JP3773196B2 - 記録再生装置及びcav記録時のレーザパワー制御方法 - Google Patents
記録再生装置及びcav記録時のレーザパワー制御方法 Download PDFInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクをCAV(Constant Angular Velocity)方式で回転させて、データを記録する際のレーザパワーを最適パワーになるように制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置において、CAV方式で光ディスクを回転させて記録する場合、角速度が一定のため、外周に向かって線速度がリニアに上昇する。線速度が上昇するように変化した場合、レーザを一定のパワーで発光させると、光ディスクの膜面に照射される熱量が徐々に低下する。このため、記録の品質を保つには、倍速に応じてレーザの発光パワーを上げる必要がある。倍速に応じたレーザの最適パワー(最適レーザパワー、又は、単に最適パワーという。)を得るには、各々の線速度でOPC(Optimum Power Calibration)を行い、記録品質を評価すればよいが、試し書き領域(以下、PCAという。PCA:Power Calibration Area)は最内周にしか設けられておらず、CAV記録の外周に匹敵する線速度を試みようとした場合、光ディスクを超高回転にする必要がある。しかし、超高回転はサーボ等の不安定化を招くため実用的ではない。
【0003】
この点を解決して、良質な記録データを記録し得る従来技術では、1回目の試し書きと、1回目の試し書きと異なる線速度で試し書きを施し、これを縦軸及び横軸をそれぞれ光ビームのパワー及びフレーム時間間隔とした場合に、1回目及び2回目の試し書きにおける値を結ぶ直線の関数を計算する。そして、CPUは光ビームのパワー及びフレーム時間間隔が互いに比例関係にあるので、直線式に基づいて、フレーム時間間隔に対応する最適量の光ビームのパワーを計算することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−183961号公報(図5、第5、6頁参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、1回目の試し書きとレーザビームのパワーが異なる2回目の試し書きにおける最適パワーを直線近似して、光ディスクの外周における最適パワーを近似し、このパワーで記録していた。所が、直線近似は必ずしも正確ではなく、記録品質に改良の余地が残る。
【0006】
本発明は、上記の欠点を解決し、CAV方式で記録を行なう場合、光ディスクの記録位置に応じた記録パワーで光ビームを照射することができる記録技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、第1の発明では、記録再生装置は、変調された記録データから得られた信号を発光波形に変換するレーザ制御ドライバと、レーザビームを光ディスクの所定の場所に照射して記録し、又は記録されたデータの反射光を検出する光ピックアップと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して光ディスクに記録する手段と、前記光ディスクから得られた再生データを再生する手段と、記録時の反射光を処理し、レーザ制御ドライバに設定するパラメータを調整する反射光処理部と、前記光ディスクを回転させるモータと、前記モータの回転数を制御するモータ制御ドライバと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して前記光ディスクの試し書き領域にレーザパワーを変えて試し書きをする手段と、試し書きされたデータを評価して、記録時における好ましいレーザパワーが得られる反射光の値を目標反射光値として取得する手段と、記録開始位置における光ディスクの線速度が光ディスクの内周側の線速度になり、徐々に目標の角速度になるように前記光ディスクの回転数を増加させるように前記モータ制御ドライバによって前記モータを制御する手段とを備え、前記記録開始位置から徐々に線速度を増加させ、目標の角速度になるまで、前記反射光処理部から得られた反射光の値が前記目標反射光値になるように前記レーザ制御ドライバで前記半導体レーザを制御するランニングOPCを行なって、好ましいレーザパワーで記録する。
【0008】
第2の発明では、CAV記録時のレーザパワー制御方法は、試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置での線速度を光ディスク内周側の線速度とし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備える。
【0009】
第3の発明では、CAV記録時のレーザパワー制御方法は、試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置までCAV制御をし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、実施例を用い、図を参照して説明する。
図1は本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。図において、光ディスク101には光ピックアップ102からレーザビームが照射される。また、光ディスク101から反射された反射光は光ピックアップ102のフォトディテクタで検出され、I−Vアンプ104でフォトディテクタからの出力を電圧に変換される。なお、本実施例で、光ピックアップ102には、半導体レーザ、対物レンズ等の光学系、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、フォトディテクタ、及びレンズポジションセンサ等で構成される。
I−Vアンプ104の出力はアナログ信号処理回路108に入力され、ここでI−Vアンプ104の出力は演算され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、ウォブリング信号を生成し、フォーカシング及びトラッキング処理部に入力され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に基づいて、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ制御を行う。アナログ信号処理回路108から得られたウォブリング信号、即ちRF信号はイコライザ113でRF信号の波形等化が行われ、二値化回路117で二値化され、PLL回路116に入力される。PLL回路116で二値化信号からチャネルクロックが生成され、デコーダに入力される。デコーダ118ではPLL回路116で作成したチャネルクロックで二値化信号をデコードして、データを復調する。従って、デコーダ118の出力端子には再生データが得られる。
