JP3831894B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路さらには過電流保護などの電流制御機能を有するパワーMOSトランジスタに適用して有効な技術に関するものであって、たとえば、複合機能付きのパワーMOSトランジスタあるいは半導体スイッチに適用して有効な技術である。
【0002】
【従来の技術】
パワーMOSトランジスタは、たとえば、電源と負荷との間に介在して電流のオン/オフ制御を行うパワースイッチとして広く使用されている。このパワーMOSトランジスタを、過電流保護などを行う電流制御回路と共に同一半導体基板に形成した半導体集積回路が従来より提供されている。この半導体集積回路は複合機能付きのMOSトランジスタあるいは半導体スイッチなどとも呼ばれ、たとえばこれを使うと、従来の機械接点式スイッチとヒューズ(あるいは過電流ブレーカ)の両方の機能を一つの素子に集約して置き換えることができる。
【0003】
この半導体集積回路は、たとえば従前の機械接点式スイッチの置換部品として使用する場合の使い勝手を良くするため、あるいは単体のパワーMOSトランジスタと同じような使い勝手を得るために、ユーザに対しては必要最小限の外部端子だけしか提供しないように構成される。具体的には、出力端子、制御端子、共通端子の3端子を外部端子(ユーザ端子)として有する。各端子を単体MOSトランジスタの電極に対応させると、出力端子がドレイン、共通端子がソース、制御端子がゲートにそれぞれ対応する。ユーザは、出力端子と共通端子を電源と負荷間の通電路に直列に接続するとともに、制御端子と共通端子との間に制御電圧を与えることにより、上記通電路のオン/オフ操作を行うことができる。
【0004】
上記半導体集積回路に形成される電流制御回路としては過電流保護回路が一般的であるが、この過電流保護回路は、図11に示すように、出力端子P1と共通端子P3との間に流れる負荷電流を電圧に変換して検出する電流検出回路10、所定の基準電圧を生成する基準電圧発生回路20、上記電流検出回路の電流検出電圧と上記基電圧電圧を比較する比較回路30、およびこの比較回路30の出力によってパワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御するゲート制御回路40によって構成される。
【0005】
この場合、上記電流検出回路10は、上記負荷電流を電圧に変換して検出するために、その負荷電流の通電路すなわち上記出力端子と上記共通端子との間に分圧用抵抗素子(シャント抵抗)をMOSトランジスタQ1のチャネルと直列をなすように介在させ、この分圧用抵抗素子の両端から電流検出電圧を得る。
【0006】
このため、上記半導体集積回路の出力端子と共通端子との間には、パワーMOSトランジスタのオン抵抗(チャネル抵抗)に上記分圧用抵抗素子の抵抗を加えた内部抵抗が現れる。しかし、この内部抵抗は負荷通電回路に電圧損失をもたらすため、できるだけ低いことが要求される。近年のパワーMOSトランジスタではオン抵抗が数ミリΩ台まで低減化され、上記内部抵抗の大半は上記分圧用抵抗素子の抵抗が占めるようになっている。その内部抵抗をできるだけ低くしながら過電流保護などの電流制御を行わせるためには、上記基準電圧を低く設定する必要がある。
【0007】
基準電圧発生回路は、たとえば図12に示すように、ツェナーダイオードDzを用いた回路がよく使用されている(特開平7−58393号参照)。ツェナーダイオードDzで得られる基準電圧(ツェナー電圧)は通常6V程度以上もあって、そのままでは上記基準電圧として使えない。そこで、従来は、図5に示したように、そのツェナーダイオードのツェナー電圧を抵抗素子R11,R12で分圧して所定の低い基準電圧を得るようにしていた。ツェナー電圧よりも低いダイオードの順方向電圧を使う方法もあるが、その順方向電圧も0.5〜1V位あるので、それよりも低い基準電圧を必要とする場合には抵抗で分圧していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した技術には、次のような問題のあることが本発明者によってあきらかとされた。
【0009】
すなわち、ツェナーダイオードのツェナー電圧あるいはダイオードの順方向電圧は温度依存性が大きいため、過電流保護などの電流制御を正確に行わせるのに必要となる安定な基準電圧を得ることができないという問題があった。この温度依存性は、たとえばバンドギャップ回路のように、温度補償によって解消させることも可能ではあるが、そのためには回路が複雑化してしまうという問題が生じる。しかし、それよりも問題なのは、上述した電流制御回路を備えた半導体集積回路では、基準電圧発生回路や比較回路などの動作電圧が、制御端子と共通端子との間に与えられるオン/オフ操作用の制御電圧に依存するような回路形式であったため、その制御電圧の範囲内で必要な基準電圧を生成しなければならないという制約がある。
【0010】
その制御電圧は、複合機能付きのMOSトランジスタあるいは半導体スイッチとしての使い勝手を良くするために、余り高い電圧は期待できず、むしろできるだけ低いことが望まれる。これらを考慮すると、ツェナーダイオードのツェナー電圧あるいはダイオードの順方向電圧を利用した図12のような基準電圧発生回路では、基準電圧を発生させるために必要な入力電圧Vinが十分に得られないという問題が生じる。
【0011】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、出力端子、制御端子、共通端子を有し、制御端子と共通端子との間に与えられる制御電圧によって出力端子と共通端子間をオン/オフ操作させるとともに、その出力端子と共通端子との間に流れる電流を検出して過電流保護などの電流制御を行う半導体集積回路にあって、出力端子と共通端子間での電圧損失を小さくし、かつオン/オフ操作を行うためのユーザ側装置の負担が軽減されるとともに、過電流保護などの電流制御動作を正確かつ安定に行なえるようにすることにある。
