JP3715489B2 - プリント基板検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に形成されている突起物の位置を検査する基板検査装置に係り、特に突起物を変位データとして読み取るとともに、前記認識マークを輝度データとして読み取ることができる基板検査装置に関することである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、検査の対象となるプリント基板を示す平面図である。プリント基板W上には、電子部品の端子と接続させるため、所望の位置に半田hが印刷されている。プリント基板Wの対角には、一対の認識マークMがパターン形成されている。
【0003】
プリント基板W上の半田hの位置を検査する場合、CCDカメラやCCDラインセンサの輝度情報により認識マークMの位置及び半田hの面積を求め、この認識マークMの位置に基づき座標位置を基準として、半田hの座標位置を決定している。
【0004】
一方、近年では、更に半田hの高さ変位まで検出するため、変位測定装置50が用いられている。変位測定装置50は、図5に示すように、投光器51からの投光ビームをプリント基板W上を一定範囲で光スポットPを走査して、集光レンズ52で集光させて、受光素子53上に光スポットの像Kを形成させる。
【0005】
プリント基板W上に高さ変位があると、光スポットがP’又はP”に移り、これに伴って、受光素子53上の光スポットの像KがK’又はK”に移動して、偏差が生じる。この偏差に基づく変位信号によりプリント基板W上の高さ変位が得られ、半田hの高さが検出される。そして、高さ変位を2値化処理することで、プリント基板W上の半田hの位置を検出することができる。
【0006】
しかしながら、上記変位信号を用いると、認識マークMも変位信号として検出することとなる。認識マークMは半田hの高さに比べて非常に薄い薄膜の金属パターンであるため、2値化処理するためのしきい値が設定できず、認識マークMに基づく座標及び半田hの座標位置が決定されないこととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、プリント基板表面を変位データ及び輝度データとして読み取ることにより、プリント基板表面の突起物の高さ及び位置と認識マークの位置を正確に検出し、検出された認識マークの座標位置に基づき、基板上の突起物の座標位置を決定することにある。
【0008】
また他の目的は、予め設定されている認識マークの基準座標位置と、検出された認識マークの座標位置と、を一致させ、予め設定されている突起物の基準座標位置と、検出された突起物の座標位置を照合して、ずれ量を検出することにより、プリント基板の検査精度の向上を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
要するに、本発明の請求項1記載のプリント基板検査装置は、プリント基板(W)上に形成されている薄膜の金属パターンよりなる認識マーク(M)を基準として前記プリント基板表面の突起物(h)の位置を検査するプリント基板検査装置において、
前記プリント基板の上方に設けられており、投光ビームを走査してプリント基板の表面に形成される光スポット(P)で反射された光を受光素子上で光スポットの像(K)として光電変換し、前記像(K)1点につき、一対の出力端子から得られる一対の電流信号によって得られる電流値に関係ない変位データと、前記像(K)の光電変換された電流量から得られる輝度データとを共に出力する機能を有し、前記プリント基板表面の突起物を変位データをとして読み取るとともに、前記プリント基板(W)上に形成されている認識マーク(M)を輝度データとして読み取る読取手段(2)と、
前記輝度データから得られる前記認識マークの位置に基づいて座標平面を作成し、該座標平面に前記変位データを対応させて、前記突起物の座標位置(H’)を決定する座標位置決定手段(3)と、
を具備することを特徴とする。
【0010】
また本発明の請求項2記載のプリント基板検査装置は、請求項1記載のプリント基板検査装置において、
予め基準となる薄膜の金属パターンよりなる認識マークと突起物の基準座標位置が記憶されており、前記認識マークの基準座標位置と前記座標位置決定手段で前記輝度データから得られた前記認識マークの座標位置とを一致させ、前記突起物の基準座標位置(H)と前記座標位置決定手段で前記変位データから得られた前記突起物の座標位置とを照合する照合手段(5)と、
前記突起物の基準座標位置と前記座標位置決定手段で得られた前記突起物の座標位置とのずれ量(ΔH)に基づいて、前記プリント基板が良品か否かを判別する判別手段(6)と、
を具備することを特徴とする。
【0011】
プリント基板表面を読取手段で読み取る。読取手段の出力信号は、変位量からなる変位データと輝度データからなる。変位データは2値化処理される。輝度データに基づき座標平面を設定し、この座標に2値化処理された変位データが対応づけされる。
【0012】
認識マークの基準座標位置と、輝度データから得られる認識マークの座標位置と、を一致させる。このとき、突起物の基準座標位置と、座標平面に対応付けされた変位データから得られる突起物の座標位置と、が照合される。このときのずれ量が許容範囲内であれば、プリント基板は良品であると判別し、許容範囲外であれば、不良品と判別される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による基板検査装置の実施の形態を示すブロック構成図である。基板検査装置1は、読取手段2と、2値化処理手段3と、座標位置決定手段4を有している。
【0014】
読取手段2には、図4に示すプリント基板Wの表面に印刷された半田hの高さを読み取るため、変位測定装置が用いられる。変位測定装置2は、Y方向への走査とX方向へのシフトを繰り返してプリント基板W上を移動して、プリント基板W表面を測定する。
【0015】
変位測定装置2は、図2に示すように、投光器21からの投光ビームを、振動ミラー型又はポリゴンミラー型等の偏向装置22によって一定角度内の範囲で偏向させ、レンズ23を介してプリント基板W表面に形成される光スポットPを走査する。
【0016】
光スポットPで反射された光は、収束レンズ24,集光レンズ25を介して、受光素子26上で光スポットの像Kとなり、光電変換される。光スポットPがプリント基板Wに印刷されている半田h上に走査されると、受光素子26上の光スポットの像KがY方向(偏差方向)に移動して、偏差を生じる。受光素子26の偏差方向の端縁には、一対の出力端子27,27が形成されており、この一対の出力端子27,27からは、光スポットの像Kから偏差方向の端縁までの距離に反比例する一対の電流信号A,Bが出力される。
【0017】
この一対の電流信号A,Bは、演算処理部28に入力され、電流値に関係ない変位量となる。一方、光スポットの像Kの光量は、光電変換により電流量として検出される。これにより、演算処理部28からの出力信号は、光スポットの像K1点につき16bitの信号であり、そのうちの12bitが変位データ、4bitが電流量(輝度データ)として出力される。
【0018】
2値化処理手段3は、予め設定されているしきい値により、変位測定装置2からの各変位データを2値化処理する。
【0019】
座標位置決定手段4は、認識マークMの座標に半田hを対応させて、半田hの座標位置を決定する。認識マークMは、プリント基板Wの対角に一対形成されており、認識マークMの位置に基づく矩形の領域が座標平面となる。
【0020】
照合手段5には、予め基準となる認識マークMと半田hの基準座標位置が設定されている。座標位置決定手段4により決定された認識マークMの座標データと、認識マークの基準座標データとを一致させる。このとき、図3に示すように、座標位置決定手段4により決定された各半田hの座標データH’と、半田hの基準座標データHにずれがある場合、そのずれ量ΔH(Δx,Δy)が判別手段6に出力される。
【0021】
判別手段6内においては、ずれ量ΔHに対するしきい値が予め設定されており、しきい値以下であれば、プリント基板Wは良品と判別し、しきい値より大きければ、不良品と判別する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるプリント基板検査装置では、プリント基板表面を変位データ及び輝度データとして読み取ることにより、プリント基板表面の突起物の高さ及び位置と認識マークの位置を正確に検出し、検出された認識マークの座標位置に基づき、プリント基板上の突起物の座標位置を決定することができる。
【0023】
また、予め設定されている認識マークの基準座標位置と、検出された認識マークの座標位置と、を一致させ、予め設定されている突起物の基準座標位置と、検出された突起物の座標位置を照合して、ずれ量を検出することにより、プリント基板の検査精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント基板検査装置の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明によるプリント基板検査装置における変位測定装置の概略構成図である。
【図3】本発明によるプリント基板検査装置の照合手段における測定データと基準データとを、座標平面上で比較した図である。
【図4】検査対象となるプリント基板を示す上面図である。
【図5】変位測定装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1…プリント基板検査装置
2…読取手段
3…2値化処理手段
4…座標位置決定手段
5…照合手段
6…補正データ記憶手段
h…半田
W…プリント基板
M…認識マーク
H…突起物の基準座標位置
H’…突起物の座標位置
ΔH…補正データ
Claims (2)
- プリント基板(W)上に形成されている薄膜の金属パターンよりなる認識マーク(M)を基準として前記プリント基板表面の突起物(h)の位置を検査するプリント基板検査装置において、
前記プリント基板の上方に設けられており、投光ビームを走査してプリント基板の表面に形成される光スポット(P)で反射された光を受光素子上で光スポットの像(K)として光電変換し、前記像(K)1点につき、一対の出力端子から得られる一対の電流信号によって得られる電流値に関係ない変位データと、前記像(K)の光電変換された電流量から得られる輝度データとを共に出力する機能を有し、前記プリント基板表面の突起物を変位データをとして読み取るとともに、前記プリント基板(W)上に形成されている認識マーク(M)を輝度データとして読み取る読取手段(2)と、
前記輝度データから得られる前記認識マークの位置に基づいて座標平面を作成し、該座標平面に前記変位データを対応させて、前記突起物の座標位置(H’)を決定する座標位置決定手段(3)と、
を具備することを特徴とするプリント基板検査装置。 - 予め基準となる薄膜の金属パターンよりなる認識マークと突起物の基準座標位置が記憶されており、前記認識マークの基準座標位置と前記座標位置決定手段で前記輝度データから得られた前記認識マークの座標位置とを一致させ、前記突起物の基準座標位置(H)と前記座標位置決定手段で前記変位データから得られた前記突起物の座標位置とを照合する照合手段(5)と、
前記突起物の基準座標位置と前記座標位置決定手段で得られた前記突起物の座標位置とのずれ量(ΔH)に基づいて、前記プリント基板が良品か否かを判別する判別手段(6)と、
を具備することを特徴とする請求項1記載のプリント基板検査装置。
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JP2001155157A JP2001155157A (ja) | 2001-06-08 |
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ID=18315686
Family Applications (1)
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1999
- 1999-11-29 JP JP33818099A patent/JP3715489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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