JP2006151159A - 自転車用クランクの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ部材によりクランク軸との取付部分に形成されたスリットを締め付けることによりクランクを固定するもので、ねじ部材が緩んでもクランクが脱落しないようにする。
【解決手段】クランク固定構造56は、自転車のクランク軸54に回転不能に連結される連結孔52aと連結孔の径方向に沿って形成されたスリット52dとをクランク軸取付部分に有する左クランク52をクランク軸に固定する構造であって2本の取付ボルト67a,67bと、抜け止め孔57と、抜け止め部材58とを備えている。取付ボルトは、スリットを横断するように配置されスリットの幅を狭めることにより左クランクをクランク軸に固定するための部材である。抜け止め孔57は、クランク軸のスリットに対向する外周面に形成されたものである。抜け止め部材は、スリットに配置され取付ボルトにより回動自在に係止され、抜け止め孔に係合可能な抜け止め突起58cを有する部材である。
【選択図】図3
【解決手段】クランク固定構造56は、自転車のクランク軸54に回転不能に連結される連結孔52aと連結孔の径方向に沿って形成されたスリット52dとをクランク軸取付部分に有する左クランク52をクランク軸に固定する構造であって2本の取付ボルト67a,67bと、抜け止め孔57と、抜け止め部材58とを備えている。取付ボルトは、スリットを横断するように配置されスリットの幅を狭めることにより左クランクをクランク軸に固定するための部材である。抜け止め孔57は、クランク軸のスリットに対向する外周面に形成されたものである。抜け止め部材は、スリットに配置され取付ボルトにより回動自在に係止され、抜け止め孔に係合可能な抜け止め突起58cを有する部材である。
【選択図】図3
Description
本発明は、固定構造、特に、自転車のクランク軸の端部に回転不能に取り付けられ、クランク軸が通過可能に形成された連結孔と連結孔の径方向に沿って形成されたスリットとを有するクランクをクランク軸に固定する自転車用クランクの固定構造に関する。
自転車のハンガー部には、ボトムブラケットと呼ばれるクランク軸組立体が装着される。従来のクランク軸組立体は、第1及び第2軸受収納部を有しハンガー部の両端に各別にねじ込まれる第1及び第2軸支持部材と、第1及び第2軸支持部材に収納された第1及び第2軸受と、第1及び第2軸受に支持されるクランク軸とを有している。クランク軸の両端には、左右のクランクが回転不能に装着される。このような構成のクランク軸組立体において、クランク軸へのクランクの装着と同時に軸方向のがたをなくすための玉当たりを調整できるクランク軸組立体が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
従来のクランク軸組立体では、右側のギヤクランクはクランク軸の右端に一体でカシメ固定されている。左クランクは、クランク軸が通過可能に形成された貫通孔と貫通孔の径方向に沿って形成されたスリットとを取付部分に有している。スリットを横断するように配置された2本のねじ部材によりスリットを締め付けることにより、左クランクはクランク軸に固定されているとともに、クランク軸の左端に内周面に螺合する固定ボルトによりクランク軸に固定されている。ねじ部材は、左クランクを強固に固定するために設けられている。この2本のねじ部材は、ねじ部材の頭部の干渉防止によるクランク取付部分の軸方向の厚みの増加を抑えるために、互いに異なる方向から挿入されている。また、第1及び第2軸受の内輪は、左右のクランクの内側端部により挟持されており左右のクランクにより押圧可能に配置されている。
このような構成のクランク軸組立体では、固定ボルトでクランクをクランク軸に装着すると、左右のクランクが第1及び第2軸受の内輪の外側面に接触して内輪を内方に押圧する。この押圧力の加減により玉当たりを調整し軸方向のがたをなくすことができる。そして、最後にねじ部材を回してクランクをクランク軸に完全に固定する。
特開2004−249770号公報
前記従来の構成では、固定ボルトとねじ部材とにより左クランクをクランク軸に固定しているので、それら全てが緩まない限り、玉押し量の変化や左クランクのがたつきなどは生じない。しかし、もし、ねじ部材が緩んだ状態で固定ボルトが脱落すると、左クランクが脱落するおそれがある。また、固定ボルトを用いずにねじ部材だけで左クランクを固定している場合、ねじ部材が緩むだけで左クランクが脱落するおそれがある。