【0012】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、本願において開示される発明のうち、代表的な手段を挙げると、次のとおりである。
【0014】
第1の手段は、pチャネルまたはnチャネルのいずれか一方の導電型のMOSトランジスタが集積形成され、かつ出力端子、制御端子、共通端子を有する半導体集積回路において、上記出力端子にドレイン、上記制御端子にゲート、上記共通端子にソースがそれぞれ接続されて、上記出力端子と共通端子との間に通電される負荷電流を上記制御端子から与えられる制御電圧によって制御するパワーMOSトランジスタと、前記負荷電流を電圧に変換する電流検出用回路と、ゲート・ソース間しきい値電圧が少なくとも等価的に異なるように形成され、かつそれぞれにドレインとゲートが互いに同電位となるように共通接続された一対のMOSトランジスタからなり、両トランジスタのドレインが共通接続され、この共通接続点が電流制限回路を介して上記制御端子に接続されることにより、各トランジスタにそれぞれ上記制御端子からドレイン電流が供給されるとともに、上記しきい値電圧が低い方のトランジスタのソースがインピーダンス回路を介して上記共通端子に接続され、かつ上記しきい値電圧が高い方のトランジスタのソースが上記共通端子に接続されることにより、上記インピーダンス回路の両端から両トランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧の差をパラメータとする基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、上記制御端子と上記共通端子との間に与えられる制御電圧によって動作し、上記電流検出用回路から得られる電流検出電圧と上記基準電圧を比較する比較回路。
【0015】
上記比較回路の比較出力を受けて上記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御するゲート制御用MOSトランジスタと、を1つの半導体基板上に形成したものである。
【0016】
上記手段により、過電流保護などの電流制御の動作基準となる基準電圧を低い電圧で安定に設定することができるため、出力端子と共通端子間での電圧損失を小さくし、かつオン/オフ操作を行うためのユーザ側装置負担を軽減させるとともに、過電流保護などの電流制御動作を正確かつ安定に行わせることができる。
【0017】
第2の手段は、第1の手段において、前記パワーMOSトランジスタにカレントミラー接続されて前記負荷電流を所定のミラー比で流す電流検出用MOSトランジスタを有し、前記電流検出用回路はその電流検出用トランジスタに流れるミラー電流を電圧に変換するようにした。この手段によれば、出力端子と共通端子との間に電流検出用回路を介在させることなく、その負荷電流を正確に電圧に変換して検出することができる。
【0018】
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記半導体基板に形成されているトランジスタをすべてnチャネルMOSトランジスタで構成するようにした。 これにより、CMOS半導体集積回路などに比べて、工程プロセスが簡単で低コストに製造することができる。
【0019】
第4の手段は、前記半導体基板に形成されているトランジスタをすべてpチャネルMOSトランジスタで構成するようにした。この場合にも、CMOS半導体集積回路などに比べて、工程プロセスが簡単で低コストに製造することができる。
【0020】
第5の手段は、第1から第4のいずれかの手段において、前記比較回路に、その出力状態を自己保持するラッチ機能を含ませた。これにより、過電流によって生じた遮断状態を、制御電圧をいったん取り去るまで保持させるようにすることができる。
【0021】
第6の手段は、第1から第5のいずれかの手段において、前記パワーMOSトランジスタのゲートに抵抗素子を直列に挿入するとともに、このゲート直列抵抗素子のゲート側と共通端子のとの間に前記ゲート制御用MOSトランジスタのドレインとソースを並列に接続して、上記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御する回路を構成するようにした。これにより、前記比較回路の比較出力を受けて上記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御する動作を簡単かつ確実に行わせることができる。
【0022】
第7の手段は、第1から第6のいずれかの手段において、前記基準電圧発生回路が前記比較回路の最低動作電圧よりも低い入力電圧で所定の基準電圧を発生するように、前記一対のMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧またはそのしきい値電圧の差によって生成される基準電圧を設定するようにした。これにより、制御電圧が外部から印加されたときに、比較回路が動作を開始する前に、基準電圧発生回路が所定の基準電圧を出力するというシーケンスを自動的に行わせることができる。
【0023】
第8の手段は、第1から第7のいずれかの手段において、前記電流制限回路は高抵抗の多結晶シリコン層によって形成するようにした。これによって、比較的容易に電流制限回路を形成することができる。
【0024】
第9の手段は、第1から第8のいずれかの手段において、前記パワーMOSトランジスタは多結晶シリコンゲートを用いて形成するようにした。これにより公知のMOS集積回路のプロセスに変更を加えることなく製造することができる。
