JP3770107B2 - モータ冷却構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータとを有するモータ冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータ冷却構造として、特開平9−182374号公報に開示された技術が知られている。これは、ロータシャフトに形成した軸方向油路に供給された油が、ロータの回転による遠心力で、この軸方向油路から、その外周側のロータコアに形成した軸方向油路を経由して、さらにその外周側に配置してあるステータに設けたコイルの端末部に油を供給しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、モータのステータにおいては、モータ作動時での発熱がコイルの端末部にて特に大きくなるので、この部位を効果的に冷却する必要がある。
【0004】
ところが、上記した従来のモータ冷却構造では、ロータコアに形成した軸方向油路から流出する冷却用の油が、ロータの遠心力によって半径方向外側へと飛散する場合があり、コイルの端末部へと確実に案内することができず、冷却効果が不充分なものとなっている。
【0005】
そこで、この発明は、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータと、このステータを固定するモータケースに対し前記ロータを相対回転可能に支持するベアリングとを有し、前記ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り付けられて前記磁化された部材が装着されるロータコアとを有し、前記ベアリングと前記ロータシャフトと前記モータケースとに囲まれた空間と、前記冷却剤通路とを連通する連通孔を前記ロータシャフトに設け、前記冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータコアの軸方向に対向する側面に設け、前記冷却剤を、前記連通孔から前記ベアリングを介して前記冷却剤案内部に供給する構成としてある。
【0007】
請求項2の発明は、磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータと、このステータを固定するモータケースに対し前記ロータを相対回転可能に支持するベアリングとを有し、前記ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り付けられて前記磁化された部材が装着されるロータコアと、前記ロータシャフトと前記ロータコアとの間に取り付けられて前記ロータコアを保持するコア保持部材とを有し、前記ベアリングと前記ロータシャフトと前記モータケースとに囲まれた空間と、前記冷却剤通路とを連通する連通孔を前記ロータシャフトに設け、前記冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータコアの軸方向に対向する側面と前記コア保持部材の軸方向に対向する側面との少なくともいずれか一方に設け、前記冷却剤を、前記連通孔から前記ベアリングを介して前記冷却剤案内部に供給する構成としてある。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の発明の構成において、ロータコアは、コア保持部材を介してロータシャフトに取り付けられ、冷却剤案内部は、前記コア保持部材とロータコアとに連続して形成される構成としてある。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明の構成において、冷却剤案内部は、半径方向に延長される溝で構成されている。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、溝の開口部をガイド部材で覆う構成としてある。
【0011】
請求項6の発明は、請求項5の発明の構成において、コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して凹部が形成され、前記ロータコアに形成した溝を覆うガイド部材の半径方向内側の端部を、前記コア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを設けた構成としてある。
【0012】
請求項7の発明は、請求項5または6の発明の構成において、ガイド部材の半径方向外側の端部を、コイルの端末部におけるコイル集中部に指向するよう屈曲して形成した構成としてある。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1または2の発明の構成において、冷却剤案内部は、ロータに形成した冷却剤溜まりと、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端がコイルの端末部に向けて開口する冷却剤案内パイプとを備えている構成としてある。
【0014】
請求項9の発明は、請求項8の発明の構成において、ロータコアは、コア保持部材を介してロータシャフトに取り付けられ、前記コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して冷却剤溜まりを形成する凹部を備えている構成としてある。
【0015】
