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JP3745345B2 - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置及び映像表示方法 Download PDF

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JP3745345B2
JP3745345B2 JP2003138196A JP2003138196A JP3745345B2 JP 3745345 B2 JP3745345 B2 JP 3745345B2 JP 2003138196 A JP2003138196 A JP 2003138196A JP 2003138196 A JP2003138196 A JP 2003138196A JP 3745345 B2 JP3745345 B2 JP 3745345B2
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芳知 中村
宏祐 平澤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示画像輝度及び輝度変化量を視聴時間及び視聴環境に応じて最適に制御される映像表示装置及び映像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の映像表示装置として、瞳孔面積センサにより瞳孔面積を測定し、その測定結果に基づいて表示信号の階調補正を実施する技術があった(例えば、特許文献1)。この場合、周囲照度や表示信号内容の感知は行わない。
【0003】
あるいは、車載用の表示器において、周囲光量状態とその時間変化を検出し、それに対応した瞳孔開量変動を予測して、表示内容の輝度を制御する技術があった(例えば、特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−006726号公報
【特許文献2】
特開平07−234656号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の映像表示装置では、視聴環境が明るいことによって瞳孔面積が小さくなっている場合でも、映像階調信号が補正されてしまい、それが暗い方向に補正されると、視認性が悪化する一方、明るい方向に補正されると、目に対する光量入力が大きくなって視認性の悪化を生じる。
【0006】
また、瞳孔面積を測定することで初めて映像信号階調補正されるようにフィードバックされるため、特に暗い視聴環境で暗い場面の映像信号入力によって瞳孔面積が広がった状態で信号内容が突然明るくなった場合、目や視覚へのストレスは避けられない。
【0007】
さらに、特許文献2のように周囲光量変動に応じて瞳孔開量が一義的に決まるという観点から、周囲光量が小さいときに表示輝度を小さくすると、表示される動画などの信号が自ら階調変化する場合、コントラスト不足によって臨場感が欠如したり、あるいはピーク輝度抑制不足によって目や視覚へのストレスが発生しやすいという問題点があった。
【0008】
そこで、この発明の課題は、必要以上の輝度制限に伴うコントラスト不足による臨場感欠如を回避し、且つ光入力変化による目や視覚へのストレスの回避を実現できる映像表示装置及び映像表示方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求めて蓄積する平均輝度データ蓄積ブロックと、周囲の照度を測定する視環境照度測定ブロックと、前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データと前記視環境照度測定ブロックから与えられた前記周囲の照度とについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する比較判定ブロックと、映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を比較判定ブロックからの出力に応じて制御する輝度制御ブロックと、前記輝度制御ブロックでの前記輝度制限値に従った輝度制御を受けながら映像の表示を行う表示デバイスとを備え、前記設定条件は、前記平均輝度データ蓄積ブロックに蓄積された平均輝度データが所定の値よりも小さい状態が所定の一定時間以上維持され、且つ、前記視環境照度測定ブロックで測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以下の状態が所定の一定時間以上継続することを以て真とされ、前記輝度制御ブロックは、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げるものである。
【0010】
請求項6に記載の発明は、入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求めて蓄積する平均輝度データ蓄積ブロックと、前記入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレームにおけるピーク輝度データを抽出して蓄積するピーク輝度データ蓄積ブロックと、複数の輝度変化パターンを蓄積した輝度変化データベースと前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データと前記ピーク輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記ピーク輝度データとについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する比較判定ブロックと、映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を比較判定ブロックからの出力に応じて制御する輝度制御ブロックと、前記輝度制御ブロックでの前記輝度制限値に従った輝度制御を受けながら映像の表示を行う表示デバイスとを備え、前記設定条件は、前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることと、前記ピーク輝度データ蓄積ブロックで抽出された前記ピーク輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることとの論理和を以て真とされ、前記輝度制御ブロックは、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げるものである。
【0011】
