JP3705857B2 - 水懸濁状農薬製剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水に難溶性の農薬原体を有効成分とし、低粘度でかつ長期にわたって安定な性状を保持する水懸濁状農薬製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水難溶性の農薬原体は、液剤化又は乳剤化が困難であることから、粉剤、水和剤等の製剤形態で使用されてきたが、粉剤は散布に際して周囲への飛散が多く、水和剤は水に希釈する際に粉立つという、使用者に対する安全衛生面で好ましくない面を有していた。そのため、近年微粒子化された農薬原体を水等に分散懸濁化した水懸濁状農薬製剤、即ちゾル剤又はフロアブル剤と呼ばれる液状の製剤品(以下これらをゾル剤と称する)が多く用いられるようになってきた。ゾル剤は、水和剤と同様に水に希釈して、又は原液の状態で散布されるため、水希釈時の粉立ちがないこと、計量が水和剤に比べて容易であることなど優れた製剤形態であり、種々の組成が検討されてきた。
【0003】
例えば、(a)水難溶性の農薬活性成分に水、溶剤、界面活性剤及びカルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子を加えて水中に懸濁化した製剤(特公昭58−24401号)、(b)ヘテロポリサッカライドガムを加えて水中に懸濁化した製剤(特開昭49−133531)、(c)ノニオン界面活性剤とヘテロ多糖類ガムを加えて水中に懸濁化した製剤(特開昭52−128226)、(d)界面活性剤及びコロイド状含水ケイ酸アルミニウムを加えて水中に懸濁化した製剤(特公昭54−11368号)、(e)ヘテロポリサッカライドガムと酸化アルミニウム加えて水中に懸濁化した製剤(特開平1−268604)、(f)ベントナイト鉱物質とヘテロポリサッカライドガムを加えて水中に懸濁した製剤(特公平7−86081)、(g)ベントナイト鉱物質とコロイド性酸化ケイ素を加えて水中に懸濁化した製剤(特公平7−116001)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、(a)〜(e)のゾル剤は、ゾル剤に要求される物理性状の諸条件を満たすことは困難であり、製剤品の保存安定性を良好にし、懸濁均一性を長期にわたって保時させるためには、高い粘性が必要であり、そのため保存容器への充填が容易ではなく、容器から製剤品を取りだした際の容器内残量が多くなり、また容器内残量の確認が容易でないとともに、計量が不正確となり、空中散布時等における原液散布に支障が生じる。一方、実用上問題がなくなるまで粘性を低下させると、保存安定性が悪くなり、沈降した粒子はやがて再分散不可能なハードケーキング層を形成するなどの問題点がある。また(f)及び(g)のゾル剤では、ベントナイト鉱物質の経時的増粘性等を改善するため、ヘテロポリサッカライドガム又はコロイド性酸化ケイ素を併用し、保存安定性を改善しているものの、ベントナイト鉱物質はイオン交換能を有することから、薬剤使用場面において希釈水の硬度が高い場合に水分散性が悪く、マグネシウム、カルシウムイオン等の金属イオンとの併用では著しく保存安定性を失い、カチオン性物質と併用した場合には凝集等を引き起こすという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、これら従来技術の問題点を解決するため種々研究した結果、ゾル剤に要求される物理性状を満足し、保存安定性に優れ、かつ実用上問題のない粘性に調整可能であり、薬剤使用場面において希釈水の硬度が高い場合でも水分散性のよい水懸濁状農薬製剤を提供し得ることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち本発明は、
(1)1種又は2種以上の水難溶性農薬原体、ヘテロポリサッカライドガム及び表面を疎水化処理した酸化ケイ素を含有することを特徴とする水懸濁状農薬製剤、
(2)表面を疎水化処理した酸化ケイ素が、酸化ケイ素表面のシラノール基をアルキル化したものである上記(1)記載の水懸濁状農薬製剤、
(3)表面を疎水化処理した酸化ケイ素の平均粒子径が、0.5〜100nmである上記(1)又は(2)記載の水懸濁状農薬製剤、
(4)ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を含有することを特徴とする上記(1)、(2)又は(3)記載の水懸濁状農薬製剤、
(5)ノニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー及びその誘導体からなる群から選択される少なくとも1種である上記(4)記載の水懸濁状農薬製剤、
(6)アニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル及びポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーのリン酸エステル化塩又は硫酸エステル化塩からなる群から選択される少なくとも1種である上記(4)又は(5)記載の水懸濁状農薬製剤、
(7)水懸濁状農薬製剤の粘度が50〜300mPa.sであることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか1項記載の水懸濁状農薬製剤、
