JP3896588B2 - エバポリークチェックシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料が蒸発して生じるエバポの燃料タンクから外部へのリークをチェックするエバポリークチェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジン排気の排出規制に加え、近年では燃料タンクから外部へリークする燃料の蒸気すなわちエバポの排出規制が厳しくなっている。特に、アメリカ合衆国環境庁(EPA)およびカリフォルニア州環境庁(CARB)の定める基準では、燃料タンクのわずか開口からのエバポリークを検出することを要求している。
【0003】
そこで、エバポリークを検出するための技術として例えば特開平5−272417号公報に開示されている検査装置、あるいは特開平10−90107号公報に開示されている装置が公知である。特開平5−272417号公報に開示されている技術および特開平10−90107号公報に開示されている技術によると、燃料タンクの内部と外部との間に圧力差を形成している。燃料タンクの内部と外部との間の圧力差は、ポンプによって燃料タンクの内部を加圧または減圧することにより形成している。燃料タンクの内部と外部とに圧力差を形成することにより、燃料タンクからエバポリークが生じている場合、ポンプを駆動する動力源の負荷が変動する。この動力源の負荷に基づいて燃料タンクからのエバポリークを検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−272417号公報に開示されている技術および特開平10−90107号に開示されている技術では、いずれも燃料タンクの内部を加圧することによりエバポリークを検出している。しかしながら、燃料タンクを加圧した場合、燃料タンク内のエバポは外部へ放出される。エバポリークの検出は、例えばエンジン停止時などに繰り返し実施されるため、検出されない程度のわずかなエバポリークがある場合、検出のたびに燃料タンクから外部へエバポが放出される。
【0005】
そこで、燃料タンクの内部を減圧することによりエバポリークを検出することが考えられる。これにより、エバポリークの検出時、燃料タンク内部のエバポは吸着手段であるキャニスタを経由するため、大気中へ放出されるエバポが低減される。しかし、キャニスタを通過してもエバポは完全に除去されないため、燃料タンクの内部を減圧する場合、わずかに残留しているエバポはポンプ側へ侵入する。
【0006】
ポンプ側へ侵入したエバポは、ポンプを駆動する動力源にも侵入する。動力源としてブラシモータを使用する場合、ポンプ側へ侵入したエバポはブラシと整流子との摺接部に付着する。摺接部にエバポが付着すると、ブラシなどの摺接部の摩耗が生じる。さらに、侵入したエバポにより摺接部が濡れている場合、摺接部で発生したブラシの摩耗粉などの異物は整流子の表面に付着する。その結果、ブラシの異常摩耗を招きモータの寿命の低下を招くという問題がある。また、動力源としてブラシモータを使用する場合、ブラシモータの作動を安定化させることが困難である。そのため、例えば温度、気圧あるいは湿度など周囲の環境、ならびにブラシや整流子などの摺接部の摩耗によってブラシモータの特性が経時的に変化する。その結果、エバポリークの検出精度の向上が困難であるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、寿命が長く、精度の高いエバポリークチェックシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のエバポリークチェックシステムによると、ポンプを駆動するためにブラシレスモータを使用している。ブラシレスモータは、整流子およびブラシに対応する部位がなく摺接部が形成されないため、ブラシの摩耗ならびにそれにともなう異物の発生および堆積が低減される。したがって、作動が安定し、寿命を延長することができる。また、エバポの侵入にともなうブラシなどの摩耗がないため、ブラシレスモータの作動特性の経時的な変化が小さい。そのため、ブラシレスモータに供給される電流値、ならびにポンプの作動を安定させることができる。したがって、燃料タンクからのエバポリークの検出条件が安定し、エバポリークの検出精度を高めることができる。
【0009】
