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第1の電源電位のラインから第12のトランジスタを介して出力ノードに流入させる。第2のカレントミラー回路は、第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、第2のトランジスタの第1の電極と第2の電源電位のラインとの間に介挿され、その入力電極が第2のトランジスタの第1の電極に接続された第1の導電形式の第13のトランジスタと、出力ノードと第2の電源電位のラインとの間に接続され、その入力電極が第13のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第14のトランジスタとを含み、第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を出力ノードから第14のトランジスタを介して第2の電源電位のラインに流出させる。この場合は、電位発生回路の電流駆動力が増大する。
【0098】
また好ましくは、さらに、所定の電位を分圧して参照電位を生成する分圧回路が設けられる。この場合は、出力ノードの電位は所定の電位に基づいて制御される。
【0099】
また好ましくは、さらに、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第15および第16のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する第1の比較回路と、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第17および第18のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い上限電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する第2の比較回路と、第1および第2の比較回路からの前記第1および第2の信号に応じて動作し、出力ノードの電位が下限電位よりも低い場合は出力ノードに電流を流入させ、出力ノードの電位が上限電位よりも高い場合は出力ノードから電流を流出させる駆動回路とが設けられる。この場合は、不感帯の幅を精度良く設定することができ、かつ出力電位が参照電位から大きく外れた場合でも大きな電流駆動力を得ることができる。
【0100】
また、この発明に係る他の電位発生回路では、第1の比較回路、第2の比較回路および駆動回路が設けられる。第1の比較回路は、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第1および第2のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する。第2の比較回路は、それらの入力電極がそれぞれ参照電位および出力ノードの電位を受ける第3および第4のトランジスタを含み、出力ノードの電位と参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い電源電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する。駆動回路は、第1および第2の比較回路からの第1および第2の信号に応じて動作し、出力ノードの電位が下限電位よりも低い場合は出力ノードに電流を流入させ、出力ノードの電位が上限電位よりも高い場合は出力ノードから電流を流出させる。したがって、第1の比較回路の第1のオフセット電圧を設定することによって下限電位を設定することができ、第2の比較回路の第2のオフセット電圧を設定することによって上限電位を設定することができ、下限電位と上限電位の間が不感帯となるので、不感帯幅を精度よく設定することができる。
【0101】
好ましくは、第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、第3および第4のトランジスタは第2の導電形式である。第1の比較回路は、さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第2のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路と、第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源とを含む。第1および第2のトランジスタのサイズの比は、第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第2のトランジスタの第1の電極から第1の信号が出力される。第2の比較回路は、さらに、第1の電源電位のラインと第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源と、それぞれ第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、第3のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第4のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路とを含む。第3および第4のトランジスタのサイズの比は、第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第4のトランジスタの第2の電極から第2の信号が出力される。この場合は、トランジスタのサイズの比を設定することにより、第1および第2のオフセット電圧を容易かつ精度よく設定することができる。
【0102】
また好ましくは、駆動回路は、第1の信号の反転信号を出力する第1のインバータと、第2の信号の反転信号を出力する第2のインバータと、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第1のインバータの出力信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第2のインバータの出力信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタとを含む。この場合は、第1および第2のインバータの出力信号はデジタル信号となり、第9および第10のトランジスタはオンオフ制御される。
【0103】
