JP3769946B2 - フライ食品用油脂組成物 - Google Patents
フライ食品用油脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3769946B2 JP3769946B2 JP31006598A JP31006598A JP3769946B2 JP 3769946 B2 JP3769946 B2 JP 3769946B2 JP 31006598 A JP31006598 A JP 31006598A JP 31006598 A JP31006598 A JP 31006598A JP 3769946 B2 JP3769946 B2 JP 3769946B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- fried
- fat
- donuts
- fat composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドーナツに代表されるフライ食品に使用される油脂組成物に関するものであり、さらに詳しくは、フライ食品の吸油性を低減し、ボリューム、食感、老化性等の品質を向上させるための油脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドーナツ等のフライ食品は、油で揚げることにより独特の食感、風味、コク味等を有し、消費者に広く親しまれている食品である。しかしながら、近年の食嗜好の変化、例えばあっさりした軽い感じを望む傾向、あるいはノンフライポテトチップスに代表されるような、消費者の健康意識の高まりにより油脂の摂取量をなるべく敬遠しようとする傾向等が高まり、ドーナツ類に関しても吸油量の低減化が求められている。
ドーナツ類の吸油量を低減させる方法として、配合的には吸水量の低下、あるいはグルテン含量の高い強力粉比率の増大等により硬めの生地配合を選択する方法、全卵含量を増加させる方法が知られているが、これらは、製品となるドーナツ類の味、食感に対し著しい変化を与えてしまう。
【0003】
また、特開昭60−130353号公報では、生地に少量のカルシウム剤を添加する方法、特開平05−219877号公報では中種生地に多量の酸化剤を添加する方法が提案されている。これらの方法は、製造ラインへの適合性の低下や、製品風味への影響が課題となる。また、蛋白質の熱凝固性を利用し吸油低下を図るという観点から、特開平03−143344号公報では、生地におからを含有させる方法、特開平03−143346号公報では、ドーナツ生地を熱不溶性ゲルでコーティングする方法が提案されているが、これらも作業性の問題、製品への風味、食感への影響が懸念される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、フライ食品、特にドーナツ類の通常の製造法に影響を与えずに吸油性を低減し、ボリューム、食感、風味、老化性等の品質を向上させるためのフライ食品用油脂組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意検討の結果、食品用酵素であるグルコースオキシダーゼ(以下GOxという)を含有する食用油脂を使用することにより上記課題を解決できることを見出し、発明を完成するに至った。本発明は、グルコースオキシダーゼが食用油脂中に含有され、グルコースオキシダーゼの配合量は食用油脂100重量部に対して0.001〜2重量部であり、小麦粉1kgに対しグルコースオキシダーゼ50〜200活性単位(U)の範囲となるように生地に添加して使用されることを特徴とするイーストドーナツ用のショートニング状、O/W状、又はW/O状の油脂組成物である。さらに本発明は、フライ食品の吸油性低下に加えて、ボリューム感、食感、老化性等製品品質の向上のために、GOxに加えて糖質分解酵素、澱粉、及び食品用乳化剤のいずれか1種類以上を含有することを特徴とするイーストドーナツ用のショートニング状、O/W状、又はW/O状の油脂組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明においてフライ食品とは、油脂で揚げる食品全般を対象とするが、特にイーストドーナツ、ピロシキ等のドーナツ類に効果が顕著である。
本発明においてGOxは、食品として使用できるものが全て使用可能であり、その含有量は、本発明の油脂組成物を使用するフライ食品の種類や配合に応じて変化するため特に限定されるものではない。一般的なイーストドーナツにおいては、小麦粉1kgに対しGOx10〜300活性単位(U)、好ましくは50〜200Uの範囲で生地に添加されるよう食用油脂中に含有させることが望ましい。10U未満では吸油性低下効果が得にくくなり、また、300Uを超えると生地の伸展性低下、製品ボリュームの低下等のデメリットの方が強く発生するため望ましくない。GOxの配合量は活性単位により変化するが、通常、食用油脂100重量部に対してGOx 0.001〜2重量部、好ましくは0.01〜1重量部である。
なお、上記GOxの活性単位(U)は、以下に示す様に定義される。
[グルコースオキシダーゼの活性単位]:pH5.4、38℃の条件下で1分間に基質グルコース1μmolを酸化する量を1活性単位(1U)とする。
【0007】
本発明の油脂組成物に使用する食用油脂としては、通常のマーガリン或いはショートニングに使用される油脂と同じものが使用される。具体的には、例えば牛脂、豚脂、乳脂、魚油、パーム油、ナタネ油、大豆油、コーン油等の天然の動植物油脂およびこれらの硬化油、エステル交換油等が挙げられ、これらは、適宜配合して使用できる。また、必要であればトコフェロール等の酸化防止剤、香料、着色料の使用も可能である。
【0008】
本発明の油脂組成物は、油脂相に水相を加えた油中水型(W/O)乳化物であるマーガリンの形態、水相に油脂相を加えた水中油型(O/W)乳化物の形態または油脂相そのままの形態のいずれの形態でもよい。水相としては、水に加えて液糖類、例えば水飴、澱粉の加水分解物、糖アルコール類の使用が可能である。また、この水相中に乳化を損なわない範囲で水溶性呈味成分、香料等を使用することも可能である。呈味成分は、食用として好ましい風味を呈するもので、例えば、牛乳、脱脂粉乳、全脂粉乳、発酵乳、カゼイン等の蛋白成分や、食塩、砂糖、澱粉類、各種エキス類、香辛料等があげられる。
【0009】
また、本発明の油脂組成物中には、上記吸油性の低下効果に加えてフライ食品の品質向上の目的でアミラーゼ類、ヘミセルラーゼ類の糖質分解酵素、澱粉、食品用乳化剤を併用することも効果的である。
本発明に使用される糖質分解酵素は、食品として使用できるものであれば、特に種類・添加量を限定するものではなく、フライ食品の適性を損なわない範囲で、目的に応じ細菌類、かび類、穀物類等いずれの由来の酵素でも使用できる。具体的な酵素として、例えばα−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、ヘミセルラーゼ等が好ましく使用できる。