本発明の請求項2記載のエバポリークチェックシステムによると、第二通路部とポンプとの間に絞り部を備えている。絞り部は、エバポリークが許容される開口の大きさに対応している。例えば、CARBやEPAの規格では、燃料タンクからのエバポリークの検出精度として、燃料タンクに0.5mmの開口からのエバポリークを検出可能な精度を要求している。一方、燃料タンクをはじめとするエバポリークチェックシステムを構成する各部位では、時間とともにエバポの濃度あるいは湿度など周辺環境が変化し、これにともない検出精度も変化する。そこで、例えば、絞り部を所定の開口の大きさ以下に設定し、大気に開放されている第二通路部および絞り部とポンプとの連通時における所定の特性を検出した後、燃料タンクに連通する第一通路部とポンプとの連通時における所定の特性を検出する。これにより、エバポリークのチェック時には、チェックごとに基準となる絞り部を経由した所定の特性が検出される。したがって、エバポリークの検出精度を高めることができる。
【0010】
本発明の請求項3記載のエバポリークチェックシステムによると、ポンプは燃料タンクの内部を減圧している。すなわち、ポンプは燃料タンクの内部を吸引している。これにより、燃料タンクで発生したエバポはキャニスタを経由し、大気中に放出されるエバポが低減される。また、ポンプの駆動にブラシレスモータを使用しているため、吸引にともなって燃料タンクで発生したエバポがポンプおよびブラシレスモータ側へ侵入した場合でも、ブラシレスモータに摩耗が生じない。したがって、ブラシレスモータの寿命を延長することができる。
【0011】
本発明の請求項4記載のエバポリークチェックシステムによると、切換手段からポンプまでの通路に圧力検出手段を備えている。圧力検出手段により通路の圧力を検出することにより、燃料タンクの内部の圧力の変化を高精度に検出することができる。したがって、燃料タンクからのエバポリークの検出精度を高めることができる。
【0012】
本発明の請求項5または6記載のエバポリークチェックシステムによると、負荷検出手段によりブラシレスモータの運動特性値を検出している。ブラシレスモータは、電流値に対する作動が安定しているため、電流値からブラシレスモータの運動特性値を精度よく検出することができる。例えば電流値と燃料タンクの内部の圧力あるいはエバポリークが生ずる開口の大きさなどとを相関させることにより、ブラシレスモータの電流値からエバポリークを検出することができる。
【0013】
本発明の請求項7記載のエバポリークチェックシステムによると、負荷検出手段が検出した運動特性値は、電圧比、デューティ比またはビット出力の少なくとも一つにより出力される。エバポリークチェックシステムには切換手段などの電気的に作動する部位があり、電磁ノイズが発生する。電圧比、デューティ比またはビット出力などにより運動特性値を出力することにより、電磁ノイズの影響を低減することができる。したがって、エバポリークの検出精度を高めることができる。
【0014】
本発明の請求項8記載のエバポリークチェックシステムによると、ブラシレスモータの回転数を一定に制御する。これにょり、必要以上に燃料タンクの外部と内部との圧力差を形成する必要がない。また、ブラシレスモータの回転数の変化によりブラシレスモータの作動負荷を検出することができる。
【0015】
本発明の請求項9記載のエバポリークチェックシステムによると、ポンプおよびブラシレスモータは燃料タンクおよび吸着手段よりも上方に設置されている。そのため、燃料タンクからポンプおよびブラシレスモータ側への液状の燃料あるいは水の侵入を防止することができる。
【0016】
本発明の請求項10記載のエバポリークチェックシステムによると、切換手段は作動が維持されているとき、作動開始時よりも供給電力が小さな保持通電状態となる。保持通電状態にすることにより、切換手段に供給される電力による発熱が低減され、発熱による検出精度の変化を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるエバポリークチェックシステムとしてのチェックモジュールを適用したエバポシステムを図1に示す。
【0018】
エバポシステム1は、主にチェックモジュール10、燃料タンク2、吸着手段としてのキャニスタ3、吸気装置80およびECU4から構成されている。チェックモジュール10は、図2に示すように、ハウジング20、ポンプ11、ブラシレスモータ12、切換手段としての切換弁装置30および圧力センサ13を備えている。チェックモジュール10は、燃料タンク2およびキャニスタ3よりも上方に設置されている。これにより、燃料タンク2およびキャニスタ3からチェックモジュール10への液体の燃料あるいは水の侵入が防止される。
【0019】