また好ましくは、第1のインバータは、その第1の電極が第1の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第2の導電形式の第11のトランジスタと、その第1の電極が第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第1の導電形式の第12のトランジスタと、第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、第12のトランジスタに流れる電流を制限する第1の電流制限素子とを含む。第2のインバータは、その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第1の導電形式の第13のトランジスタと、その第1の電極が第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第2の導電形式の第14のトランジスタと、第14のトランジスタの第2の電極と第1の電源電位のラインとの間に接続され、第14のトランジスタに流れる電流を制限する第2の電流制限素子とを含む。この場合は、第9および第10のトランジスタが同時に導通するのを防止することができる。
【0104】
また好ましくは、第1のインバータは、さらに、第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に第1の電流制限素子と直列接続され、第1のインバータのしきい値電圧を調整する第1のダイオード素子を含む。第2のインバータは、さらに、第1の電源電位のラインと第14のトランジスタの第2の電極との間に第2の電流制限素子と直列接続され、第2のインバータのしきい値電圧を調整する第2のダイオード素子を含む。この場合は、第1および第2のインバータのしきい値電圧を第1および第2の信号の振幅幅の中心に設定することができる。
【0105】
また好ましくは、駆動回路は、さらに、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に第9のトランジスタと直列接続され、第10のトランジスタの導通時に非導通になるスイッチング素子を含む。この場合は、第9および第10のトランジスタに貫通電流が流れるのを防止することができる。
【0106】
また好ましくは、駆動回路は、さらに、第1および第2のインバータの出力信号の論理和信号を第9のトランジスタの入力電極に与える論理回路を含む。この場合も、第9および第10のトランジスタに貫通電流が流れるのを防止することができる。
【0107】
また好ましくは、さらに、所定の電位を分圧して参照電位を生成する分圧回路が設けられる。この場合は、出力ノードの電位は所定の電位に基づいて制御される。
【0108】
また好ましくは、さらに、第1の電源電位よりも低い第3の電源電位を生成し、その電流駆動力が前記第9のトランジスタの導通時に増大する降圧回路が設けられる。第9のトランジスタは、第3の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続される。この場合は、第1の電源電位と参照電位との電位差を適値に設定することができる。また第1のトランジスタの非導通時は降圧回路の電流駆動力を小さくするので、消費電力の低減化を図ることができる。
【0109】
また好ましくは、第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、第3および第4のトランジスタは第2の導電形式である。第1の比較回路は、さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに第2のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第1のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路と、第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源とを含む。第1および第2のトランジスタのサイズの比は、第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第1のトランジスタの第1の電極から第1の信号が出力される。第2の比較回路は、さらに、第1の電源電位のラインと第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源と、それぞれ第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに第4のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、第4のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を第3のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路とを含む。第3および第4のトランジスタのサイズの比は、第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さい。第3のトランジスタの第2の電極から第2の信号が出力される。この場合は、トランジスタのサイズの比を設定することにより、第1および第2のオフセット電圧を容易かつ精度よく設定することができる。
【0110】
また好ましくは、駆動回路は、第1の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第1の信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタと、第2の電源電位のラインと出力ノードとの間に接続され、その入力電極が第2の信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタとを含む。この場合は、第9および第10のトランジスタはアナログ的に制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。
【図2】 実施の形態1の変更例を示す回路ブロック図である。
【図3】 実施の形態1の他の変更例を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。
【図5】 実施の形態2の変更例を示す回路図である。
【図6】 実施の形態2の他の変更例を示すブロック図である。
