[go: up one dir, main page]

JP4748223B2 - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4748223B2
JP4748223B2 JP2009003370A JP2009003370A JP4748223B2 JP 4748223 B2 JP4748223 B2 JP 4748223B2 JP 2009003370 A JP2009003370 A JP 2009003370A JP 2009003370 A JP2009003370 A JP 2009003370A JP 4748223 B2 JP4748223 B2 JP 4748223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
reduction
enlargement
magnification
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009003370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010160721A (ja
Inventor
慎司 稲本
和美 佐藤
制一 永尾
大介 緒方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009003370A priority Critical patent/JP4748223B2/ja
Priority to US12/684,409 priority patent/US8412001B2/en
Priority to CN2010100023448A priority patent/CN101777337B/zh
Publication of JP2010160721A publication Critical patent/JP2010160721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4748223B2 publication Critical patent/JP4748223B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/393Enlarging or reducing
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、転送倍率の上限値を上回る拡大処理や下限値を下回る縮小処理をして画像の転送ができるようになった、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の機器の高解像度化が進んでいる。これに伴い、各機器が取り扱う画像も高解像度化している。このため、縮小処理や拡大処理を施した画像データを転送する画像処理装置(例えば特許文献1参照)が、各機器内に搭載されている場合が多い。このような画像処理装置に対して、より一段と小さな転送倍率での縮小処理や、より一段と大きな転送倍率での拡大処理の実現が要求されている。
特開2007−86432号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来の技術では、かかる要求に充分に応えられていない現状である。画像処理装置には、転送倍率の上限値や下限値が存在するからである。即ち、画像処理装置による拡大処理や縮小処理だけでは、上限値を上回る転送倍率での拡大処理や、下限値を下回る転送倍率での縮小処理を行うことができないからである。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画像処理装置の転送倍率の上限値を上回る拡大処理や下限値を下回る縮小処理をして画像の転送ができるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、画像データを格納するための領域として、一時領域と、複数の拡大又は縮小用一時領域とを有する格納手段と、前記格納手段の前記一時領域に格納された前記画像データを、所定の転送倍率で拡大または縮小して、前記格納手段の前記一時領域および複数の前記拡大又は縮小用一時領域とは別の場所へ転送する転送手段とを備え、前記転送手段は、前記所定の転送倍率が、既知の上限閾値以下であるかまたは下限閾値以上である場合、前記一時領域に格納された前記画像データに対して1回の拡大または縮小処理を施すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、前記所定の転送倍率が、前記上限閾値を上回っているかまたは前記下限閾値を下回っている場合、前記上限閾値以下または前記下限閾値以上の分割転送倍率で拡大または縮小処理を前記画像データに施した上で前段の格納場所から後段の格納場所に転送するという分割転送処理を、複数回繰り返すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、全ての分割転送倍率の積が前記所定の転送倍率となるという前提の下で、前段の格納場所から後段の格納場所への転送が、前記一時領域から複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域への第1の場合と、複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域から複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域への第2の場合と、複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域から前記別の場所への第3の場合の3つの場合の前記分割転送倍率のそれぞれが、画質の良さを優先するという条件に基づいて同じ値、または異なる値に設定される。
前記転送手段は、前記所定の転送倍率並びに前記上限閾値若しくは前記下限閾値に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数n(nは2以上の整数値)と、n回の前記分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する。
前記転送手段は、さらに、前記画像処理装置のハードウエアの性質に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数nと、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する。
前記転送手段は、さらに、前記画像データに対応する画像の画質に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数nと、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する。
前記転送手段は、前記n回の分割転送処理のそれぞれに対して、前記所定の転送倍率を均等に配分するようにして、それぞれの前記分割転送倍率を決定する。
前記転送手段は、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を、1/自然数となるようにそれぞれ決定する。
前記上限閾値は、前記画像処理装置のハードウエアの制限による転送倍率の上限値であり、前記下限閾値は、前記画像処理装置のハードウエアの制限による転送倍率の下限値である。
前記転送手段は、さらに、特定の値を下回る転送倍率で縮小処理を行う場合、前記画像データに対応する画像の劣化を伴う処理を実行し、前記下限閾値は、前記特定の値である。
本発明の一側面の画像処理方法およびプログラムは、上述の本発明の一側面の画像処理装置に対応する方法およびプログラムである。