ハウジング20には、ポンプ11、ブラシレスモータ12および切換弁装置30が収容されている。ハウジング20は、ポンプ11を収容するポンプ室21、ならびに切換弁装置30を収容する弁室22を有している。ハウジング20は、第一通路部としてのタンク通路41、第二通路部としての開放通路42、接続通路43および排気通路44を有している。タンク通路41は、ハウジング20の弁室22から図1に示すようにキャニスタ3を経由して燃料タンク2に連通している。開放通路42は大気に開放されている開放端42aを有しており、図2に示すハウジング20の弁室22から開放端42aに連通している。図2に示すように、接続通路43はポンプ室21と弁室22とを連通している。燃料タンク2からポンプ11へ流れるエバポを含む空気、ならびに開放通路42からポンプ11へ流れる空気は、接続通路43を流れる。なお、以下の説明では、接続通路43を流れる燃料タンク2から流入するエバポを含む空気、ならびに開放端42aから流入する空気の両者を合わせて混合ガスという。
【0020】
排気通路44は、弁室22を経由してポンプ室21と開放通路42とを連通し、ポンプ11から排出され大気中へ放出される混合ガスが流れる。接続通路43の弁室22側からはオリフィス通路45が分岐している。オリフィス通路45は接続通路43と弁室22とを連通しており、オリフィス通路45には絞り部としてのオリフィス46が配置されている。オリフィス46は、エバポリークが許容される開口の大きさに対応している。例えば、CARBおよびEPAの基準では、燃料タンク2からのエバポリークの検出精度としてφ0.5mm相当の開口からのエバポリークの検出が要求されている。そのため、本実施例では、オリフィス通路に例えばφ0.5mm以下に設定された開口からなるオリフィス46を配置している。
【0021】
ポンプ11は、ポンプ室21に収容されており、吸入口14および吐出口15を有している。吸入口14は接続通路43に配置され、吐出口15はポンプ室21に配置されている。ブラシレスモータ12によりポンプ11を駆動することにより、接続通路43の混合ガスはポンプ11へ吸入される。ブラシレスモータ12は、図示しないコイルへの通電位置を変更することにより、図示しない可動子を回転駆動する電気的に無接点の直流モータである。図1に示すように、ブラシレスモータ12は、制御回路5に接続されている。
【0022】
切換弁装置30は、図2に示すように弁ボディ31、弁部材50および電磁駆動部60から構成されている。弁ボディ31は、ハウジング20の弁室22に収容されている。弁ボディ31は、タンク通路41側に第一弁座部32を有している。弁部材50に装着されているワッシャ部材51は第一弁座部32に当接可能であり、弁部材50の移動にともなってワッシャ部材51が第一弁座部32に当接することにより、タンク通路41と開放通路42との連通が遮断されるとともに、タンク通路41と接続通路43とが連通する。また、弁部材50は当接部52を有しており、当接部52はハウジング20の接続通路43の弁室22側の端部に形成されている第二弁座部33に当接可能である。弁部材50の移動にともなって当接部52が第二弁座部33に当接すると、タンク通路41と開放通路42とが連通するとともに、タンク通路41および開放通路42と接続通路43の連通が遮断される。
【0023】
弁部材50は電磁駆動部60により駆動される。弁部材50は、反電磁駆動部側の端部に上述の当接部52を有し、ワッシャ部材51が装着されている。電磁駆動部60は図1に示すECU4に接続されているコイル61を有している。コイル61に通電することにより、コア62に磁界が発生し、弁部材50を吸引する。弁部材50は、スプリング63によりコイル61による吸引方向とは逆方向へ付勢されている。
【0024】
コイル61への通電が停止されているとき、図2に示すように弁部材50はスプリング63の付勢力により下方へ移動し、当接部52が第二弁座部33に当接している。そのため、タンク通路41と開放通路42とが連通するとともに、タンク通路41および開放通路42と接続通路43とはオリフィス通路45を経由して連通する。
【0025】
一方、コイル61へ通電されると、図3に示すようにスプリング63の付勢力に抗して弁部材50はコア62へ吸引され、ワッシャ部材51と第一弁座部32とが当接した位置で弁部材50は停止する。そのため、タンク通路41と開放通路42との連通が遮断されるとともに、タンク通路41と接続通路43とが直接連通する。弁部材50のワッシャ部材51が第一弁座部32に当接している状態のとき、コイル61へ通電される電力は弁部材50の移動量が小さな通電初期に比較して小さな保持通電状態となっている。作動ヒステリシスの影響により、弁部材50の移動量に応じて弁部材50の移動のために必要な力、すなわちコイル61から発生する磁気吸引力は変化する。例えば、弁部材50が移動を開始するとき、すなわち弁部材50が第二弁座部33から第一弁座部32方向へ移動を開始するときと、弁部材50の移動量が大きな状態を保持するとき、すなわち弁部材50のワッシャ部材51が第一弁座部32に当接した状態を保持するときとを比較すると、弁部材50の移動量が大きな状態を保持するときの方がコイル61に供給する必要がある電力は小さくなる。そこで、ワッシャ部材51が第一弁座部32に当接している状態のとき、保持通電状態として弁部材50が第二弁座部33方向へ移動しない程度の電力をコイル61に供給する。保持通電状態では、例えばパルス状に断続的に電力が供給される。これにより、コイル61へ通電する電力を低減でき、コイル61からの発熱が低減される。