本発明の課題は、ねじ部材によりクランク軸との取付部分に形成されたスリットを締め付けることによりクランクをクランク軸に固定する構造において、ねじ部材が緩んでもクランクがクランク軸から脱落しないようにすることにある。
発明1に係る自転車用クランクの固定構造は、自転車のクランク軸に回転不能に連結される連結孔と連結孔の内周面から径方向に沿って形成されたスリットとをクランク軸取付部分に有するクランクをクランク軸に固定する構造であって、少なくとも1本のねじ部材と、凹部と、板状部材とを備えている。少なくとも1本のねじ部材は、スリットを横断するように配置されスリットの幅を狭めることによりクランクをクランク軸に固定するための部材である。凹部は、クランク軸のスリットに対向する外周面に形成されたものである。板状部材は、スリットに配置されねじ部材により回動自在に係止され、凹部に係合可能な突起を有する部材である。
このクランクの固定構造では、クランクをクランク軸に装着する際には、スリットに板状部材を装着した状態でねじ部材を緩めに装着する。次に、突起がクランク軸に干渉しないように板状部材を退避させた状態でクランクの連結孔をクランク軸の軸端に装着する。そしてクランクの装着が完了すると、板状部材を回動させ突起を凹部に係合させ抜け止めする。これらが終わると、ねじ部材を締め付けてスリットの幅を狭くし、連結孔をクランク軸にきつく圧接させてクランクをクランク軸に固定するとともに板状部材を固定する。ここでは、スリットに板状部材を配置し、その突起をクランク軸に設けられた凹部に係止させているので、ねじ部材が緩んでもクランクがクランク軸から脱落しないようになる。
発明2に係る自転車用クランクの固定構造は、発明1に記載の構造において、クランク軸の軸端の少なくとも一方には雌ねじ部が形成され、雌ねじ部に螺合してクランクをクランク軸に固定する固定ボルトをさらに備える。この場合には、ねじ部材が緩んでも固定ボルトが緩まなければクランクは脱落しないので、クランクがさらに脱落しにくくなる。
発明3に係る自転車用クランクの固定構造は、発明1又は2に記載の構造において、ねじ部材はそれぞれ頭部を有しクランク軸方向に並べて配置された第1及び第2ねじ部材を有し、板状部材は、第1ねじ部材が通過する通過孔と、第1ねじ部材を回動中心としてクランク軸の外周側に回動可能なように第2ねじ部材に係合する係合切欠き部とを有し、突起は通過孔と係合切欠き部との間に配置されている。この場合には、係合切欠き部と通過孔との間に突起を設けることにより、突起の回動半径が小さくなり、突出量が小さな突起で凹部に係合させることができる。
発明4に係る自転車用クランクの固定構造は、発明3に記載の構造において、係合切欠き部は、第2ねじ部材のねじ溝部に接触可能であり、第2ねじ部材の回動により突起が抜き止め凹部に接近するように板状部材を回動させる回動カム面を有する。この場合には、板状部材の回動カム面をねじ溝部に係合させた状態で第2ねじ部材を回動させると、その回動により回動カム面とねじ溝部との摩擦により抜け止め部材が回動し、突起が凹部に係合する。ここでは、第2ねじ部材の回動により板状部材を回動させることができるので、板状部材のセットが容易になる。
発明5に係る自転車用クランクの固定構造は、発明3又は4に記載の構造において、第1ねじ部材と第2ねじ部材とは頭部がスリットを挟んで異なる方向に配置されており、通過孔が係合切欠き部よりクランク軸の軸端側に配置されている。この場合には、第2ねじ部材のねじの方向と頭部の位置とを考慮することにより、第2ねじ部材の締め付けと抜け止め部材の回動とを同時に行える。
発明6に係る自転車用クランクの固定構造は、発明1から5のいずれかに記載の構造において、板状部材は金属板製である。この場合には、板状部材が金属製であるので、板状部材の耐久性が向上し、クランクのメンテナンスを行いやすくなる。
発明7に係る自転車用クランクの固定構造は、発明1から3のいずれかに記載の構造において、板状部材は合成樹脂製である。この場合には、板状部材が合成樹脂製であるので、安価に軽量化できるとともに、合成樹脂の弾性を利用して抜け止め位置で元に戻りにくくすることができる。
本発明によれば、スリットに板状部材を配置し、その突起をクランク軸に設けられた凹部に係止させているので、ねじ部材が緩んでもクランクがクランク軸から脱落しないようになる。