【0025】
第10の手段は、第1から第9のいずれかの手段において、前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、そのチャネル層の不純物濃度を異ならせることにより、互いに異なるゲート・ソース間しきい値を持つように構成した。これにより、プロセスで精度の高いしきい値を有するMOSトランジスタを形成することができる。
【0026】
第11の手段は、第1から第10のいずれかの手段において、前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、そのゲート幅とチャネル長の比を異ならせることによっても、互いに異なるゲート・ソース間しきい値を持つように構成した。これにより、プロセスを変更せず設計の変更のみで異なるしきい値を有するMOSトランジスタを形成することができる。
【0027】
第12の手段は、第1から第11のいずれかの手段において、前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、そのドレインに直列に介在する抵抗によっても、互いに異なるゲート・ソース間しきい値を等価的に持つように構成した。これにより、同一のMOSトランジスタを用いて見かけ上のしきい値が異なるMOSトランジスタを形成することができる。
【0028】
第13の手段は、第1から第12のいずれかの手段において、前記制御端子に与えられる制御電圧によって動作する温度検出回路と、この温度検出回路が所定以上の温度を検出したときに出力状態を反転させて自己保持するラッチ回路と、このラッチ回路の保持出力をゲートに受けて前記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御するゲート電圧制御用MOSトランジスタを前記半導体基板上に形成するようにした。これにより、温度の異常上昇によって生じた遮断状態を、制御電圧をいったん取り去るまで保持させるようにすることができる。
【0029】
第14の手段は、第1から第13のいずれかの手段において、ソースがインピーダンス回路を介して共通端子に接続されている前記基準電圧発生回路の一方のMOSトランジスタは、そのバックゲートが共通端子と同電位に接続されるようにした。これにより、半導体基板内にて寄生バイポーラトランジスタによる影響を回避して、基準電圧の安定性および再現性を高めることができる。
【0030】
第15の手段は、第1から第14のいずれかの手段において、前記出力端子は前記半導体基板から、前記共通端子はパワーMOSトランジスタ上に形成された絶縁膜上の電極層からそれぞれ取り出すようにした。これにより、各端子の取り出しが簡単に行なえる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、前述した解決手段を含む本発明の代表的な実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
【0032】
図1は、本発明の半導体集積回路に組み込まれる基準電圧発生回路の一実施形態を示す。
【0033】
同図に示す基準電圧発生回路20は、互いに異なるゲート・ソース間しきい値電圧をもつように形成された一対のnチャネルMOSトランジスタQ3,Q4と、電流制限回路をなす抵抗素子R2と、定インピーダンス回路をなす抵抗素子R4によって構成される。上記MOSトランジスタQ3とQ4は、一方のトランジスタQ3のゲート・ソース間しきい値電圧VGS(on)(Q3)が、他方のトランジスタQ4のゲート・ソース間しきい値電圧VGS(on)(Q4)よりも所定量だけ低くなるように形成される。
【0034】
各トランジスタQ3,Q4は、各々ドレインとゲートが短絡結合され、かつ両トランジスタQ3とQ4のドレインは互いに同電位となるように共通接続されている。この共通接続点(D点)は、高抵抗値(MΩ台)の抵抗素子R2を介して制御端子P2に接続されている。さらに、ゲート・ソース間しきい値電圧が高い方のトランジスタQ4のソースは、共通端子P3と同電位となる共通電位に直接接続されているが、ゲート・ソース間しきい値電圧が低い方のトランジスタQ3のソースは、所定インピーダンスの抵抗素子R4を直列に介して共通電位に接続されている。
【0035】
MOSトランジスタのバックゲートについては、両トランジスタQ3,Q4共に、ソースではなく、共通電位に接続されている。MOSトランジスタのソース領域は、そのMOSトランジスタが形成された半導体基板内にて寄生バイポーラトランジスタのエミッタ領域となるため、電位が必ずしも安定しない。これを避けて安定なゲート・ソース間しきい値電圧を再現性良く得るためには、バックゲートを共通電位に接続することが望ましいからである。
【0036】
制御端子P2と共通端子P3との間に制御電圧Vinが印加されると、抵抗素子R2を介してMOSトランジスタQ3,Q4にそれぞれドレイン電流が供給される。ここで、MOSトランジスタQ3,Q4は、各々ゲートとドレインが結合されダイオードとして作用するため、Q3とQ4の各ドレイン・ソース間(ゲート・ソース間)にはそれぞれ、ゲート・ソース間しきい値電圧VGS(on)(Q3),VGS(on)(Q4)が現れる。
【0037】