【0026】
図1に示すように、キャニスタ3は吸着剤3aを有している。吸着剤3aは、例えば活性炭などであり、燃料タンク2で発生した燃料のエバポを吸着する。キャニスタ3は、図2に示すハウジング20の弁室22と燃料タンク2とを連通するタンク通路41の途中に設置されている。また、キャニスタ3には、吸気装置80の吸気管81へ連通するパージ通路82が接続されている。キャニスタ3を通過することにより、燃料タンク2で発生したエバポは吸着剤3aに吸着され、キャニスタ3から流出する空気に含まれるエバポは所定の濃度以下となる。吸気装置80はエンジンの吸気系に連通する吸気管81を有しており、吸気管81には内部を流れる吸気流量を調整するスロットル弁83が設置されている。
【0027】
圧力センサ13は、接続通路43に設置されている。圧力センサ13は、接続通路43の圧力を検出し、ECU4に圧力に応じた信号を出力する。ECU4は、図示しないCPU、ROMおよびRAMなどを有するマイクロコンピュータから構成されており、チェックモジュール10が適用されるエンジンの各部を制御するために搭載されている。ECU4には、圧力センサ13をはじめエンジンの各部に設けられている種々のセンサから出力された信号が入力される。ECU4は、これら入力された種々の信号からROMに記録されている所定の制御プログラムにしたがってエンジンの各部を制御する。ブラシレスモータ12を駆動する制御回路5および切換弁装置30は、ECU4により制御される。
【0028】
次に、上記の構成のエバポシステム1のチェックモジュール10の作動について図4および図5に基づいて詳細に説明する。
エンジンの運転が停止されて所定期間が経過すると、燃料タンク2からのエバポリークのチェックが開始される。この所定期間は、車両の温度が安定するために必要な期間に設定されている。
【0029】
(1) まず、大気圧の検出が実施される。本実施例の場合、燃料タンク2からのエバポリークは圧力の変化に基づいて検出するため、標高差による大気圧の相違の影響を低減する必要がある。そこで、エバポリークのチェックに先立って大気圧を検出する。大気圧の検出は、接続通路43に設置されている圧力センサ13によって検出される。コイル61に電力が供給されていないとき、図2に示すように開放通路42はオリフィス通路45を経由して接続通路43と連通しているため、接続通路43の圧力は大気圧とほぼ同一である。圧力センサ13により検出された圧力は、圧力信号としてECU4に出力される。圧力センサ13から出力される圧力信号は、電圧比、デューティ比またはビット出力として出力される。これにより、電磁駆動部60など周囲の電気的な駆動部から発生するノイズの影響を低減することができ、圧力の検出精度を維持することができる。圧力センサ13により大気圧を検出することにより、チェックモジュール10の近傍の大気圧を測定することができる。そのため、チェックモジュール10とは遠隔に配置されている例えば燃料噴射装置の大気圧センサにより大気圧を検出する場合と比較して精度が向上する。
【0030】
このとき、図4に示すように圧力センサ13のみがONされ、ブラシレスモータ12および切換弁装置30への通電は停止されている。この状態を大気圧検出期間Aとする。そのため、図5に示すように圧力センサ13が検出した接続通路43の圧力は、大気圧と同一である。
【0031】
(2) 大気圧の検出が完了すると、検出した大気圧からチェックモジュール10が搭載された車両の標高を算定する。例えば、ECU4のROMに記録されている大気圧と標高との相関マップから標高を算定し、算定された標高に基づいてその後のエバポリークを検出するために用いられる各種のパラメータを補正する。これらの処理は、ECU4により実行される。
【0032】
パラメータの補正が完了すると、図4に示すように切換弁装置30のコイル61へ通電が開始され、エバポ発生検出状態Bとなる。このとき、弁部材50は図3に示す状態となり、ワッシャ部材51が第一弁座部32に当接する。これにより、開放通路42と接続通路43との連通が遮断されるとともに、タンク通路41と接続通路43とが連通する。そのため、燃料タンク2と接続通路43とが連通する。このとき、燃料タンク2において燃料が蒸発し、エバポが発生している場合、燃料タンク2の内部の圧力は外部と比較して高まるため、図5に示すように圧力センサ13により検出される接続通路43の圧力はわずかに上昇する。
【0033】
