JP3819497B2 - 自動二輪車用カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として機関排気量が750ccを超えるような大型バイクとよばれる自動二輪車を、長期間保管するために使用する自動二輪車用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、この種の自動二輪車は、機関排気量が400ccや250cc、あるいはそれ以下といった中型や小型のものに比べて使用頻度が少ないので、保管をするのに雨よけの可撓性シート材などを上から被せたぐらいでは、湿気や冷気で自動二輪車が傷んでしまうことがある。このため、図10に示すようなカバーが広く使用されている。
【0003】
このカバーは、可撓性シート材を底幕部11と包囲幕部12とに形成した構成となっており、底幕部11上に全長にわたって載置された自動二輪車Bが、包囲幕部12の内側に包み込んだ状態で収容されるようになっている。そして、包囲幕部12の下端位置で底幕部11に沿って設けられたファスナー13を閉めることにより、自動二輪車Bが閉塞された状態で保管できるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなカバーは、保管する自動二輪車のサイズが大きいため、ファスナーがほぼ全開された状態からでは包囲幕部を自動二輪車に被せにくく、被せるのに手間がかかるという問題や、ファスナーが包囲幕部の下端位置に設けられているため、使用者はかがんだ姿勢のままでファスナーを操作しなければならず、使いにくいという問題がある。
【0005】
そこで、この発明の課題は、被せやすく、ファスナーの開閉もしやすい自動二輪車用カバーを得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
こうした課題を解決するため、この発明では、自動二輪車を全長にわたって載置可能な底幕部と、この底幕部の周囲に連続して形成され、この底幕部上に載置した自動二輪車を内側に包み込む包囲幕部とからなる可撓性シート製の自動二輪車用カバーであって、前記包囲幕部に、底幕部上に自動二輪車を載置したとき、この自動二輪車の上方位置から両側に自動二輪車の後端下部にかけて連続する切込部を設け、この切込部により形成される開口部をファスナーによって開閉可能とした構成を、自動二輪車用カバーに採用したのである。
【0007】
このような自動二輪車用カバーは、保管される自動二輪車の載置面上に前記底幕部を置いた後、前記ファスナーを開くと、包囲幕部が前記切込部から上下に分かれる。この上下に分かれた包囲幕部の上側をまくり上げて前方に退避させると、前記分かれた下側の包囲幕部に、上面が開口した袋部が形成される。この袋部に包囲幕部の後方から自動二輪車を進入させると、前記袋部に形成された凹入部分に自動二輪車がスムーズに入り込み、この後、前記まくり上げた上側の包囲幕部をもとにもどす。このとき、上側の包囲幕部を自動二輪車の後方に引っ張ると、この上側の包囲幕部に自動二輪車の前方から後方にかけて徐々に深くなる凹入部分が形成され、自動二輪車前方のかぶせにくい位置ほど包囲幕部のかぶせ量が少なくてすむので、上側の包囲幕部を自動二輪車に簡単にかぶせることができる。そして、前記ファスナーを閉じることにより、底幕部上に載置した自動二輪車全体が包囲幕部内に収容されることとなる。
【0008】
また、自動二輪車を全長にわたって載置可能な底幕部と、この底幕部の周囲に連続して形成され、この底幕部上に載置した自動二輪車を内側に包み込む包囲幕部とからなる可撓性シート製の自動二輪車用カバーであって、前記包囲幕部に、底幕部上に自動二輪車を載置したとき、この自動二輪車の上方位置から両側に自動二輪車の前端下部にかけて連続する切込部を設け、この切込部により形成される開口部をファスナーによって開閉可能としたものとしてもよい。
【0009】
この場合には、上側の包囲幕部を後方に退避させた後、包囲幕部の前方から自動二輪車を後輪側から進入させることにより、同様に袋部内に自動二輪車をスムーズに収容できる。そして、前記上側の包囲幕部を自動二輪車の前方に引っ張って広げ、自動二輪車の上方からかぶせてファスナーを閉じることにより、自動二輪車を包囲幕部内に収容されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示す自動二輪車用カバーは、撥水性を有する可撓性シートからなり、自動二輪車Bが載置される底幕部1と、この底幕部1の周囲に沿って設けられた包囲幕部2とを形成した構成となっている。
【0011】
底幕部1は、自動二輪車Bを全長にわたって載置可能な大きさに形成されており、その中央部分には、設置状態の自動二輪車BのスタンドStが載置される当て板3が取り付けられている。
