JP3912971B2 - 画像処理装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を変倍する画像処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像を変倍する処理として、ニアレストネイバー法が知られている。この方法は、変倍後の注目画素に最も近い元の画像データの画素を選択して補間する方法である。また、双3次補間法などの処理もよく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ニアレストネイバー法は、最近傍の画素データを使用するだけであるため、モアレが発生しやすく、画像の拡大であれば画素が荒く見えるなど、変倍された画像の劣化が著しい。
【0004】
双3次補間法は、画質はニアレストネイバー法に比較するとよいが、解像度を保つために、縮小変倍時に周期性のある原稿、例えば印刷物原稿を読み取った画像を処理する際に、モアレ縞が発生し画質が劣化してしまうという問題がある。
【0005】
また、モアレ縞の発生を抑制するために、双3次補間法を改良して、補間を行う画素数を一般的な4画素よりも増やすように構成することも提案されている。しかし、例えば25%の縮小時にモアレが発生しないようなローパス効果を期待するには16画素ものデジタルフィルタを構成しなければならず、特にハードウエアで実現する場合、回路規模などの問題でコストが高くなるという問題がある。
【0006】
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御することによって、不必要に解像力を落すこと無く、かつモアレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作成することができ、また、画像に同様な変倍処理を複数回行うことで、少ないリソース、コストで、より高画質な縮小画像を提供できる画像処理装置および方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は次のような構成からなる。
【0008】
画像を変倍するための画像処理装置であって、変倍率に応じて算出される位相情報制御パラメータを用いて、変倍後の注目画素位置と前記注目画素近傍の元画像の各画素位置との距離を求め、前記距離に応じて各画素位置での係数を演算する係数演算処理手段と、前記係数を用いて画像データに畳み込み演算を行う変倍手段と、指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御手段とを備え、前記変倍手段は、変倍後の画像のもつ空間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えないように帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍する。
【0009】
さらに好ましくは、前記変倍手段により変倍された画像データを一時格納するための記憶手段を更に備え、前記制御手段は、変倍した画像データを前記記憶手段にいったん記憶させた後、その画像データに対して前記変倍手段により変倍処理を行わせることで、変倍処理を繰り返す。
【0011】
さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、前記変倍手段により変倍後の1画素の値を求めるために用いる元画像における画素数が所定数を越えない範囲である。
【0012】
さらに好ましくは、前記所定数とは、元画像において、変倍後の注目画素位置からのXY方向それぞれについての距離に変倍率を乗じた値が2未満となるような位置にある画素の数である。
【0013】
さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、前記所定数が8×8以下となるような変倍率の範囲である。
【0014】
さらに好ましくは、前記所定の範囲とは0.5以上である。
【0015】
さらに好ましくは、前記所定の範囲とは、変倍率1をはさんで所定値以上または所定値以下である。
【0016】
さらに好ましくは、前記所定の範囲とは0.9以下または1.1以上である。
【0017】
以上の構成により、本発明によれば、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御可能な変倍処理手段を持ち、不必要に解像力を落すこと無く、かつモアレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作成する。該結果画像に同様な処理を複数回行うことで、少ないリソース、コストで、より高画質な縮小画像を提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態)
以下、好ましい実施形態として、複写機についての詳細な説明をする。なお、本発明はこの実施形態に限るものではない。特に2値出力のプリンタを用いて、2値で画像を格納する記憶デバイスを装備するシステムとして記述されているが、多値プリンタ、多値画像を格納するように制御された記憶デバイスをもつシステムであってもよく、どちらの構成であっても、本発明の特徴を損なうものではないことは言うまでもない。
【0019】
<画像制御装置>
画像制御装置100の構成図を図1に示す。コントローラユニット100は画像入力デバイスであるスキャナ200や画像出力デバイスであるプリンタ300と接続し、一方ではLAN700や公衆回線(WAN)800接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。CPU101はシステム全体を制御するコントローラである。RAM102はCPU101が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。また、ハードディスクなどからCPU101により実行されるプログラムがロードされる。
【0020】
ROM103はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD104はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ、画像出力装置の機能情報を格納する。操作部I/F106は操作部(UI)160とインターフェース部で、操作部160に表示する画像データを操作部160に対して出力する。また、操作部160から本システム使用者が入力した情報を、CPU101に伝える役割をする。
【0021】
ネットワークI/F110はLAN700に接続し、情報の入出力を行う。モデム120は公衆回線800に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス107上に配置される。画像バスI/F105は、システムバス107と画像データを高速で転送する画像バス108を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス108は、PCIバスなどの高速バスで構成される。画像バス108上には以下のデバイスが配置される。