【図7】 図6に示した内部電源電位発生回路の動作を示す図である。
【図8】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路図である。
【図9】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路図である。
【図10】 実施の形態2のさらに他の変更例の動作を示す図である。
【図11】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路図である。
【図12】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路図である。
【図13】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路図である。
【図14】 実施の形態2のさらに他の変更例を示す回路ブロック図である。
【図15】 図14に示した降圧回路の構成を示す回路図である。
【図16】 この発明の実施の形態3によるDRAMの全体構成を示す回路ブロック図である。
【図17】 図16に示した内部電源電位発生回路の構成を示すブロック図である。
【図18】 図16に示したメモリマットの構成を示す回路ブロック図である。
【図19】 図18に示したメモリマットの構成をより詳細に示す回路図である。
【図20】 この実施の形態3の効果を説明するためのブロック図である。
【図21】 従来の内部電源電位発生回路の構成を示す回路図である。
【図22】 図21に示した内部電源電位発生回路の動作を示す図である。
【図23】 従来の内部電源電位発生回路の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1,65 分圧回路、2 VCC1発生回路、3 モニタ電位発生回路、4 制御電位発生回路、5,36 駆動回路、11〜20,45〜54,73,84〜86,125,126,128,152〜154 PチャネルMOSトランジスタ、21〜32,55〜64,66,67,83,121〜124,127,129〜133,155〜157 NチャネルMOSトランジスタ、33,87,133 キャパシタ、34 参照電位発生回路、35,80,81,151 演算増幅器、41 下限電位比較回路、42 上限電位比較回路、43,44,71,72,82 インバータ、68,69,91 内部電源電位発生回路、92 クロック発生回路、93 行および列アドレスバッファ、94 行デコーダ、95 列デコーダ、96 メモリマット、97 メモリアレイ、98 センスアンプ+入出力制御回路、99 入力バッファ、100 出力バッファ、111列選択ゲート、112 センスアンプ、113 イコライザ、114 ドライバ、MC メモリセル、WL ワード線、BL,/BL ビット線対、101 VPP発生回路、102 VDDS発生回路、103 VR0/2発生回路、150 VDDS/2発生回路。
Claims (16)
- 出力ノードの電位が参照電位に応じた電位になるように前記出力ノードの充放電を行なう電位発生回路であって、
その第1の電極が第1の電源電位のライン、もしくは前記第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が前記出力ノードに接続された第1の導電形式の第1のトランジスタと、その第1の電極が第2の電源電位のライン、もしくは前記第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタに接続され、その第2の電極が前記出力ノードに接続された第2の導電形式の第2のトランジスタとを含む駆動回路、
その第1の電極が第1のノードに接続され、その入力電極が前記出力ノードに接続され、その第2の電極が前記第1のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第3のトランジスタと、その第1の電極が前記第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が前記出力ノードに接続され、その第2の電極が前記第2のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第4のトランジスタと、前記第3および第4のトランジスタの第2の電極間に直列接続された第1および第2のダイオード素子とを含み、前記出力ノードの電位が前記第1および第2のダイオード素子間の第2のノードの電位に一致するように前記第1および第2のトランジスタを制御する制御電位発生回路、
その第1の電極が前記第1のノードに接続され、その入力電極が第3のノードに接続された第2の導電形式の第5のトランジスタと、その第1の電極が前記第2の電源電位のラインに接続され、その入力電極が前記第3のノードに接続された第1の導電形式の第6のトランジスタと、前記第5のトランジスタの第2の電極と前記第3のノードとの間に接続された第3のダイオード素子と、前記第3のノードと前記第6のトランジスタの第2の電極との間に接続された第4のダイオード素子とを含み、前記第3のノードからモニタ電位を出力するモニタ電位発生回路、および
前記モニタ電位が前記参照電位に一致するように前記第1のノードに電流を供給する電流供給回路を備える、電位発生回路。 - 前記第1のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が前記第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7のトランジスタを含み、
前記第2のダイオード素子は、その第1の電極が前記第7のトランジスタの第2の電極に接続され、その入力電極および第2の電極が前記第4のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第8のトランジスタを含み、
前記第3のダイオード素子は、その第1の電極および入力電極が前記第5のトランジスタの第2の電極に接続され、その第2の電極が前記第3のノードに接続された第1の導電形式の第9のトランジスタを含み、
前記第4のダイオード素子は、その第1の電極が前記第3のノードに接続され、その入力電極および第2の電極が前記第6のトランジスタの第2の電極に接続された第2の導電形式の第10のトランジスタを含み、
