JP3758550B2 - 多段真空ポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多段真空ポンプに関するものであり、特に、多段真空ポンプにおいて、気体圧縮時に発生する圧縮熱を利用して、真空ポンプ内部に気体の中に含まれる凝固性物質が固化しないようにした真空ポンプの内部構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の多段真空ポンプ(単に、ポンプと称する)はルーツ型となった1対のロータを同軸上に配設し、対のロータが配設されポンプ室を複数段直列に配列して構成される。各ポンプ室に配設されるルーツ型のロータは、各ポンプ室の中で回転し、吸気口から吸い込んだ気体をポンプ室にて圧縮し、吸気口につながる真空対象空間を真空状態とする。この際、気体の圧縮に伴って、ポンプ室では圧縮熱が発生するが、その圧縮熱を水冷もしくは空冷により冷却し、ハウジングの温度が熱くならない様にしている。
【0003】
通常、ポンプ駆動時には圧縮仕事を行う際の圧縮熱によって、ポンプのハウジング温度(ポンプ温度とも言う)は上昇する。この温度上昇は周知の様に、圧縮熱は圧縮仕事が大きくなる排気口ほど大きくなる。このことから、従来のポンプではハウジングの吸気口側と排気口側との間では、大きな温度差がつく。
【0004】
従来では排気を行う気体の種類によっては、例えば、塩化アンモニウム等の飽和蒸気圧曲線に基づき、常温域またはそれに近い状態の温度域でその気体が凝縮あるいは固化する。そのため、この様な気体が吸入されると、温度が比較的低い第1ポンプ室等の中で気体は固化する温度以下に冷却され、液体または固体状となり、ポンプ室内の各部(例えば、ロータとハウジングとの間に付着して堆積あるいは析出して、ロータの回転に伴ないポンプが過負荷になったり、停止するという不具合が起こり得る。
【0005】
例えば、特許第3051515号公報では、図9に示すポンプの構成が示されている。この公報に示される構成では、各段ごとに排気される気体による発熱に対して、単一の冷却器47でハウジングを冷却する。また、この公報に示される装置では、4つのポンプ室42,43,44,45がハウジング内に形成されており、ハウジング40の下部には下部壁体46が各ポンプ室の排気口を閉塞する様に設けられ、この下部壁体46には冷却水が通る冷却器47が取り付けられている。即ち、各ポンプ室において、排気される気体は下部壁体46に接触した際に、冷却器47内を通る冷却水によって、壁体を通してハウジングが冷却される構成となっている。
【0006】
ルーツ型のポンプでは、一般的に気体の圧縮は、ルーツ型のロータの頭部が排気口と連通する位置に達したその瞬間、排気口側の圧力差によって、高圧気体(例えば、大気)の急激なポンプ内への逆流が発生し、これが原因で大きな圧縮音を発生する。この為、従来のポンプでは、ポンプのハウジングと離間した位置に、消音器が付加される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した公報に示される構成においては、各段のポンプ室では圧縮仕事によって圧縮熱が発生し、ポンプの圧縮仕事は気体を圧縮する圧力差が大きくなる高段の排気口側に行くに従って、大きくなる。このため、吸気口に近い第1ポンプ室から直列接続された高段の第2ポンプ室、第3ポンプ室、第4ポンプ室へと行くに従い、気体の温度が圧縮熱により上昇し、公報に示される構成では最後の段である第4ポンプ室の排気口の近傍が一番高くなる。この為、ポンプの吸気口側と排気口側との間で大きな温度差が付く。従って、この様な構成においては、排気する気体の中に、例えば、塩化アンモニウム等の凝縮性ガスが含まれる場合、そのガスの種類によっては、気体から固体へと変化するその気体に特有な飽和蒸気圧曲線により、常温域またはそれに近い状態温度域で、その気体が凝縮して固化する。この為、吸気口からこの様な気体が吸入されると、温度が比較的低い第1ポンプ室等において、気体は固化する温度以下に冷却されて、ハウジング内で液または固体状になって、ポンプ室内に配設されるロータとハウジングの内壁との間に付着して堆積し、析出されたりする。その結果、ロータの回転に不具合が生じ、ポンプが過負荷になり、停止するといった事が起こり得る。
【0008】
また、ルーツ型のポンプに消音器を別途設けると、部品点数が増え、コストアップしてしまう。また、大きさの面でもその分大きくなってしまうものとなる。
【0009】
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、気体を固化することなく圧縮された気体の排気が行える多段真空ポンプを提供すること、安価に気体を排気する際の圧縮音を防止することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた技術的手段は、真空対象空間から気体を吸入する吸気口と、該気体を排出する排気口と、ハウジング内に形成された複数のポンプ室と、隣接するポンプ室を直列につなぎ、多段の前記ポンプ室を形成し、前記気体を次段のポンプ室へと移送する移送通路と、最終段のポンプ室から前記排気口に前記気体を導く連通路と、各ポンプ室で同軸状に回転自在に配設されたルーツ型のロータと、同軸上のロータを回転させる回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動源とを備え、前記気体を吸気口より吸入し、前記移送通路を介して各段のポンプ室に移送し前記ロータの回転により前記気体を圧縮して、前記連通路を介して前記気体を前記排気口より排出する多段真空ポンプにおいて、前記連通路は、前記ハウジングに形成され、連通路内を移送される気体の熱が連通路の内壁から連通路より内径側に位置する各移送通路及び各ポンプ室に伝達されるように、前記最終段のポンプ室から、最初に前記気体の圧縮を行う第1ポンプ室の方向に延在させたことである。
【0011】
上記した手段によれば、連通路をハウジングに形成し、最終段のポンプ室から、最初に気体の圧縮を行う第1ポンプ室に向けて延在させることによって、ポンプ駆動時に圧縮熱が一番低い第1ポンプ室の方向へと、圧縮熱により高温となった気体を移送して、第1ポンプ室等の温度を上昇させる。これにより、最終段のポンプ室と第1ポンプ室との温度差が小さくなる。
【0012】
この際、排気を行う気体の中に凝固性物質が存在していても、複数段のポンプ室中で圧縮熱が一番小さく、凝固性物質が最も固化し易い第1ポンプ室等においても、各段のポンプ室内および移送通路内で固化することが容易に防止され、ポンプの停止等の不具合が解消され、真空対象空間を真空状態とすることが可能である。
【0013】
この場合、連通路の近傍に冷却通路が形成されれば、より効率良く冷却が行える。また、冷却通路はハウジングと熱接触したチューブの中に形成されれば、冷却流体が内部に流れても、冷却流体によりハウジングが腐食されない。
【0014】
更に、連通路は各段のポンプ室の形状に沿って形成され、軸方向に延在させれば、ポンプ室の軸方向の温度差が小さくなるため凝固性物質の固化が防止でき、全体としては軸方向の温度差が小さいまま冷却される。更にその上、ハウジングには外形に放熱フィンが形成されれば、空冷によってもハウジングの冷却が簡単な構成により行える。
【0015】
連通路は、圧縮された気体を排気口へ排出する途中で消音効果をもたせることが可能である。例えば、連通路の断面積あるいは容積をかえたり、流路に曲がりを加えたり、流路に防音材等を設けることにより、気体の排気時に消音効果が得られる。この場合、別途、消音器として部品点数を増やさなくても良く、安価な方法で消音効果を得ることが可能となる。
【0016】
また、排気口に逆止弁を設ければ、ポンプ停止時に大気中あるいはポンプ中のゴミ等の不純物がポンプ内に入り込んで、ポンプに支障をきたすことが防止される。また、プロセス中の製品が不良となることを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
