[go: up one dir, main page]

JP3877226B2 - ケラチノサイト成長因子の精製法 - Google Patents

ケラチノサイト成長因子の精製法 Download PDF

Info

Publication number
JP3877226B2
JP3877226B2 JP51337696A JP51337696A JP3877226B2 JP 3877226 B2 JP3877226 B2 JP 3877226B2 JP 51337696 A JP51337696 A JP 51337696A JP 51337696 A JP51337696 A JP 51337696A JP 3877226 B2 JP3877226 B2 JP 3877226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kgf
amino acid
seq
solution
sequence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP51337696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10507452A (ja
Inventor
シユー,エリク・ダブリユ
ケニー,ウイリアム・シー
トレツセル,テイム
Original Assignee
アムジエン・インコーポレーテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/487,830 external-priority patent/US6008328A/en
Application filed by アムジエン・インコーポレーテツド filed Critical アムジエン・インコーポレーテツド
Publication of JPH10507452A publication Critical patent/JPH10507452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3877226B2 publication Critical patent/JP3877226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/50Fibroblast growth factor [FGF]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

発明の分野
本発明は、タンパク質精製の分野に関する。特に、本発明は、ケラチノサイト成長因子の精製の分野に関する。
発明の背景
ポリペプチド成長因子は、細胞間の連絡の重用な媒介物である(ルビン(Rubin)ら,(1989年),Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 86巻:802〜806頁)。これらの分子は通常一つの細胞型から放出され、他の細胞型の増殖に影響を与えるように作用する。
生長因子の一つのファミリーは、線維芽細胞成長因子(FGF)である。現在のところ一次構造間に関係を有する8つのFGFファミリーメンバーが知られている:塩基性線維芽細胞成長因子、bFGF(アブラハム(Abraham)ら,(1986年)、EMBO J.,5巻:2523〜2528頁);酸性線維芽細胞成長因子、aFGF(ジェイエ(Jaye)ら,(1986年)、Science.,233巻:541〜545頁);int−2遺伝子産物、int−2(ディクソン(Dickson)およびピーター(Peters),(1987年)、Nature,326巻:833頁);hst/kFGF(デリ−ボビ(Delli−Bovi)ら,(1987年),Cell, 50巻:729〜737頁およびヨシダ(Yoshida)ら,(1987年),Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 84巻:7305〜7309頁);FGF−5(ツァン(Zhan)ら,(1988年),Mol. Cell. Biol., 8巻:3487〜3495頁);FGF−6(マリクス(Marics)ら,(1989年),Oncogene., 4巻:335〜340頁);ケラチノサイト成長因子(フィンチ(Finch)ら,(1989年),Science., 24巻:752〜755頁);ルビン(Rubin)ら,(1989年),Proc. Natl.Acad. Sci. USA, 86巻:802〜806頁;ロン(Ron)ら,(1993年),ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry),268(4)巻:2984〜2988頁:およびヤン(Yan)ら,(1991年),In Vitro Cell. Dev.Biol., 27A巻:437〜438頁;およびヒサクトフィリン(ハバッツェトゥル(Habazzettl)ら,(1992),Nature,359巻:855〜858頁)。
タンパク質のFGFファミリー中、ケラチノサイト成長因子(KGF)は、間葉組織から誘導される非線維芽細胞上皮(特に、ケラチノサイト)細胞増殖の独自のエフェクターである。
「天然KGF」という用語は、配列番号:2に示されるアミノ酸配列により示される天然ヒト(hKGF)または組み換え(rKGF)ポリペプチド(シグナル配列を有するまたは有さない)あるいはその対立遺伝子変異体を意味する。[特記しない限り、本明細書に記載の分子のアミノ酸番号は、配列番号:2のアミノ酸32〜194により示される天然分子の成熟型(すなわち、シグナル配列がない)について示されるものに対応する。]
天然KGFは、天然源から単離することができる。例えば、hKGFを胚性肺線維芽細胞系によるならし培地から単離することができる(ルビン(Rubin)ら,(1989年),前記)。精製されたhKGF製剤を得るために、三つのクロマトグラフィー工程、すなわちヘパリン−セファロース(SepharoseTM)(ニュージャージー州ピスキャットアウェイ在ファーマシア社(Pharmacia)製)アフィニティクロマトグラフィー、HPLCゲル濾過、および逆相HPLCが用いられた。ならし培地10リッターからhKGF約6mgが得られ、これらのクロマトグラフィー工程によって、有糸分裂活性アッセイを基に0.8%の全hKGFしか回収されなかった。さらなる例は、バクテリア中で生成されたrKGFを単離するためにヘパリン−セファロース(SepharoseTM)アフィニティおよびモノ−エス(Mono−STM)イオン交換クロマトグラフィー(ニュージャージー州ピスキャットアウェイ在ファーマシア社(Pharmacia)製)を用いる別のクロマトグラフィー工程を用いることを教示している。(ロン(Ron)ら,(1993年),ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journal of Biological Chemistry),268巻:2984〜2988頁)。
ケラチノサイト成長因子の特性は、上皮細胞成長の特異的刺激を促進するための薬剤としてのその可能な用途を示している。従って、包括的インビトロおよびインビボ生物学的評価および可能性のある治療用途に充分な量の材料を提供するために、均質のケラチノサイト成長因子を比較的高レベルで得るための方法を開発することが望ましい。
本発明の目的はケラチノサイト成長因子を精製するための新規方法を提供することにある。
発明の概要
本発明は、
(a)KGFを含む溶液を得る工程、
(b)工程(a)の溶液からのKGFをカチオン交換樹脂に結合させる工程、
(c)カチオン交換樹脂からKGFを溶離溶液中に溶離する工程、
(d)工程(c)からの溶離溶液を分子量排除マトリックスを通過させる工程、および
(e)分子量排除マトリックスからKGFを回収する工程
を含んでなる、ケラチノサイト成長因子(KGF)を精製するための第1の方法に関する。
本発明は、さらに、
(a)KGFを含む溶液を得る工程、
(b)工程(a)の溶液からのKGFをカチオン交換樹脂に結合させる工程、
(c)カチオン交換樹脂からKGFを溶離溶液中に溶離する工程、
(d)工程(c)の溶離溶液に疎水性相互作用クロマトグラフィーを行う工程、および
(e)工程(d)の疎水性相互作用クロマトグラフィー段階からKGFを回収する工程
を含んでなる、ケラチノサイト成長因子(KGF)を精製するための第2の方法に関する。
通常、第1および第2の方法のカチオン交換クロマトグラフィー段階は、適当な緩衝液(例えば、リン酸塩緩衝塩水、酢酸ナトリウムまたはtris−HCl)を用いて好ましくは6.8〜7.5のpHで行うことができる。この段階で用いるための適当なカラムは、カルボキシメシルセルロース、カルボキシメチルアガロースおよび硫酸アガロースおよびセルロースカラムを含む(例えば、ニュージャージー州ピスキャットアウェイ在ファーマシア社製エス−セファロース・ファースト・フロー(S−Sepharose Fast FlowTM)樹脂、モノ−エス(Mono−STM)樹脂およびシーエム−セルロース(CM−celluloseTM)樹脂)。流速はカラム寸法に依存して変化し得る。
第1の方法のゲル濾過段階は、任意の好適な緩衝液(例えば、リン酸塩緩衝塩水)中において好ましくは約7.0〜7.5のpHで行うことができる。この段階で用いるための適当なカラムは、アガロース系、アクリルアミド系、シリカ系またはポリマー系のサイズ排除カラムを含む(例えば、ファーマシア社製セファデックス ジー75(Sephadex G−75TM)樹脂およびスーパーデックス−75(Superdex−75TM)樹脂)。
第2の方法の特に好ましい態様において、以下に記述するように疎水性相互作用段階の前に遊離スルフヒドリル基を酸化することができる。任意の酸化方法を用いることができる。例えば、タンパク質を大気の酸素に適当な期間晒してもよい。また、種々の酸化手順を用いてもよい。一つのそのような手順は、1以上のシステイン残基が、天然のKGF分子と比較して除去または置換されているケラチノサイト成長因子に特に好適である。この手順において、酸化剤(例えば、シスタミンジヒドロクロライドまたは別の適当な酸化剤、例えばシスチン、酸化型グルタチオンまたは2価銅)を最終濃度まで添加することができ、pHが好ましくは約7〜9.5に調節され、シスタミンジヒドロクロライドを用いる場合9.0±0.3のpHがより好ましく、温度は好ましくは約10〜30℃に適当な期間保持される。第2の手順は、天然KGF、およびシステイン残基の同等のパターンを有する他のケラチノサイト成長因子を酸化するために用いることができる。この手順において、酸化は、適当な量のイオン強度調整剤(例えば(NH42SO4)を添加することにより達成することができ、pHが好ましくは約7.5〜9.5に調節され、温度が好ましくは約23±5℃に適当な期間保持される。