その含有量は、フライ食品の種類や配合に応じて適宜変更できるが、例えばα−アミラーゼの場合、小麦粉1kgに対し500〜3000SKB(SKBは酵素の活性単位)の範囲で生地に添加されるよう食用油脂中に含有させることが望ましい。糖質分解酵素の配合量は活性単位により変化するが、通常、食用油脂100重量部に対して 0.001〜2重量部、好ましくは0.05〜1.5重量部である。配合量が0.001未満では生地の伸展性が低下し、2重量部を超えると生地にべた付きが生じて作業性が悪くなる。
【0010】
本発明に使用される澱粉は、食品として使用できるものであれば、特に種類・添加量を限定するものではなく、例えば馬鈴薯、トウモロコシ、小麦等の澱粉が使用できる。また、これら澱粉の加工品として、完全あるいは部分α化澱粉、α化−架橋澱粉等の化工澱粉も目的に応じて適宜使用できる。
その配合量は、食用油脂100重量部に対して 0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。配合量が0.5未満では老化性の改良効果が低下し、20重量部を超えると生地が硬くなり作業性が悪くなり、また食感も低下する。
本発明に使用される食品用乳化剤は、例えばグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン等が使用でき、目的に応じてこれらを単独、あるいは数種組み合わせて使用することができる。
その配合量は、食用油脂100重量部に対して 0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜8重量部である。配合量が0.05未満では乳化効果が低下し、10重量部を超えると食感や風味が低下する。
本発明の油脂組成物の使用はフライ食品の製造にあたって常法に従えばよい。具体例として、ドーナツ類の製造においては生地のミキシングの開始時あるいは途中のいずれで添加してもよく、また原料となる小麦粉類に予め混合し、ミックス粉として用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】
本発明のGOxを含有する油脂組成物の効果により、これを使用して製造されたフライ食品は、吸油性が適度に低下し、近年の消費者の求めるあっさりとした軽い風味のものとなる。また、特に配合、あるいは製造法を変更する必要がなく、生地の物性も変化させないため、生産性が良く、フライ食品本来の風味、食感を損なわない。GOxを油脂中に含有させることの効果は、別添加した場合に比較して、生地中への均一分散性が向上することはもとより、生地がミキシングされた後に酵素活性が働くことによる一種の遅効性が発現されるため、製造時の生地のハンドリング性及び最終品質が向上する。
また、本発明では、上記GOxに加えて、糖質分解酵素、澱粉、乳化剤を適宜併用することにより、吸油性低下に加えてボリューム、風味、食感、老化性の向上等フライ食品の総合的な品質改善が図れる。
【0012】
【実施例】
次に、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例1
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合し、60℃で加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gを分散させた油相部をボテータで急冷捏和して可塑化したショートニング状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次にこの油脂組成物を使用して、ストレート法により下記の配合・製造条件にて、ドーナツを試作した。
[ドーナツ生地配合(ストレート法)] (重量部)
強力粉(日本製粉(株)製、イーグル) 70
薄力粉(日清製粉(株)製、バイオレット) 30
イースト 5
上白糖 12
食塩 1.5
脱脂粉乳 2
ベーキングパウダー 1
液卵 10
上記油脂組成物 10
水 50
【0013】
フライ処理したドーナツを吸油性、比容積、食感について下記の評価基準で評価し、その結果を表2に示した。
【0014】
[評価基準]
(1)吸油性;ドーナツ重量とフライ前生地重量の差(ドーナツ10個の平均)により吸油性を求めた。
(2)比容積;菜種置換法による、ドーナツ10個の平均値を求めた。
(3)食感;官能評価により求めた。
○:歯切れがよく、あっさりとしている。
△:歯切れはよいが、油っぽさを感じる。
×:歯切れが悪く、油っぽさを感じる。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
実施例2
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合し、加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gと糖質分解酵素としてαアミラーゼ・ヘミセルラーゼ製剤[(以下AH製剤という)(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位400)]500gとを分散させた油相部をボテータで急冷捏和して可塑化したショートニング状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0018】
実施例3
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合し、加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gと化工澱粉としてα化架橋澱粉(松谷化学(株)製)4kgとを分散させた油相部をボテータで急冷捏和して可塑化したショートニング状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0019】
実施例4
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合、加熱溶解し、食用乳化剤としてレシチン500g、ステアリン酸モノグリセライド(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製)4kgをこの食用油脂に添加し加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gを分散させた油相部をボテータで急冷捏和して可塑化したショートニング状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0020】
実施例5