【0022】
ラスターイメージプロセッサ(RIP)150は、PDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部600は、画像入出力デバイスであるスキャナ200やプリンタ300とコントローラ100を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部400は、入力画像データに対し補正,加工,編集を行う。プリンタ画像処理部500は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正,解像度変換等を行う。画像変倍部130は画像データの変倍処理を行う。画像圧縮部140は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG,MMR,MHの圧縮伸張処理を行う。
【0023】
また、HDD104には、ネットワーク(LAN700)に接続されているノードに関する画像出力速度、設置位置などの情報がアドレス毎に保存されている。
【0024】
<画像入力部(スキャナ)>
画像入力部であるスキャナ200の外観を図2に示す。
【0025】
画像入力デバイスであるスキャナ部200は、原稿となる紙上の画像を照明し、図示しないCCDラインセンサを走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ201のトレイ202にセットし、装置使用者が操作部160から読取り起動指示することによりコントローラCPU101がスキャナ200に指示を与え、フィーダ201は原稿用紙を一枚ずつフィードし原稿画像の読取り動作を行う。
【0026】
<画像出力部(プリンタ)>
画像出力部であるプリンタ300の外観を図3に示す。
【0027】
画像出力デバイスであるプリンタ部300は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式や、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動はコントローラCPU101からの指示によって開始する。プリンタ部300には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット302−305がある。また、排紙トレイ306は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0028】
<スキャナ画像処理部>
スキャナ画像処理部400の構成を図4に示す。画像バスI/Fコントローラ401は、画像バス108と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部400内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部402は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部403は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ,網掛け,ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。テーブル405は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、行うテーブル変換である。2値化406は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ401を介して、画像バス上に転送される。
【0029】
<プリンタ画像処理部>
プリンタ画像処理部500の構成を図5に示す。画像バスI/Fコントローラ501は、画像バス108と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、プリンタ画像処理部500内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部502は、LAN700あるいは公衆回線800から来た画像データを、プリンタ300の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部503は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0030】
図11に本実施形態の処理を説明するための簡単なブロック図を示す。1101は画像入力部、1102は画像変倍部、1103はCPU、1104は画像記憶部、1105は画像出力部である。それぞれ、図1に記載されたブロックから、処理をわかりやすく説明するために抜き出して接続関係を表したものである。
【0031】
画像入力部1101へ画像を入力する送り先のデバイスは、スキャナ200からデバイスI/F600経由で入力されてもよいし、LAN700やWAN800経由でネットワークI/F110やMODEM120から入力されてもよいし、HDD104やRAM102などの記憶デバイスに記憶された画像データから入力されてもよい。画像変倍部1102は、画像変倍130と同等のものである。CPU1103はCPU101を示し、画像記憶部1104は、HDD104やRAM102など画像を記憶するデバイスで、画像変倍部1102から読み書き可能であればどれでもよい。画像出力部1105は、画像記憶部1104からの出力を表しており、コピー動作時の変倍であれば、スキャナ画像処理400へ、プリント動作時、FAX受信時であればプリント画像処理部500にそれぞれ送信されることになる。
【0032】
図11で、さらに本実施形態の動作を簡単に説明する。画像入力部1101から画像データが、CPU1103から変倍率が画像変倍部1102にそれぞれ入力される。画像変倍部1102は、変倍率とローパスフィルタの特性をそれぞれ独立に制御可能な変倍処理手段である。変倍率に応じて、求められるローパスフィルタの特性は変化する。一般に変倍率が小さくなると、より低い周波数での帯域制限が求められる。低い周波数の帯域制限をするためには、フィルタのサイズを大きくする必要があり、回路規模、演算規模の点で問題がある。これを解決するために、ある程度の回路規模で、より低い周波数での帯域制限を可能にするのが本発明の目的である。
【0033】
