JP3943506B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショルダ部の偏摩耗を低減しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジアル構造のカーカスと、該カーカスをタガ締めするベルト層とを具えた四輪自動車用の空気入りラジアルタイヤにあっては、近年、高速耐久性を向上するために、ベルト層の外側にバンド層を設けることが行われている。バンド層は、例えばナイロンコード等からなる有機繊維コードを実質的にタイヤ周方向に配列して形成される。バンド層は、高速走行時の遠心力によるベルト層のリフティング、とりわけ自由端をなすベルト層両端部のリフティングを減じることにより、ショルダ部での歪と発熱を減じ高速耐久性を向上させる。
【0003】
バンド層には、ベルト層の全巾を覆ういわゆるフルバンドプライ(以下、「FB」と略する場合がある。)だけで構成されるもの、またベルト層の両端部のみを覆ういわゆるエッジバンドプライ(以下、「EB」と略する場合がある。)だけで構成されるもの、さらにはこれらフルバンドプライとエッジバンドプライとを組み合わせたもの(以下、「FB+EB」と略する場合がある。)など種々の態様が用いられる。良好な乗り心地と軽量化の観点より、FB+EBの構成をなすバンド層が用いられることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すように、フルバンドプライb1とエッジバンドプライb2とからなるバンド層bを用いた空気入りタイヤでは、クラウン部cの締付力がショルダ部に比して相対的に小さい。従って、クラウン部のトレッド面がせり出し易く、ひいてはその曲率半径rcが小さくなりやすい。このようなタイヤは、ショルダ部eの接地圧が減少するため、走行時には該ショルダ部eが路面に対して滑りやすく、ショルダ部eに摩耗が集中しショルダ摩耗が生じやすい。特にショルダ部eをブロックで形成したパターンでは、加減速時や旋回時に、ブロックの路面へ先着するヒール部や、路面を蹴り出すトウ部に摩耗が集中し、該トウ部、ヒール部が局部的に摩耗するいわゆるヒール&トウ摩耗が生じやすい。このようなヒール&トウ摩耗は、タイヤ寿命を短縮化するばかりか、走行中に大きな振動や騒音を発生させる原因にもなる。
【0005】
上記の不具合を解消するために、バンド層bの構成を、例えば2枚のフルバンドプライb1、b1で構成することも考えられる。しかし、この方法では、クラウン部の剛性を過度に高めてしまい、衝撃緩和能力が低下し乗り心地の悪化のみならずタイヤ重量の増加を招くという欠点がある。
【0006】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、バンド層を、フルバンドプライとエッジバンドプライとを用いて構成するとともに、接地面のショルダ接地長さをクラウン接地長さに関連づけて規定することを基本として、ショルダ摩耗といった偏摩耗を低減しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【0007】
なお空気入りタイヤにおいて、接地面の形状を種々規定した技術として、下記の特許文献1ないし2が知られている。前者は、ショルダ部の周方向の接地長さをクラウン部の周方向の接地長さの50〜80%とすることを教えているが、フルバンドプライとエッジバンドプライとを用いたバンド層を具えた空気入りタイヤではない。また後者のものについても、接地形状の矩形率を所定の範囲とすることにより、路面へのグリップ力を高めることが記載されているが、特許文献1と同様にバンド層の構成を具えるものではない。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−247107号公報
【特許文献2】
特開2002−29215号公報
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、一対のビードコアの間をトロイド状に跨るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配置されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ半径方向外側にバンドコードをタイヤ周方向と実質的に平行に配列したバンドプライからなるバンド層とを具えた空気入りタイヤであって、前記バンド層は、ベルト層の実質的な全巾を覆う少なくとも1枚のフルバンドプライと、前記ベルト層の両端部のみを覆う少なくとも一対のエッジバンドプライとを含み、かつ正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷して平面に押し付けた接地面において、タイヤ軸方向の接地端から接地巾の10%内方位置での周方向接地長さであるショルダ接地長さLsが、接地巾の中央位置での周方向接地長さであるクラウン接地長さLcの75〜85%であることを特徴としている。