(3) 燃料タンク2におけるエバポの発生にともなう圧力上昇がチェックされると、図4に示すように切換弁装置30への通電が停止される。この状態を基準検出状態Cとする。そのため、図2に示すように弁部材50の当接部52は第二弁座部33に着座する。これにより、タンク通路41および開放通路42と接続通路43との直接の連通は遮断され、タンク通路41および開放通路42はオリフィス通路45を経由した連通となる。ここで、ブラシレスモータ12に通電すると、ポンプ11が駆動され接続通路43が減圧される。そのため、タンク通路41の混合ガスおよび開放通路42の空気は、オリフィス通路45を経由して接続通路43へ流入する。オリフィス通路45に設置されているオリフィス46により接続通路43へ流入する混合ガスは絞られるため、図5に示すように接続通路43の圧力は低下する。オリフィス46は所定の大きさに設定されているため、接続通路43の圧力は所定の圧力まで低下し一定となる。このとき、検出された接続通路43の所定の圧力は、基準圧力Prとして検出されECU4のRAMに記録される。
【0034】
(4) 基準圧力の検出が完了すると、図4に示すように再び切換弁装置30のコイル61に通電される。この状態を減圧状態Dとする。そのため、ワッシャ部材51が第一弁座部32に当接し、タンク通路41と接続通路43とが連通するとともに、開放通路42と接続通路43との連通が遮断される。これにより、燃料タンク2と接続通路43とが連通するため、燃料タンク2と接続通路43とは圧力が同一となり、接続通路43の圧力は一旦上昇する。そして、ブラシレスモータ12へ通電されることによりポンプ11が作動し、燃料タンク2の内部は図5に示すように時間の経過とともに減圧される。制御回路5は、ブラシレスモータ12の回転数をほぼ一定に制御する。そのため、燃料タンク2の内部と外部との圧力差を小さくした場合でも、エバポリークのチェックが可能である。このとき、接続通路43は燃料タンク2に連通しているため、圧力センサ13が検出する接続通路43の圧力は、燃料タンク2の内部の圧力と同一である。
【0035】
ポンプ11の作動にともなって、接続通路43すなわち燃料タンク2の内部の圧力が上記の(3)において記録された基準圧力Prよりも低下した場合、燃料タンク2からのエバポリークは許容以下と判断される。燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prよりも低下する場合、燃料タンク2の外部から内部への空気の侵入がなく、燃料タンク2の気密が十分に達成されていることを意味する。そのため、燃料タンク2の内部で発生したエバポが外部へ放出されることはなく、エバポリークは許容以下と判断することができる。
【0036】
一方、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prまで低下しない場合、燃料タンク2からのエバポリークが許容超過と判断される。燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prまで低下しない場合、燃料タンク2の内部の減圧にともなって外部から空気が侵入していると考えられる。そのため、燃料タンク2の内部でエバポが発生した場合、発生したエバポは燃料タンク2から外部へ放出されていると考えられる。したがって、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prよりも低下しない場合、エバポリークは許容超過と判断することができる。エバポリークが許容超過と判断されると、エンジンの次回の運転時において図示しないダッシュボードに警告ランプが点灯される。これにより、運転者にエバポリークが発生していることを認識させる。
なお、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prとほぼ同一の場合、燃料タンク2からオリフィス46に相当するエバポリークが生じていることになる。
【0037】
(5) エバポリークのチェックが完了すると、ブラシレスモータ12および切換弁装置30への通電が停止される。この状態を判断終了状態Eとする。これにより、図5に示すように接続通路43の圧力は大気圧に回復する。ECU4は、接続通路43の圧力が図5に示すように大気圧に回復したことを確認した後、圧力センサ13の作動を停止させ、エバポリークのチェックを終了する。
【0038】
以上、説明したように本発明の第1実施例によるチェックモジュール10によると、ポンプ11を駆動するための動力源として摺接部のない電気的に無接点のブラシレスモータ12を使用している。そのため、燃料タンク2からポンプ11およびブラシレスモータ12へ混合ガスが侵入した場合でも、局所的な摩耗が防止され、寿命を延長することができる。また、ブラシレスモータ12は、無接点であるためノイズの発生がなく、かつ制御回路5により定電圧制御が可能であるため、ブラシレスモータ12ならびにこれにより駆動されるポンプ11の作動を安定させることができ、エバポリークの検出精度を高めることができる。
【0039】
第1実施例では、燃料タンク2の減圧に先立ち、接続通路43においてオリフィス46を通過した混合ガスの圧力を検出している。そのため、標高(大気圧)、温度および湿度など周囲の環境、ならびにブラシレスモータ12の性能とは無関係にエバポリークをチェックすることができる。したがって、検出精度を高めることができる。
【0040】
第1実施例では、圧力センサ13により燃料タンク2に連通する接続通路43の圧力を直接検出している。そのため、例えばモータの電流値などから間接的に燃料タンク2の圧力を検出する場合と比較して、検出精度を高めることができる。
第1実施例では、燃料タンク2の内部を減圧することによりエバポリークをチェックしている。そのため、エバポリークのチェック時に混合気が燃料タンク2の外部へ放出されることがなく、環境保護を図ることができる。
【0041】
(第2実施例)
本発明の第2実施例によるチェックモジュールを適用したエバポシステムを図6に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0042】
図6に示すように、第2実施例によるチェックモジュール10は、圧力センサを有していない。そのため、ECU4は制御回路5からブラシレスモータ12の運動特性値を取得する。運動特性値とは、ブラシレスモータ12に供給される電圧、電流およびブラシレスモータ12の回転数などである。ブラシレスモータ12は、定電圧(定電流)制御が可能であるため、図7および図8に示すようにブラシレスモータ12の運動特性値である電流値と燃料タンク2の内部の圧力またはエバポリークが生じる開口の大きさ(リーク径)との間に精度の高い相関を得ることができる。そのため、ECU4は、制御回路5からブラシレスモータ12の運動特性値を監視することにより、燃料タンク2内部の圧力の変化を検出することができる。その結果、圧力センサにより接続通路43の圧力を直接検出しない場合でも、ブラシレスモータ12の運動特性値を検出することにより、接続通路43の圧力を間接的に高い精度で検出することができる。
【0043】
ブラシレスモータ12の運動特性値の検出は、制御回路5が本来有している機能である。すなわち、制御回路5は負荷検出手段として機能する。そのため、付加的な回路を必要とせず、圧力センサを廃止することができる。
なお、第2実施例の場合、圧力センサを有していないため、第1実施例で説明したようにエバポリークのチェックに先立つ大気圧の検出ができない。そのため、第2実施例では、例えばエンジンの燃料噴射装置あるいは吸気装置など他のシステムに設置されている圧力センサにより大気圧を検出する。
【0044】
(第3実施例)
本発明の第3実施例によるチェックモジュールについて説明する。
第3実施例は、エバポリークのチェック時において燃料タンク2を加圧する点で第1実施例と相違する。そのため、チェックモジュール10の作動が第1実施例と相違する。その他、チェックモジュール10の構成は第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0045】
以下、第3実施例によるチェックモジュール10の作動について図9に基づいて説明する。
(1) 大気圧および標高の検出は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。大気圧検出期間Aのとき、圧力センサ13が検出した接続通路43の圧力は、大気圧と同一である。
【0046】
(2) 大気圧および標高の検出が完了すると、切換弁装置30のコイル61へ通電が開始され、エバポ発生検出状態Bとなる。このとき、弁部材50は図3に示す状態となり、ワッシャ部材51が第一弁座部32に当接する。これにより、開放通路42と接続通路43との連通が遮断されるとともに、タンク通路41と接続通路43とが連通する。そのため、燃料タンク2と接続通路43とが連通する。このとき、燃料タンク2において燃料が蒸発し、エバポが発生している場合、燃料タンク2の内部の圧力は外部と比較して高まっているため、図9に示すように圧力センサが検出する接続通路43の圧力はわずかに上昇する。
【0047】