前記第3および第5のトランジスタのサイズの比と、前記第4および第6のトランジスタのサイズの比と、前記第7および第9のトランジスタのサイズの比と、前記第8および第10のトランジスタのサイズの比とは、互いに等しい、請求項1に記載の電位発生回路。 - さらに、前記第1の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、前記第1の電源電位のラインと前記第1のトランジスタの第1の電極との間に介挿され、その入力電極が前記第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第11のトランジスタと、前記第1の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続され、その入力電極が前記第11のトランジスタの入力電極に接続された第2の導電形式の第12のトランジスタとを含み、前記第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記第1の電源電位のラインから前記第12のトランジスタを介して前記出力ノードに流入させる第1のカレントミラー回路、および
前記第2の電源電位のラインに接続されたトランジスタであって、前記第2のトランジスタの第1の電極と前記第2の電源電位のラインとの間に介挿され、その入力電極が前記第2のトランジスタの第1の電極に接続された第1の導電形式の第13のトランジスタと、前記出力ノードと前記第2の電源電位のラインとの間に接続され、その入力電極が前記第13のトランジスタの入力電極に接続された第1の導電形式の第14のトランジスタとを含み、前記第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記出力ノードから前記第14のトランジスタを介して前記第2の電源電位のラインに流出させる第2のカレントミラー回路を備える、請求項1または請求項2に記載の電位発生回路。 - さらに、所定の電位を分圧して前記参照電位を生成する分圧回路を備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電位発生回路。
- さらに、それらの入力電極がそれぞれ前記参照電位および前記出力ノードの電位を受ける第15および第16のトランジスタを含み、前記出力ノードの電位と前記参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する第1の比較回路、
それらの入力電極がそれぞれ前記参照電位および前記出力ノードの電位を受ける第17および第18のトランジスタを含み、前記出力ノードの電位と前記参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い上限電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する第2の比較回路、および
前記第1および第2の比較回路からの前記第1および第2の信号に応じて動作し、前記出力ノードの電位が前記下限電位よりも低い場合は前記出力ノードに電流を流入させ、前記出力ノードの電位が前記上限電位よりも高い場合は前記出力ノードから電流を流出させる駆動回路を備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載の電位発生回路。 - 出力ノードの電位が参照電位に応じた電位になるように前記出力ノードの充放電を行なう電位発生回路であって、
それらの入力電極がそれぞれ前記参照電位および前記出力ノードの電位を受ける第1および第2のトランジスタを含み、前記出力ノードの電位と前記参照電位よりも第1のオフセット電圧分だけ低い下限電位との電位差に応じたレベルの第1の信号を出力する第1の比較回路、
それらの入力電極がそれぞれ前記参照電位および前記出力ノードの電位を受ける第3および第4のトランジスタを含み、前記出力ノードの電位と前記参照電位よりも第2のオフセット電圧分だけ高い上限電位との電位差に応じたレベルの第2の信号を出力する第2の比較回路、および
前記第1および第2の比較回路からの前記第1および第2の信号に応じて動作し、前記出力ノードの電位が前記下限電位よりも低い場合は前記出力ノードに電流を流入させ、前記出力ノードの電位が前記上限電位よりも高い場合は前記出力ノードから電流を流出させる駆動回路を備える、電位発生回路。 - 前記第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、前記第3および第4のトランジスタは第2の導電形式であり、
前記第1の比較回路は、
さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと前記第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに前記第1のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、前記第1のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記第2のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路、および
前記第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源を含み、
前記第1および第2のトランジスタのサイズの比は、前記第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さく、
前記第2のトランジスタの第1の電極から前記第1の信号を出力し、
前記第2の比較回路は、
さらに、第1の電源電位のラインと前記第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源、および
それぞれ前記第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに前記第3のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、前記第3のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記第4のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路を含み、
前記第3および第4のトランジスタのサイズの比は、前記第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さく、
