JP3945291B2 - 内燃機関のNOx浄化装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排気ガス中のNOxを浄化するNOx浄化装置、特に、排気系に設けた還元触媒の上流側に排気ガス還元剤の噴霧装置を配した内燃機関のNOx浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関が排出する排気ガス中のNOxはNOx浄化装置により浄化されている。例えば、ディーゼルエンジンで用いられるNOx浄化装置は排気系にSCR触媒(NOx触媒)を有した触媒コンバータと、その上流側の尿素水供給装置とを順次配備して形成される。
このSCR触媒(NOx触媒)はその触媒担体に触媒金属を担持させ、それに尿素水を還元剤として供給し、酸素過剰雰囲気下においてNOxを浄化できるようにしている。
【0003】
ここで、ユリア水は式(1)のように加水分解及び熱分解して、NH3を放出する。
(NH2)2CO+H2O→2NH3+CO2・・・・(1)
また、SCR触媒上でのNH3と窒素酸化物との間の脱硝反応は式(2)或いは式(3)の反応がそれぞれ行われることが知られている。
【0004】
4NH3+4NO+O2→4N2+6H2O・・・・(2)
2NH3+NO+NO2→2N2+3H2O・・・・・(3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなSCR触媒は暖機運転により活性化された後、各運転域に応じて式(1)〜(3)の各反応を実行し排気ガス中のNOxを浄化できる。
ところが、このようなNOx浄化装置において、高出力運転が継続された場合、SCR触媒を通過する排気ガス温度が過度に上昇し、例えば、触媒温度が550℃程度の過昇温度を上回るような事態が続くとNOx触媒が劣化し、その耐久性が低下する場合がある。
【0006】
そこで、排気路上の触媒の温度が過昇温度を越えると、燃料噴射量を抑え、触媒温度を低下させるようにエンジンを制御しても良いが、これでは、運転性能が抑えられてしまうことより改善が望まれている。
本発明は、以上のような課題に基づき、NOx触媒温度が過度に上昇しての継続運転を回避し、NOx触媒の耐久性を十分に保持できる内燃機関のNOx浄化装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒、前記NOx触媒上流の前記排気系に還元剤としての尿素水を供給する還元剤供給手段、前記NOx触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータを検出又は推定する触媒温度検出手段、前記還元剤供給手段と前記NOx触媒を連結する排気管の壁面温度又は排気管壁面温度に相関するパラメータを検出又は推定する排気管壁温度検出手段、前記内燃機関の運転状態及び前記触媒温度検出手段により検出又は推定された情報に基づいて尿素水の添加量を設定する尿素水供給量設定手段、前記尿素水供給量設定手段により設定された添加量となるように前記還元剤供給手段を制御する制御手段、前記触媒温度検出手段により検出又は推定された触媒温度が所定温度以上のとき、前記排気管壁温度検出手段により検出又は推定された情報に基いて排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量以下の範囲で前記尿素水の添加量を増量補正する添加量補正手段、を備えたことを特徴とする内燃機関のNOx浄化装置。
このように、触媒温度が所定温度以上のときに設定された尿素水添加量を排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量以下の範囲で増量補正することで、尿素水中の水分の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、尿素水の凝結を未然に回避しながら触媒過昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、前記添加量補正手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気圧及び排気管壁温度に応じた飽和蒸気圧に基づく水分量と、排気ガス中に予め含まれる水分量と、前記尿素水の基本添加量相当の水分量とから許容水分添加量を求めることを特徴とする。
このように、排気ガス中に予め含まれる水分量及び尿素水の添加量相当の水分量とを考慮して許容水分添加量を求めるので、尿素水の凝結を未然に回避しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、前記添加量補正手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気ガス比熱、及び必要温度低下量とに基づく必要低下熱量と、水の蒸発熱量とから要求水分添加量を求め、前記要求水分添加量及び前記許容水分添加量の少ない方に基づき尿素水の添加量を増量補正することを特徴とする。