このとき、Q3のソースと共通電位との間には抵抗素子R4が介在しているが、Q4のソースは共通電位に直接接続され、かつQ4のゲート・ソース間しきい値電圧がQ3のゲート・ソース間しきい値電圧よりも高い(VGS(on)(Q4)>VGS(on)(Q3))ことにより、Q3,Q4の共通ドレイン(D点)と共通電位との間には、Q4のゲート・ソース間しきい値電圧VGS(on)(Q4)が現れる。そして、MOSトランジスタQ3のソース(E点)と共通電位との間には、Q3とQ4の両ゲート・ソース間しきい値電圧の差(VGS(on)(Q3)−VGS(on)(Q4))が現れる。このとき抵抗R4には、その電位差を生じるだけの電流が流れる。その結果、ゲート・ソース間しきい値電圧の差に相当する電圧が抵抗素子R4の両端から基準電圧VEとして出力されるようになる。
【0038】
上記基準電圧VEは、MOSトランジスタQ3,Q4のゲート・ソース間しきい値電圧によって設定することができ、かつそのしきい値電圧の差によって与えられる電圧なので、MOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧を設計またはプロセス制御することができれば、たとえば50mV〜300mVといった低い電圧でも簡単かつ正確に設定することができる。その基準電圧VEの生成に必要な入力電圧Vinおよび電流は、MOSトランジスタのドレイン・ソース間にしきい値電圧以上の電圧を発生させることができる電圧および電流であればよい。電圧については、少なくともMOSトランジスタQ3,Q4のゲート・ソース間しきい値電圧よりも高ければよい。電流は、高抵抗の抵抗素子R2を介して供給される、きわめてわずかな入力電流(ドレイン電流)で良い。
【0039】
MOSトランジスタQ3,Q4の各ゲート・ソース間しきい値電圧には入力電圧(ドレイン電圧)や温度等による変動要因も多少含まれるが、両しきい値電圧の差によって基準電圧VEを生成する上記基準電圧発生回路20には、そういった変動要因を相殺して低減させる効果もある。
【0040】
このように、上述した基準電圧発生回路20では、低い入力電圧(制御電圧Vin)およびわずかな入力電流(ドレイン電流)でもって、たとえば50mV〜300mVといった低い基準電圧VEを正確かつ安定に発生することができる。
【0041】
MOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧は、MOSトランジスタのゲート幅とチャネル長の比、あるいはチャネル層の不純物濃度などによって、比較的正確かつ再現性良く設定することができる。さらに、ドレインに抵抗を直列に介在させるなどの回路的手段によって等価的に設定することも可能である。抵抗素子R2は電流を少なくするためにMΩ台の高抵抗値とするのが望ましいが、このような高抵抗値を有する抵抗素子は、低不純物濃度で高抵抗化された多結晶シリコン層によって簡単に形成することができる。
【0042】
図5は、図1の基準電圧発生回路の入力電圧(Vin)に対する出力電圧(Vout)の変化を示す。同図において、VZは従来のツェナー電圧またはダイオードの順方向電圧を利用して生成される基準電圧、VEは本発明のMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧差を利用して生成される基準電圧であって、実線は通常使用温度における特性、破線は高温(異常温度)時における特性をそれぞれ示す。
【0043】
同図からも明らかなように、ツェナー電圧またはダイオードの順方向電圧を利用した場合、所定の基準電圧を得るためには2〜7Vもの高い入力電圧(Vin)が必要である。しかも、これによって得られる基準電圧は数Vと高く、また、入力電圧(Vin)の変化による変動がかなり大きい。これに対し、MOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧差を利用した場合、所定の基準電圧を得るのに必要な入力電圧は上記の場合よりも格段に低く、これによって得られる基準電圧も数十mVという低さが可能であり、しかも、入力電圧(Vin)の変化による変動もほとんどなく安定である。
【0044】
以上のように、図1の実施例の基準電圧発生回路20は、低い入力電圧とわずかな入力電流でもって、安定性にすぐれた低い基準電圧VEを簡単かつ正確に発生することができる。これにより、制御端子P2と共通端子P3との間に制御電圧Vinを与えるユーザ側装置の負担を大幅に軽減させることができるとともに、過電流保護などの電流制御を従来よりも大幅に低い電圧損失(低内部抵抗)で行わせることが可能になる。
【0045】
また、上記実施例の基準電圧発生回路20にて使用しているMOSトランジスタQ3,Q4の導電型はnチャネルだけなので、CMOS半導体集積回路に比べて工程プロセスが比較的簡単で製造コストの低い単一チャネルMOS半導体集積回路として製造することができるという利点もある。
【0046】
図2は上述した基準電圧発生回路20をpチャネルMOSトランジスタQ3,Q4で構成した実施形態を示す。同図に示す基準電圧発生回路20は、図1に示したMOSトランジスタQ3,Q4の導電型をnチャネルからpチャネルに置き換えただけであり、その動作は同じであるので説明を省略するが、この場合も、工程プロセスが比較的簡単で製造コストの低い単一チャネルMOS半導体集積回路として製造することができるという利点が得られる。
【0047】
図3は、図1に示した基準電圧発生回路20を適用した半導体集積回路の一実施形態を示す。
【0048】
同図に示す半導体集積回路は、外部に対して出力端子P1、制御端子P2、共通端子P3を有する3子型半導体スイッチと電流制限回路を備えたものであって、負荷電流をオン/オフするnチャネルパワーMOSトランジスタQ1と共に、このパワーMOSトランジスタQ1を過電流から保護する電流制限回路が同一半導体基板に形成されている。
【0049】
パワーMOSトランジスタQ1は、ドレインが出力端子P1に、ゲートが抵抗素子R3を直列に介して制御端子P2に、ソースがシャント抵抗素子R1を直列に介して共通端子P3にそれぞれ接続されている。
