JP3887697B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末に接続して用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタとして、特開2001−307822公報に記載されたものが知られている。図11は、このコネクタの一部分を拡大して示している。このコネクタに接続されるフラットケーブル100は、複数本のシールド電線101を並列してフィルムで覆うことで帯状に形成されており、その端末においては、各シールド電線101のシールド層102を一対の導電板によって挟み互いに半田づけすることで短絡体103が固着され、さらにその先では各シールド電線101の芯線(図示せず)が露出されている。コネクタのハウジング104には、前記の短絡体103が保持されるとともに、各シールド電線101の芯線が同じくハウジング104に保持された端子金具(図示せず)に個別に接続されている。また、ハウジング104の周囲はシールドシェル105にて覆われており、このシールドシェル105は短絡体103を介して各シールド電線101のシールド層102に接続されることで、放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のコネクタにおいては、ハウジング後端から延出するフラットケーブルが厚み方向に曲げられたときに、フラットケーブルにおける短絡体の固着部分に負荷がかかると、そこからシールド電線が切断されてしまうおそれがある。そこで、上記のコネクタにおいては、シールドシェル105の上壁部105Aとハウジング104の後壁部104Aとの間にシールド電線101を挟むことで、フラットケーブル100が厚み方向(上下方向)に曲げられた際に、短絡体103の固着部分(符号Sで示す)に負荷をかけないようにしている。
しかし、実際には上記のコネクタにおいても、ハウジング104及びシールドシェル105とフラットケーブル100との間にクリアランスがあることや、シールド電線101の被覆部分が撓むことなどから、フラットケーブル100が曲げられた場合には、やはり短絡体103の固着部分Sに負荷がかかってそこから切断する可能性がある。そこで、フラットケーブル100の切断をより確実に防止するためには、フラットケーブル100を短絡体103から離れたなるべく後方(図では左側)の位置にて保持することが望ましい。
【0004】
コネクタのサイズを変えずに、フラットケーブル100を保持する位置をより後方に設定するためには、例えば図12(A)に示すように、ハウジング104の後壁部104Aからシールドシェル105後端の立ち上がり部分105Bの上方の隙間に向けて延び出す延出部106を設けて、この延出部106とシールドシェル105の上壁部105Aとの間にフラットケーブル100を挟むようにする方法が考えられる。しかしながら、このようなコネクタでは、小型化の要請からハウジング104やシールドシェル105の厚みが相当に小さく形成されているため、延出部106の厚みが極めて小さいものとなって強度が不足する。
また、別の方法として、図12(B)に示すように、シールドシェル105後端の立ち上がり部分105Bを無くすとともに、ハウジング104の後壁部104Aの厚みを変えずにその長さをコネクタの後端位置まで延長することも考えられる。しかし、この場合には、直角曲げされた立ち上げり部分105Bが無くなることで、シールドシェル105の厚み方向の強度が不足してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ハウジングやシェルの強度不足を招くことなく、フラットケーブルの切断をより確実に防止することの可能なコネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るフラットケーブル用コネクタは、複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末に接続して用いられるコネクタであって、ハウジング内には前記各シールド電線の芯線が幅方向に並列して保持されるとともに、このハウジングを覆うようにして前記各シールド電線のシールド層に接続可能なシールドシェルが設けられたものにおいて、