請求項10の発明は、請求項6ないし9のいずれかの発明の構成において、冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が磁化された部材付近に向けて開口する冷却剤供給パイプを設け、この冷却剤供給パイプの途中に、所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁を設けた構成としてある。
【0016】
請求項11の発明は、磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータとを有し、前記ロータの中心部に供給された冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータに設け、このロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り付けられて磁化された部材が装着されるロータコアと、前記ロータシャフトと前記ロータコアとの間に取り付けられて前記ロータコアを保持するコア保持部材とを有し、前記冷却剤案内部は、前記ロータコアの軸方向に対向する側面にて、前記コア保持部材と前記ロータコアとに連続して形成されて半径方向に延長される溝で構成され、この溝の開口部をガイド部材で覆い、前記コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、前記ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して凹部が形成され、前記ガイド部材の半径方向内側の端部を、前記コア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを設け、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が磁化された部材付近に向けて開口する冷却剤供給パイプを設け、この冷却剤供給パイプの途中に、所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁を設けた構成としてある。
請求項12の発明は、請求項10または11の発明の構成において、磁化された部材近傍部分のロータコアに、冷却剤供給パイプの他端が連通する冷却剤供給通路が軸方向に延長して形成される構成としてある。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、冷却剤がロータに設けた冷却剤案内部によってコイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
また、冷却剤は、ロータシャフト内の冷却剤通路を経てロータコアの側面に設けた冷却剤案内部に流れ込み、コイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
この際、冷却剤は、ロータシャフトに設けた連通孔からベアリングを介して冷却剤案内部に供給することができる。
【0018】
請求項2の発明によれば、冷却剤がロータに設けた冷却剤案内部によってコイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
また、冷却剤は、ロータシャフト内の冷却剤通路を経てロータコアとコア保持部材との少なくとも一方の側面に設けた冷却剤案内部に流れ込み、コイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
この際、冷却剤は、ロータシャフトに設けた連通孔からベアリングを介して冷却剤案内部に供給することができる。
【0019】
請求項3の発明によれば、冷却剤は、ロータシャフト内の冷却剤通路を経てコア保持部材およびロータコアにおける冷却剤案内部に流れ込み、コイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
【0020】
請求項4の発明によれば、冷却剤がロータに設けた溝によってコイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
【0021】
請求項5の発明によれば、ガイド部材により溝の開口部が覆われているので、溝を流れる冷却剤をコイルの端末部により確実に案内することができる。
【0022】
請求項6の発明によれば、モータ停止時に流れてくる冷却剤を冷却剤溜まりに溜めておくことで、モータ回転開始時にこの冷却剤溜まり内の冷却剤を遠心力によってコイル端末部に供給でき、モータ停止時に流れてくる冷却剤を有効利用することができる。
【0023】
請求項7の発明によれば、コイルの端末部におけるコイル集中部に指向するよう屈曲したガイド部材の半径方向外側の端部から、冷却剤が流出することで、発熱大のコイル集中部の冷却を行うことができる。
【0024】
請求項8の発明によれば、冷却剤が、ロータに形成した冷却剤溜まりから、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端がコイルの端末部に開口する冷却剤案内パイプを経てコイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
【0025】
請求項9の発明によれば、冷却剤が、コア保持部材に形成された冷却剤溜まりから、冷却剤案内パイプを経てコイルの端末部に確実に案内されるので、コイルの端末部に対する冷却効果を充分なものとすることができる。
【0026】
請求項10の発明によれば、モータの所定以上の高速回転時に開閉弁が開放され、これにより冷却剤が、冷却剤溜まりから冷却剤供給パイプを経て磁化された部材付近に供給されるので、高速回転時での磁化された部材の減磁を、効率よく低減することができる。
【0027】
請求項11の発明によれば、モータの所定以上の高速回転時に開閉弁が開放され、これにより冷却剤が、冷却剤溜まりから冷却剤供給パイプを経て磁化された部材付近に供給されるので、高速回転時での磁化された部材の減磁を、効率よく低減することができる。
請求項12の発明によれば、冷却剤供給パイプから冷却剤供給通路に供給された冷却剤により、磁化された部材を効率よく冷却することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0029】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。図1中で左右方向に延長されるロータシャフト1の外周には、コア保持部材としてのスパイダ3が嵌合固定され、さらにスパイダ3の外周には、例えば珪素鋼板を多数積層して構成した環状のロータコア5が嵌合固定されている。ロータコア5は、半径方向外周側に、磁化された部材である永久磁石7が埋設され、ロータコア5の軸方向に対向する側面(図1中で左右の側面)に、エンドプレート9を備えている。
【0030】
スパイダ3は、半径方向両端(図1中で上下方向両端)が軸方向両側(図1中で左右方向両側)に突出するよう形成され、内周側の軸方向端面3aが後述するベアリング21のインナレースの側面に密着している。一方外周側の軸方向端面3bは、エンドプレート9の軸方向両端面9aとほぼ同一面となっている。すなわちスパイダ3は、軸方向に対向する側面の一部が、ロータコア5の軸方向に対向する側面(端面9a)より軸方向内側に位置して凹部10が形成されることになる。
【0031】
上記したロータシャフト1,スパイダ3およびロータコア5などによりロータ11を構成している。
【0032】
ロータコア5のさらに外周側には、ロータコア5と同様に珪素鋼板を多数積層して構成した環状のステータコア13が、モータケース15の内壁に固定されている。ステータコア13にはコイル17が設けられている。上記ステータコア13およびコイル17によりステータ19を構成している。
【0033】
モータケース15は、その内周側の端部が、軸方向内側に突出する軸方向突出部15aと、半径方向内側へ突出する半径方向突出部15bとに分岐しており、軸方向突出部15aが、ベアリング21を介してロータシャフト1に対し相対回転可能に支持されている。半径方向突出部15bは、ロータシャフト1の外周部に対し、シールリング23を介してシールされている。
【0034】
ロータシャフト1内には、モータケース15の外部から冷却剤としての冷却油が供給される冷却剤通路としての軸方向油路1aが形成され、前記シールリング23より軸方向内側のロータシャフト1には、ベアリング21とロータシャフト1とモータケース15とに囲まれた空間25と、軸方向油路1aとを連通する連通孔27が形成されている。
【0035】
スパイダ3の軸方向に対向する側面およびロータコア5におけるエンドプレート9の軸方向に対向する側面には、冷却剤案内部としての溝29および溝31が連続して形成されている。この溝29および31は、図1のA矢視図である図2に示すように、円周方向に適宜間隔で複数設けられている。図3は、図2のB−B断面図である。
【0036】
スパイダ3の溝29は、内周側の端部がベアリング21のアウタレースとインナレースとの間に連通し、外周側の端部はエンドプレート9の溝31の内周側の端部に連通している。エンドプレート9の溝31の外周側の端部は、コイル17の端末部17aに向けて開口している。
【0037】
上記した構成のモータ冷却構造によれば、モータ作動時には、モータケース15の外部からロータシャフト1内の軸方向油路1aに冷却油が供給され、ロータ11の回転による遠心力の作用で、上記した冷却油が連通孔27から空間25内に流出する。空間25内に流出した冷却油は、ベアリング21のアウタレースとインナレースとの間の隙間を通してスパイダ3側に流出し、このスパイダ3の溝29およびエンドプレート9の溝31に案内されて半径方向外側へと流れていく。
【0038】
そして、エンドプレート9の溝31の外周側の端部からコイル17の端末部17aに向けて冷却油が確実に供給される。
【0039】
このように、ロータシャフト1内からモータケース15内に流出した冷却油は、スパイダ3の溝29およびエンドプレート9の溝31にそれぞれ案内されてコイル17の端末部17aに供給されるので、コイル17の端末部17aは、冷却油の供給が確実になされ、冷却効果が充分なものとなる。
【0040】
図4は、この発明の第2の実施形態を示している。この実施形態は、図1の構成に対し、エンドプレート9の溝31の全長にわたり、この溝31の開口部を覆うガイド部材としてのガイド板33を設けている。その他の構成は、前記第1の実施形態と同様である。
【0041】
ガイド板33は、内周側の端部33aがスパイダ3の凹部10側に突出し、スパイダ3における半径方向外周側の軸方向端面3bに形成されている溝29を覆っている。これによりスパイダ3と、ガイド板33の内周側の端部33aとで囲まれる冷却剤溜まりとして油溜まり35が形成される。
【0042】
また、ガイド板33の外周側の端部33bは、エンドプレート9の半径方向外側端部付近にて軸方向外側へ屈曲し、コイル17における端末部17aの軸方向端部のコイル集中部17bに指向している。
【0043】
図5は、ステータ19を半径方向内側から見た図であり、上記した端末部17aのコイル集中部17bを示しており、このコイル集中部17bは、発熱が特に大となる部位である。
【0044】
上記した第2の実施形態では、ガイド板33を設けることで、溝31を流れる冷却油をコイル17の端末部117aに向けて確実に案内できる。また、ガイド板33の端部33bが、コイル集中部17bに向けて指向しているので、発熱大のコイル集中部17bに対する冷却を効率よく行うことができる。
【0045】
また、油溜まり35には、モータ停止時に冷却油が溜まり、この状態でモータが回転して遠心力が作用すると、油溜まり35内の冷却油がエンドプレート9の溝31に向けて放出される。これにより、モータ停止時に流れてくる冷却油も、コイル冷却に有効に使用することができる。
【0046】
図6は、この発明の第3の実施形態を示している。この実施形態は、第1の実施形態における溝29,31に代えて、スパイダ3に形成した冷却剤溜まりとしての油溜まり37と、冷却剤案内パイプとしての冷却油案内パイプ39とを設けている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0047】
油溜まり37は、スパイダ3の半径方向外周側における軸方向端面3b付近を、半径方向内側へ突出させて突出部41を形成することで、凹部10側に形成される。冷却油案内パイプ39は、全体としてエンドプレート9の側面付近を半径方向に沿って延長されており、一端が上記した突出部41を貫通して油溜まり37に連通し、他端がコイル17の端末部17aに指向して開口している。
【0048】
上記した第3の実施形態の構成によれば、スパイダ3の側面に沿って半径方向外側に向けて流れる冷却油が、油溜まり37に溜まり、この油溜まり37内の冷却油が冷却油案内パイプ39に案内されてコイル17の端末部17aに供給されて端末部17aが効率よく冷却される。
【0049】
図7は、この発明の第4の実施形態を示している。この第4の実施形態は、前記第3の実施形態における冷却油案内パイプ39を接続しない油溜まり37(図7中で左側の油溜まり37)に、冷却剤供給パイプとしての冷却油供給パイプ43の一端を連通接続している。また、ロータコア5およびエンドプレート9には、冷却剤供給通路としての冷却油供給通路45が、軸方向に貫通して形成されている。この冷却油供給通路45の図7中で左側の開口部に、前記した冷却油供給パイプ43の他端が連通接続されている。
【0050】
さらに、冷却油供給パイプ43の半径方向に延長される部位の途中には、モータ回転時に所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁47が設けられている。開閉弁47の詳細を図8に示す。
【0051】
開閉弁47は、冷却油供給パイプ43の内壁に設けた弁座49に対し、図8中で下方から当接して同図(a)のように閉状態となる弁体51を備えている。弁体51の油溜まり37側にはリターンスプリング53の一端が連結され、リターンスプリング53の他端は、冷却油供給パイプ43の内壁に設けたスプリング保持壁55に連結されている。スプリング保持壁55には、複数の貫通孔55aが形成されている。
【0052】
モータ停止時には、リターンスプリング53により弁体51が図8中で上方に押圧されて弁座49に押し付けられ、図8(a)のように閉状態となる。モータが回転して高速回転域に達し、弁体51に所定以上の遠心力が作用すると、リターンスプリング53が伸び、弁体51が弁座49から離れて、図8(b)のように開状態となる。
【0053】
上記した第4の実施形態の構成によれば、モータが高速回転域に達した際に、開閉弁47が開放し、油溜まり37内の冷却油が冷却油供給パイプ43を流れて冷却油供給通路45に流入する。このとき、冷却油供給通路45を流れる冷却油が、永久磁石7を効率よく冷却する。
【0054】
モータの高速回転域に永久磁石7が冷却されることで、永久磁石7の減磁を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わるモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。
【図5】ステータを半径方向内側から見たコイル集中部分を示す説明図である。
【図6】この発明の第3の実施形態に係わるモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。
【図7】この発明の第4の実施形態に係わるモータ冷却構造を示すモータの要部の断面図である。
【図8】第4の実施形態における開閉弁の詳細を示す断面図で、(a)は閉状態、(b)は開状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 ロータシャフト
1a 軸方向油路(冷却剤通路)
3 スパイダ(コア保持部材)
5 ロータコア
7 永久磁石(磁化された部材)
11 ロータ
17 コイル
17a 端末部
17b コイル集中部
19 ステータ
29,31 溝(冷却剤案内部)
33 ガイド板(ガイド部材)
33a 半径方向内側の端部
33b 半径方向外側の端部
35 油溜まり(冷却剤溜まり)
37 油溜まり(冷却剤溜まり,冷却剤案内部)
39 冷却油案内パイプ(冷却剤案内パイプ,冷却剤案内部)
43 冷却油供給パイプ(冷却剤供給パイプ)
45 冷却油供給通路(冷却剤供給通路)
47 開閉弁
Claims (12)
- 磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータと、このステータを固定するモータケースに対し前記ロータを相対回転可能に支持するベアリングとを有し、前記ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り付けられて前記磁化された部材が装着されるロータコアとを有し、前記ベアリングと前記ロータシャフトと前記モータケースとに囲まれた空間と、前記冷却剤通路とを連通する連通孔を前記ロータシャフトに設け、前記冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータコアの軸方向に対向する側面に設け、前記冷却剤を、前記連通孔から前記ベアリングを介して前記冷却剤案内部に供給することを特徴とするモータ冷却構造。
- 磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータと、このステータを固定するモータケースに対し前記ロータを相対回転可能に支持するベアリングとを有し、前記ロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り付けられて前記磁化された部材が装着されるロータコアと、前記ロータシャフトと前記ロータコアとの間に取り付けられて前記ロータコアを保持するコア保持部材とを有し、前記ベアリングと前記ロータシャフトと前記モータケースとに囲まれた空間と、前記冷却剤通路とを連通する連通孔を前記ロータシャフトに設け、前記冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータコアの軸方向に対向する側面と前記コア保持部材の軸方向に対向する側面との少なくともいずれか一方に設け、前記冷却剤を、前記連通孔から前記ベアリングを介して前記冷却剤案内部に供給することを特徴とするモータ冷却構造。
- ロータコアは、コア保持部材を介してロータシャフトに取り付けられ、冷却剤案内部は、前記コア保持部材とロータコアとに連続して形成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ冷却構造。
- 冷却剤案内部は、半径方向に延長される溝で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモータ冷却構造。
- 溝の開口部をガイド部材で覆うことを特徴とする請求項4記載のモータ冷却構造。
- コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して凹部が形成され、前記ロータコアに形成した溝を覆うガイド部材の半径方向内側の端部を、前記コア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを設けたことを特徴とする請求項5記載のモータ冷却構造。
- ガイド部材の半径方向外側の端部を、コイルの端末部におけるコイル集中部に指向するよう屈曲して形成したことを特徴とする請求項5または6記載のモータ冷却構造。
- 冷却剤案内部は、ロータに形成した冷却剤溜まりと、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端がコイルの端末部に向けて開口する冷却剤案内パイプとを備えていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ冷却構造。
- ロータコアは、コア保持部材を介してロータシャフトに取り付けられ、前記コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して冷却剤溜まりを形成する凹部を備えていることを特徴とする請求項8記載のモータ冷却構造。
- 冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が磁化された部材付近に向けて開口する冷却剤供給パイプを設け、この冷却剤供給パイプの途中に、所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁を設けたことを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載のモータ冷却構造。
- 磁化された部材を備えたロータと、このロータの外周側に配置されてコイルを備えたステータとを有し、前記ロータの中心部に供給された冷却剤を前記コイルの端末部に案内する冷却剤案内部を、前記ロータに設け、このロータは、冷却剤が供給される冷却剤通路を内部に備えたロータシャフトと、このロータシャフトの外周側に取り 付けられて磁化された部材が装着されるロータコアと、前記ロータシャフトと前記ロータコアとの間に取り付けられて前記ロータコアを保持するコア保持部材とを有し、前記冷却剤案内部は、前記ロータコアの軸方向に対向する側面にて、前記コア保持部材と前記ロータコアとに連続して形成されて半径方向に延長される溝で構成され、この溝の開口部をガイド部材で覆い、前記コア保持部材は、軸方向に対向する側面の一部が、前記ロータコアの軸方向に対向する側面より軸方向内側に位置して凹部が形成され、前記ガイド部材の半径方向内側の端部を、前記コア保持部材の凹部側に突出させて、冷却剤溜まりを設け、この冷却剤溜まりに一端が開口し、他端が磁化された部材付近に向けて開口する冷却剤供給パイプを設け、この冷却剤供給パイプの途中に、所定以上の遠心力を受けて開放する開閉弁を設けたことを特徴とするモータ冷却構造。
- 磁化された部材近傍部分のロータコアに、冷却剤供給パイプの他端が連通する冷却剤供給通路が軸方向に延長して形成されていることを特徴とする請求項10または11記載のモータ冷却構造。
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