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JP3841463B2 - 移動端末交換システム - Google Patents

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JP3841463B2
JP3841463B2 JP23879295A JP23879295A JP3841463B2 JP 3841463 B2 JP3841463 B2 JP 3841463B2 JP 23879295 A JP23879295 A JP 23879295A JP 23879295 A JP23879295 A JP 23879295A JP 3841463 B2 JP3841463 B2 JP 3841463B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動端末交換システムに関し、特に、着信待機状態等の設定が可能なバッテリー駆動型の移動端末と交換機からなる移動端末交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の移動端末においては、通常の一般加入電話機と同様な通話をするための「通話モード」、他の移動端末又は一般加入電話機からの着信を受けるための着信待機状態(以下、待受状態とも呼ぶ)である「待受モード」、電源を切断し、発信も着信もできない「切断モード」など、各種の運用モードを有している。このうち「待機モード」では、着信に必要な回路のみに給電するようにし、節電をしている。
このように各種の運用モードを設けるのは、携帯電話機等の移動端末では、ニッカド電池などのバッテリーを用いて駆動させることが一般的であり、バッテリーの消耗をできるだけ防止する必要があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、「待受モード」に設定している場合において、携帯電話は着信に必要な回路のみに給電しているので、バッテリーの節電はされるが、消費されている。
一方、利用者は、着信を希望するときには、「待受モード」に設定しておくが、「待受モード」に設定したことを忘れてしまうことが多い。このとき「待受モード」のまま放置したためにバッテリーが消耗してしまい、通話が必要なときにできないという場合がある。
【0004】
また、バッテリーの消耗を極力防止するためには、利用者が使用しないと考えたときには、その都度電源を切断してやればよいが、これでは重要な通話を受けることができない場合がある。
また、バッテリーの消耗を防ぐために、こまめに電源の切断・投入、「待受モード」の設定などを繰り返し行うのは、利用者の負担が大きく、設定ミスを生じかねない。
【0005】
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、着信待機を要求された場合に、利用者が移動端末を「待受モード」にすることができること、及び移動端末が「待受モード」でない場合に無効となった呼出しがあったことを「待受モード」設定後に効率的にその移動端末へ通知することを目的とし、さらに、着信待機の効率的な管理と移動端末のバッテリーの消耗の防止をすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、着信を可能とする着信待機状態を取り得る移動端末と、移動端末間の呼を交換する交換機とからなる移動端末交換システムにおいて、移動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と、他の移動端末Bに対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部を備え、交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部を備え、前記交換機の情報格納部に、ある移動端末Aから通知された前記移動端末Bに対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末Bと交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末Bに通知し、前記他の移動端末Bが交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態とし、 他の移動端末Bは、設定された待受時間が現在時刻を含まない場合に、電源を自動的に切断することを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
図10に、この発明の基本構成ブロック図を示す。
この発明は、着信を可能とする着信待機状態を取り得る移動端末と、移動端末間の呼を交換する交換機とからなる移動端末交換システムにおいて、任意の移動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と他の移動端末に対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部1を備え、交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部6を備えることを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
【0007】
また、前記交換機の情報格納部6に、特定の移動端末に対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末と交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末に通知することを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
