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JP3719912B2 - 排気ガスセンサ用温度検出装置 - Google Patents

排気ガスセンサ用温度検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の排気ガス中に含まれた酸素濃度を検出する排気ガスセンサの内部抵抗値を計測してセンサ素子の温度に換算する温度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の排気ガス中に含まれる酸素濃度を検出し、検出された酸素濃度に応じて内燃機関に供給する混合気の空燃比をフィードバック制御することにより、排気ガスの浄化と燃費の改善とを行う技術はよく知られており、車両用内燃機関には広く用いられている。酸素濃度を検出する排気ガスセンサは、温度を活性化領域に維持して酸素濃度の検出特性を安定化させる必要があり、このためにセンサに内蔵されたヒータに通電制御してセンサの温度を所定値に保つ構成がとられており、この通電量の制御のためにはセンサ素子の温度を計測することが必要であるが、このような計測技術については各種の手法が開示されている。
【0003】
例えば、特開平9−292364号公報には、排気ガスセンサの内部抵抗値を検出し、この内部抵抗値からセンサ素子の温度を演算するための内部抵抗値測定法として、酸素濃度検出時に排気ガスセンサに印可していた電圧を所定の時定数で抵抗値検出用電圧に切り替え、そのときの電圧と電流の変化状態から排気ガスセンサの内部抵抗値を検出する技術が開示されている。また、特公平7−119736号公報においては、所謂λタイプと呼ばれる非線形タイプの排気ガスセンサが用いられ、吸入空気量や回転速度など、内燃機関の運転状態をパラメータとして間接的に排気ガスセンサの温度を推定する技術が開示されている。
【0004】
さらに、特開平8−313476号公報には、排気ガスセンサとは近接配置されたヒータの電圧値と電流値とからヒータの抵抗値を検出し、ヒータの温度を算出することによりセンサ素子の温度を間接的に推定検出する技術が開示され、また、特開平1−172746号公報には排気ガスの流量に応じたヒータの目標抵抗値、すなわち、ヒータ温度目標値を設定し、ヒータの抵抗値が目標抵抗値になるように通電制御してヒータとは近接配置された排気ガスセンサの温度を間接的に推定して維持する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来技術において、ヒータの抵抗値から排気ガスセンサの温度を間接的に測定するものにおいては、排気ガスの流量や温度によりヒータの温度と排気ガスセンサの温度との相関性が変化し、特開平1−172746号公報のように、いかに排気ガスの流量に応じたヒータの目標抵抗値を設定しても正確な排気ガスセンサの温度は検出できないものであった。また、特開平9−292364号公報のように、排気ガスセンサ自体の内部抵抗値を測定して温度を算出する方式においては、バラツキや経年変化により内部抵抗値や内部抵抗値に対する温度の相関が大きく変化するものであるため、単なる内部抵抗値の測定と換算のみでは正確な温度の検出は困難であった。
【0006】
この発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、内部抵抗値のバラツキや経年変化を補正しながら測定することにより、正確な温度検知を可能にすると共に、内部抵抗値の大幅な経年変化に対しては劣化警告を出力する排気ガスセンサ用温度検出装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる排気ガスセンサ用温度検出装置は、内燃機関の排気ガス中に含まれた酸素濃度を検出する排気ガスセンサと、この排気ガスセンサとはほぼ同等の環境温度を計測する温度センサと、排気ガスセンサの内部抵抗値を計測する抵抗値測定手段と、内燃機関の運転停止期間を計測するタイマー手段と、このタイマー手段による運転停止期間が所定値以上であったときの動作開始時点毎に排気ガスセンサの内部抵抗値と環境温度とを検出し、この両者から排気ガスセンサの内部抵抗値対温度特性を演算してこれらを更新記憶すると共に、動作中に計測した排気ガスセンサの動作中の内部抵抗値と内部抵抗値対温度特性とから排気ガスセンサの温度を演算する制御手段とを備えるようにしたものである。
【0008】