第2の方法の疎水性相互作用段階は、任意の適当な緩衝液(例えばリン酸ナトリウム)を好ましくは約6.0〜8.0、より好ましくは約7.0のpHで用い、および2〜0Mの範囲の減少濃度の直線的(NH42SO4グラジエントで溶離することにより行うことができる。この段階で用いるための好適なカラムは、アルキルまたはフェニル置換樹脂を含む(例えば、ペンシルバニア州モントゴメリービル在トーソハース社(Tosohacs, Inc.)から市販されているブチル−650Mトヨパール(Butyl−650M ToyopearlTM)樹脂のカラム、およびファーマシア社(Pharmacia)から市販されているフェニルセファロース(phenyl SepharoseTM)樹脂およびフェニルスーパーローズ(phenyl SuperoseTM)樹脂のカラム)を含む。
本発明の方法は、KGFの精製に用いることができる。すなわち、この明細書で用いられる「ケラチノサイト成長因子」および「KGF」という用語は、天然KGFのペプチド配列と実質的に同じペプチド配列により、および天然KGFの生物学的活性の全てまたは一部、特に非線維芽細胞上皮細胞増殖(例えば、NIH/3T3線維芽細胞よりも少なくとも約500倍大きいBALB/MKケラチノサイト細胞の刺激、およびBS/589上皮細胞またはCC1208上皮細胞に対するより少なくとも約500倍大きいBALB/MKケラチノサイト細胞の刺激(H−チミジンの組み込みにより決められる。)を示す。)を保持することにより特徴付けられるKGF類似タンパク質(または「ムテイン」)と天然KGFとを、特記しない限り交換可能に含むまたは意味するものと解すべきである。「天然KGFのペプチド配列と実質的に同じペプチド配列により特徴付けられる」という表現は、好ましくはストリンジェントハイブリダイゼーション条件下に、配列番号:1のヌクレオチド201〜684にハイブリダイズすることのできるDNA配列によりコードされるペプチド配列を意味する。
二つのアミノ酸配列間の対応するアミノ酸の位置は、アミノおよび/またはカルボキシル末端の移動、必用に応じてのギャップの導入および/または候補物質中に挿入体として存在する残基の欠失を含む残基を最大にマッチさせるように二つの配列を整列させることにより決定される。データベース検索、配列解析および処理は、一つのよく知られた日常的に用いられる配列相同性/同一性走査アルゴリズムプログラムを用いて行われる(例えば、ピアソン(Pearson)およびリップマン(Lipman),Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 85巻:2444〜2448頁;アルトシュール(Altschul)ら,(1990年),J. Mol. Biol., 215巻:403〜410;リップマン(Lipman)およびピアソン(Pearson),(1985年),Science, 222巻:1435頁またはデベロークス(Devereux)ら,(1984年),Nuc. Acids. Res., 12巻:387〜395)。
ハイブリダイゼーションに関するストリンジェント条件は、塩、温度、有機溶媒、およびハイブリダイゼーション化反応において典型的に制御される他のパラメーターの組み合わされたストリンジェント条件である。例示としてのストリンジェントハイブリダイゼーション条件は、62〜67℃で4 × SSCでのハイブリダイゼーション化、およびその後の約1時間62〜67℃で0.1 × SSCでの洗浄である。または、例示としてのストリンジェントハイブリダイゼーション条件は、45〜55%のホルムアミド中、40〜45℃での4 × SSCでのハイブリダイゼーションである。[マニアティス(T. Maniatis)ら,モレキュラークローニング(Molecular Cloning)(実験室マニュアル);コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー(Cold Spring Habor Laboratory)(1982年),387〜389頁]。
すなわち、タンパク質は、対立遺伝子の変異、または、天然型KGFのフラグメント、キメラもしくはハイブリッド分子を含むアミノ酸の欠失、置換または挿入を含む。KGFの一つの例は、親分子と比較して向上した安定性を有する分子が得られるように、Cys1およびCys15が置換又は欠失された対応する残基を有するタンパク質を含む(1995年7月7日に出願された同一所有者の米国特許出願第08/487,825号に教示)。KGFのもう一つの例は、天然型KGFのアミノ酸残基41〜154(好ましくは、Arg41、Gln43、Lys55,Lys95、Lys128、Asn137、Gln138、Lys139、Arg144、Lys147、Gln152、Lys153またはThr154)の一つ以上が、タンパク質の陽電荷を減少させるように選択された電気的に陰性の残基または中性の残基で置換されるかまたは欠失された、電荷を変化させたポリペプチドを含む(1994年10月13日に出願された同一所有者の米国特許出願第08/323,337号に教示)。KGFのさらなる例は、天然型KGFのAsn115−His116−Tyr117−Asn118−Thr119のループ形成領域内の少なくとも一つのアミノ酸を、高いループ形成能を有する少なくとも一つのアミノ酸で置換することにより生じるタンパク質を含む(1994年10月13日に出願された同一所有者の米国特許出願第08/323,473に教示)。さらなる例は、天然型KGFの123〜133(配列番号:2のアミノ酸154〜164)の領域内における一つ以上のアミノ酸置換、欠失または付加を有するタンパク質を含み、これらのタンパク質は作働活動または拮抗活性を有する。
具体的に記載されたタンパク質は、以下のKGF分子を含む(配列番号:2に示される成熟型タンパク質(シグナル配列がない)中の位置に認められる残基、その後丸括弧内にアミノ酸の位置、その後に、置換された基かまたは欠失を示す「−」により示される):C(1,15)S、ΔN15−ΔN24、ΔN3/C(15)S、ΔN3/C(15)−、ΔN8/C(15)S、ΔN8/C(15)−、C(1,15)S/R(144)E、C(1,15)S/R(144)Q、ΔN23/R(144)Q、C(1,15,40)S、C(1,15,102)S、C(1,15,102,106)S、ΔN23/N(137)E、ΔN23/K(139)E、ΔN23/K(139)Q、ΔN23/R(144)A、ΔN23/R(144)E、ΔN23/R(144)L、ΔN23/K(147)E、ΔN23/K(147)Q、ΔN23/K(153)E、ΔN23/K(153)Q、ΔN23/Q(152)E/K(153)E;R(144)QおよびH(116)G。
当業者が同様に考えるような、KGFタンパク質コード配列を発現するために種々の宿主ベクター系を利用することができる。これらは、限定されないが、ウイルス(例えば、ワクシニアウイルス、アデノウイルス等)に感染される哺乳動物細胞系のような真核生物細胞系;ウイルス(例えばバキュロウイルス)に感染される昆虫細胞系;酵母含有酵母ベクターのような微生物;または、バクテリオファージDNA、プラスミドDNAまたはコスミドDNAで形質転換されたバクテリアのような原核生物細胞系を含む。これらのベクターの発現要素は、強度および特異性が変化する。利用される宿主ベクター系に依存して、多くの適当な転写および翻訳要素の任意の一つを用いることができる。
KGF発現のタンパク質生成物を一旦単離し、精製し、KGF活性を(当業者に知られている手順を用いて)アッセイすると、それは種々の医薬組成物に調製することができる。典型的に、そのような組成物は、適当な、通常化学的に規定された、治療薬のためのキャリアまたは賦形剤、および意図する投与形態により、他の成分も含む。組成物は、水性キャリアを含むことができる、またはコラーゲン、ヒアルロン酸および種々のポリマーのような非水性キャリア中にKGFが組み込まれた固相製剤からなることができる。組成物は、注射、経口、局所的、鼻腔内および肺投与を含む種々の方法で投与されるように調製することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、天然型KGFのヌクレオチド(配列番号:1)およびアミノ酸(配列番号:2)配列を示す(成熟型天然KGFをコードするヌクレオチドは配列番号:1の塩基201〜684により示され、成熟型KGFは配列番号:2のアミノ酸残基32〜194により示される。)。
図2A、2Bおよび2Cは、それぞれpCFM1156、pCFM1656およびpCFM3102のプラスミドマップを示す。
図3は、構築物RSH−KGFのヌクレオチド(配列番号:3)およびアミノ酸(配列番号:4)配列を示す。
図4は、プラスミドKGFに含まれる構築物のヌクレオチド(配列番号:5)およびアミノ酸(配列番号:6)配列を示す。
図5は、構築物を含有するプラスミドKGF中のKpnI部位(配列番号:6のアミノ酸位置46〜85)をKpnI部位とEcoRI部位との間のDNA配列で置換してプラスミドKGF(dsd)中に構築物を形成するのに用いられる化学的に合成されたOLIGO(OLIGO#6〜OLIGO#11;それぞれ配列番号:12〜17)を示す。
図6は、KGF(最適化コドン)を構築するのに用いられる化学的に合成されたOLIGO(OLIGO#12〜OLIGO#24;それぞれ配列番号:18〜30)を示す。
図7は、C(1,15)S、すなわち天然型KGFのアミノ酸位置1および15のシステインがセリンに置換されたKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:32)およびヌクレオチド配列(配列番号:31)を示す。
図8は、R(144)Q、すなわち天然型KGFのアミノ酸位置144のアルギニンがグルタミン酸に置換されたKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:34)およびヌクレオチド配列(配列番号:33)を示す。
図9は、C(1,15)S/R(114)Q、すなわち天然型KGFのアミノ酸位置144のアルギニンがグルタミンに置換され、アミノ酸位置1および15のシステインがともにセリンに置換されたKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:36)およびヌクレオチド配列(配列番号:35)を示す。