ここで、前記交換機が、前記移動端末に対する待受要求時間をその移動端末へ、音声で通知するようにしてもよい。
【0008】
また、前記移動端末が待受時間設定部3を有し、この待受時間設定部3が交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態となるようにしてもよい。
【0009】
さらに、この発明は、前記移動端末が、さらに所定のメッセージ情報を交換機に通知するメッセージ通知部2を有し、前記交換機が、さらに通知されたメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部4と、このメッセージ情報を所定のタイミングで対応する移動端末へ通知する情報通知部5とを備えることを特徴とする移動端末交換システムを提供するものである。
【0010】
ここで、前記交換機の情報格納部6に、移動端末の自己の待受時間が格納されているときに、交換機のメッセージ情報記憶部4に前記移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、現在の時刻が前記自己の待受時間内となったときに、前記情報通知部5がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知するようにしてもよい。
【0011】
また、前記交換機の情報格納部6に、移動端末の自己の待受時間が格納されていないときに、交換機のメッセージ情報記憶部4に移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、所定の時間間隔で周期的に又は、ランダムな時間間隔で、前記情報通知部5がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知するようにしてもよい。
【0012】
さらに、任意の移動端末Aが移動端末Bを呼出そうとしたが不応答であった場合に、交換機から移動端末Bへ、移動端末Bが不応答であったことに相当する音声メッセージを通知してもよい。
【0013】
上記したように、この発明の移動末端交換システムは、移動端末と交換機とから構成されるが、移動端末と交換機との間の発着信、通話、データの送受信などのいわゆる通信制御は、一般に無線で行われるため、移動端末及び交換機は共に無線による通信機能を実行するハードウェアを備えるものである。
また、交換機には、移動端末の他、有線を用いた一般の加入電話機が接続されていてもよい。
【0014】
移動端末の待受時間通知部1、メッセージ通知部2、及び待受時間設定部3は、いわゆるマイクロコンピュータとその周辺回路によって実現することができる。マイクロコンピュータにはROM,RAM,タイマー,I/Oコントローラ等が含まれ、待受時間通知機能や待受時間設定機能を実行するプログラムがRAM又はROM等に記憶される。
また、周辺回路は、データ及び音声を伝送するための通信コントローラや通話回路等から構成される。
【0015】
ここで、交換機に通知される待受時間、待受要求時間やメッセージ情報の入力は、テンキーなどの入力装置から直接入力されるか又は予めRAM等に記憶されたメッセージ情報に対応する番号が入力されるようにしてもよい。
【0016】
また、待受時間及び待受要求時間とも、移動端末が着信待機状態を開始すべき時刻と待機状態を終了すべき時刻とから表わされることが好ましいが、待機状態を継続すべき時間幅によって表してもよい。
また移動端末で自己の待受時間が設定された場合や、移動端末が交換機から待受要求時間を通知された場合には、待受時間設定部3が、その時間を待受時間としてRAM等に設定記憶するが、現在の時刻が設定された待受時間となった場合には、その移動端末は少なくとも着信待機をするのに必要な回路を駆動させるようにする。
着信待機をするのに必要な回路とは、たとえばマイクロコンピュータ、通信コントローラ等である。
【0017】
交換機は、メッセージ情報記憶部4と情報格納部6を備えるが、これらはRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成できる。
また、交換機は、待受要求時間を移動端末へ通知する機能を有するが、待受要求時間はデータとして通知してもよく、また、音声として移動端末の利用者に通知してもよい。
データとして通知する場合は、交換機内に、いわゆるマイクロコンピュータと通信コントローラを備え、音声として通知する場合には、さらにRAM等のメモリを備えて、これに予めいくつかのひな形文となる音声メッセージを記憶するようにしてもよい。
【0018】
さらに交換機は、移動端末へメッセージ情報を通知する情報通知部5を備えるが、これも、マイクロコンピュータや通信コントローラによって実現できる。
交換機から移動端末へ通知されるメッセージ情報は、データでも、音声でもよい。さらに、このメッセージ情報は、ROM等に記憶された所定のデータ又は音声でもよく、入力装置から入力されたデータや音声でもよい。
【0019】
交換機の情報通知部5は、所定のタイミングでメッセージ情報を移動端末へ通知するため、タイマーを備えることが好ましい。
ここで、所定のタイミングとは、予めROM,RAM等に設定された時刻、所定の時間間隔で周期的な時間、あるいはランダムな時間間隔であってもよい。
「設定された時刻」とは、たとえば毎日10時という意味である。
「所定の時間間隔で周期的」とは、たとえば、1分おきに無限に通知を繰り返すこと、あるいは10分おきに10回通知を繰り返すことを意味する。