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合、加熱溶解し、食用乳化剤としてレシチン500g、ステアリン酸モノグリセライド(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製)4kgをこの食用油脂に添加し加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gと糖質分解酵素としてAH製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位400)500g、化工澱粉としてα化架橋澱粉(松谷化学(株)製)4kgとを分散させた油相部をボテータで急冷捏和して可塑化したショートニング状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次に、この用油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0021】
実施例6
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合、加熱溶解し、食用乳化剤としてレシチン500g、ステアリン酸モノグリセライド(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製)4kgをこの食用油脂に添加し加熱溶解した。その後、油相部の温度を50℃まで降温後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)100gと糖質分解酵素としてAH製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位400)500g、化工澱粉としてα化架橋澱粉(松谷化学(株)製)4kgとを分散させ油相部を得た。次に水20kgを昇温殺菌し、先に得た油相にこの水相を徐々に加えてW/O乳化させた後、ボテータで急冷捏和して可塑化したマーガリン状のフライ食品用油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0022】
実施例7
表1の配合により魚油硬化油(36℃)45kg、パーム油40kg及び菜種油15kgを配合、加熱溶解し、食用乳化剤としてレシチン250g、ステアリン酸モノグリセライド(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製)250gをこの食用油脂に添加し加熱溶解した。次に水相部として、水150kgに脱脂粉乳5kgを混合、乳化剤[ポリグリセリン脂肪酸エステル:ML−750(阪本薬品工業(株)製)]3.8kgを添加後70℃で30分間加熱殺菌したものに、先に得た油相部を徐々に加えてO/W乳化せしめ、60℃にて30分間撹拌乳化した後、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて12000rpm×10分間均質化し、50℃以下まで冷却後、GOx製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位1000)250gと糖質分解酵素としてAH製剤(ダニスコ・イングリーディエンツ(株)製;活性単位400)1.25kgとを添加・混合しO/W状のフライ食品用油脂組成物を得た。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0023】
比較例1
GOx製剤を添加しない以外は実施例1と同様に行い、油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0024】
比較例2
GOx製剤を添加しない以外は実施例5と同様に行い、油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0025】
比較例3
GOx製剤を添加しない以外は実施例6と同様に行い、油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0026】
比較例4
GOx製剤を添加しない以外は実施例7と同様に行い、油脂組成物を試作した。
次に、この油脂組成物を用い、実施例1と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表2に示した。
【0027】
実施例8
実施例1で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、中種法により下記の配合・製造条件にてドーナツをフライした。
フライ処理したドーナツは吸油性、比容積、食感について実施例1と同様の評価基準により評価し、その結果を表3に示した。
【0028】
【表3】
【0029】
実施例9
実施例2で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0030】
実施例10
実施例3で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0031】
実施例11
実施例4で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0032】
実施例12
実施例5で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0033】
実施例13
実施例6で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0034】
実施例14
実施例7で得たフライ食品用油脂組成物を用いて、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0035】
比較例5
比較例1で得た油脂組成物を用い、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0036】
比較例6
比較例2で得た油脂組成物を用い、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0037】
比較例7
比較例3で得た油脂組成物を用い、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
【0038】
比較例8
比較例4で得た油脂組成物を用い、実施例8と同様にしてドーナツをフライし、評価した。その結果を表3に示した。
Claims (2)
- グルコースオキシダーゼが食用油脂中に含有され、グルコースオキシダーゼの配合量は食用油脂100重量部に対して0.001〜2重量部であり、小麦粉1kgに対しグルコースオキシダーゼ50〜200活性単位(U)の範囲となるように生地に添加して使用されることを特徴とするイーストドーナツ用のショートニング状、O/W状、又はW/O状の油脂組成物。