本実施形態では、8×8のフィルタを用いて説明する(後述)。目的とする変倍率が40%であれば、本実施形態のシステムでは画像変倍部が50%の変倍率の帯域制限まで対応しているとすると、画像変倍部1102は、2回以上変倍動作を繰り返す必要がある。繰り返しの回数、変倍率、ローパスフィルタの係数などの設定値は、CPU1103か画像変倍部1102のどちらかで判断するように構成する。例えば、、最終的に40%の変倍率で変倍するために、初回に変倍率80%で80%用の帯域制限の後、変倍率50%で50%用の帯域制限としてもよいし、逆に50%→80%の順に処理してもよい。設定する変倍率も最終的に40%になるようにすれば、50%,80%に限らないし、回数も2回に限るものではない。以上の説明をフローチャートにしたものを図13に示す。図13の説明は、図12の画像変倍部の説明後、行う。
【0034】
<画像変倍部>
図12に、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御する画像変倍部1102のブロック図をより詳しく記し、本発明の効果を説明していく。
【0035】
1201は変倍率入力部、1202はアドレス演算処理部、1203は位相情報変更処理部、1204は係数演算処理部、1206はデジタルフィルタ処理部、1104は画像記憶部で図11の同一のものである。1104は図11でも図示された画像入力部である。
【0036】
変倍率入力部1201から変倍率が入力される。これは前述の通りCPU1103から入力されることになる。
【0037】
位相情報変更手段1203は、変倍率を受け取り、変倍率に応じて位相情報制御パラメータを出力し、また、変倍率に応じて初期位相パラメータをアドレス演算処理部に出力する。
【0038】
アドレス演算処理部1202は、変倍率と初期位相パラメータを受け取り、出力画像の画素位置を1画素毎に移動させてアドレス演算をする。具体的には、出力画像上の注目画素が元画像上のどの画素位置にあたるかを変倍率から演算し、位相情報を係数演算処理部1204に、元画像の画素位置情報をフィルタ処理部に出力する。
【0039】
係数演算処理部1204は、位相情報と位相情報制御パラメータを入力し、注目画素の近傍に位置する元画像8×8画素それぞれと注目画素との距離を計算し、距離と位相情報制御パラメータに応じて、フィルタに用いるためのフィルタ係数を演算する。その後フィルタ処理部1206に各画素の係数をセットする。
【0040】
画像入力部1101からフィルタ処理部1206に、画像データは入力される。図12では、画像入力部1101と画像記憶部1104を別々に書かれているが、前述の通り、画像記憶部(RAMやHDD)から画像が入力される構成でもよいことはいうまでもない。
【0041】
フィルタ処理部1206は、アドレス演算処理部1202からの画素位置情報をもとに、処理される元画像の8×8画素のデータを画像入力部1101から受け取り、フィルタ係数をもとに畳み込み演算をし、多値画像を出力する。
【0042】
本実施形態では、フィルタのサイズを8×8として説明を進めるが、サイズは主走査、副走査で違ってもよいし、サイズも8に限るものではなく任意に設定することが可能である。サイズが8画素の畳み込み演算の場合、モアレ縞を抑制しながら、解像力を保つような変倍処理は50%までとなる。理由は後述するが、そのため、本実施形態では、50%より小さく25%以上の縮小倍率が入力された場合、一旦、50%で縮小変倍処理を行った後、再度100%より小さく50%までの縮小倍率で縮小変倍処理を行うことで、25%以上50%未満の縮小変倍処理を実現する。同様に12.5%以上25%未満の縮小倍率は、50%の縮小を2度行った後100%未満50%以上の縮小倍率で3度目の縮小変倍処理を行う。
【0043】
ここで、フィルタ処理部1206から出力された画像データは、縮小率によっては再び画像記憶部1104に記憶され、記憶された画像データは再度読み出されてフィルタ処理部1206に入力されて変倍処理が行われ、画像記憶部1104に記憶されることが可能な構成となっており、これによりひとつの入力画像に対して、変倍率を変えつつ繰り返し変倍処理を施すことが可能となっている。例えば、縮小率が25%な場合、50%縮小を行い、縮小した画像データを一旦画像記憶部106に格納した後、それを読み出しながら再び50%縮小を施すことで、最終的に25%の縮小画像が得られるように構成される。
【0044】
図13は、図11の構成のもとで、CPU1103により画像変倍部1102によって画像の変倍を行う際の制御手順である。
【0045】
図13において、まず目的とする変倍率が変倍率入力部1201から入力されると(ステップS1301)、その変倍率が、フィルタ処理部1206により一度の変倍で変倍できる範囲であるか否か判定する(ステップS1302)。なお、CPU自身が変倍率を入力する場合には、この判定は入力を待つまでもない。後述するように本実施形態では50パーセントが下限なので、指定された変倍率がそれより低ければ、「いいえ」となる。また、変倍率の上限についても同様にここで判定される。
【0046】
ステップS1302の結果「はい」であれば、変倍率に応じてフィルタ係数を設定する(ステップS1303)。そして変倍処理を行い(ステップS1304)、所望の変倍率で変倍を終えたか判定して(ステップS1305)、終えていれば処理は終了する。ステップS1304における変倍処理は、画像変倍部1102により行われる。
【0047】
一方、ステップS1302で指定された変倍率が一度の変倍処理で変倍可能な範囲外であると判定されると、どのような変倍率による変倍処理を、何回繰り返して所期の変倍率まで画像を変倍するか、すなわち変倍処理のシーケンスを決定する(ステップS1306)。そして、変倍率を、決定されたシーケンスに応じた変倍率に変更し(ステップS1307)、ステップS1303から処理を行う。そして、所期の変倍率で画像を変倍するまで、ステップS1305からステップS1307へ分岐し、そこで、ステップS1306で決定した変倍処理のシーケンスに従って変倍率を変更し、変倍処理を繰り返す。
【0048】
例えば、最終的な変倍率が40%であるとする。その場合には、ステップS1306において、第1回目の変倍で80%の変倍を行い、第2回目の変倍で50%の変倍を行うものと、変倍処理シーケンスを決定する。そして、ステップS1307で、所期の変倍率である40%を、第1回目の変倍処理の変倍率である80%に変更して、ステップS1303,S1304における変倍処理を行う。ステップS1305では、ステップS1307に分岐し、そこで、変倍率を、第1回目の変倍率である80%から第2回目の変倍率である50%に変更して、再度変倍処理を行う。ステップS1305では、所期の変倍率である40%に変倍されたと判定され、処理が終了する。
【0049】
上記動作のうち画像変倍部1102による縮小変倍処理についてより詳しく説明していく。説明の簡単化のため、位相情報制御パラメータ、初期位相パラメータ、変倍率などを主走査、副走査ともに同じであると仮定して説明をすすめるが、主、副独立に動作させるように構成することも容易に拡張可能であることは言うまでもない。