「ランダムな時間間隔」とは、たとえば、1時間のうち任意の時間に10回通知を行うことを意味する。
【0020】
また、メッセージ情報を通知する移動端末の待受時間が交換機に設定されている場合には、所定のタイミングとは現在の時刻がその待受時間になった後を意味し、待受時間になった後にメッセージ情報は通知される。
【0021】
以上のようにこの発明によれば、移動端末から交換機に自己の移動端末の待受時間を通知して、交換機がその待受時間を格納しているので、交換機にて、収容されるすべての移動端末の着信待機状態を一元管理することができる。
また、ある移動端末Aに着信待機状態となっていてほしい時間(待受要求時間)を交換機を経由してその移動端末Aへ通知することができるので、その移動端末Aがこの待受要求時間だけ着信待機状態に設定することにより着信待機の有効な管理ができ、さらにバッテリーの消耗を低減させることができる。
【0022】
また、移動端末が、待受要求時間に相当する時間を自己の待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態となるようにしているので、自主的に利用者が待受時間を設定せずにいた場合でも、自動的に必要な時間のみ着信待機状態となるため、有効な着信管理ができ、着信待機状態の解除忘れによるバッテリーの消耗を防止することができる。
【0023】
また、この発明によれば音声で待受要求時間を通知するので、通知された移動端末の利用者が、要求された待受時間を含むように待受時間を設定することによって重要な着信を無効とすることなく有効な着信管理とバッテリーの消耗の防止をすることができる。
【0024】
さらに、この発明によれば、交換機が、所定のタイミングである移動端末から通知されたメッセージ情報を、その情報に対応する移動端末に通知するようにしているので、交換機において、移動端末への発呼動作とメッセージ情報の通知に対する有効な管理が可能である。
すなわち、交換機から移動端末への無駄な発呼動作を低減させることができ、したがって回線の利用効率を向上させることができる。
【0025】
さらに、任意の移動端末Aから交換機を経由してある移動端末Bが不応答であったことに相当する音声メッセージをその移動端末Bへ通知するようにしているので、この音声メッセージを受けた移動端末Bの利用者はすぐに移動端末Aへ応答の発呼をすることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定されるものではない。
図1に、この発明の移動端末交換システムの一実施例の構成ブロック図を示す。
ここで、A,Bは移動端末であり、少なくともそれぞれ送受話部A1,B1、テンキーA2,B2及び送受話部A3,B3とから構成される。
なお、図1では2台の移動端末しか図示していないが、一般に複数台の移動端末が交換機Cと接続される。
【0027】
送受話部A1,B1は、交換機と交信するための送信回路や受信回路から構成され、待受時間通知部1やメッセージ通知部2に相当する。
この送信回路や受信回路は、いわゆるマイクロコンピュータ,通信コントローラ,メモリその他の周辺回路から構成できる。
送受話部A3,B3は、音声の入出力を行う部分であり、マイク,スピーカ等から構成できる。
【0028】
図1のCは、交換機であり、図示したような各構成ブロックからなる待受時間管理部を少なくとも備える。
この待受時間管理部は、特にこの発明に関与する部分である。
交換機は、この他に図示していない発呼管理部、着呼管理部、端末接続管理部を備えており、移動端末間の交換処理を行う。
待受時間メッセージ入力部C1は、移動端末へ通知するメッセージを入力する部分であり、データとして入力する場合はキーボード、音声として入力する場合はマイクがこれに相当する。
待受時間メッセージ登録部C2は、入力されたメッセージをメモリに記憶する形式に変換する部分である。
変換されたメッセージは、ひな形として基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3へ蓄積される。
【0029】
図2に、蓄積されるメッセージのひな形の例文を示す。ひな形は、固定部分と可変部分とから構成される。
メッセージNo.3及びNo.4は可変部分を有するが、待受時間の開始時刻、終了時刻、及び時間間隔が可変部分に挿入される。可変部分は後から移動端末から通知される情報に基づいて決められるため、空白として記憶する。
また、蓄積されたメッセージ文は、読み出す時の便宜のために連番のコード番号をつけておくことが好ましい。
【0030】
待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4は、メッセージ文指定コードメモリによって指定されるコード番号に対応するひな形を蓄積部C3から抽出する部分である。
待受時間メッセージ文ひな形編集部C5は、抽出されたひな形文の中の空白部分にメッセージ穴埋めパラメータメモリ11に記憶された情報、たとえば待受の開始時刻を挿入してメッセージ文を合成する部分である。
ここで合成されたメッセージ文は待受時間メッセージ蓄積部C6に蓄積される。
【0031】
指定待受時間メッセージ抽出部C7は、所定の条件が成立した場合に待受時間メッセージ蓄積部C6に蓄積されたメッセージ文を抽出して音声合成部C9へ与える部分である。
音声合成部C9は、与えられたメッセージ文を予め記憶された音素C8を基に合成音声に変換する部分である。
送受信部C16は、移動端末A,Bの送受信部A1,B1と同様の構成を持つ。
送話部C15は、音声合成部C9で生成された合成音声を送受信部C16へ送る部分である。
送受信部C16が受信する情報としては、移動端末の送受話部A3,B3から入力された音声情報の他に、テンキーA2,B2から入力された文字、記号などのデータ情報がある。
【0032】
データ情報は移動端末内の送受信部A1,B1で所定のフォーマットに組立てられて送られる。
たとえば、データ情報としては、待受時間メッセージ文を指定するコード番号、メッセージ文の空白部分に相当するデータ、待受時間を設定してもらいたい相手先の電話番号、待受時間の設定を要求した発呼者の電話番号等がある。
【0033】
テンキー情報解析部C14は、送受信部C16を通して受信されたデータ情報を解析して、各種情報を分離して対応するメモリへ記憶させる部分である。
メッセージ文指定コードメモリC10は、テンキー情報解析部C14によって分離されたメッセージ文指定コードを記憶する部分である。
ここでは、図2のメッセージ番号1〜5に相当するものが記憶される。
【0034】
メッセージ穴埋めパラメータメモリC11は、前記したような待受時間の開始時刻等の可変となる空白部分に相当する情報を記憶する部分である。
たとえば、待受時間の開始時刻及び終了時刻として、10時20分、18時30分というデータが記憶され、待受時間間隔として1時間というデータが記憶される。
相手先電話番号メモリC12は、待受時間の設定を要求する相手先の電話番号を記憶する部分である。
発呼者電話番号メモリC13は、交換機Cに対して発呼をかけた移動端末の電話番号を記憶する部分である。
【0035】
次に、図1を用いて、移動端末Aから待受時間の設定を要求する情報が交換機に送信されてきた場合の待受時間管理部の動作の概要を示す。
まず、移動端末Aから発呼があった場合には、交換機の送受信部C16は、移動端末Aの電話番号を発呼者電話番号メモリC13に記憶する。
移動端末Aから送信されてきた情報には、指定コード=“3”、穴埋めパラメータ=“開始:10:00、終了:12:20”と相手先電話番号が挿入されていたものとする。
ここで、テンキー情報解析部C14が前記情報を解析して、それぞれ対応するメモリ(C10,C11,C12)へ記憶する。
【0036】
待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4は、メッセージ文指定コードメモリC10に記憶された指定コード=“3”を参照して、基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3から指定コードに対応するひな形文を読み出し、待受時間メッセージ文ひな形編集部C5へ送る。
ここでは、図2の「待ち受け時間は です」というひな形文が読み出される。
【0037】
待受時間メッセージ文ひな形編集部C5は、この読み出されたひな形文と、メッセージ穴埋めパラメータメモリC11に記憶されたパラメータ=“開始:10:00、終了=12:20”とから「待ち受け時間は10:00〜12:20です」というメッセージ文を作成する。
そしてこの後、待受時間メッセージ蓄積部C6に作成されたメッセージ文と、相手先電話番号メモリC12に記憶された電話番号と、発呼者電話番号メモリC13に記憶された発呼移動端末Aの電話番号を1組として記憶する。
以上が待受要求時間を交換機内へ記憶する動作である。
【0038】
この後、待受時間メッセージ蓄積部に記憶されたメッセージ文と共に記憶された相手先電話番号と同一の番号を持つ移動端末Bから発呼があった場合には、この記憶されたメッセージ文が読み出されて、音声によって移動端末Bへ通知される。
すなわち、移動端末Bから発呼があると、移動端末Bの電話番号が発呼者電話番号メモリC13に記憶される。
【0039】
指定待受時間メッセージ抽出部C7は、待受時間メッセージ蓄積部C6の中に記憶されたメッセージ文と対となって記憶されている相手先電話番号と、発呼者電話番号メモリC13に記憶された電話番号との比較を行い、一致したと判断した場合には、当該メッセージ文を読み出して音声合成部C9に与える。
たとえば、前記した「待ち受け時間は10:00〜12:20です」というメッセージ文に対応する相手先電話番号が移動端末Bと一致する場合には、このメッセージ文が音声合成部C9に与えられる。
【0040】
音声合成部C9は音素8の中から、メッセージ文に対応する音素を読み出して音声合成を行い、送話部C15、送受信部C16を通して移動端末Bへこのメッセージ文を音声で通知する。
ここで、待受時間メッセージ登録部C2、基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部C3、待受時間メッセージ文ひな形抽出部C4、待受時間メッセージ文ひな形編集部C5、指定待受時間メッセージ抽出部C7、及びテンキー情報解析部C14の動作主体は、一般にマイクロコンピュータであり、ROM等に記憶されたプログラムに従って各部の動作が行われる。
【0041】
図3に、この発明の移動端末交換システムにおいて、待受要求時間の設定登録を行う場合のシーケンスの実施例を示す。
初期状態として、呼出される側である移動端末Bが非待受状態であるとする。すなわち、バッテリの切電のため電源切断等により着信できない状態であるとする。
【0042】
このとき移動端末Aから移動端末Bの呼出し動作が行われた場合(S1)、移動端末Bは応答なしとなるので、移動端末Aの利用者は、移動端末Bに対して着信待機してほしい時間すなわち待受要求時間やメッセージコード番号をテンキーを使った所定の操作によって登録する(S2)。
この登録情報は、交換機に転送され、前記したようにして交換機内部のメモリに記憶される(S3)。
【0043】
その後、利用者によって移動端末Bが電源投入されたとする(S4)。
このとき、利用者が操作をすることによって、あるいは電源投入されたことにより自動的に、交換機に対して自己の待受要求時間が登録されているかどうかの問合せのための発呼を行う(S4)。
この発呼は、通常の他の移動端末との通話目的とは異なるため、たとえば、所定の特番をダイヤルするようにすればよい。
【0044】
この移動端末Bからの特番の発呼を受けた交換機は、移動端末Bに対する待受要求時間が登録されていないかどうかを確認する(S5)。登録されている場合には、前記したように、音声で待受要求時間を含むメッセージ文(図2参照)を移動端末Bへ通知する。
この音声によるメッセージ文の通知を聞いた移動端末Bの利用者は、そのメッセージ文に対応して、待受時間を設定する(S6)。
移動端末Bは、待受時間が設定されると、その時間が現在の時刻を含む場合は、そのまま電源投入状態を継続させればよいが、設定された待受時間が現在の時刻を含まない場合は、電源を自動的に切断する。
このようにすればバッテリーの消耗を有効に防止させることができる。
【0045】
電源を切断して非待受状態となった後に、設定された待受時間がくると、移動端末Bは自動的に待受状態となる(S7)。
したがって、待受状態のために必要な回路部分に電源が供給されて、着信を受けつける状態となる。
この後、移動端末Aから移動端末Bを呼出す動作がされたとすると(S8)、移動端末Bは、この着信を受付けることができ、移動端末A,B間で会話が行える。
さらに、設定された待受時間の終了時刻がくると、移動端末Bでは、自動的に待受状態が解除され、非待受状態となる(S9)。
【0046】
このように、移動端末Bの待受状態が、他の移動端末Aからの待受時間の設定要求をもとに設定されるようにしているので、移動端末Bの利用者のバッテリ消耗のための管理負担を軽減させることができ、有効な着信管理とバッテリー消耗の防止を有効に行うことができる。
【0047】
また、この実施例では、交換機Cが移動端末Aからの待受要求時間を、移動端末Bへ音声で通知し、この音声を聞いた移動端末Bの利用者がその待受要求時間を自己の待受時間として設定するようにしたが、交換機が待受要求時間をデータ形式で移動端末Bへ通知し、移動端末B内のマイクロコンピュータによってこのデータ形式の待受要求時間を自己の待受時間として自動的に設定するようにしてもよい。
このようにすれば、自動的に着信に必要な時間のみ着信待機状態となるため、利用者による待受時間の設定忘れや設定誤りを防ぐことができ、有効な着信管理ができる。
【0048】
また、利用者の着信待機状態の解除忘れによるバッテリーの消耗を防止できる。
交換機Cがこの待受要求時間をデータ形式で移動端末Bへ通知することは、交換機内のマイクロコンピュータ及び通信コントローラによって容易に実現できる。 また、移動端末Bに、データ形式で通知される待受要求時間を自己の待受時間として設定するための待受時間設定部を設ければよく、この部分の機能もマイクロコンピュータと必要なプログラムを組み込むことによって容易に実現できる。
【0049】
実施例2
ここでは、この発明の移動端末交換システムにおいて、待受状態に対応したメッセージの通知管理を行う場合の実施例を示す。
図4に、交換機の待受時間管理部において、この実施例2に係る部分の構成ブロック図を示す。
【0050】
図4において、“電源断”記憶部C21は、ある移動端末kが“電源断”の状態にあること、すなわち待受状態でないことを記憶しておくメモリである。
移動端末kが“電源断”の状態であるかどうかは、相手先電源断検出部C28が行う。
他の移動端末mから移動端末kへの発呼があった場合に、交換機Cが移動端末kに呼出しをかけるが、一定時間移動端末kから応答がない場合には交換機Cは移動端末kが“電源断”の状態にあると判断することができる。
すなわち、交換機Cの相手先電源断検出部C28が、ある移動端末kへの呼出しが不調に終わったことを検出した場合に、“電源断”メッセージ送出部C27へ移動端末kが電源断であることを通知し、さらに“電源断”記憶部C21に記憶する。
【0051】
ここで、“電源断”メッセージ送出部C27は、移動端末kへ発呼動作を行った発信元の移動端末mへ「移動端末kが待受状態になっていない」という旨のメッセージの通知を行なう部分である。
録音タイミング生成部C26は、“電源断”メッセージ送出部C27からの要求に応じて、この後移動端末mから送られてくる音声メッセージの録音動作の起動及び停止をするものである。
【0052】
この音声メッセージの録音は、録音タイミング生成部C26から送られるタイミングに基づいて、メッセージ録音部C22が行う。
音声メッセージは、メッセージ録音部C22の中のメモリに記憶される。
受話部C29は、送受信部C16を通して送られてくる音声メッセージをA/D変換して、メッセージ録音部C22に与えるものである。
【0053】
テンキー情報入力部C30は、移動端末から送られてくるその移動端末自体の待受時間等の情報を受信するものである。
ここで受信した待受時間そのものは待受時間蓄積部C23に記憶され、「待受時間が記憶されている」という旨の情報などは待受情報記憶部C31に記憶される。
時計部C33は、いわゆるタイマーであり、現在の時刻及び設定時刻からの経過時間等をカウントするものである。
【0054】
待受時間判定部C24は、待受情報記憶部C31に「待受時間が記憶されている」という旨の情報が記憶されているかどうかを判定すると共に、現在の時刻が待受時間蓄積部C23に記憶された待受時間になったかどうかを判定するものである。
メッセージ抽出部C25は、待受時間判定部C24からの起動要求を受けて、メッセージ録音部C22に記憶された音声メッセージを読み出す部分である。
また、読み出された音声メッセージは、送受信部C16を通して対応する移動端末へ通知される。
以上が交換機Cの待受時間管理部のうち、待受状態に対応したメッセージの通知管理を行う部分の構成であるが、これらの部分の動作の制御は、通常マイクロコンピュータによって行われる。