を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に適用可能な農薬原体は水に難溶性であれば特に制限はなく、その配合量は、本水懸濁状農薬製剤中、通常1〜60重量%が好ましい。このような農薬原体としては、例えば、O−3−tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(ピリブチカルブ)、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロメチルベンゾアート(ビフェノックス)、2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブタナミド(ブロモブチド)、[2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2’,6’−ジメチルアセトアニリド](テニルクロール)、[メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルバモイルスルファモイル]−O−トルアート(ベンスルフロンメチル)、1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリジン−2−イル)尿素(イマゾスルフロン)、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)尿素(ダイムロン)、1−{[O−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]スルファモイル}−3(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)−尿素(AC 322,140)等の除草剤;
【0008】
2−メチル−3’−イソプロポキシベンズアニリド(メプロニル)、4,5,6,7−テトラクロロイソフタロニトリル(TPN)、マンガニーズエチレンビス(ジチオカルバマート)(マンネブ)、ジメチル−4,4’−O−フェニレンビス(3−チオアロファナート)(チオファネートメチル)、8−オキシキノリン銅、水酸化第二銅、硫黄等の殺菌剤;ジメチル−2−クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニル)ビニルホスファート(ジメチルビンホス)、1−ナフチルカルバマート(NAC)、m−トリルメチルカルバマート(MTMC)、3,4−キシリルメチルカルバマート(MPMC)、0,S−ジメチル=N−アセチルホスホロアミドチオアート(アセフェート)、2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−3−メチルクロトナート(ビナパクリル)、トリシクロヘキシルチンヒドロオキシド(プリクトラン)、S−4−フェノキシブチル=N,N−ジメチルチオカルバマート(フェノチオカルブ)、2−sec−ブチルフェニル−N−メチルカルバマート(BPMC)、2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエーテル(エトフェンプロックス)等の殺虫剤又は殺ダニ剤等が挙げられる。本発明の水懸濁状農薬製剤には、これらの農薬原体を1種以上用いることができ、除草剤、殺菌剤、殺虫剤等を複数種混合することも可能である。
【0009】
本発明で使用されるヘテロポリサッカライドガムとは、2種以上の単糖より構成される多糖類を表わし、例えばキサンタンガム、ウエランガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ラムザンガム等が挙げられる。例えばキサンタンガムとは、微生物の発酵作用により生産される直鎖状高分子量の多糖類で、分子量は約200万、構成単糖類はグルコース、マンノース、グルクロン酸からなる。
【0010】
本発明で使用する表面を疎水化処理した酸化ケイ素(以下疎水性酸化ケイ素と称す)とは、酸化ケイ素表面の親水性のシラノール基(Si−OH)を、化学修飾等により疎水化処理したものである。本発明において、疎水化処理は酸化ケイ素の少なくとも表面に施されていれば良く、酸化ケイ素内部のシラノール基全てが疎水化処理されていても良い。好ましくは、表面のみが疎水化処理されているものが良い。
【0011】
疎水化処理としては、どのような方法を用いても良いが、例えば、シリコーンオイルにより疎水化する方法や、シラノール基をアルキル化する方法が挙げられる。より好ましくは炭素数1〜30のアルキルクロロシラン等でアルキル化することによって疎水化すれば良い。表面疎水基としては、例えば(CH3)3Si-、(CH3)2Si-、(-Si(CH3)2-O-)n、C8H17Si-等が挙げられる。また本発明で使用する疎水性酸化ケイ素は、1次粒子の平均粒子径が0.5〜100nmと極めて微小な無定形の粒子である。このような疎水性酸化ケイ素を使用することにより、水懸濁状農薬製剤の水に対する撥水性を向上させ、水に対する分散性を高めることができる。
【0012】
本発明で使用されるヘテロポリサッカライドガム及び疎水性酸化ケイ素の配合量は、本水懸濁状農薬製剤中、通常それぞれ0.01〜5重量%程度であり、製剤品の粘度が50〜300mPa.sとなるようにそれぞれの配合量を調整すれば良い。
更に、ヘテロポリサッカライドガム及び疎水性酸化ケイ素の配合比は、重量比で、疎水性酸化ケイ素1に対し、ヘテロポリサッカライドガム0.01〜2の範囲において使用するのが好ましく、特に好ましいのは0.05〜1である。
【0013】
本発明の水懸濁状農薬製剤は、上記農薬原体、ヘテロポリサッカライドガム及び疎水性酸化ケイ素を水性溶媒に懸濁又は一部溶解させたものである。水性溶媒としては、水又は水に他の溶媒を加えたものが使用される。水性溶媒の配合量は、本水懸濁状農薬製剤中、30〜95重量%である。
【0014】
本発明の水懸濁状農薬製剤には、界面活性剤を更に添加することが好ましい。添加する界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤の少なくとも一方を用いることが望ましい。特に、ノニオン界面活性剤が水難溶性農薬原体及び疎水性酸化ケイ素にヌレを与えると同時に、アニオン界面活性剤が系中に分散力を与え製剤安定性を更に向上させることができるため、ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を併用することがより好ましい。併用する場合のノニオン界面活性剤とアニオン界面活性剤の配合比率としては、重量比でノニオン界面活性剤1に対して、アニオン界面活性剤0.5〜1の範囲が好ましい。