本発明の一側面の画像処理装置および方法並びにプログラムにおいては、画像データを格納するための領域として、一時領域と、複数の拡大又は縮小用一時領域とを有する格納手段と、前記格納手段の前記一時領域に格納された前記画像データを、所定の転送倍率で拡大または縮小して、前記格納手段の前記一時領域および複数の前記拡大又は縮小用一時領域とは別の場所へ転送する転送手段とを備える画像処理装置等において、次のような処理が実行される。即ち、前記所定の転送倍率が、既知の上限閾値以下であるかまたは下限閾値以上である場合、前記一時領域に格納された前記画像データに対して1回の拡大または縮小処理が施されることで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小が実現される。これに対して、前記所定の転送倍率が、前記上限閾値を上回っているかまたは前記下限閾値を下回っている場合、前記上限閾値以下または前記下限閾値以上の分割転送倍率で拡大または縮小処理を前記画像データに施した上で前段の格納場所から後段の格納場所に転送するという分割転送処理が、複数回繰り返されることで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小が実現される。そして、全ての分割転送倍率の積が前記所定の転送倍率となるという前提の下で、前段の格納場所から後段の格納場所への転送が、前記一時領域から複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域への第1の場合と、複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域から複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域への第2の場合と、複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域から前記別の場所への第3の場合の3つの場合の前記分割転送倍率のそれぞれが、画質の良さを優先するという条件に基づいて同じ値、または異なる値に設定される。
以上のごとく、本発明によれば、画像処理装置の転送倍率の上限値を上回る拡大処理や下限値を下回る縮小処理をして画像の転送ができるようになる。
本発明が適用される情報処理システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。 図1の情報処理システムの画像処理装置による画像データの縮小処理の概略を説明する図である。 図1の情報処理システムの画像処理装置が実行する画像データ転送処理の一例を説明するフローチャートである。 図3の画像データ転送処理のステップS5の転送倍率決定処理の詳細例を説明するフローチャートである。 図3の画像データ転送処理のステップS5の転送倍率決定処理の詳細例を説明するフローチャートである。 本発明が適用される画像処理装置を制御するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
<1.本発明の概要>
画像データを転送する画像処理装置は、転送倍率に上限値や下限値が存在する。このような画像処理装置をそのまま利用しても、上限値を上回る転送倍率での拡大処理や、下限値を下回る転送倍率での縮小処理を行うことができない。また、画像処理装置の中には、画像データの転送倍率が特定の値を下回ると、画素を間引きするなどして、縮小処理時に画質を劣化させてしまうものも存在する。また、上限値を上回る転送倍率での拡大処理や、下限値を下回る転送倍率での縮小処理を画像処理装置のハードウエアにより対応させることも考えられる。しかしながら、かかる対応ではコストがかかるし、対応の仕方によっては転送倍率を十分に小さくできないことになる。また、転送倍率の下限値は、画像処理装置が搭載される機器側の制約を受ける場合もあり、かかる対応が困難な場合もある。
そこで、本発明人は、画像処理装置23による画像データの拡大処理または縮小処理を複数回に分けるという手法を発明した。かかる手法を適用することで、画像処理装置23の転送倍率の上限値を上回る転送倍率、下限値を下回る転送倍率での拡大処理または縮小処理が実現可能になる。また、画像データの転送倍率が特定の値を下回ると、画素を間引きするなどして、縮小処理時に画質を劣化させてしまうような場合において、画質の劣化を伴う転送倍率の特定の値を維持した転送倍率での縮小処理が実現可能になる。
以下、図面を参照して、本発明が適用される画像処理装置の実施の形態について、2つの実施形態について説明する。以下、2つの実施形態を、第1実施形態、第2実施形態と称する。
なお、以下、第1実施形態,第2実施形態を説明する場合、画像データの縮小処理について説明する。ただし、本発明は、縮小処理のみならず、拡大処理も同様の考え方で容易に適用できる。
第1実施形態の情報処理システムは、画像処理装置の転送倍率の上限値を上回る拡大処理や下限値を下回る縮小処理をして画像の転送ができるようにする。
これに対して、第2実施形態の情報処理システムは、画像データの転送倍率が特定の値を下回ると、画素を間引きするなどして、縮小処理時に画質を劣化させてしまうような場合を対象とする。かかる場合、第2実施形態の情報処理システムは、画質の劣化を伴う転送倍率の特定の値を維持した転送倍率で縮小処理をして画像の転送ができるようにする。
<2.本発明が適用される情報処理システムの第1実施形態>
[情報処理システムの構成例]
図1は、本発明の第1実施形態が適用される情報処理システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。
なお、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。即ち、図1の例の情報処理システム11は、1台の情報処理装置全体であると把握することもできるし、複数の装置より構成されたものであると把握することもできる。
図1の例の情報処理システム11は、CPU(Central Processing Unit)を含む主制御装置21、外部記憶装置22、画像処理装置23、およびディスプレイ装置24を含むように構成されている。
外部記憶装置22にはデータ読み込み処理部31が設けられている。画像処理装置23には、VRAM(Video Random Access Memory)32、および画像転送部33が設けられている。また、VRAM32には、一時領域41、縮小用一時領域42、および表示用領域43が含まれる。また、画像転送部33には、縮小処理部51−1,51−2が設けられている。
[情報処理システムの動作例の概略]
主制御装置21は、情報処理システム11全体の動作を制御する。
例えば、主制御装置21は、外部記憶装置22に対して、VRAM32の一時領域41に画像データを読み込むように指示をする。すると、外部記憶装置22のデータ読み込み処理部31は、画像データを、外部記憶装置22から、画像処理装置23の一時領域41に対して読み込む。なお、本実施の形態では、画像データとしては、デコード処理を行わずにディスプレイ装置24に表示できる形態のデータが採用されているとする。
また例えば、主制御装置21は、画像転送部33の縮小処理部51−1に対して、一時領域41に読み込まれた画像データを縮小し、縮小したデータを縮小用一時領域42に格納するように指示をする。すると、縮小処理部51−1は、一時領域41から画像データを取得し、その画像データに対して縮小処理を施す。縮小処理部51−1は、縮小処理により縮小された画像データを、縮小用一時領域42に一旦格納する。
また例えば、主制御装置21は、縮小処理部51−2に対して、縮小用一時領域42に格納された画像データを縮小し、縮小したデータを表示用領域43に格納するように指示をする。すると、縮小処理部51−2は、縮小用一時領域42から画像データを取得し、その画像データに対して縮小処理を施す。縮小処理部51−2は、縮小処理により縮小された画像データを、表示用領域43に一旦格納する。
表示用領域43に格納された画像データは、ディスプレイ装置24に転送される。
ディスプレイ装置24は、表示用領域43から転送されてきた画像データに対応する画像を表示する。
図1の例では、画像処理装置23の画像転送部33による画像データの縮小処理を2回に分けることで、各縮小処理の転送倍率が、画像処理装置23(画像転送部33)の転送倍率の下限値を下回らないようにしている。
ただし、元もとの転送倍率が、画像処理装置23(画像転送部33)の転送倍率の下限値以上のような場合、必ずしも、画像データの縮小処理を複数回に分ける必要があるわけではない。このような場合、縮小処理部51−1は、縮小処理により縮小された画像データを、縮小用一時領域42ではなく表示用領域43に格納すればよい。
また、逆に、画像転送部33による画像データの縮小処理を2回に分けるだけでは、各縮小処理における転送倍率が画像処理装置23(画像転送部33)の転送倍率の下限値を下回ってしまう場合がある。このような場合は、画像転送部33による縮小処理を3回以上に分けることで、各縮小処理の転送倍率を画像処理装置23(画像転送部33)の転送倍率の下限値を下回らないようにすることができる。
即ち、このような場合、画像処理装置23において、VRAM32には、2以上の縮小用一時領域42が設けられ、画像転送部33には、縮小処理部51−1乃至51−n(nは、縮小処理の回数を示す整数値)が設けられる。
縮小処理部51−1は、一時領域41から画像データを取得し、その画像データに対して縮小処理を施す。縮小処理部51−1は、縮小処理により縮小された画像データを、2つ以上の縮小用一時領域42のうちの1つに一旦格納する。
縮小処理部51−2乃至51−(n−1)のそれぞれは、2つ以上の縮小用一時領域42のうちの1つから画像データを取得し、その画像データに対して縮小処理を施す。縮小処理部51−2乃至51−(n−1)のそれぞれは、縮小処理により縮小された画像データを、2つ以上の縮小用一時領域42のうちの別の1つに一旦格納する。
縮小処理部51−nは、縮小用一時領域42から画像データを取得し、その画像データに対して縮小処理を施す。縮小処理部51−2は、縮小処理により縮小された画像データを、表示用領域43に一旦格納する。
さらに、以下、図2以降の図面を参照して、画像処理装置23による画像データの縮小処理について説明する。
図2は、画像処理装置23による画像データの縮小処理の概略を説明する図である。
図2の例では、画像処理装置23のVRAM32には、一時領域41、n-1個(nは、上述の如く、縮小処理の回数を示す整数値)の縮小用一時領域42−1乃至42−(n−1)、および、表示用領域43が設けられている。なお、3回以上の縮小処理が行われる場合であったとしても、縮小用一時領域42の個数は、図2の例のn-1個に限定されず、2個以上であれば任意の個数で構わない。2つの縮小用一時領域42さえあれば、上書きを繰り返していくことで、対応可能だからである。
以下、図2の記載にあわせて、一時領域41から表示用領域43への転送倍率をXと記述する(Xは1未満の値)。即ち、転送倍率Xが、画像処理装置23からディスプレイ装置24に転送される場合の元々の転送倍率となっている。また、画像処理装置23の(ハードウエアとしての)転送倍率の下限値をYと記述する(Yは1未満の値)。
この場合、転送倍率Xと下限値Yが定まることによって、縮小処理の回数nが決定される。
縮小処理の回数nが2以上の場合、即ち、縮小処理の回数を複数回に分ける場合、一時領域41から縮小用一時領域42−1への転送倍率をAとする。即ち、縮小処理部51−1が、一時領域41から取得した画像データを縮小して、縮小用一時領域42−1に格納する場合に適用される縮小倍率が、転送倍率Aになる。
また、以下、縮小用一時領域42−i(iは、1乃至n-2の整数値)での転送倍率をBiと記述する。即ち、各縮小処理の転送倍率が、画像処理装置23の転送倍率の下限値Yを下回ってしまう場合、縮小処理部51−1乃至51−nによる縮小処理の回数nを増やすことによって、各縮小処理の転送倍率が調整される。即ち、縮小処理部51−2による転送倍率はB1と、縮小処理部51−3による転送倍率はB2と、・・・、縮小処理部51−(n-1)による転送倍率はBn-2と、それぞれ記述される。
また、以下、縮小用一時領域42−nから表示用領域43への転送倍率をCn-1と記述する。即ち、転送倍率Cn-1は、画像処理装置23が、縮小用一時領域42に格納された画像データを縮小処理して表示用領域43に格納する場合の縮小倍率である。
この場合、各縮小処理の転送倍率について、次の式(1)の関係が成り立つ。
X = A×C1 = A×B1×C2 = ・・・A×B1×B2×・・・×Bn-2×Cn-1 ・・・(1)
ただし、式(1)において、転送倍率A,Bi,Cn-1は何れも、画像処理装置23の転送倍率の下限値Y以上であるとする。
この式(1)からだけでは、転送倍率A,Bi,Cn-1は一意に定まらない。そこで、画像処理装置23は、画像データを縮小して転送する前に、転送倍率A,Bi,Cn-1を決定する処理(以下、転送倍率決定処理と称する)を予め実行しておく必要がある。
なお、転送倍率決定手法自体は、式(1)を満たす範囲内であれば、任意の決定手法を採用することができる。しかしながら、転送倍率A,Bi,Cn-1は、縮小用一時領域42のメモリ使用量や転送処理時間に影響を与え、情報処理システム11として採用する機器によっては、画質にも影響を与えるものである。本発明が適用される画像処理装置23を適用する場合、状況によって、優先すべき事項や情報処理システム11の性質が異なる。従って、転送倍率A,Bi,Cn-1として、どのような倍率をどのように設定するのが良いのかについては、一概には言えない。即ち、転送倍率決定手法として、好適な手法とは、優先すべき事項や情報処理システム11の性質によって異なってくる。そこで、本明細書では、いくつかの優先条件を予め設定し、その優先条件にとって好適な転送倍率決定手法を具体例として説明することにする。ただし、具体例については後述する。
[情報処理システムの動作例の詳細]
以上説明した情報処理システムの動作例の詳細について、さらに以下、詳しく説明していく。なお、以下、情報処理システムが、画像データを縮小してディスプレイ装置24に転送し、その画像データに対応する画像をディスプレイ装置24に表示させるまでの一連の処理を、画像データ転送処理と称する。
図3は、画像データ転送処理の一例を説明するフローチャートである。
なお、以下の説明では、画像データ転送処理は、主制御装置21の制御の下、画像処理装置23の画像転送部33により実行されるとする。もっとも、画像データ転送処理の少なくとも一部は、画像転送部33以外、例えば主制御装置21により実行されても構わない。
ステップS1において、画像転送部33は、縮小処理の回数nを決定する。
具体的には例えば、縮小処理の回数nは、例えば次の式(2)を満たすように決定される。
Y n ≦ X < Y n-1 ・・・(2)
ステップS2において、画像転送部33は、n≧2であるか否かを判定する。縮小処理の回数n=1であれば、画像データの縮小処理を複数回にわける必要がないからである。
即ち、縮小処理の回数n=1の場合、ステップS2においてNOであると判定されて、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、画像転送部33は、外部記憶装置22から転送対象画像データを一時領域41に読み込む。
ステップS4において、画像転送部33の縮小処理部51−1は、転送対象画像データを一時領域41から取得し、元々の転送倍率Xで転送対象画像データを縮小して、表示用領域43に格納する。
ステップS12において、画像転送部33は、表示用領域43の画像データをディスプレイ装置24に転送することで、その画像データに対応する画像をディスプレイ装置24に表示させる。
これにより、画像データ転送処理は終了となる。
以上の縮小処理の回数n=1の場合の処理に対して、縮小処理の回数n≧2の場合の処理は次のようになる。
即ち、この場合には、ステップS2においてYESであると判定されて、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、画像転送部33は、転送倍率決定処理をおこなう。これにより、転送倍率A,Bi,Cn-1が決定される。なお、転送倍率決定処理の具体例については後述する。
なお、以下、転送倍率Aを、rate[0]と適宜称する。転送倍率Bi(i=1乃至n-2)を、rate[i]と適宜称する。また、転送倍率Cn-1を、rate[n-1]と適宜称する。即ち、ステップS5の転送倍率決定処理で、n個の転送倍率rate[0]乃至rate[n-1](=A,Bi,Cn-1)が決定されると、処理はステップSに進む。ステップS6において、画像転送部33は、外部記憶装置22から転送対象画像データを一時領域41に読み込む。
ステップS7において、画像転送部33は、i=0に設定する。
ステップS8において、画像転送部33の縮小処理部51−(i+1)は、rate[i]で転送対象画像データを縮小して縮小用一時領域42に格納する。
なお、縮小処理の回数n≧3の場合、上述の如く、縮小用一時領域42は2以上存在する。よって、縮小処理部51−(i+1)は、2つ以上の縮小用一時領域42のうちの1つから転送対象画像データを取得し、その転送対象画像データに対してrate[i](i=0の場合はAであり、i=1乃至n-2の場合Biである)での縮小処理を施す。縮小処理部51−(i+1)は、rate[i]で縮小された転送対象画像データを、2つ以上の縮小用一時領域42のうちの別の1つに一旦格納する。
ステップS9において、画像転送部33は、iを1だけインクリメントする(i=i+1)。
ステップS10において、画像転送部33は、i>n-2であるか否かを判定する。
iが1乃至n-2の何れかの値の場合、ステップS10においてNOであると判定されて、処理はステップS8に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、ステップS8乃至S10の処理が繰り返し実行されて、転送対象画像データに対して、n-1回の縮小処理が施されることになる。そして、i=n-2について、ステップS8の処理で、n-1回の縮小処理が施された転送対象画像データが縮小用一時領域42に格納される。そして、ステップS9の処理でi=n-1となると、ステップS10の処理でYESであると判定されて、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、画像転送部33の縮小処理部51−nは、転送対象画像データを縮小用一時領域42から取得し、rate[n-1](=Cn-1)で転送対象画像データを縮小して、表示用領域43に格納する。
ステップS12において、画像転送部33は、表示用領域43の画像データをディスプレイ装置24に転送することで、その画像データに対応する画像をディスプレイ装置24に表示させる。
これにより、画像データ転送処理は終了となる。
[転送倍率決定処理の第1の具体例]
次に、ステップSの転送倍率決定処理の具体例、換言すると転送倍率決定手法の例について幾つか説明していく。
ここでは、上述の如く、いくつかの優先条件を予め設定し、その優先条件にとって好適な転送倍率決定手法を具体例として説明することにする。
第1の具体例としては、優先条件として、縮小用一時領域42のメモリ使用量の軽減と転送処理時間の短縮を優先するという条件が採用されているとする。
この場合、複数回に分けた縮小処理のうち、早い回数の縮小処理の転送倍率(A,Bi,Cn-1)程、低く設定することにより、早い回数の縮小処理の段階で転送対象画像データのサイズが小さくなる。その結果、縮小用一時領域42のメモリ使用量の軽減と転送処理時間の短縮が見込まれる。
縮小処理の回数n=2の場合、転送倍率は、次の式(3)に示されるように決定される。
A = Y
C1 = X / Y ・・・(3)
縮小処理の回数n≧3の場合、転送倍率は、次の式(4)に示されるように決定される。
A = Y
Bi = Y (i=1乃至n-2の各整数値)
Cn-1 = X / Yn-1 ・・・(4)
[転送倍率決定処理の第2の具体例]
第2の具体例としては、優先条件として、画質の良さを優先するという条件が採用されているとする。
転送倍率をどのように設定すれば、画質が良くなるかについては、情報処理システム11に依存する。そこで、情報処理システム11の画質に関する性質をいくつか仮定して、第2の具体例乃至第4の具体例としてその順番に個別に説明していく。
まず、第2の具体例としては、複数回に分けた縮小処理のうち、回数が早い方の縮小処理の転送倍率を高くしたときに、画質が良くなるという仮定が採用されているとする。
縮小処理の回数n=2の場合、転送倍率は、次の式(5)に示されるように決定される。
A = X / Y
C1 = Y ・・・(5)
縮小処理の回数n≧3の場合、転送倍率は、次の式(6)に示されるように決定される。
A = X / Y n-1
Bi = Y (i=1乃至n-2の各整数値)
Cn-1 = Y ・・・(6)
[転送倍率決定処理の第3の具体例]
第3の具体例としては、優先条件として、第2の具体例と同様に、画質の良さを優先するという条件が採用されているとする。
ただし、第3の具体例としては、各縮小処理の転送倍率の差が小さいときに、画質が良くなるという仮定が採用されているとする。
縮小処理の回数n=2の場合、転送倍率は、次の式(7)に示されるように決定される。
A = X1/2
C1 = X1/2 ・・・(7)
縮小処理の回数n≧3の場合、転送倍率は、次の式(8)に示されるように決定される。
A = X1/n
Bi = X1/n (i=1乃至n-2の各整数値)
Cn-1 = X1/n ・・・(8)
[転送倍率決定処理の第4の具体例]
第4の具体例としては、優先条件として、第2の具体例や第3の具体例と同様に、画質の良さを優先するという条件が採用されているとする。
ただし、第4の具体例としては、転送倍率が 1/k (kは1自然数) である縮小処理が多ければ多いほど、画質が良くなるという仮定が採用されているとする。
なお、第4の具体例は他の具体例と比べると、転送倍率の算出手法が複雑である。そこで、第4の具体例については、図4と図5のフローチャートを参照して説明する。
図4,図5は、図3のステップ5の転送倍率決定処理の詳細例のうち、第4の具体例について説明するフローチャートである。
図4,図5の転送倍率決定処理のうち、図4に示される処理の概略は次の通りになる。即ち、複数回に分けた縮小処理のうち、全ての転送倍率A,Bi,Cn-1を 1/k にできるか否かが確認される。この確認は、元々の転送倍率 X を n 個の 1/k の積(各分数の分母のkは、一致していても、一致していなくても良い)として表すことができるか否かを確認することで実現可能である。また、図4に示される処理としては、元々の転送倍率X を n 個の 1/k の積で表せる場合には、各転送倍率A,Bi,Cn-1が算出される。これに対して、元々の転送倍率X を n 個の 1/k の積で表せない場合には、次の図5に示される処理が実行される。
図4,図5の転送倍率決定処理のうち、図5に示される処理の概略は次の通りになる。即ち、複数回に分けた縮小処理の各転送倍率A,Bi,Cn-1が、できるだけ多く 1/k となるように、各転送倍率を算出する。
はじめに、図4,図5の転送倍率決定処理のうち、図4に示される処理について説明していく。
転送倍率 X を n 個の 1/k の積で表せる場合、次の関係1乃至関係3が成立する。ただし、以下、転送元の画像データのサイズ(一時領域41に読み込まれるサイズ)をSと記述し、転送先の画像データのサイズ(表示用領域43に格納されるサイズ)をDと記述するとする。また、α % β == γとは、αをβで除算した時の余りがγであることを示している。
関係1:S % D == 0
関係2:{S / D} は n 個の正の整数(kとして取り得る整数)の積で表せる
関係3:各正の整数(kとして取り得る整数) ≦ 1/Y
これらの関係1乃至関係3を満たすか否かの確認処理が、図4に示される処理として実行される。
即ち、ステップS21において、画像転送部33は、転送元,転送先のサイズを、それぞれS,Dに設定する。また、画像転送部33は、k (自然数) = 1 / Y (小数部分は切捨て) , S' = S / D , p = 0 に設定する。なお、pは、転送倍率をrate[p]と記述した場合の番号pを示している。ただし、後述するように、転送倍率rate[p]は、図3における転送倍率rate[i]とは基本的に独立している点注意する。
具体的には例えば、画像処理装置23の(ハードウエアとしての)転送倍率の下限値Yが、1/3.975であったとする。この場合、複数回に分けた縮小処理の各転送倍率rate[p]として、1/3は設定可能であるが、1/4は設定不可能になる。そこで、このような場合、1/Y=3.975となるが、そのうちの少数部分が切り捨てられて、k=3(=1/Y)が設定されることになる。
ステップS22において、画像転送部33は、S % D == 0であるか否か、即ち、関係1が成立するか否かを判定する。
S を D で除算しても余りが0にならない場合、即ち、関係1が成立しない場合、 D/S を既約分数にしても、分子は、1 にならない。このため、転送倍率 X を 1/k の積として表すことができない。このような場合、即ち、関係1が成立しない場合、ステップS22においてNOであると判定されて、処理は図5のステップS29に進む。即ち、図5に示される処理が実行される。ただし、図5に示される処理については後述する。
これに対して、S を D で除算して余りが0になる場合、即ち、関係1が成立する場合、ステップS22においてYESであると判定されて、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、画像転送部33は、k < 2 であるか否かを判定する。
k < 2 である場合、そもそも、転送倍率 X を 1/k の積として表すことができない。そこで、このような場合、ステップS23においてYESであると判定されて、処理は図5のステップS29に進む。即ち、図5に示される処理が実行される。ただし、図5に示される処理については後述する。
これに対して、k≧2である場合、ステップS23においてNOであると判定されて、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、画像転送部33は、S' % k == 0であるか否かを判定する。
S' を、現在設定されているk で除算しても余りが0にならない場合、現在設定されているkは、関係2を満たす正の整数とはならない。即ち、転送倍率 X を 1/kの積(ただし、kの中には、現在設定されている正の整数値を少なくとも含む)として表すことができない。そこで、このような場合、kの設定を変更すべく、ステップS24においてNOであると判定されて、処理はステップS25に進む。ステップS25において、画像転送部33は、kを1だけデクリメントする(k=k-1)。なお、kを1だけデクリメントして更新するのは、関係3を満たすようにするためである。具体的には例えば、上述の例では、ステップS21の処理でk=3が設定されたので、ステップS25の処理で、k=2に更新される。ステップS25の処理が終了すると、処理はステップS23に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS21の処理で設定されたk、または、ステップS23乃至S25の処理で更新されたkが、S'に対して除算されると余りが0になるような値となった場合、ステップS24の処理でYESであると判定されて、処理はステップS26に進む。
ステップS26において、画像転送部33は、rate[p] = 1/k とし、S' = S' / k とする。なお、ここでいうkは、ステップS24の処理でYESであると判定された時点で設定されているkを意味する。また、画像転送部33は、p を1だけインクリメントする(p=p+1)。
具体的には例えば、ステップS21の処理でk=3が設定されたので、k=3である場合にステップS24の処理でYESであると判定されたときには、rate[p] = 1/3となる。また例えば、k=3である場合にステップS24の処理でNOであると判定されて、次のステップS25の処理でk=2に更新されて、次のステップS24の処理でYESであると判定されたときには、rate[p] = 1/2となる。なお、k=2である場合に、ステップS24の処理でNOであると判定されると、次のステップS25の処理でk=1に更新されるため、次のステップS23の処理ではYESであると判定されて、後述する図5に示される処理が実行されることになる。
ステップS27において、画像転送部33は、p≧nであるか否かを判定する。
p が n 未満の場合、ステップS27においてNOであると判定されて、処理はステップS23に戻される。即ち、ステップS23乃至S27のループ処理が繰り返されることによって、複数回に分けた縮小処理の各転送倍率rate[p=0乃至n-1の各値]がそれぞれ決定されていく。最終的に、転送倍率rate[p=n-1]が決定されて、p=nになると、ステップS27においてYESであると判定されて、処理はステップS28に進む。
ステップS28において、画像転送部33は、S'==1であるか否かを判定する。
S' が 1 以外の場合、複数回に分けた縮小処理の各転送倍率rate[p=0]乃至rate[p=n-1]の積が元々の転送倍率Xにならないこと、即ち、関係2が成立せずに転送倍率 X を 1/k の積として表すことができないことを意味する。このような場合、ステップS28においてNOであると判定されて、処理は図5のステップS29に進む。即ち、図5に示される処理が実行される。ただし、図5に示される処理については後述する。
これに対して、S' が 1 の場合、複数回に分けた縮小処理の各転送倍率rate[p=0]乃至rate[p=n-1]を全て1/k(ただし、kは必ずしも同一とは限らない)にでき、かつ、その積が元々の転送倍率Xになることを意味する。このような場合、ステップS28においてYESであると判定されて、転送倍率決定処理は終了する。即ち、図3のステップS5の処理は終了し、処理はステップS6に進む。
なお、図4でいう転送倍率rate[p=0]乃至rate[p=n-1]のそれぞれに対して、転送倍率A,Bi,Cn-1のうちの何れを対応付けるのかは特に限定されない。例えば、メモリ使用量や転送処理時間を考慮すれば、早い回の縮小処理の転送倍率、即ち転送倍率A,B1付近の転送倍率が小さくなるようにするとよい。即ち、そのように、図4でいう転送倍率rate[p=0]乃至rate[p=n-1]のそれぞれに対して、転送倍率A,Bi,Cn-1のうちの何れかを1つずつ対応付けていくとよい。
換言すると、図3のステップS8やS11等でいう転送倍率rate[i=0]乃至[i=n-2],rate[n-1]に対しては、次の前提が適用される。即ち、かかる前提とは、転送倍率rate[i=0]が転送倍率Aに対応し、転送倍率rate[i]が転送倍率Bi(iは1乃至n-2の整数値)に対応し、転送倍率rate[n-1]が転送倍率Cn-1に対応することである。これに対して、かかる前提は、図4でいうrate[p=0]乃至rate[p=n-1]に対しては適用されない。即ち、図4に示す処理の結果得られたrate[p=0]乃至rate[p=n-1]は、図3のステップS8やS11等でいう転送倍率rate[i=0]乃至[i=n-2],rate[n-1]とは、必ずしも一対一に対応していない点注意する。
以上、図4,図5の転送倍率決定処理のうち、図4に示される処理について説明した。次に、図5に示される処理について説明する。
まず、図5に示される処理の概略を説明する。
上述した式(2)から、次の式(9)に示される関係が成立する。
Yn ≦ X ・・・(9)
また、図4に示される処理の関係3と同様に、正の整数値kと、画像処理装置23の(ハードウエアとしての)転送倍率の下限値Yとの間には、次の式(10)に示される関係が成立する。
Y ≦ 1/k ・・・(10)
ここで、式(9)の左辺のYn について、1つのYを1/k に置き換えることを繰り返していくと、式(10)の関係を考慮すると、次の式(11)が導き出される。
Yn ≦ Yn-1 × (1/k)1
≦ Yn-2 × (1/k)2
≦・・・
≦Yn-j × (1/k)j
≦ (1/k)n ・・・(11)
式(11)に示されるように、式(9)の左辺のYn について、1つのYを1/k に置き換えることを繰り返していくと、その都度、積は大きくなっていき、j+1回目(jは1以上の整数値)の置き換えの時点で、元々の転送倍率Xを超えてしまうことになる。即ち、次の式(12)に示されるようになる。
Yn-j × (1/k)j ≦ X < Yn-j-1 × (1/k)j+1 ・・・(12)
ここで、元々の倍率Xをn個の転送倍率の積として表す場合、その積に含まれる転送倍率は可能な限り1/kであるとよい。このためには、上述の置き換え回数、即ち、1つのYを1/k に置き換える回数jは、式(12)を満たす範囲でできる限り多いとよい。このためには、先ず、1/k はできるだけ小さな値、即ち、kはできるだけ大きな値が良い。このため、k(自然数)は、次の式(13)に示される値が固定値として採用されるとする。
k = 1 / Y (小数部分は切捨て) ・・・(13)
例えば、図4に示される具体例をそのまま用いれば、転送倍率の下限値Y=1/3.975であるので、図5に示される処理では、k=3(=1/Y)が固定値として採用されることになる。
また、上述の式(12)は、次の式(14)のように変形することができる。
Yq+1 × (1/k)n-1-q ≦ X < Yq × (1/k)n-q ・・・(14)
式(14)は、さらに、次の式(15)のように変形することができる。
tmp_dst=S×Yq+1×(1/k)n-1-q ≦ D < S×Yq×(1/k)n-q ・・・(15)
そこで、図5に示される処理では、式(15)を満たすような値qが算出される(後述するステップS30乃至S32のループ処理参照)。
このようにして求められた値qを用いることで、元々の倍率Xは、1/k の積を含む次の式(16)で表すことができるようになる(後述するステップS33参照)。
X = Yq+1 × (1/k)n-2-q × W ・・・(16)
なお、式(16)において、値Wは、Y ≦ W < 1/kを満たす値である。
以下、図5に示される処理を、ステップ単位で詳しく説明していく。
ステップS29において、画像転送部33は、k=1/Y (小数部分は切捨て)に設定し、q=0に設定する。
ステップS30において、画像転送部33は、tmp_dst=S×Yq+1×(1/k)n-1-qに設定する。
なお、画像処理装置23として、整数で座標指定を行う必要があるハードウエアが採用されている場合がある。かかる場合、画像転送部33は、S×Yq+1×(1/k)n-1-qの各掛け算の積の小数部分を切り上げて、整数にした上で、その整数をtmp_dstとして設定する必要がある。
ステップS31において、画像転送部33は、tmp_dst ≦ Dであるか否かを判定する。
tmp_dst ≦ Dでない場合、ステップS31においてNOであると判定されて、処理はステップS32に進む。ステップS32において、画像転送部33は、qを1だけインクリメントする(q=q+1)。これにより、処理はステップS30に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、ステップS30乃至S32のループ処理が繰り返されることで、上述の式(15)を満たすようにqの値が更新されていく。上述の式(15)を満たすようなqの値になると、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、画像転送部33は、各転送レートとして、rate[0], ・・・ , rate[q-1] = Y ,rate[q] = D / S × Y-q × kn-1-q ,rate[q+1], ・・・ , rate[n-1] = 1/kを設定する。これにより、上述の式(16)が実現されたことになる。
なお、画像処理装置23として、整数で座標指定を行う必要があるハードウエアが採用されている場合がある。かかる場合、画像転送部33は、図5のステップS33の処理で設定した転送倍率rate[q=0]乃至rate[q=n-1]のそれぞれを、転送倍率A,Bi(i=1乃至n-2),Cn-1のそれぞれにその順番で順次割り当てる必要がある。即ち、この場合、図5のステップS33の処理で設定した転送倍率rate[q=0]乃至rate[q=n-1]と、図3のステップS8やS11等でいう転送倍率rate[i=0]乃至[i=n-2],rate[n-1]とは一対一に対応する。
なお、このようなハードウエアの制限がない場合には、図5のステップS33の処理で設定した転送倍率rate[q=0]乃至rate[q=n-1]のそれぞれに対して、転送倍率A,Bi,Cn-1のうちの何れを対応付けるのかは特に限定されない。ただし、この場合、図5のステップS33の処理で設定した転送倍率rate[q=0]乃至rate[q=n-1]は、図3のステップS8やS11等でいう転送倍率rate[i=0]乃至[i=n-2],rate[n-1]とは、必ずしも一対一に対応していない点注意する。
以上、本発明が適用される実施の形態の説明として、縮小処理についてのみ言及した。ただし、当然ながら、本発明は、拡大処理にも適用できる。この場合、拡大処理も、拡大と縮小の違い以外は、基本的に上述した一連の処理と同様の処理で実現可能になる。具体的には例えば、図4と図5のフローチャート中の変数を次のように置き換えることで、拡大処理についての転送倍率決定処理が実現可能になる。
S:拡大処理の転送先のサイズ
D:拡大処理の転送元のサイズ
Y:{1 / {ハードウエアの転送倍率の上限値}}
また、上述の例では、縮小処理の回数nが予め決定された後に、転送倍率決定処理が行われた。しかしながら、縮小処理の回数nの決定タイミングは、上述した例に特に限定されない。例えば、転送倍率決定処理の枠組み内で、縮小処理の回数nを決定するようにしても構わない。
<3.本発明が適用される情報処理システムの第2実施形態>
本発明の第2実施形態が適用される情報処理システムの機能的構成としては、第1実施形態と同様の構成を採用し得る。即ち、図1はまた、本発明の第2実施形態が適用される情報処理システムの機能的構成例を示している。
上述の如く、画像処理装置23として採用し得る装置の中では、転送倍率が特定の値を下回ると、画像処理装置23が画素を間引きする処理(以下、間引き処理と称する)などを行う装置が存在する。この場合、間引き処理が実行されると、画質が劣化してしまうことになる。
そこで、間引き処理の実行を禁止する必要がある。このためには、情報処理システムは、第1実施形態と基本的に同様の動作を行えばよい。
ただし、第1実施形態では、縮小処理を複数回に分ける場合には、転送倍率の下限値Yを基準としたのに対して、第2実施形態では、画質の劣化を伴う転送倍率の特定の値を基準とする。以下、この特定の値を、Zと記述する。すると、画像処理装置23は、図2を用いて説明した画像データの縮小処理をそのまま実行することができる。
ただし、式(1)において、転送倍率A,Bi,Cn-1は何れも、特定の値Z以上であるとする。即ち、原則として、値Yを値Zに変更することで、図3以降の画像データ転送処理もそのまま実現可能になる。
<本発明の効果等>
以上説明した本発明が適用される情報処理システムを採用することで、様々な効果を奏することが可能になる。以下、その中でも特に顕著な効果として、第1の効果乃至第3の効果について説明する。
第1の効果とは、ハードウエアの転送倍率の上限値を上回る拡大処理や、下限値を下回る縮小処理が可能になる、という効果である。
第2の効果とは、拡大縮小による画質劣化の軽減という効果である。即ち、ハードウエアの中には、縮小処理時の転送倍率が特定の値を下回ると、間引き処理などを行うものも存在する。このような間引き処理などが行われると、画質が劣化してしまう。例えば、間引き処理が行われた場合、画像内の斜めの直線はガタガタになり、本来滑らかな直線であるところ、そのような直線でないことをユーザが視認できるほどに、画質が劣化してしまうことがある。このような画質劣化が致命的となるアプリケーションソフトウエアが用いられる場合、本発明を適用することで、ハードウエアの変更を行わずに、画質劣化を軽減することができる。このような効果が第2の効果である。
第3の効果とは、ハードウエアの作成コストを削減できるという効果である。近年の画像の高解像度化により、高解像度の画像を低い転送倍率で縮小する機会が増加の傾向にあり、今後も、この傾向は継続していくことが予想される。しかし、本発明を適用することで、第1の効果の発揮により、ハードウエアの転送倍率の下限値を下回る縮小処理が可能になるため、高解像度化に対応させるためだけに、コストをかけてハードウエアを変更する必要がなくなる。逆に、敢えて、ハードウエアの転送倍率の上限値を低く設定したり、下限値を高く設定したり、ハードウエアで間引き処理などを行う機能をなくすことも可能である。このようなことをすることで、ハードウエア内のメモリ削減やバンド幅削減が可能となり、その結果として、ハードウエアの作成コストの削減が期待できる。このような効果が第3の効果である。なお、本発明をミドルウエアに適用すれば、アプリケーションソフトウエアの開発にコストをかけることなく、ハードウエアのコスト削減が期待できる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることができる。
この場合、上述した情報処理装置の少なくとも一部として、例えば、図6に示されるパーソナルコンピュータを採用してもよい。
図6において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記録されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、ディスプレイなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部109が接続されている。通信部109は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア111が適宜装着される。そして、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図6に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア(パッケージメディア)111により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記憶部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
11 情報処理システム, 21 主制御装置, 22 外部記憶装置, 23 画像処理装置, 24 ディスプレイ装置, 31 データ読み込み処理部, 32 画像転送部, 41 一時領域, 42 縮小用一時領域, 43 表示用領域, 51−1,51−2 縮小処理部, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 108 記憶部, 111 リムーバブルメディア

Claims (10)

  1. 画像データを格納するための領域として、一時領域と、複数の拡大又は縮小用一時領域とを有する格納手段と、
    前記格納手段の前記一時領域に格納された前記画像データを、所定の転送倍率で拡大または縮小して、前記格納手段の前記一時領域および複数の前記拡大又は縮小用一時領域とは別の場所へ転送する転送手段と
    を備え、
    前記転送手段は、
    前記所定の転送倍率が、既知の上限閾値以下であるかまたは下限閾値以上である場合、前記一時領域に格納された前記画像データに対して1回の拡大または縮小処理を施すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    前記所定の転送倍率が、前記上限閾値を上回っているかまたは前記下限閾値を下回っている場合、前記上限閾値以下または前記下限閾値以上の分割転送倍率で拡大または縮小処理を前記画像データに施した上で前段の格納場所から後段の格納場所に転送するという分割転送処理を、複数回繰り返すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    全ての分割転送倍率の積が前記所定の転送倍率となるという前提の下で、
    前段の格納場所から後段の格納場所への転送が、前記一時領域から複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域への第1の場合と、複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域から複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域への第2の場合と、複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域から前記別の場所への第3の場合の3つの場合の前記分割転送倍率のそれぞれが、画質の良さを優先するという条件に基づいて同じ値、または異なる値に設定される
    画像処理装置。
  2. 前記転送手段は、前記所定の転送倍率並びに前記上限閾値若しくは前記下限閾値に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数n(nは2以上の整数値)と、n回の前記分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記転送手段は、さらに、前記画像処理装置のハードウエアの性質に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数nと、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記転送手段は、さらに、前記画像データに対応する画像の画質に基づいて、前記分割転送処理の繰り返し回数nと、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を決定する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記転送手段は、前記n回の分割転送処理のそれぞれに対して、前記所定の転送倍率を均等に配分するようにして、それぞれの前記分割転送倍率を決定する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記転送手段は、前記n回の分割転送処理のそれぞれにおける前記分割転送倍率を、1/自然数となるようにそれぞれ決定する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記上限閾値は、前記画像処理装置のハードウエアの制限による転送倍率の上限値であり、
    前記下限閾値は、前記画像処理装置のハードウエアの制限による転送倍率の下限値である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記転送手段は、さらに、特定の値を下回る転送倍率で縮小処理を行う場合、前記画像データに対応する画像の劣化を伴う処理を実行し、
    前記下限閾値は、前記特定の値である
    請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 画像データを格納するための領域として、一時領域と、複数の拡大又は縮小用一時領域とを有する格納手段と、
    前記格納手段の前記一時領域に格納された前記画像データを、所定の転送倍率で拡大または縮小して、前記格納手段の前記一時領域および複数の前記拡大又は縮小用一時領域とは別の場所へ転送する転送手段と
    を備える画像処理装置が、
    前記所定の転送倍率が、既知の上限閾値以下であるかまたは下限閾値以上である場合、前記一時領域に格納された前記画像データに対して1回の拡大または縮小処理を施すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    前記所定の転送倍率が、前記上限閾値を上回っているかまたは前記下限閾値を下回っている場合、前記上限閾値以下または前記下限閾値以上の分割転送倍率で拡大または縮小処理を前記画像データに施した上で前段の格納場所から後段の格納場所に転送するという分割転送処理を、複数回繰り返すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    全ての分割転送倍率の積が前記所定の転送倍率となるという前提の下で、
    前段の格納場所から後段の格納場所への転送が、前記一時領域から複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域への第1の場合と、複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域から複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域への第2の場合と、複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域から前記別の場所への第3の場合の3つの場合の前記分割転送倍率のそれぞれが、画質の良さを優先するという条件に基づいて同じ値、または異なる値に設定される
    ステップを含む画像処理方法。
  10. 画像データを格納するための領域として、一時領域と、複数の拡大又は縮小用一時領域とを有する格納手段と、
    前記格納手段の前記一時領域に格納された前記画像データを、所定の転送倍率で拡大または縮小して、前記格納手段の前記一時領域および複数の前記拡大又は縮小用一時領域とは別の場所へ転送する転送手段と
    を備える画像転送装置を制御するコンピュータに、
    前記所定の転送倍率が、既知の上限閾値以下であるかまたは下限閾値以上である場合、前記一時領域に格納された前記画像データに対して1回の拡大または縮小処理を施すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    前記所定の転送倍率が、前記上限閾値を上回っているかまたは前記下限閾値を下回っている場合、前記上限閾値以下または前記下限閾値以上の分割転送倍率で拡大または縮小処理を前記画像データに施した上で前段の格納場所から後段の格納場所に転送するという分割転送処理を、複数回繰り返すことで、前記所定の転送倍率による前記画像データの拡大または縮小を実現し、
    全ての分割転送倍率の積が前記所定の転送倍率となるという前提の下で、
    前段の格納場所から後段の格納場所への転送が、前記一時領域から複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域への第1の場合と、複数のうちの1つの前記拡大又は縮小一時領域から複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域への第2の場合と、複数のうちの別の前記拡大又は縮小一時領域から前記別の場所への第3の場合の3つの場合の前記分割転送倍率のそれぞれが、画質の良さを優先するという条件に基づいて同じ値、または異なる値に設定される
    ステップを含む制御処理を実行させるプログラム。
JP2009003370A 2009-01-09 2009-01-09 画像処理装置および方法、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4748223B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003370A JP4748223B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 画像処理装置および方法、並びにプログラム
US12/684,409 US8412001B2 (en) 2009-01-09 2010-01-08 Image processing device, method and program
CN2010100023448A CN101777337B (zh) 2009-01-09 2010-01-11 图像处理设备和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003370A JP4748223B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 画像処理装置および方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010160721A JP2010160721A (ja) 2010-07-22
JP4748223B2 true JP4748223B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=42319145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009003370A Expired - Fee Related JP4748223B2 (ja) 2009-01-09 2009-01-09 画像処理装置および方法、並びにプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8412001B2 (ja)
JP (1) JP4748223B2 (ja)
CN (1) CN101777337B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8872836B2 (en) * 2011-01-25 2014-10-28 Qualcomm Incorporated Detecting static images and reducing resource usage on an electronic device
CN102800049B (zh) * 2012-08-08 2016-07-06 广东威创视讯科技股份有限公司 图像缩小的方法及装置
US9849904B2 (en) 2015-07-31 2017-12-26 Steering Solutions Ip Holding Corporation Retractable steering column with dual actuators
TWI610292B (zh) * 2015-11-19 2018-01-01 瑞鼎科技股份有限公司 驅動電路及其運作方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2213345B (en) * 1987-12-28 1992-01-15 Mitsubishi Electric Corp Image data filing system
US6005679A (en) * 1994-08-22 1999-12-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image data filing system for quickly retrieving an area of interest of an image from a reduced amount of image data
JPH1117931A (ja) * 1997-06-25 1999-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 画素密度変換装置
JP3912971B2 (ja) * 2000-09-18 2007-05-09 キヤノン株式会社 画像処理装置および方法
JP2006050090A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Canon Inc 画像縮小方法、画像縮小装置、および、画像縮小プログラムを記録した記録媒体
JP2007086432A (ja) 2005-09-22 2007-04-05 Sony Corp 表示制御装置、および表示制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010160721A (ja) 2010-07-22
US20100177976A1 (en) 2010-07-15
US8412001B2 (en) 2013-04-02
CN101777337A (zh) 2010-07-14
CN101777337B (zh) 2013-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4924627B2 (ja) 画像形成方法、画像サイズの変更方法およびサイズ変更器
JP4789753B2 (ja) 画像データバッファ装置、画像転送処理システム、及び画像データバッファ方法
JP4922091B2 (ja) 映像信号処理装置、映像信号処理方法及び表示装置
JP2020014198A (ja) ビデオコンテンツ符号化における複数参照ラインのイントラ予測に応用する適応フィルタリング方法、それを用いたビデオ符号化デバイスおよびビデオ復号化デバイス
JP4748223B2 (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
US7742636B2 (en) Method and apparatus for scaling down a bayer domain image
US5801678A (en) Fast bi-linear interpolation pipeline
JP5703769B2 (ja) 画像変換装置、画像変換方法、プログラム、および電子機器
JP2006113801A (ja) 画像処理結果表示装置、画像処理結果表示方法およびプログラム
JP5662418B2 (ja) 表示処理装置、表示処理方法、及び集積回路
JP2004289667A (ja) 画像処理装置
JP6757141B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP5963465B2 (ja) 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム
US8155471B2 (en) Image processing apparatus and method that may blur a background subject to highlight a main subject
JP2009098692A (ja) 画像のサイズ変更方法、サイズ変更器、画像処理装置および電子機器
JP2007121479A (ja) デジタルガンマ補正回路およびデジタルガンマ補正方法
JP2023058636A (ja) 情報処理装置及びメモリ制御方法
JP2013026936A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4839331B2 (ja) 符号化処理装置、符号化処理プログラム、符号化処理方法および符号化処理分散システム
JP4353065B2 (ja) 画像表示装置
CN107688636A (zh) 一种页面适配方法和装置
JP5419783B2 (ja) 画像再生装置及び画像再生装置の制御方法
JP6306834B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2012103889A (ja) 画像処理装置及び制御プログラム
CN117596408A (zh) 用来处理视频处理器的不规则输入的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees