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JP3709365B2 - メタルガスケット - Google Patents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドとシリンダブロック等の二つの部材の間に挟持してシールを行うメタルガスケットに関するものである。
【0002】
より詳細には、一枚また複数枚の金属基板で構成され、この金属基板にコーティングを塗布したメタルガスケットに関する。
【0003】
【従来の技術】
自動車のエンジンのシリンダヘッドとシリンダブロック(シリンダボディ)の接合面をシールする場合に、シリンダヘッドガスケットを間に挟持して燃焼ガスや冷却水等をシールしている。
【0004】
このシリンダヘッドガスケットは、エンジンの軽量化および製造コストの低減等の要請から、多数の金属板を積層した積層タイプから、一枚乃至二枚の金属板で形成する単純な構造のメタルガスケットに移行して来ており、構成板が少なくなるため、使用可能な材料も制限されてきている。
【0005】
そのため、多数枚の金属板の積層タイプで行われてきた、シール手段として採用できるビードやグロメットやシム等を自由に組み合わせたり、シール手段を二重に設けたりすることは難しく、一枚又は二枚の金属板のタイプでは、シール手段の種類、個数が制限され、単純化したシール手段を使用せざるを得なくなってきている。更に、シール手段に使用できる面積もエンジンの小型化のために減少してきている。
【0006】
そして、このシリンダヘッドガスケットは、図5に例示するように、シリンダブロック等のエンジン部材の形状に合わせて製造され、シリンダボア用穴2、冷却水やエンジンオイルの循環のための液体穴3,4、締結ボルト用のボルト穴5等が形成されており、それぞれのシール対象穴2,3に対してビード12,13等のシール手段が設けられている。
【0007】
このシールは、同じエンジン部材間で同じガスケットで行うシールであっても、対象とするシール穴によって要求されるシール性能には大きな差異があり、シリンダボア用穴2では、シリンダ内の高温で高圧の燃焼ガスをシールする必要があるのに対して、液体穴3では、比較的低温で低圧の液体に対するシールが要求される。
【0008】
そして、シリンダボア用穴2に対しては、弾力性があり、隙間の変動に対する追従性が良い円弧形状や幅狭のビード12を設けると共に、シリンダヘッドとシリンダブロックを締結する締結ボルト用のボルト穴5で囲んで、締結による圧着力により、大きな面圧を得てシールしている。
【0009】
一方、液体穴3に対しては、ビード13等を設けてシールしているが、エンジンの構造上の理由から、締結ボルト用のボルト穴5で囲まれる領域よりも、外側に液体穴3が形成される場合がある。この場合には、この液体穴3をシールする部分には締結ボルトによる圧着力が片側にしか作用せず、面圧が小さくなってしまうために、ビードの高さを大きくしたり、ビードの幅を狭くしたり、ビードの形状を尖らせる等して対処している。
【0010】
そして、更に、次に述べるように、このビードと、ガスケットに当接する金属表面との馴染み性を向上させるためのコーティングを組合せて、シール性能の向上を図っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、実開平2−16861号公報のガスケットでは、ビード条を局部的に設けると共に、金属製基板の両面に弾性被膜を設け、ビード条の突出側にある弾性被膜の厚さを、その裏面側にある弾性被膜よりも厚く設けて、ビード頂部に加わる強締圧をこの厚い弾性被膜で柔軟に吸収し、裏面と同様な締め付け面圧に保つことにより、良好な面圧バランスを保ち高いトルク保持力と耐久性を得るようにしている。
【0012】
しかしながら、このガスケットにおいては、ビードの頂部に大きなシール面圧が加わるので、ガスケットを長期間使用している間に、この頂部を覆う弾性被膜がはみ出すフローや摩耗が生じ、シール面圧が実質的に減少するトルクダウンが生じるという問題がある。
【0013】
また、実用新案登録第2605613号のガスケットでは、金属板材からなる、ビードを形成した補給部材の両面にゴム状弾性材によるコーティングを付すると共に、このコーティングのビードの突出側のゴム硬度を、他の面側のコーティングのゴム硬度よりも高く設定して、ゴム硬度を高くすることによりビードの頂部におけるコーティングのはみ出し(フロー)を抑止し、ゴム硬度を低くすることにより単位面積当たりの面圧を低い値に保つことにより、両方の面におけるシール性能のバランスを保っている。
【0014】
しかしながら、このガスケットにおいては、裏面のゴム硬度の低いコーティングにより全体的にシール面圧を低下させても、ビード頂部側のゴム硬度の高いコーティングにより、ビード頂部のシール面圧がビード周囲に比較して部分的に突出して高くなるので、ビード頂部のコーティングに加わる面圧が大きく、フローや実質的な面圧の低下であるトルクダウンを回避出来ないという問題がある。
【0015】