【0010】
ここで、「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"とする。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、タイヤが乗用車用である場合には一律に180kPaとする。さらに「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"とし、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
【0011】
また請求項1記載の発明は、前記トレッド部は、その表面に、タイヤ赤道の両側に配されかつタイヤ周方向に連続してのびる一対の内の周方向溝を具えることにより、該内の周方向溝で挟まれるクラウン陸部と、前記内の周方向溝と接地端との間に形成されるショルダ陸部とが区分されることを特徴とする。
【0012】
さらに請求項1記載の発明は、前記ショルダ陸部は、前記内の周方向溝と接地端との間をタイヤ周方向に連続してのびる外の周方向溝により、内側のショルダ陸部と、外側のショルダ陸部とに区分され、かつ少なくとも外側のショルダ陸部は、横溝によってタイヤ周方向に区分されたショルダブロックからなることを特徴とする。
【0013】
又請求項2に係る発明は、前記クラウン陸部は、実質的にタイヤ周方向に連続してのびるリブからなることを特徴とし、かつ請求項3に係る発明は、タイヤ赤道の各側において前記接地面に含まれる前記横溝が2〜4本であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1の断面図、図2はそのトレッド部の部分拡大図である。本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、このトレッド部2の両端部からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3の内方端に形成されかつ図示しないリムに保持されるビード部4とを具え、本形態では四輪駆動車などに装着されるチューブレスタイプの乗用車用ラジアルタイヤ(タイヤサイズ275/70R16)が例示される。
【0015】
また空気入りタイヤ1は、前記一対のビードコア5、5の間をトロイド状に跨りタイヤの骨格をなすカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配置されたベルト層7と、該ベルト層7のタイヤ半径方向外側に配されたバンド層8とを具えている。
【0016】
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば75゜〜90゜の角度で配列したラジアル構造の1枚以上、本例では2枚のカーカスプライ6A、6Bで構成される。カーカスコードには、本例ではポリエステルコードが採用されるが、必要に応じてナイロン、レーヨン、アラミド等の有機繊維コードやスチールコード等を採用しても良い。また本形態のカーカスプライ6A、6Bは、前記ビードコア5,5間をトロイド状に跨る本体部と、該ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部とを含んでいる。またビード部4には、ビードコア5のタイヤ半径方向の外面から外側にのびる断面先細状のビードエーペックスゴム9が配され、ビード部4の曲げ剛性が適宜補強される。
【0017】
前記ベルト層7は、例えばベルトコードをタイヤ赤道に対して例えば10〜45°の小角度で傾けて配列した少なくとも2枚、本例ではタイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね合わせて構成されている。これにより、カーカス6をタガ締めし、トレッド部2の剛性を高める。またベルト層7は、本形態ではタイヤ半径方向内側に配された内のベルトプライ7Aを、タイヤ半径方向外側に配されたベルトプライよりも巾広で形成し、ベルトプライ端が重なる部分での応力集中を緩和している。この内のベルトプライ7Aの巾がベルト層7の巾BWをなしている。
【0018】
ベルト層7の巾BWは、特に制限はされないが、小さすぎるとショルダ部の剛性が低下しやすく、大きすぎるとサイドウォール部3の外面とベルトプライ端との間のゴムゲージを確保し得ず耐久性が低下しやすい。このような観点より、ベルト層7の巾BWは、接地巾TW(後述)の95〜105%、より好ましく100〜105%とするのが望ましい。なお本形態ではベルトコードにスチールコードが採用されるが、アラミド、レーヨン等の有機繊維コードをも必要に応じて用いることができる。
【0019】
前記バンド層8は、バンドコードをタイヤ周方向と実質的に平行に配列したバンドプライから構成され、本形態ではベルト層7の実質的な全巾を覆う1枚のフルバンドプライ8Aと、ベルト層7の両端部のみを覆う一対のエッジバンドプライ8Bとから構成されたものを示す。
【0020】
前記バンドコードは、例えばナイロンコードのように低弾性の有機繊維コードが好適に採用できる。またフルバンドプライ8A及び/又はエッジバンドプライ8Bは、例えば図3に示すように、1本又は平行に引き揃えた複数本のバンドコード11をトッピングゴム12で被覆したテープ状の帯状プライ13をタイヤ周方向に沿って螺旋巻することにより形成するのが望ましい。これによって、バンドコード11とタイヤ周方向とのなす角度を5度以下に設定している。なお帯状プライ13のバンドコード11の打ち込み本数などは任意に定めうるが、好適には1プライ当たり45〜55(本/5cm)程度が望ましい。
【0021】
また帯状プライ13は、例えば図4(A)に示すように、隣り合う帯状プライ13の側縁が互いに接するピッチPaで巻回されるのがタイヤの均一性のために好ましい。ただし、より軽量化を図るために図4(B)のように、帯状プライ13の側縁を離間させる巻き付けピッチPbや、より高速耐久性を高めるために、図4(C)のように前記側縁の一部が互いに重なる巻き付けピッチPcなどをも用いうるなど種々の巻き付け形態が採用できる。
【0022】
このように帯状プライ13を螺旋巻することにより形成されたバンドプライ8A及び/又は8Bは、継ぎ目のないいわゆるジョイントレス構造となるため、タイヤのユニフォミティに優れかつベルト層7を強固かつ確実に締め付けするのに役立つ。またバンドプライ8A、8Bは、このような帯状プライ13を螺旋に巻き付けるもの以外にも、例えばベルトプライのように、巾広のプライを巻回したものでも良い。
【0023】
本発明の空気入りタイヤ1では、バンド層8をフルバンドプライ8Aとエッジバンドプライ8Bとを用いて構成することが重要である。フルバンドプライ8Aだけを用いた場合、1枚では高速耐久性の向上が不足し、2枚以上用いた場合には過度にクラウン部Crの剛性を高めてしまい乗り心地を大幅に悪化させかつタイヤ重量を増加させる。逆にエッジバンドプライ8Bだけでは、クラウン部Crへの締付力が著しく低下し、高速耐久性の向上が十分に期待できない。
【0024】
またエッジバンドプライ8Bについては、特に好適には、図2に示すように、そのタイヤ軸方向の巾EWを、ベルト層7の半幅BW/2の25〜40%、より好ましくは28〜35%とすることが望ましい。エッジバンドプライ8Bの巾EWがベルト層7の半幅(BW/2)の25%未満であると、ショルダ部Shの締付力が低下し高速走行時に該ショルダ部Shがせり出しやすくなるなど高速耐久性の十分な向上が期待できない傾向があり、逆に40%を超えると、乗り心地の悪化が生じやすくなる。なお前記各巾は、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の状態でのものとする。
【0025】
また本実施形態のバンド層8は、エッジバンドプライ8Bがタイヤ半径方向の内側に配されるとともに、フルバンドプライ8Aがその外側に配されている。これは、エッジバンドプライ8Bのタイヤ軸方向内側のプライ端をフルバンドプライ8Aで覆うことができ、プライエッジルースなどの防止に役立つ。ただし、バンド層8は、この形態に限定されるものではない。
【0026】
図5には、本実施形態の空気入りタイヤ1を、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷して平面に押し付けた接地面FPを示す。該接地面FPの輪郭は、トレッド面に設けられた各種の溝(後述する)を仮想線で継ぐことにより連続したものとして得ることができる。またタイヤは、キャンバー角0゜で平面に押し付けされている。
【0027】
接地面FPにおいて、タイヤ軸方向の接地端Eから、該接地端E、E間のタイヤ軸方向距離である接地巾TWの10%内方位置(タイヤ軸方向の内方位置)での周方向接地長さであるショルダ接地長さLsが、接地巾TWの中央位置での周方向接地長さであるクラウン接地長さLcの75〜85%に設定される。なお本例の接地面FPは、クラウン接地長さLcを最大長としかつ接地端Eに向かって周方向接地長さが徐々に減少したものが示されている。
【0028】
フルバンドプライとエッジバンドプライとを用いたバンド層を有する空気入りタイヤでは、トレッド面のクラウン円弧が小さく、例えば図6にその接地面を示すように、ショルダ接地長さLsは、クラウン接地長さLcの75%未満であって、概ね70%程度をなす。このような接地面形状を持つタイヤは、ショルダ部の接地圧がクラウン部Crに比して過度に小さいこと、そしてこれによりショルダ摩耗が早期に発生することが判明した。偏摩耗に影響を与える重要な因子は、接地圧と接地時の滑り量と考えられており、発明者らは、これらの接地圧、接地時の滑り量を総合的に判断しうる特性値として、接地面における前記接地長さ、特にショルダ部の接地長さを大きく確保することが重要であることを知見した。
【0029】
そして種々実験の結果、ショルダ接地長さLsがクラウン接地長さLcの75%未満であると、クラウン部Crに対するショルダ部の相対的な接地圧の低下が大きくなり、走行時における該ショルダ部Shの滑り量が増すことからショルダ摩耗が早期に発生すること、またこのショルダ接地長さLsがクラウン接地長さLcの85%よりも大きくなると、ショルダ部の接地圧が過度に上昇し、とりわけ旋回時にはこの傾向が顕著となって同様にショルダ摩耗を引き起こすことが判明した。特に好ましくは、ショルダ接地長さLsをクラウン接地長さLcの80〜85%とするのが望ましい。なおショルダ接地長さLsを、接地端Eから接地巾TWの10%内方位置で測定することとしたのは、接地端Eで測定すると誤差が含まれ易いためである。
【0030】
このように、本実施形態の空気入りタイヤ1では、上述の如く接地面FPにおけるクラウン接地長さLcとショルダ接地長さLsとを規制したことにより、ショルダ部Shでの接地圧を高めその滑り量を低減し該ショルダ部Shの偏摩耗を効果的に抑制する。この効果は、直進走行時はもとより旋回走行時や高速走行時において、より顕著に発揮される。そしてこのような接地面形状を上述のようなバンド層8と組み合わせることにより、高速耐久性を維持しつつ偏摩耗が低減できる。
【0031】
接地面FPにおいて、ショルダ接地長さLsをコントロールするためには、例えばトレッドゴムにおいてショルダ部の厚さを増すことや、ベルト層の巾を小としたり、ベルトコードのタイヤ周方向に対する角度をより小さくすることが有効である。本実施形態では、図2に示すように、ショルダ部Shのゴム厚さTsを、クラウン部Crのゴム厚さTcに比して大とすることにより、上述の接地面の形状を確保している。ただし、上記の手法以外にも、トレッド面の曲率半径を大きくすることや、カーカス6のプロファイルを変更すること等によっても行うことができる。
【0032】
図7には、本実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2の表面であるトレッド面2aを展開して示す。該トレッド面2aには、タイヤ赤道Cの両側に配されかつタイヤ周方向に連続してのびる一対の内の周方向溝15、15が設けられている。これにより、トレッド面2aは、内の周方向溝15、15で挟まれるクラウン陸部Rcと、内の周方向溝15と接地端Eとの間に形成されるショルダ陸部Rsとが区分される。
【0033】
前記内の周方向溝15は、タイヤ周方向に連続してのびており、本例では略ジグザグ状で形成される。ただし、直線や滑らかな波状などとしても良い。内の周方向溝15の配設位置は特に限定はされないが、タイヤ赤道Cとの距離が小さすぎるとクラウン陸部Rcの剛性を低下させる傾向があり、逆に大きすぎてもクラウン陸部Rcに発熱を招きやすくなる。このような観点より、タイヤ赤道Cと内の周方向溝15の溝中心線(本例では振幅の中心線)との間のタイヤ軸方向の距離Waを接地巾TWの5〜12%、より好ましくは7〜10%とすることが望ましい。なお内の周方向溝15の溝巾は、例えば前記接地巾TWの例えば2〜8%、より好ましくは4〜6%とすることが望ましく、溝深さは8.0〜12.0mm、より好ましくは8.5〜10.5mmとするのが望ましい。
【0034】
本実施形態のクラウン陸部Rcは、実質的にタイヤ周方向に連続してのびるリブから形成されたものを例示する。フルバンドプライ8Aとエッジバンドプライ8Bとを用いたバンド層8では、ショルダ部Shに比してクラウン部Crの締付力が相対的に低くなるため、高速走行時などではクラウン部のせり出し変形がショルダ部よりも大きくなりやすい。本実施形態のように、クラウン陸部Rcをタイヤ周方向に連続するリブで構成したときには、その剛性によって前記せり出し変形を抑制することができる。「実質的にタイヤ周方向に連続してのびる」とは、クラウン陸部が完全に連続している場合の他、クラウン陸部の剛性低下が生じないような例えば溝巾が2mm以下の小巾横溝、サイプ、スロットのような凹設物を介して連続する場合を含む。このような凹設部は、高速走行時におけるクラウン陸部Rcの放熱に役立つ。
【0035】
また前記ショルダ陸部Rsは、内の周方向溝15と接地端Eとの間をタイヤ周方向に連続してのびる外の周方向溝16、16により、タイヤ赤道Cの各側においてそれぞれ内側のショルダ陸部Rsiと、外側のショルダ陸部Rsoとに区分されている。外の周方溝16は、前記内の周方向溝15とほぼ同様の構成を具える。本形態では、内側のショルダ陸部Rsiは、横溝17によって区分された内のショルダブロックB1がタイヤ周方向に隔設される。同様に、外側のショルダ陸部Rsoは、横溝18によって区分された外のショルダブロックB2がタイヤ周方向に隔設される。このように、ショルダ陸部Rsをブロックにより形成することにより、ショルダ部Shに適度な柔軟性を与えることができ、路面との密着性を高める。これは偏摩耗の発生を抑制するのに役立つ。
【0036】
前記横溝17、18は、例えば溝巾が6.0〜8.0mm、溝深さが5.0〜7.0mmであって、本実施形態では、タイヤ周方向にのびる縦部19と、この縦部19の両端部からそれぞれ逆向きにタイヤ軸方向(本例ではタイヤ周方向に対して90°)にのびる横部20、20とを含むことにより略クランク状に形成されたものが例示される。このような横溝17、17(又は横溝18、18)に挟まれるショルダブロックB1(又はショルダブロックB2)は、接地時のタイヤ周方向の剛性変化を抑えることができ、偏摩耗の発生を抑制するのに役立つ。
【0037】
また前記横溝18は、その両端部、即ち溝中心線が前記外の周方向溝16と交わる連通部Paと、前記接地端Eと交わる連通部Pbとを継ぐ直線Kのタイヤ周方向に対する傾斜角度θ1が60〜80゜、より好ましくは65〜75゜に設定されるのが望ましい。前記傾斜角度θ1が60°未満であると、ショルダブロックB2の剛性が低下し易く、偏摩耗が発生するおそれがあり、逆に80゜を超えると、略クランク形状としたことによるブロックの剛性変化の抑制効果が低下する傾向があり好ましくない。なお内のショルダ陸部Rsiに配された横溝17も同様の構成を具えているが、その傾斜角度θ1は横溝18のものより小さく設定される。ショルダブロックB1は、走行中のノイズ性能への寄与が大きいため、ノイズの分散効果を高めるべく上述の如く傾斜角度θ1を小としている。
【0038】
また本形態では、外側のショルダ陸部Rsoに設けられた横溝18は、図5に示した接地面FPにおいて、タイヤ赤道Cの各側において2〜4本、より好ましくは2〜3本が含まれるようその配設ピッチを定めるのが望ましい。これにより、外のショルダブロックB2の形状を大型化でき、ブロック剛性を確保して摩耗量全体を低減しうるほか操縦安定性を向上しうるのに役立つ。なお横溝18が接地面FPに含まれるとは、横溝18の全長さの80%以上が接地面に含まれるものとする。
【0039】
また本形態では、少なくとも外のショルダブロックB2は、タイヤ周方向に対して前記直線Kとは逆向きに傾いてのびる小巾溝20によって2つのブロック片B2a、B2bに区分されたものを示す。ショルダブロックB2に大きなせん断力等が作用したとき、小巾溝20を閉じてブロック片が一体化することによりブロック剛性を維持でき、他方、小巾溝20の溝巾の範囲内で位置ずれ等を生じさせることによって適度な柔軟性を付与でき、例えば該ブロックB2に偏った接地圧が生じることなどを防止できる。なお小巾溝20の溝巾が大きすぎると、ショルダブロックB2のブロック剛性が損なわれ、逆に小さすぎても柔軟性を付与することができないため、該小巾溝20の溝巾は、例えば0.5〜1.5mm、より好ましくは0.8〜1.0mmとするのが望ましい。なお溝深さは、外の周方向溝16の30〜80%程度が望ましい。また小巾溝の傾斜角度θ2(横溝同様、溝の両端を結ぶ直線の角度とする)は、例えば40〜50゜程度が好適である。なお本例では内のショルダブロックB1も外のショルダブロックと同様に小巾溝20によって区分されたものを示す。
【0040】
また図2に示すように、トレッド部2に配されるトレッドゴムGは、本実施形態では、タイヤ半径方向外側に配されたキャップゴム部Gaと、その内側に配されたベースゴム部Gbとで構成されたものを示す。キャップゴム部Gaには、耐摩耗性に優れるゴム材が使用され、他方、ベースゴム部には耐発熱性に優れたゴム材が使用されている。
【0041】