【0011】
109は試し書き領域(PCA)に試し書きした際に、光ディスク101から得られた反射光に相当する二値化されたデータを処理する反射光処理部であり、反射光処理部109の出力はMPU119に入力され、MPU119の出力によってレーザドライバ105に設定するパラメータを微調整する。従って、反射光処理部109の出力を用いて、ランニングOPC(OPC:Optimum Power Calibration)を行うことができる。112アシンメトリ処理部であり、アナログ信号処理回路108から出力されたRF信号から記録パワー毎のベータ(β)を作成する。従って、このデータをMPU119に入力することによって、β値を基に最適パワーレベルを決定することができる。なお、MPU119では、各回路へのクロックや制御信号の供給や割り込み信号の処理、ファームウェアの制御等を行う。114はウォブル処理部であり。アナログ信号処理回路108で生成されたウォブリング信号からウォブル周期を作成する。このデータはMPU119及びスピンドル制御回路111に入力される。ウォブル周期はクロックの生成やスピンドル制御に使用される。また、セクタ内のシンクフレームタイミングもウォブル周期で作成することができる。
【0012】
記録データはエンコーダ115で8/16変調され、記録パルス発生器110に入力される。記録パルス発生器110では、エンコーダ115から入力された変調データからNRZIを生成して、レーザ制御ドライバ105に出力される。レーザ制御ドライバ105では、入力されたNRZI信号を発光波形に変換し、半導体レーザ(図示せず)のパワーレベル、発光パルス幅の制御を行う。
スピンドル制御回路111は、ウォブル処理部114から入力されたウォブル信号及びMPU119の固定周期発生器から入力された信号によってドライバ駆動のための周波数を生成する。スピンドル制御ドライバ106は、CAV制御時にはスピンドル制御回路111から入力された倍速に応じた一定周波数を電圧に変換してスピンドルモータ103を駆動する。また、CLV制御時には、スピンドル制御回路111から入力されるウォブル信号周期に基づいて生成された可変周波数を電圧変換してスピンドルモータ103に供給する。
【0013】
次に、図2を用いて、ランニングOPCについて説明する。
図2は記録時の反射光及びレーザの波形を示す波形図であり、図2(a)は光ディスクにマークを記録した際の反射光を示し、図2(b)はレーザの発光パルスを示す。図2(b)に示すレーザパルス201で光ディスクにマークを記録した場合、202は正しくマークがかけている場合の反射光の特性線を示し、203は正しくマークが書けていない場合特性線を示す。光ディスクにしっかりとマークが形成された場合、時間tにおいて反射光の減衰を観察する。マークが正しく書かれた場合の時間tにおける反射光の大きさは、光ディスクへの書き込み速度に無関係に一定になる。よって、時間tにおける反射光が一定になるように、レーザパワーを制御することによって、最適パワーが得られる。即ち、ランニングOPCとは、記録中に得られた反射光が所定の一定値になるようにレーザパワーを制御することをいい、ランニングOPCを採用することによって、最適なレーザパワーによって記録を行うことができる。図1の実施例では、記録中に反射処理部109の出力が所定の値になるようにレーザ制御ドライバに設定するパラメータを微調整する。
【0014】
最適パワーの値が得られる反射光を得るには、PCAにて試し書きを行い、これを再生して評価して最適パワーを見つける。また、このときの反射光の大きさを記憶しておく。OPCでは、この反射光になるように、レーザ制御ドライバ105に設定するパラメータを微調整する。このように、試し書きによって最適パワーになる反射光(以後、最適反射光という)を求め、この求めた最適反射光になるようにレーザ制御ドライバ105に設定するパラメータを微調整しながら記録を進行させるというランニングOPCを行うことによって、略最適のレーザパワーによる記録を行うことが出来る。
なお、本発明において、最適レーザパワー、又は最適パワーとは、PCAにレーザパワーを変えて試し書きをし、再生されたデータを評価して、媒体で決まるβ値(アシンメトリ値)の誤差の範囲内に入るレーザパワーをいう。
【0015】
以下、本発明によるCAV記録のパワーの制御方法について、図3を用いて説明する。
図3は光ディスクの半径位置と線速度の関係を示す特性図である。図において、横軸は光ディスクの半径位置を、縦軸は線速度を示す。光ディスクを所定の角速度で回転するようにCAV制御した場合、ディスクの半径位置を外周側に移動させるに従って線速度は増加する。特性線301はこの場合の、ディスク半径位置に対する線速度を示す。光ディスクをCAV制御した場合、特性線31に示すように半径位置が外周側になるに従って線速度は速くなる。通常、線速度が速くなるに従ってレーザパワーを上げる必要があるが、最適パワー近傍における光ディスクからの反射光は略一定である。
本実施例では、CAVの内周の線速度で、CPAに試し書きを行って、最適なレーザパワーで記録した場合の反射光をMPU119のメモリ等に記憶する。ディスク・アット・ワンス(Disc at Once)のような、一度しか記録できないディスクの場合には、通常通り、光ディスクの内周の記録開始位置Aから記録を開始する。この場合、CAV方式で光ディスクの回転を制御し、ランニングOPCにて、反射光が一定になるようにレーザビームのパワーを制御しながらユーザデータを記録する。即ち、特性線301に沿って線速度を変化させ、ランニングOPCにてレーザパワーを制御しながら記録をする。
【0016】
しかしながら、追記をする場合、ある一低の容量が記録されている場合のユーザデータ記録開始位置は、記録開始位置Aではなく、例えば記録開始位置Bとなる。この場合、ディスクの記録開始位置Bに依存したCAVの線速度にいきなり持って行くと、その線速度でのレーザの最適パワーが分かっていないため、従来例のように、直線近似で得た最適パワーを与えることになる。ところが、直線近似で得られたレーザパワーでは充分な記録の質を保つことができない場合がある。
本実施例では、まず、CAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始する。即ち、記録開始位置BではCAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始する。その後、ランニングOPCで反射光が一定になるようにレーザのパワーを制御しながら角速度を所定のCAV値まで徐々に上昇させていく。この場合、ディスクの位置Bに対する線速度をD、時間t1経過後のディスク位置B1で特性線301の線速度に追いついたとすると、その時の線速度をE、ディスクの最外周における特性線301の線速度をFとした場合、線速度はD、E、Fのように変化する。