【0050】
電流制限回路はパワーMOSトランジスタQ1および外部(ユーザ側)の負荷回路を過電流から保護するためのものであって、電流検出用素子をなすシャント抵抗素子R1からなる電流検出回路10、基準電圧発生回路20、比較回路30、nチャネルMOSトランジスタQ2、ゲート直列抵抗素子R3などからなるゲート制御回路40によって構成されている。なお、図中の基準電圧発生回路20は、図1または図2に示されているMOSトランジスタQ3,Q4と抵抗4とで構成される回路部分に対応する。
【0051】
シャント抵抗素子R1は、パワーMOSトランジスタQ1のソースと共通端子P3との間にMOSトランジスタQ1のチャネルと直列となるように介在し、そのパワーMOSトランジスタQ1に流れる負荷電流を電圧に変換して検出する。このシャント抵抗素子R1は、出力端子P1と共通端子P2との間にオン抵抗となって介在するが、このオン抵抗は、負荷電流が所定の制限電流を越えたか否かを比較判定する際の基準電圧VEを低く設定することにより、実用上支障ない値にまで低くすることができる。
【0052】
なお、図示の例では、パワーMOSトランジスタQ1のドレイン電流を抵抗R1で直接分圧しているが、負荷電流が大きい場合には、パワーMOSトランジスタQ1に電流検出用MOSトランジスタをカレントミラー接続し、そのカレントミラーで縮小転写される電流を電圧に変換させるようにするとよい。
【0053】
比較回路30は、外部のユーザ側装置から制御端子P2と共通端子P3との間に与えられる制御電圧Vinによって動作し、上記シャント抵抗素子R1の両端から得られる電流検出電圧VSが上記基準電圧VEを超えたときに、ゲート制御用MOSトランジスタQ2をオン駆動する。
【0054】
ゲート制御用MOSトランジスタQ2は、上記比較回路30によってオン駆動されたときに、パワーMOSトランジスタQ1のゲート電圧を共通電位側にクランプ制御する。これにより、たとえば負荷の短絡等によってパワーMOSトランジスタQ1に許容以上の電流が流れようとすると、その電流を抑えるようなフィードバックがかかって、パワーMOSトランジスタQ1を過電流から保護することができる。この比較回路30は、ここでは図示を省略するが、同一半導体集積回路内に形成された他のMOSトランジスタと同じ導電型のnチャネルMOSトランジスを用いて構成されている。
【0055】
ゲート直列抵抗素子R3は、ゲート制御用MOSトランジスタQ2がオン駆動されたときに、基準電圧発生回路20や比較回路30の動作電圧までもがクランプ制御されないために設けられている。この抵抗素子R3の抵抗値は、制御電圧Vinの供給源であるユーザ側装置の負荷をとくに軽減させたい場合には高めに設定し、パワーMOSトランジスタQ1のゲート応答をとくに速めたい場合には低めに設定すると良い。
【0056】
図4は、図3に示した回路をpチャネルMOSトランジスタで構成した実施形態であって、基本的な構成および動作は上述したものと同様であるので、重複した説明は省略する。
【0057】
図6は、本発明で使用する基準電圧発生回路20の別の実施形態を示す。
【0058】
図6に示す回路では、一対のMOSトランジスタQ3,Q4のうち一方(Q3)のドレインにも抵抗素子R0を直列に介在させることにより、その一対のMOSトランジスタQ3,Q4をほぼ同一特性となるように形成したとしてもゲート・ソース間しきい値電圧が回路的に異なるようにしたものである。このような回路的手段によってゲート・ソース間しきい値間電圧を異ならせることによっても、2つのMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値の差による基準電圧の生成は可能である。この実施形態は、入力電圧(Vin)等の変化に対する安定性は若干劣るが、MOSトランジスタQ3,Q4の特性が異なるように造り分ける必要がない分、工程を簡略化できるという利点がある。
【0059】
図7は、本発明に係る基準電圧発生回路を適用した半導体集積回路のさらに具体的な実施形態を示す。
【0060】
同図に示す半導体集積回路は、n導電型シリコン半導体基板と多結晶シリコンゲートを用いるnチャネルMOSプロセスによって製造されている。
【0061】
この半導体集積回路は、いわゆる複合機能付のパワーMOSトランジスタあるいは半導体スイッチとして構成され、その主要部分をなすnチャネルパワーMOSトランジスタQ1のほかに、基準電圧発生回路20、比較回路30、温度検出回路40、ラッチ回路50、ゲート電圧制御用nチャネルMOSトランジスタQ2,Q5、電流検出用nチャネルMOSトランジスタQ6、電流検出用シャント抵抗素子R1、ゲート直列抵抗素子R3などが同一半導体基板に集積形成されている。また、外部端子として、ドレイン端子に相当する出力端子P1、ゲート端子に相当する制御端子P2、およびソース端子に相当する共通端子P3が設けられている。
【0062】
パワーMOSトランジスタQ1は、制御端子P2と共通端子P3との間に与えられる制御電圧Vinによって出力端子P1と共通端子P3間をオン/オフするスイッチ素子として動作する。このパワーMOSトランジスタQ1には電流検出用nチャネルMOSトランジスタQ6がカレントミラー接続されている。これにより、パワーMOSトランジスタQ1に流れる負荷電流の一定割合がその電流検出用MOSトランジスタQ6に流れる。このMOSトランジスタQ6のソースにはシャント抵抗素子R1が直列に介在させられていて、上記負荷電流に応じた電圧を分圧生成する。この分圧電圧が電流検出電圧VSとして比較回路30に被比較電圧として入力される。
【0063】
基準電圧発生回路20は、前述したように、2つのnチャネルMOSトランジスタQ3,Q4のゲート・ソース間しきい値電圧の差(VE)を利用して数十mVの低い基準電圧VEを生成する。この基準電圧VEは比較回路30に比較基準電圧として入力される。