前記シールドシェルは、基部側シェルとこの基部側シェルに対してほぼ平行姿勢に折り曲げ可能な蓋側シェルとからなるとともに、このシールドシェルにおける前記フラットケーブルが導出される後端には、前記フラットケーブルを厚み方向から挟持する一対の電線押さえ部と、前記シールドシェルの後端における幅方向の中間部分に配され係止溝を有して前記シールド電線の間に立ち上がり形成されたロック板と、前記蓋側シェルが前記基部側シェルに対してほぼ平行姿勢に折り曲げられた場合に前記係止溝に係止可能なフックとが設けられているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シールドシェルには、前記ハウジングの後端位置において厚み方向に略直角に立ち上がり形成された立ち上がり縁部が設けられるとともに、その立ち上がり縁部の先端を後方へ向けて略直角に折り曲げて延出させることで前記一対の電線押さえ部のうちの少なくとも一方が形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、シールドシェルに設けられた一対の電線押さえ部によってフラットケーブルを挟持するため、フラットケーブルが厚み方向へ曲げられた際に、フラットケーブルのうちハウジングに保持された部分、例えば短絡体の固着部分に負荷がかかることが防止される。これにより、ハウジングやシールドシェルの強度不足を招くことなく、従来よりも後方の位置でフラットケーブルを保持でき、フラットケーブルの切断をより確実に防止することができる。
【0008】
請求項2の発明によれば、シールドシェルは、厚み方向に直角に立ち上がり形成された立ち上がり縁部とその先端を直角に曲げて延出させた電線押さえ部とを備えているため、強度が高められる。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
次に本発明の第1実施形態を図1から図9を参照して説明する。
この実施形態のコネクタは大まかには、図1に示すように、フラットケーブル10の端末が取り付けられるハウジング20と、このハウジング20に装着されるシールドシェル40とから構成されている。このコネクタは、回路基板(図示せず)に固定された相手側コネクタ(図示せず)と嵌合可能とされており、嵌合状態とすることで、相手側コネクタに設けられた端子金具を介してフラットケーブル10が回路基板上の回路に接続されるようになっている。
【0010】
フラットケーブル10は、図4にも示すように、複数本のシールド電線11が所定間隔を開けて並列して配され、フィルム17で覆われて帯状に形成されている。このフラットケーブル10の端末では、各シールド電線11のシールド層14にわたって短絡体18が横切るように固定されている。この短絡体18は、一対の導電板により各シールド電線11のシールド層14を挟むとともに、両導電板間を半田により接合した構成となっている。短絡体18の先には芯線12が露出して突出され、整列シート19で連結されることにより芯線12同士も所定間隔を開けた並列状態に保持されている。
【0011】
ハウジング20には、上記した各シールド電線11の芯線12と接続可能な端子金具21が、シールド電線11と同数装着されるようになっている。端子金具21は圧接タイプであり、図2に示すように、全体として細長形状をなし、先端側が一段高く屈曲形成されて接触部22とされている。一方、後端側では、二股となりつつ上方に直角曲げされることで圧接部23が形成され、この圧接部23の縦向きの溝が、シールド電線11の芯線12を圧接する圧接溝24となっている。
【0012】
ハウジング20は、合成樹脂材によって横長の厚板状に形成されている。このハウジング20における前側(図2の右側)の2/3強の部分には、端子金具21の装着領域26が設定されており、この装着領域26では、前端側で一段高くなった段付き状に形成されているとともに、端子金具21を挿入可能な複数の端子挿入溝27が横幅方向に間隔を開けて形成されている。また段付き部付近では、端子挿入溝27の間を仕切る仕切壁29が立てられている。したがって各端子金具21は、図2に示すように、先端の接触部22を一段高くなった部分に載せつつ端子挿入溝27に嵌められている。なお、ハウジング20を相手側コネクタ(図示せず)と嵌合した状態では接触部22に相手側コネクタに設けられた端子金具が接触するようにされている。
【0013】
