JP3878718B2 - 歩行型野菜移植機の操作部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩行型野菜移植機の移植爪による移植深さや、移植後の苗を覆土する覆土輪による覆土圧を調整するレバーを配置する操作部の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から苗載台上に野菜苗が生育された苗トレイを載置し、機体の後部に左右にスライド軸を横設し、該スライド軸に摺動自在に苗載台を配し、該苗載台の左右往復動の終端位置で苗トレイの縦送り駆動が行われ、横送り駆動によって野菜苗を苗取り位置に案内し、苗取爪によって野菜苗を取り出し、開口器より構成される移植爪内に投入して、該移植爪を下降して土中に突入させて野菜苗を植え付け、覆土輪によって両側の土を押さえつけて覆土する技術は公知となっている。前記移植爪に動力を伝達する伝動ケースはミッションケースに回動自在に枢支されている。一方、覆土輪を支持するフレームを、伝動ケースに固設する下部フレームに枢支し、覆土輪に対して下部フレームを上方に回動させることで、下部フレームを介して伝動ケースが上方に回動され、移植爪が上方に回動され、移植深さを浅くしている。逆に、覆土輪と下部フレームとの間隔を狭めるように、下部フレームを下方に回動させることで、移植爪を下方に移動させて、移植深さを深くしていた。また、前記覆土輪による覆土圧は、下部フレームを下方に回動させる力を調整することによって行われ、覆土圧調整レバーや、移植深さ調整レバー等は覆土輪の近傍位置に個別に配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の歩行型移植機における移植深さ調整レバーや、覆土圧調整レバー等の操作レバーは、覆土輪の近傍位置である、機体後部の苗載台下方に配置されていた。従って、前記移植深さ調整レバー等を操作するためには、オペレータは身を屈め、苗載台の下前方に配置されているレバーまで手を延ばして切替操作を行っており、切替操作時に機体の姿勢の変化を確認しながら操作することができず、切替調整後にレバーより離れ、姿勢の確認後に再調整する必要があり、煩雑なものとなっていた。その為に、前記調整レバーや、覆土圧調整レバーを機体後部のハンドルの近傍位置に配置することが望まれるが、苗載台等を回避して配置する必要があり、複雑なリンク構成となり、円滑な操作をさせることが困難となることが予測されていた。
また、前記移植深さ調整レバーと覆土圧調整レバー等が個別に配置されており、両レバーを交互に調整しながら操作することが困難なものとなっていた。更に、前記移植深さ調整レバーが下部フレーム後部に配されている場合には、下部フレームの上方回動が規制され、移植深さを調整するために、機体を昇降させる必要があり、調整を困難としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
請求項1においては、メインフレーム(1)を平面視前方を開放した略コ字状に構成し、該メインフレーム(1)の前後中央部の間に、移植爪(31)の昇降開閉機構(32)と、苗取り駆動機構(65)を配置し、前記メインフレーム(1)の後部の間に苗載台(34)が配置され、該メインフレーム(1)後部より前下方に延出するガイドフレーム(147)に苗載台(34)を摺動自在に支持し、該ガイドフレーム147より下方で、該移植爪31の後下方に下部フレーム37を配置し、該下部フレーム37に覆土輪39を吊設し、前記覆土輪39を支持する覆土輪支持フレーム213と下部フレーム37との取り付け角度を変更することにより移植爪31の移植深さを調整する植深さレバー70と、下部フレーム37の後部を上下動させることで、覆土圧を調整する覆土圧調整レバー73を、前記メインフレーム1の後部に固設したハンドル36より下方で、覆土輪39より上方のガイドフレーム147に沿って配設し、前記ガイドフレーム147・147の後部のメインフレーム1の後端部近傍位置に連結棒220を横設し、該連結棒220に操作板216を固設し、該操作板216に植深さレバー70と、覆土圧調整レバー73を配置したものである。
請求項2においては、請求項1記載の歩行型野菜移植機の操作部において、該操作板216に、植深さレバー70と覆土圧調整レバー73の他に、歩行型野菜移植機の速度を変速する主変速レバー71と、株間を変える株間変更レバー72とを配置したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を、添付の図面を用いて説明する。