(3) 燃料タンク2におけるエバポの発生にともなう圧力上昇がチェックされると、切換弁装置30への通電が停止され、基準検出状態Cとなる。そのため、図2に示すように弁部材50の当接部52は第二弁座部33に着座する。これにより、タンク通路41および開放通路42と接続通路43との直接の連通は遮断され、オリフィス通路45を経由した連通となる。ここで、ブラシレスモータ12に通電すると、ポンプ11が駆動される。第3実施例では、ポンプ11は接続通路43を加圧する。そのため、接続通路43の混合ガスはオリフィス通路45のオリフィス46を経由して弁室22へ流出する。弁室22へ流出した混合ガスは、開放通路42を経由して開放端42aから大気中へ放出される。オリフィス通路45に設置されているオリフィス46により弁室22へ流出する混合ガスは絞られるため、図9に示すように接続通路43の圧力は上昇する。オリフィス46は所定の大きさに設定されているため、接続通路43の圧力は所定の圧力まで上昇し一定となる。このとき、検出された接続通路43の所定の圧力は、基準圧力Ppとして検出されECU4のRAMに記録される。
【0048】
(4) 基準圧力Ppの検出が完了すると、図4に示すように再び切換弁装置30のコイル61に通電され、減圧状態Dとなる。そのため、ワッシャ部材51が第一弁座部32に当接し、タンク通路41と接続通路43とが連通するとともに、開放通路42と接続通路43との連通が遮断される。そして、ブラシレスモータ12へ通電されることによりポンプ11が作動し、図9に示すように燃料タンク2の内部は時間の経過とともに加圧される。
【0049】
ポンプ11の作動にともなって、接続通路43すなわち燃料タンク2の内部の圧力が上記の(3)において記録された基準圧力Ppよりも上昇した場合、燃料タンク2からのエバポリークは許容以下と判断される。燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Ppよりも上昇する場合、燃料タンク2の気密が十分に達成されていることを意味する。そのため、燃料タンク2の内部で発生したエバポが外部へ放出されることはなく、エバポリークは許容以下と判断することができる。
【0050】
一方、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Ppまで到達しない場合、燃料タンク2からのエバポリークが許容超過と判断される。燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prまで上昇しない場合、燃料タンク2の内部の加圧にともなって燃料タンク2の内部から外部へ混合ガスが流出していると考えられる。そのため、燃料タンク2の内部でエバポが発生した場合、発生したエバポは燃料タンク2の外部へ放出されていると考えられる。したがって、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Ppまで上昇しない場合、エバポリークは許容超過と判断することができる。エバポリークが有りと判断された後の処理は第1実施例と同様であり、説明を省略する。
なお、燃料タンク2の内部の圧力が基準圧力Prとほぼ同一の場合、燃料タンク2からオリフィス46に相当するエバポリークが生じていることになる。
【0051】
(5) エバポリークのチェックが完了すると、ブラシレスモータ12および切換弁装置30への通電が停止され、判断終了状態Eとなる。これにより、図9に示すように接続通路43の圧力は大気圧に回復する。ECU4は、接続通路43の圧力が大気圧に回復したことを確認した後、圧力センサ13の作動を停止させ、エバポリークチェックを終了する。
【0052】
第3実施例では、エバポリークのチェック時に燃料タンク2を加圧する場合について説明した。第3実施例では、第1実施例と同一の構成で燃料タンク2を加圧する場合にもチェックモジュール10を適用することができる。また、第3実施例でも第1実施例と同様に、ブラシレスモータ12を使用しているため、第1実施例と同様にブラシレスモータの12の寿命の延長などの効果を得ることができる。
なお、第3実施例において圧力センサ13を省略し、第2実施例と同様にブラシレスモータ12の運動特性値に基づいてエバポリークをチェックすることも可能である。
【0053】
以上、説明した本発明の複数の実施例では、エバポリークのチェックのためにオリフィスを設置する例について説明した。