【0012】
包囲幕部2は、前記底幕部1に載置した自動二輪車Bを内側に包み込んで収容可能な大きさに形成されている。この包囲幕部2には、収容した自動二輪車Bの左右のハンドルHの上方に位置する部分から自動二輪車Bの後端下部に至る切込部4が形成されている。この切込部4には、図2に示すように、その全長にわたってファスナー5が設けられており、このファスナー5は、切込部4の全長にわたって設けられた帯片6により、雨水などに直接さらされないようになっている。
【0013】
この自動二輪車用カバーは、保管する自動二輪車Bの載置面上に前記底幕部1を置いた後、前記ファスナー5を開くと、包囲幕部2が前記切込部4から上下に分かれる。そして、図3に示すように、上側の包囲幕部2aをまくり上げて前方に退避させると、下側の包囲幕部2bに、自動二輪車Bの左右それぞれのハンドルHの上方位置から自動二輪車Bの後端下部にかけて上面が開口した袋部7が形成される。この袋部7に下側の包囲幕部2bの後方から自動二輪車Bを進入させると、図4に示すように、前記袋部7に形成された凹入部分に自動二輪車Bがスムーズに入り込む。
【0014】
この後、図4に示すように、前記まくり上げた上側の包囲幕部2aをもとにもどすことによって、包囲幕部2が底幕部1上に載置した自動二輪車Bを覆うこととなるが、このとき、上側の包囲幕部2aを自動二輪車Bの後方に引っ張ると、この上側の包囲幕部2aに自動二輪車Bの前方から後方にかけて徐々に深くなる凹入部分が形成され、自動二輪車B前方のかぶせにくい位置ほど包囲幕部2のかぶせ量が少なくてすむので、上側の包囲幕部2aを自動二輪車Bに簡単にかぶせることができる。
【0015】
そして、ファスナー5を閉じることによって、図5に示すように、自動二輪車Bが包囲幕部2内に閉塞した状態で保管される。
【0016】
このように、この自動二輪車用カバーは、前記切込部4によって上下に分割した包囲幕部2に袋部7が形成され、この袋部7の開口一端が底幕部1上に載置した自動二輪車Bの上方に位置しているので、上側の包囲幕部2を簡単に自動二輪車Bにかぶせることができる。また、この袋部7内に自動二輪車Bを進入させると、自動二輪車Bが袋部7によって形成される凹入部分にスムーズに包囲幕部2内に入り込むので、自動二輪車Bの収容がしやすい。さらに、ファスナー5を開閉するときにも、かがんだ姿勢のまま操作しなくてよいので操作しやすい。また、底幕部1に当て板3を取り付けることにより、スタンドStを下ろしたときであっても、底幕部1を傷めることがない。
【0017】
図6に示す自動二輪車用カバーにあっては、前記切込部4は、収容状態における自動二輪車Bの座席Seの上方に位置する部分から自動二輪車Bの前端下部とを結ぶ軸線に沿って設けられており、この切込部4は、前記同様にファスナー5によって開閉可能に形成されている。
【0018】
この自動二輪車用カバーを使用するには、保管する自動二輪車Bの載置面上に前記底幕部1を置いた後、前記と同様にファスナー5を開くと、包囲幕部2が前記切込部4から上下に分かれる。そして、図7に示すように、上側の包囲幕部2aを後方に退避させた後、包囲幕部2の前方から自動二輪車Bを後輪側から進入させることにより、自動二輪車Bが袋部内にスムーズに収容される。
【0019】
つぎに、図8に示すように、前記上側の包囲幕部2aを自動二輪車Bの前方に引っ張ることにより、自動二輪車Bの後方から前方にかけて徐々に深くなる凹入部が、上側の包囲幕部2aに下方に開口した状態で形成される。これにより、前記と同様に、上側の包囲幕部2aを簡単にかぶせることができる。そして、上側の包囲幕部2aを自動二輪車Bにかぶせてファスナー5を閉じることにより、自動二輪車Bが包囲幕部2内に収容されることとなる。
【0020】
底幕部1の形状は、図9(a)に示すように、自動二輪車Bの進行方向に対して左右対称となるようにしてもよく、図9(b)に示すように、スタンドStを立てたとき、自動二輪車Bが傾斜する側へ膨出した形状としてもよい。また、前記自動二輪車Bの進行方向に沿ってガイド用のライン8を印刷によって設けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る自動二輪車用カバーは、まくり上げた包囲幕部を、底幕部上に載置した自動二輪車にかぶせやすく、包囲幕部内にも自動二輪車を収容しやすいので、使用に際して手間がかからない。
【0022】
また、ファスナーの開閉操作をかがんだ姿勢のまま行わなくてもよいので、使いやすいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動二輪車用カバーの使用状態を示す斜視図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1の自動二輪車用カバーの使用状態を示す後方よりの斜視図