このように、排気ガス温度低下に必要な要求水分添加量、及び許容水分添加量の少ない方に基づき、尿素水の添加量を増量補正することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、尿素水の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0010】
請求項4の発明は、内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒、前記NOx触媒上流の前記排気系に還元剤としての尿素水を供給する還元剤供給手段、前記NOx触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータを検出又は推定する触媒温度検出手段、前記還元剤供給手段と前記NOx触媒を連結する排気管の壁面温度又は排気管壁面温度に相関するパラメータを検出又は推定する排気管壁温度検出手段、前記内燃機関の運転状態及び前記触媒温度検出手段により検出又は推定された情報に基づいて尿素水の添加量を設定する尿素水供給量設定手段、前記尿素水供給量設定手段により設定された添加量となるように前記還元剤供給手段を制御する制御手段、前記NOx触媒上流の前記排気系に水分添加を行う水供給手段、前記触媒温度検出手段により検出又は推定された触媒温度が所定温度以上のとき、前記尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の添加量と前記水供給部から供給する水添加中の総水分量が前記排気管壁温度検出手段により検出又は推定された情報に基いて、排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量を超えない範囲の水分添加量となるように水供給手段を作動させる水添加制御手段、を備えたことを特徴とする。
【0011】
このように、触媒温度が所定温度以上のときに、前記尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の添加量と前記水供給手段から供給する水添加量中の総水分量が、排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量を超えないように水添加量を設定することで、尿素水及び/又は水の総水分量の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、水分の凝結を未然に回避しながら触媒過昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
更に、尿素水を増量できない又は尿素水を添加できない運転状態においても、水タンクから供給された水の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、水分の凝結を未然に回避しなが触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、前記水添加制御手段は、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気圧及び排気ガス温度に応じた飽和蒸気圧に基づく水分量と、排気ガス中に予め含まれる水分量及び尿素水添加による水分量とから許容水分添加量を求めることを特徴とする。
このように、排気ガス中に予め含まれる水分量と、尿素水に含まれる水分量を考慮して許容水分添加量を求めるので、水分の凝結を未然に回避しなが触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0013】
請求項6の発明は、請求項4に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、前記水添加制御手段は、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気ガス比熱、及び必要温度低下量とに基づく必要低下熱量と、水の蒸発熱量とから要求水分添加量を求め、前記要求水分添加量及び前記許容水分添加量の少ない方に対応する水添加量だけ供給することを特徴とする。
このように、排気ガス温度低下に必要な要求水分添加量中の水添加量、及び許容水分添加量の少ない方に基き、排気中への水添加量を設定することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、水分の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態としての内燃機関のNOx浄化装置(以後単にNOx浄化装置)M1を図1を参照して説明する。ここでのNOx浄化装置M1は、図示しない車両に搭載された多気筒ディーゼルエンジン(以後単にエンジンと記す)1の排気系2に装着される。