【0015】
本発明で用いることのできるノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー及びポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー誘導体からなる群から選ばれるものが好ましい。
【0016】
当該ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルとしては、フェニル基、ナフチル基、スチリル基等のアリール基を有するものが好ましく、またポリオキシエチレンの付加モル数が5〜40のものが好ましく、例えばポリオキシエチレン(16モル)トリスチリルフェニルエーテル等が好適なものとして挙げられる。
【0017】
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルとしては、炭素数5〜20、より好ましくは8〜15の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するものが好ましく、またポリオキシエチレンの付加モル数1〜30のものが好ましく、更にフェニル基、ナフチル基、スチリル基等のアリール基を有するものが好ましく、例えばポリオキシエチレン(7モル)ノニルフェニルエーテル等が好適なものとして挙げられる。
【0018】
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーとしては、好ましくは分子量が500〜20000、より好ましくは1000〜10000のもの等が挙げられる。また、当該ブロックポリマー中のポリオキシエチレンの比率は5〜70%が好ましく、より好ましくは20〜65%であり、例えば分子量が約5000で、ポリオキシエチレンの比率が約50%のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー等が好適なものとして挙げられる。
【0019】
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー誘導体としては、好ましくは上述のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーの末端の水酸基が、不飽和又は飽和脂肪酸でエステル化されたものや、高級アルコール、アルキルフェノール又はアリールフェノールでエーテル化されたものが挙げられる。ここでいう不飽和又は飽和脂肪酸としては、炭素数5〜20、より好ましくは10〜18の脂肪酸が挙げられ、高級アルコールとしては、炭素数5〜20、より好ましくは10〜18の脂肪族アルコールが挙げられる。また、アルキルフェノールのアルキル基としては炭素数5〜20、より好ましくは8〜15の直鎖又分岐鎖のもので、ノニル基、ラウリル基、オクチル基、ドデシル基等が挙げられ、アリールフェノールのアリール基としてはフェニル基、ナフチル基、スチリル基等が挙げられる。当該ブロックポリマー誘導体の具体例としては、分子量が約3000で、ポリオキシエチレンの比率が約35%のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーモノオレアート、分子量が約1000で、ポリオキシエチレンの比率が約40%のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーモノラウリルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル等が好適に挙げられる。
これらのノニオン界面活性剤は、1種又は複数組み合わせて用いることができる。
【0020】
本発明で用いられるアニオン界面活性剤は、上述のノニオン界面活性剤、即ち、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー及びポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー誘導体の、リン酸エステル化塩又は硫酸エステル化塩からなる群から選ばれるものが好ましい。
【0021】
リン酸エステル化塩としては、ポリオキシエチレン(10モル)トリスチリルフェニルエーテルリン酸エステル化塩、ポリオキシエチレン(5モル)ノニルフェニルエーテルリン酸エステル化塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンリン酸エステル化塩等が好適に挙げられ、また硫酸エステル化塩としては、ポリオキシエチレン(12モル)トリスチリルフェニルエーテル硫酸エステル化塩、ポリオキシエチレン(4モル)ラウリルフェニルエーテル硫酸エステル化塩、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン硫酸エステル化塩等が好適に挙げられる。尚、ここでいう塩としては、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモニウム、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
これらは、1種又は複数組み合わせて用いることができる。
【0022】
本発明においては、初期の目的を阻害しない範囲で上記界面活性剤以外の界面活性剤を添加し得る。当該界面活性剤としては、ポリオキシエチレンキャスターオイルエーテル類、ポリオキシエチレンソルビタンエステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオン界面活性剤が挙げられる。また、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、本農薬製剤に通常使用されるアニオン界面活性剤を添加することもできる。本水懸濁状農薬製剤中、界面活性剤は0.1〜5重量%添加されていることが望ましい。
【0023】