【0050】
変倍率入力部1201から入力される変倍率は、上記のとおり主、副とも50%とする。位相情報変更手段1203は、変倍率に応じて、例えば、以下のように位相情報制御パラメータを算出する。
【0051】
LC=100/RPX(RPY)
ここで、LCは位相情報制御パラメータ、RPX(RPY)は主走査(副走査)の変倍率である。本例では変倍率は主副とも50%なので、今回はLC=100/50=2となる。位相情報制御パラメータLCは、係数演算処理に用いられる。これは後述する。
【0052】
また、変倍率に応じて初期位相パラメータを算出する。例えば、整数分の1の変倍率の場合は、初期位相パラメータIX(IY)を0.5とし、それ以外は0であるといったルールを本実施形態では用いる。本例では、1/2=50%ということで、変倍率が整数分の1であるので、IX=IY=0.5と設定される。また、1/3=約33%、1/4=25%等の変倍率時も同様に設定される。
【0053】
また、拡大変倍時に整数倍となる場合、例えば200%、300%などの場合には、
IX(IY)=100/RPX(RPY)/2
となるように設定する。200%時には、IX(IY)=0.25、300%時には、IX(IY)=約0.167となる。
【0054】
整数分の1倍の場合は、変倍後の画像の位相は、初期位相パラメータを設けない場合常に同じ値となる。また、整数倍の場合、変倍後の画像の位相が非常に短い周期で0になる。初期位相パラメータを設けず、常に0であると変倍動作の方法によっては、意図する周波数制御が困難なケースがあるため、これを防ぐために初期位相パラメータが変倍率に応じて更新されるように構成される。
【0055】
初期位相パラメータIX,IYは、アドレス演算処理部1202に出力され用いられる。
【0056】
アドレス演算処理部1202は、変倍率RPX(RPY)(本例では=50%)、初期位相パラメータIX(IY)(本例では=0.5)を受け取り、以下のように動作する。例えば、出力画像における注目画素が主走査X=50画素目、副走査Y=10画素目だとする。すると、注目画素が元画像のどの座標に位置しているかは、以下のように演算できる。
【0057】
ここで、初期位相パラメータIX,IYは上記のようにアドレス演算時に足し込まれるように用いられる。
【0058】
ここで、Xo,Yoの小数部であるPIX,PIYは、それぞれ
PIX=0.5
PIY=0.5
となる。なお、本実施形態ではXoとYoの小数部が同じ値になるように構成されているため1パラメータで説明を続ける。また、Xo,Yoの整数部であるOX,OYは、それぞれ
OX=100
OY=20
となる。
【0059】
アドレス演算処理部1202は、このPIX,PIYを位相情報として係数演算処理部1204に、OX,OYを元画像の画素位置情報としてフィルタ処理部1206に出力する。現在の注目画素での処理が全て終わったら、注目画素を1画素移動してまた処理を続ける。
【0060】
上式において、RPX(RPY)が50の場合、注目座標値を常に50/100=0.5で割ることになるため、小数部PIXは、初期位相IXのまま変わらない。例えばX=51,Y=10とXだけ1画素更新した場合、Xo=102.5となり、やはりPIX=0.5である。Xが1画素ずつ増えていっても常にXoが2ずつ増えてPIX=0.5で変わらないことになる。なお、副走査方向に注目画素位置を更新した場合も同じ話が成り立つので省略する。
【0061】
しかし、これは例外である。一般に、注目画素を1画素移動するたびにPIX(PIY)の値は変化し、PIX(PIY)の変化により補間演算で用いられるフィルタの係数の値も1画素毎に変化することになる。例えば、RP=80であったとし、初期位相Iを0とすれば、位相情報PIは、
X=50のとき、
Xo=50/(80/100)+0=62.5となり、
PI=0.5
X=51のとき、
Xo=51/(80/100)+0=63.75となり、
PI=0.75
X=52のとき、
Xo=52/(80/100)+0=65.0となり、
PI=0
となる。このように注目画素位置の座標成分X(またはY)が更新されると位相情報PIX(PIY)の値も更新される。
【0062】
さて、この次の処理は、注目画素位置をX=50,Y=50から主走査方向に1画素移動して、X=51画素目、Y=10画素目となる。複写機の原稿台の大きさと読み取り解像度、変倍率により、主走査、副走査の最大画素値は変わってくるが、今回主走査の最大画素値が5000画素だとすると、本実施形態における処理が主走査方向に0画素目から始まって4999画素目まで達すると、その次の処理は副走査方向に1画素進むことになる。今回の例では、X=4999画素目、Y=10画素目まで処理が進んだ場合、次の処理は、X=0画素目、Y=11画素目と副走査方向に注目画素位置が進められるように構成され、副走査方向の最大値に達するまで処理が継続されることになる。
【0063】
係数演算処理部1204は、位相情報制御パラメータLCと位相情報PIX(PIY)を受け取り、以下のように動作する。
【0064】
図10(a)は、変倍後の注目画素と注目画素近傍画素の、元画像上における画素を表わした図であり、×(バツ)マークが注目画素、○(マル)マークが元画像上の画素を表わす。本実施形態では、8×8個のフィルタを用いるため、注目画素近傍の元画像上の画素を8×8個用いることになる。なお、8×8近傍画素は、そのブロック中においてX,Y各方向について0−7の番号が付されており、その相対位置を示すことができる。注目画素×は、常に注目画素近傍の元画像上の画素の
3≦i<4
3≦j<4
内にくるように設定される。また、アドレス演算処理で出力される元画像における注目画素に対応する面素位置情報OX,OYは、i=3、j=3の位置となるように設定される。
【0065】
ここで、注目画素近傍の元画像上の画素と注目画素との距離を主走査、副走査それぞれ独立に求める。
【0066】
まず、図10(b)のように主走査に着目する。図10(b)は図10(a)から主走査方向に1次元に投影した図である。位相値は、主、副の方向のそれぞれに投影した状態での値である。AXi(iは0から7の整数)をi番目の画素と注目画素との距離とすると、
AX0=3+PIX
AX1=2+PIX
AX2=1+PIX
AX3=PIX
AX4=1−PIX
AX5=2−PIX
AX6=3−PIX
AX7=4−PIX
となる。なお1画素問の距離は1として計算を行っており、0≦PIX(PIY)<1とする。副走査方向にも同様に求められ、AY0〜AY7を算出する。
【0067】
また、AX0〜AX7、AY0〜AY7の距離情報と位相情報制御パラメータLCから、主副独立に主走査i番目の係数Ci、副走査j番目の係数Cjを求め、主走査i番目、副走査j番目の係数Cij=Ci*Cjとして演算することになるが、本実施形態の効果を説明するために双3次補問法の説明を先に述べる。