また、ハウジング20における装着領域26の直後には、フラットケーブル10のシールド電線11における内部被覆13の間を適宜に仕切る案内部30が、ハウジング20の後端側には、同シールド電線11の外部被覆15の間を適宜に仕切る案内部31がそれぞれ形成されている。さらに、案内部30と案内部31との中間には全体として横長の凹み形状をなす載置部32が形成され、ここにフラットケーブル10の短絡体18をハウジング20の後端から少し離間した位置に位置決めしつつ載置可能とされている。
【0014】
ハウジング20には、その上面、詳細には前側の仕切壁29の列設位置の少し後方位置から、後縁の案内部31の列設位置にわたる領域の上面を覆うべくカバー35が装備されている。このカバー35は、合成樹脂材によりハウジング20とは別体として形成されているが、ハウジング20の横幅方向の一端において、ヒンジ36を介して揺動可能に一体的に組み付けられている。
カバー35の裏面には、図6に示すように、カバー35が閉じて被せられた場合において、端子金具21における圧接部23の前後両側に進入する一対の押圧部37が、各端子挿入溝27と対応する位置ごとに形成されている。
【0015】
シールドシェル40は、りん青銅等の1枚の導電性金属板をプレス加工することによって、基部側シェル41と蓋側シェル42とが一体に形成されている。詳細には、図2及び図3にも示すように、基部側シェル41は、ハウジング20の下面のほぼ全面に当てられる形状に形成され、平板な本体部44における前縁(図3の奥側)には、その横幅方向の両端を除いた部分において、ハウジング20の一段高くなった下面に当たるべく高位部45が段差状に形成されている。
【0016】
基部側シェル41の本体部44の前縁における両端部からは、所定幅の連結片47が垂直に立ち上がって形成され、両連結片47の上端に蓋側シェル42が一体に形成されている。したがって成形時には、基部側シェル41と蓋側シェル42とが互いに直交している。また、連結片47は途中位置から折り曲げ可能となっている。
【0017】
基部側シェル41における後縁側(図1の手前側)の左右側縁寄りの位置には、略門形状の差込片48が切り起こし形成されている。一方、ハウジング20には、載置部32の側端位置に上下に貫通する差込溝(図示せず)が形成され、ここに基部側シェル41の差込片48が緊密に差し込まれることで基部側シェル41とハウジング20とが係止される。また、蓋側シェル42の揺動端側の左右側縁寄りの位置には、差込片49が切り起こし形成されている。一方、ハウジング20には、載置部32よりも横幅方向の外側部分の上面に差込溝33が設けられ、蓋側シェル42が基部側シェル41とほぼ平行姿勢に折り曲げられた状態において、この差込溝33に蓋側シェル42の差込片49が緊密に差し込まれることで蓋側シェル42とハウジング20とが係止される。
【0018】
また基部側シェル41における後縁側には、上記したフラットケーブル10における短絡体18の下面に弾性的に当接する図示4本の接触片55が切り起こし形成されている。一方、ハウジング20には、載置部32の底面に接触片55を通す窓孔34が対応して形成されている。また、蓋側シェル42の揺動端側には、短絡体18の上面に弾性的に接触可能な同じく図示4本の接触片56が切り起こし形成されている。一方、上記したカバー35には、接触片56を通す窓孔38が対応して形成されている。
【0019】
基部側シェル41の左右の側縁には、係止板60が立ち上がり形成され、各係止板60の外面に、斜め下向きに突出した係止片61が切り起こし形成されている。一方、ハウジング20の左右両側面の前端側には、係止突起39が突出して形成されている。また、蓋側シェル42の左右両側縁には、被係止板62が立ち上がり形成され、この被係止板62には、基部側シェル41とほぼ平行姿勢に折り曲げられた場合に、係止片61が嵌まる係止孔63と、係止突起39が嵌まる係止孔64とが形成されている。
なお、ハウジング20における左右側端の後端側には、図5に示すように、指かけ部65が横幅方向へ張り出して形成されており、この指かけ部65には、上記の係止板60を嵌める装着孔66が上下に貫通して形成されている。
【0020】