そして、特開平10−103523号公報のメタルガスケットでは、この金属板のビードの突出側の面にビードの凸状部分を除いて広がる第1被膜層と、その裏面側の第2被膜層を設けて、第1被膜層からビードの凸状部分を除くことにより、ビード頂部における第1被膜層のはみ出し(フロー)や熱膨張と収縮の繰り返しによる摩耗が生じないようにして、このビード部分におけるシール面圧の経時的な減少であるトルクダウンを防止している。
【0016】
しかしながら、ビードの突出側の面とは反対側の面には、第2被膜層が全面に渡って設けられているために、ビードの頂部の次に大きなシール面圧が発生するビードの裾野部分で、第2被膜層のフローや摩耗が生じ、この部分でトルクダウンが生じるという問題がある。
【0017】
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロック等の2部材の接合面を一枚又は複数枚の金属基板で構成されたメタルガスケットでシールする場合に、ビード周辺のコーティングのフローや損耗を回避して、このフロー等に伴って発生するトルクダウンを避けることができるシール性能と耐久性能に優れたメタルガスケットを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るメタルガスケットは、つぎのように構成される。
【0019】
1)一枚の金属基板で構成され、該金属基板のシール対象穴の周囲にビードを設けると共に、該ビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該メタルガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分を除いて設ける。
【0020】
即ち、このメタルガスケットの締め付け時に、シール面圧が局所的に高くなってシールライン部分を形成する部分、即ち、フルビードでは頂部部分と裾野部分を、また、ハーフビードでは肩部部分を、コーティング無しで形成する。
【0021】
2)あるいは、複数の金属基板で形成され、該金属基板の少なくとも一つのシール対象穴の周囲にビードを設けると共に、該ビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該ガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分を除いて設ける。
【0022】
3)そして、上記のメタルガスケットにおいて、前記コーティングに関し、前記ビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さより厚く形成する。
【0023】
4)また、前記コーティングに関し、前記ビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さの1.1倍〜3.0倍の範囲内で形成する。
【0024】
5)また、上記のメタルガスケットにおいて、前記コーティングにNBR、フッ素ゴム、シリコンゴム等のゴム系コーティング材料を使用することもできるが、前記コーティングを、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミドのいずれか一つ又は幾つかの組合せで形成することが好ましい。
【0025】
つまり、硬度B〜5B程度の柔らかいゴム系の弾性薄膜では無く、硬度2H〜6H程度のやや硬い薄膜で形成するのが良い。
【0026】
6)そして、これらの上記のメタルガスケットは、特に優れたシール性能が要求され、フローやトルクダウンを嫌う、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックの間をシールするシリンダヘッドガスケットに適用するとより効果的である。
【0027】
以上の構成によれば、メタルガスケットの金属基板のビード周辺において、ビードの頂部とビードの裾野の部分、即ち、ガスケットを締めつけた時に高い面圧が発生する部分を、コーティングで覆わないように形成することにより、この部分のフローを回避できる。
【0028】
また、この高いシール面圧が発生する部分では、金属基板が直接エンジン部材と当接するので、滑動し易くなるため、ビード内の大きな応力の発生を避けることができ、また、熱膨張と収縮の繰り返しや振動による摩耗や損耗を回避できる。
【0029】
従って、これらのフローや損耗に伴うトルクダウンを避けることができる。
【0030】
また、フルビードの凹部やハーフビードの凹部におけるコーティングの厚さを、他の部分の厚さより厚く形成することにより、ビードを補強できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明のメタルガスケットの実施の形態について、エンジンに使用されるシリンダヘッドガスケットを例にして説明する。
【0032】
図5のシリンダヘッドガスケット1の平面図に示すように、本発明に係る実施の形態のメタルガスケット1は、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロック(シリンダボディ)との間に挟持されるシリンダヘッドガスケットであって、シリンダボアの高温・高圧の燃焼ガス、及び、冷却水通路や冷却オイル通路等の冷却水やオイル等の液体をシールするものである。
【0033】
なお、図1〜図4は、模式的な説明図であり、メタルガスケットの板厚やビードやシール溝の寸法及び縦横比を実際のものとは異ならせて、シール部分を誇張して示すことにより、より理解し易いようにしている。
【0034】
図1及び図5に示すように、この本発明の第1実施の形態のシリンダヘッドガスケット(メタルガスケット)1はステンレス焼鈍材(アニール材)、ステンレス調質材(バネ材)、軟鋼板等の一枚の金属基板10で構成され、この金属基板10は、シリンダブロック等のエンジン部材の形状に合わせて製造され、シリンダボア用穴2、冷却水やエンジンオイルの循環のための液体穴3,4、締結ボルト用のボルト穴5等が形成される。
【0035】
この金属基板10では、シリンダボア用穴(シール対象穴)2の周囲にフルビード12等のシール手段が、冷却水穴やオイル穴等の液体穴(シール対象穴)3に対してはハーフビード13等のシール手段をそれぞれ形成する。
【0036】
そして、本発明においては、これらのビード12,13の上下の両面にコーティング30a,30bを、図1に示すようにフルビード12の頂部部分Aと裾野部分B,Bの部分を除いて形成し、また、図2に示すようにハーフビード13の肩部部分C,Cも除いて形成する。
【0037】
このコーティング30a,30bの外側は、ビード12、13の外側の裾野部分より外側に所定の幅分広がるように設け、内側であるシリンダボア用穴(シール対象穴)2側は、図1に示すようにシリンダボア用孔2の縁まで設けてもよく、また、図2に示すようにシリンダボア用孔2の縁の手前まで設けて、その内側は設けないように、つまり、ビード12、13の内側の裾野部分とシリンダボア用孔2の縁との中間部分まで設けるようにしてもよい。
【0038】
このコーティング30a,30bは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミドのいずれか一つ又は幾つかの組合せで、スクリーン印刷等でシリンダヘッドガスケット1の表面のフルビード12やハーフビード13に沿ったシール面に塗布して,硬度2H〜6H程度のやや硬い薄膜を形成する。
【0039】
そして、更に、フルビード12の凹部におけるコーティング30bの厚さt2やハーフビード13の凹部における厚さt3を、他の部分の厚さt1の1.1倍〜3.0倍(=t2/t1,t3/t1)の範囲内で他の部分の厚さt1より厚く形成する。
【0040】
また、板厚等の寸法例を示すと、例えば、シリンダボア径が80mmφの場合で、金属基板10の厚さt0は0.2〜1.0mm程度、シリンダボア用穴2の周囲のフルビード12の高さh1は0.05〜0.3mm程度、液体穴3の周囲のハーフビード13の高さh2は0.2〜0.4mm程度である。
【0041】
また、コーティング30a,30bの厚さt1,t2,t3に関しては、通常の部分の厚さt1は、15μm〜100μm程度であり、フルビード12の凹部の部分の厚さt2とハーフビード13の凹部の部分の厚さt3は20μm〜300μm程度である。
【0042】
この構成のシリンダヘッドガスケット1によれば,金属基板10のビード12,13の周辺において、シリンダヘッドガスケット1を締めつけた時に比較的大きな面圧Pが発生する部分、即ち、フルビード12の頂部部分Aと裾野部分B,Bやハーフビード13の肩部部分C,Cを除外して、コーティング30a,30bを形成しているので、この部分のA,B,B,C,Cのコーティング30a,30bのフローや損耗の発生を回避して、このフローに伴うトルクダウンを避けることができる。
【0043】
次に、図3及び図4に示す他の実施の形態について説明する。
【0044】
図3は、複数の金属基板で形成されるメタルガスケットのフルビード12の部分に関するものであり、いずれも、フルビード12の頂部部分Aと裾野部分B,Bを除外してコーティング30a,30bを設けている。
【0045】
図3(a)は2枚板構成のメタルガスケットの例で、図3(b)は3枚板構成のメタルガスケットの例で、図3(c)はグロメットを有する2枚板構成のメタルガスケットの例である。
【0046】
また、図4は、複数の金属基板で形成されるメタルガスケットのハーフビード13部分に関するものであり、いずれも、ハーフビード13の肩部部分C,Cを除外してコーティング30a,30bを設けている。
【0047】
図4(a)は2枚板構成のメタルガスケットの例で、図4(b)は3枚板構成のメタルガスケットの例である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のメタルガスケットによれば、メタルガスケットの金属基板のビード周辺において、メタルガスケットを締め付けた時に、局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分、即ち、フルビードの頂部部分と裾野部分やハーフビードの肩部部分を除外して、コーティングを設けているので、この強いシール面圧が発生する部分のコーティングのフローや損耗の発生を回避でき、このフローに伴うトルクダウンを避けることができる。
【0049】
また、この高いシール面圧が発生する部分では、金属基板が直接エンジン部材と当接するので、滑動し易くなるため、ビード内の大きな応力の発生を避けることができ、また、熱膨張と収縮の繰り返しや振動による摩耗や損耗を回避できる。
【0050】
そして、これらのフローや損耗を回避できるので、これらに伴うトルクダウンを避けることができる。
【0051】
また、フルビードの凹部やハーフビードの凹部におけるコーティングの厚さを、他の部分の厚さより厚く形成することにより、ビードを補強できる。
【0052】
従って、シール性能が良く、しかも、耐久性に富むメタルガスケットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のメタルガスケットを示すフルビード部分の断面を含む部分斜視図である。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態のメタルガスケットを示すハーフビード部分の断面を含む部分斜視図である。
【図3】本発明に係る他の実施の形態のメタルガスケットをを示すフルビード部分の断面を含む部分斜視図であり、(a)は2枚板構成のメタルガスケットの例で、(b)は3枚板構成のメタルガスケットの例で、(c)はグロメットを有する2枚板構成のメタルガスケットの例である。
【図4】本発明に係る他の実施の形態のメタルガスケットを示すハーフビード部分の断面を含む部分斜視図であり、(a)は2枚板構成のメタルガスケットの例で、(b)は3枚板構成のメタルガスケットの例である。
【図5】シリンダヘッドガスケットの平面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドガスケット(ガスケット)
2 シリンダボア用穴
3,4 液体穴
5 ボルト穴
10,10A,10B,10C,10D 金属基板
12 フルビード
13 ハーフビード
30a,30b コーティング
A,B,C 局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分

Claims (6)

  1. 一枚の金属基板で構成され、該金属基板のシール対象穴の周囲にフルビードを設けると共に、該フルビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該メタルガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分の頂部部分と裾野部分を除いて設けると共に、前記コーティングに関し、前記フルビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さの1.1倍〜3.0倍の範囲内で厚く形成したことを特徴とするメタルガスケット。
  2. 複数の金属基板で構成され、該金属基板の少なくとも一つのシール対象穴の周囲にフルビードを設けると共に、該フルビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該メタルガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分の頂部部分と裾野部分を除いて設けると共に、前記コーティングに関し、前記フルビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さの1.1倍〜3.0倍の範囲内で厚く形成したことを特徴とするメタルガスケット。
  3. 一枚の金属基板で構成され、該金属基板のシール対象穴の周囲にハーフビードを設けると共に、該ハーフビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該メタルガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分の肩部部分を除いて設けると共に、前記コーティングに関し、前記ハーフビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さの1.1倍〜3.0倍の範囲内で厚く形成したことを特徴とするメタルガスケット。
  4. 複数の金属基板で構成され、該金属基板の少なくとも一つのシール対象穴の周囲にハーフビードを設けると共に、該ハーフビードの上下の両面にコーティングを設けて、2部材の間をシールするメタルガスケットにおいて、前記コーティングを、該メタルガスケットの締め付け時に局所的に強いシール面圧が発生するシールライン部分の肩部部分を除いて設けると共に、前記コーティングに関し、前記ハーフビードの凹部における前記コーティングの厚さを、他の部分の厚さの1.1倍〜3.0倍の範囲内で厚く形成したことを特徴とするメタルガスケット。
  5. 前記コーティングを、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミドのいずれか一つ又は幾つかの組合せで形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のメタルガスケット。
  6. 前記メタルガスケットが、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックの間をシールするシリンダヘッドガスケットであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のメタルガスケット。
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