【0068】
フィルタの係数を求めるための演算式として、双3次補間法(bi-cubic法)としてよく知られているsinc関数の3次多項式近似式を用いる。ただし、フィルタの係数を求めるための一例であり、これに限るものではない。双3次補間法は、係数C、注目画素からの距離をdとすると以下の式で表わされる。
【0069】
図6は、係数Cと距離dの関係を図示したものである。Δは、本実施形態の距離情報AXiもしくはAYjがどのように配置されるかを示したもので、i(もしくはj)はΔについている添字に対応していて0から7までの値をとる。距離dは、図10(b)の注目画素×を原点にして、原点を中心に1目盛りが1の距離となるように描かれており、距離であるために原点よりも左にあっても正の値をとる。またΔ3の位置は原点からPIの位置にあり、AX3(AY3)=PIとなる。またΔiとΔi+1間の距離は1である。よってAX0はΔ0の位置にあり、AX0=3+PIであることがわかる。図6に描かれた曲線は距離dに応じた係数Cの値を示しており、iが2から5の場合、それぞれ係数が割り当てられ、0,1,6,7の場合、係数が0となることがわかる。
【0070】
双3次補間法は常に4×4画素のフィルタしか用いられない。sinc関数の周波数特性を図7に示す。双3次補間法で用いられる多項式近似式はsinc関数の近似であるため、図7とは多少周波数特性が異なるが、説明の簡単化のため図7と同等であるとして説明を進める。sinc関数は、図7からわかるとおり帯域制限フィルタである。制限される帯域は、元画像の周波数の±1/2(ナイキスト周波数)を超える周波数帯である。一般にナイキスト周波数を超える周波数帯をもつ画像は解像できず、モアレの発生等により画質が劣化する。
【0071】
例えば元画像が600dpiであるとすると、300dpiを超える周波数成分を0とすることになる。縮小変倍時にそのままこの演算式を用いた場合、元画像の周波数帯域をすべて保存することになる。縮小変倍時に元画像の周波数帯域を残すと、元画像に周期性のある画像が含まれているとモアレが発生して画質劣化の原因となる。例えば、50%縮小変倍を行った場合、200dpiのスクリーン画像または200線の網点を用いた印刷物が元画像に含まれていた場合、みかけの周波数が400dpiであるような振る舞いをする。そのため、解像限界の300dpiを超えてしまい、モアレ縞による画質劣化が起こる。本発明では変倍率に応じて位相情報変更を行うことでこれを防いでいる。
【0072】
本実施形態では、以下のようにする。
【0073】
本来、元画像における主走査方向についての、注目画素の8×8近傍におけるi番目の画素から注目画素までの距離dXiは、注目画素からの距離であるので、dXi=AXi(dYj=AYj)となるが、位相制御パラメータLCを用いて以下のように変更する。
【0074】
dXi=AXi/LC
dYj=AYj/LC
ここでLCは変倍率に応じて変更される。例えば、上述したように、LC=100/RP(変倍率)とすると、変倍率が50%ならばLC=2となる。言い換えれば、変倍率を、パーセント表示ではなく1倍を1として表せば、1/LCは変倍率そのものであるので、位相制御パラメータを用いた位相制御は、距離AXi(AYi)に変倍率を乗じる操作である。
【0075】
LC=1、すなわち変倍率が1の場合は、i番目の画素に対するdxiは上から順に次のような与えられ、上述した数式(1)から対応する係数Ciは次のように与えられる。
【0076】
dX0=AX0=3.5 C0=0
dX1=AX1=2.5 C1=0
dX2=AX2=1.5 C2=−0.125
dX3=AX3=0.5 C3=0.625
dX4=AX4=0.5 C4=0.625
dX5=AX5=1.5 C5=−0.125
dX6=AX6=2.5 C6=0
dX7=AX7=3.5 C7=0
LC=2、すなわち変倍率が0.5の場合は、次の様になる。
【0077】
dX0=AX0/LC=3.5/2=1.75 C0=−0.047
dX1=AX1/LC=2.5/2=1.25 C1=−0.141
dX2=AX2/LC=1.5/2=0.75 C2=0.297
dX3=AX3/LC=0.5/2=0.25 C3=0.891
dX4=AX4/LC=0.5/2=0.25 C4=0.891
dX5=AX5/LC=1.5/2=0.75 C5=0.297
dX6=AX6/LC=2.5/2=1.25 C6=−0.141
dX7=AX7/LC=3.5/2=1.75 C7=−0.047
となる。説明の簡単化のため係数の小数部は概算で適当にまるめてある。ここで重要なのは、LC=1の場合は、iが2から5までの真ん中の4つの係数しか用いていないが、LC=2の場合は、iが0から7まで全てに係数が割り当てられ、より低周波数の領域まで帯域制限されることである。LC=1の場合の画素iと係数Ciとの関係を図6に、LC=2の場合のそれを図9に示す。
【0078】
LC=2の場合のフィルタの周波数特性を模式的に図8に示す。実際の周波数特性としては、フィルタがsinc関数そのものではなく近似であること、有限個でうちきられていることのために、このようにきれいな矩形とはならないが、意図する周波数特性という意味では近い特性となっている。図8からわかるように、ナイキスト周波数の半分の帯域まで制限することになり、上述したようなモアレ縞の発生による画質劣化を低減することが可能になる。
【0079】
すなわち、元画像が600dpiであれば、ナイキスト周波数の半分の帯域である150dpiで帯域制限されるために、50パーセントで変倍しても、みかけの周波数は最大で300dpiとなり、ナイキスト周波数を超えることはない。このため、モアレ縞による画質劣化を防止できる。変倍率を更に下げると、位相制御パラメータは変倍率に応じて変動するために、元画像における計算に必要な近傍の範囲が8×8画素を超えてしまう。そこで、本実施形態では、50パーセントを変倍率の下限としている。
【0080】
さらに、副走査方向についても同様にして係数Cjを求める。
【0081】
いままでは、1次元で説明してきたが、2次元での係数Cijは、
Cij=Ci*Cj
として求め、フィルタ処理部106にはCijが入力され、8×8近傍画素のうちのアドレス(i番目,j番目)に対応した場所に係数Cijをセットし、これを8×8個分の係数セットすることでフィルタ演算を行う。
【0082】
フィルタ処理部1206は、アドレス演算処理部からの画素位置情報をもとに、処理される元画像の8×8画素のデータを画像記憶部から取り出して、前述したフィルタ係数Cijをもとに畳み込み演算をし、多値画像を出力する。
【0083】
実際には、注目画素(X,Y)に対応する元画像の画素位置情報OX,OYが、i=3,j=3にあたるため、元画像のOX−3,OY−3からOX+4,OY+4までの8×8画素のデータを取り出して畳み込み演算を行う。
【0084】