(第1実施形態)
図1および図2に、第1実施形態における多段真空ポンプ(以下では、単にポンプと称す)1の構成を示す。図1は本発明に係わるポンプ1の内部の構造を示し、図2は図1に示すA−A断面図を示す。ポンプ1は、2つのハウジング2(2a,2b)、ハウジングの軸方向両側に取り付けられるサイドカバー28、29、サイドカバー28に取り付けられるモータ20、及び、サイドカバー29に取り付けられるオイルカバー39を備える。
【0019】
ハウジング2の内部中央には、図2に示す様に、回転軸14(14a,14b)が回転可能に軸方向沿って、互いに並行に配設される。ハウジング2aには、真空対象空間の内部に存在する気体を吸い込み、真空対象空間を真空状態にする吸気口3が、ハウジング2aのモータ側の上部に一体で形成されている。また、ハウジング2bには、ハウジング内を通った気体を、ポンプ1の外部へと排出する排気口4が、モータ20の下方においてハウジング2bに一体で形成される。
【0020】
2つのハウジング2(2a,2b)は軸方向において並行して並ぶ隔壁5,6,7,8によって、5つのポンプ室が区画されてハウジング内に形成されている。
【0021】
このポンプ室は吸気口3から真空対象空間内に存在する気体を吸い込み、複数のポンプ室によって段階的に圧縮が行われる様、第1ポンプ室9、第2ポンプ室10、第3ポンプ室11、第4ポンプ室12、第5ポンプ室13を有する。この各ポンプ室9,10,11,12,13には、回転軸14a,14bにより回転を行う、まゆ型のロータ15(15a、15b)が互いにわずかの隙間を保持して回転する様、ルーツ状に配設される。また、各ポンプ室9,10,11,12,13は、ハウジング2において周状に形成された、気体が移送される移送通路16,17,18,19により、隣接するポンプ室同士が直列に連結され、気体が移送されるようになっている。更に、第1実施形態では、複数段(図1では5段)のポンプ室により、気体を圧縮し、圧縮熱により熱くなった気体を、ポンプ1の外部に排出口4より排気できる構成となっている。尚、吸気口3から気体を吸い込んで圧縮を行う各段のポンプ室9,10,11,12,13は、ポンプ室の内周の大きさは全て同じではあるが、高段にいくに従って、軸方向の厚みが小さくなり、ポンプ室9,10,11,12,13の容積が徐々に小さくなっている。
【0022】
この様に構成されたポンプ1は、ハウジング2aに形成された吸気口3が第1ポンプ室9の内壁と2つのロータ15a,15bにより形成される吸気空間22aと連通する。また、第5ポンプ室13の図2に示す下方の内壁と2つのロータ15a,15bの外周により形成される排気空間22bが、第5ポンプ室13の下方に形成され孔径が小さくなっている小径部23と連結する。更に、小径部23は、ハウジング2bの各移送通路16,17,18,19の外側で第5ポンプ室13の排気空間22bから第1段ポンプ室9の方向に向けて延在するように形成された連通路24と連通する。連通路24は各ポンプ室9,10,11,12,13および各移送通路16,17,18,19の近傍を通り、排気口4と連通して、各ポンプ室9,10,11,12,13で圧縮された気体を、ポンプ1の外部へ排気口4から排気することができる。
【0023】
また、上下2分割されたハウジング2a,2bは、軸方向両側に配設される吸気口側のサイドカバー28と、排気口側のサイドカバー29によりそれぞれ第1ポンプ室9と第5ポンプ室13の側面が閉塞される。更に、2つの回転軸14a,14bはサイドカバー28,29の中央に配設された軸受30,31によって並行な状態で支承される。一方の回転軸14aはモータ20の出力軸に取り付けられ、モータ20の出力軸と一体回転する。また、回転軸14a,14bのサイドカバー29側の端部は、サイドカバー29よりも外部に突出し、突出した回転軸14a,14bの端部にタイミングギア(図1では1つのみが図中に示される)21が取り付けられる。この2つのタイミングギヤ21は、回転軸14a、14bとの回転タイミングを同期させる為に設けられている。タイミングギヤ21はサイドカバー29の一側に取り付けられるオイルカバー39により保護されており、オイルカバー39の内部には、タイミングギヤ21の回転を滑らかに行うため、タイミングギヤ21の下方にオイルが貯められ、回転時の潤滑が行われる構成となっている。
【0024】
この様な構成の動力伝達により、回転軸14a,14bに同軸上に固定される1対のロータ15a,15bを互いに逆方向に回転させることにより、ロータ15a,15bを回転させ、ロータ15a、15bの回転方向によって、吸気口3に接続される真空対象空間に存在する気体を、吸気することができる。
【0025】
更に、ポンプ1のハウジング2bの最終段ポンプ室となる第5ポンプ室13の排気空間22bから、第1段ポンプ室9の排気空間につながる移送通路16の方向に向けて延在する冷却通路25(25a,25b)が、ハウジング2bに一緒に形成されている。この冷却通路25a,25bは、圧縮熱により熱くなった気体を排気口4へと排出する連通路24の左右近傍に1個または複数個形成される。そして、この冷却通路25a,25bに冷却流体(例えば、冷却水等)を流すことによって、各ポンプ室9,10,11,12,13にて気体を圧縮する際に発生する圧縮熱を効率良く吸収することができる。
【0026】
尚、この場合、排気口4からの気体の排気容量が小さく、しかも、圧縮熱が比較的小さい場合や、ポンプ1を高温運転条件で気体を凝縮させ、固化させることなく、ポンプ駆動できる場合等においては、冷却通路25a,25bは無くても良い。
【0027】
次に、上記した構成のポンプ1の動作および作用について説明する。真空対象空間において、ポンプ駆動時に排出口4より排気される気体は、最初にポンプ1の吸気口3から吸入される。そして、吸気口3から吸気空間22aに入ってきた気体は、2つの回転軸14a,14b軸上に取り付けられたルーツ型のロータ15a、15bの回転によって圧縮される。
【0028】
まず最初に、第1ポンプ室9にて圧縮されて下方の排気空間22bへと導かれ、移送通路16を介して、次段の第2ポンプ室10の吸気空間に移送され、ロータ回転により圧縮されて排気空間へと導かれるという、同様な動作によって、各段の移送通路17,18,19を介して気体が移送され、第3ポンプ室11、第4ポンプ室12、第5ポンプ室13で段階的に圧縮される。そして、圧縮された気体は、第5ポンプ室13の排気空間22b、更にはハウジング2bに形成された小径部23を通り、その後、連通路24を通って、排気口4からポンプ1の外部へと排出される。
【0029】
この様な気体の圧縮は、各ポンプ室にて行われるが、この時の各段の理論圧縮仕事Lは、例えば、ルーツ型のポンプ1では、L=C×Q×(P1―P2)で表わされる。ここで、L:理論圧縮仕事、C:比例定数、Q:排気する気体流量、P1:排気圧力、P2:吸気圧力とする。
【0030】
第1実施形態において、最終段である第5ポンプ室13の排気空間22bは小径部23を介して、ハウジング2bのモータ側の下方端面に形成された排気口4と連通路24によって連結がされる。このため、最終段の第5ポンプ室13の排気空間22bから、圧縮時における気体の圧縮熱により温度が高くなった気体は、連通路24へと移送されるが、連通路24に移送された熱くなった気体は、その気体温度とハウジング2bとの間の温度差によって、熱伝達がなされる。つまり、連通路24の内壁からその周囲に熱が伝達され、連通路24より内径側に位置する移送通路16,17,18,19へ伝わると共に、更には、それより内径側に位置する第1ポンプ室9、第2ポンプ室10、第3ポンプ室11、第4ポンプ室12、第5ポンプ室13へと熱が伝達される。その結果、各ポンプ室の温度は排気される気体の圧縮熱によって、それぞれ上昇する。
【0031】
この場合、圧縮仕事が小さく、比較的温度の低いポンプ1の吸気口側に位置する第1ポンプ室9は、連通路24内の排気される気体の温度との温度差がポンプ室の中で最も大きいので、その分、熱伝達量が多くなり、温度が上昇し易くなり、第1段ポンプ室9と最終段である第5ポンプ室13との間の温度勾配は小さく保持されるものとなる。
【0032】
即ち、各ポンプ室では、前述した様に、圧縮仕事L=C×Q×(P1−P2)に基づく圧縮熱を発生する。この場合、ポンプ1の定常運転時では圧縮仕事の大きくなる最終段となる第5ポンプ室13の排気空間近傍の温度が最も高くなるが、本実施形態では、第5ポンプ室13の排気空間22bより排出される一番温度の高い気体を、ハウジング2bの下方に設けた連通路24に移送するのであるが、この場合、連通路24の内壁を介して、高い温度の圧縮熱を各ポンプ室9,10,11,12,13へと伝達させる構成としている。
【0033】
これにより、第1段ポンプ室9と最終段の第5ポンプ室13との間の温度差は、その分小さく保持されると共に、排気される気体の凝縮・個化(昇華)を避けることができ、その結果、ポンプ1の過負荷運転やポンプ1の停止を回避することができる。
【0034】
尚、この時発生する圧縮熱は圧縮仕事が大きい場合には、ハウジング2b内で連通路24の近傍に形成される冷却通路25a、25bに冷却流体(例えば、冷却水)を通す事により、圧縮熱が冷却される。
【0035】
具体的に説明すると図3の様になる。つまり、従来では各ポンプ室9,10,11,12,13を冷却しない場合には、全体的にポンプ1のハウジング温度が高くなる。この場合、第1段のポンプ室9と最終段のポンプ室13との間では温度差が大きくなり、Aに示される曲線となる。この状態下で、従来の如くハウジングの下方を全体的に冷却水によって冷却を行うと、それぞれのポンプ室9,10,11,12,13ではその中を通る気体は冷却され、冷却を行わないAに比べてハウジングの温度が、全体的にDに示される曲線の如く下がるのみとなり、第1ポンプ室9と第5ポンプ室13との間の温度差は変化せず、大きいままである。
【0036】
しかし、上記した構成によれば、最も圧縮熱が高い第5ポンプ室13の排気空間22bからの気体が、全ポンプ室9,10,11,12,13にわたって流れるため、それぞれの移送通路16,17,18,19およびポンプ室9,10,11,12,13が暖められる。これによって、第1ポンプ室9から第5ポンプ室13との温度差が小さくなり、Bに示される曲線となる。
【0037】
更に、この状態において冷却通路25a,25bに冷却流体を流して冷却を行うと、第1ポンプ室9から第5ポンプ室13温度差が小さい状態を保持したまま、ハウジング温度が全体的に下がり、Cに示される曲線の状態となる。よって、温度が一番低い第1ポンプ室9は、従来に比べて温度が高くなることから、ポンプ内を凝固性物質がたとえ流れても、それがポンプ内部に凝固し、固化しなくなり、ポンプ1の過負荷を防止すること、および、凝固性物質の固化によるポンプ1の停止を防止することができる。
【0038】
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明の基本的な技術思想に基づき、種々の変形が可能である。第2実施形態以降においては、ハウジングの図番を各実施形態において形状等が異なる為にかえているが、基本的にはハウジング2a、2bの構成および同様な機能を有するものとして、別の変形例について以下に説明する。
【0039】
(第2実施形態)
図4に、第2実施形態の構成を示す。第2実施形態では、第1実施形態におけるハウジング2a、2bに代わるハウジング2aa、2baを用いて、ポンプ駆動時に排気する気体を連通路24a以外に連通路24r、24lによって、各ポンプ室の周囲において熱が広範囲に伝達される構成としている。
【0040】
つまり、最終段のポンプ室の排気空間22bに連通する連通路24aを、ハウジング2baの下方のみならず、複数段のポンプ室を形成する2つのハウジング2aa,2baに共にまたがる様、各ポンプ室9,10,11,12,13の内壁の形状に沿って、図4の如く、円弧状に左右の連通路24r、24lをハウジング内部に形成することを特徴とする。この構成により、各ポンプ室9,10,11,12,13が連通路24aだけでなく、周面状となった連通路24r、24lによっても、その中を流れる圧縮熱により高温になった気体により、均一化して暖められるので、効率良くポンプ室内全体を暖めることができ、ポンプ内での凝固性物質の固化を簡単な構成により防止することができる。
【0041】
(第3実施形態)
図5に、第3実施形態の構成を示す。第3実施形態では、ハウジング2ab、2bbを用いて、最終段のポンプ室13から第1段のポンプ室9の方向に向けた連通路24の左右の近傍に冷却通路25a,25bを設け、冷却水路25a,25bは耐食性チューブ内に配設される点を特徴とする。
【0042】
つまり、この第3実施形態は、図2に示す第1実施形態の変形例であり、連通路24の左右両側に設けられた冷却通路25a,25bに対し、ハウジング2bbに鋳込みまたはロウ付け等で熱的に接触するようにした耐食性チューブ35a,35bを内部に設けている。この様な構成により、2本の耐食性チューブ35a,35bにより、冷却流体が内部に流れても、冷却流体により腐食することなく、確実に冷却通路が耐食性チューブ35a,35bにより確保できる。尚、この場合、耐食性チューブ35a,35bの連通路24に対して設けられる位置および数はこれに限定されない。
【0043】
(第4実施形態)
図6に、第4実施形態の構成を示す。第4実施形態は、図4に示す第2実施形態の変形例であり、ハウジング2ac、2bcを用いて、ハウジング2ac,2bcの外周部に、空冷により冷却を行う空冷フィン27が放射状にハウジング2ac,2bcに一体で形成されている点を特徴とする。
【0044】
この構成により、自然対流による空冷、或いは、図示しない空冷ファンの駆動によって、強制的にハウジング全体を空冷できる。この様に、ハウジング外周部に均一に空冷フィン27を形成し、自然対流または図示しない空冷ファンで強制的に空冷されることで、ポンプ駆動時における気体の圧縮により発生する圧縮熱が簡単な構成により、除去できる様になっているが、上記したいずれの実施形態の場合でも、第5ポンプ室13から第1ポンプ室9との間のハウジングの温度差を小さくした状態で、冷却流体により吸熱を行うことになるので、勿論、その温度勾配が特に大きくなることはない。
【0045】
(第5実施形態)
図7に、第5実施形態を示す。この第5実施形態では、図1に示す第1実施形態における連通路24の形状を変えただけで、連通路24の形状によって、消音効果をもたせたことを特徴とする。
【0046】
つまり、第5実施形態では、最終段の排気空間22bからポンプ1の第1段ポンプ室9の方向に向けたハウジング全長にわたり形成された連通路24に対し、大径となった連通路24と小径となった連通路32との孔径を変化させて、孔の断面形状すなわち孔の断面積を変化させることによって、消音効果をもたせた構成とした。
【0047】
そこで、ポンプ1の消音について詳しく説明する。ルーツ型のポンプ1における気体の圧縮は、ロータ15a,15bの円弧状となった頂部が排気空間22bに連通するその瞬間、排気口側の高圧気体(例えば、大気)が、ロータ回転位置によって、まゆ型のロータ15a,15bの凹部とポンプ室内径により形成される圧縮空間に急激に流れ込み、逆流が発生する。これが原因で、ロータ15a,15bの頂部が排気空間22bに連通するその瞬間(例えば、図4に示すロータ14bの状態の如くロータ位置が鉛直方向となった状態から、ロータ14bが更に回転した場合)に大きな圧縮音を発生し、この圧縮音がポンプ駆動時には作動音の発生として問題となる。
【0048】
この為、従来では、ポンプに別途消音器を付加していたが、消音器を別途設けると、部品点数が増え、コストアップする。また、大きさの面でも大型化してしまっていた。一般的に消音器には、膨張型、吸音ダクト型、共鳴型等色々な種類が存在するが、いずれの消音器も適当な断面積、空洞長さ、吸音材料、機器構成等をもつ空間が必要である。しかし、本実施形態では、図7の如く、ハウジング2bdの中で排気する気体を移送する連通路24において、最終段のポンプ室の排気空間22bから排気口4までの経路において、連通路24の孔の内径32を変化させる。これによって、連通路24の形状に代表される様、消音器としての適当な断面積、空洞長さ、吸音材料、機器構成等の選定により、連通路24を、気体の排出通路や熱の伝熱面としてだけでなく、消音器として機能させることができる。よって、従来の様に、ポンプ1とは別体で構成する消音器がとくに不要となるので、ポンプの製造コストを低減させるとともに、大きさも別体の消音器を備えるものと比べて小さく出来る。尚、これ以外に、この長い空洞長の選択及び孔の断面積の大きさと断面形状の設計自由度を有する本発明の連通路24では、いろいろな消音のための構成を選択して、消音器の機能を兼用することが出来ること言うまでもない。
【0049】
(第6実施形態)
図8に、第6実施形態を示す。第6実施形態では、図1に示す第1実施形態の構成における排気口4に、逆止弁49を設けたことを特徴としている。
【0050】
この逆止弁49は連通路24から排気口4側へは気体が流れることは可能であるが、その逆の流れを禁止することにより、ポンプ1の外部からの大気が連通路24を通って、ポンプ内部のポンプ室に入ること(気体の圧力差による逆流)が防止されるので、ポンプが停止した場合に排気側から圧力の低い真空対象空間に逆流しようとする空気の流れを止め、急激な圧力変化によるポンプ、真空対象空間の損傷等の不具合を防止すると同時に、消音効果も期待できる。
【0051】
以上、主だった変形例について説明したが、本実施形態においては、吸入される気体を5段に圧縮するポンプについて説明したが、何段のポンプにも本発明は適用され得る。また、ポンプの駆動により、凝縮性気体や析出性気体を排気口より排気する際に、各ポンプ室における圧力(分圧)を下げる為に、不活性ガスを導入する機構を設けても何ら差し支えない。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、連通路をハウジングに形成し、最終段のポンプ室から、最初に気体の圧縮を行う第1ポンプ室に向けて延在させることによって、ポンプ駆動時に圧縮熱が一番低い第1ポンプ室の方向へと、排気に伴う圧縮熱により高温となった気体を移送して第1ポンプ室の温度を上昇させる。これにより、最終段のポンプ室と第1ポンプ室との温度差を小でき、排気を行う気体の中に凝固性物質が存在していても、複数段のポンプ室中で圧縮熱が一番小さく、凝固性物質が最も固化し易い第1ポンプ室においても、各段のポンプ室内および移送通路内で固化することが簡単な構成により防止でき、真空対象空間を真空状態とすることができる。
【0053】
この場合、連通路の近傍に、冷却通路が形成されれば、より効率良く冷却が行える。
【0054】
また、冷却通路はハウジングと熱接触したチューブの中に形成されれば、冷却流体が内部に流れても、冷却流体によりハウジングが腐食されないにできる。
【0055】
更に、連通路は各段のポンプ室の形状に沿って形成され、軸方向に延在させれば、ポンプ室を部分的ではなく、全体的に温度差が小さくなる様にして、凝固性物が固化しない温度に暖めて冷却を行うことができる。
【0056】
更にその上、ハウジングには外形に放熱フィンが形成されれば、空冷によってもハウジングの冷却を簡単な構成により実現できる。
【0057】
連通路は、圧縮された気体を排気口へ排出する途中で消音効果をもたらすことが可能である。例えば、連通路の断面積あるいは容積をかえたり、流路に曲がりを加えたり、流路に防音材等を設けることにより、気体を排気時に簡単で安価な方法で消音効果が得られる。この場合、別途、消音器として部品点数を増やさなくても良く、安価な方法で消音効果をもたらすことができる。
【0058】
また、排気口に逆止弁を設ければ、ポンプ停止時に大気中あるいはポンプ中のゴミ等の不純物がポンプ内に入り込んで、ポンプに支障をきたすことが防止できる。また、プロセス中の製品が不良となることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における多段真空ポンプの要所部分断面図である。
【図2】図1に示すA-A断面図である。
【図3】本発明と従来例との各ポンプ室の温度との比較を示すグラフである。
【図4】図2の変形を示す第2実施形態の断面図である。
【図5】図2の変形を示す第3実施形態の断面図である。
【図6】図4の変形を示す第4実施形態の断面図である。
【図7】図1の変形を示す第5実施形態の要所部分断面図である。
【図8】図1の変形を示す第6実施形態の要所部分断面図である。
【図9】従来の真空ポンプの構成を示す要所部分断面図である。
【符号の説明】
1 多段真空ポンプ(ポンプ)
2 ハウジング
2a,2b ハウジング(第1実施形態でのハウジング)
2aa,2ba ハウジング(第2実施形態でのハウジング)
2ab,2bb ハウジング(第3実施形態でのハウジング)
2ac,2bc ハウジング(第4実施形態でのハウジング)
2ad,2bd ハウジング(第5実施形態でのハウジング)
2ae,2be ハウジング(第6実施形態でのハウジング)
3 吸気口
4 排気口
9 第1ポンプ室
10 第2ポンプ室
11 第3ポンプ室
12 第4ポンプ室
13 第5ポンプ室
14(14a,14b) 回転軸
15(15a,15b) ロータ
16 第1移送通路
17 第2移送通路
18 第3移送通路
19 第4移送通路
20 モータ(駆動源)
21 タイミングギヤ
22a 吸気空間
22b 排気空間
23 小径部
24,24r、24l 連通路
25(25a,25b) 冷却通路
27 放熱フィン
28,29 サイドカバー
30,31 軸受
35a,35b 耐食性チューブ(チューブ)
49 逆止弁
Claims (7)
- 真空対象空間から気体を吸入する吸気口と、
該気体を排出する排気口と、
ハウジング内に形成された複数のポンプ室と、
隣接するポンプ室を直列につなぎ、多段の前記ポンプ室を形成し、前記気体を次段のポンプ室へと移送する移送通路と、
最終段のポンプ室から前記排気口に前記気体を導く連通路と、
各ポンプ室で同軸状に回転自在に配設されたルーツ型のロータと、
同軸上のロータを回転させる回転軸と、
該回転軸を回転駆動する駆動源とを備え、
前記気体を吸気口より吸入し、前記移送通路を介して各段のポンプ室に移送し前記ロータの回転により前記気体を圧縮して、前記連通路を介して前記気体を前記排気口より排出する多段真空ポンプにおいて、
前記連通路は、前記ハウジングに形成され、連通路内を移送される気体の熱が連通路の内壁から連通路より内径側に位置する各移送通路及び各ポンプ室に伝達されるように、前記最終段のポンプ室から、最初に前記気体の圧縮を行う第1ポンプ室の方向に延在させたことを特徴とする多段真空ポンプ。 - 前記連通路の近傍に、冷却通路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の多段真空ポンプ。
- 前記冷却通路は、前記ハウジングと熱接触したチューブの中に形成されることを特徴とする請求項2に記載の多段真空ポンプ。
- 前記連通路は、前記各段のポンプ室の形状に沿って形成され、軸方向に延在することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段真空ポンプ。
- 前記ハウジングには、外形に放熱フィンが形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の多段真空ポンプ。
- 前記連通路は、圧縮された気体を前記排気口へ排出する途中で径の大きさを変化させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の多段真空ポンプ。
- 前記排気口に、逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の多段真空ポンプ。
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