図1は歩行型野菜移植機の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は歩行型野菜移植機後部を示す側面図、図4は覆土輪支持構成を示す側面図、図5は植深さレバーに連動するリンク機構を示す側面図一部断面図、図6は覆土圧調整レバーに連動するリンク機構を示す側面図一部断面図、図7は本発明の第二操作部を示す平面図一部断面図、図8は移植爪の昇降開閉機構を示す平面図一部断面図である。
【0006】
次に、本発明の野菜移植機について全体構成から説明する。
図1、図2に示すように、メインフレーム1が前低後高に配置されて、該メインフレーム1の前部にエンジンフレーム2を固設し、該エンジンフレーム2上にエンジンEを載置し、前記エンジンフレーム2の後部とメインフレーム1の前下部にミッションケース3が固定され、メインフレーム1後部の内側に移植部Aが配置され、メインフレーム1後端に第一操作部245が配設されている。該第一操作部245には走行クラッチレバーや作業クラッチレバー等が配置されている。該エンジンEやミッションケース3の上方や側方はカバー9によって覆われている。
【0007】
前記メインフレーム1は鋼管等からなるパイプ部材を折り曲げて、側面視「へ」字状に、平面視前方を開放した略コ字状に構成され、平面視において、前部の幅は狭く後部の幅は広くして、後部のメインフレーム1の幅は車幅と略一致させて、側部を障害物から保護できるようにし、メインフレーム1が斜め上後方へ延出するように配設されている。
【0008】
前記メインフレーム1の前端がエンジンフレーム2の中途部の側方に位置し、メインフレーム1の前部途中位置より内側方向に固定アーム80・80を左右対向させて固設し、該固定アーム80・80の内側端部にエンジンフレーム2の後上部を固定している。該エンジンフレーム2の前部上にはエンジンEが載置固定され、該エンジンフレーム2内には駆動力の大きい昇降用油圧シリンダーが配設されている。
【0009】
前記エンジンEの出力軸5上に出力プーリー6が固定され、該出力プーリー6よりベルト50を介してエンジンE後上方に配置する発電機4に動力が伝えられ、出力プーリー6よりベルト51を介してミッションケース3に動力が伝えられ、該ベルト51はメインフレーム1を横切るように配設されている。
【0010】
そして、前記ミッションケース3の下部両側より走行駆動軸10・10が突出され、該走行駆動軸10・10に前輪支持体52・52と、その内側に後走行駆動ケース12・12がそれぞれ上下回動自在に枢支され、側面視「入」状に配置されている。該後走行駆動ケース12内の走行駆動軸10上にはスプロケットが固設され、後走行駆動ケース12の他側に車軸14が軸支されて、該後走行駆動ケース12内の車軸14上にはそれぞれスプロケットが固定され、走行駆動軸10よりプロケット、チェーンを介して車軸14を駆動できるようにしている。該後走行駆動ケース12の車軸14上に後輪16が固定されて、前輪支持体52端部に前輪15が枢支され、後輪駆動で走行している。
【0011】
前記メインフレーム1の左右両側上に、予備苗台30・30が前後方向に固定されている。前記メインフレーム1の前後中央部の間に移植爪31の昇降開閉機構32や苗取り駆動機構65が配置されている。前記移植爪31の後下方には、下部フレーム37が配され、該下部フレーム37に覆土輪39が支持されている。また、前記メインフレーム1の後部の間に苗載台34が配置され、メインフレーム1後部より前下方に延出するガイドフレーム147に苗載台34が摺動自在に支持されている。
【0012】
前記苗取り駆動機構65の苗取駆動ケース84内には、横送り駆動機構と縦送り駆動機構が配設され、苗取駆動ケース84より内側に突出する横送り軸85によって苗載台34を横送りし、苗取駆動ケース84より外側に突出する縦送り出力軸86を介して苗載台34に縦送り駆動力が伝達され、苗載台34に縦送り駆動機構を配することがなく、苗載台34の小型軽量化が図られており、該苗載台34底面を圃場より上方位置に配され、該苗載台34下方の空間が開放され、本発明の第二操作部222が配設される。
【0013】
また、前記メインフレーム1後端に平面視コ字状に構成したハンドル36が設けられ、該ハンドル36には、主クラッチレバー241、植付けクラッチレバー243、昇降レバー、操向クラッチレバー等を有する第一操作部245が配されている。
【0014】
前記移植爪31の昇降開閉機構32はミッションケース3一側(本実施例では右側)より後方へ突出した伝動ケース45の後部に配置され、チェーンやスプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗取り駆動機構65にもミッションケース3からチェーン67やスプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗載台34には、苗取り駆動機構65よりスプロケット、チェーン69を介して縦送り駆動力が伝達されている。この縦送り駆動力によって苗トレーが下方へ一定量ずつ搬送されて、苗取り駆動機構65によって駆動される苗取爪66によって、苗トレーから苗を一つずつ移植爪31に搬送して、該移植爪31を下降して畝上で開き落下させて、覆土輪39によって両側の土を押さえつけて移植するのである。
【0015】
次に、前記移植爪31の昇降開閉させる昇降開閉機構32の構成について説明する。
図3、図8に示すように、前記伝動ケース45の後端部に移植駆動軸200が軸支され、該移植駆動軸200の一端には、ロータリケース201が固設され、該ロータリケース201には、クランクアーム202が連結され、該クランクアーム202には、移植アーム203が枢支されており、該移植アーム203には、爪支持体204と進退ロッド205を介して移植爪31が連結されている。該移植爪31は、前後方向に摺動する前記進退ロッド205により開閉可能なように二分割されている。前記移植アーム203の上端には、ガイドローラ207が回動自在に枢支されており、該ガイドローラ207は、前述した下部フレーム37に取付固定されているガイドレール208に上下動自在に嵌入されている。
【0016】
従って、前記クランクアーム202が回転し、移植アーム203がガイドレール208に案内されて前後揺動及び上下動することにより、移植爪31が楕円形上を描いて上下動し、上端で苗取爪66から苗を受け継ぎ、下端で圃場に突入させて、移植爪31を開いて適切に移植している。
【0017】
次に、前記移植爪31における移植深さを調整する構成について説明する。
図3、図4に示すように、前記伝動ケース45はミッションケース3の後側部に回動自在に枢支され、伝動ケース45の途中部にはブラケット210が固設されている。該ブラケット210は伝動ケース45より下方に延出されている。前記ブラケット210の下部に連結棒211が横設されている。該連結棒211の端部に、前述した下部フレーム37が固設されている。
【0018】
一方、前記下部フレーム37の左右途中部には、支持プレート217が固設されている。該支持プレート217端部に調整アーム212途中部が枢支され、該調整アーム212の後部に覆土輪39を支持する覆土輪支持フレーム213が固設されている。従って、前記調整アーム212と一体的に覆土輪支持フレーム213を回動することで、覆土輪39に対して下部フレーム37が上下動される。該下部フレーム37が上下動されると、ブラケット210を介して伝動ケース45が上下方向に回動され、該伝動ケース45とともに昇降開閉機構32と移植爪31とが上下動される。
【0019】
前記調整アーム212を回動させて一定位置に固定するには、図4に示すように構成されている。前記調整アーム212の前部と下部フレーム37前部との間にスプリングコイル214が介装され、調整アーム212を介して覆土輪39を上方(下部フレーム37側)に付勢している。該スプリングコイル214の付勢力に抗するために、調整アーム212の前部に操作ワイヤー215が締結されている。該操作ワイヤー215が後上方に延出され、前述した苗載台34の下方空間に配置するリンク機構に連結され、該リンク機構を本発明の第二操作部222の植深さレバー70に連動させている。
【0020】
前記操作ワイヤー215が連動されるリンク機構について説明する。
図3、図4、図7に示すように、前記苗載台34底面に前述したガイドフレーム147・147が配されている。左右のガイドフレーム147・147の後部のメインフレーム1の後端部近傍位置に連結棒220が横設されている。左右のガイドフレーム147・147の前後略中央位置に連結棒221が横設されている。前方の前記連結棒221に植深さレバー70に連動されるリンク機構が支持されている。後方の前記連結棒220に操作板216が固設され、該操作板216に植深さレバー70や、覆土圧調整レバー73等が配設され第二操作部222が構成されている。
【0021】
前記連結棒221の左右方向中央部より左側には、植深さレバー70の操作リンク機構を支持するブラケット223、ブラケット224が固設されている。図5、図7に示すように、前記ブラケット223前部にアウターケース230が固設され、該アウターケース230内に前述した操作ワイヤー215が支持されている。また、左右の前記ブラケット223・224との間に回動部233が枢支され、該回動部233の外周面にはアーム234が固設され、該アーム234端部に操作ワイヤー215端部が固設されている。さらに該回動部233の外周面に側面視「コ」字状の支持体235が固設され、該支持体235の開放面内に、植深さレバー70基部が左右方向に回動自在に枢支されている。
【0022】
該植深さレバー70はガイドフレーム147下面に沿って後上方に延出し、植深さレバー70の途中部が前記操作板216に係止されている。該操作板216は、左右方向に長い板体であり、左右方向中央部より左側にラッチを有する植深さレバーガイド溝216bが開口され、該レバーガイド溝216bに植深さレバー70が係合される。
【0023】
よって、前記植深さレバー70をガイド溝216b内を上下方向に回動させて、植深さレバー70を左に回動し、植深さレバー70途中位置をガイド溝216b内のラッチに係合させることで、植深さレバー70の上下方向回動が固定される。該植深さレバー70の係止位置で、回動部233を介してアーム234の回動が固定され、前述したスプリングコイル214の付勢力に抗して操作ワイアー215を引っ張った状態に保持され、調整アーム212が一定角度位置に保持されている。該調整アーム212が一定角度に保持されると、覆土輪39に対して下部フレーム37が一定高さ位置に保持され、伝動ケース45が上下に回動されることなく一定位置に固定され、昇降開閉機構32と移植爪31とが一定高さに保たれる。
【0024】
そして、前記植深さレバー70をガイド溝216b内のラッチの上方位置に係合することで、操作ワイアー215がスプリングコイル214の付勢力に従って摺動し、調整アーム212上部が前方に回動され、覆土輪39に対して下部フレーム37を低い位置に移動させている。該下部フレーム37が下方に移動されると、伝動ケース45上部を下方に回動し、移植爪31と昇降開閉機構32とを下方に移動させて、移植深さを深くしている。
逆に、植深さレバー70をガイド溝216b内のラッチの下方位置に係合することで、操作ワイアー215がスプリングコイル214の付勢力に抗して摺動し、調整アーム212上部が後方に回動され、覆土輪39に対して下部フレーム37を高い位置に移動され、伝動ケース45を上方に回動し、移植爪31と昇降開閉機構32とを上方に移動させて、移植深さを浅くしている。
【0025】
また、前記植深さレバー70を操作することによって、覆土輪39を支持する覆土輪支持フレーム213と下部フレーム37との取り付け角度が固定され、覆土輪39に対して下部フレーム37が一定高さに保持されている。該下部フレーム37の後部は、苗載台34底面を被装したガイドフレーム147・147下部の近傍位置まで延出され、下部フレーム37後端部に連結アーム240が固設されている。該連結アーム240が、前記苗載台34の下方に配置される操作リンク機構に係合され、該リンク機構が第二操作部222の覆土圧調整レバー73と連動されている。従って、覆土圧調整レバー73を操作して、下部フレーム37後部を上下動さることで、覆土圧が調整される。
【0026】
前記覆土圧調整レバー73が連動されるリンク機構は、図6、図7に示すように構成されている。前記連結棒221の左右方向中央部より右側にブラケット225が固設され、前述した下部フレーム37後端に固設した連結アーム240がブラケット225側方まで延出されている。該ブラケット225前部に長孔225aが開口され、該長孔225a内に上下方向に摺動自在にピン239が遊嵌されている。該ピン239の一端が、前記連結アーム240に枢支されている。一方、前記ブラケット225に回動アーム238の途中部が枢支され、該回動アーム238の前部にピン239の他端が遊嵌されている。前記回動アーム238の枢支位置を中心とする対称位置に孔が開口され、何れかの孔にバネ236が係止されている。
【0027】
該バネ236は、ガイドフレーム147下面に沿って後上方に延出されている。該バネ236他端は、前記操作板216に枢支されている覆土圧調整レバー73下部に係止されている。前記操作板216の左右中央部の右側にガイド溝216cが開口され、該ガイド溝216c内に覆土圧調整レバー73途中部が係止されている。よって、前記植深さレバー70の直側方位置に覆土圧調整レバー73が配置されている。
【0028】
そして、前記覆土圧調整レバー73に係止したバネ236を、回動アーム238枢支位置より上方の孔に係止すると、回動アーム238前端部が上方に回動され、ピン239がブラケット225の長孔225a上方位置に摺動し、連結アーム240が長孔225aの上方位置で連結されている。該連結アーム240が上方に移動されることで、下部フレーム37が上方に吊り上がり、覆土圧を減じている。この場合には、覆土圧調整レバー73を下方に回動させる程、バネ236の付勢力が大きくなり、下部フレーム37を上方に吊り上げる力が強くなり、覆土圧が弱められる。
【0029】
そして、前記覆土圧調整レバー73に係止されるバネ236を、回動アーム238枢支位置より下方の孔に係止すると、回動アーム238前端部が下方に回動され、ブラケット225の長孔225a下方にピン239が摺動し、連結アーム240が下方に移動されている。該連結アーム240が下方に移動されると、下部フレーム37を下方に押し下げて、覆土圧を増加している。この場合には、覆土圧調整レバー73を下方に回動させる程、バネ236の付勢力が大きくなり、覆土圧を強めている。
【0030】
このように、覆土圧を調整するリンク機構を苗載台34下方のガイドフレーム147形状に沿わせて配置されている。更に、前記下部フレーム37後部に植深さレバー70等を配置しておらず、下部フレーム37を上方のガイドフレーム147近傍位置まで回動させることができ、高さのある苗を移植することができる。
【0031】
更に、前記植深さレバー70と覆土圧調整レバー73とを配している操作板216には、左側位置に株間変更レバー72の枢支される枢支部216a、主変速レバー71係合用のガイド溝216dが開口されている。更に、前記連結棒221の左側に、ブラケット226が固設され、該ブラケット226にアウターケース227端部が固設され、該アウターケース227内に支持されるワイヤーが株間変更レバー72に連結され、ミッションケース3内のベルト式無段変速装置が操作されている。よって、前記第一操作部245の下方近傍位置の操作板216に複数のレバーが配設され、操作性の優れた第二操作部222が形成されている。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
請求項1記載のように、メインフレーム(1)を平面視前方を開放した略コ字状に構成し、該メインフレーム(1)の前後中央部の間に、移植爪(31)の昇降開閉機構(32)と、苗取り駆動機構(65)を配置し、前記メインフレーム(1)の後部の間に苗載台(34)が配置され、該メインフレーム(1)後部より前下方に延出するガイドフレーム(147)に苗載台(34)を摺動自在に支持し、該ガイドフレーム147より下方で、該移植爪31の後下方に下部フレーム37を配置し、該下部フレーム37に覆土輪39を吊設し、前記覆土輪39を支持する覆土輪支持フレーム213と下部フレーム37との取り付け角度を変更することにより移植爪31の移植深さを調整する植深さレバー70と、下部フレーム37の後部を上下動させることで、覆土圧を調整する覆土圧調整レバー73を、前記メインフレーム1の後部に固設したハンドル36より下方で、覆土輪39より上方のガイドフレーム147に沿って配設し、前記ガイドフレーム147・147の後部のメインフレーム1の後端部近傍位置に連結棒220を横設し、該連結棒220に操作板216を固設し、該操作板216に植深さレバー70と、覆土圧調整レバー73を配置したので、移植部の移植深さを調整するレバーと、覆土圧を調整するレバーを、メインフレーム後部に固設するハンドル下方の、苗載台底部を被装するフレームに沿って配しており、機体後方より追従して操作するオペレータによって、機体の姿勢の変化を確認しながら、移植深さを調整するレバー、覆土圧を調整するレバー等を操作することができ、切替操作が容易となっている。また、下部フレームより離れた位置に設けられており、下部フレームを上下回動させる範囲が長くなり、移植深さの調整範囲を大きくすることができ、様々な種類の苗の移植することができる。
【0033】
また、請求項2記載のように、請求項1記載の歩行型野菜移植機の操作部において、該操作板216に、植深さレバー70と覆土圧調整レバー73の他に、歩行型野菜移植機の速度を変速する主変速レバー71と、株間を変える株間変更レバー72とを配置したことで、苗の品種の異なる苗トレイに切り替えた場合に、一括して複数のレバーを操作することができ、機能的な操作部を構成することができ、機体後方より追従して作業するオペレータによる操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 歩行型野菜移植機の全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 歩行型野菜移植機後部を示す側面図である。
【図4】 覆土輪支持構成を示す側面図である。
【図5】 植深さレバーに連動するリンク機構を示す側面図一部断面図である。
【図6】 覆土圧調整レバーに連動するリンク機構を示す側面図一部断面図である。
【図7】 本発明の第二操作部を示す平面図一部断面図である。
【図8】 移植爪の昇降開閉機構を示す平面図一部断面図である。
【符号の説明】
1 メインフレーム
31 移植爪
32 昇降開閉機構
34 苗載台
39 覆土輪
70 植深さレバー
71 主変速レバー
72 株間変更レバー
73 覆土圧調整レバー
222 第二操作部
245 第一操作部
Claims (2)
- メインフレーム(1)を平面視前方を開放した略コ字状に構成し、該メインフレーム(1)の前後中央部の間に、移植爪(31)の昇降開閉機構(32)と、苗取り駆動機構(65)を配置し、前記メインフレーム(1)の後部の間に苗載台(34)が配置され、該メインフレーム(1)後部より前下方に延出するガイドフレーム(147)に苗載台(34)を摺動自在に支持し、該ガイドフレーム(147)より下方で、該移植爪(31)の後下方に下部フレーム(37)を配置し、該下部フレーム(37)に覆土輪(39)を吊設し、前記覆土輪(39)を支持する覆土輪支持フレーム(213)と下部フレーム(37)との取り付け角度を変更することにより移植爪(31)の移植深さを調整する植深さレバー(70)と、下部フレーム(37)の後部を上下動させることで、覆土圧を調整する覆土圧調整レバー(73)を、前記メインフレーム(1)の後部に固設したハンドル(36)より下方で、覆土輪(39)より上方のガイドフレーム(147)に沿って配設し、前記ガイドフレーム(147・147)の後部のメインフレーム(1)の後端部近傍位置に連結棒(220)を横設し、該連結棒(220)に操作板(216)を固設し、該操作板(216)に植深さレバー(70)と、覆土圧調整レバー(73)を配置したことを特徴とする歩行型野菜移植機の操作部。
- 請求項1記載の歩行型野菜移植機の操作部において、該操作板(216)に、植深さレバー(70)と覆土圧調整レバー(73)の他に、歩行型野菜移植機の速度を変速する主変速レバー(71)と、株間を変える株間変更レバー(72)とを配置したことを特徴とする歩行型野菜移植機の操作部。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180011953A (ko) | 2016-07-26 | 2018-02-05 | (주)죽암엠앤씨 | 후진이식이 가능한 반자동 채소이식기 |
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1997
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KR20180011953A (ko) | 2016-07-26 | 2018-02-05 | (주)죽암엠앤씨 | 후진이식이 가능한 반자동 채소이식기 |
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JPH119022A (ja) | 1999-01-19 |
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