本発明においては、初期の目的を阻害しない範囲で上記ヘテロポリサッカライド及び疎水性酸化ケイ素以外に通常使用される増粘剤を添加し得る。当該増粘剤としては、合成水溶性高分子、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、ベントナイト鉱物質等が挙げられ、合成水溶性高分子としては、例えばポリオール誘導体、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース等の通常水懸濁状農薬製剤の増粘剤として使用されるものが挙げられる。
【0024】
本発明の水懸濁状農薬製剤は、上記成分以外に、必要に応じて消泡剤、凍結防止剤等の添加剤を含んでもよい。消泡剤としては、例えばシリコン系のものが、また凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール等のジオール類や、グリコールエーテル類、尿素等が好適に使用される。
【0025】
本発明の水懸濁状農薬製剤は、取り扱い及び使用を容易にするために、粘度は20℃において50〜300mPa.sとするのが良い。この範囲の粘度であれば、製剤品を取り出した際の容器内残量が少なくて無駄なく使用することができ、正確な計量が可能となり、また水中での分散性に優れると共に、空中散布時等における原液散布の際ノズル部分の通過性が良くて、一定量の薬剤散布が可能となるような低粘度な製剤にすることができる。尚、粘度は、B型回転粘度計(BM型、東京計器(株)製)を用いて測定した値であり、測定条件はロータNo.3、ローター回転数60rpm、製剤品温度20±0.4℃で粘度を測定した。
【0026】
ゾル剤において表面を疎水化処理した酸化ケイ素を単独で使用した場合には、粘性が著しく低く、かつ保存安定性の良好な製剤は得られず、またヘテロポリサッカライドガムを単独で又はコロイド性酸化ケイ素との併用で使用した場合でも、取扱い上望ましい粘度範囲である50〜300mPa.s程度の粘度では、保存安定性の良好な製剤品は得られない。本発明では表面を疎水化処理した酸化ケイ素とヘテロポリサッカライドガムとを併用することにより、保存安定性に優れ、粘性が低く、かつ使用場面において希釈水質に影響されないという良好な物理性状が得られる。
【0027】
次に、本発明の水懸濁状農薬製剤の製造法の概略を示す。
まず、ヘテロポリサッカライドガムを所定量の水性溶媒に加え、撹拌機にて分散させた後、界面活性剤、農薬原体及び疎水性酸化ケイ素を加える。更に必要に応じて更に凍結防止剤、消泡剤等を加え、撹拌機により混合分散させる。次にこの混合物を湿式粉砕機、例えばダイノミルKDL型(WAB社製)、システムゼータLMZ型(アシザワ(株)製)、パールミルTEX型(アシザワ(株)製)等を用いて農薬原体の大部分が10μm以下、好ましくは0.1〜7μmの範囲の平均粒子径となるように湿式粉砕を行い、目的の製剤品(ゾル剤)を得る。
農薬原体及び界面活性剤等の副原料を加える順序は、泡立ち等の工程上の都合により適宣変更しても良いが、ヘテロポリサッカライドガムは予め水性溶媒に十分分散又は溶解しておくことが好ましく、原体及び疎水性酸化ケイ素については界面活性剤を分散又は溶解後に加えるのが好ましい。
【0028】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明は当該実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の「部」は「重量部」を表わす。
【0029】
[実施例1]
キサンタンガム0.15部を水78.65部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル(ニューカルゲンFS−1:竹本油脂(株)登録商標)0.6部及びポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル化塩(SORPOL 7290P:東邦化学工業(株)登録商標)1.0部を加えて混合溶解させた後、次にピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0030】
[実施例2]
ウエランガム0.12部を水75.98部に混合分散させ、これにショ糖脂肪酸エステル(ニューカルゲンFS−100:竹本油脂(株)登録商標)0.8部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステル化塩(SORPOL 7678:東邦化学工業(株)登録商標)1.0部及びポリカルボン酸塩1部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素3部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0031】
[実施例3]
ラムザンガム0.1部及びベントナイト鉱物質(高純度モンモリロナイト)0.5部を水78部に混合分散させ、これにポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレントリスチリルフェニルエーテル(SPROPHOR 796/P:ローヌプーラン(株)登録商標)0.8部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルリン酸エステル化塩(RY−321:松本油脂(株)登録商標)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0032】
[実施例4]
キサンタンガム0.12部及び酸化ケイ素0.5部を水78.18部に混合分散させ、これにポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー(ニューカルゲン5050PB:竹本油脂(株)登録商標)0.6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステル化塩(SORPOL 7678:同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0033】
[実施例5]
キサンタンガム0.12部、酸化アルミニウム0.5部、酸化ケイ素0.5部及びベントナイト鉱物質0.5部を水77.18部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ペネロールNP−7:松本油脂(株)登録商標)0.6部、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーリン酸エステル化塩(ニューカルゲンFS−200:竹本油脂(株)登録商標)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0034】
[実施例6]
キサンタンガム0.1部及びメチルセルロース0.1部を水78.6部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル(SPROPHOR BSU:ローヌプーラン(株)登録商標)0.6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステル化塩(SORPOL 7678:同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0035】
[実施例7]
キサンタンガム0.1部及びポリオール誘導体1部を水77.7部に混合分散させ、これにポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーモノオレアート(ブリアン P−3035−OL:松本油脂(株)登録商標)0.6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテルリン酸エステル化塩(SORPOL 7678:同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0036】
[実施例8]
キサンタンガム0.15部を水74.25部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル(ニューカルゲンFS−1:竹本油脂(株)登録商標)0.6部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル化塩(SORPOL 7290P:同上)1.0部及びアルキルアリールスルホン酸ナトリウム共重合物1部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体10部、テニルクロール原体4部、ベンスルフロンメチル1.4部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0037】
[実施例9]
キサンタンガム0.12部を水67.68部に混合分散させ、これにポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル(ニューカルゲンFS−1:同上)0.6部及びポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル硫酸エステル化塩(SORPOL 7290P:同上)1.0部を加えて混合溶解させた後、ピリブチカルブ原体10部、ビフェノックス1部、ブロモブチド12部、疎水性酸化ケイ素1.5部、変性シリコーンエマルジョン0.1部及びエチレングリコール6部を加え、湿式粉砕機にて粉砕し均質なゾル剤を得た。
【0038】
[比較例1]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部をヘテロポリサッカライドガム0.2部に置き換えるとともに、水78.65部を80.1部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0039】
[比較例2]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部を疎水性酸化ケイ素3部に置き換えるとともに、水78.65部を77.3部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0040】
[比較例3]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部を酸化ケイ素3部に置き換えるとともに、水78.65部を77.3部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0041】
[比較例4]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部をコロイド状ケイ酸アルミニウム3部に置き換えるとともに、水78.65部を77.3部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0042】
[比較例5]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部をカルボキシメチルセルロース0.5部に置き換えるとともに、水78.65部を79.8部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0043】
[比較例6]
実施例1の疎水性酸化ケイ素1.5部をコロイド性酸化ケイ素1.5部に置き換えてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0044】
[比較例7]
実施例1の疎水性酸化ケイ素1.5部をコロイド性酸化アルミニウム1.5部に置き換えてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0045】
[比較例8]
実施例1の疎水性酸化ケイ素1.5部をベントナイト鉱物質0.9部に置き換えるとともに、水78.65部を79.25部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0046】
[比較例9]
実施例1のキサンタンガム0.15部及び疎水性酸化ケイ素1.5部をベントナイト鉱物質3部及びコロイド性酸化ケイ素2部に置き換えるとともに、水78.65部を75.3部としてピリブチカルブの均質なゾル剤を得た。
【0047】
次に、前記実施例1〜9及び比較例1〜7で調製したゾル剤について行った試験例1〜4を以下に示す。また各試験結果を表1、2に示す。
【0048】
試験例1 保存安定性の測定
ゾル剤を500mlのガラス瓶に入れ、40℃の恒温器に3カ月間静置保存し、ゾル剤の分離沈降性を測定した。測定は、液全体の高さに対する上澄液部の高さの割合(%)で算出した。また測定終了後ガラス棒を静かに入れ、ハードケーキング層の形成の有無を確認した。
保存安定性は上澄液部の割合が小さいほど良好であり、またハードケーキング層の形成はゾル剤として不適である。
【0049】
試験例2 粘度測定
試験例1で用いたゾル剤の倒立を10回繰り返し行った後、粘度を測定した。この場合ハードケーキング層を形成しているものについても同様の操作、つまりハードケーキング層をガラス棒で破壊、分散して測定した。
測定にはB型粘度計(BM型、東京計器(株)製)を用い、測定条件はローターNo.3、ローター回転数60rpm、製剤温度20±0.4℃とした。
【0050】
試験例3 水中における分散性
250mlメスシリンダーに水250mlを入れ、ピペットにてゾル剤を滴下して分散状態を観察し、次の4段階の評価を行った。
◎・・・・・分散状態が極めて良好。薬剤は水の中で拡散するように分散する。
○・・・・・分散状態が良好。薬剤は水の中で一部拡散しながら液滴の形で水中を落ちていくが、底に着くまでには分散してしまう。
△・・・・・分散状態がやや悪い。薬剤の大部分が液滴の形で底まで落ちるが、メスシリンダーを振れば分散する。
×・・・・・分散状態が悪い。薬剤は液滴の形で底まで落ち、メスシリンダーを振っても容易に分散しない。
分散状態は良好なものほど好ましい。
【0051】
試験例4 容器残量の測定
ゾル剤100gを一般的な液状農薬保存用の100mlポリエチレン容器に入れ、容器残量の割合(%)を測定した。その方法はポリエチレン容器の倒立を10回繰り返し行った後、容器を10秒間倒立してゾル剤を取り出し、ポリエチレン容器の自重を引いた容器残量からその割合を算出した。
容器残量は少ないほど好ましい。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
表1、2に示す結果より、実施例のゾル剤は比較例のものより優れた保存安定性及び分散性を示し、粘度が低くて取扱性が良いことがわかる。
【0055】
次に、前記実施例1及び比較例8、9で調製したゾル剤について行った試験例5、6を以下に示す。また各試験結果を表3に示す。
【0056】
試験例5 30度硬水中における分散性
250mlメスシリンダーに30度硬水250mlを入れ、ピペットにてゾル剤を滴下して分散状態を観察し、試験例3と同様の評価を行った。
【0057】
試験例6 カチオン性物質との併用
ゾル剤100gを100mlのポリエチレン製のカップに入れ、カチオン性物質としてポリオキシエチレン(15モル)ヤシアルキルアンモニウムクロリド10gを加えてゾル剤の物性に影響がないか調べた。
【0058】
【表3】
【0059】
表3に示す結果より、実施例のゾル剤はベントナイト鉱物質を併用した比較例8及び9に比べ硬水中での分散性及びカチオン性物質との併用に優れていることがわかる。
【0060】
【発明の効果】
▲1▼長期間保存しても沈降分離をほとんど生じることがなく、また分散不可能なハードケーキング層を形成することがない。
▲2▼粘性が低い。そのため、製造現場において、
a.湿式粉砕効率が向上することにより生産性が向上する。
b.保存容器への充填包装が容易である。
使用現場において、
c.正確な計量により安定した防除効果が得られる。
d.容器中の薬液残量の確認が容易である。
e.水中での分散性がよく、散布液調製が容易である。
f.空中又は直播き散布における原液散布において、散布装置内の目づまり等がなく、安定した薬剤散布が可能である。
g.使用後、容器中の薬液残量が少ない。
▲3▼長期にわたって安定した粘性特性を有する。
▲4▼希釈水の硬度が高い場合でも水分散性が良い。
Claims (7)
- 1種又は2種以上の水難溶性農薬原体、ヘテロポリサッカライドガム及び表面を疎水化処理した酸化ケイ素を含有することを特徴とする水懸濁状農薬製剤。
- 表面を疎水化処理した酸化ケイ素が、酸化ケイ素表面のシラノール基をアルキル化したものである請求項1記載の水懸濁状農薬製剤。
- 表面を疎水化処理した酸化ケイ素の平均粒子径が、0.5〜100nmである請求項1又は2記載の水懸濁状農薬製剤。
- ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の水懸濁状農薬製剤。
- ノニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー及びその誘導体からなる群から選択される少なくとも1種である請求項4記載の水懸濁状農薬製剤。
- アニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル及びポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーのリン酸エステル化塩又は硫酸エステル化塩からなる群から選択される少なくとも1種である請求項4又は5記載の水懸濁状農薬製剤。
- 水懸濁状農薬製剤の粘度が50〜300mPa.sであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の水懸濁状農薬製剤。
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