JP3920673B2 - 車両用ペダルの後退防止装置 - Google Patents
車両用ペダルの後退防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3920673B2 JP3920673B2 JP2002072812A JP2002072812A JP3920673B2 JP 3920673 B2 JP3920673 B2 JP 3920673B2 JP 2002072812 A JP2002072812 A JP 2002072812A JP 2002072812 A JP2002072812 A JP 2002072812A JP 3920673 B2 JP3920673 B2 JP 3920673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal
- bracket
- vehicle
- deformed
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G1/00—Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
- G05G1/30—Controlling members actuated by foot
- G05G1/32—Controlling members actuated by foot with means to prevent injury
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K26/00—Arrangements or mounting of propulsion unit control devices in vehicles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T7/00—Brake-action initiating means
- B60T7/02—Brake-action initiating means for personal initiation
- B60T7/04—Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated
- B60T7/06—Disposition of pedal
- B60T7/065—Disposition of pedal with means to prevent injuries in case of collision
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20528—Foot operated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダッシュパネルが運転席側へ変位した時に操作ペダルの踏部が運転席側へ後退することを防止する車両用ペダルの後退防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットに略水平で且つ車両幅方向と略平行な回動軸心まわりに回動可能に配設され、下端部に設けられた踏部が車両前方側へ踏込み操作される操作ペダル、例えばブレーキペダルやアクセルペダルなどが広く知られている。そして、このような操作ペダルにおいて、車両前方からの大荷重入力などでダッシュパネルが運転席側へ変位した時に、操作ペダルの踏部が運転席側へ後退することを防止する後退防止装置が提案されている。特開平9−123948号公報に記載の装置はその一例で、ブラケットが座屈変形させられるとともに、そのブラケットに設けられた長穴に沿って操作ペダルの回動軸心を移動させることにより、オペレーティングロッドとの連結部を支点として操作ペダルの姿勢を変化させるようになっている。特開2001−114135号公報に記載の装置も、操作ペダルに連結されたオペレーティングロッドを利用して後退を防止するものである。また、特開2001−163196号公報に記載の装置は、操作ペダルを支持している第1のブラケットとは別に、車室内の車体側部材に第2のブラケットを設けて、第1のブラケットに連結するとともに、ダッシュパネル変形時にその連結が外れて第2のブラケットが操作ペダルに当接することにより、その操作ペダルを回動させて後退を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−123948号公報に記載の装置は、オペレーティングロッドとの連結部よりもダッシュパネルの方が変位量が大きいことが前提となっており、それ等の変位量の差が小さい場合やダッシュパネルの変位量が小さい場合などに、十分な後退防止作用が得られないことがあった。また、オペレーティングロッドを備えていない足踏み式パーキングブレーキ用の操作ペダルなどには適用できなかった。特開2001−114135号公報に記載の装置も、オペレーティングロッドを備えていない操作ペダルには適用できない。
【0004】
一方、特開2001−163196号公報に記載の装置は、通常のペダル操作時には第1のブラケットと第2のブラケットとが一体となって所定の支持強度が得られる一方、ダッシュパネル変形時には第1のブラケットが第2のブラケットから確実に離脱するようにする必要があるため、連結構造の設計や製造が難しいという問題があった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、ダッシュパネルの変位量が小さい場合でも操作ペダルの踏部が運転席側へ後退することを良好に防止できるとともに、オペレーティングロッドを備えていない足踏み式パーキングブレーキ用の操作ペダルなどにも好適に適用でき、且つ設計や製造が比較的容易な後退防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットに水平で且つ車両幅方向と平行な回動軸心まわりに回動可能に配設され、下端部に設けられた踏部が車両前方側へ踏込み操作される操作ペダルにおいて、前記ダッシュパネルが運転席側へ変位した時に前記操作ペダルの踏部がその運転席側へ後退することを防止する後退防止装置であって、(a) 前記ペダルブラケットと車体側部材とに跨がって配設されて各々に連結され、そのペダルブラケットが前記ダッシュパネルの変位に伴って前記運転席側へ変位させられる際に、その車体側部材に対する相対変位に基づいて変形させられる連結部材と、(b) その連結部材に設けられるとともに、その連結部材の変形に伴って前記操作ペダルに当接させられ、前記踏部が車両前方側へ変位するようにその操作ペダルを前記回動軸心まわりに回動させるペダル当接部と、を有し、且つ (c) 前記連結部材は、前記ペダル当接部が前記操作ペダル側へ突き出すように設けられており、そのペダル当接部がその操作ペダルに当接して前記回動軸心まわりに回動させる方向に変形させられることを特徴とする。