すなわち、注目画素の処理後の値f(X,Y)は、フィルタ演算により、
f(X,Y)=ΣΣf'(i,j)・Cij
で与えられる。ここで、f'(i,j)は元画像において(i,j)に位置する画素値を表し、各画素値は、(i,j)に該当する係数Cijと乗算される。また、最初のΣはiについてOX−3からOX+4まで、2番目のΣはjについてOY−3からOY+4まで値を変更し、上記乗算を繰り返して演算した結果の総和を求めることを表している。f(X,Y)を、注目画素位置(X,Y)を次々と移動しつつ求めれば、変倍後の画像データが得られる。
【0085】
上記のように画像変倍部1102を構成することで、例えば8×8フィルタであれば、100%以下50%までの任意の倍率に最適な縮小変倍処理を施すことが可能である。
【0086】
25%と縮小倍率が設定された場合、8×8では図8に示したようなローパスフィルタまでしか可能ではないので、アドレス演算処理を25%で行うことにより、縮小変倍処理は可能となるが、モアレ縞は残ってしまう。例えば元画像が600dpiであり、100dpiまたは100線の網点処理を施した画像データが元画像に存在する場合、25%の縮小率のため、見かけの解像度が400dpiとなる。8x8の本実施例では、上記のように帯域制限が150dpiまでのため、原稿の画像が100dpiの成分をもつ場合、帯域制限されず残ってしまう。ただし、50%の変倍率であれば、みかけ上の周波数は、200dpiとなり、ナイキスト周波数である300dpiを超えないためにモアレ縞も発生せず問題がないが、25%の変倍率の場合、みかけ上の周波数は400dpiとなり、ナイキスト周波数である300dpiを越えてしまい、モアレ縞が発生し、画質を劣化させてしまう可能性がある。
【0087】
本実施形態では、50%縮小変倍処理を2度行うことでこれを防ぐ。図15は、50%縮小変倍処理を2度行った場合の周波数特性を簡単に図示したものである。図8の周波数特性が2度かかったことと同様の効果があるため、元画像のナイキスト周波数の半分のさらに半分まで帯域が制限され、本実施形態のようにナイキスト周波数が300dpiである場合、75dpi以上の帯域の成分は制限され、25%の変倍率であってもみかけ上の周波数で300dpi以上が帯域制限されることになりモアレ縞の発生を防ぐことができる。このように、50%以下の変倍率であっても、8×8画素の畳み込み処理を用いて処理を行っていても、モアレ縞の発生を防ぎ、かつ不必要に解像力も落とすことなく良好な画像を得ることができる。
【0088】
本実施形態では、50%の変倍を2回繰り返すことにより25%の縮小変倍をしているが、所望の縮小倍率の画像が得られればこの限りではない。例えば、最低縮小倍率が50%で、36%の縮小画像を得る場合、60%縮小変倍処理を2度行ってもよいし、50%縮小変倍後、72%縮小変倍をしてもよいし、その逆に72%縮小変倍後、50%縮小変倍を行うことによっても実現可能であることはいうまでもない。
【0089】
また、画像変倍部1102は、変倍率が100%以下50%以上の縮小変倍処理の際には、図7から図8の周波数特性の間で帯域制限の幅が可変であるように構成されているため、本実施形態で示した50%の帯域制限の特性に限るものではない。
【0090】
以上のようにして、本実施形態の画像制御装置は、変倍率(小数表現)の逆数を位相制御パラメータとして、注目画素と原画像における8×8近傍の各画素との各座標軸方向に沿った距離dXi,dYiを補正し、双3次補完法により係数Ciを求め、フィルタ処理する。これにより、変倍率に応じた低周波領域まで帯域制限される。
【0091】
また、一回の変倍処理で変倍可能な下限倍率を設定したことで、所定の画素の範囲内(本実施形態では8×8)で計算を施すことで、モアレの防止と解像度の低下防止とが両立可能となった。
【0092】
また、本実施例では、位相制御パラメータを変倍率(小数表現)の逆数として説明したが、変倍率に応じた適切な帯域制限がかかるような周波数特性をもつフィルタ演算が実施されるのであればこの限りではないことは言うまでもない。
【0093】
また、下限倍率以下の変倍率が指定された場合には、その変倍率に達するまで、下限倍率以上の変倍を繰り返すことで、モアレの防止と解像度の低下防止とを両立しつつ所望の変倍率での変倍が可能となった。
【0094】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、2回変倍処理を繰り返す場合の例を示した。
【0095】
第2の実施形態では、3回以上変倍処理する場合の例を示す。この基本的には変わらないが、変倍率の設定とローパスフィルタの特性を決定するための具体的な方法を示す。
【0096】
図14は、第2の実施形態の処理の流れを図示したフローチャートである。このフローチャートは、縮小に限定して書いてあるが、拡大時用にも容易に変更が可能である。
【0097】
ここで、Xは入力された変倍率、Yは次の変倍処理後のトータルの変倍率、Zは次の変倍処理時に行う変倍率、Rは設定可能な最小縮小率である。
【0098】
S1401 まず、変倍率Xが入力され、ZはXに、Yは1に初期化される。
【0099】
S1402 Zが処理可能かどうかを調べるために、RとZとを比較する。ZがR以上なら一度の変倍で処理が可能と判断してステップS1404へ進み、R未満なら変倍率を変更するためステップS1403へ処理を進める。なお、拡大時は、Rは設定可能な最大拡大率となり、不等号の向きが逆になる。拡大時に変更すべき箇所はこの後何箇所かあるが、容易に想像できるため省略する。
【0100】
S1403 Zの値を設定可能な変倍率に変更する。ここではZ=Rと設定しているが、予め定められた設定範囲内の縮小率への変更であれば、Rでなくてもよい。この後処理はステップS1402へ進む。
【0101】
S1404 次の変倍処理終了後のトータルの変倍率Yを更新する(Y=Y*Z)。
【0102】
S1405 処理時の変倍率Zに応じてフィルタ係数を設定する。この手順は第1の実施形態で説明したとおりである。
【0103】
S1406 変倍率Zで変倍処理を行う。この処理も第1の実施形態で説明したとおりである。
【0104】
S1407 入力された所望の変倍率Xと、現在までの変倍処理による変倍率Yとを比較する。同じであれば処理を終了する。違えば、ステップS1408においてZ=X/YとしてステップS1402へ戻る。ここで、Z≧Rであれば、2回線り返し処理を行った第1の実施形態と同じ流れとなる。Z<Rであれば、ステップS1403へ進み、Zを更新して、更に処理を進める。
【0105】