【0017】
図3において、記録開始位置が更に外周側に位置するCから追記を始めた場合も、記録開始位置Cにおける線速度はCAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始し、ランニングOPCを行いながら特性線301のCAVの角速度まで徐々に角速度を上げていく。即ち、線速度Dから記録を開始し、時間t2後のディスク記録位置C1に対応する特性線301の線速度Gにまで上げ、その後は、特性線301に沿うように線速度を増加させ(即ち所定のCAV値になるようにCAV値を増加させ)、線速度Fに至るように線速度を変化させている。角速度の上昇率、又は線DE間、又は線DG間の勾配である線速度の上昇率はランニングOPCが追従できる程度であればよい。
【0018】
また、通常のCAVの角速度に相当する線速度に達するまでの上昇期間、即ち、線DEの時間t1、又は線DG間の時間t2のランニングOPCで得られた線速度とレーザビームのパワーの関係をディスクIDと共に光ディスクの記録装置のメモリに定期的に記録する。
【0019】
図4はランニングOPCによって得られた線速度とレーザパワーの関係を示す特性図であり、横軸に線速度を、縦軸にレーザパワーを示す。図の特性線401は図3のディスク記録位置B〜B1、C〜C1の間で行ったランニングOPCによって得られた線速度と最適レーザパワーの特性図であり、線速度が1x〜2.4xに変化した場合の最適レーザパワーを示す。また、このデータはディスクの記録装置のメモリに記憶される。
図4では線速度が1x〜2.4xになる所定のCAVで回転が制御された場合の特性図であるが、線速度1xは1x〜10x、2.4xは2.4x〜24xの間で変化させることができるので、どの倍速でCAV制御されるかによって線速度は異なる。よって、当該光ディスクを記録する時のCAV値によって、図4の線速度は1x〜10x、1.2x〜12x、1.4x〜14x、…2.4x〜24xの間の値をとる。
【0020】
以上述べたように、本実施例によれば、メモリに格納された線速度とレーザパワーの関係から記録位置における最適パワーを算出して、レーザ制御ドライバにパラメータを設定することができるので、ディスクの記録位置Bより前、又は記録位置Cより内側に記録する場合には、その位置からランニングOPCでレーザパワーを追従させることができる。また、光ディスク排出時に、レーザパワーと線速度との関係をその光ディスクに書き込んでおき、次にロードされた場合にはその情報を基にCAV記録の最適なレーザパワーを算出、設定することができるので、最適パワーを得るまでの時間を短くすることができる。
【0021】
次に、図5、図6を用いて本発明の他の実施例について説明する。
図5はディスク半径位置と光ディスクの回転周波数の関係を示す特性図であり、横軸にディスクの半径位置を、縦軸に回転周波数(Hz)を示す。図において、特性線501は当該光ディスクを所定のCAV制御した場合の目標周波数を示し、この目標周波数はディスクのどの半径位置においても同じである。特性線502はCLV制御した場合の回転周波数を示す。CLV(Constant Liner Velocity)制御した場合には、ディスクのどの半径位置でも、線速度は一定になるように制御されるので、回転周波数はディスクの外周側になるにしたがって減少するように制御される。
本実施例では、書き始めのディスク半径位置J2に対応する回転周波数J1に至るまではCLV制御され、書き始めの周波数Jから目標の回転周波数Kに到達するまでは段階的に回転周波数を上昇させながらランニングOPCを行う。
【0022】
次に、図6を用いて、書き始めの回転周波数から段階的に回転周波数を増加させ、目標の周波数に到達するまで段階的にランニングOPCを行う場合について説明する。
図6は回転周波数を段階的に増加させる場合の特性図であり、横軸に時間を、縦軸にディスクの回転周波数を示す。図は、回転周波数Jから目標の回転周波数になるまでランニングOPCを行いながら8段階に分けて回転周波数周波を増加させる場合を示している。各段階の回転周波数において、反射光を観察し、この反射光が特定の誤差の範囲以内になった時に1段階回転周波数を増加させると言う方法で、1段階ずつ回転周波数を増加させる。
回転周波数Jから回転周波数Kまで回転数の上げ方としては、(1)内周からのディスク半径位置に応じて時間を定めておき、この時間t3内に目標の回転周波数まで上げる(一度に上げる回転周波が限定される)方法と、(2)ディスク位置によって時間t3を決めずに、各段階のランニングOPCの状況を見ながら各段階の幅をきめてランニングOPCを行い、目標の回転周波数になるまで回転周波数を上げる方法とがある。(2)の場合には、プログラムが複雑になると共に、時間がかかる欠点があるが、どのような光ディスクに対しても適用可能である。
本実施例では、各段階でランニングOPCを行って、最適なレーザパワーを得ているので、これをメモリに記憶させることによって、即座に最適レーザパワーで記録することができる。
【0023】
次に、記録始めの回転周波数から目標の回転周波数まで、段階的にランニングOPCを行いながら目標の回転周波数に到達するまでの処理動作について、図7を用いて説明する。
図7は本発明によるレーザパワーの段階制御の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
ステップ701で、試し書き領域(PCA)で試し書きを行い、試し書きデータを評価して、最適レーザパワーにおける反射光の大きさ(目標のBレベルという)を記憶する。次に、ステップ702で、CLVモードで記録開始位置(図3のB位置、図5のJ2位置)までシークする。ステップ703で、記録開始位置から記録を開始する。この場合、CLVからCAV制御に切り換える。ステップ704で、目標回転周波数と現在の回転周波数差を計算し、何段階に切り換えるかを決定する。本実施例では8段階に設定している。ステップ705で、目標の回転周波数になっているか否かを判別し、目標の回転周波数になっていない場合(Yの場合)、ステップ706で記録中のBレベル(反射光の大きさ)を取得する。ステップ707において、ステップ706で取得したBレベルが目標のBレベル(最適レーザパワーが得られる反射光の大きさ)に一致しているか否かを判別し、一致していない場合(Nの場合)、ステップ708でレーザパワーを変更し、ステップ710に移行する。ステップ707で、目標のBレベルに一致した場合(Yの場合)、ステップ709で、回転周波数を1段階上げ、ステップ710で記録終了したか否か(目標の回転周波数に達したか否か)を判別し、記録が終了した場合にはこの処理動作は終了する。ステップ710で記録が終了しない場合には、ステップ705に戻って、再び同じ同じ動作を繰り返す。