【0064】
比較回路30は、差動対をなす一対のnチャネルMOSトランジスタQ6,Q7を用いて構成され、制御端子P2と共通端子P3との間に与えられる外部からの制御電圧Vinによって動作する。この比較回路30は、上記電流検出電圧VSが上記基準電圧VEを越えたときにゲート制御用MOSトランジスタQ2をオン駆動する。Q2がオン駆動されると、パワーMOSトランジスタQ1は、そのゲート電圧が共通電位側にクランプされて強制的にオフ状態にさせられる。これにより、パワーMOSトランジスタQ1および外部に接続された負荷(ユーザ側機器)などを過電流から保護することができる。
【0065】
温度検出回路40は、温度検出用素子をなすダイオード列Dn、このダイオード列Dnの温度による順方向電圧変化を検出するnチャネルMOSトランジスタQ8、フィードバック用nチャネルMOSトランジスタQ9などによって構成され、半導体基板温度の異常上昇を検出する。
【0066】
ラッチ回路50は、2安定回路を形成する一対のnチャネルMOSトランジスタQ11,Q12と、その2安定回路の状態を上記温度検出回路40の検出出力によって反転させるトリガー用nチャネルMOSトランジスタQ13などによって構成される。このラッチ回路50は制御端子P2と共通端子P3との間に与えられる制御電圧Vinによって動作し、上記温度検出回路40と共に次のようなラッチ動作を行う。
【0067】
すなわち、ラッチ回路50は、制御電圧Vinが投入された時点で、MOSトランジスタQ11がオフでQ12がオンの初期安定状態をとるように構成されている。ここで、基板温度が所定以上に上昇すると、順方向ダイオード列Dnの順方向電圧が低下してQ8がオンからオフに転じる。すると、Q13がオン駆動されてQ12が強制的にオフ設定され、これにより、ラッチ回路50はQ11がオンでQ12がオフの状態に反転する。このQ12のオフによってゲート電流制御用MOSトランジスタQ5がオン駆動される。このMOSトランジスタQ5は、Q2と同様、パワーMOSトランジスタQ1のゲートと共通電位との間に並列に挿入されている。
【0068】
したがって、このトランジスタQ5のオン駆動により、パワーMOSトランジスタQ1が強制的にオフされる。この制御状態は、温度検出回路40内のMOSトランジスタQ9にもフィードバックされる。このフィードバックでMOSトランジスタQ9はオン駆動され、ダイオード列Dnの一部をバイパス接続する。これにより、Q8のゲート電圧がさらに引き下げられて、Q8がオフ、Q13がオン、Q11がオン、Q12がオフ、そしてQ5がオンでQ1がオフとなる遮断状態が保持される。この遮断状態は、制御電圧Vinをいったん取り去るまで保持される。
【0069】
図7の半導体集積回路では、制御電圧Vinが外部から印加されたときに、比較回路30が動作を開始する前に、基準電圧発生回路20が所定の基準電圧VEを出力することが望ましい。そうすれば、比較回路30は、その動作の立上がり時点から所定の基準電圧VEによる比較動作を正しく行うことができる。このようなシーケンス手順を確実に行わせるためには、基準電圧発生回路20が、少なくとも比較回路1の最低動作電圧よりも低い入力電圧で所定の基準電圧VEを発生することができるように、その基準電圧発生回路20内の一対のMOSトランジスタQ3,Q4のゲート・ソース間しきい値電圧またはそのしきい値電圧の差によって生成される基準電圧を設定しておくとよい。
【0070】
なお、図6に示した回路では、ラッチ回路50が温度検出回路40側にだけ設けられているが、電流制御を行う比較回路30側にも同様のラッチ回路を設ければ、過電流によって生じた遮断状態を、制御電圧Vinをいったん取り去るまで保持させるようにすることができる。
【0071】
図8は、本発明による半導体集積回路の素子構成を平面レイアウト図で示す。
【0072】
同図に示す半導体集積回路はn導電型シリコン半導体基板(半導体チップ)100を用いたものであって、図7に示した回路が形成されている。この半導体基板100上の素子形成領域は、パワーMOSトランジスタQ1が形成されるパワー領域110と、基準電圧発生回路20などが形成される制御領域112とに分けられているが、その大部分はパワー領域110で占められている。
【0073】
パワーMOSトランジスタQ1は、その一部が拡大して示されているように、メッシュ状(パンチ金網状)の平面レイアウトパターンを有する多結晶シリコンゲート113を用いて形成されている。114は抵抗素子を形成する多結晶シリコン層であって、低不純物濃度によってMΩ台の抵抗素子を形成している。前述した基準電圧発生回路20の抵抗素子R2は、その多結晶シリコン層によって形成されている。
【0074】
半導体基板100に形成された各回路部および素子はアルミニウム配線層115によって結線されている。制御端子P2は制御領域112に形成された端子パッド116に接続される。図示されていないが、出力端子P1は半導体基板100の裏面に接続され、共通端子P3はパワーMOSトランジスタQ1上に絶縁層を介して形成された端子パッドに接続される。
【0075】
図9は、図8に示した半導体基板100において、高抵抗素子R2が形成されている部分(a−a’)の断面構造を模式的に示す。同図において、半導体基板100は、n導電性不純物が比較的高濃度にドープされたn++型基板1001上に、n導電性不純物が低濃度にドープされたn−導電型エピタキシャル層102が形成されている。このn−導電型エピタキシャル層102には、p導電性不純物がドープされたp−導電型ウェル層103が選択形成されている。このウェル層103の上には局部酸化膜(LOCOS)104が形成される。この酸化膜104上に、上記高抵抗素子R2をなすp−導電型多結晶シリコン層114が形成されている。