第1の実施形態で記述した画像変倍部1102は、100%以下50%以上の縮小変倍処理は、図7から図8の周波数特性の間で帯域制限の幅が可変であるように構成され、これを複数回に渡り処理を行うことで、全ての縮小倍率で最適な帯域制限フィルタを施すことが可能である。例えば20%の縮小倍率を得るためには、50%の縮小倍率で最初の縮小変倍処理を行った後、更にその結果画像に対して50%の縮小倍率で縮小変倍処理を行い、また更に80%縮小変倍を施す。こうすることで、ナイキスト周波数の(50/100)*(50/100)*(80/100)=20/100まで帯域制限され、60dpiまで解像力を保つような処理となる。
【0106】
図14のフローチャートに沿って記述すると、まず、Xが20%、初期化でZ=X=20%、Y=100%(1.0)になる。R=50%で本実施形態を仮定すると、Z<Rとなるため、Z=R=50%に更新し、1回目の変倍処理を行う。Y=100%*Z=50%となっている。変倍処理後Y=50%であるので、Xと異なる。よって、Z=X/Y=20%/50%=40%にする。また、ZとRを比較して、Z<Rであるので、Z=50%に変更し、2回目の変倍処理を行う。Y=Y*Z=50%*50%=25%となる。またX(20%)と比較して異なるため、Z=X/Y=20%/25%=80%とする。今度はZ≧Rとなるため、Zは変更せずに3回目の変倍処理を行う。Y=Y*Z=25%*80%=20%となる。これはXと同じであるので、所望の変倍率の画像データが生成されたことになり、処理を終了する。
【0107】
このように、3度以上の変倍によって所期の変倍率で変倍するために、従来の処理で同等の処理を行うためには、16画素以上もの畳み込み演算が必要となるが、本実施形態では、8×8のままで動作可能である。
【0108】
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、縮小処理を繰り返して所期の変倍率で画像を変倍する手順を説明した。拡大処理も多少の変更で簡単にできることは既に記述した。
【0109】
フィルタ処理を用いて変倍処理を行う場合、100%に近い変倍率であると、画像に長い周期の干渉縞が発生し、画質劣化する場合がある。多値画像を変倍する際にも画質劣化が起るが、特に2値画像を変倍する場合、顕著に画質劣化が起ってしまう。これも複数回の変倍処理で避けることが可能である。例えば、102%の変倍処理時に、一度81.6%に縮小変倍した後、125%に拡大変倍処理を行うことでこの問題を回避できる。
【0110】
このように、拡大処理と縮小処理を組み合わせて複数回の変倍処理を行うように実装することも有用で、110〜90%の変倍率がきた場合は、125%の拡大処理と(入力変倍率/125)%の縮小変倍を行うといった使い方も可能である。
【0111】
図16はその手順を示す。
【0112】
S1601 まず、変倍率Xが入力され、ZはXに、Yは1に初期化される。
【0113】
S1602 Zが90%と110%との範囲内にあることがテストされる。範囲外ならステップS1603に進む。範囲内ならステップS1604に進む。
【0114】
S1603 Zが90%以下であるか判定され、90%以下であれば、図14のステップS1402に進んで縮小処理を行う。90%以上であれば、これは110%以上の拡大と言うことになるため、不図示の拡大処理を実行する。
【0115】
S1604 Zが90%と110%との範囲内にあれば、変倍率Zを、(Z/125)*100%の縮小と125%の拡大の組合せによって行うために、変倍率Zとして(Z/125)*100%をセットする。
【0116】
S1605 次の変倍処理終了後のトータルの変倍率Yを更新する(Y=Y*Z)。
【0117】
S1606 処理時の変倍率Zに応じてフィルタ係数を設定する。この手順は第1の実施形態で説明したとおりである。
【0118】
S1607 変倍率Zで変倍処理を行う。この処理も第1の実施形態で説明したとおりである。
【0119】
S1608 入力された所望の変倍率Xと、現在までの変倍処理による変倍率Yとを比較する。同じであれば処理を終了する。違えば、ステップS1609に進む。
【0120】
S1609 変倍率Z=X/YとしてステップS1402へ戻る。本実施形態では、ステップS1609においてY=(Z/125*100)%であるから、Z=X/((Z/125)*100)=X/((X/125)*100)=1.25=125%である。したがって、ここではZとして125%をセットしても同様の結果を得られる。拡大率として125パーセントを選んだのは、縮小→拡大のシーケンスが適用される変倍率が90%〜110%であり、縮小においても拡大においても、変倍率がこの90〜110%という変倍率の範囲に入らないためである。
【0121】
このように、本実施形態では、拡大変倍を125%で固定して、縮小変倍率を調整したが、縮小変倍率を固定して運用することも可能であるし、処理順も拡大→縮小の順でも、その逆でもよいことは言うまでもない。
【0122】
以上のようにして、変倍率が1に近い場合、1から十分に遠い変倍率による拡大と縮小とを組み合わせて所期の変倍率による変倍を実現する。このため、長周期の干渉縞の発生を防止し、画像劣化を抑制できる。
【0123】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0124】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0125】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0126】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図13または図14または図16に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0127】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、変倍率に応じてローパスフィルタの特性を制御することで、不必要に解像力を落すこと無く、かつモアレなどの周期的な縞模様の発生を抑えた変倍画像を作成する。その際に、該結果画像に同様な処理を複数回行うことで、少ないリソース、コストで、より高画質な縮小画像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明に用いた画像制御装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の説明に用いたスキャナの概観図である。
【図3】本発明の実施形態の説明に用いたプリンタの概観図である。
【図4】図1のスキャナ画像処理部のブロック図である。
【図5】図1のプリンタ画像処理部のブロック図である。
【図6】LC=1の場合の画素iと係数Ciとの関係を示す図である。
【図7】双3次補間法で用いられる多項式近似式の周波数特性を示す図である。
【図8】第1の実施形態の装置により50%縮小変倍処理を1度行った場合の画像の周波数特性を示す図である。
【図9】LC=2の場合の画素iと係数Ciとの関係を示す図である。