- さらに、糖質分解酵素、澱粉、及び食品用乳化剤のいずれか1種類以上を含有する請求項1に記載のイーストドーナツ用のショートニング状、O/W状、又はW/O状の油脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31006598A JP3769946B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | フライ食品用油脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31006598A JP3769946B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | フライ食品用油脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135056A JP2000135056A (ja) | 2000-05-16 |
JP3769946B2 true JP3769946B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=18000754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31006598A Expired - Lifetime JP3769946B2 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | フライ食品用油脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3769946B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7794766B2 (en) * | 2005-08-25 | 2010-09-14 | Brunob Ii B.V. | Oil modifier to lower fat content of fried foods |
JP7140024B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2022-09-21 | 日油株式会社 | フライ食品用油脂組成物およびフライ食品 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0728642B2 (ja) * | 1987-09-04 | 1995-04-05 | 旭電化工業株式会社 | 製菓、製パン等に用いられるプレミックス |
JPH0728643B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1995-04-05 | 旭電化工業株式会社 | 低温保存生地 |
JP3026600B2 (ja) * | 1990-11-30 | 2000-03-27 | 鐘淵化学工業株式会社 | 油脂組成物 |
JP3456756B2 (ja) * | 1994-05-30 | 2003-10-14 | 天野エンザイム株式会社 | パン類の品質改良組成物およびそれを用いたパン類の製造法 |
JPH08196200A (ja) * | 1995-01-27 | 1996-08-06 | Showa Sangyo Co Ltd | 冷凍生地改良剤およびそれを用いる冷凍生地の製造方法 |
JPH0965821A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-03-11 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 生地組成物 |
JP3647562B2 (ja) * | 1996-07-24 | 2005-05-11 | 昭和産業株式会社 | 冷蔵生地用製パン改良剤およびそれを用いる冷蔵生地の製造方法 |
JP2000004768A (ja) * | 1998-06-25 | 2000-01-11 | Riken Vitamin Co Ltd | 製パン用改良剤およびパン類の製造方法 |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP31006598A patent/JP3769946B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000135056A (ja) | 2000-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2902763B2 (ja) | 練り込み用油中水型乳化油脂組成物 | |
JPH0581228B2 (ja) | ||
JP6588706B2 (ja) | 油中水型乳化油脂組成物とそれを用いたマーガリン類及びベーカリー製品 | |
JP2010148487A (ja) | 穀粉含有生地及びその製造方法 | |
JPH08196198A (ja) | 油脂組成物及びそれを用いたパンの製造方法 | |
JP3891377B2 (ja) | 製パン用油脂組成物及びそれを用いた製パン用冷凍生地 | |
JP6198469B2 (ja) | 水中油型乳化調味料 | |
JP3769946B2 (ja) | フライ食品用油脂組成物 | |
JP4086352B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP7096012B2 (ja) | ベーカリー用油中水型乳化油脂組成物 | |
JP4199459B2 (ja) | 製パン用油中水型乳化油脂組成物 | |
JP6198468B2 (ja) | 水中油型乳化調味料 | |
JP2009201468A (ja) | ベーカリー製品用湯種生地、及び該湯種生地を用いたベーカリー製品 | |
JP2006304692A (ja) | 咀嚼・嚥下機能低下者用パン類 | |
JP4812511B2 (ja) | フラワーペースト類 | |
JP2014075997A (ja) | 油菓子練込用乳化油脂組成物 | |
JPH11228838A (ja) | 乳化油脂組成物 | |
JP3632280B2 (ja) | 製パン用油脂組成物 | |
JPH11276069A (ja) | 油中水型乳化油脂組成物 | |
JP2000157169A (ja) | パン用水中油型乳化組成物 | |
US20060177561A1 (en) | Foods and drinks containing diacylglycerol | |
JP4360627B2 (ja) | チルド温度流通パン類製造用油脂組成物 | |
JP2014204687A (ja) | 複合積層状生地 | |
JP3963565B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP7287822B2 (ja) | シューパフ用水系組成物、シューパフ用油中水型乳化物、シューパフ生地、及びシューパフ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |