JP3904703B2 - 小型船 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はジェットポンプで推進する小型船の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、パーソナル・ウオータ・クラフトと称する小型船は、船体のエンジン室内に配置した多気筒エンジンで、ジェットポンプを駆動するものである。このような小型船として、例えば、特開平7−237587号公報「水上滑走艇」がある。
上記水上滑走艇1は、その公報の図1及び図3によれば、船体2のカウリング6内(エンジン室内に相当)に4サイクル2気筒エンジン3を配置し、このエンジン3でインペラ58を駆動するようにしたものであって、船体2の船首と船尾とを通る線に沿って、エンジン3のクランク軸10を配置したものである。
また、水上滑走艇1はその公報の図3によれば、シリンダ3aの軸線を図左上方向に傾斜し、シリンダ3aの反傾斜側の側面とカウリング6内面との間のスペースに、キャブレタ13とサイクロンフィルタ14を配置するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記水上滑走艇1は、その公報の図2に示すように、4サイクル2気筒エンジン3に対して2本の吸気管11,12を横向きに接続し、これら2本の吸気管11,12に1つのキャブレタ13を接続した構成である。
ところで、一般に、4サイクル多気筒エンジンの出力特性を高めるためには、各シリンダ毎にキャブレタを取付けることが好ましい。上記水上滑走艇1においても、インペラ58の推進力を高めるためには、4サイクル2気筒エンジン3に複数のキャブレタ13を接続することが考えられる。
【0004】
しかし、カウリング6内の狭いスペースに、複数のキャブレタ13を配置することは容易でない。特に、フロート式キャブレタはフロート室を備えるので、配置の自由度が小さく、しかも、比較的大型である。
さらに、フロート式キャブレタを採用したのでは、船体が揺動したときにフロートが揺れるので、エンジン3の安定した出力特性を維持するための配慮が必要となる。
【0005】
そこで本発明の目的は、(1)小型船の狭いエンジン室内に配置した多気筒エンジンに、各シリンダ毎にキャブレタを容易に取付けること、(2)船体が揺動しても、エンジンの安定した出力特性を維持するができる技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、船体のエンジン室内に配置した水平型の4サイクルの多気筒エンジンにてジェットポンプを駆動する小型船において、船体の船首と船尾とを通る線に沿って多気筒エンジンのクランク軸線を配置し、エンジンのクランクシャフトの上方で且つ真上にエンジンの各シリンダに対応させて吸気管が配置され、吸気管に接続され且つ、エンジンの各シリンダに対応させてダイヤフラム式キャブレタを配置し、これらのキャブレタの各スロットル弁用軸を上下方向に向け、これらのスロットル弁用軸の上部同士をスロットルリンクで連結し、各キャブレタのダイヤフラムの作動面をクランク軸線に直交させ、このクランク軸線に平行に且つ各キャブレタの下方に燃料供給管を配置したことを特徴とする。
【0007】
(1)ダイヤフラム式キャブレタは、比較的小型でしかも配置の自由度が大きい。このような複数のダイヤフラム式キャブレタを互いにリンクさせて、キャブレタの集合体となす。さらに、各スロットル弁用軸の向き、ダイヤフラムの作動面の向き、燃料供給管の配置を合理的に設定した。この結果、キャブレタの集合体は小型になり、小型船の狭いエンジン室内に配置した多気筒エンジンに、各シリンダ毎にキャブレタを取付けることができる。
(2)キャブレタの集合体が小型なので、エンジンに接続する吸気管の各吸気通路を概ね同一形状にして、各シリンダに導入する吸気量を均一にすることができる。
(3)上下に延びる各スロットル弁用軸の上部同士を、スロットルリンクで連結したので、上方からスロットルリンク回りの調整作業並びに保守・点検作業をすることができる。
(4)ダイヤフラム式キャブレタを採用したので、小型船の船体が揺動しても、エンジンへの燃料供給量を安定的に制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
なお、船体の船首方向を前側「Fr」、船尾方向を後側「Rr」と言い、後側Rrから見たときの左方向を「L」、右方向を「R」と言う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットを搭載した小型船の側面図であり、想像線にて示す小型船1はレジャー用等に使用するものであって、船体2のエンジン室2aにドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を搭載し、このエンジンユニット3でジェットポンプ4を駆動し、このジェットポンプ4で船体2の底部から吸い込んだ水を加圧し、ジェット水流として後方に吐出することで、前進するものである。
なお、2dはバルクヘッド、2eはシート、2fはデッキ、2gはステアリングバー、5は吸水口、6は吐出ノズル、7は燃料タンクである。
【0009】
図2は図1の2−2線断面図であり、エンジン室2a(ロアハル2bとアッパハル2cとで形成)にドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニット3を搭載した姿を示す。
ドライサンプ潤滑式は、半割クランクケースの外部に備えた潤滑油タンクからエンジンユニット(エンジン)3の各潤滑部に潤滑油を供給し、余分な潤滑油を半割クランクケースの底部に一時的に集め、集めた潤滑油を潤滑油ポンプで速やかに潤滑油タンクに汲み上げる潤滑方式である。
エンジンユニット3は、クランクシャフト15を小型船1の前後方向(図表裏方向)に延し、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜し、前後左右の4つのマウント8…(…は複数を示す。以下同じ。)をロアハル2bの取付台2h…に取付けた横置型エンジンユニットである。9…はマウントラバーである。
【0010】
図3は図2の3−3線断面図であり、小型船1の後方(図左側)に向ってエンジン動力を取出すようにした、エンジンユニット3の断面構成を示す。また、この図は、クランクシャフト15の軸線S(以下、「クランク軸線S」と言う。)を、船体2の船首と船尾とを通る線に沿って配置、すなわち、前後Fr,Rr方向に延ばしたことを示す。
なお、この図において、吸入管72及び吸入油路24a廻り(符号A−Aで示す範囲)は、図2の3−3線からずれた位置にあるが、説明の便宜上、他の部位と同一断面にて示す。
【0011】
エンジンユニット3は、エンジン本体10と、このエンジン本体10の前部に取付けた動弁駆動機構40及びフライホイールユニット50と、エンジン本体10の後部に取付けた潤滑ユニット60とからなるホリゾンタル型(水平型)3気筒エンジンである。
【0012】
エンジン本体10は、半割クランクケース(クランクケース)11と、前後Fr,Rr方向に3つのシリンダ12a…を備えたシリンダブロック12と、シリンダヘッド13と、ヘッドカバー14と、水平向きのクランクシャフト15と、このクランクシャフト15に連結し各シリンダ12a…に挿通したピストン16…と、クランクシャフト15の後端部に連結したPTO軸(動力取出し軸)17と、シリンダヘッド13とヘッドカバー14とで形成した動弁室18と、この動弁室18に収納した動弁機構30とを、主要構成とする。
なお、PTO軸17は潤滑ユニット60よりも後方(反エンジン側)に延び、図1に示すジェットポンプ4の駆動軸4aに連結するものである。17aはクランクシャフト15に連結する連結部、17bは動力取出し用連結部であり、これら連結部17a,17bは、めすねじ又はめすスプラインからなる。
【0013】
半割クランクケース11は底部に、各摺動部を潤滑して余った潤滑油を捕集するための3つの捕集部11a…と、これらの捕集部11a…で捕集した潤滑油を誘導するための誘導路11bと、この誘導路11bから潤滑ユニット60へ潤滑油を戻すための戻し油路11cとを備える。
捕集部11a…は、溜まった潤滑油がクランクシャフト15のカウンタウェイト(ウェブ)に接触しない程度にクランクシャフト15に接近し、クランクシャフト15と下方の油面との間をバッフルプレート21…で仕切った、小容量の油溜めである。
【0014】
動弁駆動機構40は、クランクシャフト15で動弁機構30のカムシャフト31をベルト駆動する機構であり、半割クランクケース11の前側部から突出するクランクシャフト15に固定した駆動プーリ41と、シリンダヘッド13の前側部から突出するカムシャフト31に固定した従動プーリ42と、これら駆動・従動プーリ41,42間に掛けたタイミングベルト43と、このタイミングベルト43の張力を調整するベルトテンショナ44とからなる。45はベルトカバーである。
【0015】
フライホイールユニット50は、クランクシャフト15の前端部にボルト止めしたフライホイール51と、このフライホイール51を収納するためにシリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の前側部にボルト止めしたホイールケース52と、このホイールケース52の開放端(前端部)を覆うためにボルト止めした平板状の蓋53とからなる。
【0016】
なお、54は発電機であり、フライホイール51の内周面に取付けたロータ54aと、ホイールケース52に取付けたコイル54bからなる。55はフライホイール51の外周面に取付けたリングギヤであり、後述するスターターモータに連結される。57は点検用キャップであり、クランク角度を確認するための孔を塞ぐものである。
【0017】
潤滑ユニット60は、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の後側部にボルト止めした潤滑油タンク61と、この潤滑油タンク61の開放端(後端部)を閉塞した蓋63と、半割クランクケース11の捕集部11aから潤滑油タンク61に潤滑油を戻す返送ポンプ64と、潤滑油タンク61からエンジン本体10の各摺動部に潤滑油を供給する供給ポンプ65と、管路等からなる。
返送ポンプ64は潤滑油タンク61に収納した(内蔵した)ポンプであり、供給ポンプ65は潤滑油タンク61から独立したポンプである。
【0018】
詳しくは、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体の側部(エンジン本体10の側部)に、且つ、クランクシャフト15と直交する面に、タンク取付けパッキン面(フランジ)22を形成した。
一方、潤滑油タンク61に、互いに平行な第1パッキン面(フランジ)61a及び第2パッキン面(フランジ)61bを形成した。すなわち、潤滑油タンク61は、クランクシャフト15の軸線に沿って互いに離間した、第1パッキン面61a及び第2パッキン面61bを有する。第2パッキン面61bは第1パッキン面61aの後方(シリンダブロック12からPTO軸17側へ離反する方向)にある。
【0019】
そして、タンク取付けパッキン面22に、パッキン23を介して第1パッキン面61aを合せて、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体に、潤滑油タンク61を取付け、第2パッキン面61bに、パッキン62を介して蓋63を合せて、ボルト止めしたものである。このような潤滑油タンク61は、組立体の側壁と蓋63とで密閉して、潤滑油を溜める密閉タンクである。
【0020】
返送ポンプ64は、潤滑油タンク61に一体に形成したケース部61cと、このケース部61cを閉塞した内部カバー64aと、ケース部61cに収納したインナロータ64b及びアウタロータ64cと、これらインナ・アウタロータ64b,64cを駆動するべくクランクシャフト15に駆動機構(駆動ギヤ64d及び従動ギヤ64eからなる。)を介して連結した軸64fとからなる、スカベンジングポンプである。駆動機構は、潤滑油タンク61と組立体との間の空間部66に収納したものである。
【0021】
潤滑油タンク61と蓋63との合せ面、すなわち、第2パッキン面61bと蓋63の合せ面には、返送ポンプ64用油路を形成した。
具体的には、潤滑油タンク61は、返送ポンプ64のための吸入油路61e及び吐出油路61fを形成し、また、蓋63は、返送ポンプ64のための吸入油路63c及び吐出油路63dを形成したものである。
潤滑油タンク61の吸入油路61eは、半割クランクケース11の戻し油路11cと連通する。
このように、吸入油路61e,63c同士は連通して1本の吸入油路を形成し、また、吐出油路61f,63d同士は連通して1本の吐出油路を形成する。これら各1本の吸入油路並びに吐出油路は、返送ポンプ64用油路を形成することになる。
【0022】
なお、空間部66は、動弁室18とクランク室19とを連通するためのブリーザ通路の一部を兼ねる。67はケース部61cに内部カバー64aを取付けるためのボルトである。
【0023】
供給ポンプ65は、シリンダヘッド13とヘッドカバー14とからなる組立体の側部にボルト止めしたケース本体65aと、このケース本体65aを閉塞したカバー65bと、ケース本体65aに収納したインナロータ65c及びアウタロータ65dと、これらインナ・アウタロータ65c,65dを駆動するべく動弁機構30のカムシャフト31に直結した軸65eとからなるポンプである。
なお、返送ポンプ64の軸及び供給ポンプ65の軸64f,65eは、クランクシャフト15及びカムシャフト31と平行に延びる。
シリンダブロック12とシリンダヘッド13とからなる組立体は、供給ポンプ65のための吸入油路24a及び吐出油路24b(図7参照)を備える。
図中、58,58はハンガである。
【0024】
図4は本発明に係るエンジン本体の断面図であり、シリンダ軸線Lを図左上方向に傾斜したエンジン本体10を示す。
動弁機構30は、カムシャフト31とロッカシャフト32,32とロッカアーム33,33と吸気バルブ34と排気バルブ35とからなる。
シリンダヘッド13は吸気通路13a及び排気通路13bを備え、吸気通路13aに吸気管(インテークマニホールド)81を介してフロートレスのダイヤフラム式キャブレタ82A,82B,82Cが連通し、排気通路13bにシリンダブロック12の排気通路12bが連通する。
ヘッドカバー14は、動弁室18の上部に、ブローバイガス還流用の第1ブリーザ室18aを備える。
【0025】
各バッフルプレート21…は、半割クランクケース11に固定し、クランクシャフト15の回転方向の下流側(図左側)に相当する範囲を仕切るものであり、本実施の形態では、半割クランクケース11の底部に、1箇所を位置決め用の係止突起11dと係止し、他の1箇所をボルト止めすることで、固定するものである。なお、必要な範囲全体を1つのバッフルプレートで仕切ってもよい。
26は供給油路であり、吐出油路24b(図7参照)及びフィルタ25を介して供給ポンプ65(図7参照)に接続し、エンジン本体10の各摺動部に潤滑油を供給する油路である。
27は動弁室18からクランク室19に潤滑油を戻す油戻しチューブであり、本実施の形態では、シリンダヘッド13のノズル13cと、半割クランクケース11の下半部にあるノズル11eとの間を接続することで、捕集部11aや誘導部11bに連通する。
28は動弁室18とクランク室19とを連通する連通路である。
11fは捕集部11aからドレンを抜き取るためのドレン孔、12c…は冷却水通路である。
【0026】
図5は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面図であり、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体のタンク取付けパッキン面22が、開放されていることを示す。
29A,29B…はブリーザ通路であり、タンク取付けパッキン面22で囲まれた空間部(図3に示す空間部66に相当)を介して、動弁室18とクランク室19とを連通するものである。すなわち、ブリーザ通路29Aとブリーザ通路29B…とは連通している。
56はスタータモータであり、図3に示すリングギヤ55を介してフライホイール51を回転することで、エンジンユニット3を始動するものである。
キャブレタ82A,82B,82Cに連通管83を介して吸気消音箱84を接続することで、吸気管81とキャブレタ82A,82B,82Cと吸気消音箱83とでエンジン本体10の吸気ラインをなす。
84aは吸気口、85はマウント8に吸気消音箱83を取付けるボルトである。
【0027】
図6は本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した背面図であり、潤滑油タンク61の第2パッキン面61bが、開放されていることを示す。
潤滑油タンク61は、膨出部61d(図5参照)に連なり潤滑油を溜める油溜め部61gと、この油溜め部61gより上位の第2ブリーザ室61hと、エンジン排気口61iとを一体に形成したものである。エンジン排気口61iは、図6に示す排気通路12bと外部排気配管とを連通する排気口である。
吸入油路61eと油溜め部61gとは、PTO軸17を跨ぐように左右に分れた位置にあり、返送ポンプ64及び供給ポンプ65は、シリンダ軸線Lを通る位置にあり、しかも、PTO軸17より上位に返送ポンプ64があり、この返送ポンプ64より上位に供給ポンプ65がある。
【0028】
油溜め部61gに、供給ポンプ65のためのストレーナ71付き吸入管72を収納し、この吸入管72の上端は供給ポンプ65用吸入油路24a(図3参照)に連通する。
図中、9aはマウント用ボルト、61m…は油溜め部61g内に上下方向に3段に設けた油飛散防止用バッフル壁、61nは図6に示す冷却水通路12cと外部冷却配管と連通する冷却水口である。75は第3ブリーザチューブであり、潤滑油タンク61をガス口61qを介して動弁室18(図3参照)に連通するチューブである。
【0029】
図7は本発明に係る潤滑油タンクの断面図であり、潤滑油タンク61の膨出部61dが、シリンダブロック12と半割クランクケース11とからなる組立体に沿って膨出した形状を示す。
図中、12dはシリンダブロック12の壁部、61sは潤滑油タンク61の壁部、61tは膨出部61dの傾斜底部、71aはストレーナ71の支持ステー、73は第1ブリーザチューブである。76は油戻しチューブであり、第2ブリーザ室61hから壁部61sを介してクランク室19へ潤滑油を戻す役割を果たす。
【0030】
図8は本発明に係る第2ブリーザ室の平断面斜視図であり、潤滑油タンク61の3つの仕切壁61o…と蓋63の3つの仕切壁63a…とを突合せて第2ブリーザ室61hを3室に仕切り、更に、各仕切壁61o…,63a…に交互に小さな切欠き61p,63b…を設けることで、第2ブリーザ室61hをラビリンス構造としたことを示す。
第2ブリーザ室61hは、ガス入口61j及びガス出口61kを備える。ガス入口61jは、第1ブリーザチューブ73を介して第1ブリーザ室18a(図4参照)と連通するものである。ガス出口(ブリーザ出口)61kについては図9にて説明する。
【0031】
図9は本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の平面図(一部断面)である。
上記図3で説明したように、3つのシリンダ12a…は船首から船尾方向へ、すなわち、前後Fr,Rr方向へ並んでいる。
吸気管81は、各シリンダ12a…に対応して前後Fr,Rr方向に並んだ3つの吸気通路81a,81b,81cを有する。3つのダイヤフラム式キャブレタ82A,82B,82Cも、各シリンダ12a…に対応して前後Fr,Rr方向に配置したものである。連通管83は、キャブレタ82A,82B,82Cに個別に連通する3つの連通孔83a,83b,83cを有する。
【0032】
吸気管81とキャブレタ82A,82B,82Cと連通管83とは、一体的にボルト結合したものである。この結果、3つのキャブレタ82A,82B,82Cの組合せ構造は、キャブレタの集合体をなす。
吸気通路81aとキャブレタ82Aと連通孔83aとは連通し、吸気通路81bとキャブレタ82Bと連通孔83bとは連通し、吸気通路81cとキャブレタ82Cと連通孔83cとは連通する。
【0033】
各キャブレタ82A,82B,82Cは、それぞれスロットル弁用軸91A,91B,91Cを上下方向(図表裏方向)に向けて取付け、これらのスロットル弁用軸91A,91B,91Cの上部同士を、レバー92A,92B,92Cを介してスロットルリンク93,93で連結するとともに、それぞれチョーク弁用軸94A,94B,94Cを上下方向(図表裏方向)に向けて取付け、これらのチョーク弁用軸94A,94B,94Cの上部同士を、レバー95A,95B,95Cを介してチョークリンク96で連結したものである。
【0034】
スロットル弁用軸91A,91B,91Cは、キャブレタ82A,82B,82Cに内蔵した図示せぬスロットル弁を開閉駆動する軸である。レバー92Aを図示せぬスロットルレバーに連結したので、スロットルレバーの操作によって、スロットル弁用軸91A,91B,91Cは連動し、スロットル弁の開度制御を行うことができる。
同様に、チョーク弁用軸94A,94B,94Cは、キャブレタ82A,82B,82Cに内蔵した図示せぬチョーク弁を開閉駆動する軸である。レバー95Bを図示せぬチョークレバーに連結したので、チョークレバーの操作によって、チョーク弁用軸94A,94B,94Cは連動し、チョーク弁の開度制御を行うことができる。
【0035】
さらには、各キャブレタ82A,82B,82Cは、それぞれダイヤフラム機構110A,110B,110Cをクランク軸線S(図3参照)に直交させて備えたものであり、ダイヤフラム機構110A,110B,110Cは、各々基準圧導入口(基準エア入口)112a…及びエア逃がし口112b…を有する。ダイヤフラム機構110A,110B,110Cの詳細は後述する。
連通管83は、この図の右上方にガス取入れ口83dを設けたものであり、このガス取入れ口83dは、図8に示す第2ブリーザチューブ74を介してガス出口61kに連通したものである。
97はキャブレタの集合体取付け用ステイ、99はパッキンである。
【0036】
図10は本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の底面図であり、各キャブレタ82A,82B,82Cの下方に燃料供給管100を配置したことを示す。
燃料供給管100は、図3に示すクランク軸線Sに平行に、すなわち、前後Fr,Rr方向に延びるものである。具体的には、燃料供給管100は、図示せぬ燃料ポンプからオイルを導入する導入管101と、この導入管101から各キャブレタ82A,82B,82Cへオイルを導入する接続ジョイント102…並びにホース103…と、余ったオイルを図示せぬ燃料タンクへ戻す接続ジョイント104…、ホース105…並びに戻し管106とからなる。
【0037】
ダイヤフラム機構110A,110B,110Cは、全ての基準圧導入口112a…を後方Rrに向けたものであり、これらの基準圧導入口112a…は、エアホース131…並びに接続ジョイント132…を介して互いに連通すると共に、模式的に示したダイヤフラム式エアポンプ133に接続する。
ダイヤフラム式エアポンプ133のロッド133aを、図9のレバー92Aに連結し(図示せず)、ロッド133aと連動するようにしたので、図示せぬスロットルレバーの急激な操作(急加速操作)によって、ダイヤフラム機構110A,110B,110Cに急速にエア圧をかけて、基準圧を変えることができる。
なお、スロットルレバーの急減速操作時においては、ダイヤフラム式エアポンプ133はスロットル系のダンパ(緩衝)の役割を果たす。
【0038】
図11は本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の側面図(一部断面)であり、▲1▼吸気管81とキャブレタ82A,82B,82Cと連通管83とをボルト98で一体的に結合したこと、及び、▲2▼スロットル弁用軸91A,91B,91Cを上下方向に向け、チョーク弁用軸94A,94B,94Cを上下方向に向けたことを示す。
なお、この図では、エアホース並びに接続ジョイントを省略した。
【0039】
図12は図11の12−12線断面図であり、キャブレタ82Aに取付けたダイヤフラム機構110Aの断面構造を示す。なお、この図では、スロットル弁並びにスロットル弁用軸91A回り、チョーク弁並びにチョーク弁用軸94A回り、燃料供給管100、エアホース131…並びに接続ジョイント132…を省略した。
【0040】
ダイヤフラム機構110Aは、ケース本体111とリッド112とからなるダイヤフラム室113と、ダイヤフラム室113を基準圧室113aと作用圧室113bとに仕切るダイヤフラム114と、ダイヤフラム114の中心に一端をほぼ合せて作用圧室113bにスイング可能に取付けたスイングアーム115と、スイングアーム115の一端をダイヤフラム114側に弾発するばね116と、スイングアーム115の他端に取付ける弁体117と、弁体117で開閉される弁座118とからなる。
このようなダイヤフラム機構110Aを備えたダイヤフラム式キャブレタ82Aは、ダイヤフラム114で制御されるオイル入口弁を有したところの、フロートレスキャブレタであるといえる。
【0041】
クランク軸線S(図3参照)は前後Fr,Rr方向に延びており、一方、ダイヤフラム114の作動面は前後Fr,Rr方向を向いている。換言すれば、ダイヤフラム114の作動面は、クランク軸線Sに直交した向きである。
なお、基準圧導入口112a及びエア逃がし口112bは、基準圧室113aに連通するものである。121は補助板、122はスイングアーム支持軸、123はストレーナ、124はオイル導入口、125はケース本体取付用ボルトである。
【0042】
次に、ダイヤフラム機構110Aの作用を、図10及び図12に基づき説明する。
図12において、基準圧室113aは通常大気圧である。この状態で、オイル導入口124から供給されたオイルは、キャブレタ82A内の負圧に応じた量を、ストレーナ123→弁座118→作用圧室113bの経路を経て図示せぬオイル噴霧ノズルからキャブレタ82A内に噴霧する。弁体117の制御量は、作用圧室113b内の油圧と弁座118側の油圧とのバランスによって決まる。
スロットルレバーの急激な操作(急加速操作)によって、図10に示すダイヤフラム式エアポンプ133から基準圧室113aへエア圧をかけると、そのときだけ基準圧室113a内の基準圧は高まる。この結果、オイルの供給量は増す。
【0043】
なお、ダイヤフラム機構110B,Cも上記ダイヤフラム機構110Aと同一の構成、作用であり、その説明を省略する。
【0044】
図9に戻って説明を続けると、キャブレタの集合体が小型になるので、エンジンユニット3のシリンダ12a,12a,12a間ピッチと、キャブレタ82A,82B,82C間ピッチとを概ね同一にすることができる。ピッチが概ね同一であれば、吸気管81における各吸気通路81a,81b,81cの形状を、概ね同一にすることができる。各吸気通路81a,81b,81cの形状が同一であれば、各シリンダ12a,12a,12aに導入する吸気量が均一になるので、エンジンユニット3の出力特性は向上する。
【0045】
なお、上記本発明の実施の形態において、エンジンユニット3は気筒数を限定するものではなく、例えば、4気筒でもよい。ダイヤフラム式キャブレタ82A,82B,82Cは、エンジンユニット3の気筒数と一致する。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
(1)船体の船首と船尾とを通る線に沿って水平型の4サイクルの多気筒エンジンのクランク軸線を配置し、エンジンのクランクシャフトの上方で且つ真上にエンジンの各シリンダに対応させて吸気管が配置され、吸気管に接続され且つ、エンジンの各シリンダに対応させてダイヤフラム式キャブレタを配置し、これらのキャブレタの各スロットル弁用軸を上下方向に向け、これらのスロットル弁用軸の上部同士をスロットルリンクで連結し、各キャブレタのダイヤフラムの作動面をクランク軸線に直交させ、このクランク軸線に平行に且つ各キャブレタの下方に燃料供給管を配置することによって、比較的小型でしかも配置の自由度が大きい複数のダイヤフラム式キャブレタを互いにリンクさせて、キャブレタの集合体となし、さらに、各スロットル弁用軸の向き、ダイヤフラムの作動面の向き、燃料供給管の配置を合理的に設定したので、これによって、キャブレタの集合体を小型にすることができる。従って、小型船の狭いエンジン室内に配置した水平型の4サイクルの多気筒エンジンに、各シリンダ毎にキャブレタを容易に取付けることができる。
さらには、キャブレタの集合体が小型になるので、エンジンのシリンダ間ピッチと、キャブレタ間ピッチとを概ね同一にすることができる。ピッチが概ね同一であれば、水平型の4サイクルのエンジンが備えているクランクシャフトの上方で且つ真上にエンジンの各シリンダに対応させて配置された吸気管(インテークマニホールド)において、各吸気通路の形状を概ね同一にすることができる。各吸気通路の形状が同一であれば、各シリンダに導入する吸気量が均一になるので、水平型の4サイクルの多気筒エンジンの出力特性は向上する。
【0047】
(2)ダイヤフラム式キャブレタの各スロットル弁用軸を上下方向に向け、これらのスロットル弁用軸の上部同士をスロットルリンクで連結したので、スロットルリンク回りの調整作業並びに保守・点検作業は容易である。
【0048】
(3)ダイヤフラム式キャブレタを採用したので、小型船の船体の揺動に対して、エンジンへの燃料供給量を安定的に制御することができ、この結果、安定したエンジン出力特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットを搭載した小型船の側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るエンジン本体の断面図
【図5】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンクを外した背面図
【図6】本発明に係るドライサンプ潤滑式4サイクルエンジンユニットの潤滑油タンク用蓋を外した背面図
【図7】本発明に係る潤滑油タンクの断面図
【図8】本発明に係る第2ブリーザ室の平断面斜視図
【図9】本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の平面図(一部断面)
【図10】本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の底面図
【図11】本発明に係る吸気管、キャブレタ及び連通管の側面図(一部断面)
【図12】図11の12−12線断面図
【符号の説明】
1…小型船、2…船体、2a…エンジン室、3…エンジン(ドライサンプ潤滑式4サイクル3気筒エンジンユニット)、4…ジェットポンプ、10…エンジン本体、12a…シリンダ、15…クランクシャフト、82A,82B,82C…ダイヤフラム式キャブレタ、91A,91B,91C…スロットル弁用軸、93…スロットルリンク、100…燃料供給管、110A,110B,110C…ダイヤフラム機構、113…ダイヤフラム室、114…ダイヤフラム、S…クランク軸線。
Claims (1)
- 船体のエンジン室内に配置した水平型の4サイクルの多気筒エンジンにてジェットポンプを駆動する小型船において、船体の船首と船尾とを通る線に沿って前記多気筒エンジンのクランク軸線を配置し、前記エンジンのクランクシャフトの上方で且つ真上に前記エンジンの各シリンダに対応させて吸気管が配置され、該吸気管に接続され且つ、前記エンジンの各シリンダに対応させてダイヤフラム式キャブレタを配置し、これらのキャブレタの各スロットル弁用軸を上下方向に向け、これらのスロットル弁用軸の上部同士をスロットルリンクで連結し、前記各キャブレタのダイヤフラムの作動面を前記クランク軸線に直交させ、このクランク軸線に平行に且つ各キャブレタの下方に燃料供給管を配置したことを特徴とする小型船。
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