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車は、たとえばドロップタイプのハンドル部14を有するロードバイク10である。ロードバイク10は、車体の骨格をなすダイヤモンド形のフレーム11を備えている。フレーム11は、フレーム体12と、フレーム体12の前部に斜め縦軸回りに回転自在に支持され、下部が2股に分かれたフロントフォーク13とを有している。また、ロードバイク10は、フロントフォーク13に連結されたハンドル部14と、フレーム体12の下部に取り付けられ、踏み力を駆動力に変換する駆動部15と、フロントフォーク13の下端に回転自在に支持された前輪16と、フレーム体12の後部に回転自在に支持された後輪17と、前後の制動装置18,19とを備えている。
フレーム体12は、三角形状の前三角20と、前三角20の後方に配置された後三角21とを有している。前三角20は、横方向に配置された上パイプ25と、上パイプ25の下方に前上がりに配置された下パイプ26と、上パイプ25および下パイプ26の前端を接合するヘッドパイプ27と、上パイプ25および下パイプ26の後端を接合し、斜め上方に延びる立パイプ28とから構成されている。立パイプ28にはサドル32を固定したシートポスト33が上下位置を調節可能に固定されている。立パイプ28と下パイプ26との接合部には、筒状のハンガー部29(図2)が形成されている。後三角21は、立パイプ28に前端が接合され2股に分かれて斜め下方に延びるシートステイ30と、立パイプ28の下端から後方に2股に分かれて延び、シートステイ30の後端に接合されたチェーンステイ31とから構成されている。
フロントフォーク13の上部にはハンドル部14を構成するハンドルステム35が上下に移動可能に固定されている。ハンドルステム35の上端には、左右に延びる両端が湾曲したハンドルバー36が固定されている。ハンドルバー36の両端には、変速機能付のブレーキレバー38が取り付けられている。
駆動部15は、ハンガー部29に設けられたクランク部41と、後輪17のフリーハブに回転不能に取り付けられた小ギヤ部43と、クランク部41と小ギヤ部43との間に架け渡されたチェーン44と、変速用のフロントディレーラ45およびリアディレーラ46とを有している。フロントディレーラ45は、チェーン44が挿通するチェーンガイド45aを有している。
クランク部41は、図2に示すように、フレーム11のハンガー部29に回転自在に支持されたクランク軸54を有するクランク軸組立体50と、クランク軸54の右端に一体的にカシメ固定され先端にペダル53(図1)が装着された右クランク51と、クランク軸54の左端に着脱自在に固定される左クランク52と、左クランク52をクランク軸54に対して抜け止めして固定するためのクランク固定構造56とを有している。
クランク軸組立体50は、図2に示すように、クランク軸54と、ハンガー部29に装着されクランク軸54を回転自在に支持するボトムブラケット55とを有している。
クランク軸54は、たとえばクロムモリブデン鋼等の高剛性を有する合金製の中空のパイプ状部材である。クランク軸54の左端内周面には、左クランク52を固定するための固定ボルト59がねじ込まれる雌ねじ部54aが形成されている。また、クランク軸54の左端外周面には、図3に示すように、左クランク52を回転不能に連結するためのセレーション54bが形成されている。セレーション54bの形成部分には、クランク固定構造56を構成する抜け止め孔(凹部の一例)57が内外周面を貫通して形成されている。抜け止め孔57には後述する抜け止め部材(板状部材の一例)58が係合する。
ボトムブラケット55は、ハンガー部29の両端からねじ込まれる左右の軸受ハウジング60,61と、左右の軸受ハウジング60,61を同芯に連結する筒状の連結部材62と、左右の軸受ハウジング60,61に装着された左右の軸受63,64と、左右の軸受63,64の内輪とクランク軸54との間に装着される左右のカバー部材65,66とを有している。