エンジン1はエンジン制御装置(以後、単にエンジンECUと記す)3により制御され、NOx浄化装置M1は排気ガス制御装置(以後単に排気系ECUと記す)4に制御され、エンジンECU3と排気系ECU4は制御系通信回線5によって相互通信可能に連結される。
【0015】
図1において,エンジンECU3はエンジン1のアクセルペダル開度θaを検出するアクセルペダル開度センサ6と、クランク角情報Δθを検出するクランク角センサ7が接続される。ここでクランク角情報ΔθはエンジンECU3においてエンジン回転数Neの導出に用いられる。更に、エンジンECU3は図示しない燃焼室に供給される吸入空気量Gaを吸気路Iのエアフローセンサ8で検出する。なお、エアフローセンサ8の吸入空気量検出に代えてエンジンECU3が、エンジン回転数Neとアクセルペダル開度θaに応じた吸気量Gaを導出しても良い。
【0016】
吸気路Iにはターボチャージャー9のコンプレッサ901が介装され、その回転軸902は後述の排気路Eに介装されるターボチャージャー9のタービン903に連結され、これにより排気過給を可能としている。吸気路Iのターボチャージャー9の下流にはインタクーラ20が設けられ、吸気冷却を行うことで、エンジンの吸気の体積効率を向上させ、出力アップを図っている。
エンジンECU3はその入出力回路に多数のポートを有し、エアフローセンサ8、アクセルペダル開度センサ6、クランク角センサ7等よりの検出信号を取込み、燃料噴射系に制御信号を送出するよう機能する。
【0017】
燃料噴射系は燃料圧力調整部12と、図示しない燃焼室にインジェクタ10により燃料噴射を行う燃料調整部11とを備える。両部は燃料圧力制御部n1と燃料制御部n2として機能するエンジンECU3が制御する。
燃料圧力調整部12は燃料供給量調整部121を備え、これはエンジン駆動の高圧燃料ポンプ123の高圧燃料を定圧化した上でコモンレール122に供給する。この燃料供給量調整部121はエンジンECU3に接続され、その燃料圧力制御部n1の出力Dpに応じてコモンレール122内の圧力が所定圧力となるよう燃圧調整可能である。
【0018】
燃料調整部11はコモンレール122に電磁バルブVpを介して連結されたインジェクタ10により高圧燃料噴射を行うコモンレール方式を採る。電磁バルブVpはエンジンECU3に接続され、燃料制御部n2の出力D(Gf)信号に応じた燃料噴射量、噴射時期θnを調整可能である。なお、電磁バルブVpとエンジンECU3の接続回線は1つのみ図示した。
ここで燃料制御部n2はエンジン回転数Neとアクセルペダル開度θaに応じた噴射時期θn及び燃料噴射量Gf相当の出力D(Gf)信号を図示しない燃料噴射用ドライバにセットし、燃料調整部11の電磁バルブVpに出力し、インジェクタ10の燃料噴射を制御する。
【0019】
図1のNOx浄化装置M1は排気管21の途中に装着されたNOx触媒であるSCR触媒13とその上流の供給位置fより排気路Eにエアアシストで尿素水を供給する尿素水供給装置14と、尿素水供給装置14の上流側のNOx濃度Snoxを出力するNOxセンサ15と、排気圧Pexを出力するは排気圧センサ29と、SCR触媒13の入口排気ガス温度Texfを出力する排気温度センサ16と、SCR触媒13の温度T4を出力する触媒温度センサ17と、制御部を成す排気系ECU4とを備える。
SCR触媒13は排気路Eを成す排気管21の途中のNOx触媒コンバータ18に収容される。
【0020】
SCR触媒13はアンモニア(NH3)を吸着して排気ガス中のNOxを選択還元可能である。即ち、上述の式(1)のように尿素水は加水分解してアンモニアを生成し、これがSCR触媒13に吸着される。SCR触媒13はアンモニア吸着状態において、上述の式(2)又は式(3)により、NH3と窒素酸化物との間の反応を促進することができる。
【0021】
排気管21のSCR触媒13上流の供給位置fに尿素水供給装置14が装着される。尿素水供給装置14はNOx触媒コンバータ18の上流開口側に向けて尿素水を噴霧する添加ノズル19と、添加ノズル19に接続された噴射管26と、噴射管26の上流のエアタンク22と、同タンク近傍に設けた圧縮エア制御弁23と、圧縮エア制御弁23より下流位置で噴射管26と合流する尿素水パイプ24と、尿素水パイプ24に尿素水を供給する尿素水タンク28と、尿素水パイプ24を経由して尿素水を調量、供給する尿素水供給部27と、これらの制御手段を成す排気系ECU4とを備える。
【0022】
ここで、エアタンク22は図示しないエア供給手段が接続され、これが適時にタンク内が常時所定圧の圧縮エアを保持できるように駆動している。尿素水タンク28は一定濃度の尿素を水に融解した水溶液を貯蔵しており、尿素水の水分の含有量は所定の水分比率γ%(例えば67%)に保持されたものが適時に補給されるようになっている。尿素水供給位置f近傍には排気管21の管壁温度Tpを出力する排気管壁温度センサ31を備える。
【0023】
排気系ECU4はその入出力回路に多数のポートを有し、NOxセンサ15と排気温度センサ16,触媒温度センサ17、排気圧センサ29、等よりの検出信号を入力でき、圧縮エア制御弁23、尿素水供給部27に制御信号を送出する。しかも、制御系通信回線5を介しエンジンECU3とデータの送受を可能としている。