【0076】
図10は、図8に示した半導体基板100において、パワーMOSトランジスタQ1が形成されている部分(b−b’)の断面構造を模式的に示す。同図に示すように、パワーMOSトランジスタQ1は、p導電型チャネル層105、p+型コンタクト層106、n+型ソース層107、およびメッシュ状の平面レイアウトパターンを有する多結晶シリコンゲート113などによって形成されている。多結晶シリコンゲート113の上には絶縁酸化膜108が形成され、この上にアルミニウム配線層による端子パッド(ソース電極)117が形成されている。この端子パッド117は前記共通端子P3に接続する。n++型基板100はドレイン電極すなわち前記出力端子P1となる部分であって、この部分は出力端子P1と一体のタブ電極(図示省略)に直接接触させられる。
【0077】
なお、図10では記載を省略してあるが、ゲート113の下には、ゲート酸化膜が介在している。かかる構造のトランジスタは公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0078】
以上、本発明者によってなされた発明を実施態様にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本発明では、パワーMOSトランジスタQ1がゲート絶縁型バイポーラトランジスタの一部を構成するという実施形態も可能である。つまり、本発明は公知のIGBT(Insurated
Gate Bipolar Transistor)にも適用可能である。
【0079】
以上の説明では主として、本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である半導体スイッチに適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、たとえば自動点滅スイッチを内蔵したLEDあるいは電流制御回路を内蔵した半導体レーザなど、他の半導体装置内に組込んだ用途にも適用できる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、出力端子、制御端子、共通端子を有し、制御端子と共通端子との間に与えられる制御電圧によって出力端子と共通端子間をオン/オフ操作させるとともに、その出力端子と共通端子との間に流れる電流を検出して過電流保護などの電流制御を行う半導体集積回路において、その電流制御の動作基準となる基準電圧を一対のMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧の差を利用して生成することにより、出力端子と共通端子間での電圧損失を小さくし、かつオン/オフ操作を行うためのユーザ側装置負担を軽減させるとともに、過電流保護などの電流制御動作を正確かつ安定に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にて使用する基準電圧発生回路の一実施形態を示す回路図である。
【図2】図1の回路をpチャネルMOSトランジスタで構成した実施形態を示す回路図である。
【図3】図1の準電圧発生回路を使用した本発明による半導体集積回路の実施形態を示す回路図である。
【図4】図3の回路をpチャネルMOSトランジスタで構成した実施形態を示す回路図である。
【図5】基準電圧発生回路の特性を示すグラフである。
【図6】本発明で使用する基準電圧発生回路の別の実施形態を示す回路図である。
【図7】本発明による半導体集積回路のさらに具体的な実施形態を示す回路図である。
【図8】本発明による半導体集積回路の素子構成を示す平面レイアウト図である。
【図9】図8に示した半導体集積回路の一部分(a−a’)を模式的に示す断面図である。
【図10】図8に示した半導体集積回路の一部分(b−b’)を模式的に示す断面図である。
【図11】基準電圧発生回路を備えた複合機能付きのパワーMOSトランジスタ半導体集積回路の概略構成を示すブロック図である。
【図12】 従来の同種の半導体集積回路にて使用されていた基準電圧回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 電流検出回路
20 基準電圧発生回路
30 比較回路
40 温度検出回路
50 ラッチ回路
100 n導電型シリコン半導体基板
110 パワー領域
120 制御領域
113 多結晶シリコンゲート
114 高抵抗多結晶シリコン層
115 アルミニウム配線
116 端子パッド(制御端子P2)
117 端子パッド(共通端子P3)
101 n++型基板
102 n−導電型エピタキシャル層
103 p−導電型ウェル層
104 局部酸化膜(LOCOS)
105 p導電型チャネル層
106 p+型コンタクト層
107 n+型ソース層
108 絶縁酸化膜
P1 出力端子
P2 制御端子
P3 共通端子
Q1 パワーMOSトランジスタ
R1 シャント抵抗(電流検出用素子)
Claims (16)
- pチャネルまたはnチャネルのいずれか一方の導電型のMOSトランジスタが集積形成され、かつ出力端子、制御端子、共通端子を有する半導体集積回路であって、
上記出力端子にドレイン、上記制御端子にゲート、上記共通端子にソースがそれぞれ接続されて、上記出力端子と共通端子との間に通電される電流を上記制御端子に与えられる制御電圧によって制御するパワーMOSトランジスタと、
前記電流を電圧に変換する電流検出用回路と、