しかし、構成の簡略化のためにオリフィスを廃止し、圧力あるいはブラシレスモータの運動特性値の絶対的な変化からエバポリークのチェックすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるチェックモジュールを適用したエバポシステムの構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施例によるチェックモジュールの要部を示す模式的な断面図であって、コイルへ通電されていない状態を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例によるチェックモジュールの要部を示す模式的な断面図であって、コイルへ通電されている状態を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例によるチェックモジュールのブラシレスモータ、圧力センサおよび切換弁装置の作動状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例によるチェックモジュールの接続通路における圧力の経時的な変化を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例によるチェックモジュールを適用したエバポシステムの構成を示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施例によるチェックモジュールのブラシレスモータへ供給される電流値と接続通路の圧力との関係を示す模式図である。
【図8】本発明の第2実施例によるチェックモジュールのブラシレスモータへ供給される電流値とエバポリークが生じるリーク径との関係を示す模式図である。
【図9】本発明の第3実施例によるチェックモジュールの接続通路における圧力の経時的な変化を示す模式図である。
【符号の説明】
2 燃料タンク
3 キャニスタ(吸着手段)
5 制御回路(負荷検出手段)
10 チェックモジュール(エバポリークチェックシステム)
11 ポンプ
12 ブラシレスモータ
13 圧力センサ
30 切換弁装置(切換手段)
41 タンク通路(第一連通部)
42 開放通路(第二連通部)
42a 開放端
46 オリフィス(絞り部)
Claims (10)
- 燃料タンクの内部と外部との間に圧力差を形成し、前記燃料タンクからのエバポリークをチェックするエバポリークチェックシステムであって、
前記燃料タンクの内部と外部との間に圧力差を形成するポンプと、
前記ポンプを駆動するブラシレスモータと、
前記燃料タンクにおいて発生したエバポを吸着する吸着手段を有し、前記燃料タンクに連通している第一通路部と、
大気に開放されている開放端を有する第二通路部と、
前記第一通路部または前記第二通路部のいずれか一方または両方と前記ポンプとの連通を切り換え可能な切換手段と、
前記ポンプ、前記ブラシレスモータおよび前記切換手段を内部に収容するハウジングと、
を備えることを特徴とするエバポリークチェックシステム。 - 前記第二通路部と前記ポンプとの間に、エバポリークが許容される開口の大きさに対応する絞り部を備えることを特徴とする請求項1記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記ポンプは、前記燃料タンクの内部を外部より低圧に減圧することを特徴とする請求項1または2記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記切換手段から前記ポンプまでの通路に、この通路の圧力を検出する圧力検出手段を備えることを特徴とする請求項1、2または3記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記ブラシレスモータの作動負荷を検出する負荷検出手段を備え、前記負荷検出手段は前記ポンプの運動特性値を検出することを特徴とする請求項1、2または3記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記負荷検出手段が検出する前記ポンプの運動特性値は、前記ブラシレスモータの電流値または前記ブラシレスモータの回転数であることを特徴とする請求項5記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記負荷検出手段が検出した運動特性値は、電圧比、デューティ比またはビット出力の少なくとも一つにより出力されることを特徴とする請求項5または6記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記ブラシレスモータは、回転数が一定に制御されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記ポンプおよび前記ブラシレスモータは、前記燃料タンクおよび前記吸着手段よりも上方に設置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載のエバポリークチェックシステム。
- 前記切換手段は、作動が維持されているとき、作動の開始時よりも供給電力が小さな保持通電状態に制御されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載のエバポリークチェックシステム。
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