具体的には、キャップゴム部Gaは、例えばJIS硬さが60〜62度かつ損失正接tan δが0.15〜0.20のゴム材が用いられる。また、ベースゴム部Gaには、例えばJIS硬さが54〜58°かつ損失正接tan δが0.03〜0.07のゴム材が使用されている。ここでJIS硬さは、JIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さとして定義する。また損失正接tanδは、4mm巾×30mm長さ×1.5mm厚さの短冊状のゴム試料片を切り出すとともに、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて温度70℃、周波数10Hz、動歪率2%で測定するものとする。
【0042】
そして、本形態では、クラウン陸部Rcのトレッドゴム厚さTcに占めるベースゴム部Gbの比率(溝部を除く)を、ショルダ陸部Rsのトレッゴム厚さTsに占めるベースゴム部Gbの比率よりも大としている。これは、高速走行時においてクラウン部Crの発熱をより効果的に減じる一方、ショルダ陸部Rsでは、硬度の高いキャップゴム部Gbをより多く配することにより、ショルダブロックB1ないしB2の動きを減じることにより、さらにショルダ摩耗の抑制効果を高める。
【0043】
【実施例】
タイヤサイズが275/70R16の乗用車用ラジアルタイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、高速耐久性とヒール&トウ摩耗量を測定した。タイヤの共通仕様などは次の通りである。
接地巾:195mm
カーカス
・カーカスプライ:ポリエステルコードを用いた2プライ
・コード角度:タイヤ赤道に対して90゜
ベルト層
・ベルトプライ:スチールコードを用いた2プライ
・コード角度:タイヤ赤道に対して24゜(内外で交差)
バンド層
・バンドプライ:ナイロンコードを用いた帯状プライの螺旋巻き
・コード角:3゜
内の周方向溝
・溝形状:図7
・溝巾:9.5mm
・溝深さ:10.2mm
外の周方向溝
・溝形状:図7
・溝巾:10.5mm
・溝深さ:10.2mm
横溝
・溝形状:図7
・溝巾:7mm
・溝深さ:6.5mm
・傾斜角度θ1:70゜
小巾溝
・溝形状:図7
・溝巾:1.0mm
・溝深さ:5.5mm
・傾斜角度θ2:45゜
なお、ショルダ陸部にリブを有するテスト例では、該リブには横溝と小巾溝とは設けられていない。テストの方法は、次の通りである。
【0044】
<高速耐久性>
リム(8JJ×16)にリム組みしかつ内圧280kPaを充填するとともに、ドラム試験機を用いてECE30により規定された荷重/速度性能テストに準拠して、ステップスピード方式により実施した。テストは、逐次走行速度を上昇させるとともに、タイヤが破壊したときの速度と時間を測定した。
【0045】
<ヒール&トウ摩耗量>
各供試タイヤをリム(8JJ×16)にリム組みしかつ内圧を前200kPa、後220kPa充填して排気量4700cm3 の国産四輪駆動車の全輪に装着するとともに、図8に示すテストコースで規定の評価走行を行った。評価走行は、速度80km/hでテストコースに進入し、40Rを速度50km/hで旋回するとともに、加速しながらテストコースを脱出するルートを繰り返し合計300kmを走行した。そして、図7のA−A′断面図である図9に示すように、ショルダブロックのトウ、ヒールの摩耗量の差mを測定した。小さい程良好である。
【0046】
<乗り心地>
前記車両を使用し、ドライアスファルト路面の段差路、ベルジャソ路(石畳の路面)、ビッツマン路(小石を敷き詰めた路面)等において、ゴツゴツ感、突き上げ、ダンピングに関して官能評価を行い、比較例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
テストの結果、実施例のものは、高速耐久性を維持しつつヒール&トウ摩耗量を小さく抑制していることが確認できる。また乗り心地においても良好であり、比較例に対して優位性が確認できた。なお、他のタイヤサイズにおいてもほぼ同等の結果が得られた。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、フルバンドプライとエッジバンドプライとを用いたバンド層を用いるとともに接地面においてショルダ部の接地長さを大きく確保したことにより、高速耐久性を維持しつつショルダ摩耗を低減することができる。
又ショルダ陸部を、外の周方向溝により内側のショルダ陸部と外側のショルダ陸部とに区分し、かつ少なくとも外側のショルダ陸部を横溝によってタイヤ周方向に区分されたショルダブロックとして形成したときには、ショルダ陸部に適度な柔軟性を与えることが可能となり、さらにショルダ摩耗を低減するのに役立つ。