請求項7に記載の発明は、入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求める第1の工程と、周囲の照度を測定する第2の工程と、前記第1の工程で求められた前記平均輝度データと前記第2の工程で測定された前記周囲の照度とについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する第3の工程と、前記第3の工程での判定結果に基づいて映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を制御する第4の工程と、前記第4の工程での前記輝度制限値に従った制御を受けながら所定の表示デバイスに映像の表示を行う第5の工程とを備え、前記設定条件は、前記第1の工程に蓄積された平均輝度データが所定の値よりも小さい状態が所定の一定時間以上維持され、且つ、前記第2の工程で測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以下の状態が所定の一定時間以上継続することを以て真とされ、前記第4の工程において、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げるものである。
【0012】
請求項12に記載の発明は、入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求める第1の工程と、前記入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレームにおけるピーク輝度データを抽出する第2の工程と、前記第1の工程で求められた前記平均輝度データと、前記第2の工程で抽出された前記ピーク輝度データとについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する第3の工程と、映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を第3の工程からの出力に応じて制御する第4の工程と、前記第4の工程での前記輝度制限値に従った制御を受けながら所定の表示デバイスに映像の表示を行う第5の工程とを備え、前記設定条件は、前記第1の工程で求められた前記平均輝度データの変化が、所定の輝度変化データベースに蓄積された輝度変化パターン中に存在していることと、前記第2の工程で抽出された前記ピーク輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることとの論理和を以て真とされ、前記第4の工程において、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
{実施の形態1}
図1はこの発明の実施の形態1に係る映像表示装置を示すブロック図である。この映像表示装置は、図1の如く、外部から与えられる入力映像信号1から各フレームの輝度データを抽出する輝度データ抽出ブロック2と、抽出された各フレームの輝度データから平均輝度データを求めて蓄積する平均輝度データ蓄積ブロック3と、周囲の照度を測定する視環境照度測定ブロック5と、平均輝度データ蓄積ブロック3からの出力と視環境照度測定ブロック5からの出力について所定の設定条件を満たすか否かを判定する比較判定ブロック4と、輝度データ抽出ブロック2を経た映像信号の輝度制限値を比較判定ブロック4からの出力に応じて制御する輝度制御ブロック6と、輝度制御ブロック6での輝度制御を受けながら映像の表示を行う表示デバイス7とを備える。
【0014】
輝度データ抽出ブロック2は、入力映像信号1の映像信号振幅を輝度データとして抽出し、その抽出した結果の輝度データを平均輝度データ蓄積ブロック3に出力するとともに、輝度制御ブロック6に対しては入力映像信号1をそのまま出力する。
【0015】
平均輝度データ蓄積ブロック3は、輝度データ抽出ブロック2からの輝度データに基づいて各フレーム毎の平均輝度データを演算しこれを蓄積する。そして平均輝度データ蓄積ブロック3は、その各フレーム毎の平均輝度データを比較判定ブロック4に対して出力する。
【0016】
視環境照度測定ブロック5は、当該映像表示装置を視聴する視環境で照度測定を行う照度計であり、ここで測定された視環境照度データを比較判定ブロック4に出力する。
【0017】
比較判定ブロック4は、視環境照度測定ブロック5からの入力を確認した後、
(1)その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で予め設定された所定の設定照度値よりも小さいという第1の設定条件と、(2)その設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された予め所定の設定時間(第1の設定時間)以上に継続しているという第2の設定条件と、(3)平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で予め設定された所定の設定輝度値よりも小さいという第3の設定条件と、(4)その設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で予め設定された所定の設定時間(第2の設定時間)以上に継続しているという第4の設定条件のそれぞれを満たしているか否かを判定し、第1〜第4の全ての設定条件を満たしていると判定した場合に、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。
【0018】
輝度制御ブロック6は、図2に示すように、比較判定ブロック4から制御開始命令が与えられる時点T1までは、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値をL1(第1の輝度制限値)に設定するのに対して、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力された時点T1からは、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、L1より低いL2(第2の輝度制限値)に設定する。そして、この輝度制御ブロック6は、輝度データ抽出ブロック2より入力された入力映像信号1の輝度を、図2中の輝度制限値L2を超えないように映像信号振幅を抑制して表示デバイス7に出力する。
【0019】
尚、この輝度制御ブロック6にて制御する輝度制限値は、平均輝度あるいはピーク輝度、または平均輝度およびピーク輝度のうち、どれを制御しても良い。
【0020】
この実施の形態における動作例を説明する。まず、輝度データ抽出ブロック2は、入力映像信号1の映像信号振幅を輝度データとして抽出し、その抽出した結果の輝度データを平均輝度データ蓄積ブロック3に出力するとともに、輝度制御ブロック6に対しては入力映像信号1をそのまま出力する。
【0021】
次に、平均輝度データ蓄積ブロック3は、輝度データ抽出ブロック2からのデータに基づいて各フレーム毎の平均輝度データを求めて蓄積し、その各フレーム毎の平均輝度データを比較判定ブロック4に対して出力する。
【0022】
また、視環境照度測定ブロック5は、当該映像表示装置を視聴する視環境で照度測定を行う照度計であり、ここで測定された視環境照度データを比較判定ブロック4に出力する。
【0023】
ここで図3は、比較判定ブロック4の動作を示すフローチャートである。比較判定ブロック4の初期状態(図3のステップS01)においては、制御開始命令がオフの状態であるが、視環境照度測定ブロック5からの入力が与えられると、ステップS02に進み、その入力を確認する。
【0024】