【0007】
第2発明は、第1発明の車両用ペダルの後退防止装置において、前記連結部材は、前記回動軸心と同一もしくは平行な連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットまたは前記車体側部材に連結され、そのペダルブラケットと車体側部材との相対変位に基づいて変形しながら前記ペダル当接部がその連結軸心まわりに回転させられることにより、そのペダル当接部が前記操作ペダルに当接させられ、その操作ペダルを前記回動軸心まわりに回動させるものであることを特徴とする。
【0008】
第3発明は、第2発明の車両用ペダルの後退防止装置において、前記連結部材は、前記連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットに連結されているとともに、その連結軸心は前記回動軸心と一致し、その連結部材は前記操作ペダルをその回動軸心まわりに回動可能に支持する支持軸に連結されていることを特徴とする。
【0009】
第4発明は、第2発明の車両用ペダルの後退防止装置において、前記連結部材は、前記連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットに連結されているとともに、その連結軸心は前記回動軸心と異なる位置に設定されていることを特徴とする。
【0011】
第5発明は、第1発明〜第4発明の何れかの車両用ペダルの後退防止装置において、前記連結部材は、前記ペダルブラケットよりも剛性が低い変形部を有し、そのペダルブラケットが前記運転席側へ変位させられるのに伴ってその変形部の変形により所定形状に変形させられることを特徴とする。
【0012】
第6発明は、第1発明〜第5発明の何れかの車両用ペダルの後退防止装置において、前記操作ペダルは、踏込み操作されることによりブレーキケーブルを引張して制動力を発生させる足踏み式パーキングブレーキ用のものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
このような車両用ペダルの後退防止装置においては、車体側部材とペダルブラケットとに跨がって連結部材が配設され、ペダルブラケットがダッシュパネルの変位に伴って運転席側へ変位させられる際に、車体側部材との相対変位に基づいてその連結部材が変形させられることにより、ペダル当接部が操作ペダルに当接させられて踏部が車両前方側へ変位させられる。このため、ダッシュパネルの僅かな変位でも連結部材の変形によって操作ペダルが車両前方側へ回動させられ、運転席の足元のスペースを確保できるとともに、オペレーティングロッドを備えていない足踏み式パーキングブレーキの操作ペダルなどにも好適に適用できる。また、連結部材の変形によって操作ペダルの後退を防止するものであるため、連結が外れるようにして操作ペダルの後退を防止する場合に比較して、設計や製造が容易で確実に操作ペダルの後退を防止することができる。また、ダッシュパネルの変位量に対する連結部材の変形量(第2発明における連結軸心まわりの回転量など)や、操作ペダルに対するペダル当接部の当接位置を適宜設定することにより、ダッシュパネルの変位量、或いはダッシュパネルと車体側部材との相対変位量に対する操作ペダルの回動量を容易に調整できる。
【0014】
なお、ダッシュパネル変形時の踏部の位置は、通常の状態における踏部の位置と同じかそれよりも車両前方側になることが望ましいが、運転席側(車両後方側)へ後退する場合であっても良く、少なくとも本発明が適用されることによって運転席側への後退移動量が少なくなれば良い。
【0015】
第2発明では、回動軸心と同一もしくは平行な連結軸心まわりに相対回転可能に連結部材がペダルブラケットまたは車体側部材に連結され、そのペダルブラケットと車体側部材との相対変位に基づいて変形しながらペダル当接部がその連結軸心まわりに回転させられることにより、そのペダル当接部が操作ペダルに当接させられ、その操作ペダルを回動軸心まわりに回動させるようになっているため、連結部材の変形のみで操作ペダルを回動させる場合に比較して、操作ペダルの回動量の調整の自由度が高くなり、操作ペダルを大きな回動量で確実に回動させることができる。
【0016】
第3発明では、操作ペダルを回動軸心まわりに回動可能に支持する支持軸に連結部材が連結されるため、連結部材をペダルブラケットに連結するために新たに連結軸等の連結装置を設ける場合に比較して、装置を簡単且つ安価に構成できるとともに、従来のペダルブラケットをそのまま使用することが可能で、ペダル当接部等を有する連結部材を新たに設けて支持軸に連結するだけで本発明を容易に実施できる。
【0017】
第4発明では、連結部材の連結軸心が回動軸心と異なる位置に定められるため、その連結軸心の位置や車体側部材に対する連結位置により、その連結部材の連結軸心まわりの回転量、更には操作ペダルの回動量を調整することが可能で、第3発明のように支持軸に連結する場合に比較して調整の自由度が高くなり、操作ペダルを大きな回動量で確実に回動させることができる。
【0019】
第5発明では、ペダルブラケットよりも剛性が低い変形部が連結部材に設けられ、その変形部の変形で連結部材が所定形状に変形させられるようになっているため、その連結部材の変形に伴って操作ペダルが高い信頼性で回動させられ、踏部が車両前方側へ確実に変位させられるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明は、足踏み式パーキングブレーキ用の操作ペダルなどオペレーティングロッドを備えていない車両用ペダルに好適に適用されるが、オペレーティングロッドを備えている常用ブレーキ用のブレーキペダルやアクセルペダル、クラッチペダルなど、下端部に設けられた踏部が車両前方側へ踏込み操作される車両用の種々の操作ペダルに適用され得る。
【0021】
連結部材が配設される車体側部材は、車両前方からの大荷重入力時に運転席側すなわち車両後方側へ変位する可能性がダッシュパネルに比較して少ないもので、インパネリインフォースメント(インストルメントパネルの補強部材)の他カウルパネルなどが好適に用いられ、その車体側部材とダッシュパネルとの相対変位に基づいて連結部材は変形させられる。ダッシュパネルは、車室内とエンジンルームとを区切る隔壁である。