排気系ECU4は入出力インターフェース401、記憶部402、バッテリバックアップ用の不揮発性メモリ403および中央処理部404を備え、尿素水供給量設定及び尿素水供給部駆動制御を主として実施する。
【0024】
次に、図1のエンジンECU3及び排気系ECU4の各制御処理を、図2、図3の各制御ルーチンに沿って説明する。
エンジン1の駆動時において、エンジンECU3は上述の各センサの入力値に応じて燃料圧力制御部n1により、燃料圧力調整部12の燃料供給量調整部121を、燃料制御部n2により、燃料調整部11の電磁バルブVpを運転域に応じてそれぞれ制御し、その際得られた各センサ出力等を排気系ECU4にも送信する。特に、エンジンECU3は吸入空気量Ga(エアフローセンサの出力)と燃料噴射量Gに応じた排気ガス流量Uexを導出し排気系ECU4に出力する。
【0025】
一方、排気系ECU4は、エンジンキーのオンと同時に図2のメインルーチンを所定制御サイクル毎に繰り返す。ここではステップsaでキーオンを確認し、ステップsbでは、排気ガス温度Texf,触媒温度Tg、排気圧Pex、NOx濃度Snox、エンジンECU3からの吸入空気量Ga、燃料噴射量Gf,排気量Uex、その他のデータを取込み、これら各値が適正値か否かの判断をし、正常でないと図示しない故障表示灯を駆動する。ここでステップscに進み、NOx浄化に要する尿素水添加量の演算処理を行い、この後、ステップsdでは触媒冷却のための尿素水添加量演算処理を、次いで、ステップseではステップsc、sdでの演算に基く尿素水の添加制御処理を実行し、ステップsbにリターンする。
【0026】
NOx浄化に要する尿素水添加量の演算処理では、エンジン運転状態やエンジンからのNOx排出量、触媒温度Tgなどに基き、NOx浄化のための尿素水添加量f(DNH3)を算出する。
次に、排気系ECU4のメインルーチンの途中で、ステップsdの触媒冷却のための尿素水添加量演算処理に達すると、ここでは図3の触媒冷却処理ルーチンを実行する。
【0027】
ステップa1では触媒温度Tgが予め設定されている過昇温度(例えば550℃)Tlim以上か否か判断し、過昇温度Tlimに達していない間はこの開の制御を終了してメインルーチンにリターンし、以上ではステップa2に進む。 触媒温度Tgが過昇温度Tlim以上と判断されステップa2達すると、ここでは最新の吸入空気量Ga、燃料供給量Gf、排気圧Pex排気ガス温度Tex、排気管壁温度Tpを取込み、ステップa3に進む。
【0028】
ステップa3では、排気ガス流量Uex(=Ga+Gf)、必要温度低下量(Tex−Tlim)、を取込み、これに排気の熱容量Cex(排気ガス比熱)、水の蒸発熱量(蒸発潜熱)Cwを用いて、要求水分添加量Gw1を下式(4)で導出する。
Gw1=(Ga+Gf)×(Tex−Tlim)×Cex/Cw・・・(4)
更に、ステップa4では、排気管壁温度Tpに応じた排気中の飽和蒸気圧Pwを求め、これに排気ガス流量Uex(=Ga+Gf)を乗算して飽和蒸気圧に基づく水分量Pw/Pex×(Ga+Gf)を求める。更に、排気ガス流量Uexより燃焼により生じる排気中の水分量Gwexを導出する。次いで、尿素水供給装置14からの基本尿素水の添加量出力DU(=f(DNH3))に尿素水の水分比率γ%を乗算して基本尿素水の添加量相当の水分量(f(DNH3)×γ)を求める。その上で、下式(5)を用い、飽和蒸気圧に基づく水分量Pw/Pex×(Ga+Gf)より、排気中の水分量Gwexと基本尿素水の添加量相当の水分量(f(DNH3)×γ)とを減算して、排気中に添加可能な最大の許容水分添加量Gw2を導出する。
【0029】
Gw2=Pw/Pex×(Ga+Gf)−Gwex−f(DNH3)×γ・・・(5)
この後、ステップa5において、要求水分添加量Gw1が許容水分添加量Gw2より小さいか否か判断し、小さいとステップa6に、大きいとステップa7に進む。
ステップa6では要求水分添加量Gw1を今回の水添加量Gwnとして設定し、ステップa8では今回の水添加量Gwnに補正値1/γ(尿素水の水分比率50%の逆数となる)を乗算して尿素水添加量(Gwn×1/γ)を求め、この回の制御を終了し、メインルーチンにリターンする。
【0030】
ステップa7では水分の凝結を防止する上での最大値である許容水分添加量Gw2を今回の水添加量Gwnと設定し、ステップa9では今回の水添加量Gwnに補正値1/γ(尿素水の水分比率67%の逆数となる)を乗算して尿素水添加量(Gwn×1/γ)を求め、この回の制御を終了し、メインルーチンにリターンする。
次に、メインルーチンのステップseではステップsc,sdでの演算処理に基く尿素水添加処理を実施する。
【0031】
ステップsdで算出された触媒冷却のための尿素水添加量(Gwn×1/γ)はステップsc(NOx浄化に要する尿素水添加量処理ルーチン)で得られた尿素水添加量f(DNH3)に加算され最終的な尿素水の添加量出力DU(=f(DNH3)+Gwn×1/γ)が算出される。尿素水供給装置14の尿素水供給部27は添加量出力DUで駆動され、排気路Eに尿素水の添加量(f(DNH3)+Gwn×1/γ)を得ることとなる。この結果、増量された尿素水が排気路Eに供給され、これが加水分解され、SCR触媒13にアンモニアを供給でき、排気ガス中のNOxを還元処理すると同時に、尿素水中の水分が蒸発して、蒸発潜熱を奪い、過昇温度Tlim以上に上昇していた触媒温度Texを低下させる。
【0032】
このように、排気ガス温度が過昇温度Tlim(所定温度)以上のときに設定された尿素水添加量f(DNH3)を排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量Gw2以下の範囲で増量補正することで、尿素水中の水分の蒸発潜熱により排気温度及び触媒温度Texを低下することにより、排気管管壁における水分の凝結を未然に回避しながら触媒昇温を効果的に抑制すとができ、触媒が過昇温度Tlimを上回る状態が継続することで触媒が劣化することを防止することができる。
【0033】
特に、ここでは、排気ガス中に含まれる水分量である(燃焼により生成される水分)、及び尿素水の添加量相当の水分量f(DNH3)とを考慮して許容水分添加量Gw2を求めるので、より確実に水分の凝結を未然に回避しながら触媒昇温Texを効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
更に、ここでは要求水分添加量Gw1と許容水分添加量Gw2の少ない方に基づき尿素の添加量を増量(Gwn×1/γ)補正することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、水分の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。なお、許容水分添加量Gw2を安全率を見込んで低く設定しても良い。
【0034】
更に、本実施形態の変形例として、SCR触媒13の排気路Eに酸化触媒を設けることによって、特に、触媒冷却処理中のアンモニアスリップを未然に防止できる。
図1のNOx浄化装置M1は、触媒温度Tgを低減させるために尿素水を増量補正して排気系2に供給し、尿素水中の水分が蒸発することによる潜熱を利用し触媒温度を低下させていたが、これに代えて、図4に示すようにNOx浄化装置M2を構成しても良い。
【0035】
図4のNOx浄化装置M2は図1のNOx浄化装置M1と比較して、尿素水供給装置14aが水添加装置30を付加装備し、尿素水と共に水分をも同時に排気路Eに供給する以外は同様の構成を採り、ここでは同一部材には同一符号を付し、重複説明を略す。
図4のNOx浄化装置M2は図1中のNOx浄化装置M1と同様に、排気管21の供給位置fに尿素水供給装置14aを装着する。尿素水供給装置14aは図1中の尿素水供給装置14と同様に、添加ノズル19と噴射管26とエアタンク22と圧縮エア制御弁23と尿素水パイプ24と尿素水タンク28と尿素水供給部27と排気系ECU4aとを備え、水添加装置30を付設する。水分添加を行う水供給手段である水添加装置30は噴射管26に開口する水パイプ34と、水パイプ34に水を供給する水タンク33と、水パイプ34を経由して水を調量供給する水供給部32とこれらの制御手段を成す上述の排気系ECU4aとを備える。
【0036】
ここで、尿素水タンク28は所定の水分比率γ%(例えば67%)の尿素水が適時に補給され、水タンク31にも適時に水が補給されるようになっている。
【0037】
図4のNOx浄化装置M2の排気系ECU4aは図1のNOx浄化装置の排気系ECU4と比較し、図2のメインルーチン中のNOx浄化に要する尿素水添加量の演算処理ルーチンでそれぞれ同一制御が成され、主として触媒冷却のための水添加量演算処理ルーチンの一部のみが相違することより、ここではその相違点を主に説明をする。
【0038】
図5の触媒冷却のための水添加量演算処理ルーチンでは図3で説明した触媒冷却のための水添加量演算処理ルーチンにおけるステップa1よりステップa7までが同様に処理される。
ステップa5乃至ステップa7において、要求水分添加量Gw1が許容水分添加量Gw2より小さいと判断すると要求水分添加量Gw1を今回の水添加量Gwnとして設定し、大きいと判断すると許容水分添加量Gw2を今回の水添加量Gwnと設定し、共にメインルーチンにリターンする。なお、許容水分添加量Gw2を安全率を見込んで低く設定しても良い。
【0039】
メインルーチンのステップseではステップsc,sdでの演算処理に基き尿素水及び水の添加処理を実施する。
ステップscで演算された水添加量Gwn相当の水の添加量出力DUwnで水添加装置30の水供給部32を駆動する。
同時にステップscで演算された尿素水添加量f(DNH3)相当の尿素水の添加量出力DUで尿素水添加装置30の尿素水供給部27を駆動し、これにより排気路E中の尿素水及び/又は水の総水分量Wn、即ち、(f(DNH3)×γ+Gwn)を増量することとなる。