そして、ステップS03に進み、上記の第1の設定条件を満たしているか否か、即ち、その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、かかるステップS03を繰り返す。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS04に移行する。
【0025】
ステップS04では、上記の第2の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第1の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS03に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS05に移行する。
【0026】
ステップS05では、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3からの入力を確認する。そして、次のステップS06で、上記の第3の設定条件を満たしているか否か、即ち、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS03に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS07に移行する。
【0027】
ステップS07では、比較判定ブロック4は、上記の第4の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第2の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS03に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS08に移行する。
【0028】
ステップS08では、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。
【0029】
図4は輝度制御ブロック6の動作フローチャートである。尚、初期状態では、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値は、図2中の第1の輝度制限値L1に設定されている。そして、図4中のステップS11において、輝度制御ブロック6が比較判定ブロック4から制御開始命令が入力されたか否かを確認し、制御開始命令が入力されていれば、ステップS12に進む。この時点以降は、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、図2に示す第2の輝度制限値L2のように低く設定する。そして、輝度制御ブロック6では入力された映像信号の輝度を低く設定された制限値を超えないように映像信号振幅を抑制して表示デバイス7に入力する。
【0030】
このようにすれば、低い視環境照度の状態が一定時間以上継続し、且つ低い表示平均輝度の映像が一定時間以上入力されることによって、視聴者の瞳孔が広がった状態となっても、表示画像の輝度制限値を引き下げることで、表示画像の輝度を必要以上に大きくせず、視聴者の目に対して過大な光量が突然入力されることを防止できる。
【0031】
尚、比較判定ブロック4の動作としては、図3に示したフローチャートに代えて、図5に示したフローチャートの動作を実現してもよい。
【0032】
即ち、初期状態、即ち制御開始命令がオフの状態(ステップS21)において、視環境照度測定ブロック5からの入力が与えられると、ステップS22に進み、その入力を確認する。そして、ステップS23に進み、上記の第1の設定条件を満たしているか否か、即ち、その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、かかるステップS23を繰り返す。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS24に移行する。ステップS24では、上記の第2の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第1の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS26に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、ステップS28に移行する。
【0033】
このステップS22〜S24と併行して、ステップS25〜S27が実行される。まずステップS25では、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3からの入力を確認する。そして、次のステップS26で、上記の第3の設定条件を満たしているか否か、即ち、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS26に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS27に移行する。ステップS27では、比較判定ブロック4は、上記の第4の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第2の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS23に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS28に移行する。
【0034】
ステップS28では、ステップS24とステップS27での両方の判定結果について論理積を演算し、その論理積が真である場合に、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。
【0035】
かかる動作によっても、図3に示した動作と同様の効果を得ることができる。
【0036】
{実施の形態2}
図6はこの発明の実施の形態2に係る映像表示装置を示す図である。なお、図6では実施の形態1と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0037】
図6の如く、この実施の形態の映像表示装置は、実施の形態1の映像表示装置の構成に対して、さらに、当該映像表示装置が電源投入されてからの経過時間を測定する経過時間測定ブロック8を備えるものである。
【0038】
この経過時間測定ブロック8で測定された経過時間は、輝度制御ブロック6に伝達される。
【0039】
そして、輝度制御ブロック6は、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力された時点T2で、経過時間測定ブロック8から伝達された経過時間を確認し、その経過時間が輝度制御ブロック6で設定された設定時間(図7中のt1)よりも大きい場合に、映像表示装置が電源投入されてから設定時間以上経過していると判断し、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、図7に示すように、それ以前の第1の輝度制限値L1からこれより低い第2の輝度制限値L2に変化させる。ここで、図7において、映像表示装置の電源が投入された時点をT0、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力された時点をT2、時点T0から輝度制御ブロック6で設定された設定時間t1だけ経過した時点をT3とすると、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力された時点T2を設定時間t1の開始点とするのではなく、時点T2より以前のT0(映像表示装置の電源が投入された時点)を開始点とした設定時間t1後の時点T3に、輝度制限値が、それ以前の第1の輝度制限値L1からこれより低い第2の輝度制限値L2に変化する。