【0055】
次に、ある移動端末Aから移動端末Bへの呼出しを行ったが、通話が不通になった場合に、移動端末Aからの音声メッセージを移動端末Bへ通知するシーケンスを、交換機Cに移動端末Bの自己の待受時間が記憶される場合と記憶されていない場合に分けて説明する。
【0056】
図5に、交換機Cに移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている場合のシーケンスの実施例を示す。
ここで、まず、移動端末Bの利用者がテンキー入力等の操作をして自己の待受時間の登録を行う(S11)。
すなわち、移動端末Bの利用者は電源を投入し、所定の操作によって待受時間の開始時刻と終了時刻、又は時間幅を入力する。
この入力終了後、移動端末Bは、待受時間登録のための特番のダイヤルによって、交換機Cと交信し、待受時間の登録要求を行う。
【0057】
交換機Cは、移動端末Bから送られてくる待受時間をテンキー情報入力部C30を通して、移動端末Bのものとして待受時間蓄積部C23に記憶する。
たとえば、“移動端末B”、待受開始時刻、及び待受終了時刻が記憶される。また、同時に、テンキー情報入力部C30は、移動端末Bの待受時間が記憶されたことを示す情報待受情報記憶部C31に記憶する。
たとえば、移動端末Bに対応するメモリ領域にフラグが立てられる。
以上の動作によって、移動端末Bの自己の待受時間が移動端末B自身と交換機Cに登録されたことになる(S12)。
【0058】
また、この登録完了後、移動端末Bの利用者は、現在待受時間でない場合には、バッテリの節電のため電源を切断すればよい。
あるいは、移動端末B内部のマイクロコンピュータによって、現在待受時間でない場合には、自動的に待受状態よりも節電となる状態に移行するようにしてもよい。
このようにすれば、電源切断忘れによるバッテリの消耗を低減できる。
【0059】
次に、移動端末Bが電源切断された非待受状態のときに、移動端末Aから移動端末Bへの発呼があったとする(S13)。
このとき、交換機Cは移動端末Bへ呼出しをかけるが、移動端末Bからの応答がないので、交換機Cは、移動端末Bが電源断状態にあることを検出する。
この検出動作は、前記したように、相手先電源断検出部C28によって行われ、“電源断”メッセージ送出部C27を起動させる。
【0060】
この後、“電源断”メッセージ送出部C27は、移動端末Bが“電源断”状態であることを“電源断”記憶部C21に記憶させ、「移動端末Bが電源断状態にある。移動端末Bへのメッセージがあればこのあと話してください。」という旨のメッセージを移動端末Aに対して通知すると共に、録音タイミング生成部C26を起動させる。
【0061】
移動端末Aの利用者は、交換機Cからのメッセージを聞いた後、移動端末Bへのメッセージを話す(S14)。
このメッセージは、交換機Cの受話部C29を通してメッセージ録音部C22に録音される(S15)。
また、録音されたメッセージには、移動端末Bに対するものであることを示す識別子が付与される。
【0062】
交換機Cにおいて、待受時間判定部C24は、待受情報記憶部C31に、待受時間が記憶されている旨の情報が記憶されていることを常時確認している。
現在、待受情報記憶部C31に、「移動端末Bの待受時間が記憶されている」という旨の情報が記憶されていると判定されるので、待受時間判定部C24は、待受時間蓄積部C23に記憶されている移動端末Bの待受時間を読み出し、この移動端末Bの待受時間と時計部C33から読み出した現在の時刻とを比較する。
【0063】
このとき、現在の時刻が移動端末Bの待受時間内にあることが確認された場合、交換機Cは、移動端末Bの呼出動作を行う(S17)。
一方、移動端末Bにおいても、現在の時刻が自己の設定した待受時間になったかどうかをマイクロコンピュータが常に確認しており、待受時間になったときに、自動的に待受状態となる(S16)。
すなわち、移動端末Bにおいて、着信待機状態となるために、着信に必要な回路に電源が供給される。
したがって、前記の交換機Cが行った移動端末Bの呼出しに対して移動端末Bは確実に着信応答するはずである。
【0064】
移動端末Bがこの呼出しに対して応答した後、交換機Cは、メッセージ録音部C22に記憶された移動端末Aからの音声メッセージを、移動端末Bへ通知する(S17)。
ここで、移動端末Bが応答したかどうかは、図4には図示されていないが交換機Cの基本機能である着信検出機能によって行えばよく、移動端末Bが応答したことは、待受時間判定部C24に通知される。
【0065】
さらに待受時間判定部C24からメッセージ抽出部C25に対して移動端末Bに対する録音メッセージを読出す指示が与えられ、所望の録音メッセージがメッセージ録音部C22から読出され、さらに送受信部C16を通して移動端末Bへ通知される。
また、通知されるメッセージには、録音された音声のみならず、移動端末Aの電話番号等を付与してもよい。
【0066】
以上のように、交換機に移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている場合において、他の移動端末Aからのメッセージが登録されたときは、現在の時刻が移動端末Bの待受時間になった後に移動端末Bの呼出し動作をするようにしているので、交換機からの無駄な発呼動作を防止することができ、交換機の回線使用効率を向上させることができる。
【0067】
さらに、交換機において、すべての移動端末の着信待機状態を一元管理できる。
また、移動端末Bにとっては、待受状態になった後に、非待受状態のときに不通となった発信先からの音声メッセージが通知されるので、重要な着信を無効とすることなく、有効な着信管理ができる。