左右の軸受ハウジング60,61は、段付き筒状の部材であり、軸受63,64が各別に収納される軸受収納部60a,61aと、軸受収納部60a,61aと並べて配置されハンガー部29の端部に回転不能に装着される装着部60b,61bとをそれぞれに有している。軸受収納部60a,61aは、軸受装着部60a,61aの軸方向外側に配置されており、装着部60b,61bより大径である。ハンガー部29は、左右の両端内周面に雌ねじ部29a,29bを有しており、装着部60b,61bは、軸受収納部60a,61aの内側に配置され雌ねじ部29a,29bに螺合する雄ねじ部60c,61cを有している。通常、クランクの回転による緩みを防止するため、左側の雌ねじ部29aは右ねじで右側の雌ねじ部は左ねじである。したがって、これらに螺合する雄ねじ部60cは右ねじ、雄ねじ部61cは左ねじである。
連結部材62は、クランク軸54が通過可能な内径を有する筒状の部材であり、両端内周面が左右の軸受ハウジング60,61の装着部60b,61bの内周面に嵌合している。連結部材62と軸受ハウジング60,61との連結部分には、Oリング68,69が装着されている。
軸受63,64は、内輪63a,64a及び外輪63b,64bを有する玉軸受等の転がり軸受である。軸受63,64は、カバー部材65,66を介して左右のクランク52,51により内輪63a,64aのそれぞれ軸方向外側(軸受63は図2左側、軸受64は図2右側)への移動が規制され、軸受ハウジング60,61により外輪63b,64bのそれぞれ軸方向内側(軸受63は図2右側、軸受64は図2左側)への移動が規制されるように配置されている。軸受63,64は、内輪63a,64aと外輪63b,64bとの間にシールが装着されたシールドベアリングであり、グリースが予め封入されたものである。これにより、潤滑のためのメンテナンスを省くことができる。このように、ハンガー部29の軸方向外側に軸受63,64を配置することによりクランク軸54の軸径を大きくすることができ、クランク軸54を中空形状にして軽量化を図ってもクランク軸54の強度や剛性を高く維持できる。
カバー部材65,66は、軸受ハウジング60,61の外側端面をカバーするたとえば硬質な合成樹脂製の部材であり、左右のクランク52,51と軸受63,64の内輪63a,64aとに挟まれた状態で配置されている。
右クランク51は、スプロケット71,72を装着可能なギヤクランクであり、円形の空間で構成されクランク軸54の右端に回転不能に装着される係合凹部78を有するクランク連結部75と、クランク連結部75から放射状に延びる大小2枚のスプロケット71,72を先端に装着可能な5つのアーム部76と、クランク軸54の右端に固定され先端にペダル装着孔77aが形成された右クランクアーム部77とを有している。右クランク51の連結部75の軸方向の内側端面75aは、カバー部材66を介して軸受64の内輪64aを押圧可能である。
左クランク52は、図2に示すように、先端にペダル53がねじ込まれるペダル装着孔85aが形成された中空構造の左クランクアーム部85を有している。左クランク52は、クランク軸54の取付部分である基端にクランク軸54に回転不能に連結される連結孔52aと、連結孔52aの内周面から径方向に沿って形成されたスリット52dとを有している。連結孔52aには、セレーション54bに噛み合い、クランク軸54に所定の回転位相で回転不能に連結するためのセレーション52bが形成されている。スリット52dは、ペダル装着孔85aと逆方向に向けて形成されている。左クランク52の軸方向の内側端面52cは、カバー部材65を介して軸受63の内輪63aを押圧可能である。左クランク52は、クランク軸54の雌ねじ部54aにねじ込まれる固定ボルト59によりクランク軸54に固定されるとともに、固定ボルト59のねじ込みにより軸受63,64を左右のクランク52,51とともに内側に押圧可能である。これにより、軸受63,64の玉当たりを調整可能である。なお、図4に示すように、セレーション52b,54bには、右クランク51と左クランク52とが180度の回転位相に配置されるように他の部分より周方向長さが長い特別の凹凸部52f,54fが、たとえば1つだけ形成されている。したがって、特別の凹凸部52f,54fを係合させることにより、両クランク52,51は、180度の回転位相に配置される。この実施形態では、凹凸部52f,54fは、クランク軸の回転中心からペダル装着部に向かう直線上に配置されている。