【0040】
ここで、設定時間t1としては、視聴者が映像表示装置を視認した場合の目が疲労し始める時間を、実験等によって予め求めておいた時間が採用される。
【0041】
また、輝度制御ブロック6にて制御する輝度制限値は、平均輝度あるいはピーク輝度、または平均輝度およびピーク輝度のうち、どれを制御しても良い。
【0042】
その他の構成は、実施の形態1の映像表示装置と同様である。
【0043】
この映像表示装置の動作を説明する。基本的な動作は、図3に示した実施の形態1の動作と同様である。即ち、まず図3のステップS01において、比較判定ブロック4の初期状態が制御開始命令がオフの状態とされ、この状態で、視環境照度測定ブロック5からの入力が与えられると、ステップS02で、その入力を確認する。そして、ステップS03で、実施の形態1で説明した第1の設定条件(その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいこと)を満たしているか否かを判定し、ステップS04で、実施の形態1で説明した第2の設定条件(設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された第1の設定時間以上に継続していること)を満たしているか否かを判定し、ステップS05を経て、ステップS06で、実施の形態1で説明した第3の設定条件(平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいこと)を満たしているか否かを判定し、ステップS07で、実施の形態1で説明した第4の設定条件(設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された第2の設定時間以上に継続していること)を満たしているか否かを判定する。そして、これらの全ての設定条件を満たしている場合に、ステップS08で、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。
【0044】
図8は輝度制御ブロック6の動作を示すフローチャートである。ステップS31において、輝度制御ブロック6は、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力されたか否かを判定する。そして、制御開始命令が入力されたと判定した時点で、次のステップS32に進み、経過時間測定ブロック8からの入力を確認し、続いてステップS33で、その入力された経過時間データが輝度制御ブロック6で設定された設定時間t1よりも大きいか否か、即ち、映像表示装置が電源投入された時点T0から設定時間t1以上経過しているか否かを判定する。そして、映像表示装置が電源投入された時点T0から設定時間t1以上経過していると判定した時点で、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、図7の如く、それ以前の第1の輝度制限値L1より低い第2の輝度制限値L2に設定する。そして、この輝度制御ブロック6は、輝度データ抽出ブロック2より入力された入力映像信号1の輝度を、図7中の輝度制限値L2を超えないように映像信号振幅を抑制して表示デバイス7に出力する。
【0045】
このように、設定時間t1として、視聴者が映像表示装置を視認した場合の目が疲労し始める時間を、実験等によって予め求めておいた時間が採用することで、視聴者が表示画像を視聴開始し始め、目が疲労する前は輝度制限値を初期状態のL1(第1の輝度制限値)としてダイナミックな表示画像を提供し、一定時間を経過後に視聴者の目が疲労し始めた段階において、その瞳孔が広がった状態を意味する設定条件が満たされると、表示画像の輝度制限値をL2(第2の輝度制限値)に引き下げて、表示画像の輝度を必要以上に大きくせず、視聴者の目に対して過大な光量を突然入力する事を回避できるという効果がある。
【0046】
尚、経過時間測定ブロック8からの経過時間データを比較判定ブロック4に入力した後、この比較判定ブロック4の動作において、経過時間判定の判定結果と、視環境照度判定の判定結果と、平均輝度データ判定の判定結果との論理積を演算し、全ての判定結果が真である場合に、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力するように構成しても、同様の効果を得ることができる。
【0047】
{実施の形態3}
この発明の実施の形態3に係る映像表示装置は、図1に示した実施の形態1と同様の構成において、輝度制御ブロック6が輝度制限値を変化させる際に、図9のように徐々に線形的に変化させるように制御している。尚、図9はこの発明の実施の形態3に係る映像表示装置における輝度制限値の変化を示す図、図10は同じくその動作を示すフローチャートである。
【0048】
具体的に、図1に示した輝度制御ブロック6は、図10中のステップS41で、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力されるまで待機し、この制御開始命令が入力された時点T2(図9)で、ステップS42に進む。そして、ステップS43で、輝度制御ブロック6は、予め設定しておいた所定の設定時間(輝度制限値引き下げ時間:図9中のt2)を確認し、続くステップS43において、その設定時間において表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、図9の如く、それ以前の第1の輝度制限値L1からこれより低い第2の輝度制限値L2に変化させる。
【0049】
ただし、この実施の形態3においては、ステップS43において、比較判定ブロック4から制御開始命令が入力された時点T2から、視聴者の目が疲労し始めると想定した時点T2+t2にかけて、輝度制限値を第1の輝度制限値L1から第2の輝度制限値L2まで徐々に引き下げるように線形的に変化させる。即ち、その変化は、時点T2からの引き下げ時間t2の間中、継続して実行する。そして、引き下げ時間t2が経過した後には、輝度制御ブロック6では入力映像信号1の輝度が第2の輝度制限値L2を超えないように、映像信号振幅を抑制して表示デバイス7に入力する。この場合、輝度制限値引き下げ時間t2は、任意に設定される。
【0050】
この場合の輝度制御ブロック6にて制御する輝度制限値は、平均輝度あるいはピーク輝度、または平均輝度およびピーク輝度のうち、どれを制御しても良い。
【0051】
このように、輝度制御ブロック6が、輝度制限値をL1からL2に徐々に引き下げるように線形的に変化させているので、輝度制限値が図7のように急激に変化する実施の形態1に比べて、視聴者に輝度制限値が変化していることを認知されないようにできるとともに、表示画像の輝度を必要以上に大きくせず、視聴者の目に対して過大な光量が突然入力されることを回避できる。
【0052】
{実施の形態4}
図11はこの発明の実施の形態4に係る映像表示装置における輝度制限値の変化を示す図、図12はその比較判定ブロック4の動作を示すフローチャート、図13は輝度制御ブロック6の動作を示すフローチャートである。
【0053】
この実施の形態の映像表示装置の基本的な構成は、図1に示した実施の形態1と同様である。
【0054】
そして、比較判定ブロック4では、上記の各実施の形態で説明した第1〜第4の設定条件の全てを満たした時点T4で、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力して、輝度制限値をそれ以前の第1の輝度制限値L1から低い第2の輝度制限値L2に低減するとともに、入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された照度値よりも大きくなると、輝度制御ブロック6へ制御開始命令の出力を停止して、輝度制限値を第1の輝度制限値L1に戻すようになっている。
【0055】
このことを、図12及び図13のフローチャートに沿って説明する。
【0056】
まず、比較判定ブロック4の初期状態(図12中のステップS51)においては、制御開始命令がオフの状態であるが、視環境照度測定ブロック5からの入力が与えられると、ステップS52に進み、その入力を確認する。
【0057】
そして、ステップS53に進み、上記の第1の設定条件を満たしているか否か、即ち、その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は後述する。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS54に移行する。
【0058】
ステップS54では、上記の第2の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第1の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS53に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS55に移行する。
【0059】
ステップS55では、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3からの入力を確認する。そして、次のステップS56で、上記の第3の設定条件を満たしているか否か、即ち、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS53に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS57に移行する。
【0060】
ステップS57では、比較判定ブロック4は、上記の第4の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第2の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS53に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS58に移行する。
【0061】
ステップS58では、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。しかる後、ステップS52に戻って、再び視環境照度測定ブロック5からの入力確認を実施する。
【0062】
一方、上述したステップS53において、上記の第1の設定条件を満たしているか否か、即ち、その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいか否かを判定した結果、その判定結果が否定的である場合には、ステップS59に進む。
【0063】
ステップS59では、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6への制御開始命令を停止する。しかる後、ステップS52に戻って、再び視環境照度測定ブロック5からの入力確認を実施する。
【0064】
ここで、輝度制御ブロック6における輝度制限値は、図13中のステップS61のように初期設定されており、続くステップS62で、輝度制御ブロック6は、比較判定ブロック4からの制御開始命令が入力されているか否かを判定する。
【0065】
そして、上述のステップS58のように、比較判定ブロック4から輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力している場合は、その時点T4(図11)で、ステップS63に移行し、表示デバイス7に入力する映像信号の輝度制限値を、それ以前の第1の輝度制限値L1から第2の輝度制限値L2に低減する。
【0066】
一方、ステップS62において、上記のステップS59のように比較判定ブロック4から輝度制御ブロック6への制御開始命令が停止されている場合は、その時点T5(図11)で、輝度制限値設定を第1の輝度制限値L1に設定する。
【0067】
このようにすることで、低視環境照度状態が一定時間以上継続し、低表示平均輝度映像が一定時間以上入力されることによって、瞳孔が広がった状態を意味する設定条件が満たされると、表示画像の輝度制限値を引き下げて視聴者の目に対して過大な光量が突然入力されることを回避する一方で、視環境照度が大きくなって瞳孔状態が狭くなると、表示画像の輝度制限値を初期状態にもどし、視聴者にダイナミックな表示画像を提供することが可能となる。
【0068】
尚、この実施の形態において、輝度制限値を第1の輝度制限値L1と第2の輝度制限値L2との間で変化させる際には、実施の形態3と同様に、時間の変化に沿って徐々に輝度制限値を線形的に変化させるようにしてもよい。
【0069】
{実施の形態5}
図14はこの発明の実施の形態5に係る映像表示装置の比較判定ブロック4の動作を示すフローチャートである。
【0070】
この実施の形態の映像表示装置の基本的な構成は、図1に示した実施の形態1及び実施の形態4と同様である。
【0071】
ただし、比較判定ブロック4での動作が、実施の形態4では図12のフローチャートで表されるのに対して、この実施の形態では、図14のフローチャートのように実行される。
【0072】
即ち、まず、比較判定ブロック4の初期状態(図14中のステップS71)においては、制御開始命令がオフの状態であるが、視環境照度測定ブロック5からの入力が与えられると、ステップS72に進み、その入力を確認する。
【0073】
そして、ステップS73に進み、上記の第1の設定条件を満たしているか否か、即ち、その入力された視環境照度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定照度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS73の処理を繰り返す。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS74に移行する。
【0074】
ステップS74では、上記の第2の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定照度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第1の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS73に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS75に移行する。
【0075】
ステップS75では、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3からの入力を確認する。そして、次のステップS76で、上記の第3の設定条件を満たしているか否か、即ち、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は後述する。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS77に移行する。
【0076】
ステップS77では、比較判定ブロック4は、上記の第4の設定条件を満たしているか否か、即ち、その設定輝度値よりも小さい状態が比較判定ブロック4で設定された所定の設定時間(第2の設定時間)以上に継続しているか否かを判定する。ここでの判定が否定的である場合は、再びステップS73に戻る。一方、ここでの判定が肯定的である場合は、次のステップS78に移行する。
【0077】
ステップS78では、比較判定ブロック4は、輝度制御ブロック6に対して制御開始命令を出力する。しかる後、ステップS72に戻って、再び視環境照度測定ブロック5からの入力確認を実施する。
【0078】
一方、上述したステップS76において、上記の第3の設定条件を満たしているか否か、即ち、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された所定の設定輝度値よりも小さいか否かを判定した結果、その判定結果が否定的である場合には、ステップS79に進む。
【0079】
ステップS79では、上記の設定輝度値よりも大きな平均輝度データが取得された映像フレームが、表示デバイス7で表示されたか否かを比較判定ブロック4において判定する。そして、判定結果が否定的である場合は、再びステップS79の処理を繰り返す。一方、ステップS79での判定結果が肯定的である場合には、次のステップS80に進み、輝度制御ブロック6へ制御開始命令の出力を停止する。しかる後、ステップS72に戻って、再び視環境照度測定ブロック5からの入力確認を実施する。
【0080】
輝度制御ブロック6での動作は、図13に示した実施の形態4と同じである。
【0081】
このように、この実施の形態では、入力された平均輝度データが比較判定ブロック4で設定された輝度値よりも大きい場合に、平均輝度データが取得された映像フレームが表示デバイス7で表示された後に、輝度制御ブロック6へ制御開始命令の出力を停止するので、低視環境照度状態が一定時間以上継続し、低表示平均輝度映像が一定時間以上入力されることによって、瞳孔が広がった状態を意味する設定条件が満たされた時点で、表示画像の輝度制限値を引き下げて視聴者の目に対して過大な光量が突然入力されることを回避する一方、表示画像の平均輝度が適度に大きくなって瞳孔状態が狭くなると、表示画像の輝度制限値を初期状態に戻し、視聴者にダイナミックな表示画像を提供することができる。
【0082】
{実施の形態6}
図15はこの発明の実施の形態6に係る映像表示装置を示すブロック図である。なお、図15では図1に示した実施の形態1と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
【0083】
この実施の形態の映像表示装置は、図1に示した実施の形態1の映像表示装置の視環境照度測定ブロック5に代えて、図15の如く、複数の輝度変化パターンを蓄積した輝度変化データベース9を備えており、さらに、輝度データ抽出ブロック2で抽出された各フレームの輝度データに基づいてピーク輝度データを求めて蓄積するピーク輝度データ蓄積ブロック10が設けられている。
【0084】
輝度変化データベース9内に蓄積された輝度変化パターンと、ピーク輝度データ蓄積ブロック10に蓄積された入力映像信号1のピーク輝度データは、いずれも比較判定ブロック4に与えられる。
【0085】
そして、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3からの出力と、ピーク輝度データ蓄積ブロック10からの出力と、輝度変化データベース9からの出力とが、所定の設定条件を満たすか否かを判定する。具体的に、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3から入力された平均輝度データを確認し、その平均輝度データの変化に対して同等に変化するデータが輝度変化データベース9内に存在する場合に、輝度制御ブロック6へ制御開始命令を出力するようになっている。また、ピーク輝度データ蓄積ブロック10から入力されたピーク輝度データの変化に対して同等に変化するデータが、輝度変化データベース9内に存在する場合にも、輝度制御ブロック6へ制御開始命令を出力するようになっている。
【0086】
この映像表示装置の動作を説明する。まず、輝度データ抽出ブロック2は、入力映像信号1の映像信号振幅を輝度データとして抽出し、この輝度データを平均輝度データ蓄積ブロック3及びピーク輝度データ蓄積ブロック10にそれぞれ出力する。また輝度制御ブロック6に対しては、入力映像信号1を輝度データ抽出ブロック2からそのまま出力する。
【0087】
平均輝度データ蓄積ブロック3では、輝度データ抽出ブロック2からの輝度データを各フレーム毎の平均輝度として蓄積し、その各フレーム毎の平均輝度データを比較判定ブロック4に対して出力する。
【0088】
また、ピーク輝度データ蓄積ブロック10では、輝度データ抽出ブロック2から与えられた輝度データのうち、各フレーム毎のピーク輝度を抽出して蓄積し、比較判定ブロック4に対してピーク輝度データとして出力する。
【0089】
一方、輝度変化データベース9からは、輝度変化データが比較判定ブロック4に出力される。
【0090】
図16は比較判定ブロック4の動作フローチャートである。図16の如く、比較判定ブロック4では、比較判定ブロック4の初期状態(ステップS81)において制御開始命令がオフの状態とされており、次のステップS82において、平均輝度データ蓄積ブロック3からの入力を確認する。
【0091】
次に、ステップS83において、比較判定ブロック4は、平均輝度データ蓄積ブロック3から与えられた平均輝度データの変化について、輝度変化データベース9に同等に変化するデータが存在するか否かを判定する。そして、その判定結果が肯定的であった場合に、ステップS84に進み、輝度制御ブロック6へ制御開始命令を出力する。その後、ステップS82に戻る。
【0092】
一方、ステップS83において、その判定が否定的であった場合には、ステップS85に進み、ピーク輝度データ蓄積ブロック10から入力されるピーク輝度データを確認する。続くステップS86で、比較判定ブロック4は、そのピーク輝度データの変化について、輝度変化データベース9に同等に変化するデータが存在するか否かを判定する。そして、その判定結果が肯定的であった場合は、ステップS84に進み、輝度制御ブロック6へ制御開始命令を出力する。その後、ステップS82に戻る。
【0093】
一方、ステップS86において、判定結果が否定的であった場合には、ステップS87に進み、輝度制御ブロック6へ制御開始命令を停止する。その後、ステップS82に戻る。
【0094】
輝度制御ブロック6での動作は、図13に示した実施の形態4と同じである。
【0095】
この実施の形態においては、表示画像の各フレーム毎の平均輝度データとピーク輝度データを抽出して、平均輝度データとピーク輝度データを蓄積し、それぞれどちらかの変化パターンが、予め備えられた輝度変化パターンと一致している場合に、表示画像の輝度制限値を引き下げて視聴者の目に対して過大な光量変化が入力されることを回避することが可能となる。
【0096】
尚、上記各実施の形態の各動作を組合せて実施しても差し支えないことは勿論である。
【0097】
【発明の効果】
この発明によれば、低い視環境照度の状態が一定時間以上継続し、且つ低い表示平均輝度の映像が一定時間以上入力されることによって、視聴者の瞳孔が広がった状態となっても、表示画像の輝度制限値を引き下げることで、表示画像の輝度を必要以上に大きくせず、視聴者の目に対して過大な光量を突然入力することを容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る映像表示装置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る映像表示装置において輝度制御ブロックで輝度制限を行う場合の輝度制限値変化を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る映像表示装置の比較判定ブロックにおける動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る映像表示装置の輝度制御ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る映像表示装置の比較判定ブロックにおける動作の他の例を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る映像表示装置を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る映像表示装置において輝度制御ブロックで輝度制限を行う場合の輝度制限値変化を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る映像表示装置の輝度制御ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3に係る映像表示装置における輝度制限値の変化を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係る映像表示装置の輝度制御ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る映像表示装置における輝度制限値の変化を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4に係る映像表示装置の比較判定ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態4に係る映像表示装置の輝度制御ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態5に係る映像表示装置の比較判定ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態6に係る映像表示装置を示すブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態6に係る映像表示装置の比較判定ブロックにおける動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力映像信号、2 輝度データ抽出ブロック、3 平均輝度データ蓄積ブロック、4 比較判定ブロック、5 視環境照度測定ブロック、6 輝度制御ブロック、7 表示デバイス、8 経過時間測定ブロック、9 輝度変化データベース、10 ピーク輝度データ蓄積ブロック。

Claims (12)

  1. 入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求めて蓄積する平均輝度データ蓄積ブロックと、
    周囲の照度を測定する視環境照度測定ブロックと、
    前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データと前記視環境照度測定ブロックから与えられた前記周囲の照度とについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する比較判定ブロックと、
    映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を比較判定ブロックからの出力に応じて制御する輝度制御ブロックと、
    前記輝度制御ブロックでの前記輝度制限値に従った輝度制御を受けながら映像の表示を行う表示デバイスと
    を備え、
    前記設定条件は、前記平均輝度データ蓄積ブロックに蓄積された平均輝度データが所定の値よりも小さい状態が所定の一定時間以上維持され、且つ、前記視環境照度測定ブロックで測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以下の状態が所定の一定時間以上継続することを以て真とされ、
    前記輝度制御ブロックは、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げることを特徴とした映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置であって、
    前記輝度制御ブロックは、当該映像表示装置に電源投入されてから所定の設定時間以上が経過しないことを以て、前記輝度制限値の引き下げを待機する一方、当該映像表示装置に電源投入されてから所定の設定時間以上が経過した時点で、前記設定条件が満たされている場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げる、映像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の映像表示装置であって、
    前記輝度制御ブロックは、前記輝度制限値を変化させる際に、所定の輝度制限値引き下げ時間を以て徐々に引き下げる、映像表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の映像表示装置であって、