【0040】
このように、図4のNOx浄化装置M2は、排気ガス中に含まれる水分量(燃焼により生成される水分)Gwexと、尿素水に含まれる水分量f(DNH3)×γを考慮して式(5)で説明した許容水分添加量Gw2を求めるので、水分の凝結を未然に回避しなが触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0041】
更に、ここではエンジン1の運転状態に応じた排気ガス流量(Ga+Gf)、排気ガス比熱Cex、及び必要温度低下量(Tex−Tlim)とに基づく必要低下熱量と、水の蒸発熱量Cwとから要求水分添加量Gw1を求め、要求水分添加量Gw1及び許容水分添加量Gw2の内の少ない方の値に対応する水添加量Gwnを求め、この量だけ排気路E中の水添加量を増量補正することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、水分の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒が過昇温度Tlimを上回る状態が継続することで触媒が劣化することを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、触媒温度が所定温度以上のときに設定された尿素水添加量を排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量以下の範囲で増量補正することで、尿素水中の水分の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、水分の凝結を未然に回避しながら触媒過昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0043】
請求項2の発明は、排気ガス中に予め含まれる水分量及び尿素水の添加量相当の水分量とを考慮して許容水分添加量を求めるので、水分の凝結を未然に回避しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0044】
請求項3の発明は、排気ガス温度低下に必要な要求水分添加量、及び許容水分添加量の少ない方に基づき、尿素水の添加量を増量補正することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、尿素水の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0045】
請求項4の発明は、触媒温度が所定温度以上のときに、前記尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の添加量と前記水供給手段から供給する水添加量中の総水分量が、排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量を超えないように水添加量を設定することで、尿素水及び/又は水の総水分量の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、水分の凝結を未然に回避しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0046】
更に、尿素水を増量できない又は尿素水を添加できない運転状態においても、水タンクから供給された水の蒸発潜熱により排気温度を低下することにより、水分の凝結を未然に回避しなが触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0047】
請求項5の発明は、排気ガス中に予め含まれる水分量と、尿素水に含まれる水分量を考慮して許容水分添加量を求めるので、水分の凝結を未然に回避しなが触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【0048】
請求項6の発明は、排気ガス温度低下に必要な要求水分添加量中の水添加量、及び許容水分添加量の少ない方に基き、排気中への水添加量を増量補正することによって、排気ガス温度低下に必要な最小の水分添加量、又は、水分の凝結を未然に回避する水分量を供給しながら触媒昇温を効果的に抑制することができ、触媒の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのNOx浄化装置とこれを装着するエンジンの概略構成図である。
【図2】図1の排気系DCUが用いるメインルーチンのフローチャートである。
【図3】図1の排気系DCUが用いる触媒冷却処理ルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態としてのNOx浄化装置とこれを装着するエンジンの概略構成図である。