また、移動端末において、自動的に待受状態への移動と解除が行われるので、有効なバッテリーの消耗防止をすることができる。
【0068】
次に、図6に、移動端末Bの自己の待受時間が交換機Cに記憶されていない場合のシーケンスの実施例を示す。
同図において、移動端末Aによる移動端末Bの呼出し(S21)、移動端末Bの応答なし、移動端末Bへのメッセージの登録(S22)、さらに交換機における前記メッセージの記憶(S23)の各動作については、図5に示したものと同様であるので、ここでは説明を省く。
【0069】
図6の実施例が、図5に示した実施例と異なるのは、移動端末Bを呼出すタイミングである。
すなわち、移動端末Bの自己の待受時間が交換機Cに記憶されている場合は、現在時刻がその待受時間内となったときに移動端末Bを呼出す動作を開始したが、この図6の実施例では、移動端末Bへのメッセージの記憶(S23)終了後、ランダムなタイミング又は定期的なタイミングで移動端末Bを呼出す点が異なる。
【0070】
ここでランダムな時間間隔とは、たとえば1時間のうち任意の時間に10回呼出しを行うようにしてもよく、また任意の時間間隔で無制限に呼出しを行うようにしてもよい。
また、10分おきに10回、あるいは正時ごとに無制限に呼出しを行うというように、定期的に呼出し動作を行ってもよい。
【0071】
図6に示す移動端末Bへのメッセージの記憶(S23)において、音声メッセージがメッセージ録音部C22に記憶される。
この後、待受時間判定部C24が、メッセージ録音部C22に移動端末Bへのメッセージが記憶されたことを認識し、さらに、待受情報記憶部C31に「移動端末Bの自己の待受時間が記憶されている」旨の情報が記憶されていないことを検出した場合には、乱数を発生させて移動端末Bを呼出す時間を決定する。
そして、交換機Cは、ランダムな時間間隔をおいて、移動端末Bが着信応答するまで呼出し動作を継続する(S24)。
【0072】
待受状態になった後(S25)に移動端末Bの呼出しが行われると、移動端末Bは着信応答するが、図5のS17と同様に、移動端末Aからの音声メッセージを移動端末Bへ通知する(S26)。
【0073】
以上のように、交換機Cに移動端末Bの待受時間が記憶されていない場合は、交換機Cは移動端末Bが待受状態にあるか否かは不明であるので、移動端末Bに対する呼出しをランダムなタイミングで行うことによって、留保された音声メッセージを移動端末Bが待受状態となった後、すみやかに通知することができる。
【0074】
また、移動端末Bにおいて、待受状態に設定された後に自動的に交換機Cに対して発呼するようにしておけば、交換機CにS23に示したような移動端末Bへのメッセージをよりすみやかに移動端末Bへ通知できる。
【0075】
なお、前記したように移動端末では、利用者によって又は自動的に待受時間の設定が行われるが、たとえば着信を行わないモード(非待受状態)、常時連続して着信待機を行うモード(連続待受状態)、指定された時間帯のみ着信待機を行うモード(時間指定)、及びランダム又は一定の周期で着信待機を行うモード(周期)のような、各種のモードを設定できるようにしてもよい。
【0076】
また、上記の各モードを設定するための待受時間管理モードと通常の通話を可能とする通話モードとを設けてもよい。
これらのモード設定は、モード切替スイッチを各移動端末に設けるか、又は、テンキー等を用いて所定の操作により設定してもよい。
また、各モードごとに、必要なパラメータをテンキー等を用いて入力するようにする。ここで、必要なパラメータとは、たとえば、時間設定モードの場合は、設定する時間帯などである。
【0077】
図7に、移動端末におけるモード設定の例のフローチャートを示す。
利用者が、モード切替スイッチを待受時間管理モードに設定する(S31)。
ここで移動端末内の「現在の設定モード」及び「現在の待受時間」をLCD等に表示し、これらの設定変更の可(1♯)又は否(0♯)の入力待となる(S32)。
【0078】
否(0♯)が入力されたとき、待受時間管理状態となり、現在が待受時間にない場合は電源を切断する(S38)。
S32で、可(1♯)が入力されたとき、「待受時間の指定」又は「周期指定」の表示を行い、時間指定(0♯)又は周期指定(1♯)の入力待となる(S33)。
【0079】
ここで、利用者が時間指定(0♯)を入力したとき、次に待受時間を入力する(S34)。
たとえば、図7に示すように、「9時15分〜17時30分迄」を待受時間とする場合は、「♯0915*1730♯」と入力する。
次に入力が正しい場合は、否(0♯)を入力すると待受時間管理状態となる(S38)。
また、入力の訂正等のため再設定をやり直す場合は、可(1♯)を入力する(S36)とS34へ戻る。
【0080】
S33にて、周期指定(1♯)が入力されたときは、利用者が待受時間の入力を行うが、ここでは、たとえば「9時15分から待受を開始し、10分間待受を有効とした後待受を解除し、さらに、10分間の待受状態を60分毎に周期的に繰り返す」場合には、「♯0915*10*60♯」と入力する。
S37では、S36と同様に再設定の入力の可否の入力を行なう。
以上のような設定をするためには、移動端末は、テンキーの他に、モード切替スイッチ又は切替キーなどの入力部、液晶表示部(LCD)、及び設定データを記憶するメモリ(RAM)を備えることが好ましい。
【0081】
以上に説明した実施例では、交換機Cに、各移動端末の待受時間管理を行なうための機能を備えたが、これと同等の機能を特定の移動端末(以下、管理端末と呼ぶ)に備えてもよい。
このとき管理端末は、交換機が行っていた待受要求時間の通知、待受要求時間及び待受時間の記憶、発信元へのメッセージの通知、発信元からの音声メッセージの録音と通知、記憶された待受時間の管理、通話不通となっていた移動端末への発呼動作などの各機能を実行する。