    前記輝度制御ブロックは、前記輝度制限値を一旦引き下げた後、前記視環境照度測定ブロックで測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以上になったことを以て、前記輝度制限値の引き下げを停止する、映像表示装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の映像表示装置であって、
    前記輝度制御ブロックは、前記平均輝度データ蓄積ブロックで蓄積された前記平均輝度データが所定の値よりも大きくなったとき、当該平均輝度データが取得された映像が表示されるまで待ってから、前記輝度制限値の引き下げを停止する、映像表示装置。
  6. 入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求めて蓄積する平均輝度データ蓄積ブロックと、
    前記入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレームにおけるピーク輝度データを抽出して蓄積するピーク輝度データ蓄積ブロックと、
    複数の輝度変化パターンを蓄積した輝度変化データベースと
    前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データと前記ピーク輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記ピーク輝度データとについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する比較判定ブロックと、
    映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を比較判定ブロックからの出力に応じて制御する輝度制御ブロックと、
    前記輝度制御ブロックでの前記輝度制限値に従った輝度制御を受けながら映像の表示を行う表示デバイスと
    を備え、
    前記設定条件は、前記平均輝度データ蓄積ブロックから与えられた前記平均輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることと、前記ピーク輝度データ蓄積ブロックで抽出された前記ピーク輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることとの論理和を以て真とされ、
    前記輝度制御ブロックは、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げることを特徴とした映像表示装置。
  7. 入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求める第1の工程と、
    周囲の照度を測定する第2の工程と、
    前記第1の工程で求められた前記平均輝度データと前記第2の工程で測定された前記周囲の照度とについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する第3の工程と、
    前記第3の工程での判定結果に基づいて映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を制御する第4の工程と、
    前記第4の工程での前記輝度制限値に従った制御を受けながら所定の表示デバイスに映像の表示を行う第5の工程と
    を備え、
    前記設定条件は、前記第1の工程に蓄積された平均輝度データが所定の値よりも小さい状態が所定の一定時間以上維持され、且つ、前記第2の工程で測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以下の状態が所定の一定時間以上継続することを以て真とされ、
    前記第4の工程において、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げることを特徴とした映像表示方法。
  8. 請求項7に記載の映像表示方法であって、
    前記第4の工程において、当該映像表示方法に電源投入されてから所定の設定時間以上が経過しないことを以て、前記輝度制限値の引き下げを待機する一方、当該映像表示方法に電源投入されてから所定の設定時間以上が経過した時点で、前記設定条件が満たされている場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げる、映像表示方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の映像表示方法であって、
    前記第4の工程において、前記輝度制限値を変化させる際に、所定の輝度制限値引き下げ時間を以て徐々に引き下げる、映像表示方法。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の映像表示方法であって、
    前記第4の工程において、前記輝度制限値を一旦引き下げた後、前記第2の工程で測定された前記周囲の照度が所定の設定照度以上になったことを以て、前記輝度制限値の引き下げを停止する、映像表示方法。
  11. 請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の映像表示方法であって、
    前記第4の工程において、前記第1の工程で求められた前記平均輝度データが所定の値よりも大きくなったとき、当該平均輝度データが取得された映像が表示されるまで待ってから、前記輝度制限値の引き下げを停止する、映像表示方法。
  12. 入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレーム毎の平均輝度データを求める第1の工程と、
    前記入力映像信号より抽出された各フレームの輝度データから各フレームにおけるピーク輝度データを抽出する第2の工程と、
    前記第1の工程で求められた前記平均輝度データと、前記第2の工程で抽出された前記ピーク輝度データとについて、所定の設定条件を満たすか否かを判定する第3の工程と、
    映像信号の輝度を制限するための輝度制限値を第3の工程からの出力に応じて制御する第4の工程と、
    前記第4の工程での前記輝度制限値に従った制御を受けながら所定の表示デバイスに映像の表示を行う第5の工程と
    を備え、
    前記設定条件は、前記第1の工程で求められた前記平均輝度データの変化が、所定の輝度変化データベースに蓄積された輝度変化パターン中に存在していることと、前記第2の工程で抽出された前記ピーク輝度データの変化が、前記輝度変化データベースに蓄積された前記輝度変化パターン中に存在していることとの論理和を以て真とされ、
    前記第4の工程において、前記設定条件が満たされた場合に、前記表示デバイスに表示される映像信号の輝度制限値を引き下げることを特徴とした映像表示方法。
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