【0024】
図7の実施例では、Bレベルを確認しながら段階的に回転を上昇させていく方法であるが、無段階で回転を上昇させることもできる。この場合、回転の上昇率を予め定めておき、スピンドルモータへの電流を徐々に増やす。回転の上昇率はランニングOPCが追従できる程度に遅ければよい。なお、スピンドルモータの回転は通常電圧で制御しているため、目標の電圧を設定する際には変動電流のリミッタを用いることになる。
【0025】
次に、最適レーザパワーの制御方法について、図8を用いて説明する。
図8はレーザパワーの制御方法を説明するためのレーザビームの発信波形を示す波形図である。図8(a)はパルス状のレーザ波形を示す図であり、パルス状のレーザ波形801のピークパワーPを変えることによって、レーザパワーを制御している。図8(b)はパルス状のレーザ波形を示す図であり、パルス状のレーザ波形のうち、先頭のレーザパルス802のパルス幅Wを変えることによってレーザパワーを制御している。図8(c)はモノパルス状のレーザ波形であり、パルスの全体の幅W1を変えてレーザパワーを制御することができる。
【0026】
以上述べた実施例では、PCAに試し書きすることによって、最適レーザパワーの反射光レベル(Bレベル)を得、このBレベルを用いてランニングOPCを行っているが、記録したセクタを、直後に再生し品質を評価するRAW(Reed After Write)を行う記録方法の場合には、Bレベルの変わりに、再生時に取得できるβ値(アシンメトリ値)を用いても良い。媒体によって最適β値が決まっているため、図1のアシンメトリ処理部112から得られたβ値が最適なβ値になるようにレーザパワーを制御することによって、最適レーザパワーが得られるので、この最適β値を用いてパワーの微調整を行っても良い。
【0027】
以上述べたように、本発明によれば、試し書き領域(PCA)にレーザパワーを変えながら試し書データを書き込み、試し書きデータを再生して評価することによって、最適レーザパワーが得られる反射光の大きさ(Bレベル)を取得しランニングOPCを行う。まず、ディスクの記録開始位置において、ディスクの内周の線速度で記録を開始し、取得したBレベルを用いてランニングOPCを行いながら順次線速度を上昇させ、最終的には目標の回転周波数の線速度になるまで線速度を上げる。また、ランニングOPCで得られた、線速度と最適レーザパワーの関係とディスクIDとを記録装置のメモリに記録する。また、ディスク排出時には、得られたBレベルと、ディスク位置と最適レーザパワーの関係をディスクに記憶している。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、最適レーザパワーを維持することができる。
また、ランニングOPCによって得られた線速度と最適レーザパワーの関係を、ディスクのIDと共にメモリに記憶し、再度利用することが出来るため、迅速に最適レーザパワーを得ることができる。
また、得られた線速度と最適レーザパワーの関係をディスクにも記憶することによって、次に当該ディスクを再生する時に利用することができるため、最適レーザパワーを即座に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】記録時の反射光及びレーザの波形を示す波形図である。
【図3】光ディスクの半径位置と線速度の関係を示す特性図である。
【図4】ランニングOPCによって得られた線速度とレーザパワーの関係を示す特性図である。
【図5】ディスク半径位置と光ディスクの回転周波数の関係を示す特性図である。
【図6】回転周波数を段階的に増加させる場合の特性図である。
【図7】本発明によるレーザパワーの段階制御の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】レーザパワーの制御方法を説明するためのレーザビームの発信波形を示す波形図である。
【符号の説明】
101…光ディスク、102…光ピックアップ、103…スピンドルモータ、104…I−Vアンプ、105…レーザ制御ドライバ、106…スピンドルモータ制御ドライバ、107…フォーカシング及びトラッキング処理部、108…アナログ信号処理回路、109…反射光処理部、110…記録パルス発生器、111…スピンドル制御回路、112…アシンメトリ処理部、113…イコライザ、114…ウォブル処理部、115…エンコーダ、116…PLL回路、117…二値化回路、118…デコーダ、119…MPU。
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクをCAV(Constant Angular Velocity)方式で回転させて、データを記録する際のレーザパワーを最適パワーになるように制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置において、CAV方式で光ディスクを回転させて記録する場合、角速度が一定のため、外周に向かって線速度がリニアに上昇する。線速度が上昇するように変化した場合、レーザを一定のパワーで発光させると、光ディスクの膜面に照射される熱量が徐々に低下する。このため、記録の品質を保つには、倍速に応じてレーザの発光パワーを上げる必要がある。倍速に応じたレーザの最適パワー(最適レーザパワー、又は、単に最適パワーという。)を得るには、各々の線速度でOPC(Optimum Power Calibration)を行い、記録品質を評価すればよいが、試し書き領域(以下、PCAという。PCA:Power Calibration Area)は最内周にしか設けられておらず、CAV記録の外周に匹敵する線速度を試みようとした場合、光ディスクを超高回転にする必要がある。しかし、超高回転はサーボ等の不安定化を招くため実用的ではない。
【0003】
この点を解決して、良質な記録データを記録し得る従来技術では、1回目の試し書きと、1回目の試し書きと異なる線速度で試し書きを施し、これを縦軸及び横軸をそれぞれ光ビームのパワー及びフレーム時間間隔とした場合に、1回目及び2回目の試し書きにおける値を結ぶ直線の関数を計算する。そして、CPUは光ビームのパワー及びフレーム時間間隔が互いに比例関係にあるので、直線式に基づいて、フレーム時間間隔に対応する最適量の光ビームのパワーを計算することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−183961号公報(図5、第5、6頁参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、1回目の試し書きとレーザビームのパワーが異なる2回目の試し書きにおける最適パワーを直線近似して、光ディスクの外周における最適パワーを近似し、このパワーで記録していた。所が、直線近似は必ずしも正確ではなく、記録品質に改良の余地が残る。
【0006】
本発明は、上記の欠点を解決し、CAV方式で記録を行なう場合、光ディスクの記録位置に応じた記録パワーで光ビームを照射することができる記録技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、第1の発明では、記録再生装置は、変調された記録データから得られた信号を発光波形に変換するレーザ制御ドライバと、レーザビームを光ディスクの所定の場所に照射して記録し、又は記録されたデータの反射光を検出する光ピックアップと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して光ディスクに記録する手段と、前記光ディスクから得られた再生データを再生する手段と、記録時の反射光を処理し、レーザ制御ドライバに設定するパラメータを調整する反射光処理部と、前記光ディスクを回転させるモータと、前記モータの回転数を制御するモータ制御ドライバと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して前記光ディスクの試し書き領域にレーザパワーを変えて試し書きをする手段と、試し書きされたデータを評価して、記録時における好ましいレーザパワーが得られる反射光の値を目標反射光値として取得する手段と、記録開始位置における光ディスクの線速度が光ディスクの内周側の線速度になり、徐々に目標の角速度になるように前記光ディスクの回転数を増加させるように前記モータ制御ドライバによって前記モータを制御する手段とを備え、前記記録開始位置から徐々に線速度を増加させ、目標の角速度になるまで、前記反射光処理部から得られた反射光の値が前記目標反射光値になるように前記レーザ制御ドライバで前記半導体レーザを制御するランニングOPCを行なって、好ましいレーザパワーで記録する。
【0008】
第2の発明では、CAV記録時のレーザパワー制御方法は、試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置での線速度を光ディスク内周側の線速度とし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備える。
【0009】
第3の発明では、CAV記録時のレーザパワー制御方法は、試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置までCAV制御をし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、実施例を用い、図を参照して説明する。
図1は本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。図において、光ディスク101には光ピックアップ102からレーザビームが照射される。また、光ディスク101から反射された反射光は光ピックアップ102のフォトディテクタで検出され、I−Vアンプ104でフォトディテクタからの出力を電圧に変換される。なお、本実施例で、光ピックアップ102には、半導体レーザ、対物レンズ等の光学系、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、フォトディテクタ、及びレンズポジションセンサ等で構成される。
I−Vアンプ104の出力はアナログ信号処理回路108に入力され、ここでI−Vアンプ104の出力は演算され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、ウォブリング信号を生成し、フォーカシング及びトラッキング処理部に入力され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に基づいて、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ制御を行う。アナログ信号処理回路108から得られたウォブリング信号、即ちRF信号はイコライザ113でRF信号の波形等化が行われ、二値化回路117で二値化され、PLL回路116に入力される。PLL回路116で二値化信号からチャネルクロックが生成され、デコーダに入力される。デコーダ118ではPLL回路116で作成したチャネルクロックで二値化信号をデコードして、データを復調する。従って、デコーダ118の出力端子には再生データが得られる。
【0011】
109は試し書き領域(PCA)に試し書きした際に、光ディスク101から得られた反射光に相当する二値化されたデータを処理する反射光処理部であり、反射光処理部109の出力はMPU119に入力され、MPU119の出力によってレーザドライバ105に設定するパラメータを微調整する。従って、反射光処理部109の出力を用いて、ランニングOPC(OPC:Optimum Power Calibration)を行うことができる。112アシンメトリ処理部であり、アナログ信号処理回路108から出力されたRF信号から記録パワー毎のベータ(β)を作成する。従って、このデータをMPU119に入力することによって、β値を基に最適パワーレベルを決定することができる。なお、MPU119では、各回路へのクロックや制御信号の供給や割り込み信号の処理、ファームウェアの制御等を行う。114はウォブル処理部であり。アナログ信号処理回路108で生成されたウォブリング信号からウォブル周期を作成する。このデータはMPU119及びスピンドル制御回路111に入力される。ウォブル周期はクロックの生成やスピンドル制御に使用される。また、セクタ内のシンクフレームタイミングもウォブル周期で作成することができる。
【0012】
記録データはエンコーダ115で8/16変調され、記録パルス発生器110に入力される。記録パルス発生器110では、エンコーダ115から入力された変調データからNRZIを生成して、レーザ制御ドライバ105に出力される。レーザ制御ドライバ105では、入力されたNRZI信号を発光波形に変換し、半導体レーザ(図示せず)のパワーレベル、発光パルス幅の制御を行う。
スピンドル制御回路111は、ウォブル処理部114から入力されたウォブル信号及びMPU119の固定周期発生器から入力された信号によってドライバ駆動のための周波数を生成する。スピンドル制御ドライバ106は、CAV制御時にはスピンドル制御回路111から入力された倍速に応じた一定周波数を電圧に変換してスピンドルモータ103を駆動する。また、CLV制御時には、スピンドル制御回路111から入力されるウォブル信号周期に基づいて生成された可変周波数を電圧変換してスピンドルモータ103に供給する。
【0013】
次に、図2を用いて、ランニングOPCについて説明する。
図2は記録時の反射光及びレーザの波形を示す波形図であり、図2(a)は光ディスクにマークを記録した際の反射光を示し、図2(b)はレーザの発光パルスを示す。図2(b)に示すレーザパルス201で光ディスクにマークを記録した場合、202は正しくマークがかけている場合の反射光の特性線を示し、203は正しくマークが書けていない場合特性線を示す。光ディスクにしっかりとマークが形成された場合、時間tにおいて反射光の減衰を観察する。マークが正しく書かれた場合の時間tにおける反射光の大きさは、光ディスクへの書き込み速度に無関係に一定になる。よって、時間tにおける反射光が一定になるように、レーザパワーを制御することによって、最適パワーが得られる。即ち、ランニングOPCとは、記録中に得られた反射光が所定の一定値になるようにレーザパワーを制御することをいい、ランニングOPCを採用することによって、最適なレーザパワーによって記録を行うことができる。図1の実施例では、記録中に反射処理部109の出力が所定の値になるようにレーザ制御ドライバに設定するパラメータを微調整する。
【0014】
最適パワーの値が得られる反射光を得るには、PCAにて試し書きを行い、これを再生して評価して最適パワーを見つける。また、このときの反射光の大きさを記憶しておく。OPCでは、この反射光になるように、レーザ制御ドライバ105に設定するパラメータを微調整する。このように、試し書きによって最適パワーになる反射光(以後、最適反射光という)を求め、この求めた最適反射光になるようにレーザ制御ドライバ105に設定するパラメータを微調整しながら記録を進行させるというランニングOPCを行うことによって、略最適のレーザパワーによる記録を行うことが出来る。
なお、本発明において、最適レーザパワー、又は最適パワーとは、PCAにレーザパワーを変えて試し書きをし、再生されたデータを評価して、媒体で決まるβ値(アシンメトリ値)の誤差の範囲内に入るレーザパワーをいう。
【0015】
以下、本発明によるCAV記録のパワーの制御方法について、図3を用いて説明する。
図3は光ディスクの半径位置と線速度の関係を示す特性図である。図において、横軸は光ディスクの半径位置を、縦軸は線速度を示す。光ディスクを所定の角速度で回転するようにCAV制御した場合、ディスクの半径位置を外周側に移動させるに従って線速度は増加する。特性線301はこの場合の、ディスク半径位置に対する線速度を示す。光ディスクをCAV制御した場合、特性線31に示すように半径位置が外周側になるに従って線速度は速くなる。通常、線速度が速くなるに従ってレーザパワーを上げる必要があるが、最適パワー近傍における光ディスクからの反射光は略一定である。
本実施例では、CAVの内周の線速度で、CPAに試し書きを行って、最適なレーザパワーで記録した場合の反射光をMPU119のメモリ等に記憶する。ディスク・アット・ワンス(Disc at Once)のような、一度しか記録できないディスクの場合には、通常通り、光ディスクの内周の記録開始位置Aから記録を開始する。この場合、CAV方式で光ディスクの回転を制御し、ランニングOPCにて、反射光が一定になるようにレーザビームのパワーを制御しながらユーザデータを記録する。即ち、特性線301に沿って線速度を変化させ、ランニングOPCにてレーザパワーを制御しながら記録をする。
【0016】
しかしながら、追記をする場合、ある一低の容量が記録されている場合のユーザデータ記録開始位置は、記録開始位置Aではなく、例えば記録開始位置Bとなる。この場合、ディスクの記録開始位置Bに依存したCAVの線速度にいきなり持って行くと、その線速度でのレーザの最適パワーが分かっていないため、従来例のように、直線近似で得た最適パワーを与えることになる。ところが、直線近似で得られたレーザパワーでは充分な記録の質を保つことができない場合がある。
本実施例では、まず、CAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始する。即ち、記録開始位置BではCAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始する。その後、ランニングOPCで反射光が一定になるようにレーザのパワーを制御しながら角速度を所定のCAV値まで徐々に上昇させていく。この場合、ディスクの位置Bに対する線速度をD、時間t1経過後のディスク位置B1で特性線301の線速度に追いついたとすると、その時の線速度をE、ディスクの最外周における特性線301の線速度をFとした場合、線速度はD、E、Fのように変化する。
【0017】
図3において、記録開始位置が更に外周側に位置するCから追記を始めた場合も、記録開始位置Cにおける線速度はCAVの最内周の線速度に相当する角速度で記録を開始し、ランニングOPCを行いながら特性線301のCAVの角速度まで徐々に角速度を上げていく。即ち、線速度Dから記録を開始し、時間t2後のディスク記録位置C1に対応する特性線301の線速度Gにまで上げ、その後は、特性線301に沿うように線速度を増加させ(即ち所定のCAV値になるようにCAV値を増加させ)、線速度Fに至るように線速度を変化させている。角速度の上昇率、又は線DE間、又は線DG間の勾配である線速度の上昇率はランニングOPCが追従できる程度であればよい。
【0018】
また、通常のCAVの角速度に相当する線速度に達するまでの上昇期間、即ち、線DEの時間t1、又は線DG間の時間t2のランニングOPCで得られた線速度とレーザビームのパワーの関係をディスクIDと共に光ディスクの記録装置のメモリに定期的に記録する。
【0019】
図4はランニングOPCによって得られた線速度とレーザパワーの関係を示す特性図であり、横軸に線速度を、縦軸にレーザパワーを示す。図の特性線401は図3のディスク記録位置B〜B1、C〜C1の間で行ったランニングOPCによって得られた線速度と最適レーザパワーの特性図であり、線速度が1x〜2.4xに変化した場合の最適レーザパワーを示す。また、このデータはディスクの記録装置のメモリに記憶される。
図4では線速度が1x〜2.4xになる所定のCAVで回転が制御された場合の特性図であるが、線速度1xは1x〜10x、2.4xは2.4x〜24xの間で変化させることができるので、どの倍速でCAV制御されるかによって線速度は異なる。よって、当該光ディスクを記録する時のCAV値によって、図4の線速度は1x〜10x、1.2x〜12x、1.4x〜14x、…2.4x〜24xの間の値をとる。
【0020】
以上述べたように、本実施例によれば、メモリに格納された線速度とレーザパワーの関係から記録位置における最適パワーを算出して、レーザ制御ドライバにパラメータを設定することができるので、ディスクの記録位置Bより前、又は記録位置Cより内側に記録する場合には、その位置からランニングOPCでレーザパワーを追従させることができる。また、光ディスク排出時に、レーザパワーと線速度との関係をその光ディスクに書き込んでおき、次にロードされた場合にはその情報を基にCAV記録の最適なレーザパワーを算出、設定することができるので、最適パワーを得るまでの時間を短くすることができる。
【0021】
次に、図5、図6を用いて本発明の他の実施例について説明する。
図5はディスク半径位置と光ディスクの回転周波数の関係を示す特性図であり、横軸にディスクの半径位置を、縦軸に回転周波数(Hz)を示す。図において、特性線501は当該光ディスクを所定のCAV制御した場合の目標周波数を示し、この目標周波数はディスクのどの半径位置においても同じである。特性線502はCLV制御した場合の回転周波数を示す。CLV(Constant Liner Velocity)制御した場合には、ディスクのどの半径位置でも、線速度は一定になるように制御されるので、回転周波数はディスクの外周側になるにしたがって減少するように制御される。
本実施例では、書き始めのディスク半径位置J2に対応する回転周波数J1に至るまではCLV制御され、書き始めの周波数Jから目標の回転周波数Kに到達するまでは段階的に回転周波数を上昇させながらランニングOPCを行う。
【0022】
次に、図6を用いて、書き始めの回転周波数から段階的に回転周波数を増加させ、目標の周波数に到達するまで段階的にランニングOPCを行う場合について説明する。
図6は回転周波数を段階的に増加させる場合の特性図であり、横軸に時間を、縦軸にディスクの回転周波数を示す。図は、回転周波数Jから目標の回転周波数になるまでランニングOPCを行いながら8段階に分けて回転周波数周波を増加させる場合を示している。各段階の回転周波数において、反射光を観察し、この反射光が特定の誤差の範囲以内になった時に1段階回転周波数を増加させると言う方法で、1段階ずつ回転周波数を増加させる。
回転周波数Jから回転周波数Kまで回転数の上げ方としては、(1)内周からのディスク半径位置に応じて時間を定めておき、この時間t3内に目標の回転周波数まで上げる(一度に上げる回転周波が限定される)方法と、(2)ディスク位置によって時間t3を決めずに、各段階のランニングOPCの状況を見ながら各段階の幅をきめてランニングOPCを行い、目標の回転周波数になるまで回転周波数を上げる方法とがある。(2)の場合には、プログラムが複雑になると共に、時間がかかる欠点があるが、どのような光ディスクに対しても適用可能である。
本実施例では、各段階でランニングOPCを行って、最適なレーザパワーを得ているので、これをメモリに記憶させることによって、即座に最適レーザパワーで記録することができる。
【0023】
次に、記録始めの回転周波数から目標の回転周波数まで、段階的にランニングOPCを行いながら目標の回転周波数に到達するまでの処理動作について、図7を用いて説明する。
図7は本発明によるレーザパワーの段階制御の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
ステップ701で、試し書き領域(PCA)で試し書きを行い、試し書きデータを評価して、最適レーザパワーにおける反射光の大きさ(目標のBレベルという)を記憶する。次に、ステップ702で、CLVモードで記録開始位置(図3のB位置、図5のJ2位置)までシークする。ステップ703で、記録開始位置から記録を開始する。この場合、CLVからCAV制御に切り換える。ステップ704で、目標回転周波数と現在の回転周波数差を計算し、何段階に切り換えるかを決定する。本実施例では8段階に設定している。ステップ705で、目標の回転周波数になっているか否かを判別し、目標の回転周波数になっていない場合(Yの場合)、ステップ706で記録中のBレベル(反射光の大きさ)を取得する。ステップ707において、ステップ706で取得したBレベルが目標のBレベル(最適レーザパワーが得られる反射光の大きさ)に一致しているか否かを判別し、一致していない場合(Nの場合)、ステップ708でレーザパワーを変更し、ステップ710に移行する。ステップ707で、目標のBレベルに一致した場合(Yの場合)、ステップ709で、回転周波数を1段階上げ、ステップ710で記録終了したか否か(目標の回転周波数に達したか否か)を判別し、記録が終了した場合にはこの処理動作は終了する。ステップ710で記録が終了しない場合には、ステップ705に戻って、再び同じ同じ動作を繰り返す。
【0024】
図7の実施例では、Bレベルを確認しながら段階的に回転を上昇させていく方法であるが、無段階で回転を上昇させることもできる。この場合、回転の上昇率を予め定めておき、スピンドルモータへの電流を徐々に増やす。回転の上昇率はランニングOPCが追従できる程度に遅ければよい。なお、スピンドルモータの回転は通常電圧で制御しているため、目標の電圧を設定する際には変動電流のリミッタを用いることになる。
【0025】
次に、最適レーザパワーの制御方法について、図8を用いて説明する。
図8はレーザパワーの制御方法を説明するためのレーザビームの発信波形を示す波形図である。図8(a)はパルス状のレーザ波形を示す図であり、パルス状のレーザ波形801のピークパワーPを変えることによって、レーザパワーを制御している。図8(b)はパルス状のレーザ波形を示す図であり、パルス状のレーザ波形のうち、先頭のレーザパルス802のパルス幅Wを変えることによってレーザパワーを制御している。図8(c)はモノパルス状のレーザ波形であり、パルスの全体の幅W1を変えてレーザパワーを制御することができる。
【0026】
以上述べた実施例では、PCAに試し書きすることによって、最適レーザパワーの反射光レベル(Bレベル)を得、このBレベルを用いてランニングOPCを行っているが、記録したセクタを、直後に再生し品質を評価するRAW(Reed After Write)を行う記録方法の場合には、Bレベルの変わりに、再生時に取得できるβ値(アシンメトリ値)を用いても良い。媒体によって最適β値が決まっているため、図1のアシンメトリ処理部112から得られたβ値が最適なβ値になるようにレーザパワーを制御することによって、最適レーザパワーが得られるので、この最適β値を用いてパワーの微調整を行っても良い。
【0027】
以上述べたように、本発明によれば、試し書き領域(PCA)にレーザパワーを変えながら試し書データを書き込み、試し書きデータを再生して評価することによって、最適レーザパワーが得られる反射光の大きさ(Bレベル)を取得しランニングOPCを行う。まず、ディスクの記録開始位置において、ディスクの内周の線速度で記録を開始し、取得したBレベルを用いてランニングOPCを行いながら順次線速度を上昇させ、最終的には目標の回転周波数の線速度になるまで線速度を上げる。また、ランニングOPCで得られた、線速度と最適レーザパワーの関係とディスクIDとを記録装置のメモリに記録する。また、ディスク排出時には、得られたBレベルと、ディスク位置と最適レーザパワーの関係をディスクに記憶している。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、最適レーザパワーを維持することができる。