図10は、ΔN15、すなわち天然型KGFのN−末端の最初の15アミノ酸が欠失したKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:38)およびヌクレオチド配列(配列番号:37)を示す。
図11は、ΔN23、すなわち天然型KGFのN−末端の最初の23アミノ酸が欠失したKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:40)およびヌクレオチド配列(配列番号:39)を示す。
図12は、ΔN23/R(144)Q、すなわち天然型KGFのアミノ酸位置144のアルギニンがグルタミンに置換され、N−末端の最初の23アミノ酸が欠失したKGF類似体のアミノ酸配列(配列番号:42)およびヌクレオチド配列(配列番号:41)を示す。
特定態様の説明
以下の実施例に記載の多くの手順または適当な別の手順のための標準的方法が、例えば、モレキュラークローニング(Molecular Cloning),第2版,サムブルック(Sambrook)ら,コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spring Harbor Laboratory Press),(1987年)およびカレント・プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジー(Current Protocols in Molecular Biology), アウサベル(Ausabel)ら,グリーネ・パブリッシング・アソシエーツ(Greene Publishing Associates)/ウィリーインターサイエンス(Wiley−Interscience),ニューヨーク(1990年)のような分子生物学の広く認められているマニュアルに提供されている。
実施例1
KGFおよびKGF類似体をコードするDNAの調製
全長ヒトKGF遺伝子(天然型KGFの配列をもつポリペプチドをコードする)のクローニングを、動物細胞からのRNAのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)および化学的に合成した(E.coli優先コドン)オリゴヌクレオチド(「OLIGO」)のPCRの両方により行った。これらの両方の手順を以下に記載する。
上記ポリペプチドを生成することが知られている細胞から単離したRNAを用いてPCR増幅を行った。まず、ヒト線維芽細胞系AG1523A(ニュージャージー州カムデン在ヒューマン・ジェネティック・ミュータント・セル・カルチャー・レポジトリー・インスティチュート・フォア・メディカル・リサーチ(Human Genetic Mutant Cell Culture Repository Institute For Medical Research)から得られる)からの細胞をチオシアン酸グアニジンで分解し、次に抽出した(コミジンスキー(Chomyzinski)ら,(1987年版),Anal.Biochem.,172巻:156頁)。全RNA用標準的逆転写酵素プロトコールを用いて、KGFcDNAを生成させた。KGF遺伝子の5’および3’の直のところのDNA配列をコードするプライマーOLIGO#1およびOLIGO#2ならびに鋳型としてのKGF cDNAを用いて、KGF遺伝子のPCR(PCR#1)増幅を行った[モデル9600サーモサイクラー(Thermocycler)(コネチカット州ノーウォーク在パーキンエルマー・セタス社(Perkin−Elmer Cetus)製;28サイクル;各サイクルは変性のために94℃で1分、アニーリングのために60℃で2分、および伸長のために72℃で3分からなる]。次に、アニーリング温度が50℃である以外は前述と同じサイクル条件で第2のKGF PCR(PCR#2)増幅のための鋳型として小量のPCR#1産物を用いた。KGF遺伝子の発現クローニングのために、KGF遺伝子の両末端に都合のよい制限部位を形成するためにネステッド(nested)PCRプライマーを用いた。OLIGO#3およびOLIGO#4を使用して、PCR#2からのKGF DNA産物を改変して、遺伝子の5’および3’末端にそれぞれMluIおよびBamHI制限部位を含ませた[PCR#3:30サイクル;各サイクルは変性のために94℃で1分、アニーリングのために60℃で2分、および伸長のために72℃で3分からなる]。次に、このDNAをMluIおよびBamHIで切断し、フェノールで抽出し、エタノールで沈殿させた。それを次に再懸濁させ、「RSH」シグナル配列を含むpCFM1156プラスミド(図2A)内に(T4リガーゼを用いて)結合させて構築物RSH−KGFをつくった(図3)。連結生成物をE.coli株FM5(ATCC:53911)に(ハナハン(Hanahan)(1983),J.Mol.Biol.,166巻:557頁の方法により)形質転換し、LB+カナマイシン上に28℃でプレーティングした。幾つかの形質転換株を選択し、カナマイシン20μg/mlを含む少量の液状培地中で成長させた。各培養細胞からRSH−KGFプラスミドを単離し、DNA配列決定した。KGF遺伝子中の内部NdeI部位のために、NdeIおよびBamHIの括弧内の制限部位を有する所望の発現ベクター内に天然型遺伝子配列を直接クローニングすることはできなかった。これは、3通り結合(three−way ligation)として達成された。BsmIおよびSstIの各単一の制限部位でプラスミドRSH−KGFを切断し、1%アガロースゲル電気泳動により〜3kbp DNAフラグメント(KGF遺伝子の3’末端を含む)を単離した。OLIGO#3をOLIGO#5で置換する以外はPCR#3について記載したようにPCR(PCR#4)を行った。次に、PCR DNA産物を、NdeIおよびBsmIで切断し、4%アガロースゲル電気泳動により311 bp DNAフラグメントを単離した。結合で使用した第3のフラグメントを、1%アガロースゲル電気泳動により単離したNdeIおよびSstIで切断されたpCFM1156の1.8 kbp DNAフラグメントであった。前述のような結合(T4リガーゼ)、形質転換、カナマイシン選択およびDNA配列の後に、図4の構築物を含みKGFとして示されるプラスミドを含むクローンを得た。切頭型(truncated)産物を生成する内部リボソーム結合部位のために、単一のKpnI部位とEcoRI部位との間のKGF DNA配列を、化学的に合成されたOLIGO(OLIGO#6〜OLIGO#11)で置換して内部側開始部位の使用を最小化した(図5)。
Figure 0003877226
OLIGOをT4ポリヌクレオチドキナーゼでリン酸化し、次に熱変性した。次に、温度をゆっくりと室温まで低下させることにより1本鎖(ss)OLIGOから二本鎖(ds) DNAを形成した。次に、KpnIおよびEcoRIで切断したKGFプラスミドに、内部OLIGO付着末端および全dsOLIGOフラグメントの両方をT4リガーゼを用いて共有結合させた。新規のプラスミドをKGF(dsd)を称した。
化学的に合成したOLIGO#12〜24のPCR増幅により完全にE.coliコドンに最適化したKGF遺伝子を構築した。
Figure 0003877226
天然型KGFをコードする全DNA配列が「ワトソン(Watson)」または「クリック(Crick)」ストランドからのOLIGOにより表され、PCR増幅時に所望の2本鎖DNA配列を形成するようにOLIGO#12〜24を設計した(図6)[PCR#5,モデル9600サーモサイクラー(Thermocycler)(パーキンエルマー・セタス社(Perkin−Elmer Cetus)製);21サイクル;各サイクルは変性のために94℃で31秒、アニーリングのために50℃で31秒、および伸長のために73℃で31秒からなり、21サイクルの後、最終伸長段階を7分行ってPCRを終了した。]。PCR増幅後、DNAフラグメントをXbaIおよびBamHIで切断し、同じ酵素で切断した発現プラスミドpCFM1156中に521 bpフラグメントを結合した。PCR#5は、結合のために、OLIGO#20〜OLIGO#24をバンド補助オリゴ(band−aid olgos)として用いる(ジャヤラマン(Jayaraman)ら,(1992),バイオテクニークス(Biotechniques),12巻:392頁)OLIGO#14〜#19(OLIGO#15〜#18はT4ポリヌクレオチドキナーゼによりリン酸化された)の(T4リガーゼによる)結合により誘導されるKGF鋳型1μl/100μl rxn、および外側プライマー(100pmoles/100μl rxn)OLIGOs#12およびOLIGO#13を利用した。最終的構造物をKGF(最適化コドン)と呼ぶ。
本明細書に記載のKGF類似体の全てが、KGF(dsd)またはKGF(最適化コドン)中に見られるDNA配列から部分的になる、またはその二つの組み合わせからなる。前述のDNAフラグメント合成技術の一つ以上を利用して製造された特定のKGF類似体アミノ酸をコードするDNA配列を都合のよい制限部位に挿入することにより配列がさらに改変される。前述の技術のいずれかにより任意の類似体を全体として生成することができる。しかしながら、試験した任意の遺伝子の一部または全体におけるE.coli最適化コドンの存在は、細菌培養細胞から得ることのできたタンパク質の収率を有意に増加させなかったが、適切な場合には通常のOLIGO設計の一部として最適化E.coliコドンを用いた。図7〜12は、都合のよい実施例として特定のKGF類似体ヌクレオチドおよびアミノ酸配列構築物を示す:C(1,15)S(図7);R(144)Q(図8);C(1,15)S/R(144)Q(図9);ΔN15(図10);ΔN23(図11)及びΔN23/R(144)Q(図12)。本明細書に記載の全てのKGF類似体構築物は、そのDNA配列が確認された。
実施例2
E.coliからの精製
KGF類似体遺伝子のクローニングにおいて三つの異なる発現プラスミドを使用した。それらは、pCFM1156(ATCC69702)、pCFM1656(ATCC69576)およびpCFM3102(それぞれ、図2A、2Bおよび2C)である。PCR重複オリゴ変異誘発で一連の部位特異的塩基変換を行うことにより、プラスミドp3102をプラスミドpCFM1656から誘導することができる。プラスミド複製プロモーターPcopBの5’の直のところのBglII(pCFM1656プラスミドbp#180)から出発し、プラスミド複製遺伝子に向かって進んで、塩基対は次のように変化する。
Figure 0003877226