また、基端側のクランク軸取付部分には、スリット52dの幅を狭めることにより左クランク52をクランク軸54に固定する2本の取付ボルト(第1及び第2ねじ部材の一例)67a,67bが装着されている。取付ボルト67a,67bは、スリット52dを横断するようにクランク軸方向に左右に間隔を隔てて配置されている。この2本の取付ボルト67a,67bは、たとえば六角穴付きボルトであり、頭部67c,67dは、スリット52dを挟んで異なる方向に配置されている。たとえば、この実施形態では、図3左側の取付ボルト67aの頭部67cは、図4に示すように、左クランク52の上方に延びている状態において左側に配置され、取付ボルト67bの頭部67dは、右側に配置されている。このため、左クランク52のスリット52d形成部分には、取付ボルト67a,67bが貫通する貫通孔52eと、取付ボルト67a,67bが螺合するねじ穴52gとがスリット52dを挟んで逆側に対向して配置され、さらに軸方向にずれて反対側に配置されている。さらに頭部67c,67dを収納する収納凹部52hが逆側の外側面に軸方向にずれて配置されている。
クランク固定構造56は、前述した2本の取付ボルト67a,67bと、クランク軸端に螺合する固定ボルト59と、クランク軸54に形成された抜け止め孔57と、抜け止め部材58とを備えている。抜け止め孔57は、クランク軸54のセレーション54b形成部分において、スリット52dに対向する位置に内外周面を貫通して形成されている。取付ボルト67a,67bは、この実施形態では双方とも標準の右ねじである。
抜け止め部材58は、たとえばステンレス合金やアルミニウム合金等の金属製の板状部材である。抜け止め部材58は、図5に示すように、取付ボルト67bが通過可能な通過孔58aと、取付ボルト67aに係合する係合切欠き部58bと、通過孔58aと係合切欠き部58bとの間で外側面58dに突出して形成された抜け止め突起(突起の一例)58cとを有している。通過孔58aは、取付ボルト67bの外形よりやや大きい内径を有する孔である。係合切欠き部58bは、取付ボルト67aが装着された状態で、取付ボルト67bを回動中心としてクランク軸54の外周側に回動可能なように略円弧状に外側面58dまで切り欠かれている。係合切欠き部58bの通過孔58aから遠い内側面には、取付ボルト67aに向かって突出する回動カム面58eが形成されている。回動カム面58eは、たとえば、45の角度でC面取りされた微小な傾斜面で構成され、取付ボルト67bのねじ溝67eに接触かつ通過可能なカム面である。回動カム面58eは、取付ボルト67bの中心部付近の高さから円弧状に形成された第1円弧部70aと、第1円弧部の端部に形成された尖り先部70bと、尖り先部70bから係合切欠き部58bが拡がる方向に斜めに形成された直線部70cと、直線部70cと側面とを結ぶ第2円弧部70dとを有している。また、係合切欠き部58bの通過孔58aに近い内側面の外側面58dとの交差部には、鋭角的に突出する係止突起58fが形成されている。係止突起58fは、抜け止め部材58が抜け止め孔57から離反する方向の回動範囲を規制するために設けられており、取付ボルト67aの外側面に接触するように形成されている。
このような構成のクランク軸組立体50をハンガー部29に装着する際には、最初に左右の軸受ハウジング60,61に、軸受63,64やカバー部材65,66を予め装着しておく。また、いずれかの軸受ハウジング60,61に連結部材62を装着しておく。この状態でハンガー部29の雌ねじ部29a,29bに軸受ハウジング60,61をねじ込む。このとき、左右の軸受ハウジング60,61はハンガー部29の端面に軸受収納部60a,61aが接触するように所定範囲のトルクで奥までねじ込む。
次に、クランク軸54が一体で固定された右クランク51を軸受ハウジング61側から挿入する。そして、左クランク52の装着前に、スリット52dに抜け止め部材58を装着し、取付ボルト67a,67bをそれぞれ緩く締めた状態で左クランク52に取り付ける。左クランク52を装着する際には、左側の軸受ハウジング60から突出したクランク軸54の先端に右クランク51と180度異なる回転位相で左クランク52を装着する。具体的には、特別な凹凸部52f,54fが対向するようにして左クランク52をクランク軸54に装着する。左クランク52をクランク軸54に装着するときには、図6(a)に示すように、スリット52dに装着した抜け止め部材58をクランク軸54に干渉しないように係合切欠き部58b側が持ち上がるように回動させておく。抜け止め部材58を回動させると、係止突起58fが取付ボルト67aの外周面に接触し、これ以上クランク軸54から抜け止め部材58が離反しないように回動範囲が規制される。
この状態で固定ボルト59をクランク軸54の雌ねじ部54aにねじ込み、左クランク52をクランク軸54に固定する。このとき、固定ボルト59を締め込むとクランク軸54が図2左側に移動し、左右のクランク52,51の内側端面52c,75aがカバー部材65,66を介して軸受63,64の内輪63a,64aを内側に押圧する。この押圧量を調整してクランク軸54の左右のがたをなくす調整を左クランク52の装着と同時に行う。がたがなくかつ回転がスムーズな状態に調整が終わると玉当たりの調整は完了する。玉当たりの調整が終わると、左クランク52の取付ボルト67a,67bを締め付けるが、その前に抜け止め部材58をセットする。
抜け止め部材58のセットを行う場合、まず、図6(b)に示すように、抜け止め部材58の持ち上がった部分を押さえて取付ボルト67aのねじ溝67eに回動カム面58eを接触させる。取付ボルト67aは、この実施形態では、図6紙面奥側(図3紙面手前側)から挿入されているので、取付ボルト67aに抜け止め部材58を接触させて僅かに緩み方向(図6時計回り)に回す。すると、ねじ溝67eに回動カム面58eの尖り先部70b付近が圧接し、取付ボルト67aのねじ溝67eと回動カム面58eとの摩擦により抜け止め部材58が、図6(c),(d)に示すように、取付ボルト67aの時計回りの回転に応じて抜け止め突起58cが取付ボルト67bを中心に抜け止め孔57に近づく方向に回動し、抜け止め孔57に係合する。ここでは、取付ボルト67aのねじ溝67eに接触する回動カム面58eを設けたので、取付ボルト67aの回転により抜け止め部材58を揺動させることができる。
抜け決め突起58cが抜け止め孔57に係合すると、取付ボルト67a,67bを締め付けて左クランク52をクランク軸54に強固に固定する。これにより、固定ボルト59が多少緩んでも玉当たりが変化しなくなる。
ここでは、スリット52dに抜け止め部材58を配置し、その抜け止め突起58cをクランク軸54に設けられた抜け止め孔57に係止させているので、固定ボルト59が脱落した状態で取付ボルト67a,67bが緩んでも左クランク52がクランク軸54から脱落しないようになる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、左クランクを例に本発明のクランク固定構造を説明したが、スリット及び取付ボルトを有するものであれば、右クランクであってもよい。
(a)前記実施形態では、左クランクを例に本発明のクランク固定構造を説明したが、スリット及び取付ボルトを有するものであれば、右クランクであってもよい。
(b)前記実施形態では、ロードバイク用のクランク固定構造を例に説明したが、本発明のクランク固定構造は、全ての形式の自転車や電動アシスト自転車を含む電動自転車にも適用できる。
(c)前記実施形態では、金属製の抜け止め部材を例に説明したが、図7に示すように概ね合成樹脂製の抜け止め部材158であってもよい。抜け止め部材158は、たとえばポリアセタール樹脂やポリイミド樹脂などの比較的硬質な合成樹脂製の板状部材である。抜け止め部材158は、図7に示すように、取付ボルト67bが通過可能な通過孔158aと、取付ボルト67aに係合する係合切欠き部158bと、通過孔158aと係合切欠き部158bとの間で外側面158dに突出して形成された抜け止め突起158cとを有している。通過孔158aは、取付ボルト67bの外形よりやや大きい内径を有する孔である。係合切欠き部158bは、取付ボルト67aが装着された状態で、取付ボルト67bを回動中心としてクランク軸54の外周側に回動可能なように略円弧状に外側面158dまで切り欠かれている。係合切欠き部158bの通過孔158aから遠い内側面は、凹に湾曲した後に凸に湾曲している。この最も取付ボルト67aに近い突出部は、取付ボルト67b回りに回動したときに取付ボルト67aの外周面に僅かに接触する。また、係合切欠き部158bの通過孔158aに近い内側面の外側面158dとの交差部には、鋭角的に突出する係止突起158fが形成されている。係止突起158fは、抜け止め部材158が抜け止め孔157から離反する方向の回動範囲を規制するために設けられており、取付ボルト67aの外側面に接触するように形成されている。抜け止め突起158cは、金属製の部材であり、外側面158dに埋め込まれており、他の部分とたとえばインサート成形により一体形成されている。
このような構成の抜け止め部材158をセットする場合、前記実施形態と同様に、抜け止め部材158の持ち上がった部分を押圧して取付ボルト67aとの接触部分を乗り越えて抜け止め突起158cを抜け止め孔57に係合させる。抜け決め突起158cを抜け止め孔57に係合させると、取付ボルト67a,67bを締め付けて左クランク52をクランク軸54に強固に固定する。これにより、固定ボルト59が多少緩んでも玉当たりが変化しなくなる。
(d)前記実施形態では、取付ボルト67aに緩み方向にして抜け止め部材58を回動させているが、取付ボルト67aを左ねじにしたり、取付ボルト67aの挿入方向を逆にしたりすることにより、抜け止め部材の回動方向が締め込み方向と合致するようにしてもよい。
(e)前記実施形態では、右クランクがクランク軸に一体で固定されていたが、右クランクがクランク軸にボルトなどにより連結されるクランク軸組立体にも本発明を適用できる。
(f)前記実施形態では、パイプ状のクランク軸であるため抜け止め凹部を内外周面を貫通する抜け止め孔で構成したが、抜け止め凹部はクランク軸の外周面から凹んでおり抜け止め突起に係合するような形状であればどのような形状でもよい。たとえば、円形の凹部であってもよく環状溝であってもよい。
52 左クランク
52a 連結孔
52d スリット
54 クランク軸
54a 雌ねじ部
56 クランク固定構造
57 抜け止め孔(凹部の一例)
58,158 抜け止め部材(板状部材の一例)
58a,158a 通過孔
58b,158b 係合切欠き部
58c,158c 抜け止め突起(突起の一例)
58e 回動カム面
59 固定ボルト
67a,67b 取付ボルト(ねじ部材の一例)
67c,67d 頭部
67e ねじ溝
52a 連結孔
52d スリット
54 クランク軸
54a 雌ねじ部
56 クランク固定構造
57 抜け止め孔(凹部の一例)
58,158 抜け止め部材(板状部材の一例)
58a,158a 通過孔
58b,158b 係合切欠き部
58c,158c 抜け止め突起(突起の一例)
58e 回動カム面
59 固定ボルト
67a,67b 取付ボルト(ねじ部材の一例)
67c,67d 頭部
67e ねじ溝
Claims (7)
- 自転車のクランク軸に回転不能に連結される連結孔と前記連結孔の内周面から径方向に沿って形成されたスリットとをクランク軸取付部分に有するクランクを前記クランク軸に固定する自転車用クランクの固定構造であって、
前記スリットを横断するように配置され前記スリットの幅を狭めることにより前記クランクを前記クランク軸に固定するための少なくとも1本のねじ部材と、
前記クランク軸の前記スリットに対向する外周面に形成された凹部と、
前記スリットに配置され前記凹部に係合可能な突起を有する板状部材と、
を備えた自転車用クランクの固定構造。 - 前記クランク軸の軸端の少なくとも一方には雌ねじ部が形成され、
前記雌ねじ部に螺合して前記クランクを前記クランク軸に固定する固定ボルトをさらに備える、請求項1に記載の自転車用クランクの固定構造。 - 前記ねじ部材はそれぞれ頭部を有し前記クランク軸方向に並べて配置された第1及び第2ねじ部材を有し、
前記板状部材は、
前記第1ねじ部材が通過可能な通過孔と、
前記第1ねじ部材を回動中心として前記クランク軸の外周側に回動可能なように前記第2ねじ部材に係合する係合切欠き部とを有し、
前記突起は前記通過孔と前記係合切欠き部との間に配置されている、請求項1又は2に記載の自転車用クランクの固定構造。 - 前記係合切欠き部は、前記第2ねじ部材のねじ溝部に接触可能であり、前記第2ねじ部材の回動により前記突起が前記凹部に接近するように前記板状部材を回動させる回動カム面を有する、請求項3に記載の自転車用クランクの固定構造。
- 前記第1ねじ部材と前記第2ねじ部材とは前記頭部が前記スリットを挟んで異なる方向に配置されており、
前記通過孔が前記係合切欠き部より前記クランク軸の軸端側に配置されている、請求項3又は4に記載の自転車用クランクの固定構造。 - 前記板状部材は金属板製である、請求項1から5のいずれか1項に記載の自転車用クランクの固定構造。
- 前記板状部材は合成樹脂製である、請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車用クランクの固定構造。
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