【0022】
ペダル当接部は、連結部材に一体に設けることもできるが別体に構成して溶接などで固設することも可能である。
【0023】
第2発明では、連結部材が連結軸心まわりに相対回転可能にペダルブラケットまたは車体側部材に連結されるが、第1発明の実施に際しては、連結部材をペダルブラケットおよび車体側部材の双方に対して一体的に固定したり、双方に対して所定の連結軸心まわりに相対回転可能に連結したりすることが可能である。
【0024】
第2発明における連結部材とペダルブラケットまたは車体側部材との連結構造は、ペダルブラケットと車体側部材とが相対変位した場合に連結部材が連結軸心まわりに回転することを許容するように、例えばボルトおよびナットで連結したり、ピンおよび止め輪で連結したりするなど、種々の態様を採用できる。ペダルブラケットを所定の剛性で支持するペダルサポートとして機能するように、ある程度の連結強度を持って連結することも可能である。なお、連結部材は、ペダル当接部付近が連結軸心まわりに回転させられるようになっておれば良い。
【0025】
第3発明では支持軸に連結部材が連結されるが、第2発明では、支持軸とは別に連結軸などを設けて回動軸心まわりに相対回転可能に連結部材を連結することもできる。
【0027】
第5発明の連結部材は、車体側部材とペダルブラケットとの相対変位に基づいてペダル当接部が操作ペダルに当接するように、常に一定の変形部で撓み変形や曲げ変形(座屈など)などの変形が発生するように構成される。変形部は、例えば切欠や貫通穴、溝を設けたり板幅を狭くしたり薄肉にしたりジグザグ状(波状)に曲げたりすることにより、他の部分よりも剛性が低くて変形し易くなるように構成される。剛性が高い部材と低い部材とを溶接、リベットなどで一体的に固設して連結部材を構成することもできる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、ブレーキペダル等の操作ペダル10の後退防止装置12を示す概略図で、(a) は通常の状態、(b) は車両前方からの大荷重入力などでダッシュパネル14が白抜きの矢印Aで示すように運転席側(図の右側)へ変位させられた状態である。ダッシュパネル14はエンジンルームと車室内とを区切る隔壁で、上端部においてカウルパネル16に固定されているとともに、車室側には操作ペダル10を取り付けるためのペダルブラケット18が一体的に設けられている。操作ペダル10は、略水平で且つ車両幅方向と略平行な支持軸20を介して、その支持軸20の軸心まわりの回動可能にペダルブラケット18に配設されており、下端部に設けられた踏部22が車両前方側(図の左方向)へ踏込み操作されることにより、オペレーティングロッド等の出力部材を介して操作力を出力する。支持軸20の軸心は回動軸心に相当する。
【0029】
後退防止装置12は、車両前方からの大荷重入力などでダッシュパネル14が運転席側へ変位しても、操作ペダル10の踏部22が運転席側へ後退することを防止するためのもので、取付金具24を介してインパネリインフォースメント26に配設されたペダルサポート28を主体として構成されている。取付金具24は、溶接やボルトなどの固設手段によってインパネリインフォースメント26に一体的に固設されているとともに、ペダルサポート28は、前記支持軸20よりも下側において同じく溶接やボルトなどの固設手段により取付金具24に一体的に固設されている。また、ペダルサポート28の先端部は、前記支持軸20を介してその軸心まわりの相対回転可能にペダルブラケット18に連結されており、支持軸20はボルトやナットなどの取付装置によってペダルブラケット18およびペダルサポート28の両方に離脱不能に取り付けられている。ペダルサポート28は、支持軸20を支持する機能も備えている。インパネリインフォースメント26は車体側部材に相当し、ペダルサポート28は連結部材に相当し、支持軸20の軸心は回動軸心で且つ連結軸心である。
【0030】
ペダルサポート28の基端部すなわち取付金具24側の部分は、ペダルブラケット18よりも剛性が低い変形部28aとされ、図1(b) のようにペダルブラケット18がダッシュパネル14と共に矢印Aで示すように運転席側へ変位させられるのに伴って、板厚方向(図面の表裏方向)へV字状またはジクザグ状に座屈変形(曲げ変形)させられるようになっている。変形部28aは、例えば切欠や溝を設けたり薄肉にしたり予め軽くジグザグ状(波状)に曲げたりすることにより、座屈変形し易いように構成される。ペダルサポート28は、支持軸20よりも下方位置で取付金具24に固定されているため、変形部28aを座屈変形させながら支持軸20が矢印A方向へ変位させられると、ペダルサポート28は相対的に支持軸20の右まわりに回転させられる。なお、取付金具24が撓み変形するようにして、ペダルサポート28を回転変位させることもでき、その場合は取付金具24を含んで連結部材が構成され、取付金具24が変形部となる。
【0031】
一方、ペダルサポート28の支持軸20との連結部付近には、支持軸20の右まわりに回転させられる際に操作ペダル10に当接させられるペダル当接部28bが略直角に突き出すように一体に設けられており、ペダルサポート28の回転変位に伴って操作ペダル10は支持軸20の右まわりに回転させられ、踏部22が車両前方側へ変位させられる。支持軸20の軸心からペダル当接部28bまでの寸法L2は、支持軸20の軸心から踏部22までの寸法L1よりも十分に小さく、そのレバー比L1/L2に応じて踏部22は大きく車両前方側へ変位させられ、図1(a) に示す通常の状態の時と同じかそれよりも車両前方側まで移動させられる。なお、ペダル当接部28bは、図1(a) に示す通常の状態では、操作ペダル10が図示しないストッパ等によって規定される原位置まで戻り回動することを許容するように設けられている。
【0032】
このような本実施例の後退防止装置12においては、インパネリインフォースメント26とペダルブラケット18とに跨がってペダルサポート28が配設され、ペダルブラケット18がダッシュパネル14と共に運転席側へ変位させられる際に、インパネリインフォースメント26との相対変位に基づいてペダルサポート28が支持軸20の右まわりに回転するように変位させられるとともに、その回転変位に伴ってペダル当接部28bが操作ペダル10に当接させられることにより、踏部22が車両前方側へ変位させられる。このため、ダッシュパネル14の僅かな変位でもペダルサポート28の回転変位によって踏部22が車両前方側へ良好に変位させられ、運転席の足元のスペースを確保できるとともに、オペレーティングロッドを備えていない足踏み式パーキングブレーキの操作ペダルなどにも好適に適用される。
【0033】
また、ペダルサポート28の変形部28aの変形によって操作ペダル10の後退を防止するものであるため、通常のペダル操作時にはペダルブラケット18をサポートして操作ペダル10を支持するための所定の支持強度が得られる一方、ダッシュパネル変形時には変形部28aの変形でペダル当接部28bを操作ペダル10に当接させて回動させるための、ペダルサポート28の形状や姿勢、ペダルブラケット18に対する連結構造等の設計、製造が容易で、所定のペダル支持強度を確保しながらダッシュパネル変形時には確実に操作ペダル10の後退を防止することができる。例えば、変形部28aについては、通常のペダル操作時には十分な剛性が得られて変形することがなく、ダッシュパネル変形時には、ペダルブラケット18とインパネリインフォースメント26との相対変位に基づいて図1(b) に示す所定形状に変形するように、比較的容易に形状等を設計することができる。
【0034】
また、ダッシュパネル14の変位量に対するペダルサポート28の回転量や、操作ペダル10に対するペダル当接部28bの当接位置すなわち前記寸法L2を適宜設定することにより、ダッシュパネル14の変位量、或いはダッシュパネル14とインパネリインフォースメント26との相対変位量に対する操作ペダル10の回動量すなわち踏部22の車両前方側への変位量を容易に調整できる。
【0035】
また、ペダルサポート28は支持軸20に相対回転可能に連結され、ペダルブラケット18とインパネリインフォースメント26との相対変位に基づいて変形しながらペダル当接部28bがその支持軸20の軸心(回動軸心)まわりに回転させられることにより、そのペダル当接部28bが操作ペダル10に当接させられ、その操作ペダル10を支持軸20まわりに回動させるようになっているため、ペダルサポート28の変形のみで操作ペダル10を回動させる場合に比較して、操作ペダル10の回動量の調整の自由度が高くなり、操作ペダル10を大きな回動量で確実に回動させることができる。
【0036】
また、ペダルサポート28は、操作ペダル10を回動可能に支持する支持軸20に連結されるため、連結軸等の連結装置を新たに設ける場合に比較して、後退防止装置12を簡単且つ安価に構成できるとともに、従来のペダルブラケット18をそのまま使用することが可能で、変形部28aおよびペダル当接部28bを有するペダルサポート28を新たに設けて支持軸20に連結するだけで良く、簡単且つ容易に実施できる。
【0037】
また、ペダル当接部28bは支持軸20の近傍で操作ペダル10に当接させられるため、レバー比L1/L2に応じてペダルサポート28の僅かな回転変位で踏部22が大きく車両前方側へ変位させられ、通常の状態の時と同じかそれよりも車両前方側に位置させられるため、運転席の足元のスペースが十分に確保される。
【0038】
また、ペダルサポート28には、ペダルブラケット18よりも剛性が低い変形部28aが設けられ、その変形部28aが座屈変形させられることによりペダルサポート28は図1(b) に示す所定形状に変形しつつ支持軸20まわりに回転させられるため、その回転に伴って操作ペダル10が高い信頼性で回動させられ、踏部22が車両前方側へ確実に変位させられる。
【0039】
次に、本発明の他の実施例を説明する。
図2は、足踏み式パーキングブレーキ用の操作ペダル110の後退防止装置112を示す図で、(a) は車両の横方向から見た側面図、(b) は(a) におけるB−B断面に相当する断面図である。また、図3は、車両前方からの大荷重入力などでダッシュパネル114が白抜きの矢印Aで示すように運転席側(図の右側)へ変位させられた状態である。ダッシュパネル114はエンジンルームと車室内とを区切る隔壁で、車室側には操作ペダル110を取り付けるためのペダルブラケット118が一体的に設けられている。操作ペダル110は、略水平で且つ車両幅方向と略平行な支持軸120を介して、その支持軸120の軸心まわりの回動可能にペダルブラケット118に配設されており、下端部に設けられた踏部122が車両前方側(図の左方向)へ踏込み操作されることにより、ブレーキケーブル124を引張して制動力を発生させる。支持軸120の軸心は回動軸心に相当する。
【0040】
操作ペダル110は、ペダルブラケット118を挟んで配設された一対のペダルプレート126、128を備えており、支持軸120およびかしめピン130などにより一体的に連結されて、支持軸120まわりに一体的に回動させられるようになっている。かしめピン130は、ペダルブラケット118に設けられた円弧状の切欠132内を挿通させられており、そのペダルブラケット118に設けられたストッパ134に当接させられることにより、操作ペダル110の原位置が規定される。一方のペダルプレート126には、前記踏部122が一体的に設けられているとともに、ケーブルガイド136に前記ブレーキケーブル124が巻き掛けられるように係止されており、他方のペダルプレート128にはリターンスプリング138が掛止され、操作ペダル110を原位置側すなわち図2(a) において支持軸120の左まわりに付勢している。また、ペダルブラケット118にはラチェット140が設けられ、操作ペダル110に配設された図示しないポールと噛み合わされることにより、その操作ペダル110を踏込み操作位置に保持して、パーキングブレーキの作動状態を維持するようになっている。
【0041】
後退防止装置112は、車両前方からの大荷重入力などでダッシュパネル114が運転席側へ変位しても、操作ペダル110の踏部122が運転席側へ後退することを防止するためのもので、取付金具142を介してインパネリインフォースメント144に配設されたペダルサポート146を主体として構成されている。取付金具142は、溶接などの固設手段によってインパネリインフォースメント144に一体的に固設されているとともに、ペダルサポート146は、前記支持軸120よりも運転席側の上方位置において図示しないボルトなどの固設手段により取付金具142に一体的に固設されている。また、ペダルサポート146の先端部すなわち下端部は、取付金具142に対する固設位置よりも運転席側の下方位置において、支持軸120と平行な連結ボルト148によりペダルブラケット118に連結されている。