また、ランニングOPCによって得られた線速度と最適レーザパワーの関係を、ディスクのIDと共にメモリに記憶し、再度利用することが出来るため、迅速に最適レーザパワーを得ることができる。
また、得られた線速度と最適レーザパワーの関係をディスクにも記憶することによって、次に当該ディスクを再生する時に利用することができるため、最適レーザパワーを即座に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】記録時の反射光及びレーザの波形を示す波形図である。
【図3】光ディスクの半径位置と線速度の関係を示す特性図である。
【図4】ランニングOPCによって得られた線速度とレーザパワーの関係を示す特性図である。
【図5】ディスク半径位置と光ディスクの回転周波数の関係を示す特性図である。
【図6】回転周波数を段階的に増加させる場合の特性図である。
【図7】本発明によるレーザパワーの段階制御の処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
【図8】レーザパワーの制御方法を説明するためのレーザビームの発信波形を示す波形図である。
【符号の説明】
101…光ディスク、102…光ピックアップ、103…スピンドルモータ、104…I−Vアンプ、105…レーザ制御ドライバ、106…スピンドルモータ制御ドライバ、107…フォーカシング及びトラッキング処理部、108…アナログ信号処理回路、109…反射光処理部、110…記録パルス発生器、111…スピンドル制御回路、112…アシンメトリ処理部、113…イコライザ、114…ウォブル処理部、115…エンコーダ、116…PLL回路、117…二値化回路、118…デコーダ、119…MPU。
Claims (11)
- 変調された記録データから得られた信号を発光波形に変換するレーザ制御ドライバと、レーザビームを光ディスクの所定の場所に照射して記録し、又は記録されたデータの反射光を検出する光ピックアップと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して光ディスクに記録する手段と、前記光ディスクから得られた再生データを再生する手段と、記録時の反射光を処理し、レーザ制御ドライバに設定するパラメータを調整する反射光処理部と、前記光ディスクを回転させるモータと、前記モータの回転数を制御するモータ制御ドライバと、前記レーザ制御ドライバで前記光ピックアップ内に設けられた半導体レーザを制御して前記光ディスクの試し書き領域にレーザパワーを変えて試し書きをする手段と、試し書きされたデータを評価して、記録時における好ましいレーザパワーが得られる反射光の値を目標反射光値として取得する手段と、記録開始位置における光ディスクの線速度が光ディスクの内周側の線速度になり、徐々に目標の角速度になるように前記光ディスクの回転数を増加させるように前記モータ制御ドライバによって前記モータを制御する手段とを備え、前記記録開始位置から徐々に線速度を増加させ、目標の角速度になるまで、前記反射光処理部から得られた反射光の値が前記目標反射光値になるように前記レーザ制御ドライバで前記半導体レーザを制御するランニングOPCを行なって、好ましいレーザパワーで記録することを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、前記モータ制御回路は前記記録開始位置まではCLV制御し、前記記録開始位置で記録を開始した後はCAV制御することを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、アシンメトリ処理部を設け、媒体によって定められているアシンメトリ値(β値)になるようにレーザ制御ドライバを制御することを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、前記記録開始位置から目標の角速度になるまでの間、前記モータ制御ドライバは前記モータの回転数を段階的に上昇させることを特徴とする記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、前記ランニングOPCで得られた好ましいレーザパワーと線速度の関係をメモリに記憶することを特徴とする記録再生装置。
- 試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置での線速度を光ディスク内周側の線速度とし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備えることを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
- 試し書き領域への試し書きによって記録時の好ましい反射光レベルを取得するステップと、記録開始位置までCLV制御をし、記録開始後、CAV制御しながら前記光ディスクの目標の回転数になるまで徐々に回転数を増加させながら、前記好ましい反射光レベルが得られるように半導体レーザを制御するランニングOPCを行なうステップとを備えることを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
- 請求項6又は7記載のCAV記録時のレーザパワー制御方法において、前記記録開始位置から前記目標の回転数の間で、前記回転数を段階的に変化させ、各段階で前記ランニングOPCを行なうことを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
- 請求項6又は7記載のCAV記録時のレーザパワー制御方法において、前記記録開始位置から前記目標の回転数になるまでの時間を記録位置に応じて予め定めることを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
- 請求項6又は7記載のCAV記録時のレーザパワー制御方法において、前記ランニングOPCによって得られた好ましいレーザパワーと線速度の関係を記憶することを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
- 請求項6又は7記載のCAV記録時のレーザパワー制御方法において、前記ランニングOPCによって得られた好ましいレーザパワーと線速度の関係を媒体に記憶することを特徴とするCAV記録時のレーザパワー制御方法。
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