JP3708526B2 - 自転車用クランク組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク組立体、特に、自転車用フレームのハンガー部に装着可能な自転車用クランク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車のクランクは、自転車用フレームのハンガー部に回転自在に装着されたクランク軸に装着されている。このクランク軸に右クランク(自転車の部品を呼ぶ場合、自転車を後方から見て右側に配置される部品を右部品といい、左側に配置される部品を左部品という)をカシメ固定したクランク組立体が従来知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
従来のクランク軸に右クランクをカシメ固定したクランク組立体は、クランク軸に環状の周溝又は突縁等からなる段部を設けるとともに、右クランクの端部に嵌合孔と嵌合孔の縁部にカシメ代とを設けたものである。嵌合孔の深さは右クランクの端部の径より長く形成されている。このカシメ代の端縁全体を段部に向けて軸方向外方に押圧することにより、カシメ代を段部に沿って径方向内方に膨出させてクランク軸に右クランクをカシメ固定している。また同時に、カシメ代を膨出させ、カシメ代の外周面にスプロケットをカシメ固定している。
【0004】
【特許文献1】
実公昭53−1708号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、クランク軸に段部を形成し、段部に向けて軸方向外方に押圧して段部に沿ってカシメ代を径方向内方に膨出させることにより、右クランクをカシメ固定している。このため、カシメ代の端縁や外周面等の外形にカシメ時の押圧により生じる不揃いな面が表れ、見栄えが悪くなるおそれがある。
【0006】
また、前記従来の構成では、嵌合孔の深さがクランク軸の直径より長いので、右クランクのクランク軸方向の長さが長くなる。このため、ペダリング時に右クランクがかかとに当たりやすくなり、ペダリング時に右クランクが邪魔になるおそれがある。
【0007】
本発明の課題は、自転車用クランク組立体において、右クランクとクランク軸とを外形を見栄えよくカシメ固定できるようにすることにある。
【0008】
本発明の別の課題は、ペダリング時にクランクが邪魔にならないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る自転車用クランク軸組立体は、自転車用フレームのハンガー部に装着可能な組立体であって、クランク軸と、右クランクとを備えている。クランク軸は、第1部分と、第1部分の右側に第1部分より大径に形成された第2部分とを有している。右クランクは、1又は複数のスプロケットを装着可能な複数のアーム部を有するスプロケット装着部、スプロケット装着部と一体形成されスプロケット装着部の第1面から径方向に延びるクランクアーム部、及びスプロケット装着部の第1面と逆側の第2面の中心に形成された係合凹部を有し、第1部分との間に隙間が形成され得るようにクランク軸の第2部分を係合凹部に装着した状態で、係合凹部の周囲をクランク軸の軸方向外方に押圧し、押圧部分を径方向内側に膨出させてクランク軸との間に環状空間を形成するようにクランク軸にカシメ固定されたものである。
【0010】
このクランク組立体では、クランク軸には第1部分と大径の第2部分とを設け第2部分に右クランクがカシメ固定されている。このカシメ固定の際に、第1部分との間に隙間が形成され得るようにクランク軸の第2部分を係合凹部に装着した状態で係合凹部の周囲を軸方向外方に押圧して押圧部分を径方向内方に膨出させてカシメ固定するとともに、クランク軸との間に環状空間を形成している。このようにクランク軸に右クランクをカシメ固定することで径方向外方への膨出がなくなり外形はカシメ固定前の形状を維持できる。このため、右クランクとクランク軸とを外形を見栄えよくカシメ固定できるようになる。
【0011】
発明に2係る自転車用クランク組立体は、発明1に記載の組立体において、環状空間の端面は、第2面より第1面側に凹んで形成されている。この場合には、第1部分との隙間に向けて膨出して得られた環状空間の端面が凹んで形成されるので、カシメ部分が第2面側に露出しない。
【0012】
発明3に係る自転車用クランク組立体は、発明1又は2に記載の組立体において、環状の空間の内周面と第1部分の外周面との間に装着されたシール部材をさらに備える。この場合には、シール部材によりクランク軸と第2部分との隙間への液体や塵埃などの異物の侵入を防止できる。
【0013】
発明4に係る自転車用クランク組立体は、発明1から3のいずれかに記載の組立体において、係合凹部は、第2部分の直径より短い長さで形成されている。この場合には、クランク軸にカシメ固定される右クランクの係合凹部の長さがクランク軸の第2部分の直径より短いので、右クランクの厚みを薄くすることができ、クランクをロープロファイル化できる。このため、ペダルを踏み込むペダリング時に、かかとがクランクに当たりにくくなり、ペダリング時にクランクが邪魔になりにくくなる。
【0014】
発明5に係る自転車用クランク軸組立体は、発明1から4のいずれかに記載の組立体において、係合凹部は、第2部分の直径より短い長さで形成されている。ここでは、クランク軸にカシメ固定されるクランクの係合凹部の長さがクランク軸の第2部分の直径より短いので、クランクの厚みを薄くすることができ、クランクをロープロファイル化できる。このため、ペダルを踏み込むペダリング時に、かかとがクランクに当たりにくくなり、ペダリング時にクランクが邪魔になりにくくなる。
【0015】
請求項6に係る自転車用クランク組立体は、発明1から5のいずれかに記載の組立体において、クランク軸は少なくとも前記右クランク装着部分が中空の軸であり、ハンガー部に装着された軸受組立体にハンガー部の軸方向両外方で回転自在に支持されている。この場合には、クランク軸の少なくとも右クランク装着部が中空の構造であるとともに、ハンガー部の軸方向クランク軸がハンガー部の軸方向両外方で回転自在に支持されているので、クランク軸の直径を大きくすることができ、組立体の強度を維持して軽量化を図ることができる。また、第2部分の直径より係合凹部の長さが短くてもカシメ固定部分の直径が大きくなるので、カシメ強度を高く維持できる。
【0016】
発明7に係る自転車用クランク組立体は、発明6に記載の組立体において、クランク軸は、全長にわたり中空の軸である。この場合には、クランク軸が中空軸であるので、強度を維持してさらに軽量化を図れる。
【0017】
発明8に係る自転車用クランク組立体は、発明1から7のいずれかに記載の組立体において、第2部分の外周面には、周方向に間隔を隔てて複数の第1凹凸部が形成されており、係合凹部には、第1凹凸部に所定の回転位相で回転不能に係合する第2凹凸部が形成されている。この場合には、セレーションなどの凹凸嵌合によりクランク軸に対して右クランクを所定の回転位相にセットできる。
【0018】
発明9に係る自転車用クランク組立体は、発明8に記載の組立体において、第1凹凸部及び第2凹凸部は、周方向の2箇所に形成され周方向の間隔が異なる位置決め凹凸部を有している。この場合には2箇所の位置決め凹凸部で右クランクを位置決めしているので、クランク取付作業の目安となるとともに、位置決め凹凸部が2箇所あるのでたとえば右クランクを冷間鍛造で製造する場合に冷間鍛造時のバランスがよくなり金型が長持ちする。
【0019】
発明10に係る自転車用クランク組立体は、発明1から9のいずれかに記載の組立体において、クランク軸の第2部分は、軸方向に第1長さで形成されており、係合凹部は、第1長さより長い第2長さで第1面の手前側まで形成されている。この場合には、右クランクの係合凹部が第1面まで貫通していないので、第1面にクランク軸に止めるための凹部が露出しなくなり、第1面側の見栄えもよくなり、意匠性も向上する。
【0020】
発明11に係る自転車用クランク組立体は、発明10に記載の組立体において、スプロケット装着部の第1面には、前記クランク軸取付用の孔が形成されていない。この場合には、第1面孔が形成されていないので、高級感がある外観を得ることができ、意匠性がさらに向上する。
【0021】
発明12に係る自転車用クランク組立体は、発明1から9のいずれかに記載の組立体において、クランク軸の第2部分は、軸方向に第1長さで形成されており、係合凹部は、第1長さより長い第2長さで貫通し第1面に開口して形成されている。この場合には、第1面に開口が形成されるので、軽量化しやすくなる。
【0022】
発明13に係る自転車用クランク組立体は、発明12に記載の組立体において、第1面に形成された開口を覆う蓋部材をさらに備える。この場合には、蓋部材により開口を覆うことにより意匠性の向上を図れるとともに、クランク軸を中空構造にしても内部に異物が侵入しにくくなる。
【0023】
発明14に係る自転車用クランク組立体は、発明1から13のいずれかに記載の組立体において、右クランク又はクランクの押圧部分は周方向に間隔を隔てて交互に異なる軸方向長さで形成されている。この場合には、押圧部分の押圧面積が小さくなるので、より小さい力でカシメ固定できる。
【0024】
発明15に係る自転車用クランク組立体は、発明1から14のいずれかに記載の組立体において、第1部分の左端に右クランクのクランクアーム部と180度の回転位相で回転不能に装着される左クランクをさらに備える。この場合には、第2部分に右クランクがカシメ固定されたクランク軸の第1部分に右クランクと位相を180度異ならせて左クランクを装着できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車は、たとえばドロップタイプのハンドル部14を有するロードバイク10である。ロードバイク10は、車体の骨格をなすダイヤモンド形のフレーム11を備えている。フレーム11は、フレーム体12と、フレーム体12の前部に斜め縦軸回りに回転自在に支持され、下部が2股に分かれたフロントフォーク13とを有している。また、ロードバイク10は、フロントフォーク13に連結されたハンドル部14と、フレーム体12の下部に取り付けられ、踏み力を駆動力に変換する駆動部15と、フロントフォーク13の下端に回転自在に支持された前輪16と、フレーム体12の後部に回転自在に支持された後輪17と、前後の制動装置18,19とを備えている。
【0026】
フレーム体12は、三角形状の前三角20と、前三角20の後方に配置された後三角21とを有している。前三角20は、横方向に配置された上パイプ25と、上パイプ25の下方に前上がりに配置された下パイプ26と、上パイプ25および下パイプ26の前端を接合するヘッドパイプ27と、上パイプ25および下パイプ26の後端を接合し、斜め上方に延びる立パイプ28とから構成されている。立パイプ28にはサドル32を固定したシートポスト33が上下位置を調節可能に固定されている。立パイプ28と下パイプ26との接合部には、筒状のハンガー部29(図3)が形成されている。後三角21は、立パイプ28に前端が接合され2股に分かれて斜め下方に延びるシートスティ30と、立パイプ28の下端から後方に2股に分かれて延び、シートスティ30の後端に接合されたチェーンスティ31とから構成されている。
【0027】
フロントフォーク13の上部にはハンドル部14を構成するハンドルステム35が上下に移動可能に固定されている。ハンドルステム35の上端には、左右に延びる両端が湾曲したハンドルバー36が固定されている。ハンドルバー36の両端には、変速機能付のブレーキレバー38が取り付けられている。
【0028】
駆動部15は、ハンガー部29に設けられたギヤクランク部41と、後輪17のフリーハブに回転不能に取り付けられた小ギヤ部43と、ギヤクランク部41と小ギヤ部43との間に架け渡されたチェーン44と、変速用のフロントディレーラ45およびリアディレーラ46とを有している。フロントディレーラ45は、チェーン44が挿通するチェーンガイド45aを有している。
【0029】
ギヤクランク部41は、図1〜図3に示すように、フレーム11のハンガー部29に回転自在に支持されたクランク軸50(図3)と、クランク軸50の右端にカシメ固定され先端にペダル53(図1)が装着された右クランク51と、クランク軸50の左端に着脱自在に固定される左クランク52(図3)とを有している。
【0030】
クランク軸50は、図3に示すように、ハンガー部29に装着されたボトムブラケット54によりハンガー部29に回転自在に装着されている。クランク軸50は、たとえばクロムモリブデン鋼等の高剛性を有する合金製の中空のパイプ状の部材であり、左端から右端にかけて配置された第1部分55と、第1部分55の右側に第1部分55より大径に形成された第2部分56とを有している。第1部分55の左端部は、他の部分より僅かに縮径されており、左端外周面には、左クランク52を所定の回転位相で回転不能に装着するための左外セレーション部55aが形成されている。
【0031】
左外セレーション部55aは、図4(a)に示すように、周方向に間隔を隔てて形成された多数の凹凸55cを有しており、凹凸55cのピッチは直径上の2箇所に形成された位置決め凹凸55dを除いて同じになっている。この直径上の2箇所の異なる間隔の位置決め凹凸55dにより左クランク52が所定の回転位相で装着される。また、内周面には、左クランク52を左外セレーション部55aに固定するために固定ボルト59がねじ込まれる雌ねじ部55bが形成されている。なお、左クランク52のクランク軸50を装着部分には図示しないスリットが形成されており、スリットを狭めるように、クランク軸50の図3下方に配置された2本の取付ボルト57a,57bを締め付けることにより強固にクランク軸50に固定されている。この2本の取付ボルト57a,57bは、たとえば六角穴付きボルトであり、頭部が異なる方向から挿入されている。また、第1部分55の右端面には第2部分56に連なる徐々に拡径するテーパ部55eが形成されている。
【0032】
第2部分56は、図5に示すように、テーパ部55eの端部から筒状に右方に延びており、その外周面には、右クランク51を左クランク52と180度異なる回転位相で装着するための右外セレーション部56aが形成されている。右外セレーション部56aも、図4(b)に示すように、周方向に間隔を隔てて形成された多数の凹凸56cを有しており、凹凸56cのピッチは直径上の2箇所に形成された位置決め凹凸56dを除いて同じになっている。この直径上の2箇所の異なる間隔の位置決め凹凸56dにより右クランク51が所定の回転位相で装着される。これにより、右クランク51と左クランク52とが180度の回転位相でクランク軸50の両端に装着される。
【0033】
ボトムブラケット54は、図3及び図5に示すように、ハンガー部29の両端からねじ込まれる左右の軸受ハウジング60,61と、左右の軸受ハウジング60,61を同芯に連結する筒状の連結部材62と、左右のハウジング60,61に装着された左右の玉軸受63,64と、左右の玉軸受63,64の内輪63a,64aとクランク軸50との間に装着される左右のカバー部材65,66とを有している。
【0034】
軸受ハウジング60,61は、段付き円筒形状の部材であり、ハンガー部29の内周面にねじ込まれる小径部60a,61aと、小径部60a,61aの軸方向外方に形成された大径部60b,61bとを有している。大径部60b,61bは、ハンガー部29の両端面に接触して配置されている。大径部60b,61bの内周面に玉軸受63,64が装着されている。
【0035】
連結部材62は、両端外周が他の部分より大径に形成された筒状部材であり、大径の両端部が軸受ハウジング60,61の小径部60a,61aの内周面に嵌合固定されている。この嵌合固定部分には、Oリング68,69が装着されている。
【0036】
玉軸受63,63は、図5に右側を示すように、内輪64aと外輪64bとの間にシール64c,64dが装着されたシールドベアリングであり、グリースが予め封入されたものである。これにより、潤滑のためのメンテナンスを省くことができる。なお、軸受63も同じ構造である。
【0037】
カバー部材65,66は、図5に右側を示すように、合成樹脂製の部材であり、軸受64の軸方向の外方を覆う円板状のカバー部66aと、クランク軸50と軸受64の内輪64aとの間に配置される筒状の装着部66bとを有している。カバー部66aの外周側の内壁面には、軸受ハウジング61の大径部との隙間をシールするシールリング70が装着されている。なお、カバー部材65も同様な構造である。
【0038】
このように、ハンガー部29の軸方向外方に軸受63,64を配置することによりクランク軸50の軸径を大きくすることができ、クランク軸50を中空形状にして軽量化を図ってもクランク軸50の強度や剛性を高く維持できる。
【0039】
右クランク51は、図2,図3及び図5に示すように、大小2枚のスプロケット71,72を先端に装着可能な5つのアーム部76を有するスプロケット装着部75と、右クランクアーム部77と、円形の空間で構成される係合凹部78とを有している。
【0040】
アーム部76の先端両面には、スプロケット71,72をクランク軸50と同芯に取り付けるための取付部76aが他の部分より凹んで形成されている。
【0041】
右クランクアーム部77は、中空構造のものであり、スプロケット装着部75と一体形成され、スプロケット装着部75の外側面75aから先端が軸方向外方に向けて僅かに傾斜しつつ径方向に外方に延びている。この延びた先端にペダル53がねじ込まれるペダル装着孔77aが形成されている。
【0042】
係合凹部78は、図3に示すように、クランク軸50の第2部分56に装着されており、第2部分56の第1長さL1より長い第2長さL2の深さで外側面75aの手前側まで形成されている。この結果、右クランクアーム77を含むスプロケット装着部75の外側面75aは、凹凸を有さない滑らかな曲面で構成されている。また、係合凹部78の第2長さL2は、クランク軸50の第2部分56の直径より短い。
【0043】
図6(a)に示すように、第2部分56に装着された状態でカシメ固定される前は、係合凹部78とクランク軸50の第1部分55の右端外周面との間には、隙間が形成されている。また、係合凹部78の内周面には、右外セレーション56aに係合する周方向に間隔を隔てて形成された多数の凹凸を有する右内セレーション78cが形成されている。両セレーション56a,78cを係合させた状態で、図6に示すようにカシメ治具100をクランク軸50の外周面に装着してプレス装置などの適宜の押圧装置で係合凹部78の周囲を押圧することにより、右クランクアーム部77は、クランク軸50にカシメ固定される。
【0044】
カシメ治具100は、図6及び図7に示すように、クランク軸50の第1部分55の外周側に装着可能な筒状の部材であり、先端に小径の押圧部101を有している。押圧部101の内周面は先端に向けて拡径するテーパ部102となっている。また、押圧部101の先端には、周方向に間隔を隔てて形成された切欠き部101aが形成されている。このため、このカシメ治具100により係合凹部78の周囲を押圧すると、押圧部分には、周方向に間隔を隔てて交互に異なる軸方向長さで形成された第1及び第2環状空間78a,78bが形成される。第1環状空間78aは、カシメ治具100の押圧部101の先端101bにより形成される空間であり、第2環状空間78bは、切欠き部101aの先端により形成される空間である。これらの環状空間78a,78bの端面は、係合凹部78の周囲のスプロケット装着部75の内側面75bより外側面75aに向けて凹んで形成される。このように、カシメ治具100の先端に切欠き部101aを形成することにより押圧面積を小さくすることができ、より小さい力でカシメることができる。
【0045】
係合凹部78の周囲を押圧すると、押圧部101の先端101bの先端により押圧される部分は、径方向内方に膨出するように塑性変形し第1部分55と第2部分56との境界部分のテーパ部55eに接触する。これにより右クランク51がクランク軸50にカシメ固定される。このとき、前述したように第1及び第2環状空間78a,78bが形成される。この第2環状空間78bには、第2環状空間78bの内周面と第1部分55の外周面との間に装着され両者の隙間をシールするOリング80が装着されている。Oリング80の第1環状空間78a側には、座金状のバックアップリング81が装着されている。また、Oリング80の軸方向内方にはカバー部材66のカバー部66aの外側面にも接触している。これにより、クランク軸50とカバー部66aとの隙間及び係合凹部78とクランク軸50との隙間を同時にシールできる。
【0046】
左クランク52は、図3に示すように、先端にペダル53がねじ込まれるペダル装着孔85aが形成された中空構造の左クランクアーム部85を有している。左クランクアーム部85の基端部には、左外セレーション部55aに係合する左内セレーション部85bが形成されている。
【0047】
このように構成されたギヤクランク部41をボトムブラケット54に装着する際には、右クランク51の係合凹部78にクランク軸50の第2部分56を両セレーション部56a,78cを合わせた状態で挿入する。この状態でカシメ治具100をクランク軸50の第1部分55側から押圧部101を先端にして装着する。カシメ治具100を装着したクランク軸50と右クランク51とを、たとえば右クランク51のスプロケット装着部75及び右クランクアーム部77の外側面の形状に合わせ受け具に装着し、カシメ治具100をプレス装置などで押圧する。カシメ治具100で押圧すると、押圧部101の先端101bの先端により押圧される部分は、径方向内方に膨出するように塑性変形し第1部分55と第2部分56との境界部分のテーパ部55cに接触する。これにより右クランク51がクランク軸50にカシメ固定される。
【0048】
右クランク51がクランク軸50にカシメ固定された状態で、フレーム11のハンガー部29に装着されたボトムブラケット54に右側から挿入し、第1部分55の先端に左クランク52を装着する。このとき、位置決め凹凸55dを合わせることにより、右クランク51と180度異なる回転位相に装着する。そして、固定ボルト59を締め付けることよりクランク軸50の軸方向のガタ付きを調整し、その後2本の取付ボルトにより左クランク52を固定してギヤクランク部41の装着が完了する。
【0049】
このような構成のクランク組立体では、クランク軸に右クランクをカシメ固定する際に、第1部分55との間に隙間が形成され得るようにクランク軸50の第2部分56を係合凹部78に装着した状態で係合凹部78の周囲を軸方向外方に押圧して押圧部分を径方向内方に膨出させてカシメ固定するとともに、クランク軸50との間に環状空間を形成している。このため、径方向外方への膨出がなくなり外形はカシメ固定前の形状を維持できる。このため、右クランク51とクランク軸50とを外形を見栄えよくカシメ固定できるようになる。
【0050】
また、クランク軸50にカシメ固定される右クランク51の係合凹部78の長さがクランク軸50の第2部分56の直径より短いので、右クランク51の厚みを薄くすることができ、右クランク51をロープロファイル化できる。このため、ペダルを踏み込むペダリング時に、かかとが右クランク51に当たりにくくなり、ペダリング時にクランクが邪魔になりにくくなる。
【0051】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、係合凹部78を外側面75aの手前側まで形成したが、図8に示すように、係合凹部178を外側面75aに向けて貫通させてもよい。貫通により形成された開口178bには、蓋部材90により塞がれている。蓋部材90は、開口178bの内周面178cに形成された環状溝178dに弾性的に係止されている。
【0052】
なお、蓋部材90の固定方法は環状溝178dへの弾性係止に限定されない。たとえば、図9では、蓋部材190を開口278bの周囲に接着している。この場合、位置決めのために蓋部材190にピン190aを立設している。
【0053】
また、図10に示すように、開口378の外周側に環状溝379を外側面175aに形成し、蓋部材290を環状溝379に弾性係止してもよい。
【0054】
さらに、図11に示すように、蓋部材390を第1部分側から装着したボルト380と筒状ワッシャ部材390とにより開口478bに装着してもよい。
【0055】
(b)前記実施形態では、ロードバイクのクランク組立体を例に説明したが、本発明は全ての自転車に適用できる。
【0056】
(c)前記実施形態では、クランク軸50を全長にわたり中空の筒状の軸で構成したが、少なくとも右クランク装着部分が中空であれば全体が中空でなくてもよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、右クランクをクランク軸にカシメ固定する際に、第1部分との間に隙間が形成され得るようにクランク軸の第2部分を係合凹部に装着した状態で係合凹部の周囲を軸方向外方に押圧して押圧部分を径方向内方に膨出させてカシメ固定するとともに、クランク軸との間に環状空間を形成している。このようにクランク軸に右クランクをカシメ固定することで径方向外方への膨出がなくなり外形はカシメ固定前の形状を維持できる。このため、右クランクとクランク軸とを外形を見栄えよくカシメ固定できるようになる。
【0058】
別の発明によれば、クランク軸にカシメ固定されるクランクの係合凹部の長さがクランク軸の第2部分の直径より短いので、クランクの厚みを薄くすることができ、クランクをロープロファイル化できる。このため、ペダルを踏み込むペダリング時に、かかとがクランクに当たりにくくなり、ペダリング時にクランクが邪魔になりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態を採用した自転車の側面図。
【図2】 その右クランクの正面図。
【図3】 図2のIII−III断面図。
【図4】 クランク軸の左右の側面図。
【図5】 右クランクカシメ部分の拡大断面部分図。
【図6】 カシメ工程を説明する断面部分図。
【図7】 カシメ治具の斜視図。
【図8】 他の実施形態の図3に相当する図。
【図9】 他の実施形態の蓋部材の取付構造を示す断面部分図。
【図10】 他の実施形態の蓋部材の取付構造を示す断面部分図。
【図11】 他の実施形態の蓋部材の取付構造を示す断面部分図。
【符号の説明】
11 フレーム
50 クランク軸
51 右クランク
52 左クランク
54 ボトムブラケット
55 第1部分
56 第2部分
56a 右外セレーション
75 スプロケット装着部
75a 外側面
75b 内側面
76 アーム部
77 右クランクアーム部
78 係合凹部
78b 第2環状空間
78c 右内セレーション
80 Oリング
Claims (15)
- 自転車用フレームのハンガー部に装着可能な自転車用クランク組立体であって、
第1部分と、前記第1部分の右側に前記第1部分より大径に形成された第2部分とを有するクランク軸と、
1又は複数のスプロケットを装着可能な複数のアーム部を有するスプロケット装着部、前記スプロケット装着部と一体形成され前記スプロケット装着部の第1面から径方向に延びるクランクアーム部、及び前記スプロケット装着部の前記第1面と逆側の第2面の中心に形成された係合凹部を有し、前記第1部分との間に隙間が形成され得るように前記クランク軸の第2部分を前記係合凹部に装着した状態で、前記係合凹部の周囲を前記クランク軸の軸方向外方に押圧し、押圧部分を径方向内側に膨出させて前記クランク軸との間に環状空間を形成するように前記クランク軸にカシメ固定された右クランクと、
を備えた自転車用クランク組立体。 - 前記環状空間の端面は、前記第2面より前記第1面側に凹んで形成されている、請求項1に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記環状空間の内周面と前記第1部分の外周面との間に装着されたシール部材をさらに備える、請求項1又は2に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記係合凹部は、前記第2部分の直径より短い長さで形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。
- 前記係合凹部は、前記第2部分の直径より短い長さで形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記クランク軸は少なくとも前記右クランク装着部分が中空の軸であり、前記ハンガー部に装着された軸受組立体に前記ハンガー部の軸方向両外方で回転自在に支持されている、請求項1から5のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。
- 前記クランク軸は、全長にわたり中空の軸である、請求項6に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記第2部分の外周面には、周方向に間隔を隔てて複数の第1凹凸部が形成されており、
前記係合凹部には、前記第1凹凸部に所定の回転位相で回転不能に係合する第2凹凸部が形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。 - 前記第1凹凸部及び第2凹凸部は、周方向の2箇所に形成され周方向の間隔が異なる位置決め凹凸部を有している、請求項8に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記クランク軸の前記第2部分は、軸方向に第1長さで形成されており、
前記係合凹部は、前記第1長さより長い第2長さで前記第1面の手前側まで形成されている、請求項1から9のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。 - 前記スプロケット装着部の第1面には、前記クランク軸取付用の孔が形成されていない、請求項10に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記クランク軸の前記第2部分は、軸方向に第1長さで形成されており、
前記係合凹部は、前記第1長さより長い第2長さで貫通し前記第1面に開口して形成されている、請求項1から9のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。 - 前記第1面に形成された開口を覆う蓋部材をさらに備える、請求項12に記載の自転車用クランク組立体。
- 前記右クランク又は前記クランクの押圧部分は、周方向に間隔を隔てて交互に異なる軸方向長さで形成されている、請求項1から13のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。
- 前記第1部分の左端に前記右クランクのクランクアーム部と180度の回転位相で回転不能に装着される左クランクをさらに備える、請求項1から14のいずれかに記載の自転車用クランク組立体。
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