【図10】第1の実施形態のフィルタ処理部の説明に用いた図である。
【図11】図1の画像変倍部の処理の外部との信号のやりとりを説明するためのブロック図である。
【図12】図11の画像変倍部の処理を詳しく説明するためのブロック図である。
【図13】第1の実施形態の処理の流れを表したフローチャートである。
【図14】第2の実施形態の処理の流れを表したフローチャートである。
【図15】第1の実施形態の装置により50%縮小変倍処理を2度行った場合の画像の周波数特性を示す図である。
【図16】第3の実施形態の処理の流れを表したフローチャートである。
Claims (17)
- 画像を変倍するための画像処理装置であって、
変倍率に応じて算出される位相情報制御パラメータを用いて、変倍後の注目画素位置と前記注目画素近傍の元画像の各画素位置との距離を求め、前記距離に応じて各画素位置での係数を演算する係数演算処理手段と、
前記係数を用いて画像データに畳み込み演算を行う変倍手段と、
指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御手段とを備え、
前記変倍手段は、変倍後の画像のもつ空間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えないように帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍することを特徴とする画像処理装置。 - 前記変倍手段により変倍された画像データを一時格納するための記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、変倍した画像データを前記記憶手段にいったん記憶させた後、その画像データに対して前記変倍手段により変倍処理を行わせることで、変倍処理を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記所定の範囲とは、前記変倍手段により変倍後の1画素の値を求めるために用いる元画像における画素数が所定数を越えない範囲であることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記所定数とは、元画像において、変倍後の注目画素位置からのXY方向それぞれについての距離に変倍率を乗じた値が2未満となるような位置にある画素の数であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記所定の範囲とは、前記所定数が8×8以下となるような変倍率の範囲であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
- 前記所定の範囲とは0.5以上であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記所定の範囲とは、変倍率1をはさんで所定値以上または所定値以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記所定の範囲とは0.9以下または1.1以上であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置における、画像を変倍するための画像処理方法であって、
変倍率に応じて算出される位相情報制御パラメータを用いて、変倍後の注目画素位置と前記注目画素近傍の元画像の各画素位置との距離を求め、前記距離に応じて各画素位置での係数を演算する係数演算処理工程と、
前記係数を用いて画像データに畳み込み演算を行う変倍工程と、
指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御工程とを備え、
前記変倍工程は、変倍後の画像のもつ空間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えないように帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍することを特徴とする画像処理方法。 - 前記変倍工程においては、変倍された画像データを記憶手段に一時格納し、記憶した画像データに対して変倍処理を行うことで、変倍処理を繰り返すことを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 前記所定の範囲とは、前記変倍工程により変倍後の1画素の値を求めるために用いる元画像における画素数が所定数を越えない範囲であることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理方法。
- 前記所定数とは、元画像において、変倍後の注目画素位置からのXY方向それぞれについての距離に変倍率を乗じた値が2未満となるような位置にある画素の数であることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
- 前記所定の範囲とは、前記所定数が8×8以下となるような変倍率の範囲であることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像処理方法。
- 前記所定の範囲とは0.5以上であることを特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
- 前記所定の範囲とは、変倍率1をはさんで所定値以上または所定値以下であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
- 前記所定の範囲とは0.9以下または1.1以上であることを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
- コンピュータにより画像を変倍するためのコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、
変倍率に応じて算出される位相情報制御パラメータを用いて、変倍後の注目画素位置と前記注目画素近傍の元画像の各画素位置との距離を求め、前記距離に応じて各画素位置での係数を演算する係数演算処理工程のプログラムコードと、
前記係数を用いて画像データに畳み込み演算を行う変倍工程のプログラムコードと、
指定された変倍率が所定の範囲にない場合、前記所定の範囲内の変倍率による変倍処理を、前記指定された変倍率に達するまで前記変倍手段に繰り返させる制御工程のプログラムコードとを含み、
前記変倍工程のプログラムコードにより、変倍後の画像のもつ空間周波数成分が元画像のナイキスト周波数を越えないように帯域制限する周波数特性のフィルタを用いて変倍されることを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
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