前記内容からわかるように、pCFM1156、pCFM1656およびpCFM3102は互いに非常に類似しており、多くの同じ制限部位を含む。プラスミドは都合よく選択され、ベクターDNA成分は新しい構築物のために容易に交換することができる。全てのクローニングに用いた宿主はE.Coli菌株FM5(ATCC:53911)であり、形質転換は前記ハナハン(hanahan)(1983)の方法によりまたはジーン・パルサー(Gene PulserTM)トランスフェクション装置(カリフォルニア州ヘルキュール在バイオラッド・ラボラトリーズ社(BioRad Laboratories)製)を用い製造者のプロトコールに従って電気溶離することにより行った。
最初に、三つのpCFMベクターの一つに所望の構築物を有する所望の組み換えE.coliクローンの小さい新しく培養した接種体を、適当な菌株の凍結グリセロールストック0.1mLをルリアブロス(Luria broth)500mLを含む2Lフラスコに移すことにより開始した。培養物を30℃で16時間振盪した。その後、培養物を、滅菌バッチ培地(ツァイ(Tsai)ら,(1987),J.Industrial.Microbiol.,2巻:181〜187頁)8Lを含む15L発酵器に移した。
フィードバッチ発酵を、フィード#1培地の供給により始める(前記ツァイ(Tsai)ら,(1987))。OD600が35に達すると、プラスミドを増幅させるように培養温度を37℃に迅速に昇温させることにより所望のKGF類似体の発現を誘発した。37℃で2時間後、CIリプレッサーを変性させるために培養温度を迅速に42℃に昇温し、フィード1の添加をフィード2のために停止し、その添加速度は300mL/時から始めた。フィード2は、トリプチカーゼ−ペプトン175g/L、酵母抽出物87.5 g/Lおよびグルコース260g/Lからなっていた。42℃で1時間後、培養温度を36℃に下げ、この温度をさらに6時間維持した。
次に発酵を停止し、1L遠心分離瓶内に配置されたプラスチックバッグ内に遠心分離により細胞を収集した。細胞を400rpmで60分間遠心分離によりペレット化し、その後、上澄み液を除去し、細胞ペーストを−90℃で凍結した。
E.coliにおける種々のKGF類似体の発現に続いて、天然型KGF、C(1,15)S、R(144)Q、C(1,15)S/R(144)Q、ΔN15、ΔN23、およびΔN23/R(144)Qタンパク質を、以下の手順を用いて精製した。高細胞密度発酵からの細胞ペーストを、0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5中の10〜20%溶液(容量当たり重量)に4℃で適当な高剪断ミキサーを用いて懸濁させた。懸濁した細胞を、次に、溶液をホモジナイザー(マサチューセツ州エベレット在ガウリン社(APV Gaulin,Inc.)製)に3回通すことにより溶解した。あふれ出る均一液を適当な熱交換機を用いて4〜8℃に冷却した。次に、JS4.2ローターを備えたJ−6BTM遠心分離器(カリフォルニア州ブリー在ベックマン・インストルーメンツ社(Beckman Instruments, Inc.)製)で4200rpmにて4℃で30〜60分間遠心分離することにより細胞破片を除去した。次に、上澄み液を注意深く除去し、0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5により4℃で平衡化させたエス−セファロース・ファースト・フロー(S−Sepharose Fast FlowTM)樹脂(ファーマシア社(Pharmacia)製)カラムの予め調製した450mL(5cm×23cm)カラムにロードした。次に、5カラム体積(2250mL)の0.4M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5により4℃でカラムを洗った。カラムを5Lの0.5M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で洗うことにより所望のタンパク質を溶離した。再び、フラクション50mLを収集し、溶離液のA280を連続的にモニターした。次に、溶離物質を含んでいるとA280により確認されたフラクションを14%ゲルのSDS−PAGEにより分析して所望のポリペプチドの存在を確認した。
次に、所望のタンパク質を含むこれらのフラクションを溜め、等量の蒸留水を添加した。希釈サンプルを、0.4M NaCl、20mM NaPO4、pH6.8により4℃で平衡化させたエス−セファロース・ファースト・フロー(S−Sepharose Fast FlowTM)樹脂の予め調製した450mL(5cm×23cm)カラムにロードした。カラムを、2250mLの0.4M NaCl、20mM NaPO4、pH6.8で洗い、0.4M NaCl、20mM NaPO4、pH6.8から0.6M NaCl、20mM NaPO4、pH6.8の20カラム体積の直線グラジエントを用いてタンパク質を溶離した。再度、流出液を定常的にA280でモニターしつつフラクション50mLを収集した。タンパク質(14%SDS−PAGEにより決められる)を含むこれらのフラクションを溜め、350cc攪拌セル(マサチューセッツ州メイベリー在アミコン社(Amicon,Inc.))中、YM−10膜(分子量10000カットオフ)を通して30〜40mLの容量まで濃縮した。
次に、濃縮液を、1×PBS(ダルベッコ(Dulbecco)のリン酸塩緩衝塩水、「D−PBS」、カルシウムおよびマグネシウム非含有)または0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0を含むカラム緩衝液中で平衡化させたスーパーデックス−75(Superdex−75TM)樹脂(ファーマシア社製)の予め調製した1300mL(4.4cm×85cm)カラムにロードした。サンプルをカラム内を通した後、タンパク質をゲル濾過マトリックスからカラム緩衝液を用いて溶離した。その後、フラクション10mLを回収し、類似体(14%SDS−PAGEにより決められる)を含む液を溜めた。典型的に、得られる貯溜液中のタンパク質濃度は約5〜10mg/mLであった。前記全ての手順は、特記しない限り4〜8℃で行った。
天然型KGF、C(1,15)SおよびΔN23を精製するために別の精製手順を用いた。手順は以下の段階を含み、特記しない限り、全ての手順、溶液および材料は23±5℃で処理した。
細菌発酵の製造工程の終了時に、培養細胞を4〜8℃に冷却し、遠心分離または同様のプロセスにより細胞を収集した。細胞ペーストの単位重量当たりのタンパク質の予想される収量および必用とされる精製タンパク質の量を基準として、適当な重量の細胞ペーストを、20mM NaPO4、0.2M NaCl、pH7.5を含みかつ懸濁すべき細胞ペーストの約5倍の重量の穏和な緩衝溶液中に懸濁させた。細胞を、高剪断ミキサーを用いて均一溶液中に分散した。細胞ペースト分散液の温度は均一化中、4〜8℃に維持した。
細胞を圧力により、例えば適当な寸法の細胞ホモジナイザーに細胞ペースト分散液を2回通すことにより溶解した。均一液を5±3℃で冷却維持した。細胞溶解液を清澄化するために、適当な容量の0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で平衡化した、適当な大きさのフィルター表面積を有するフィルターを備えている予め調製されたデプスフィルターハウジング(コネチカット州メリデンのクノ社(Cuno,Inc.))を用いた。平衡化および遠心分離は5±3℃で行った。清澄化の前に、適量の好適なフィルター助剤を使用してフィルターを予備被覆し、細胞溶解物と充分に混合し、その後、溶液をフィルター装置を通過させることにより溶解液を清澄化した。フィルターを0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で洗った。濾液およびいかなるその後の洗浄液も、適当な容積の冷却容器に収集し、10℃未満の温度に維持した。
清澄化に続いて、次に溶解液を、細胞ペースト2g当たり少なくとも1mLの樹脂を含む予め調製しておいたSP−セファロース・ファースト・フローのカラムを通過させた。SP−セファロース・ファースト・フローのカラムを、冷たい(5±3℃)、0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で平衡化させた。カラムの温度を10℃未満に維持した。次に、清澄化溶解液(5±3℃)を280nm(A280)における溶離液の吸収率を連続的にモニターしながらイオン交換カラムにロードした。サンプルをロードした後、カラムを、冷たい0.2M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で洗い、23±5℃で0.3M NaCl、20mM NaPO4、pH7.5で洗った。
所望のタンパク質を溶離するために、0.2〜1MのNaCl、20mM NaPO4、pH7.5の直線グラジエントを用いた。溶離液のA280を基準にした幾つかのフラクションとして生成物のバルクを収集した。溶離に続いて、これらのフラクションを溜め、容量を記録した。
遊離スルフヒドリル基を酸化するために、酸化段階を実施した。天然型KGFと比較して、変化したシステインパターンを有するタンパク質については、酸化剤(例えば、シスタミンジヒドロクロライドまたは他の適当な酸化剤、例えば、シスチン、酸化型グルタチオン、または2価の銅)を最終濃度が1〜20mMになるように添加しおよびpHを7〜9.5に調節し、シスタミンジヒドロクロライドを用いる場合はpHを9.0±0.3に調節する。酸化は、10〜30℃の温度で適当な期間行った。天然型KGFタンパク質の場合、酸化は、1〜2Mの(NH42SO4のような適量の(NH42SO4を添加し、pHを7.5〜9.5に調節し、温度を23±5℃に適当な時間保持する事により行った。
酸化後、溶液のpHを6.5〜9.5に調節した。必用な場合、固体の(NH42SO4を最終濃度が2Mになるように溶液に添加した。粒子を除去するために、溶液を、適当な清澄化フィルターを通過させた。