【図5】図4のNOx浄化装置において排気系DCUが行う触媒冷却処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】SCR触媒における触媒温度−アンモニア吸着量の特性線図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 排気系
4、4a 排気系DCU
13 SCR触媒(NOx触媒)
14 尿素水供給装置
16 排気温度センサ
17 触媒温度センサ
27 素水供給部
Tg 触媒温度
Tlim 過昇温度(所定温度)
Gw1 要求水分添加量
Gw2 許容水分添加量
f(DNH3) 尿素水添加量
Claims (6)
- 内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒、前記NOx触媒上流の前記排気系に還元剤としての尿素水を供給する還元剤供給手段、
前記NOx触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータを検出又は推定する触媒温度検出手段、
前記還元剤供給手段と前記NOx触媒を連結する排気管の壁面温度又は排気管壁面温度に相関するパラメータを検出又は推定する排気管壁温度検出手段、
前記内燃機関の運転状態及び前記触媒温度検出手段により検出又は推定された情報に基づいて尿素水の添加量を設定する尿素水供給量設定手段、
前記尿素水供給量設定手段により設定された添加量となるように前記還元剤供給手段を制御する制御手段、
前記触媒温度検出手段により検出又は推定された触媒温度が所定温度以上のとき、前記排気管壁温度検出手段により検出又は推定された情報に基いて排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量以下の範囲で前記尿素水の添加量を増量補正する添加量補正手段、
を備えたことを特徴とする内燃機関のNOx浄化装置。 - 請求項1に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、
前記添加量補正手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気圧及び排気管壁温度に応じた飽和蒸気圧に基づく水分量と、排気ガス中に予め含まれる水分量と、前記尿素水の基本添加量相当の水分量とから許容水分添加量を求めることを特徴とする。 - 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、前記添加量補正手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気ガス比熱、及び必要温度低下量とに基づく必要低下熱量と、水の蒸発熱量とから要求水分添加量を求め、前記要求水分添加量及び前記許容水分添加量の少ない方に基づき尿素水の添加量を増量補正することを特徴とする
- 内燃機関の排気系に設けられ排気ガス中のNOxを選択還元するNOx触媒、前記NOx触媒上流の前記排気系に還元剤としての尿素水を供給する還元剤供給手段、
前記NOx触媒温度又は触媒温度に相関するパラメータを検出又は推定する触媒温度検出手段、
前記還元剤供給手段と前記NOx触媒を連結する排気管の壁面温度又は排気管壁面温度に相関するパラメータを検出又は推定する排気管壁温度検出手段、
前記内燃機関の運転状態及び前記触媒温度検出手段により検出又は推定された情報に基づいて尿素水の添加量を設定する尿素水供給量設定手段、
前記尿素水供給量設定手段により設定された添加量となるように前記還元剤供給手段を制御する制御手段、
前記NOx触媒上流の前記排気系に水分添加を行う水供給手段、
前記触媒温度検出手段により検出又は推定された触媒温度が所定温度以上のとき、前記尿素水供給量設定手段により設定された尿素水の添加量と前記水供給部から供給する水添加中の総水分量が前記排気管壁温度検出手段により検出又は推定された情報に基いて、排気中の飽和蒸気圧から制限される許容水分添加量を超えない範囲の水分添加量となるように水供給手段を作動させる水添加制御手段、を備えたことを特徴とする内燃機関のNOx浄化装置。 - 請求項4に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、
前記水添加制御手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気圧及び排気管壁温度に応じた飽和蒸気圧に基づく水分量と、排気ガス中に予め含まれる水分量及び尿素水添加による水分量とから許容水分添加量を求めることを特徴とする。 - 請求項4又は請求項5に記載の内燃機関のNOx浄化装置において、
前記水添加制御手段が、前記内燃機関の運転状態に応じた排気ガス流量、排気ガス比熱、及び必要温度低下量とに基づく必要低下熱量と、水の蒸発熱量とから要求水分添加量を求め、前記要求水分添加量及び前記許容水分添加量の少ない方に対応する水添加量だけ供給することを特徴とする。
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