基部側シェル41の後縁には、立ち上がり縁部68がほぼ全幅にわたって直角に立ち上がり形成され、さらに蓋側シェル42の揺動端にも立ち上がり縁部69が同様に形成されている。両シェル41,42は、これらの立ち上がり縁部68,69が設けられていることによって厚み方向(上下方向)について曲げ強度が高められている。両立ち上がり縁部68,69は、基部側シェル41及び蓋側シェル42をハウジング20に組み付けた状態において、図8及び図9に示すように、ハウジング20の後端に位置し、その間からフラットケーブル10の各シールド電線11が外部に導出される。基部側シェル41における立ち上がり縁部68の先端部分は電線押さえ部68Aとされており、組付け後の状態においては、この電線押さえ部68Aがシールド電線11に対してほぼ接触状態となるように設定されている。また、蓋側シェル42における立ち上がり縁部69には、その先端から延出した部分を揺動端側(後方)へ向けて直角に折り曲げて延出させることで形成された電線押さえ部70が幅方向の中央付近に図示4つ形成されている。組み付け後の状態においては、電線押さえ部70はシールド電線11に対し面当たり状にほぼ接触状態となるように設定されている。また、両電線押さえ部68A,70は、互いに対向する位置にあり、組み付け状態においては、両電線押さえ部68A,70の間にシールド電線11が挟持される。
【0021】
また、基部側シェル41における立ち上がり縁部68には、幅方向の中間部分において、所定間隔をあけて係止溝71の開口された図示3枚のロック板72が立ち上がり形成されているとともに、蓋側シェル42における立ち上がり縁部69には、基部側シェル41とほぼ平行姿勢に折り曲げられた場合に係止溝71に係止可能なフック73が対応して形成されている。
【0022】
続いて、本実施形態の組み付けの手順を説明する。
まず、カバー35が開かれた状態においてハウジング20の各端子挿入溝27に対して端子金具21がそれぞれ装着される。次に、このハウジング20が、図2の矢線に示すように、シールドシェル40の基部側シェル41の上に入れられて、差込片48が対応する差込孔に差し込まれつつ載せられる(図4)。
【0023】
この状態から図4の矢線に示すように、フラットケーブル10の端末が、ハウジング20の装着領域26に上方から装着され、短絡体18が載置部32に位置決め状態で載置される。これに伴い、各シールド電線11の芯線12が、対応する端子金具21における圧接部23の圧接溝24に圧入される(図6参照)。これにより、各シールド電線11と端子金具21同士が接続される。
次に、カバー35がヒンジ36を中心に表裏反転されるようにして揺動され、図5に示すように閉じられる。これに伴い、図6に示すように、カバー35の裏面に設けられた前後一対の押圧部37が圧接部23の前後両側に進入し、各シールド電線11における芯線12の圧接部分の前後を押さえ付けることで圧接状態に保持する。
【0024】
続いて、両連結片47の所定位置から、図7の矢線に示すように、蓋側シェル42を後方に向けて折り曲げる。蓋側シェル42が90度折り曲げられると、差込片49がハウジング20の差込溝33に緊密に差し込まれる。また、図7から図9に示すように、ハウジング20の後端側において、蓋側シェル42の揺動端のフック73が、基部側シェル41の対応するロック板72の係止溝71に弾性的に嵌まり、また、ハウジング20の側端の被係止板62の係止孔63,64に、対応する係止板60の係止片61と、ハウジング20の係止突起39とがそれぞれ弾性的に嵌まることで、蓋側シェル42が基部側シェル41との間でハウジング20を挟んで閉じた状態にロックされる。
【0025】
これにより、両シェル41,42が閉鎖状態に保持される。従って、フラットケーブル10が厚み方向に引っ張られた際に、ハウジング20やシールドシェル40が開き変形しないため、フラットケーブル10がハウジング20から外れたり、あるいは断線したりすることが防止される。また、カバー35が蓋側シェル42で押さえられて、上記のように各シールド電線11の芯線12が圧接状態に保持される。それとともに、基部側シェル41及び蓋側シェル42の接触片55,56が、ハウジング20及びカバー35の窓孔34,38を通って短絡体18の表面に弾性的に押し付けられて電気的接触が図られ、回りを囲むように配されたシールドシェル40の機能によって、放射ノイズを除去する等のシールド効果が得られる。
また、フラットケーブル10の導出されるシールドシェル40の後端位置においては、基部側シェル41の電線押さえ部68Aがシールド電線11に対しほぼ接触状態となるとともに、蓋側シェル42の電線押さえ部70がシールド電線11に対し面当たり状にほぼ接触状態となり、シールド電線11が両電線押さえ部68A,70の間に挟持された状態となる。
【0026】
以上説明したように本実施形態によれば、シールドシェル40に設けられた一対の電線押さえ部68A,70によってフラットケーブル10を挟持するため、フラットケーブル10が厚み方向へ曲げられた際に、フラットケーブル10のうちハウジング20に保持された部分、即ち短絡体18の固着部分Sに負荷がかかることが防止される。これにより、ハウジング20やシールドシェル40の強度不足を招くことなく、従来よりも後方の位置でフラットケーブル10を保持でき、フラットケーブル10の切断をより確実に防止することができる。
【0027】
また、シールドシェル40は、厚み方向に直角に立ち上がり形成された立ち上がり縁部69とその先端を直角に曲げて延出させた電線押さえ部70とを備えているため、強度が高められる。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)図10に示すように、基部側シェル41における立ち上がり縁部75の端部を、蓋側シェル42の電線押さえ部70と対向するように、後方へ向けて直角に折り曲げて延出させることで電線押さえ部76を形成し、シールド電線11に対し上下両側から電線押さえ部70,76を面当たり状に接触させ、シールド電線11を挟持するようにしても良い。本構成によれば、電線押さえ部70,76のシールド電線11に対する接触面が大きいため、フラットケーブル10が曲げられた際に、シールド電線11を傷つけにくい。
(2)シールドシェルについては、基部側シェルと蓋側シェルとが別体物として後から組み付けられるようになっていてもよい。
(3)ハウジングには端子金具を設けずに、フラットケーブルの芯線を露出状態で保持させておき、相手側コネクタとの嵌合時に相手側コネクタの有する端子金具を直接芯線に導通接触させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視図
【図2】ハウジングとシールドシェルとの初めの組み付け動作を示す縦断面図
【図3】シールドシェルの成形時の斜視図
【図4】フラットケーブルの端末の装着動作を示す縦断面図
【図5】カバーを閉じた状態の斜視図
【図6】蓋側シェルの閉鎖動作を示す縦断面図
【図7】蓋側シェルの閉鎖動作の説明図
【図8】蓋側シェルの閉鎖完了時の斜視図
【図9】その縦断面図
【図10】他の実施形態におけるコネクタの後部を示す部分拡大断面図
【図11】従来のコネクタの後部を示す部分拡大断面図
【図12】(A)従来のコネクタを変形した一例を示す部分拡大断面図
(B)他の一例を示す部分拡大断面図
【符号の説明】
10…フラットケーブル
11…シールド電線
12…芯線
14…シールド層
18…短絡体
20…ハウジング
21…端子金具
35…カバー
40…シールドシェル
41…基部側シェル
42…蓋側シェル
68,69,75…立ち上がり縁部
68A,70,76…電線押さえ部
Claims (2)
- 複数本のシールド電線を並列してなるフラットケーブルの端末に接続して用いられるコネクタであって、ハウジング内には前記各シールド電線の芯線が幅方向に並列して保持されるとともに、このハウジングを覆うようにして前記各シールド電線のシールド層に接続可能なシールドシェルが設けられたものにおいて、
前記シールドシェルは、基部側シェルとこの基部側シェルに対してほぼ平行姿勢に折り曲げ可能な蓋側シェルとからなるとともに、
このシールドシェルにおける前記フラットケーブルが導出される後端には、
前記フラットケーブルを厚み方向から挟持する一対の電線押さえ部と、
前記シールドシェルの後端における幅方向の中間部分に配され係止溝を有して前記シールド電線の間に立ち上がり形成されたロック板と、
前記蓋側シェルが前記基部側シェルに対してほぼ平行姿勢に折り曲げられた場合に前記係止溝に係止可能なフックとが設けられていることを特徴とするフラットケーブル用コネクタ。 - 前記シールドシェルには、前記ハウジングの後端位置において厚み方向に略直角に立ち上がり形成された立ち上がり縁部が設けられるとともに、その立ち上がり縁部の先端を後方へ向けて略直角に折り曲げて延出させることで前記一対の電線押さえ部のうちの少なくとも一方が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブル用コネクタ。
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