次に、濾過され酸化した生成物を、疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC)に掛けた。HICマトリックスは、ブチル−650Mトヨパール(Butyl−650M ToyopearlTM)樹脂(ペンシルバニア州モントゴメリー在トーソハース社(Tosohaas)製)であった。タンパク質含有溶液を、2M(NH42SO4、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0により予め平衡化させておいたカラムにロードした。サンプルをロードした後、カラムを、2M(NH42SO4、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0で洗った。次に、所望のタンパク質を、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0中に2〜0Mの濃度で展開した減少濃度の直線的(NH42SO4グラジエントを用いて溶離した。溶離液のA280の増加により示される所望のタンパク質の溶離が開始すると、フラクションを収集した。各フラクションのアリコートをSDS−PAGEにより分析した。所望のタンパク質を含むこれらのフラクションを溜め、充分に混合し、貯溜液の容量を、そこのタンパク質濃度とともに決定した。
次に、溜めたHICタンパク質含有溶離液を濃縮し、溶離緩衝液を交換した。典型的に、タンパク質を5.0〜10.0mg/mLに濃縮した。適当な寸法のカットオフ膜を有するペリコン(PelliconTM)カセットシステム(マサチューセッツ州ベッドフォード在ミリポア社(Millipore,Inc.)製)が備えられた限外濾過システムを用いて限外濾過を行った。
濃縮後、サンプルを適当な緩衝液に対して透析濾過(diafiltered)した。濃縮段階からの残留物を、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0溶液の導電率の5%以内に残留物の導電率が入るまで、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0に対して透析濾過した。
さらに、存在し得る沈殿物およびバクテリアのエンドトキシンを除去するために、濃縮・透析濾過したタンパク質含有サンプルを0.1μmポジダイン(PosidyneTM)フィルター(ニューヨーク州コートランド在ポール社(Pall,Inc.)製)を通過させた。溶液のタンパク質濃度を決めた後、最終のバルク生成物の所望の濃度を基準として溶液を、0.15M NaCl、20mM NaPO4、pH7.0で所望の最終濃度に希釈した。最終のバルク生成物を、さらなる組成物調製のために貯蔵(約5℃で)のための発熱物質を含まない容器に移すときに、最終的な0.22μmフィルターを通す滅菌濾過を実施した。
実施例3
哺乳動物細胞培養物からの精製
この実施例は、哺乳動物発現系において生成された二つの生物学的に活性な組み換えKGF(rKGF)の発現、単離、および特性付けを記載する。
ヒトKGF遺伝子を、正常なヒト皮膚線維芽細胞から製造されるcDNAのPCR増幅により単離した(カリフォルニア州パロ・アルト在クロネテック社(Clonetec,Inc.))。逆転写酵素によるcDNAの製造後に、KGF遺伝子の増幅のためにPCRを使用した。図1に示されるように、cDNAから遺伝子を増幅するためにOLIGO#25およびOLIGO#26を使用し、第2のPCR増幅によりフラグメント末端にHindIIIおよびBalII制限部位を入れるためにOLIGO#27およびOLIGO#28を用いた。
Figure 0003877226
クローニングおよびDNA配列の確認に続いて、KGF遺伝子DNAを使用した。二つのプライマーを用いて増幅を行った。
Figure 0003877226
センスプライマーOLIGO#29は、開始コドンATGの上流のコンセンサスKozak翻訳配列(5’−CCACC−3’)およびXbaI部位を含んでいた。アンチセンスプライマーOLIGO#30は、SalIクローニング部位および追加の停止コドンを含んでいた。18サイクルのPCR増幅(94℃での変性30秒、55℃でのアニーリング40秒、および72℃での伸長40秒間)後、生成物をXbaIおよびSalIで消化し、同様に消化したpDSRα2DNAと結合させた(バードレル(Bourdrel)ら,(1993),Protein Exp.& Purif., 4巻:130〜140頁およびルー(Lu)ら,(1992),Arch.Biochem. Biophys., 298巻:150〜158頁の方法による)。これにより、SV40初期プロモーターとα−FSHポリアデニル化配列との間にヒトKGF遺伝子が組み込まれたプラスミドKGF/pDSRα2を得た。二つのクローンを取り出し、DNA配列分析により所望のベクターの構築を確認した。
次に、KGF/pDSRα2 DNA2μgをPvuIで直線化した。前日に0.8×106細胞/60mm培養皿で接種したチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を、標準的リン酸カルシウム沈降法(前記バードレルら)を用いて、処理したDNAでトランスフェクションした。2週間後、個々のコロニーを取り出し、24ウエルプレートに移した。細胞が集密状態に達し、そのアリコートをE.coli発現ヒトKGFに対して反応性のポリクローナルウサギ抗体を用いるウエスタンブロッティングにより分析したとき、ならし培地は血清を含まないと考えられた。
ウエスタンブロッティングは、サンプルを12.5%(w/v)SDSポリアクリルアミドゲル上で電気泳動し、続いて半乾燥トランスファー装置(カリフォルニア州サンフランシスコ在ヘーファー・サイエンティフィック・インスツルーメンツ(Hoefer Scientic Instruments))を用いてニトロセルロース膜上で400mAで1時間エレクトロブロッティングすることにより実施した。20mM Tris、150mMグリシン、20%メタノールをトランスファー緩衝液として使用した。ニトロセルロースシートを、PBS中10%正常ヤギ血清と一緒にインキュベートすることによりブロックした。E.coli誘導KGFに対するウサギ抗血清を第一抗体として用いた。使用のために、それを、PBS中1%正常ヤギ血清中に1/10000に希釈し、ブロックされたニトロセルロースシートと一緒に室温で12時間インキュベートし、その後、過剰の抗体を、PBS中で30分間の洗浄を3回行って除去した。次に、ニトロセルロース膜を、ベクタスタイン(VectastainTM)ビオチニル化ヤギ抗−ウサギIgG(第二抗体;カリフォルニア州バーリンガム在ベクター・ラブス社(Vector Labs)製)を含むPBS中1%正常ヤギ血清100mL中で室温にて30分間インキュベートした。PBS中での10分間の洗浄を3回行った後、製造者(ベクター・ラブス社)の指示に従って調製したビオチニル化ペルオキシダーゼおよびストレプトアビジンを含む1%正常ヤギ血清の100mL溶液中で、30分間、室温でのインキュベーションを行った。PBS中での3回の洗浄に続いて、PBS100mL中30%(w/v)H2260μLとメタノール20mL中4−クロロナフトール50mgとの混合物中でインキュベートすることによりKGF交差反応性物質を視覚化した。10分後に水中で濯ぐことにより反応を停止した。
ブロットの分析により、KGF特異抗体が三つの異なるタンパク質バンド、すなわち、163アミノ酸の成熟型タンパク質の約18.8kDaの予想される分子量と比較して、その二つが約25〜29kDaの分子量に密接に係わり、また一つが約17kDaの推定分子量に係わる前記三つのバンドと結合することがわかった。さらに、ウエスタン分析により判断される1リッター当たり2.0mgを越えるrKGFを分泌する幾つかの高発現クローンを選択し、(前記ルーらの方法により)ローラー瓶中に増殖させて、後述するゲル濾過およびカチオン交換クロマトグラフィーによるKGFの精製のために大量の無血清ならし培地を生成した。
無血清ならし培地3LからのKGFを、20mMリン酸ナトリウム、pH7.5で予め平衡化されたSP−セファロース・ファースト・フロー(ファーマシア社製)の450mLのスルホエチル樹脂を詰めたカチオン交換カラム(5×24cm)に直接培地をロードすることにより精製した。5倍カラム体積の20mMリン酸ナトリウム、0.2M NaCl、pH7.5で洗浄した後、20mMリン酸ナトリウム中0.2〜1.0M NaCl、pH7.5の20倍カラム体積の直線グラジエントを用いてrKGFを溶離した。連続的にA280をモニターしながらフラクション50mLを収集した。各フラクションのアリコートをSDS−PAGEで分析することによりKGFタンパク質を検出した。SDS−PAGEは、予め流延した14%Tris−グリシン予備流延ゲルを用いる電気泳動システム(カリフォルニア州サンジエゴ在ノヴェックス社(Novex)製)で行った(レムリ(Laemmli)(1970),Nature,227巻:680〜685頁)。サンプルを、ローディング前に加熱することなく非還元性SDSサンプル緩衝液と混合した。タンパク質を、クマシーブルーまたは銀染色で検出した。二つの後期溶離ピークが、ウエスタンブロットにより検出される17kDaバンドおよび25〜29kDaに相当するタンパク質バンドを含むことがわかった。これらのピークの各々を含むフラクションを別々に1.0mL未満の体積に濃縮し、ゲル濾過した。
ゲル濾過は、PBSで予め平衡化されたスーパーデックス−75(Superdex−75TM)樹脂(HR 10/30,ファーマシア社製)のカラムであって、以下の既知の分子量標準により検量されたカラム(カリフォルニア州サンフランシスコ在バアイオラッド社(BioRad)製)を用いた:チログロブリン(670kDa)、ガンマグロブリン(158kDa)、オボアルブミン(44kDa)、ミオグロビン(17kDa)およびビタミンB−12(1.4kDa)。これらの精製段階により、銀染色により推定されるように特に17kDaおよび30kDaの物質を含むrKGDが約2000倍精製された。
より高分子量の物質の場合、rKGFは主要の対称ピークとして溶離され、それはKGF−aと呼ばれた。この物質のより少量(3μg/レーン対6μ/レーン)をSDS−PAGE分析すると、分子量の差が1〜2kDaである二つのバンドに分離した。KGF−bと呼ぶ低分子量物質の場合、ゲル濾過により予想された移動度を有するタンパク質調製物が得られた。KGF−aとKGF−bの両方について、精製後の全収率は約30〜40%であった。
KGF−aおよびKGF−bのアミノ酸配列も分析した。これらの分析は、モデル120AオンラインPTH−アミノ酸分析器およびモデル900Aデータ収集システムが備えられた自動シーケンサー(カリフォルニア州フォスターシティー在アプライド・バイオシステムズ社(Applied Biosystems, Inc.)製のモデル447A又は470A)で行った(ルー(Lu)ら,(1991),J. Biol. Chem., 266巻:8102〜8107頁の方法による)。KGF−aのエドマン(Edman)配列分析は、主にN−末端配列 X1−N−D−M−T−P−E−Q−M−A−T−N−V−X2−X3−S−(配列番号:51)を示した。3番目のN−末端アミノ酸であるアスパラギン酸から始まるマイナーな配列も、全配列決定可能タンパク質の1.6%の量で存在していた。X1、X2およびX3は、配列分析中、フェニルチオヒダントイニル(PTH)アミノ酸シグナルの不在のために帰属できなかった。
興味深いことに、KGF−bのN−末端配列分析は、N−末端アミノ酸肺配列S−Y−D−Y−M−E−G−G−D−I−R−V−(配列番号:52)を示し、それは、Arg23−Ser24ペプチド結合でタンパク質分解されたKGFのN−末端切頭型であることを示している。
精製されたKGF−aおよびKGF−bをさらに特性付けるために、既知の技術(ササキ(Sasaki)ら,(1987),J. Biol. Chem., 262巻:12059〜12076頁;タケウチ(Takeuchi)ら,(1988),J. Biol. Chem., 263巻:3657〜3663頁;ツェボ(Zsebo)ら,(1990),Cell,63巻:195〜201頁)を用いてタンパク質をグリコシダーゼ(ノイラミニダーゼ、O−グリカナーゼ、および/またはN−グリカナーゼ)処理に付した。これらのデータは、KGF−aのより低分子量型のものは、おそらくN−結合糖のみを含むが、KGF−aはN−およびO−結合炭水化物を含むことを示している。グリコシダーゼ処理は、KGF−bについて分子量低下を引き起こさず、それは分子がグリコシル化されていないことを示している。
実施例4
生物学的活性
各KGF類似体を希釈し、Balb/MK細胞の[3H]−チミジン取り込みを測定することにより生物学的活性を検定した(前記ルビンら(1989)の方法による)。まず、サンプルを、50%カスタマーメイドEagle′s MEM、50%カスタマーメイドF12、5μg/mLトランスフェリン、5ng/mL亜セレン酸ナトリウム、0.0005%HSAおよび0.005% Tween20からなるバイオアッセイ培地中に希釈する。次に、KGFサンプルを、Balb/MK細胞を接種したファルコン・プリメリア(Falcon Primeria)96−ウエルプレートに添加した。DNA合成中における[3H]−チミジンの組み込みを測定し、天然型KGF標準曲線と比較することにより、組み込まれた天然型KGF濃度に変換された。試験した各類似体は、有糸分裂活性を示した。
Balb/MKマウス上皮ケラチノサイトから調製した単離KGFレセプター膜調製物を用いてKGFレセプターとの相互作用を試験した(マッサージュ(Massague)(1983),J. Biol. Chem., 258巻:13614〜13620頁に記載の手順による)。特に、50μL当たり0.8ng〜100ngの濃度範囲になるように0.2%ウシ血清アルブミンを含む50mM Tris−HCl、pH7.5で種々の形態のKGFを希釈した。それらは、個々に、前記膜調製物(75ng/mL)および125I−標識化E.coli誘導KGF(1.5ng)と一緒にインキュベートした。レセプター結合および競合実験を4℃で16時間行い、その後、サンプルを取り出し、遠心分離し、前記希釈緩衝液で2回洗って非結合および非特異的結合の標識化KGFを除去した。次に、サンプルの残留放射能を計数した。各KGFサンプルの濃度に対して非競合%をプロットすることにより、KGFサンプルと標識化KGFとの間のレセプター結合の競合曲線をつくった。放射性レセプターアッセイ非競合実験は、E−coli誘導KGF、KGF−aおよびKGF−bが類似するレセプター結合活性を有することを示した。
本発明を、一般的におよび好ましい実施態様について記載したが、前記記載に照らして当業者は他の変更および変形を行い得るものと解すべきである。
配列表
配列番号1
配列の長さ:862塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号2
配列の長さ:194アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号3
配列の長さ:595塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号4
配列の長さ:186アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号5
配列の長さ:499塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号6
配列の長さ:164アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号7
配列の長さ:25塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号8
配列の長さ:26塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号9
配列の長さ:26塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号10
配列の長さ:31塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号11
配列の長さ:27塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号12
配列の長さ:37塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号13
配列の長さ:44塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号14
配列の長さ:37塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号15
配列の長さ:45塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号16
配列の長さ:45塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号17
配列の長さ:36塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号18
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号19
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号20
配列の長さ:91塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号21
配列の長さ:90塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号22
配列の長さ:90塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号23
配列の長さ:90塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号24
配列の長さ:90塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号25
配列の長さ:88塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号26
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号27
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号28
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号29
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号30
配列の長さ:20塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号31
配列の長さ:495塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号32
配列の長さ:164アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号33
配列の長さ:495塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号34
配列の長さ:164アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号35
配列の長さ:495塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号36
配列の長さ:164アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号37
配列の長さ:450塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号38
配列の長さ:149アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号39
配列の長さ:426塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号40
配列の長さ:141アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号41
配列の長さ:426塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号42
配列の長さ:141アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号43
配列の長さ:24塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号44
配列の長さ:24塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列の特徴
特徴を表す記号:−
存在位置:相補鎖(1..24)
配列
Figure 0003877226
配列番号45
配列の長さ:18塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号46