ゲート・ソース間しきい値電圧が少なくとも等価的に異なるように形成され、かつそれぞれのドレインとゲートが互いに同電位となるように共通接続された一対のMOSトランジスタを有し、両トランジスタのドレインが共通接続され、この共通接続点が電流制限回路を介して上記制御端子に接続されることにより、各トランジスタにそれぞれ上記制御端子からドレイン電流が供給されるとともに、上記しきい値電圧が低い方のトランジスタのソースがインピーダンス回路を介して上記共通端子に接続され、かつ上記しきい値電圧が高い方のトランジスタのソースが上記共通端子に接続されることにより、上記インピーダンス回路の両端から両トランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧の差をパラメータとする基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
上記制御端子と上記共通端子との間に与えられる制御電圧が電源電圧となることによって動作し、上記電流検出用回路から得られる電流検出電圧と上記基準電圧を比較する比較回路と、
上記比較回路の比較出力を受けて上記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御するゲート制御用MOSトランジスタが、
一つの半導体基板に形成されており、
上記パワーMOSトランジスタは上記半導体基板をドレイン電極とし、
上記基準電圧発生回路において、上記一対のMOSトランジスタのそれぞれは、そのバックゲートが上記共通端子と同電位となるように接続されていることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記パワーMOSトランジスタにカレントミラー接続されて前記電流を所定のミラー比で流す電流検出用MOSトランジスタを有し、前記電流検出用回路はその電流検出用トランジスタに流れるミラー電流を電圧に変換することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記半導体基板に形成されているトランジスタがすべてnチャネルMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積回路。
- 前記基準電圧発生回路が前記比較回路の最低動作電圧よりも低い入力電圧を受けることによって予め設定された基準電圧を発生するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記比較回路は、その出力状態を自己保持するラッチ機能を含んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記パワーMOSトランジスタのゲートに抵抗素子が直列に挿入されるとともに、このゲート直列抵抗素子のゲート側と共通端子の間に前記ゲート制御用MOSトランジスタのドレインとソースが並列に接続されて、上記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御する回路を形成していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記基準電圧発生回路が前記比較回路の最低動作電圧よりも低い入力電圧で所定の基準電圧を発生するように、前記一対のMOSトランジスタのゲート・ソース間しきい値電圧またはそのしきい値電圧の差によって生成される基準電圧が設定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記電流制限回路が高抵抗の多結晶シリコン層によって形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記パワーMOSトランジスタが多結晶シリコンゲートを用いて形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、チャネル層の不純物濃度を異ならせることによって互いに異なるゲート・ソース間しきい値を付与されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、ゲート幅とチャネル長の比を異ならせることによって互いに異なるゲート・ソース間しきい値を付与されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記基準電圧発生回路を形成する一対のMOSトランジスタは、ドレインに直列に介在する抵抗によって互いに異なるゲート・ソース間しきい値が等価的に付与されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記制御端子に与えられる制御電圧によって動作する温度検出回路と、この温度検出回路が所定以上の温度を検出したときに出力状態を反転させて自己保持するラッチ回路と、このラッチ回路の保持出力をゲートに受けて前記パワーMOSトランジスタのゲート電圧を制御するゲート電圧制御用MOSトランジスタが前記半導体基板に形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記出力端子は前記半導体基板から、前記共通端子はパワーMOSトランジスタ上に形成された絶縁膜上の電極層からそれぞれ取り出されることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の半導体集積回路。
- 前記MOSトランジスタは、pチャネル導電型のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記MOSトランジスタは、nチャネル導電型のMOSトランジスタで構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
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