【0042】
ペダルサポート146は、ペダルブラケット118を支持しているとともに連結部材としても機能するもので、所定の剛性が得られるように断面L字形状とされている一方、連結ボルト148は、所定の連結強度が得られるとともに、ダッシュパネル114の変形時に図3のようにペダルブラケット118がダッシュパネル114と共に矢印Aで示すように運転席側へ変位させられた時には、ペダルサポート146が矢印Bで示すように連結ボルト148の左まわりに回転することを許容するように、所定の締付トルクで締結されている。ペダルサポート146の基端部すなわち取付金具142側の部分には、長穴150によってペダルブラケット118よりも剛性が低くされた変形部152が設けられており、図3のようにペダルブラケット118がダッシュパネル114と共に矢印Aで示すように運転席側へ変位させられるのに伴って、インパネリインフォースメント144および取付金具142との相対変位に基づいて長穴150が潰れるように座屈変形(曲げ変形)させられることにより、ペダルサポート146が連結ボルト148の左まわりに回転することが許容される。インパネリインフォースメント144は、車両前方からの大荷重入力時に運転席側へ変位する可能性がダッシュパネル114に比較して小さい車体側部材に相当し、連結ボルト148の軸心は連結軸心に相当する。
【0043】
また、ペダルサポート146の下端部であって連結ボルト148よりも車両前方側、すなわち図2(a) における左側の部分には、ペダルサポート146が連結ボルト148の左まわりに回転させられる際に操作ペダル110に当接させられるペダル当接部154が設けられている。ペダル当接部154は、略三角形状を成して操作ペダル110側へ突き出すように設けられており、ペダルサポート146が図3に示す矢印B方向へ回転させられる際に操作ペダル110に当接させられ、操作ペダル110を矢印Cで示すように支持軸120の右まわりに回動させて、踏部122を車両前方側へ変位させる。ペダルサポート146のペダル当接部154、およびそのペダル当接部154が当接させられる操作ペダル110の被当接部156は、何れもL字形状に曲げ加工されて面×面で接触するようになっており、ペダルサポート146の回転時にペダル当接部154が被当接部156に確実に当接させられるようになっている。また、被当接部156は支持軸120の近傍で、支持軸120の軸心から被当接部156までの寸法は、支持軸120の軸心から踏部122までの寸法よりも十分に小さく、そのレバー比に応じて踏部122は大きく車両前方側へ変位させられ、図3に一点鎖線で示す通常の位置と略同じかそれよりも車両前方側まで移動させられる。図3に二点鎖線で示す踏部122は、操作ペダル110が原位置に保持されたままダッシュパネル114と一体的に後退した場合の位置である。
【0044】
このような本実施例の車両用ペダルの後退防止装置112においては、インパネリインフォースメント144とペダルブラケット118とに跨がってペダルサポート146が配設され、ペダルブラケット118がダッシュパネル114と共に運転席側へ変位する際に、ペダルサポート146は変形部152の変形に基づいて連結ボルト148の左まわりに回転させられるとともに、その回転に伴ってペダル当接部154が操作ペダル110の被当接部156に当接させられることにより、踏部122が車両前方側へ変位させられる。このため、オペレーティングロッドを備えていない足踏み式パーキングブレーキ用の操作ペダル110にも好適に適用されるとともに、ダッシュパネル114の僅かな変位でもペダルサポート146の回転によって踏部122が車両前方側へ良好に変位させられる。
【0045】
また、ペダルサポート146の変形部152の変形によって操作ペダル110の後退を防止するものであるため、通常のペダル操作時にはペダルブラケット118をサポートして操作ペダル110を支持するための所定の支持強度が得られる一方、ダッシュパネル変形時には変形部152の変形でペダル当接部154を操作ペダル110に当接させて回動させるための、ペダルサポート146の形状や姿勢、ペダルブラケット118に対する連結構造等の設計、製造が容易で、所定のペダル支持強度を確保しながらダッシュパネル変形時には確実に操作ペダル110の後退を防止することができる。例えば、変形部152については、通常のペダル操作時には十分な剛性が得られて変形することがなく、ダッシュパネル変形時には、ペダルブラケット118とインパネリインフォースメント144との相対変位に基づいて図3に示す所定形状に変形するように、比較的容易に形状等(長穴150の大きさや向きなど)を設計することができる。
【0046】
また、ダッシュパネル114の変位量に対するペダルサポート146の回転量や、操作ペダル110に対するペダル当接部154の当接位置すなわち被当接部156の位置を適宜設定することにより、ダッシュパネル114の変位量、或いはダッシュパネル114とインパネリインフォースメント144との相対変位量に対する操作ペダル110の回動量すなわち踏部122の車両前方側への変位量を容易に調整できる。
【0047】
また、ペダルサポート146は連結ボルト148を介して相対回転可能にペダルブラケット118に連結され、そのペダルブラケット118とインパネリインフォースメント144との相対変位に基づいて変形しながら連結ボルト148の軸心(連結軸心)まわりに回転させられることにより、ペダル当接部154が操作ペダル110に当接させられ、その操作ペダル110を支持軸120まわりに回動させるようになっているため、ペダルサポート146の変形のみで操作ペダル110を回動させる場合に比較して、操作ペダル110の回動量の調整の自由度が高くなり、操作ペダル110を大きな回動量で確実に回動させることができる。
【0048】
また、操作ペダル110の被当接部156は支持軸120の近傍であるため、大きなレバー比で踏部122は車両前方側へ大きく変位させられ、通常の状態の時と同じかそれよりも車両前方側に位置させられるため、運転席の足元のスペースが十分に確保される。
【0049】
また、ペダルサポート146には、ペダルブラケット118よりも剛性が低い変形部152が設けられ、その変形部152が座屈変形させられることによりペダルサポート146は図3に示す所定形状に変形しつつ連結ボルト48の軸心まわりに回転させられるため、その回転に伴って操作ペダル110が高い信頼性で回動させられ、踏部122が車両前方側へ確実に変位させられる。