【0050】
また横溝について、その外の周方向溝との連通部と前記接地端との連通部とを結んだ直線のタイヤ周方向に対する傾斜角度を一定範囲に限定するとともに、ショルダブロックを、タイヤ周方向に対して前記直線とは逆向きに傾いてのびる小巾溝によって2つのブロック片に区分したときには、さらにショルダブロックのブロック剛性を最適化でき、ヒール&トウ摩耗量を大幅に低減できる。
【0051】
また請求項2記載の発明のように、トレッド部の表面に設けたクラウン陸部を、実質的にタイヤ周方向に連続してのびるリブで構成したときには、クラウン部の剛性を高め、高速走行時における該クラウン部のせり出し変形(外径の増加)などを効果的に抑制し、さら高速耐久性を向上させるのに役立つ。
【0052】
また請求項3記載の発明のように、横溝を2〜4本としたときには、ショルダブロックを大型化でき、ショルダ陸部全体に柔軟性を与えつつ個々のブロックにおける剛性を確保することができる。これは、ショルダ陸部全体的な摩耗量の低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すタイヤの断面図である。
【図2】そのトレッド部の部分拡大図である。
【図3】帯状プライの斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は帯状プライの巻き付け形態の一例を示す断面図である。
【図5】本実施形態のタイヤの接地面を示す平面図である。
【図6】従来のタイヤの接地面を示す平面図である。
【図7】本実施形態のタイヤのトレッド面を展開して示す展開図である。
【図8】テストコースの略図である。
【図9】ヒール&トウ摩耗量を測定する方法を示す線図である。
【図10】従来の空気入りタイヤのトレッド部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a カーカスプライの本体部
6b カーカスプライの折返し部
7 ベルト層
8 バンド層
8A フルバンドプライ
8B エッジバンドプライ
FP 接地面
Ls ショルダ接地長さ
Lc クラウン接地長さ
Claims (3)
- 一対のビードコアの間をトロイド状に跨るカーカスと、このカーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配置されたベルト層と、
前記ベルト層のタイヤ半径方向外側にバンドコードをタイヤ周方向と実質的に平行に配列したバンドプライからなるバンド層とを具えた空気入りタイヤであって、
前記バンド層は、ベルト層の実質的な全巾を覆う少なくとも1枚のフルバンドプライと、前記ベルト層の両端部のみを覆う少なくとも一対のエッジバンドプライとを含み、
かつ正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填するとともに正規荷重を負荷して平面に押し付けた接地面において、
タイヤ軸方向の接地端から接地巾の10%内方位置での周方向接地長さであるショルダ接地長さLsが、接地巾の中央位置での周方向接地長さであるクラウン接地長さLcの75〜85%、
前記トレッド部は、その表面に、タイヤ赤道の両側に配されかつタイヤ周方向に連続してのびる一対の内の周方向溝を具えることにより、該内の周方向溝で挟まれるクラウン陸部と、前記内の周方向溝と接地端との間に形成されるショルダ陸部とが区分されるとともに、
前記ショルダ陸部は、前記内の周方向溝と接地端との間をタイヤ周方向に連続してのびる外の周方向溝により、内側のショルダ陸部と、外側のショルダ陸部とに区分され、
かつ少なくとも外側のショルダ陸部は、横溝によってタイヤ周方向に区分されたショルダブロックからなり、
しかも前記横溝は、その両端部を継ぐ直線のタイヤ周方向に対する傾斜角度が60〜80゜であり、かつ前記ショルダブロックは、タイヤ周方向に対して前記直線とは逆向きに傾いてのびる小巾溝によって2つのブロック片に区分されたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記クラウン陸部は、実質的にタイヤ周方向に連続してのびるリブからなることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ赤道の各側において前記接地面に含まれる前記横溝が2〜4本であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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