【図4】図1の自動二輪車用カバーの底幕部に自動二輪車を載置した状態を示す説明図
【図5】同上の自動二輪車に包囲幕部を被せる状態を示す説明図
【図6】この発明に係る自動二輪車用カバーの他の実施例を示す斜視図
【図7】図6の自動二輪車用カバーの底幕部に自動二輪車を載置した状態を示す説明図
【図8】同上の自動二輪車に包囲幕部を被せる状態を示す説明図
【図9】(a)は、この発明に係る自動二輪車用カバーの底幕部の一実施例を示す平面図、(b)は、同他の実施例を示す平面図
【図10】従来の自動二輪車用カバーの使用状態を示す説明図
【符号の説明】
B 自動二輪車
H ハンドル
Se 座席
St スタンド
1 底幕部
2 包囲幕部
3 当て板
4 切込部
5 ファスナー
6 帯片
7 袋部
8 ライン
11 底幕部
12 包囲幕部
13 ファスナー
Claims (2)
- 自動二輪車Bを全長にわたって載置可能な底幕部1と、この底幕部1の周囲に連続して形成され、この底幕部1上に載置した自動二輪車Bを内側に包み込む包囲幕部2とからなる可撓性シート製の自動二輪車用カバーであって、前記包囲幕部2に、底幕部1上に自動二輪車Bを載置したとき、この自動二輪車Bの上方位置から自動二輪車Bの幅方向両側に向かって伸びてその自動二輪車Bの後端下部にかけて連続し且つその後端下部で繋がる切込部4を設け、この切込部4により形成される開口部をファスナー5によって開閉可能として、そのファスナー5を開放した状態において前記切込部4上側の包囲幕部2aを前記後端下部から前記上方位置へ向かってまくり上げることができるようにした自動二輪車用カバー。
- 自動二輪車Bを全長にわたって載置可能な底幕部1と、この底幕部1の周囲に連続して形成され、この底幕部1上に載置した自動二輪車Bを内側に包み込む包囲幕部2とからなる可撓性シート製の自動二輪車用カバーであって、前記包囲幕部2に、底幕部1上に自動二輪車Bを載置したとき、この自動二輪車Bの上方位置から自動二輪車Bの幅方向両側に向かって伸びてその自動二輪車Bの前端下部にかけて連続し且つその前端下部で繋がる切込部4を設け、この切込部4により形成される開口部をファスナー5によって開閉可能として、そのファスナー5を開放した状態において前記切込部4上側の包囲幕部2aを前記前端下部から前記上方位置へ向かってまくり上げることができるようにした自動二輪車用カバー。
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JP31330096A JP3819497B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 自動二輪車用カバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31330096A JP3819497B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 自動二輪車用カバー |
Publications (2)
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JPH10152084A JPH10152084A (ja) | 1998-06-09 |
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JP31330096A Expired - Fee Related JP3819497B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 自動二輪車用カバー |
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Families Citing this family (3)
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JP6415166B2 (ja) * | 2014-08-04 | 2018-10-31 | 有限会社大久保製作所 | バイク用車体カバーの底面部構造 |
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-
1996
- 1996-11-25 JP JP31330096A patent/JP3819497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10152084A (ja) | 1998-06-09 |
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