また、内燃機関の排気ガスに含まれた酸素濃度を検出する排気ガスセンサと、排気ガスセンサとはほぼ同等の環境温度を計測する温度センサと、排気ガスセンサの内部抵抗値を計測する抵抗値測定手段と、内燃機関の運転停止期間を計測するタイマー手段と、このタイマー手段による運転停止期間が所定値以上であったときの動作開始時点毎に排気ガスセンサの内部抵抗値と環境温度とを検出し、この両者から排気ガスセンサの内部抵抗値対温度特性を演算してこれらを更新記憶し、動作中に計測した排気ガスセンサの動作中の内部抵抗値と内部抵抗値対温度特性とから排気ガスセンサの温度を演算すると共に、動作状態がテストモードか運転モードかの判別機能を有し、テストモード終了後の運転モードの初回動作において計測した排気ガスセンサの内部抵抗値を基準値として記憶し、この基準値と、動作開始時点毎に計測された排気ガスセンサの内部抵抗値とを比較することにより、排気ガスセンサの劣化判定を行う制御手段とを備えたものである。
【0009】
さらに、温度センサが、車両に設けられた外気温センサ、もしくは、冷却水温センサで構成されるようにしたものである。
さらにまた、運転停止期間を計測するタイマー手段は、車載のデジタルクロックから得た信号を用いるようにしたものである。
また、運転停止期間を計測するタイマー手段は、温度検出装置の発熱部が運転停止後に所定の温度まで放熱する放熱時間を用いるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による排気ガスセンサ用温度検出装置の回路構成図、図2はその動作を説明するフローチャートである。図1において、1は排気ガスセンサ2の温度を検出し、また、排気ガスセンサ2に内蔵された図示しないヒータの制御を行う温度検出装置、3は車両に搭載され、温度検出装置1などに電力を供給するバッテリ、4はキースイッチ、5は排気ガスセンサ2の内部抵抗を便宜的に示したもの、6は車両の外気温、または、冷却水の温度を計測する温度センサ、7は温度検出装置1を実用運転モードとテストモードとに切り換えるモードスイッチであり、このテストモードは出荷テストなど温度検出装置1自体の検査時に使用されるものである。
【0011】
8は温度検出装置1に内蔵する制御手段としてのマイクロプロセッサ(以下CPUと称す)、9はCPU8に例えばDC5Vの定電圧を供給する定電圧電源、10はタイマー用のカウンタであり、CPU8はバッテリ3からキースイッチ4と定電圧電源9とを介して電力供給を受け、カウンタ10はキースイッチ4を介さずに常にバッテリ3から電力供給を受ける一方、キースイッチ4のオン・オフ信号をも入力されるように構成されている。カウンタ10はキースイッチ4の開路信号を受けてクロックパルスを発生して計数を開始し、キースイッチ4が閉路したとき、CPU8の出力端子DR1からの読み取り信号により開路期間中の計数時間信号をCPU8の信号入力端子SG1に出力すると共に、計数値をリセットする。
【0012】
11は排気ガスセンサ2の出力を増幅してCPU8のA/D変換用入力端子AD1に与える増幅器、12はCPU8の出力端子DR2からの信号により駆動され、排気ガスセンサ2に負荷抵抗13を接続する内部抵抗検出用トランジスタ、14はCPU8の出力端子DR2からの信号経路に設けられたトランジスタ12のベース抵抗、15はトランジスタ12のベースとエミッタ間に設けられた安定抵抗である。また、温度センサ6はCPU8のA/D変換用入力端子AD2に接続され、モードスイッチ7はCPU8の信号入力端子SG2に接続されている。なお、図示しないがCPU8には記憶手段が内蔵、または、外付けにて設けられている。
【0013】
このように構成されたこの発明の実施の形態1による排気ガスセンサ用温度検出装置において、CPU8は図2のフローチャートに示すように動作する。図2において、ステップ101にてキースイッチ4が操作され、動作を開始すると、まず、ステップ102においてCPU12は出力端子DR2の信号によりトランジスタ12を所定の時間オフさせ、排気ガスセンサ2の無負荷時出力電圧を増幅器11を介してCPU8の入力端子AD1に取り込む。このAD1の入力電圧は排気ガスセンサ2の検出による排気ガス中に含まれた酸素濃度に対応した電圧である。
【0014】
続いてステップ103では出力端子DR2の信号によりトランジスタ12を所定の時間オンさせ、排気ガスセンサ2の内部抵抗5と負荷抵抗13とにより分圧された負荷時出力電圧を増幅器11を介して入力端子AD1に取り込み、内部抵抗5の抵抗値を演算する。ここで、ステップ102で得た排気ガスセンサ2の無負荷時出力電圧をE0、ステップ103で得た排気ガスセンサ2の負荷時出力電圧をE1、負荷抵抗13の抵抗値をR1、排気ガスセンサ2の内部抵抗5の抵抗値をR0とすると、次式
E1=E0×R1/(R1+R0) (1)
の関係が得られ、排気ガスセンサ2の内部抵抗値R0が演算される。
【0015】
この内部抵抗値R0の値は、排気ガスセンサ2の絶対温度の逆数の指数関数として変化するものであり、次の式にて表される。
R0=K1exp(K2/T) (2)
ここで、K1とK2とは定数であり、Tは絶対温度である。また、定数K1は排気ガスセンサ2の製品バラツキや経年変化により大幅に変動するものであるが、定数K2は排気ガスセンサ2の形式により定まる既知の定数であり、バラツキや経年変化は極めて少ないものである。
【0016】
ステップ103にて内部抵抗値R0が演算されるとステップ104に進み、ここではモードスイッチ7がテストモードであるのか実用運転モードであるのかが判定される。テストモードであると判定されるとステップ105に進むが、ここでテストモードが未完了であると判定された場合、および、ステップ104にて実用運転モードであると判定された場合にはステップ106に進む。ステップ106ではCPU8がDR1端子からタイマ用カウンタ10に信号を送り、タイマ用カウンタ10からの計数時間信号を端子SG1に取り込み、キースイッチ4がオフされてから次にオンされるまでの内燃機関の停止時間が読み込まれ、この停止時間が所定値以上であったかどうかを判定する。
【0017】
停止時間が所定値以上であったと判定されるとステップ107に進み、初期値記憶モードであるかどうかを判定する。内燃機関が所定時間以上の停止後であって実用運転モードにおける初回動作である場合、あるいは、記憶手段に初期値が記憶されていない場合には初期値記憶モードと判定され、この判定によりステップ108に進んでステップ103で得た排気ガスセンサ2の内部抵抗値と、温度センサ6により計測された環境温度とが初期値として記憶手段に記憶される。この初期値は後述するステップ113による動作時、または、劣化した排気ガスセンサ2を新品に取り替えるに当たって図示しないリセット手段が操作されるまでの間は永久的に記憶され続けるように構成されており、この初期値がリセットされない限りステップ107では初期値記憶モードと判定されない。
【0018】
初期値が記憶されておれば、すなわち、実用運転モードにおける初回動作でなければステップ107からステップ109に進み、ステップ103で得た排気ガスセンサ2の内部抵抗値と、温度センサ6により計測された環境温度との値を更新して記憶する。続いてステップ110ではステップ109にて更新記憶された排気ガスセンサ2の内部抵抗値と環境温度との値から内部抵抗値対温度のテーブルを作成する。このステップ109ではキースイッチ4がオンされ、内燃機関の停止時間が所定値以上であると判断された場合には、その時点における排気ガスセンサ2の内部抵抗値と、温度センサ6により計測された環境温度とが必ず更新記憶され、次のステップ110において内部抵抗値対温度のテーブルも更新されるものである。
【0019】
続いてステップ111に進み、ステップ108にて保管された排気ガスセンサ2の内部抵抗値の初期値をステップ109にて更新記憶された環境温度に基づく値に換算し、この換算された抵抗値とステップ109にて更新記憶された排気ガスセンサ2の今回の抵抗値とを比較して、両者間に所定値以上の差があればステップ112に進んで異常警報を出力する。この異常警報は排気ガスセンサ2の劣化警報であり、CPU8から図示しない表示手段の発光ダイーオドなどに出力されて表示される。
【0020】
ステップ111にて両者間の差が所定値以下であればそのままステップ115に進んでルーチンを終了し、再びステップ101に戻って次のルーチンに入る。この第二回目以降のルーチンではステップ106にて長時間停止後でないと判断されるので、ステップ114に進むことになり、ステップ114ではステップ103にて得た排気ガスセンサ2の内部抵抗値と、ステップ110にて作成記憶した内部抵抗値対温度のテーブルとから現時点での排気ガスセンサ2の温度を演算し、排気ガスセンサ2を加熱するヒータに対する通電制御のデータを提供し、ステップ115からステップ101に戻る。このように、内部抵抗値対温度のテーブルは、内燃機関が所定時間以上停止後の動作において常に更新され、内部抵抗値の経年変化に対する補正が行われる。
【0021】
ステップ104にてテストモードと判定されるのは、出荷時か部品交換時であり、この場合にはステップ105に進み、ここでテストモードが終了したと判定されると次にステップ113に進む。ステップ113ではテスト完了に伴いステップ108に保管されていた初期値をリセットするが、テストモードでは排気ガスセンサ2や温度センサ6の信号は使用されず、疑似信号が入力されてテストされるので、この疑似信号をリセットし、次回の運転モードの初回動作において排気ガスセンサ2と温度センサ6とによる初期値が記憶されることになる。なお、上記したように、この初期値は排気ガスセンサ2の劣化に対する判定基準値となるものである。
【0022】
ステップ110では、ステップ109にて記憶された排気ガスセンサ2の内部抵抗値Rsと環境温度T1(絶対温度°K)とを基に、最低使用環境温度(例えば−40度C)から実用温度(700度C)までの内部抵抗対温度のテーブルを作成するが、その算式は上記(2)式と同様、Rs=K1exp(K2/T1)にて示される。従って、
K1=Rs/exp(K2/T1) (3)
としてK1が得られ、温度がTnのときの内部抵抗値Rnは、
Figure 0003719912
として算出でき、定数K2は排気ガスセンサ2の形式により定まる定数でバラツキや経年変化は極めて少なく、バラツキや経年変化により大幅に変動する定数K1は式から排除されるので、抵抗値Rnは抵抗値Rsに対する温度のみの関数として正確に算出でき、演算のために記憶させる定数はK2のみとなる。
【0023】
なお、以上の説明においてはタイマー用カウンタ10を温度検出装置1に設けたが、車載のデジタルクロックの出力を使用してキースイッチ4の開路時の時刻を検知して記憶しておき、再度キースイッチ4が閉路したときとの時刻差により内燃機関の長時間停止を判定させることも可能であり、また、排気ガスセンサ2には非線形型排気ガスセンサのほか、二端子や三端子のリニヤ型排気ガスセンサを使用してその内部抵抗を検出することも可能である。
【0024】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による排気ガスセンサ用温度検出装置の回路構成図であり、上記実施の形態1と同一部分には同一符号を付与している。図において、16は排気ガスセンサ2の温度を検出し、排気ガスセンサ2に内蔵された図示しないヒータの通電制御を行う温度検出装置、3は車両に搭載され、温度検出装置16などに電力を供給するバッテリ、4はキースイッチ、5は排気ガスセンサ2の内部抵抗を便宜的に示したもの、7は温度検出装置16を実用運転モードとテストモードに切り換えるモードスイッチであり、このテストモードは出荷テストなど温度検出装置16自体の検査時に使用されるものである。
【0025】
17は温度検出装置16に設けられた制御手段をなすCPU、9はCPU17に例えばDC5Vの定電圧を供給する定電圧電源、11は排気ガスセンサ2の出力を増幅してCPU17のA/D変換用入力端子AD1に入力する増幅器、12はCPU17の出力端子DR2からの信号により駆動され、排気ガスセンサ2に負荷抵抗13を接続する内部抵抗検出用トランジスタ、14はCPU17の出力端子DR2からの信号経路に設けられたトランジスタ12のベース抵抗、15はトランジスタ12のベースとエミッタ間に設けられた安定抵抗である。
【0026】
18は比較器19を介してCPU17の信号入力端子SG1に接続された第一の温度センサであり、温度検出装置16の電源部や図示しないパワートランジスタなど、発熱部品の熱を放熱するヒートシンク20の表面温度を検出するように構成されている。また、21は温度検出装置16の環境温度を検出するために温度検出装置16の表面などに設けられた第二の温度センサであり、その出力は増幅器22を介してCPU17のA/D変換用入力端子AD2に入力されると共に比較器19の一方の入力端子に接続されている。
【0027】
このように構成されたこの発明の実施の形態2による排気ガスセンサ用温度検出装置において、CPU17の動作は実施の形態1にて示した図2のフローチャトと同様であるが、ハードウエアの差による動作の違いは次の通りである。図2のフローチャートのステップ106では内燃機関の長期間停止の検出をタイマー用カウンタ10の出力により判定したが、この実施の形態では動作開始に当たってキースイッチ4が閉じたとき、温度センサ18と温度センサ21との出力が比較器19に入力され、両温度センサ18と21との温度が略同一の場合には比較器19の論理出力がLレベルとなり、これがCPU17の信号入力端子SG1に入力されることにより判定される。
【0028】
すなわち、内燃機関の停止時間が所定値以上になり、放熱に時間を要するヒートシンク20の表面温度が環境温度とほぼ等しくなれば排気ガスセンサ2の温度も環境温度とほぼ等しくなっているとして判断するものである。また、実施の形態1での環境温度は温度センサ6により内燃機関の外気温や冷却水温を計測したが、この実施の形態では温度センサ21により温度検出装置16の環境温度を計測する。また、内燃機関の長期間停止後であって、上記の比較器19の論理出力がLレベルとなる状態においては温度センサ18の出力を環境温度とすることができる。
【0029】
なお、温度検出装置16と排気ガスセンサ2とが異なる環境温度の場所、例えば、車室内と車室外とに設置された場合などには、その温度差をCPU17により演算補正することが可能であり、また、ヒートシンク20と排気ガスセンサ2との放熱時定数が異なる場合など、放熱時定数により運転停止時間が推定できない場合には、図2のステップ109にて最新値から過去数回分の数値を記憶しておき、これらの平均値を使用して判定させることもでき、今回の読み込み値が前回分と大きく差がある場合には、今回の読み込み値を無視した平均値を使用して判定することもできるものである。
【0030】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の排気ガスセンサ用温度検出装置によれば、内燃機関の所定時間以上の運転停止期間を検出した後の動作において、動作開始毎に排気ガスセンサの内部抵抗値と環境温度とを計測して更新し、この両者から内部抵抗対温度の特性を作成記憶すると共に、運転中に計測された内部抵抗値と内部抵抗対温度の特性とから排気ガスセンサの現時点での温度を演算するようにしたので、バラツキや経年変化に影響されることなく常に正確な温度検出ができるものである。
【0031】
また、実用運転の初回動作時の排気ガスセンサの内部抵抗値を基準値として記憶し、以降の所定時間以上の運転停止後における内部抵抗値と比較して、その差が所定値以上であれば劣化と判定して警報を発するようにしたので、排気ガスセンサの劣化を早期に発見することができ、さらに、温度センサを既設の外気温センサや冷却水温センサとしたり、タイマーは既設の車載のデジタル時計や、発熱部品の放熱時間を用いるようにしたので、ハードウエアを省略して小型化できるなど、優れた排気ガスセンサ用温度検出装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による排気ガスセンサ用温度検出装置の回路構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による排気ガスセンサ用温度検出装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による排気ガスセンサ用温度検出装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1、16 温度検出装置、2 排気ガスセンサ、3 バッテリ、
4 キースイッチ、6 温度センサ、7 モードスイッチ、
8、17 マイクロプロセッサ、9 定電圧電源、
10 タイマー用カウンタ、11、22 増幅器、
12 内部抵抗検出用トランジスタ、13 負荷抵抗、
18 第一の温度センサ、19 比較器、20 ヒートシンク、
21 第二の温度センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気ガス中に含まれた酸素濃度を検出する排気ガスセンサ、この排気ガスセンサとほぼ同等の環境温度を計測する温度センサ、前記排気ガスセンサの内部抵抗値を計測する抵抗値測定手段、前記内燃機関の運転停止期間を計測するタイマー手段、このタイマー手段による運転停止期間が所定値以上であったときの動作開始時点毎に前記排気ガスセンサの内部抵抗値と前記環境温度とを検出し、この両者から前記排気ガスセンサの内部抵抗値対温度特性を演算してこれらを更新記憶すると共に、動作中に計測した前記排気ガスセンサの動作中の内部抵抗値と前記内部抵抗値対温度特性とから前記排気ガスセンサの温度を演算する制御手段を備えたことを特徴とする排気ガスセンサ用温度検出装置。
  2. 内燃機関の排気ガス中に含まれた酸素濃度を検出する排気ガスセンサ、この排気ガスセンサとはほぼ同等の環境温度を計測する温度センサ、前記排気ガスセンサの内部抵抗値を計測する抵抗値測定手段、前記内燃機関の運転停止期間を計測するタイマー手段、このタイマー手段による運転停止期間が所定値以上であったときの動作開始時点毎に前記排気ガスセンサの内部抵抗値と前記環境温度とを検出し、この両者から前記排気ガスセンサの内部抵抗値対温度特性を演算してこれらを更新記憶し、動作中に計測した前記排気ガスセンサの動作中の内部抵抗値と前記内部抵抗値対温度特性とから前記排気ガスセンサの温度を演算すると共に、動作状態がテストモードか運転モードかの判別機能を有し、テストモード終了後の運転モードの初回動作において計測した前記排気ガスセンサの内部抵抗値を基準値として記憶し、この基準値と、前記動作開始時点毎に計測された前記排気ガスセンサの内部抵抗値とを比較することにより、前記排気ガスセンサの劣化判定を行う制御手段を備えたことを特徴とする排気ガスセンサ用温度検出装置。
  3. 温度センサが、車両に設けられた外気温センサ、もしくは、冷却水温センサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気ガスセンサ用温度検出装置。
  4. 運転停止期間を計測するタイマー手段は、車載のデジタルクロックから得た信号を用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気ガスセンサ用温度検出装置。
  5. 運転停止期間を計測するタイマー手段は、温度検出装置の発熱部が運転停止後に所定の温度まで放熱する放熱時間を用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気ガスセンサ用温度検出装置。
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