配列の長さ:18塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号47
配列の長さ:29塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号48
配列の長さ:27塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号49
配列特性
配列の長さ:38塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号50
配列の長さ:33塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:cDNA
配列
Figure 0003877226
配列番号51
配列の長さ:16アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226
配列番号52
配列の長さ:12アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:不明
トポロジー:不明
配列の種類:タンパク質
配列
Figure 0003877226

Claims (17)

  1. (a)ケラチノサイト成長因子(KGF)を含む溶液を得る工程、
    (b)工程(a)の溶液をカチオン交換樹脂にロードする工程、
    (c)カチオン交換樹脂からの溶離溶液中にKGFを溶離する工程、
    (d)工程(c)からの溶離溶液を(i)分子量排除マトリックスを通過させる工程、または(ii)疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスを通過させる工程、および
    (e)KGFを回収する工程を含んでなり、
    但し、ヘパリン・アフィニティクロマトグラフィー工程を含まない、KGFの精製方法。
  2. カチオン交換樹脂がカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルアガロース、硫酸アガロースまたはセルロースカラムから選択されたものである請求項1に記載の方法。
  3. 工程(c)からの溶離溶液を、分子量排除マトリックスを通過させる請求項1又は2に記載の方法。
  4. 分子量排除マトリックスが、アガロース系、アクリルアミド系、シリカ系またはポリマー系サイズ排除カラムから選択されたものである請求項3に記載の方法。
  5. 工程(c)からの溶離溶液を、疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスを通過させる請求項1又は2に記載の方法。
  6. 溶離溶液中のKGFを、溶離溶液を疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスを通過させる前に酸化する請求項5に記載の方法。
  7. KGFを酸化剤と接触させることにより酸化する請求項6に記載の方法。
  8. 酸化剤がシスタミンジヒドロクロリド、シスチン、酸化型グルタチオンまたは2価銅から選択される請求項7に記載の方法。
  9. 疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスがアルキルまたはフェニル置換樹脂を有するカラムから選択される請求項1、2及び5から8のいずれか1項に記載された方法。
  10. 該KGFが天然ケラチノサイト成長因子(配列番号2のアミノ酸残基32〜194で表され、シグナル配列を含むか或いは含まない)のアミノ酸配列またはそのムテインを含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 天然ケラチノサイト成長因子のムテインが、
    (a)天然ケラチノサイト成長因子のCys1およびCys15(配列番号2のアミノ酸位置32のシステインおよび配列番号2のアミノ酸位置46のシステイン)が置換または欠失された対応する残基を有するポリペプチド、
    (b)天然ケラチノサイト成長因子のアミノ酸残基41〜154(配列番号2のアミノ酸残基72〜185)の一つ以上が、タンパク質の陽電荷を減少させるように選択された電気的に陰性の残基または中性の残基で置換されるかまたは欠失された、荷電を変化させたポリペプチド、
    (c)天然ケラチノサイト成長因子のAsn115−His116−Tyr117−Asn118−Thr119のループ形成領域内(配列番号2のアミノ酸残基146〜150)の少なくとも一つのアミノ酸を、より高いループ形成能を有する少なくとも一つのアミノ酸で置換することにより生じるポリペプチド、または
    (d)天然ケラチノサイト増殖因子の123〜133(配列番号2のアミノ酸残基154〜164)の領域内における一つ以上のアミノ酸置換、欠失または付加を有するポリペプチド
    のいずれかから選ばれる請求項10に記載の方法。
  12. 該ムテインがC(1、15)S、ΔN15、ΔN16,ΔN17、ΔN18、ΔN19、ΔN20、ΔN21、ΔN22、ΔN23、ΔN24、ΔN3/C(15)S、ΔN3/C(15)−、ΔN8/C(15)S,ΔN8/C(15)−、C(1,15)S/R(144)E、C(1,15)S/R(144)Q、ΔN23/R(144)Q、C(1,15,40)S,C(1、15、102)S、C(1,15,102,106)S,ΔN23/N(137)E、ΔN23/K(139)E、ΔN23/K(139)Q、ΔN23/R(144)A,ΔN23/R(144)E、ΔN23/R(144)L、ΔN23/K(147)E、ΔN23/K(147)Q、ΔN23/K(153)E、ΔN23/K(153)Q、ΔN23/Q(152)E/K(153)E、R(144)QまたはH(116)Gのいずれかから選択されたものであり、配列番号2のアミノ酸残基32〜194により表される、天然ケラチノサイト成長因子の当該位置に見出せる残基に関して設計されたものである請求項11に記載の方法。
  13. 該KGFが最初のメチオニン残基を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. KGFが原核細胞、好ましくはE.coli細胞内で生成される請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. KGFが哺乳動物細胞、好ましくはチャイニーズハムスター卵巣細胞内で生成される請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  16. (a)最初のメチオニンが存在するかまたは存在しないΔN23を含む溶液を得る工程、
    (b)工程(a)の溶液をカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルアガロース、硫酸アガロースまたはセルロースカラムから選択されるカチオン交換樹脂へロードする工程、
    (c)該カチオン交換樹脂からの溶離溶液中にKGFを溶離する工程、
    (d)該溶離溶液をシスタミンジヒドロクロリド、シスチン、酸化グルタチオンまたは2価銅である酸化剤と接触させる工程、
    (e)アルキルまたはフェニル置換樹脂から選択された疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスに工程(d)の溶離溶液を通過させる工程、および
    (f)該疎水性相互作用クロマトグラフィーからΔN23を回収する工程を含んでなる、請求項14に記載の方法。
  17. (a)最初のメチオニンが存在するかまたは存在しないΔN16を含む溶液を得る工程、
    (b)工程(a)の溶液から得た溶液をカルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルアガロース、硫酸アガロースまたはセルロースカラムから選択されるカチオン交換樹脂へロードする工程、
    (c)該カチオン交換樹脂からの溶離溶液を溶離する工程、
    (d)該溶離溶液をシスタミンジヒドロクロリド、シスチン、酸化グルタチオンまたは2価銅である酸化剤と接触させる工程、
    (e)アルキルまたはフェニル置換樹脂から選択された疎水性相互作用クロマトグラフィーマトリックスに工程(d)の溶離溶液を通過させる工程、および
    (f)疎水性相互作用クロマトグラフィーからΔN16を回収する工程を含んでなる、請求項14に記載の方法。
JP51337696A 1994-10-13 1995-10-12 ケラチノサイト成長因子の精製法 Expired - Lifetime JP3877226B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US32333994A 1994-10-13 1994-10-13
US08/323,339 1994-10-13
US08/487,830 1995-06-07
US08/487,830 US6008328A (en) 1994-10-13 1995-06-07 Method for purifying keratinocyte growth factors
PCT/US1995/013099 WO1996011952A1 (en) 1994-10-13 1995-10-12 Method for purifying keratinocyte growth factors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10507452A JPH10507452A (ja) 1998-07-21
JP3877226B2 true JP3877226B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=26983902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51337696A Expired - Lifetime JP3877226B2 (ja) 1994-10-13 1995-10-12 ケラチノサイト成長因子の精製法

Country Status (18)

Country Link
EP (2) EP0785949B1 (ja)
JP (1) JP3877226B2 (ja)
CN (1) CN1161380C (ja)
AT (1) ATE239038T1 (ja)
CA (1) CA2201762C (ja)
CZ (1) CZ98297A3 (ja)