前記第4のトランジスタの第2の電極から前記第2の信号を出力する、請求項6に記載の電位発生回路。 - 前記駆動回路は、
前記第1の信号の反転信号を出力する第1のインバータ、
前記第2の信号の反転信号を出力する第2のインバータ、
第1の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続され、その入力電極が前記第1のインバータの出力信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタ、および
第2の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続され、その入力電極が前記第2のインバータの出力信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタを含む、請求項7に記載の電位発生回路。 - 前記第1のインバータは、
その第1の電極が第1の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が前記第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が前記第1の信号を受ける第2の導電形式の第11のトランジスタ、
その第1の電極が前記第9のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が前記第1の信号を受ける第1の導電形式の第12のトランジスタ、および
前記第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、前記第12のトランジスタに流れる電流を制限する第1の電流制限素子を含み、
前記第2のインバータは、
その第1の電極が第2の電源電位のラインに接続され、その第2の電極が前記第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が前記第2の信号を受ける第1の導電形式の第13のトランジスタ、および
その第1の電極が前記第10のトランジスタの入力電極に接続され、その入力電極が前記第2の信号を受ける第2の導電形式の第14のトランジスタ、および、
前記第14のトランジスタの第2の電極と第1の電源電位のラインとの間に接続され、前記第14のトランジスタに流れる電流を制限する第2の電流制限素子を含む、請求項8に記載の電位発生回路。 - 前記第1のインバータは、さらに、前記第12のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に前記第1の電流制限素子と直列接続され、前記第1のインバータのしきい値電圧を調整する第1のダイオード素子を含み、
前記第2のインバータは、さらに、第1の電源電位のラインと前記第14のトランジスタの第2の電極との間に前記第2の電流制限素子と直列接続され、前記第2のインバータのしきい値電圧を調整する第2のダイオード素子を含む、請求項9に記載の電位発生回路。 - 前記駆動回路は、さらに、第1の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に前記第9のトランジスタと直列接続され、前記第10のトランジスタの導通時に非導通になるスイッチング素子を含む、請求項8から請求項10のいずれかに記載の電位発生回路。
- 前記駆動回路は、さらに、前記第1および第2のインバータの出力信号の論理和信号を前記第9のトランジスタの入力電極に与える論理回路を含む、請求項8から請求項11のいずれかに記載の電位発生回路。
- さらに、所定の電位を分圧して前記参照電位を生成する分圧回路を備える、請求項6から請求項12のいずれかに記載の電位発生回路。
- さらに、第1の電源電位よりも低い第3の電源電位を生成し、その電流駆動力が前記第9のトランジスタの導通時に増大する降圧回路を備え、
前記第9のトランジスタは、第3の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続される、請求項8から請求項13のいずれかに記載の電位発生回路。 - 前記第1および第2のトランジスタは第1の導電形式であり、前記第3および第4のトランジスタは第2の導電形式であり、
前記第1の比較回路は、
さらに、それぞれ第1の電源電位のラインと前記第1および第2のトランジスタの第1の電極との間に接続され、それらの入力電極がともに前記第2のトランジスタの第1の電極に接続された第2の導電形式の第5および第6のトランジスタを有し、前記第2のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記第1のトランジスタの第2の電極に流入させる第1のカレントミラー回路、および
前記第1および第2のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続された第1の定電流源を含み、
前記第1および第2のトランジスタのサイズの比は、前記第5および第6のトランジスタのサイズの比よりも小さく、
前記第1のトランジスタの第1の電極から前記第1の信号を出力し、
前記第2の比較回路は、
さらに、第1の電源電位のラインと前記第3および第4のトランジスタの第1の電極との間に接続された第2の定電流源、および
それぞれ前記第3および第4のトランジスタの第2の電極と第2の電源電位のラインとの間に接続され、それらの入力電極がともに前記第4のトランジスタの第2の電極に接続された第1の導電形式の第7および第8のトランジスタを有し、前記第4のトランジスタに流れる電流に応じた値の電流を前記第3のトランジスタの第2の電極から流出させる第2のカレントミラー回路を含み、
前記第3および第4のトランジスタのサイズの比は、前記第7および第8のトランジスタのサイズの比よりも小さく、
前記第3のトランジスタの第2の電極から前記第2の信号を出力する、請求項6に記載の電位発生回路。 - 前記駆動回路は、
第1の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続され、その入力電極が前記第1の信号を受ける第2の導電形式の第9のトランジスタ、および
第2の電源電位のラインと前記出力ノードとの間に接続され、その入力電極が前記第2の信号を受ける第1の導電形式の第10のトランジスタを含む、請求項15に記載の電位発生回路。
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