【0050】
また、連結ボルト148によるペダルサポート146とペダルブラケット118との連結位置を任意に設定できるため、前記実施例のようにペダルサポートを支持軸に連結する場合に比較して、ダッシュパネル114の変形時におけるペダルサポート146の回転量、更には操作ペダル110の回動量の調整の自由度が高くなり、操作ペダル110を大きな回動量で確実に回動させることができる。
【0051】
なお、上記実施例ではペダル当接部154および被当接部156が何れもL字形状に曲げ加工されて面×面で当接させられるようになっていたが、図4の(a) に示すように平坦な被当接部160の側端縁に対してL字形状のペダル当接部154が面で当接させられるようにしたり、図4(b) に示すようにL字形状の被当接部156の面に対して平坦なペダル当接部162の側端縁が当接させられるようにしたりしても良い。図4の(a) 、(b) は、何れも前記図2の(b) に対応する断面図である。
【0052】
また、前記操作ペダル110は、板状のペダルブラケット118の両側に配設された一対のペダルプレート126、128を主体として構成されていたが、図5の(a) に示すように、2枚のペダルブラケット170、172の間に支持軸174の軸心まわりに回動可能に配設された板状の操作ペダル176にも同様に適用され得る。すなわち、ペダルブラケット170、172を、支持軸174と平行な連結ボルト178を介してペダルサポート180に相対回動可能に連結し、車両前方からの大荷重入力時にダッシュパネル114の変形に伴ってペダルブラケット170、172が運転席側へ変位する際に、ペダルサポート180が変形しながら連結ボルト178まわりに回転させられることにより、ペダル当接部182が被当接部184に当接して操作ペダル176を支持軸174まわりに回動させて踏部を車両前方側へ変位させるようにすれば良い。
【0053】
上記図5の(a) は、ペダル当接部182および被当接部184が面×面で接触させられるようになっているが、図5(b) に示すように被当接部186の側端縁に対してペダル当接部182が面で当接させられるようにしたり、図5(c) に示すように被当接部184の面に対して平坦なペダル当接部188の側端縁が当接させられるようにしたりしても良い。図5の(a) 、(b) 、(c) は、何れも前記図2の(b) に対応する断面図である。
【0054】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用ペダルの後退防止装置の概略構成を示す図で、(a) は通常の状態、(b) はダッシュパネル変形時の状態である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図で、(a) は車両の横方向から見た正面図、(b) は(a) のB−B断面に相当する断面図である。
【図3】図2の実施例のダッシュパネル変形時の状態を示す正面図である。
【図4】本発明の更に別の実施例を示す図で、(a) 、(b) 共に図2(b) に対応する断面図である。
【図5】本発明の更に別の実施例を示す図で、2枚のペダルブラケットの間に操作ペダルが配設されている場合であり、(a) 、(b) 、(c) 共に図2(b) に対応する断面図である。
【符号の説明】
10、110、176:操作ペダル 12、112:車両用ペダルの後退防止装置 14、114:ダッシュパネル 18、118、170、172:ペダルブラケット 20:支持軸(回動軸心、連結軸心) 22、122:踏部 26、144:インパネリインフォースメント(車体側部材) 28、146、180:ペダルサポート(連結部材) 28a、152:変形部 28b、154、162、182、188:ペダル当接部 120、174:支持軸(回動軸心) 148、178:連結ボルト(連結軸心)
Claims (6)
- ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットに水平で且つ車両幅方向と平行な回動軸心まわりに回動可能に配設され、下端部に設けられた踏部が車両前方側へ踏込み操作される操作ペダルにおいて、前記ダッシュパネルが運転席側へ変位した時に前記操作ペダルの踏部が該運転席側へ後退することを防止する後退防止装置であって、
前記ペダルブラケットと車体側部材とに跨がって配設されて各々に連結され、該ペダルブラケットが前記ダッシュパネルの変位に伴って前記運転席側へ変位させられる際に、該車体側部材に対する相対変位に基づいて変形させられる連結部材と、
該連結部材に設けられるとともに、該連結部材の変形に伴って前記操作ペダルに当接させられ、前記踏部が車両前方側へ変位するように該操作ペダルを前記回動軸心まわりに回動させるペダル当接部と、
を有し、且つ、前記連結部材は、前記ペダル当接部が前記操作ペダル側へ突き出すように設けられており、該ペダル当接部が該操作ペダルに当接して前記回動軸心まわりに回動させる方向に変形させられる
ことを特徴とする車両用ペダルの後退防止装置。 - 前記連結部材は、前記回動軸心と同一もしくは平行な連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットまたは前記車体側部材に連結され、該ペダルブラケットと該車体側部材との相対変位に基づいて変形しながら前記ペダル当接部が該連結軸心まわりに回転させられることにより、該ペダル当接部が前記操作ペダルに当接させられ、該操作ペダルを前記回動軸心まわりに回動させるものである
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダルの後退防止装置。 - 前記連結部材は、前記連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットに連結されているとともに、該連結軸心は前記回動軸心と一致し、該連結部材は前記操作ペダルを該回動軸心まわりに回動可能に支持する支持軸に連結されている
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ペダルの後退防止装置。 - 前記連結部材は、前記連結軸心まわりに相対回転可能に前記ペダルブラケットに連結されているとともに、該連結軸心は前記回動軸心と異なる位置に設定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ペダルの後退防止装置。 - 前記連結部材は、前記ペダルブラケットよりも剛性が低い変形部を有し、該ペダルブラケットが前記運転席側へ変位させられるのに伴って該変形部の変形により所定形状に変形させられる