DE (2) DE122006000019I1 (ja)
DK (1) DK0785949T3 (ja)
ES (1) ES2197926T3 (ja)
HU (1) HU220584B1 (ja)
IL (3) IL147575A (ja)
LU (1) LU91235I2 (ja)
NL (1) NL300229I2 (ja)
NO (1) NO971567L (ja)
PT (1) PT785949E (ja)
SI (1) SI0785949T1 (ja)
SK (1) SK43097A3 (ja)
WO (1) WO1996011952A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693077B1 (en) 1995-02-14 2004-02-17 Human Genome Sciences, Inc. Keratinocyte growth factor-2
US7232667B2 (en) 1995-02-14 2007-06-19 Human Genome Sciences, Inc. Keratinocyte growth factor-2 polynucleotides
US6077692A (en) 1995-02-14 2000-06-20 Human Genome Sciences, Inc. Keratinocyte growth factor-2
US6743422B1 (en) 1996-10-15 2004-06-01 Amgen, Inc. Keratinocyte growth factor-2 products
CA2316015A1 (en) 1997-12-22 1999-07-01 Human Genome Sciences, Inc. Keratinocyte growth factor-2 formulations
US6869927B1 (en) 1997-12-22 2005-03-22 Human Genome Sciences, Inc. Keratinocyte growth factor-2 formulations
JP2004526437A (ja) * 2001-02-06 2004-09-02 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 低減された免疫原性を有する修飾されたケラチノサイト成長因子(kgf)
WO2003016505A2 (en) * 2001-08-21 2003-02-27 Chiron Corporation Kgf polypeptide compositions
CN102242124B (zh) * 2010-05-10 2013-05-22 齐鲁制药有限公司 改造的角化细胞生长因子基因及其在酵母中的表达
CN102675449B (zh) * 2011-03-17 2016-06-08 重庆富进生物医药有限公司 缺失型人角质细胞生长因子-ⅰ二硫键变构体及其用途
CN109402130A (zh) * 2018-11-23 2019-03-01 成都中医药大学附属医院 一种重组人角质细胞生长因子-1及其制备方法和用途
CN110183529B (zh) * 2019-05-23 2023-06-02 重庆派金生物科技有限公司 一种缺失型人角质细胞生长因子-1的重组制备方法
KR20230127721A (ko) * 2022-02-25 2023-09-01 한국해양과학기술원 온도안정성을 향상시킨 fgf7 폴리펩타이드 및 그 용도

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE197800T1 (de) * 1989-01-31 2000-12-15 Jeffrey S Rubin Dns kodierend für einen für epithelzellen spezifischen wachstumsfaktor
CA2098484A1 (en) * 1990-12-18 1992-06-19 Tsutomu Arakawa Analogs of acidic fibroblast growth factor having enhanced stability and biological activity
CZ343795A3 (en) * 1993-06-29 1996-07-17 Chiron Corp Shortened keratinocyte growth factor /kgf/ exhibiting increased biological activity
CA2172137C (en) * 1993-09-24 1999-12-14 Andrew Peter Seddon Surface loop structural analogues of fibroblast growth factors
EP0786000A1 (en) * 1994-10-13 1997-07-30 Amgen Inc. Analogs of acidic fibroblast growth factor having enhanced stability and biological activity
DK0785950T3 (da) * 1994-10-13 2003-07-28 Amgen Inc Keratinocyt vækstfaktoranaloger
CA2202075C (en) * 1994-10-13 2003-12-09 Charles F. Morris Analogs of keratinocyte growth factor, nucleic acids encoding such analogs, processes of making and methods of using

Also Published As

Publication number Publication date
DE122006000019I1 (de) 2006-06-29
CA2201762C (en) 2001-12-18
ATE239038T1 (de) 2003-05-15
AU3830695A (en) 1996-05-06
CN1169734A (zh) 1998-01-07
EP0785949A1 (en) 1997-07-30
WO1996011952A1 (en) 1996-04-25
LU91235I2 (fr) 2006-11-22
IL147575A0 (en) 2002-08-14
EP1334981B1 (en) 2011-01-26
ES2197926T3 (es) 2004-01-16
JPH10507452A (ja) 1998-07-21
IL115605A0 (en) 1996-01-19
EP1334981A2 (en) 2003-08-13
NL300229I1 (nl) 2006-06-01
SK43097A3 (en) 1998-10-07
DK0785949T3 (da) 2003-08-18
SI0785949T1 (en) 2003-08-31
HU220584B1 (hu) 2002-03-28
IL115605A (en) 2003-06-24
CA2201762A1 (en) 1996-04-25
DE69530599T2 (de) 2003-11-13
HUT76879A (en) 1997-12-29
NO971567L (no) 1997-06-12
PT785949E (pt) 2003-09-30
NL300229I2 (nl) 2006-09-01
AU709362B2 (en) 1999-08-26
CZ98297A3 (cs) 1998-08-12
EP0785949B1 (en) 2003-05-02
EP1334981A3 (en) 2004-05-06
MX9702481A (es) 1997-07-31
NO971567D0 (no) 1997-04-04
DE69530599D1 (de) 2003-06-05
IL147575A (en) 2004-05-12
CN1161380C (zh) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100205078B1 (ko) 염기성 섬유 아세포 성장인자 및 이의 생산방법
JP3802292B2 (ja) 上皮細胞に特異的な成長因子をコードするdna
CA2147124C (en) Erythropoietin analogs
EP0668351B1 (en) Erythropoietin analogs
JP4426646B2 (ja) 表皮ケラチン細胞成長因子の類縁体
AU638402B2 (en) Analogs of fibroblast growth factor
JP3877226B2 (ja) ケラチノサイト成長因子の精製法
JP2007020575A (ja) ケラチノサイト増殖因子アナログ
EP0275204A2 (en) Production of fibroblast growth factor
US6008328A (en) Method for purifying keratinocyte growth factors
JP3287869B2 (ja) ヒト神経成長因子2の製造法
AU709362C (en) Method for purifying keratinocyte growth factors
JP2733207B2 (ja) 繊維芽細胞成長因子キメラ蛋白質を含有する医薬組成物
MXPA97002481A (en) Method for the purification of growth factors of queratinoci
US20040138123A1 (en) Truncated keratinocyte growth factor (KGF) having increased biological activity
AU5068502A (en) Analogs of keratinocyte growth factor
AU2813399A (en) Analogs of keratinocyte growth factor, nucleic acids encoding such analogs, processes of making and methods of using

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050419

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term