【0082】
したがって管理端末は、図7及び図8に示すように、図1及び図4の交換機Cと同様の構成を内部に備える必要がある。
このように、管理端末を設けることによりネットワーク事業者が保有する交換機でなく、利用者が保有することのできる一移動端末である管理端末で、有効に待受管理を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、交換機において、移動端末の着信待機状態を一元管理でき、有効な着信待機の管理と共に、移動端末のバッテリーの消耗を有効に低減させることができる。
また、交換機による無駄な発呼動作が低減でき、したがって回線の利用効率の向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の移動端末交換システムの一実施例の構成ブロック図である。
【図2】この発明において、交換機に蓄積されるメッセージのひな形の例文である。
【図3】この発明において、移動端末への待受時間の設定要求を行うシーケンス例である。
【図4】この発明の実施例2における交換機の待受時間管理部の構成ブロック図である。
【図5】この発明において交換機に移動端末の自己の待受時間が記憶されている場合のシーケンス例である。
【図6】この発明において交換機に移動端末の自己の待受時間が記憶されていない場合のシーケンス例である。
【図7】この発明の移動端末におけるモード設定のフローチャートである。
【図8】この発明の管理端末の構成ブロック図の一実施例である。
【図9】この発明の管理端末の構成ブロック図の一実施例である。
【図10】この発明の基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
A1,B1 送受信部
A2,B2 テンキー
A3,B3 送受話部
C1 待受時間メッセージ入力部
C2 待受時間メッセージ登録部
C3 基本待受時間メッセージ文ひな形蓄積部
C4 待受時間メッセージ文ひな形抽出部
C5 待受時間メッセージ文ひな形編集部
C6 待受時間メッセージ蓄積部
C7 指定待受時間メッセージ抽出部
C8 音素
C9 音声合成部
C10 メッセージ文指定コードメモリ
C11 メッセージ穴埋めパラメータメモリ
C12 相手先電話番号メモリ
C13 発呼者電話番号メモリ
C14 テンキー情報解析部
C15 送話部
C16 送受信部
C21 “電源断”記憶部
C22 メッセージ録音部
C23 待受時間蓄積部
C24 待受時間判定部
C26 録音タイミング生成部
C27 “電源断”メッセージ送出部
C28 相手先電源断検出部
C29 受話部
C30 テンキー情報入力部
C31 待受情報記憶部
C32 送受信部
C33 時計部

Claims (6)

  1. 着信を可能とする着信待機状態を取り得る移動端末と、移動端末間の呼を交換する交換機とからなる移動端末交換システムにおいて、
    動端末が、自己を着信待機状態とする待受時間と他の移動端末に対して着信待機状態となることを希望する待受要求時間を交換機に通知する待受時間通知部を備え、
    交換機が前記待受時間及び待受要求時間を格納する情報格納部を備え
    前記交換機の情報格納部に、ある移動端末Aから通知された前記移動端末Bに対する待受要求時間が格納されている場合に、その移動端末Bと交換機との間での通信が行われたときに、交換機が前記待受要求時間をその移動端末Bに通知し、
    前記他の移動端末Bが交換機から通知された前記待受要求時間に相当する時間を待受時間として設定し、その待受時間の間のみ着信待機状態とし、
    他の移動端末Bは、設定された待受時間が現在時刻を含まない場合に、電源を自動的に切断することを特徴とする移動端末交換システム。
  2. 前記交換機が、前記移動端末に対する待受要求時間をその移動端末へ音声で通知することを特徴とする請求項記載の移動端末交換システム。
  3. 前記移動端末が、さらに所定のメッセージ情報を交換機に通知するメッセージ通知部を備え、
    前記交換機が、さらに通知されたメッセージ情報を記憶するメッセージ情報記憶部と、このメッセージ情報を所定のタイミングで対応する移動端末へ通知する情報通知部とを備えることを特徴とする請求項1記載の移動端末交換システム。
  4. 前記交換機の情報格納部に、移動端末の自己の待受時間が格納されているときに、交換機のメッセージ情報記憶部に前記移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、
    現在の時刻が前記自己の待受時間内となったときに、前記情報通知部がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知することを特徴とする請求項記載の移動端末交換システム。
  5. 前記交換機の情報格納部に、移動端末の自己の待受時間が格納されていないときに、交換機のメッセージ情報記憶部に移動端末に対するメッセージ情報が記憶された場合、
    所定の時間間隔で周期的に、又はランダムな時間間隔で、前記情報通知部がこの移動端末に対するメッセージ情報を当該移動端末へ通知することを特徴とする請求項記載の移動端末交換システム。
  6. 任意の移動端末Aが移動端末Bを呼出そうとしたが不応答であった場合に、交換機から移動端末Bへ通知される前記メッセージ情報が、移動端末Bが不応答であったことに相当する音声メッセージであることを特徴とする請求項に記載の移動端末交換システム。
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