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用ペダルの後退防止装置。 - 前記操作ペダルは、踏込み操作されることによりブレーキケーブルを引張して制動力を発生させる足踏み式パーキングブレーキ用のものである
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用ペダルの後退防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002072812A JP3920673B2 (ja) | 2001-07-24 | 2002-03-15 | 車両用ペダルの後退防止装置 |
US10/200,550 US6808040B2 (en) | 2001-07-24 | 2002-07-23 | Vehicle-pedal-backward-displacement preventing device for preventing displacement of depressable portion of operating pedal toward operator's seat |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001222755 | 2001-07-24 | ||
JP2001-222755 | 2001-07-24 | ||
JP2002072812A JP3920673B2 (ja) | 2001-07-24 | 2002-03-15 | 車両用ペダルの後退防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003104183A JP2003104183A (ja) | 2003-04-09 |
JP3920673B2 true JP3920673B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=26619161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002072812A Expired - Fee Related JP3920673B2 (ja) | 2001-07-24 | 2002-03-15 | 車両用ペダルの後退防止装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6808040B2 (ja) |
JP (1) | JP3920673B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3937395B2 (ja) * | 2002-06-04 | 2007-06-27 | 富士重工業株式会社 | 車両用ペダルの支持構造 |
US20050163821A1 (en) * | 2002-08-02 | 2005-07-28 | Hsing-Wen Sung | Drug-eluting Biodegradable Stent and Delivery Means |
US7195091B2 (en) * | 2003-08-06 | 2007-03-27 | Drivesol Worldwide, Inc. | Crash relief pedal assembly |
JP4029800B2 (ja) * | 2003-08-26 | 2008-01-09 | マツダ株式会社 | 自動車のペダル支持構造 |
KR100580512B1 (ko) * | 2004-06-23 | 2006-05-15 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 브레이크페달에 의한 상해방지구조 |
JP4623425B2 (ja) * | 2005-09-16 | 2011-02-02 | スズキ株式会社 | 車両用ペダル変位抑制構造 |
FR2899174B1 (fr) * | 2006-03-29 | 2009-01-23 | Renault Sas | Dispositif de pedalier a pedale retractable |
DE102006061608A1 (de) * | 2006-12-27 | 2008-07-24 | Volkswagen Ag | Fußhebelwerk für ein Kraftfahrzeug |
US8567283B2 (en) * | 2008-01-31 | 2013-10-29 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Vehicle operating pedal device |
US7775555B2 (en) * | 2008-04-04 | 2010-08-17 | Dura Global Technologies, Llc | Break-away pedal assembly |
US7987743B2 (en) * | 2008-12-19 | 2011-08-02 | Ventra Group, Inc. | Positive release crash pedal mechanism |
US9889826B2 (en) | 2014-02-19 | 2018-02-13 | Ventra Group Co. | Variable ratio brake pedal |
JP6345636B2 (ja) * | 2015-09-07 | 2018-06-20 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用操作ペダル装置 |
JP2019018627A (ja) * | 2017-07-12 | 2019-02-07 | 株式会社栗本鐵工所 | ペダル後退防止構造体 |
US11036252B1 (en) | 2020-01-10 | 2021-06-15 | Nio Usa, Inc. | Pedal assembly for a motor vehicle |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06211115A (ja) | 1993-01-18 | 1994-08-02 | Toyota Motor Corp | ブレーキペダルの退避構造 |
JP3267082B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2002-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル装置 |
JP3454014B2 (ja) | 1995-08-31 | 2003-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル支持構造 |
JP3267145B2 (ja) | 1996-03-25 | 2002-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル支持構造 |
JP3125677B2 (ja) | 1996-04-30 | 2001-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル支持構造 |
JP3267182B2 (ja) | 1996-05-29 | 2002-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル変位制御構造 |
JP3277814B2 (ja) * | 1996-06-27 | 2002-04-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル変位制御構造 |
US6327930B1 (en) * | 1996-12-11 | 2001-12-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Pedal displacement-control structure for a vehicle |
JP3239790B2 (ja) | 1997-03-10 | 2001-12-17 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル変位制御構造 |
JP3125715B2 (ja) * | 1997-05-23 | 2001-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ペダル変位制御構造 |
DE69931286T2 (de) * | 1998-01-13 | 2006-11-02 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama | Fahrzeugbremspedalanordnung |
JP3839976B2 (ja) | 1998-11-04 | 2006-11-01 | 豊田鉄工株式会社 | 車両用操作ペダルの衝突時退避構造 |
JP3993350B2 (ja) | 1999-10-18 | 2007-10-17 | ダイハツ工業株式会社 | 車両のフットペダルの支持構造 |
JP3804373B2 (ja) | 1999-12-06 | 2006-08-02 | マツダ株式会社 | 自動車のペダル支持構造 |
JP2002370632A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両のペダル支持構造 |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002072812A patent/JP3920673B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-07-23 US US10/200,550 patent/US6808040B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6808040B2 (en) | 2004-10-26 |
JP2003104183A (ja) | 2003-04-09 |
US20030019683A1 (en) | 2003-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3920673B2 (ja) | 車両用ペダルの後退防止装置 | |
JP3542709B2 (ja) | 自動車のブレーキペダル装置 | |
EP1317362B1 (en) | Brake pedal apparatus for vehicle | |
JP2001071874A (ja) | 自動車のブレーキペダル装置 | |
WO2002022413A1 (en) | Brake pedal apparatus for automotive vehicle | |
JP3804373B2 (ja) | 自動車のペダル支持構造 | |
JP3459378B2 (ja) | 自動車のブレーキペダル装置 | |
JP2003025864A (ja) | アクセルペダル装置の取付構造 | |
WO2020250562A1 (ja) | 車両用操作ペダル装置 | |
JP7000300B2 (ja) | 車両用操作ペダル装置 | |
JP3932702B2 (ja) | ペダルブラケットの構造 | |
JP3459346B2 (ja) | 自動車のブレーキペダル構造 | |
JP2006103501A (ja) | 車両用ペダルの後退防止装置 | |
JP2004086567A (ja) | 可動ペダル装置 | |
JP3381659B2 (ja) | 自動車のブレーキペダル装置 | |
JP2001097191A (ja) | 車両用ペダルの離脱構造 | |
JPH1134824A (ja) | 車両用足踏式パーキングブレーキ装置 | |
JP4493312B2 (ja) | ペダルブラケットの配設構造 | |
JP3962967B2 (ja) | ペダルブラケット取付構造 | |
JP2001290548A (ja) | 前後調節可能な車両用ペダル装置 | |
JP2002283976A (ja) | ペダルアームの移動防止機構 | |
JPS6131884Y2 (ja) | ||
JP2020030561A (ja) | 車両用操作ペダル装置 | |
CN211252545U (zh) | 制动踏板总成 | |
JP3518378B2 (ja) | 自動車のブレーキペダル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |