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JP3702180B2 - Dram−セル装置及びその製造方法 - Google Patents

Dram−セル装置及びその製造方法 Download PDF

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JP3702180B2
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  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【0001】
本発明はDRAM−セル装置、特にダイナミックランダムアクセスメモリセル装置及びその製造方法に関する。
【0002】
DRAM−セル装置のメモリセルとして、現在では、ほとんどもっぱら、1つのトランジスタ及び1つのキャパシタからなるいわゆる1−トランジスタ−メモリセルを使用している。メモリセルの情報はキャパシタの電荷の形に対応している。ワードラインを介したトランジスタの制御の際にキャパシタの電荷をビット線を介して読み出せるようにキャパシタはトランジスタと接続している。
【0003】
一般に、高実装密度を示すDRAM−セル装置を作成することに努められている。
【0004】
米国特許第5208657号明細書には、メモリセルが1つのトランジスタと1つのキャパシタとからなるDRAM−セル装置を記載している。実装密度を高めるために、トランジスタは1つの凹陥部の4つの側面に配置されており、前記の凹陥部内にキャパシタのメモリノードが配置されている。この凹陥部は、メモリセルの1つのワードラインと1つのビットラインとが交差する領域の下方に配置される。前記のトランジスタはバーティカルトランジスタとして構成されており、前記トランジスタのゲート電極は凹陥部内でメモリノードの上方に配置されている。メモリセルの所要スペースは少なくとも6.25Fであり、その際、Fは使用した技術において製造可能な最小の構造サイズである。
【0005】
本発明の根底をなす課題は、メモリセルが、DRAM−セル装置の実装密度を低下させることなく、先行技術と比較して改善された電気的特性を有するトランジスタ及びキャパシタを有するDRAM−セル装置を提供することであった。さらに、前記のようなDRAM−セル装置を製造する方法を提供することであった。
【0006】
前記の課題は、それぞれ少なくとも1つのバーティカルトランジスタと1つのトランジスタとからなるDRAM−セル装置により解決される。トランジスタの上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域及び下方のソース/ドレイン領域は、相互に重なって配置されており、かつこれらの領域は第1の凹陥部の第1の側面にも、第2の凹陥部にも接している。第1の凹陥部の第1側面の少なくとも1部はキャパシタのキャパシタ誘電体を備えており、このキャパシタ誘電体は下方のソース/ドレイン領域の領域内で切欠部を有している。第1の凹陥部内にキャパシタのメモリノードが配置されており、このメモリノードは切欠部において下方のソース/ドレイン領域に接している。第2の凹陥部内にトランジスタのゲート電極が配置されている。このメモリセルはワードラインと、及び前記ワードラインに対して横断する方向に延在するビットラインと接続している。
【0007】
さらに、前記の課題は、それぞれ1つのバーティカルトランジスタ及び1つのキャパシタを有するメモリセルを作成するDRAM−セル装置の製造方法により解決される。トランジスタの一部として、サブストレート内に下方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域及び上方のソース/ドレイン領域を、相互に重なって配置されるように作成する。サブストレート内に、第1の側面で下方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域及び上方のソース/ドレイン領域に接する第1の凹陥部を作成する。第1の凹陥部はキャパシタのキャパシタ誘電体を備えている。このキャパシタ誘電体は、下方のソース/ドレイン領域の領域内で第1の凹陥部の第1の側面に接して切欠部を備えている。この第1の凹陥部内にキャパシタのメモリノードを作成し、このメモリノードは切欠部において下方のソース/ドレイン領域に接続している。上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域及び下方のソース/ドレイン領域に接する第2の凹陥部を作成する。この第2の凹陥部内にトランジスタのゲート電極を作成する。ワードライン及び前記ワードラインに対して横断する方向に延在するビットラインを作成し、メモリセルに接続する。
【0008】
メモリセルの第2の凹陥部はメモリセルの第1の凹陥部の外側にある。
【0009】
このDRAM−セル装置は、トランジスタがバーティカルトランジスタとして構成されており、メモリノードが凹陥部中に配置されており、かつメモリノードと下方のソース/ドレイン領域との間の接続を付加的所要スペースを必要としないキャパシタ誘電体の切欠部を通して可能にしているため、高い実装密度を有することができる。
【0010】
トランジスタのゲート電極が作成されるチャンネル領域の境界層の品質は、一般にトランジスタの電気的特性に著しい影響を及ぼす。従って、この境界層を特に注意して製造するのが有利である。キャパシタ用とトランジスタ用とに別個の凹陥部を設計し、チャンネル領域の境界層が第1の凹陥部の作成のためのプロセス工程により影響を及ぼされないために、米国特許第5208657号明細書と比較して改善された電気特性を有するトランジスタを製造できる。
【0011】
2つの異なる凹陥部の設計はさらに、キャパシタ誘電体が作成された面の形状にチャンネル領域の境界層の形状が依存しないという利点を有する。チャンネル領域の境界層は有利に平坦であるため、この境界層はサブストレートの結晶格子に関して限定された配向を有し、それによりゲート誘電体が均質に成長できる。キャパシタ誘電体が作成される面はそれに対して有利に湾曲しており、その結果、前記のキャパシタ誘電体は電界歪みがリーク電流を引き起こすことがある縁部を有していない。トランジスタ並びにキャパシタは特に良好な電気的特性を有することができる。
【0012】
第1の凹陥部の平面方向の断面は例えば円形又は楕円形である。
【0013】
実装密度の向上のために、メモリセルの第1の凹陥部と第2の凹陥部とは、第1のメモリセルの第2の凹陥部が第2のメモリセルの第1の凹陥部中に配置されているメモリノードに接するように配置される。これらのメモリセルは相互に直接境界をなしているか又はオーバーラップしている。
【0014】
プロセスの簡素化のために、、少なくともまず最初にメモリノードが少なくとも第1の凹陥部の第1の側面に向かい合う、第1の凹陥部の第2の側面でもう1つの切欠部の範囲内でサブストレートに接するようにメモリノードを作成する場合が有利である。
【0015】
例えば第1の凹陥部の作成後に、第1の凹陥部の面を覆うが、この場合に第1の凹陥部を充填しないようにキャパシタ誘電体をほぼコンフォーマルに析出させる。引き続き第1の凹陥部を導電性材料で充填する。導電性材料を下方の高さにまでエッチバックする。引き続きキャパシタ誘電体の露出する部分を除去する。さらに導電性材料を析出させることにより、第1の凹陥部は再び充填される。引き続き導電性材料を、前記の下方の高さの上方にある上方の高さにまでエッチバックする。こうして第1の凹陥部の第1の側面で下方の高さと上方の高さとの間にキャパシタ誘電体の切欠部が生じるだけでなく、第1の凹陥部の第2の側面でもキャパシタ誘電体のもう1つの切欠部が生じる。第1の凹陥部が他の側面で上方の高さと下方の高さとの間でサブストレートに接する場合には、これらの側面でも切欠部が作成される。導電性材料からメモリノードが作成される。
【0016】
導電性材料は例えばドープされたシリコンである。
【0017】
メモリノードを作成する他の方法は、キャパシタ誘電体の析出後に第1の凹陥部を導電性材料で充填し、導電性材料を上方の高さにまでエッチバックすることよりなる。引き続き、等方性エッチングによりキャパシタ誘電体の露出する部分並びに上方の高さと下方の高さとの間に配置されているキャパシタ誘電体の部分を除去する。導電性材料の析出及びエッチバックにより、導電性材料とサブストレートとの間の空隙が埋められる。他の導電性材料として特にドープされたアモルファスシリコンが適している。それというのもこのアモルファスシリコンは良好にコンフォーマルに析出し、隣接するサブストレート内に欠陥を生じさせないためである。
【0018】
下方のソース/ドレイン領域の作成のために熱処理工程が実施され、その際に少なくとも切欠部の領域内でドーパントがメモリノードからサブストレート内へ拡散する。
【0019】
また、下方のソース/ドレイン領域はサブストレートのドープされた層を構造化することによっても作成される。
【0020】
第1の導電型にドープされた中央の層は、第1の導電型とは反対の第2の導電型にドープされた2つの層の間に配置されている。これらの層はインサイトゥ(in situ)ドープエピタキシー又は注入により作成することができる。中央の層からチャンネル領域が、他の層から上方のソース/ドレイン領域及び下方のソース/ドレイン領域が作成される。これはトランジスタのチャンネル長さを正確に調節できるという利点を有する、それというのも層の厚さに関するプロセス精度は特にエピタキシーの場合に悪いためである。注入を実施する場合には、凹陥部の作成後に行うこともできる。
【0021】
リーク電流の減少のために、下方のソース/ドレイン領域の低ドープ部分をドープ層の構造化により作成し、かつ下方のソース/ドレイン領域の高ドープ部分をメモリノードからのドーパントの外方拡散により作成するのが有利である。高ドープ部分がサブストレートともチャンネル領域とも接しないように低ドープ部分が高ドープ部分を取り囲む。このようなDRAM−セル装置はソフトなpn接合及び従って弱いリーク電流を示す、それというのも下方のソース/ドレイン領域の低ドープ部分だけがチャンネル領域及びサブストレートに接しているためである。
【0022】
高ドープ部分はチャンネル領域には接するがサブストレートには接しないか又はサブストレートには接するがチャンネル領域には接しない場合が本発明の範囲内である。
【0023】
実装密度の向上のために、第1の凹陥部の第2の側面ではメモリノードがサブストレートに接しない場合が有利である。これは、所属するメモリノード間にリーク電流を生じさせずに、相互に隣り合う第1の凹陥部間の間隔を短縮することを可能にする。
【0024】
このようなメモリノードの作成のために、キャパシタ誘電体の露出する部分の除去の前に第2の側面を覆うマスクを設置することにより他の切欠部の形成を阻止することは本発明の範囲内である。
【0025】
それに対して、プロセスの簡素化のためには、メモリノードが第1の凹陥部の第2の側面でもサブストレートに接するようにメモリノードをまず最初に作成する場合が有利である。第2の凹陥部はその底部が切欠部の下方の縁部よりも深くにあるように作成される。第2のメモリセルの第1の凹陥部の第2の側面では第2の凹陥部が第2のメモリセルのメモリノードをサブストレートから隔てる。従って他の切欠部を阻止するためのマスクの作成は行わず、その際、同時に高い実装密度が達成される。
【0026】
第1の凹陥部間の間隔がわずかな場合、外方拡散の際に作成されるドープ領域の合体が行われ、その結果、下方のソース/ドレイン領域は、まず第1のメモリセルの第1の凹陥部から第2のメモリセルの第1の凹陥部へと延びる層の形に作成される。第2の凹陥部の作成により下方のソース/ドレイン領域は、もはや第2のメモリセルの第1の凹陥部に接しなく、それによりもはや第2のメモリセルのメモリノードにも接しないように構造化される。
【0027】
メモリノードの上方の面が切欠部の範囲内で、例えば切欠部の上方の縁部にあり、かつ、第1の凹陥部内でメモリノード上に絶縁構造体が配置されている場合が有利である。メモリノードは高くにまで達していない、例えばサブストレートの面にまで達していないため、メモリノードと上方のトランジスタのソース/ドレイン領域もしくはチャンネル領域もしくは下方のソース/ドレイン領域との間のキャパシティは回避される。さらに、前記の絶縁構造体は第2のメモリセルのメモリノードと第1のメモリセルの第2の凹陥部との間の界面を減少させることができ、その結果、第1のメモリセルのゲート電極又は第1のメモリセルの第2の凹陥部内に部分的に配置されているワードラインと、第2のメモリセルのメモリノードとの間のキャパシティも減少する。このことは、ゲート電極の作成前に第2の凹陥部にゲート誘電体を設置し、かつ第2の凹陥部中の界面の大部分でその他にキャパシティを減少させる別のより厚い絶縁構造体が配置されていない場合に特に有利である。
【0028】
第1のメモリセルの第2の凹陥部は第2のメモリセルの第1の凹陥部に関してラテラルにずらされており、その結果第1のメモリセルの第2の凹陥部が部分的に第2のメモリセルの凹陥部内にかつ部分的にサブストレート中に配置されている場合が有利である。この場合、絶縁構造体の幅は少なくとも、第2のメモリセルのトランジスタが第1のメモリセルのゲート電極により及び/又は第1のメモリセルの第2の凹陥部中に部分的に配置されているワードラインによって制御されるのを回避する程度大きい。第2のメモリセルのオーバーラップにより、高い実装密度を有するDRAM−セル装置が製造可能である。第1の凹陥部並びに第2の凹陥部はマスクを用いて作成することができ、このマスクはFの幅を有するだけであり、その際、Fは使用された技術において製造可能な最小の構造体サイズである。第1の凹陥部の間隔はFであることができ、同じメモリセルの第2の凹陥部と第1の凹陥部との間隔はFより小さいことができる。
【0029】
このようなDRAM−セル装置の作成のために、まず少なくとも第1のメモリセルのチャンネル領域及び下方のソース/ドレイン領域を、第1のメモリセルの第2の凹陥部の作成の前に第1のメモリセルの第1の凹陥部及び第2のメモリセルの第1の凹陥部に接するように作成することができる。キャパシタ誘電体の作成及び導電性材料の析出の後に、第1の凹陥部の第1の側面の上方に配置されかつ第1の凹陥部の第2の側面を覆わないマスクを作成する。このマスクを用いてこの第2の凹陥部を作成し、その際、少なくともサブストレート並びに導電性材料はエッチングされる。この導電性材料は第2の凹陥部により構造化されて、メモリノードが作成される。第2の凹陥部の作成の前に、上方のソース/ドレイン領域が第1のメモリセルの第1の凹陥部と及び第2のメモリセルの第1の凹陥部とに接する場合が本発明の範囲内にある。
【0030】
第1のメモリセルの第2の凹陥部がサブストレート中に配置されかつ第2のメモリセルの第1の凹陥部の外側に配置され、かつ第2のメモリセルの第1の凹陥部の第2の側面に接する場合に本発明の範囲内にある。このために、第2の凹陥部の作成の際に、第1の凹陥部の第1の側面の上方に配置されたマスクを用いてサブストレートをエッチングする。
【0031】
この場合、キャパシタ誘電体は仕上がったDRAM−セル装置中に他の切欠部も有することができるため、第1のメモリセルの第2の凹陥部は他の切欠部の領域内で第2のメモリセルのメモリノードに接する。
【0032】
このようなDRAM−セル装置の作成のために、まず作成すべき第1の凹陥部を覆うマスクを作成することができる。マスクの側面にスペーサを作成し、サブストレートをマスク及びスペーサに対して選択的にエッチングすることにより、作成すべき第1の凹陥部の間にトレンチを作成する。このトレンチを絶縁材料で充填する。引き続き、材料を析出させ、エッチバックして、材料をマスクの部分の間に配置する。サブストレートを材料に対して選択的にエッチングすることにより、前記のマスクを除去し、第1の凹陥部を作成する。このサブストレートを絶縁材料で覆う。第1のメモリセルの第1の凹陥部の第1の側面に接するサブストレートの一部を露出させる。このサブストレートを等方性にエッチングし、その際、絶縁材料で充填されたトレンチが側面のエッチストップとして機能するため、サブストレート中に第1のメモリセルの第1の凹陥部の第1の側面に接する切欠部が作成される。この切欠部を絶縁材料で充填する。絶縁材料及び絶縁構造体をエッチバックし、材料を析出させ、第2のメモリセルの第1の凹陥部の第2の側面とトレンチとに接するサブストレートの部分が露出するまで平坦化することにより、絶縁材料及び絶縁構造体は部分的に第2の凹陥部のためのマスクにより置き換えられる。前記のマスクを用いて、サブストレートを材料に対して選択的にエッチングすることにより第2の凹陥部を作成する。この方法に関して、相互に隣り合う第1の凹陥部の間の間隔が単にFである場合に、チャンネル平面に対して垂直方向のサブストレートの面積が正確に調節できることが特に有利である。この面積はトランジスタの閾値電圧を決定する。この面積は、相互に隣り合うスペーサの間にトレンチが作成されるためにスペーサの幅により決定され、かつエッチストップとして機能するトレンチは、第2の凹陥部用のマスクが覆う領域の大きさを決定する。
【0033】
第1のメモリセルの第2の凹陥部が第2のメモリセルの第1の凹陥部中に配置されかつ第2のメモリセルの第1の凹陥部と第2のメモリセルの第1の凹陥部の第2の側面の一部を共有する場合が本発明の範囲内にある。この場合、チャンネル平面に対して垂直方向のサブストレートの面積は、第1の凹陥部の作成のために使用した第1のマスクにより決定される。
【0034】
第1の方法でこのようなDRAM−セル装置を作成するには、第1の層をサブストレート上に設置し、これを第1の凹陥部に対応して構造化する。絶縁層の作成後に第2の層を設置し、この層が第1の凹陥部の第1の側面の上方に配置されかつこの領域が第1の凹陥部の第1の側面と反対側の第2の側面の上方を覆うように構造化する。この第1の層及び第2の層は第2の凹陥部の作成の際にマスクとして機能し、その際、絶縁層及び導電性材料をエッチングする。第1の層及び第2の層は絶縁構造体に対して選択的にエッチング可能な材料からなる。絶縁構造体がSiOからなる場合、第1の層及び第2の層は例えば窒化ケイ素からなることができる。第1の層上に第2の層に対して選択的にエッチング可能な層を作成する場合が有利である。この層上に第2の層を作成する。この層は第2の層の構造化の際にエッチストップとして機能することができるため、第1の層は攻撃されない。
【0035】
第2の方法でこのようなDRAM−セル装置を作成するには、層をサブストレート上に設置し、これを第1の凹陥部に対応して構造化する。第1の凹陥部の第1の側面に接するようにスペーサを作成する。導電性材料を層に対して及びスペーサに対して選択的にエッチングすることにより第2の凹陥部を作成する。このスペーサは絶縁構造体であることができる。またその他に、スペーサは除去され絶縁構造体に置き換えられる。両方の場合に第2の凹陥部の幅はスペーサの厚さにより決定される。
【0036】
バックグラウンドノイズに基づいてメモリセルの情報を読み出すために必要なキャパシタの最小キャパシティを減少させるために、DRAM−セル装置がいわゆる折り返し型ビットラインを有する場合が有利である。折り返し型ビットラインの場合、情報を読み出すビットラインの信号は、前記ビットラインに隣り合う、バックグラウンドノイズを形成するビットラインの信号と比較される。こうしてバックグラウンドノイズはフィルタすることができる。隣り合うビットラインの信号がバックグラウンドノイズだけからなるようにするために、隣り合うビットラインと接続するメモリセルは、読み出されるメモリセルと接続しているワードラインと接続してはならない。
【0037】
高い実装密度と同時に折り返し型ビットラインを備えたDRAM−セル装置を可能にするために、第2の凹陥部がワードライントレンチの一部であり、前記のワードライントレンチ中に2つの異なるワードラインを配置する場合が有利である。トランジスタのゲート電極はワードラインの一部である。ワードラインの作成のために導電性材料を析出させ、エッチバックして、ワードライントレンチの側面に接するスペーサの形でワードラインを作成できる。この場合のために、前記したように、第2の凹陥部が部分的にサブストレート内に配置されかつ部分的に第1の凹陥部内に配置されている場合が特に有利である。それというのも、第2の凹陥部は高い実装密度と同時に少なくともFの幅を有することができ、その結果、2つのワードラインは同じワードライントレンチ中に位置するためである。
【0038】
プロセスの簡素化のためにワードライントレンチ内に1つだけのワードラインが配置されている場合が有利である。この場合、いわゆる開放型ビットラインに相当する。
【0039】
キャパシタのキャパシタ電極を作成するために、メモリノードの作成の前にドーパントソースを第1の凹陥部中に作成し、前記のドーパントソースから熱処理工程でドーパントをサブストレート内へ拡散させる。キャパシタ電極はサブストレート中のドープ領域であり、かつ第1の凹陥部の少なくとも1部を取り囲む。ドーパントソースは例えばヒ素ガラスが適しており、これは第1の凹陥部の面を覆うが、第1の凹陥部を充填しないように析出させる。引き続き第1の凹陥部をポリマー、例えばフォトレジストで充填し、これを作成すべき下方のソース/ドレイン領域の下方の高さにある高さまでエッチバックする。引き続き露出したヒ素ガラスを除去する。熱処理工程によりヒ素ガラスからヒ素をサブストレート内へ拡散させる。相互に隣り合う第1の凹陥部の間の間隔が十分に小さい場合、相互に隣り合うキャパシタ電極は合体し、共通のキャパシタ電極を形成する。
【0040】
キャパシタ電極はプラズマ浸漬(Plasmaimmersion)により作成することもできる。この場合、プラズマのイオンがサブストレート内へ拡散する。
【0041】
共通のキャパシタ電極はサブストレートのドープ層として第1の凹陥部の作成前に作成することもできる。この層は例えばエピタキシーにより又は注入により作成する。
【0042】
下方のソース/ドレイン領域を、例えばメモリノードからドーパントの外方拡散により作成するか又はサブストレートのドープ層の構造化により作成し、かつワードライントレンチを設置する場合、上方のソース/ドレイン領域、少なくともチャンネル領域の一部及び絶縁構造体をワードラインの方向に沿って2つの絶縁体の間に配置するのが有利である。それにより、第1の凹陥部の第1の側面に接する第1の凹陥部の側面の領域内で、第1のメモリセルのワードライントレンチ中のワードラインが第2のメモリセルのトランジスタを制御することを阻止する。前記の絶縁体は上方のソース/ドレイン領域がワードライントレンチと接することを阻止する。上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域及び下方のソース/ドレイン領域はビットラインの方向に沿って第1の凹陥部と第2の凹陥部との間に配置される。
【0043】
キャパシタ電極の作成の際にドーパントソースを使用する場合、絶縁体をメモリノードの作成後に作成し、それにより絶縁体はドーパントソースの除去の際に攻撃されないのが有利である。このために第1の凹陥部の作成後に、相互にほぼ平行でかつビットラインに対して平行に延在する絶縁トレンチを作成する。この場合、第1の凹陥部は相互に隣り合う2つの絶縁トレンチにより切り欠かれる。このため、サブストレート並びに第1の凹陥部中の材料、例えば絶縁構造体はエッチングされる。第1の凹陥部を切り欠くことにより、絶縁体と第1の凹陥部との間にサブストレートは残留しないことが保証される。第2のメモリセルのトランジスタはもっぱら第2のメモリセルの第1の凹陥部の第1の側面に接するように配置され、第1のメモリセルの第2の凹陥部のワードラインによっては制御されることはない。この絶縁トレンチは絶縁材料の析出により絶縁体で充填される。引き続き、少なくともサブストレート並びに絶縁体をエッチングすることにより相互にほぼ平行に延在するワードライントレンチを作成する。
【0044】
絶縁構造体は絶縁体の前、後又はそれと一緒に作成することができる。
【0045】
実装密度の向上のために、2つの絶縁体の間の間隔がFである場合が有利である。従って、絶縁体の位置調整の際に不正確であるにもかかわらず、2つの絶縁体は第1の凹陥部を切り欠くことが保証され、2つの絶縁体間の間隔に対して平行方向の第1の凹陥部の寸法はFよりも大きい。
【0046】
実装密度を高めるために、まず絶縁体を、引き続き第1の凹陥部を作成するのが有利である。第1の凹陥部と絶縁体との間にサブストレートが配置されていないことを保証するために、第1の凹陥部を有利に絶縁体に接して自己整合的に作成する。このため、マスクのストライプが絶縁トレンチに対して横断する方向で延在するストライプ状のマスクを用いてサブストレートを絶縁体に対して選択的にエッチングする。この場合、絶縁体の間の間隔に対して平行方向の第1の凹陥部の寸法はFである。キャパシタ電極の作成のために使用されるドーパントソースの除去により絶縁体が攻撃されないようにするために、キャパシタ電極は有利に外方拡散により作成しない。
【0047】
相互に隣り合うトランジスタの下方のソース/ドレイン領域の間のリーク電流を回避するために、絶縁トレンチの底部を下方のソース/ドレイン領域よりも深くする場合が有利である。それにより、下方のソース/ドレイン領域の2つの側面は絶縁トレンチと境界をなしており、かつ残りの2つの側面は第1の凹陥部もしくは第2の凹陥部と境界をなしている。同様のことが、従ってフローティングボディ(Floating-Body)であるチャンネル領域についても通用する。ゲート電極が第2の凹陥部の側面に接するように有利にチャンネル領域の領域内だけに配置されるため、ワードライントレンチを絶縁トレンチよりも浅くする場合が有利である。
【0048】
プロセスの簡素化のために、ワードライントレンチ中にそれぞれ1つだけのワードラインが配置されている場合が有利である。
【0049】
ワードラインはワードライントレンチから突出することもできる。これは、ワードライントレンチの外側に配置されたワードラインの一部が金属から作成することができ、その結果、ワードラインが高い導電性を有するために有利である。さらに、このようなワードラインはDRAM−セル装置の周辺素子のトランジスタのゲート電極と一緒に構造化できるため、これはプロセスの簡素化に重要である。このようなワードラインの作成のために、ワードライントレンチの作成後に少なくとも1つの導電性材料、例えばドープされたポリシリコンを析出させ、これをマスクのストライプがワードライントレンチに対してほぼ平行に延在しかつワードラインの少なくとも一部を覆っていないストライプ状のマスクを用いて構造化する。
【0050】
この場合、サブストレートが構造化の際に攻撃されないようにするために、サブストレート上にエッチストップとして機能する、ゲート電極の作成の際に作成される保護層が設置されている場合が有利である。
【0051】
ワードラインの導電性を高めるために、導電性材料の構造化の前に高い導電性を有する材料、例えば金属又は金属ケイ化物を導電性材料上に析出させ、引き続き導電性材料と一緒に構造化することができる。
【0052】
ビットラインがワードラインの上方に延在するようにビットラインを作成する場合、ビットラインとワードラインとの短絡を回避するためにワードラインを隔絶することが有利である。このために、絶縁材料、例えば窒化ケイ素を析出させ、エッチバックして、ワードラインの突出する部分の側面に保護スペーサを作成する。ワードラインの上方でも同様に、ワードラインの導電性材料を構造化する前に絶縁材料を析出させ、導電性材料と一緒に構造化することにより絶縁材料で覆うことができる。ワードライン間のスペースは平坦な表面の作成のために絶縁材料で充填することができる。ビットライン用のコンタクトホールの作成のために、上方のソース/ドレイン領域の上方領域を覆わないマスクを用いて絶縁層を絶縁材料に対して選択的にエッチングする。ワードラインは絶縁材料により隔絶されているために、高い実装密度を有するDRAM−セル装置が作成できる。マスクの簡単な脱位置調整によりワードラインとビットラインとの短絡は生じない。コンタクトホール内にコンタクトが作成される。導電性材料を析出させ、マスクのストライプがワードラインに対して横断する方向に延在しかつコンタクトを少なくとも部分的に覆わないストライプ状のマスクを用いて構造化することにより、コンタクト及びビットラインが作成される。
【0053】
高いアスペクト比、つまり構造体の高さ対幅の比に基づき製造方法の際のトポロジーの問題を回避するために、ワードラインがワードライントレンチより突出しない場合が有利である。例えばワードライントレンチの作成後に、導電性材料、例えばドープされたポリシリコンを析出させて、ワードライントレンチを充填し、引き続きワードライントレンチの外側の導電性材料が除去されるまでエッチバックすることによりワードラインを作成する。
【0054】
相互に隣り合うメモリセルの、ワードライントレンチに接するメモリノードがワードライントレンチの第1の側面及び第2の側面に交互に接するように第1の凹陥部が配置されている場合が本発明の範囲内である。第1のワードラインがワードライントレンチの第1の側面に接し、かつ第2のワードラインがワードライントレンチの第2の側面に接している場合、DRAM−セル装置は折り返し型ビットラインを有する。第1のワードラインはそれぞれ2番目のメモリセルとだけ接続している。第2のワードラインは残りのメモリセルと接続しているため、相互に隣り合うビットラインと接続しているメモリセルは同じワードラインと接続していない。
【0055】
第1の凹陥部の作成後に絶縁トレンチを作成する場合、DRAM−セル装置のメモリセルは5〜6Fの所要スペースを有することができる。
【0056】
相互に隣り合うメモリセルの、ワードライントレンチに接するメモリノードがワードライントレンチの同じ側面に接するように第1の凹陥部が配置されている場合が本発明の範囲内である。相互に隣り合うワードライン間の間隔及び相互に隣り合うビットライン間の間隔はFであることができるため、メモリセルあたり有効な所要スペースは4Fであることができる。
【0057】
ワードラインとサブストレートとの間のキャパシティを減少させるために、ワードラインとワードライントレンチの底部との間にゲート誘電体よりも厚い絶縁構造体を配置するのが有利である。
【0058】
ワードラインのためにワードライントレンチは、ワードラインが第2の凹陥部内に配置されている外側への折り返し部を有するように設計されていない場合が本発明の範囲内である。
【0059】
ワードラインは第1のメモリセルの第2の凹陥部中に及び第2のメモリセルの第2の凹陥部中に配置されている場合が本発明の範囲内である。
【0060】
サブストレートは単結晶シリコン及び/又はゲルマニウムからなる半導体サブストレートであるのが有利である。サブストレートはGaAsを有することもできる。サブストレートは半導体材料をエピタキシャル成長させた層からなることもできる。
【0061】
次に本発明を図面を用いて実施例により詳説する。
【0062】
図面の尺度は正確ではない。
【0063】
全ての実施例においてF=150nmであり、この場合、Fは使用された技術において製造可能な最小の構造体サイズである。
【0064】
第1の実施例において、大部分n型ドープされたシリコンからなる第1のサブストレートを有し、前記のサブストレートは約1μmの厚さのp型ドープ層Pを有し、前記の層は約1018cm- のドーパント濃度を有する(図1参照)。
【0065】
フォトレジストからなる第1のマスク(図示されていない)を用いて、第1のサブストレートS内へ約10μmの深さの凹陥部Vを作成する。エッチング剤として例えばHBr+HFが適している。凹陥部Vはそれぞれ2つの向かい合う平らな側面を有する。さらに、前記の凹陥部Vは2つの別の向かい合う側面のを有し、これらの側面は湾曲しているため、前記の凹陥部Vは縁部又は角部を有していない。
【0066】
y−軸yは第1のサブストレートSの表面fに対して平行でかつ凹陥部Vの平らな側面に対して平行に延在している。x−軸xはy−軸yに対して垂直でかつ第1のサブストレートSの平面fに対して平行に延在している。1つの凹陥部の双方の平らな側面間の距離は約190nmである。それぞれx−軸xに沿って相互に隣り合っている凹陥部Vにより行が形成される。1つの行の2つの凹陥部V間の距離は約185nmである。x−軸x上のそれぞれ一つおきの行の投影図は相互に合致している。x−軸x上の相互に隣り合う行の投影図は、x−軸x方向に相互にずらされており、第1の行の1つの凹陥部Vは第1の行に隣り合う第2の行の相互に隣り合う2つの凹陥部Vの間に配置されている。y−軸yに関して凹陥部Vの湾曲した側面間の距離は約300nmである。1つの行の1つの凹陥部Vと次の次の行の1つの凹陥部Vとの間のy−軸yに対して平行の距離は約450nmである(図2c参照)。
【0067】
フォトレジストからなる第1のマスクを除去する。引き続き、ヒ素ガラスを約50nmの厚さで析出させて、凹陥部Vを充填させることなくヒ素ガラスで凹陥部Vの面をカバーする(図示されていない)。引き続き、フォトレジストを約500nmの厚さで析出させ、第1のサブストレートSの表面fから約1.5μm下方にある第1の高さ(図1参照)までエッチバックする。エッチング剤として例えばO−プラズマが適している。引き続きヒ素ガラスの露出部分を例えばHFで除去する。フォトレジストを例えばO−プラズマで除去する。熱処理工程によりヒ素ガラスからドーパントをサブストレートS内へ拡散させ、n型ドープしたキャパシタ電極Eを第1のサブストレートS中に作成し、このキャパシタ電極Eはp型ドープ層P内に達するまで凹陥部Vの一部を取り囲み、かつ約1018cm- のドーパント濃度を有する(図1参照)。引き続きヒ素ガラスを例えばHFで除去する。
【0068】
キャパシタ誘電体の第1の部分Kaの作成のために、まず熱酸化を実施し、引き続き窒化ケイ素を析出させ、かつ部分的に表面酸化させて、キャパシタ誘電体の第1の部分Kaを約4nmの厚さのONO−層として作成する(図1参照)。
【0069】
引き続きインサイトゥ(in situ)n型ドープしたポリシリコンを約500nmの厚さで析出させて、凹陥部Vを充填する。化学機械研磨によりポリシリコンを、第1のサブストレートSの表面fが露出するまで平坦化する。引き続きポリシリコンを、第1の高さhの下方にありかつ第1のサブストレートSの表面から約2μm下方にある第2の高さHまでエッチバックする(図1参照)。エッチング剤は例えばC+Oが適している。
【0070】
キャパシタ誘電体の第2の部分Kbの作成のためにTEOS−法によりSiOを約25nmの厚さで析出させ、例えばCHF+Oを用いてエッチバックして、凹陥部Vの側面にスペーサ状の構造体を作成する。
【0071】
引き続き、インサイトゥn型ドープしたポリシリコンを約500nmの厚さで析出させ、化学機械研磨によりサブストレートSの表面fが露出するまで平坦化し、かつ第1の高さhの上方にありかつ第1のサブストレートSの表面fから約400nm下方にある上方の高さoまでエッチバックする。引き続き、SiOからなるスペーサ状の構造体を例えばHFを用いて、上方の高さoから約80nm下方にある下方の高さuまで除去する。下方の高さuと上方の高さoとの間のスペーサ状の構造体の除去された部分は、アモルファスシリコンを約20nmの厚さで析出させ、引き続き30nm等方性エッチングすることによりアモルファスn型ドープしたシリコンで置き換える(図1参照)。スペーサ状の構造体の残りの部分はキャパシタ誘電体の第2の部分Kbを形成する。キャパシタ誘電体Ka、Kbは下方の高さuと上方の高さoとの間の領域内で切欠部を有する。このポリシリコンとアモルファスシリコンとがメモリノードSpを形成し、このメモリノードSpはそれぞれ凹陥部V中に配置されておりかつ切欠部においてサブストレートSに接している。
【0072】
第1の絶縁構造体Iaの作成のためにTEOS−法でSiOを約200nmの厚さで析出させ、第1のサブストレートSの表面fが露出するまで例えばCHF+Oでエッチバックする。この第1の絶縁構造体Iaは凹陥部V中でかつメモリノードSp上に配置される(図2a及び2b参照)。
【0073】
フォトレジストからなるストライプ状の第2のマスク(前記マスクのストライプは約150nmの幅であり、相互に約225nmの間隔を有し、x−軸xに対して平行に延在する)を用いて、絶縁トレンチGIを作成する。凹陥部Vがそれぞれ相互に隣り合う2本の絶縁トレンチにより切り欠かれる。この場合、サブストレートS並びに第1の絶縁構造体Ia、メモリノードSp及びキャパシタ誘電体の第2の部分Kbがエッチングされる。絶縁トレンチGIは約800nmの深さである。エッチング剤として例えばNF+Arが適している(図2b及び2c参照)。第2のマスクを除去する。
【0074】
引き続き、SiOを約200nmの厚さで析出させ、化学機械研磨によりサブストレートSの表面fが露出するまで平坦化することにより、絶縁トレンチGI内に絶縁体ISを作成する。
【0075】
n型ドープするイオンを注入することにより、第1のサブストレートSの露出する部分の表面fに接してトランジスタの上方のソース/ドレイン領域SDoが作成される。熱処理工程により注入されたドーパントを活性化する。上方のソース/ドレイン領域SDoは約100nmの深さでありかつ約5×1020cm- のドーパント濃度を有する。熱処理工程により切欠部の領域内でメモリノードSpから第1のサブストレートS内へドーパントが拡散して、トランジスタの下方のソース/ドレイン領域SDuが作成され、前記のトランジスタはそれぞれ2つの凹陥部Vの間及び2本の絶縁トレンチGIの間に配置されている。
【0076】
第1の層1の作成のためにSiOを約30nmの厚さで第1のサブストレートSの表面f上に析出させる。その上に第2の層2の作成のためにポリシリコンを約30nmの厚さで析出させる。第2の層の上に、マスクのストライプが約225nmの幅であり、相互に約150nmの間隔を有しかつy−軸yに対して平行に延在するフォトレジストからなるストライプ状の第3のマスクMcを作成する(図3参照)。第3のマスクMcのストライプは第1のサブストレートSを上から見て上方のソース/ドレイン領域SDo及び第1の絶縁構造体Iaをオーバーラップする(図3a参照)。凹陥部Vの第1の側面Faの領域内に配置された上方のソース/ドレイン領域SDoの一部及び第1の絶縁構造体Iaの一部を第3のマスクMcにより保護する。
【0077】
第3のマスクMcを用いてまず第2の層、第1の層及び引き続き第1のサブストレートS、第1の絶縁構造体Ia及びキャパシタ誘電体の第2の部分Kbをエッチングし、並びにメモリノードSp及び絶縁体ISを構造化して、第3のマスクMcのストライプ間にワードライントレンチGWを作成し、このワードライントレンチの底部は第1のサブストレートSの表面fから約800nm下方にある(図4参照)。エッチング剤として例えばNF+Arが適している。ワードライントレンチGWは、凹陥部Vの第1の側面Faに向かい合う第2の側面Fbの範囲内でメモリノードSpに接している。ワードライントレンチGWの底部はキャパシタ誘電体Ka、Kbの切欠部よりも深く、かつ絶縁トレンチGIの底部よりも高い。第3のマスクMcを除去する。
【0078】
ワードライントレンチGWの底部を覆う第2の絶縁構造体Ibの作成のために、SiOを約200nmの厚さで析出させ、約500nm深くCHF+Oでエッチバックする(図4参照)。
【0079】
熱酸化により約4nmの厚さのゲート誘電体Gdを作成し、これは第2の層2をも覆う。
【0080】
ワードラインWの作成のために、インサイトゥn型ドープしたポリシリコンを約50nmの厚さで析出させ、例えばC+OでワードラインWがスペーサの形で作成されるまでエッチバックし、このスペーサは第1のサブストレートSの表面fから約70nm下方に配置されている。エッチバックの際にゲート誘電体Gdは第2の層2を保護する。第1のワードラインWはワードライントレンチGWの第1の側面に接し、第2のワードラインWはワードライントレンチGWの第2の側面に接する。ワードラインWは特にゲート誘電体Gd及び第2の絶縁構造体IbによりメモリノードSpから隔絶されている。
【0081】
第1のメモリセルのキャパシタのメモリノードSpは、所属する凹陥部Vの第1の側面に接するキャパシタ誘電体Ka、Kbの切欠部の範囲内で第1のメモリセルのトランジスタの下方のソース/ドレイン領域SDuに接している。下方のソース/ドレイン領域SDuは2つの絶縁トレンチGI、凹陥部V及び1つのワードライントレンチGWが境界をなしている。ワードライントレンチGWは第1のメモリセルに隣り合っている第2のメモリセルの凹陥部Vにより下方のソース/ドレイン領域SDuと隔てられている。トランジスタの下方のソース/ドレイン領域SDuと上方のソース/ドレイン領域SDoとの間に配置された第1のサブストレートSの一部はトランジスタのチャンネル領域KAとして利用する(図4参照)。ワードライントレンチGW内に配置されておりかつゲート誘電体Gdによってトランジスタのチャンネル領域KAと隔絶されている一方のワードラインWの部分はトランジスタのゲート電極として機能する。相互に隣り合うメモリセルのワードライントレンチGWに接するメモリノードSpはワードライントレンチGWの第1の側面と第2の側面とに交互に接している。キャパシタ誘電体Ka、Kbは、所属する凹陥部Vの第1の側面Faに接する切欠部を有するだけである。それというのも残りの切欠部は絶縁トレンチIGにより及びワードライントレンチGWにより重なっているためである。
【0082】
第3の絶縁構造体Icの作成のために、SiOを約200nmの厚さで析出させ、約200nm深くエッチバックする(図4参照)。この第3の絶縁構造体IcはワードライントレンチGW内でワードラインWの間に配置されている。SiOのエッチバックの際に第2の層が第1の層及び絶縁体ISを保護する。
【0083】
第4の絶縁構造体Idの作成のために、窒化ケイ素を約100nmの厚さで析出させ、約120nm深く、例えばC+Oを用いて表面fから20nm下方にエッチバックする。第4の絶縁構造体IdはワードライントレンチGW内に配置され、ワードラインWを覆う(図5a参照)。
【0084】
第5の絶縁構造体Ieの作成のために、SiOを約200nmの厚さで析出させ、化学機械研磨により第1のサブストレートSの表面fが露出するまで平坦化する。それにより平坦な面が生じる。第2の層及び第1の層はこの場合除去される。
【0085】
この平坦な面は、この第4の絶縁構造体をエッチバックの代わりに化学機械研磨することにより第4の絶縁構造体によって形成させることもできる。第5の絶縁構造体Ieは作成しなくてもよい。
【0086】
絶縁層Iの作成のために、SiOを約250nmの厚さで析出させる。
【0087】
一辺が約150nmを有しかつ上方のソース/ドレイン領域SDoとオーバーラップする正方形の領域Qを覆わないフォトレジストからなる第4のマスクを用いて、コンタクトホールを絶縁層I中へエッチングする(図5c参照)。約100nmの厚さでタングステンを析出させ、絶縁層Iが露出するまで化学機械研磨することにより、コンタクトホール中にコンタクトKを作成する。
【0088】
引き続き、アルミニウムを約200nmの厚さで析出させ、マスクのストライプが約225nmの幅であり、相互に約150nmの間隔を有しかつx−軸xに対して平行に延在する第5のストライプ状のフォトレジストからなるマスク(図示されていない)を用いて構造化する。それにより、上方のソース/ドレイン領域SDoと接続するビットラインBを作成する(図5a、5b及び5c参照)。
【0089】
相互に隣り合うビットラインBと接続する2つのメモリセルは、同じワードラインWと接続していない。メモリセルを有するDRAM−セル装置は従って折り返し型ビットライン(Folded Bitleitungen)を有する。メモリセル1個あたりの所要スペースは約6.25Fであり、その際F=150nmであり、これは使用した技術において製造可能な最小構造体サイズである。
【0090】
メモリセルの情報の読み出しのために、所属するワードラインを制御し、所属するキャパシタの電荷により決定される信号を所属するビットラインを介して読み出す。バックグラウンドノイズをフィルタするためにこの信号はビットラインBに隣り合うビットラインBの信号と比較される。
【0091】
情報をメモリセルに記憶させるために所属するワードラインWを制御し、ビットラインBに電圧を印加し、前記電圧は記憶すべき情報に応じて例えば0V又は1.8Vである。
【0092】
第2の実施例において、第1の実施例のサブストレートSに相当する第2のサブストレート1Sを準備する。
【0093】
第1の実施例と同様に、凹陥部1V、キャパシタ電極1E、キャパシタ誘電体1Ka、1Kb、メモリノード1Sp、第1の絶縁構造体1Ia、絶縁体(図示されていない)、上方のソース/ドレイン領域1SDo、チャンネル領域1KA、下方のソース/ドレイン領域1SDu、第1の層(図示されていない)、第2の層(図示されていない)、ワードライントレンチ1GW及び第2の絶縁構造体1Ibを作成する(図6参照)。第2の層を除去する。熱酸化によりゲート誘電体1Gdを作成する。
【0094】
引き続き、インサイトゥn型ドープしたポリシリコンを約200nmの厚さで析出させる。その上に窒化タングステンを約200nmの厚さで析出させる。その上にタングステンを約100nmの厚さで析出させる。その上に窒化ケイ素を約100nmの厚さで析出させる。ワードライントレンチ1GW上に配置されているストライプ状のフォトレジストマスクを用いて、窒化ケイ素、タングステン、窒化タングステン及びポリシリコンを、第2のサブストレート1Sの表面1f上の第1の絶縁構造体1Iaが露出するまでエッチングする(図6参照)。それにより、各ワードライントレンチ1GW内にワードライン1Wを作成し、このワードライン1Wはワードライントレンチ1GWから突出し、ポリシリコン、窒化タングステン及びタングステンからなる。第3の絶縁構造体1Icは窒化ケイ素からなり、この絶縁構造体はワードライン1Wを覆う。ワードライン1Wの作成の際に、第1の層が上方のソース/ドレイン領域1SDoを保護する。
【0095】
ワードライン1Wの封入のために、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、エッチバックすることで、第2のサブストレート1Sから突出するワードライン1Wの部分の側面にスペーサ1Cを作成する(図6参照)。
【0096】
引き続き絶縁層1I、コンタクト1K及びビットライン1Bを作成する。コンタクト1Kのためのコンタクトホールの作成の際に、第3の絶縁構造体1Ic及びスペーサ1Cがワードライン1Wを保護する。
【0097】
それにより作成されたDRAM−セル装置は開放型ビットライン(Open Bitleitungen)を有する。
【0098】
第3の実施例において、第1の実施例の第1のサブストレートSに相当する第3のサブストレート2Sを準備する。
【0099】
第1の実施例と同様に、凹陥部2V、キャパシタ電極2E、キャパシタ誘電体2Ka、2Kb、メモリノード2Sp、第1の絶縁構造体2Ia、絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、上方のソース/ドレイン領域2SDo、チャンネル領域2KA、下方のソース/ドレイン領域2SDu、第1の層(図示されていない)第2の層(図示されていない)、ワードライントレンチ2GW及び第2の絶縁構造体2Ibを作成する。第2の層を除去し、ゲート誘電体2Gdを作成する。
【0100】
引き続き、インサイトゥn型ドープしたポリシリコンを約100nmの厚さで析出させ、例えばC+Oを用いて、各ワードライントレンチ2GW内に、第3のサブストレート2Sの表面2fから約70nm下方にあるワードライン2Wが作成されるまでエッチバックする(図7参照)。
【0101】
引き続き、第1の実施例と同様に、窒化ケイ素からなる第4の絶縁構造体2Id、SiOからなる第5の絶縁構造体2Ie、絶縁層2I、コンタクト2K及びビットライン2Bを作成する(図7参照)。
【0102】
それにより作成されたDRAM−セル装置は開放型ビットラインを有する。
【0103】
第4の実施例において、第1の実施例の第1のサブストレートSに相当する第4のサブストレート3Sを準備する。
【0104】
マスクのストライプが約150nmの幅であり、相互に約225nmの間隔を有し、x−軸xに対して平行に延在する、フォトレジストからなるストライプ状の第1のマスクを用いて、約800nmの深さの絶縁トレンチ3GIを作成する(図8a及び8b参照)。エッチング剤として例えばNF+Arが適している。
【0105】
引き続き第1のマスクを除去する。SiOを約200nmの厚さで析出させ、第4のサブストレート3Sの表面3が露出するまで化学機械研磨により平坦化することにより、この絶縁トレンチ3GIを絶縁体3ISで充填する(図8a参照)。
【0106】
引き続きフォトレジストからなる第2のマスク3Maを作成する。第2のマスク3Maは歯状に曲がったストライプ(図8b参照)からなるため、第4のサブストレート3Sエッチングの際に、絶縁体3ISに対して選択的に絶縁トレンチ3GI内へ長方形の凹陥部3Vを作成し、x−軸xに対して平行方向の寸法は約180nmであり、y−軸yに対して平行方向の寸法は約150nmである(図8a及び8b参照)。第1の実施例と同様に、x−軸xに沿って相互に隣り合う凹陥部3Vは列を形成し、各第2の行のx−軸上の列の投影図は相互に合致する。1つの行の凹陥部3Vの投影図は、隣り合う行の2つの凹陥部の投影図に接している。凹陥部3Vは約10μmの深さである。エッチング剤として例えばHBr+HFが適している。
【0107】
引き続き第2のマスク3Maを除去する。
【0108】
キャパシタ誘電体3Kbの第2の部分を作成するために、まず窒化ケイ素を約20nmの厚さで析出させる。その上にフォトレジストを約500nmの厚さで設置し、例えばO−プラズマで約2μm深くエッチバックする。窒化ケイ素の露出する部分は例えばHPOで除去する。引き続きフォトレジストを除去して、凹陥部3Vの側面は、表面3fから約2μm下方にある第2の高さHと、表面3fとの間で露出するが、第2の高さHの下方では窒化ケイ素により覆われている。熱酸化により第2の高さHと表面3fとの間に約25nmの厚さのキャパシタ誘電体3Kbの第2の部分を作成する。引き続き酸化された窒化ケイ素を除去する。
【0109】
凹陥部3Vを取り囲むキャパシタ電極3Eはプラズマ浸漬(Plasmaimmersion)により作成する。
【0110】
第1の実施例と同様に、キャパシタ誘電体の第1の部分3Ka及びメモリノード3Spを作成し、その際、キャパシタ誘電体の第2の部分3Kbの一部を下方の高さuから上を除去する(図8a参照)。第1の実施例と同様に第1の絶縁構造体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、ワードライントレンチ、ゲート誘電体、ワードライン、他の絶縁構造体、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成する(図示されていない)。
【0111】
第5の実施例において、第1の実施例の第1のサブストレートSに相当する第5のサブストレート4Sを準備する。第4の実施例と同様に、絶縁トレンチ4GIを作成するが、絶縁トレンチ4GIは約150nmの幅であることが異なる(図9c参照)。
【0112】
第4の実施例と同様に絶縁トレンチ4GIを絶縁体4ISで充填する。
【0113】
引き続き、マスクのストライプが約150nmの幅であり、約150nmの相互の間隔を有し、y−軸yに対して平行に延在するストライプ状のマスク4Maをフォトレジストから作成する(図9c参照)。マスク4Maを用いて第5のサブストレート4Sを絶縁体4ISに対して選択的にエッチングして、絶縁トレンチ4GIの間に、一辺の長さが約150nmの正方形の水平断面を有する凹陥部4Vを作成する。x−軸xに沿って相互に隣り合う凹陥部4Vは行を形成する。相互に隣り合う行は、y−軸yに沿って相互に隣り合うメモリセルが列を形成するように配置される(図9c参照)。
【0114】
第4の実施例と同様に、キャパシタ電極4E、キャパシタ誘電体4Ka、4Kb及びメモリノード4Spを作成する。
【0115】
引き続き第2の実施例と同様に絶縁構造体4Ia、4Ib、4Ic、ワードライントレンチ4GW、ゲート誘電体4Gd、ワードライン4W、スペーサ4C、絶縁層4I、コンタクト4K及びビットライン4Bを作成する(図9a及び9b参照)。
【0116】
それにより作成されたDRAM−セル装置は4Fの所要スペースを有するメモリセルを示す。
【0117】
第6の実施例において、約1015cm- のドーパント濃度を有する単結晶のn型ドープしたシリコンからなる第6のサブストレート5Sを準備する。p型ドープするイオンを注入することにより、約1018cm- のドーパント濃度を有する約500nmの厚さの第1の層aを作成する。エピタキシャル成長により第1の層a上に、約5・1018cm- のドーパント濃度を有する約200nmの厚さのn型ドープした第2の層bを作成する。この第2の層b上にエピタキシャル成長により、約1018cm- のドーパント濃度を有する約300nmの厚さのp型ドープした第3の層cを作成する(図10a参照)。
【0118】
引き続き、第1の実施例と同様に、凹陥部5V、キャパシタ電極5E、キャパシタ誘電体5Ka、5Kb、メモリノード5Sp、第1の絶縁構造体5Ia、絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、トランジスタの上方のソース/ドレイン領域5SDo及びトランジスタのチャンネル領域5KAを作成する。上方のソース/ドレイン領域5SDoは第3の層cの上方部分中に作成する。第3の層cの残りの部分はチャンネル領域5KAを形成する。
【0119】
熱処理工程によりドーパントはメモリノード5Spから第2の層b内へ拡散する。この熱処理工程は短時間で第1の実施例での相応する熱処理工程と同様に実施され、異なるメモリノード5Spのドーパントは相互に出会わない(図10b参照)。凹陥部5Vの第1の側面5Faでは、それにより第2の層b内にトランジスタの下方のソース/ドレイン領域の高ドープ部分5SDuが作成され、この部分は約1019cm- のドーパント濃度を有する。第2の層bの残りの部分は下方のソース/ドレイン領域の低ドーピング部分を形成する。
【0120】
第1の実施例と同様にワードライントレンチ5GW、第2の絶縁構造体5Ib、ゲート誘電体5Gd、ワードライン5W、第3の絶縁構造体5Ic、第4の絶縁構造体5Id、第5の絶縁構造体5Ie、絶縁層5I、コンタクト5K及びビットライン5Bを作成する(図10b参照)。
【0121】
それにより作成されたDRAM−セル装置は、第1の実施例のDRAM−セル装置と比較してわずかなリーク電流を有する、それというのも下方のソース/ドレイン領域の高ドープ部分5SDuはチャンネル領域5KA又は第1の層aに直接接していないためである。第1の実施例とは反対に、このDRAM−セル装置は下方のソース/ドレイン領域の低ドープ部分に基づきソフトなpn接合を有する。
【0122】
このトランジスタのチャンネル長は、エピタキシャル成長及び上方のソース/ドレイン領域5SDoの注入深さにより決定されるため、第1の実施例と比較して正確に調節可能である。それに対して第1の実施例におけるチャンネル長は外方拡散と関連するエッチング深さ及び上方のソース/ドレイン領域SDoの注入深さにより決定される。
【0123】
第7の実施例において、第5の実施例の第5のサブストレート4Sに相当する第7のサブストレート6Sを準備する。第5の実施例と同様に絶縁トレンチ(図示されていない)を作成し、絶縁体(図示されていない)で充填する。
【0124】
窒化ケイ素からなる第1の層N1の作成のために、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させる。第5の実施例と同様に凹陥部6Vを作成し、その際、付加的に窒化ケイ素からなる第1の層N1を構造化する(図11参照)。
【0125】
引き続き窒化ケイ素を約4nmの厚さで析出させる。その上にフォトレジストを約500nmの厚さで設置し、約2μmの深さにO−プラズマでエッチバックする。
【0126】
例えばHPOを用いたエッチングにより約4nmの厚さの窒化ケイ素は除去されて、窒化ケイ素からなる第1の層N1は維持されるが、フォトレジストの上方にある凹陥部6Vの側面の窒化ケイ素は除去される。引き続きフォトレジストを除去する。
【0127】
熱酸化により、第1の実施例の第2の高さに相当する高さHと、第7のサブストレート6Sの表面6fとの間にキャパシタ誘電体の第2の部分6Kbが生じる。高さHの下側の窒化ケイ素をこの場合に表面酸化し、キャパシタ誘電体の第1の部分6Kaを形成させる(図11参照)。
【0128】
第5の実施例と同様に、キャパシタ電極6E、メモリノード6Sp、第1の絶縁構造体6Ia、上方のソース/ドレイン領域6SDo、チャンネル領域6KA及び下方のソース/ドレイン領域6SDuを作成する(図11参照)。
【0129】
TEOS法において、SiOからなる約10nmの厚さの層O′を作成する(図11参照)。その上に窒化ケイ素からなる約3nmの厚さの第2の層N2を作成する。
【0130】
第1の実施例の第3のマスクMcに相当するストライプ状のマスク(図示されていない)を用いて窒化ケイ素からなる第2の層N2を構造化する。窒化ケイ素からなる第2の層N2は凹陥部6Vの第1の側面6Faの上方の領域を覆う。SiOからなる層O′はエッチストップとして作用する。引き続きマスクを除去する。
【0131】
SiO及びシリコンのエッチングによりワードライントレンチ6GWを作成する。この層O′はこの場合に構造化される。マスクとして作用する窒化ケイ素からなる第1の層N1及び窒化ケイ素からなる第2の層N2に基づき、ワードライントレンチ6GWは約75nmだけの幅を有する。ワードライントレンチ6GWは凹陥部6Vと、第1の側面6Faに向かい合う側の凹陥部6Vの第2の側面6Fbの一部を共有している(図11参照)。チャンネル平面に対して垂直方向のサブストレート6Sの拡張はリソグラフィーにより規定され、F=150nmであり、その際、Fは使用された技術において製造可能な最小構造サイズである。
【0132】
第5の実施例と同様に、第2の絶縁構造体6Ib、ゲート誘電体6Gd、ワードライン6W及び第3の絶縁構造体6Icを作成する(図12参照)。
【0133】
ワードライン6Wを包囲するスペーサ6Cの作成のために、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、例えばC+Oを用いて約50nmの幅でエッチバックする。この場合、窒化ケイ素からなる第1の層N1及び窒化ケイ素からなる第2の層N2の一部が除去される(図12参照)。
【0134】
引き続き第5の実施例と同様に絶縁層6I、コンタクト6K及びビットライン6Bを作成する(図12参照)。
【0135】
第8の実施例において、第6の実施例の第7のサブストレート6Sに相当する第8のサブストレート7Sを準備する。
【0136】
第7の実施例と同様に、窒化ケイ素からなる層N1′、凹陥部7V、キャパシタ電極7E、キャパシタ誘電体7Ka、7Kb、メモリノード7Sp、第1の絶縁構造体7Ia、上方のソース/ドレイン領域7SDo、チャンネル領域7KA、下方のソース/ドレイン領域7SDu及び絶縁体を備えた絶縁トレンチ(図示されていない)を作成した(図13参照)。
【0137】
窒化ケイ素からなる層N1′を用いて凹陥部7V内の第1の絶縁構造体7Ia並びに絶縁体の一部(図示されていない)を除去して、絶縁トレンチ(図示されていない)を横切る方向でワードライントレンチ7GWが延在し、このワードライントレンチ7GWは凹陥部7Vと交差する。このワードライントレンチ7GWは、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出させ、エッチバックすることによりスペーサ7Cにより狭められる(図14参照)。
【0138】
第1の実施例の第3のマスクMcに相当するフォトレジストからなるマスクを用いて、凹陥部7Vの第1の側面7Faに接するスペーサを除去する(図14参照)。ワードライントレンチ7GWは従って拡張され、凹陥部7Vと第1の側面7Faに向かい合う側の凹陥部7Vの第2の側面7Fbの一部を共有する。
【0139】
例えばC+Oを用いて窒化ケイ素に対して選択的に異方性エッチングすることにより、約400nm深くエッチングして、ワードライントレンチ7GWを凹陥し、このワードライントレンチ7GWは第8のサブストレート7Sの表面7fから約800nm下方にまで達する。
【0140】
第3の実施例と同様に、第2の絶縁構造体7Ib、ゲート誘電体7Gd及びワードライン7Wを作成する(図14参照)。
【0141】
ワードライン7Wの作成後に窒化ケイ素からなるスペーサ7C及び層N1′を除去する。約200nmの厚さでSiOを析出させかつ表面7fが露出するまで化学機械研磨することにより、ワードライン7Wに接しかつこれを覆う第3の絶縁構造体7Icを作成する(図14参照)。
【0142】
第7の実施例と同様に、絶縁層7I、コンタクト7K及びビットライン7Bを作成する(図15参照)。
【0143】
第9の実施例において大部分がn型ドープ第9のサブストレート8Sを準備し、これは約1.2μmの厚さのp型ドープ層8Pを有し、この層は約1018cm- のドーパント濃度を有する。
【0144】
第9のサブストレート8Sの表面8f上にSiOを約300nmの厚さで析出させる。SiOからなるマスク8Mの作成を第1のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いてSiOを例えばCHF+Oを用いて表面8fが露出するまで構造化する。マスク8Mを上から見た図は第1の実施例の凹陥部Vを上から見た図に相当するが、x−軸xに沿って相互に隣り合うマスク8Mの部分の距離は約150nmであることが異なる。1つの行のマスク8Mの部分と次の次の行のマスク8Mの部分との間のy−軸yに対して平行方向の距離は約450nmである。
【0145】
引き続き、第1のフォトレジストマスクを除去する。第1のスペーサ8C1の作成のために、窒化ケイ素を約70nmの厚さで析出させ、約100nmの深さにエッチバックする。第1のスペーサ8C1はマスク8Mの側面に接する。マスク8Mの側面の上方部分は露出している(図16a〜16c参照)。
【0146】
第1の絶縁構造体8Iaの作成のためにSiOを約10nmの厚さで析出させ、約10nmの深さで等方性に例えばHFを用いてエッチングして、x−軸xに沿って相互に隣り合うマスク8Mの部分の間のトレンチG内に第1の絶縁構造体8Iaを作成する(図17a参照)。
【0147】
第2の絶縁構造体8Ibの作成のために、窒化ケイ素を約200nmの厚さで析出させ、例えばC+Oを用いて約200nmの深さにエッチバックする。第2の絶縁構造体8Ibはスペーサ8C1及び第1の絶縁構造体8Iaを覆い、トレンチGの部分を充填する(図17a及び17b参照)。
【0148】
引き続きマスク8Mを例えばCHF+Oを用いたエッチングにより窒化ケイ素に対して選択的に除去する。例えばHBr+HFを用いてシリコンをエッチングすることにより約10μmの深さで第1の凹陥部8Vを作成する。第2の絶縁構造体8Ibはこの場合マスクとして利用する(図18a及び18b参照)。
【0149】
第1の実施例と同様に、キャパシタ電極8E、キャパシタ誘電体8Ka、8Kb及びメモリノード8Spを作成する(図18a及び18b参照)。
【0150】
第3の絶縁構造体8Icの作成のためにSiOを約200nmの厚さで析出させ、約550nmの深さにエッチバックする。第3の絶縁構造体8Icは第1の凹陥部8V内でメモリノード8Sp上に配置され、第9のサブストレート8Sの表面8fから約50nm下方の高さにまで達する(図18a及び18b参照)。
【0151】
第2のスペーサ8C2の作成のために、窒化ケイ素を約20nmの厚さで析出させ、エッチバックする。第2のスペーサ8C2は第1の凹陥部8V中に配置される(図18a及び18b参照)。
【0152】
引き続きSiOを約200nmの厚さで析出させ、化学機械研磨により窒化ケイ素と一緒に表面8fが露出するまで平坦化することで第3の絶縁構造体8Icを拡張する(図18a及び18b参照)。この場合、第1のスペーサ8C1,第1の絶縁構造体8Iaの上方部分、第2のスペーサ8C2の上方部分及び第2の絶縁構造体8Ibを除去する(図19a及び19b)。
【0153】
第2のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いてNF+Arを用いるエッチングにより約900nmの深さに絶縁トレンチ8GIを作成し、この絶縁トレンチ8GIは第1の実施例の絶縁トレンチGIと同様に配置されている(図19b参照)。第1の実施例と同様に絶縁トレンチ8GI中に絶縁体8ISを作成し、並びに注入もしくは外方拡散によりトランジスタの上方のソース/ドレイン領域8SDo及び下方のソース/ドレイン領域8SDuを作成する(図19a及び19b参照)。上方のソース/ドレイン領域8SDoと下方のソース/ドレイン領域8SDuとの間に配置されているp型ドープ層8Pの一部はトランジスタのチャンネル領域8KAとして利用される。
【0154】
熱酸化により上方のソース/ドレイン領域8SDoの上に第4の絶縁構造体8Idを作成する(図19a及び19b参照)。
【0155】
第1の実施例の第3のマスクMcに相当する第3のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いて窒化ケイ素を例えばC+Oを用いてSiOに対して選択的にエッチングして、第1の凹陥部8Vをの第1の側面8Faに配置された第2のスペーサ8C2を除去する(図19a参照)。
【0156】
引き続きシリコンを窒化ケイ素及びSiOに対して選択的に約100nmの深さに等方性にエッチングして、第9のサブストレート8S中に切欠部Aを作成し、この切欠部Aは第1の凹陥部8Vの第1の側面に接している(図19a参照)。第9のサブストレート8S中の切欠部Aはx−軸xに沿って約70nmの幅である、それというのも第3の絶縁構造体8Ic及び第1の絶縁構造体8Iaがエッチストップとして機能するためである。第9のサブストレート8S中の相応する切欠部が、凹陥部8Vの第1の側面8Faに向かい合う側の凹陥部8Vの第2の側面8Fbに接する箇所で形成されることを、残留する第2のスペーサ8C2と第4の絶縁構造体とによって妨げる。
【0157】
引き続き第3のフォトレジストマスクを除去する。約20nmの深さでSiOをエッチングすることにより第4の絶縁構造体8Idを除去する。残留する第2のスペーサ8C2は例えばHPOを用いて除去する。
【0158】
第5の絶縁構造体8Ieの作成のためにSiOを約200nmの厚さで析出させ、表面8fが露出するまで化学機械研磨により平坦化する(図20a参照)。第5の絶縁構造体8Ieは第9のサブストレート8S中の切欠部Aを充填する。
【0159】
SiOをシリコンに対して選択的にエッチバックすることにより、絶縁体8IS、第1の絶縁構造体8Ia、第3の絶縁構造体8Ic及び第5の絶縁構造体8Ieを約80nmの厚さで除去し、窒化ケイ素を約200nmの厚さで析出させ、表面8fが露出するまで化学機械研磨により平坦化することでもう1つのマスク8M′に置き換える(図20a及び20b参照)。
【0160】
もう1つのマスク8M′を用いて、シリコンを窒化ケイ素に対して選択的に例えばC+Oを用いてエッチングすることにより第1の凹陥部8Vの外側に第2の凹陥部8V′を作成する(図21a及び21b参照)。この第2の凹陥部8V′は第1の凹陥部8Vの第2の側面8Fbに接している。トランジスタの接合深さは80nmであり、もう1つのマスク8M′により決定され、従って最終末端は第1の絶縁構造体8Iaにより決定される。他の実施例とは反対に、第1の凹陥部8Vの第2の側面8Fbに接するキャパシタ誘電体8Ka、8Kbは、第2の凹陥部8V′により重ねられていないもう1つの切欠部を有する。
【0161】
SiOを約200nmの厚さで析出させかつ約600nmの深さにエッチバックすることにより、第2の凹陥部8V′の底部に第6の絶縁構造体8Ifを作成する(図21a及び21b参照)。
【0162】
窒化ケイ素を例えばC+Oを用いたエッチングによりもう1つのマスク8M′を除去する。
【0163】
約4nmの厚さのゲート誘電体8Gdの作成のために熱酸化を実施する(図21a参照)。
【0164】
引き続き、インサイトゥn型ドープされたポリシリコンを約100nmの厚さで析出させて、第2の凹陥部8V′を充填する。その上に窒化タングステンを約20nmの厚さで析出させる。その上にタングステンを約100nmの厚さで析出させる。その上に窒化ケイ素を約100nmの厚さで析出させる。第7の絶縁構造体8Igにより覆われたワードライン8Wの作成のために、第2の実施例からの相応するフォトレジストマスクに一致する、ストライプ状のフォトレジストマスク(図示されていない)を用いて窒化ケイ素、タングステン、窒化タングステン及びポリシリコンを構造化する(図21a及び21b参照)。
【0165】
ワードライン8Wの封入のために、窒化ケイ素を約50nmの厚さで析出し、エッチバックすることにより第3のスペーサ8C3を作成する。
【0166】
第2の実施例と同様に、絶縁層8I、コンタクト8K及びビットライン8Bを作成する(図21a及び21b参照)。
【0167】
同様に本発明の範囲内にある多様なバリエーションの実施例が考えられる。層、構造体、凹陥部及びマスクの寸法はそれぞれの要求に適合させることができる。同様のことがドーパント濃度及び材料の選択についても通用する。
【0168】
DRAM−セル装置が開放型ビットラインを有する場合、まずインサイトゥドープされたポリシリコンを、ワードライントレンチを完全に充填しない厚さで析出させ、引き続き高い導電性を有する材料、例えばタングステンを析出させて、ワードライントレンチを充填することによりワードラインを作成することができる。タングステンとポリシリコンとは一緒に構造化することができかつワードラインを形成する。
【0169】
下方のソース/ドレイン領域の作成のためにメモリノードからドーパントを外方拡散する代わりに、下方のソース/ドレイン領域をサブストレートのドープ層の構造化により作成することができる。チャンネル領域及び上方のソース/ドレイン領域が作成されるドープ層並びに他の層はエピタキシャル成長により作成することができる。同様のことがキャパシタ電極にも通用する。
【0170】
また、第6の実施例の第1の層a、第2の層b及び第3の層cは、第6のサブストレート5Sから出発して、200nm〜400nmの間の深さで第6のサブストレート5S中に埋設される層として第2の層bが作成されるようなエネルギーを用いてn型ドープするイオンの注入を実施することにより作成することができる。第6のサブストレート5S中へ約1μmの深さまでイオンを侵入させることができるp型ドープするイオンを注入することにより、第1の層aを第2の層bの下側でかつ第2の層の上にある第3の層の下側に作成する。この注入は凹陥部の作成後に実施することもできる。
【0171】
9つの実施例の特徴は相互に組み合わせることができる。第4の実施例及び第6の実施例は折り返し型ビットラインではなく、第2の実施例と同様にサブストレートから突出するか、又は第3の実施例と同様にサブストレート中に埋設されている開放型ビットラインを作成するように変更できる。第5の実施例は、DRAM−セル装置が、埋設されたワードラインと共に折り返し型ビットライン又は開放型ビットラインを有するように変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体の第1の部分、キャパシタ誘電体の第2の部分及びメモリノードを作成した後の第1のサブストレートの断面図
【図2a】 第1の絶縁構造体、絶縁トレンチ、絶縁体、トランジスタの上方のソース/ドレイン領域及び下方のソース/ドレイン領域を作成した後の図1の断面図
【図2b】 図2aの断面図に対して垂直方向の第1のサブストレートの断面図
【図2c】 凹陥部及び絶縁トレンチを示す第1のサブストレートの平面図
【図3a】 第1の層、第2の層及びフォトレジストからなるマスクを作成し、構造化した後の図2aの断面図
【図3b】 凹陥部、絶縁トレンチ及びフォトレジストからなるマスクを有する図2cの平面図
【図4】 ワード欄にトレンチ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体、ワードライン及び第3の絶縁構造体を作成した後の図3aの断面図
【図5a】 第4の絶縁構造体、第5の絶縁構造体、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の図4の断面図
【図5b】 図5aのプロセス工程後の図2bの断面図
【図5c】 凹陥部、絶縁トレンチ、ワードライントレンチ、コンタクト及びビットラインを示す図3bの平面図
【図6】 凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第1の絶縁構造体、絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、ワードライントレンチ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、ワードライン、第3の絶縁構造体、スペーサ、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の第2のサブストレートの断面図
【図7】 凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第1の絶縁構造体、絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、ワードライントレンチ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、ワードライン、第4の絶縁構造体、第5の絶縁構造体、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の第3のサブストレートの断面図
【図8a】 絶縁体を有する絶縁トレンチ、凹陥部、キャパシタ電極及びキャパシタ誘電体を作成し、導電性材料を析出させ、エッチバックした後の第4のサブストレートの断面図
【図8b】 図8aのプロセス工程後の第4のサブストレートの平面図
【図9a】 絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第1の絶縁構造体、ワードライントレンチ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、ワードライン、第3の絶縁構造体、スペーサ、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の第5のサブストレートの断面図
【図9b】 図9aの断面図に対して垂直方向の第5のサブストレートの断面図
【図9c】 絶縁体、第1の凹陥部、ワードライントレンチ、ビットライン及びマスクにより覆われていない領域を示す第5のサブストレートの平面図
【図10a】 第1の層、第2の層及び第3の層を作成した後の第6のサブストレートの断面図
【図10b】 凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第1の絶縁構造体、絶縁トレンチ(図示されていない)、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、ワードライントレンチ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体、ワードライン、第3の絶縁構造体、第4の絶縁構造体、第5の絶縁構造体、絶縁層、コンタクト、ビット線を作成した後の図10aの断面図
【図11】 絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)、窒化ケイ素からなる第1の層、凹陥部、キャパシタ誘電体、キャパシタ電極、メモリノード、第1の絶縁構造体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域、SiOからなる層、窒化ケイ素からなる第2の層、ワードライントレンチ及び第2の絶縁構造体を作成した後の第6のサブストレートの断面図
【図12】 ゲート誘電体、ワードライン、第3の絶縁構造体、スペーサ、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の図11の断面図
【図13】 窒化ケイ素からなる層、凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第1の絶縁構造体、上方のソース/ドレイン領域及び絶縁体を有する絶縁トレンチ(図示されていない)を作成した後の第8のサブストレートの断面図
【図14】 ワードライントレンチ、スペーサ、第2の絶縁構造体、ゲート誘電体及びワードラインを作成した後の図13の断面図
【図15】 第3の絶縁構造体、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成した後の図14の断面図
【図16a】 マスク、第1のスペーサ及びトレンチを作成した後の層を有する第9のサブストレートの断面図
【図16b】 図16aのプロセス工程後の第9のサブストレートの、図16aの断面図に対して垂直方向の断面図
【図16c】 マスク、第1のスペーサ及びトレンチを示す第9のサブストレートの平面図
【図17a】 第1の絶縁構造体及び第2の絶縁構造体を作成した後の図16aの断面図
【図17b】 図17aのプロセス工程後の図16bの断面図
【図18a】 第1の凹陥部、キャパシタ電極、キャパシタ誘電体、メモリノード、第3の絶縁構造体及び第2のスペーサを作成した後の図17aの断面図
【図18b】 図18aのプロセス工程後の図17bの断面図
【図19a】 第3の絶縁構造体を拡張し、第1のスペーサ、第1の絶縁構造体の上方部分、第2の絶縁構造体及び第2のスペーサの上方部分を除去し、絶縁体を有する絶縁トレンチ(図19bに図示した)、第4の絶縁構造体、上方のソース/ドレイン領域、チャンネル領域、下方のソース/ドレイン領域及び切欠部を作成した後の図18aの断面図
【図19b】 図19aのプロセス工程後の図18bの断面図
【図20a】 第4の絶縁構造体及び第2のスペーサを除去し、第5の絶縁構造体及びもう1つのマスクを作成した後の図19aの断面図
【図20b】 図20aのプロセス工程後の図19bの断面図
【図21a】 第2の凹陥部、第6の絶縁構造体、ゲート誘電体、ワードライン、第7の絶縁構造体、第3のスペーサ、絶縁層、コンタクト及びビットラインを作成し、第5の絶縁構造体を除去した後の図20aの断面図
【図21b】 図21aのプロセス工程後の図20bの断面図
【符号の説明】
S サブストレート、SDo 上方のソース/ドレイン領域、 KA チャンネル領域、 SDu 下方のソース/ドレイン領域、 Fa 第1の側面、 V 第1の凹陥部、 Ka、Kb キャパシタ誘電体、 Sp メモリノード、 W ワードライン、 B ビットライン

Claims (32)

  1. サブストレート(S)及び複数のメモリセルを有し、前記のメモリセルはそれぞれ少なくとも1つのバーティカルトランジスタ及び1つのキャパシタ、第1の凹陥部(V)及び第2の凹陥部(GW)からなり、
    それぞれのメモリセルの第1の凹陥部(V)及び第2の凹陥部(GW)は、サブストレート(S)の表面に対して平行に延在する方向に沿って相互にずらされていて、第1のメモリセルの第2の凹陥部(GW)隣り合う第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)と、サブストレート(S)の上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)の部分とに接しており、
    サブストレート(S)中に、トランジスタの方のソース/ドレイン領域(SD)、チャンネル領域(KA)及び方のソース/ドレイン領域(SDの順序で積層して配置されており、かつ前記のそれぞれの、それぞれのメモリセルの第1の凹陥部(V)の第1の側面に並びに第2の凹陥部(GW)に接しており、
    第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)の少なくとも一部はキャパシタのキャパシタ誘電体(Ka,Kb)を備えており、前記のキャパシタ誘電体(Kb)はトランジスタの下方のソース/ドレイン領域(SDu)の領域内で切欠部を有し、メモリノード(Sp)は下方のソース/ドレイン領域(SDu)と直接接続し、かつ第2の凹陥部(GW)の底部は切欠部の下方の縁部よりも深くにあり、
    第1の凹陥部(V)中にはキャパシタのメモリノード(Sp)が配置されており、前記のメモリノードは切欠部においてトランジスタの下方のソース/ドレイン領域(SDu)に接しており、
    第2の凹陥部(GW)中にトランジスタのゲート電極(Gd)が配置されており、
    メモリセルのトランジスタのゲート電極(Gd)はワードライン(W)と接続しており、かつ上方のソース/ドレイン領域(SDo)はワードライン(W)に対して横断する方向に延在するビットライン(B)と接続している、
    DRAM−セル装置。
  2. 第1のメモリセルの第2の凹陥部が、第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)中に配置されているメモリノード(Sp)に接している、請求項1記載のDRAM−セル装置。
  3. メモリノード(Sp)の上方の面が切欠部の上方の縁部定義
    第1の凹陥部(V)内でメモリノード(Sp)上に絶縁構造体(Ia)が配置されている、
    請求項2記載のDRAM−セル装置。
  4. 第1のメモリセルの第2の凹陥部が、第2のメモリセルの第1の凹陥部に関してサブストレート(S)の表面に対して平行に延在する方向に沿ってずらされているため、第1のメモリセルの第2の凹陥部は部分的に第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)中に及び部分的にサブストレート(S)中に配置されており、
    絶縁構造体(Ia)の幅は、絶縁構造体(Ia)に接するゲート電極及び/又はワードライン(W)による第2のメモリセルのトランジスタの制御を阻止する幅とする
    請求項3記載のDRAM−セル装置。
  5. 第1のメモリセルの第2の凹陥部(V′)はサブストレート(S)内でかつ第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の外側に配置されており、かつ第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第1の側面Fa)に向かい合う第2の側面(Fb)に接しており、
    第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fa)に接するキャパシタ誘電体Ka,Kb)はもう一つの切欠部を有し、その結果、第1のメモリセルの第2の凹陥部(V′)は第2のメモリセルのメモリノード(Sp)に接している、
    請求項2又は3記載のDRAM−セル装置。
  6. 第1のメモリセルの第2の凹陥部は第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)内に配置されており、かつ第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)と、第1の側面に向かい合う第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面の一部を共有し、
    絶縁構造体(Ia)の幅は少なくとも絶縁構造体(Ia)に接しているゲート電極及び/又はワードライン(W)による第2のメモリセルのトランジスタの制御を阻止する幅とする
    請求項3記載のDRAM−セル装置。
  7. トランジスタの上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)がビットライン(B)の方向に沿って、それぞれのメモリセルの第1の凹陥部(V)と第2の凹陥部(GW)との間に配置されており、
    上方のソース/ドレイン領域(SDo)とチャンネル領域(KA)の少なくとも一部がワードライン(W)の方向に沿って2つの絶縁体(IS)間に配置されており、前記の絶縁体(IS)は少なくとも部分的にサブストレート(S)中に配置されており、
    絶縁構造体(Ia)はワードライン(W)の方向に沿って2つの絶縁体(IS)間に配置されており、
    第2の凹陥部は2つの絶縁体(IS)に接するワードライントレンチ(GW)の一部であり、
    トランジスタのゲート電極はワードライントレンチ(GW)中に配置されているワードライン(W)の一部である、
    請求項3から6までのいずれか1項記載のDRAM−セル装置。
  8. ードライントレンチ(GW)に対して横断する方向に延在する絶縁トレンチ(GI)中に絶縁体(IS)は配置されており、
    絶縁トレンチ(GI)の底部は下方のソース/ドレイン領域(SDu)の下側の縁部より深くにあり、
    ワードライントレンチ(GW)は絶縁トレンチ(GI)よりも浅くにある、
    請求項7記載のDRAM−セル装置。
  9. 折り返し型ビットライン(B)を有し、
    ワードライントレンチ(GW)中に2つのワードライン(W)が配置されており、
    ワードライン(W)がスペーサの形である、
    請求項7又は8記載のDRAM−セル装置。
  10. ワードライントレンチ(GW)中に1つのワードライン(W)が配置されている、請求項7から9までのいずれか1項記載のDRAM−セル装置。
  11. ワードライン(W)がワードライントレンチGW)から突出している、請求項10記載のDRAM−セル装置。
  12. 相互に隣り合うメモリセルの、ワードライントレンチ(GW)に接するメモリノード(Sp)がワードライントレンチ(GW)の第1の側面と第2の側面とに交互に接するように第1の凹陥部(V)が配置されている、請求項7から11までのいずれか1項記載のDRAM−セル装置。
  13. 相互に隣り合うメモリセルの、ワードライントレンチ(GW)に接するメモリノード(Sp)がワードライントレンチ(GW)の同じ側面に接するように第1の凹陥部(V)が配置されている、請求項10又は11記載のDRAM−セル装置。
  14. 下方のソース/ドレイン領域が高ドープ部分(DSu)を有し、下方のソース/ドレイン領域の前記の高ドープ部分(SDu)がサブストレート(S)並びにチャンネル領域(KA)に接していないように下方のソース/ドレイン領域の低ドープ部分が前記の高ドープ部分を取り囲んでいる、請求項1から13までのいずれか1項記載のDRAM−セル装置。
  15. サブストレート(S)中に、第1の凹陥部(V)及び第2の凹陥部(GW)がサブストレート(S)の表面に対して平行に延在する方向に沿って相互にずらされ、第1のメモリセルの第2の凹陥部(GW)が隣り合う第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)と、サブストレート(S)の上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)の部分とに接するように第1の凹陥部(V)及び第2の凹陥部(GW)を作成し、
    それぞれ1つのバーティカルトランジスタ及び1つのキャパシタからなるメモリセルを作成し、
    トランジスタの一部としてサブストレート(S)中に下方のソース/ドレイン領域(SDu)、チャンネル領域(KA)及び上方のソース/ドレイン領域(SDo)の順序で積層して配置されるように作成し、
    第1の側面(Fa)で下方のソース/ドレイン領域(SDu)、チャンネル領域(KA)及び上方のソース/ドレイン領域(SDo)に接するように第1の凹陥部(V)をサブストレート(S)中に作成し、
    第1の凹陥部(V)にキャパシタのキャパシタ誘電体(Ka,Kb)を設置し、
    下方のソース/ドレイン領域(SDu)の領域内で第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に接するキャパシタ誘電体(Kb)に切欠部を設置し、
    切欠部において下方のソース/ドレイン領域(SDu)に接するキャパシタのメモリノード(Sp)を第1の凹陥部(V)中に作成し、
    上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)に接しかつ第2の凹陥部(GW)の底部が切欠部の上方の縁部よりも深くにあるように第2の凹陥部(GW)を作成し、
    トランジスタのゲート電極を第2の凹陥部(GW)中に作成し、
    ワードライン(W)と、前記ワードライン(W)に対して横断する方向に延在するビットライン(B)とを作成し、
    トランジスタのゲート電極(Gd)をワードライン(W)と接続し、かつ上方のソース/ドレイン領域(SDu)をビットライン(B)と接続する、
    請求項1から14までのいずれか1項記載のDRAM−セル装置の製造方法。
  16. 第1のメモリセルの第2の凹陥部(GW)が、第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)中に配置されているメモリノード(Sp)に接するようにメモリセルを作成する、請求項15記載の方法。
  17. メモリノード(Sp)の上方の面が切欠部の上方の縁部定義し、 第1の凹陥部(V)内でメモリノード(Sp)上に絶縁構造体(Ia)を作成する、
    請求項16記載の方法。
  18. 第1のメモリセルの第2の凹陥部(V)の作成の前に、第1のメモリセルの第1の凹陥部(V)と第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)とに接するように、少なくともトランジスタのチャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)を作成し、
    キャパシタ誘電体(Ka,Kb)の作成後に導電性材料を析出させ、
    導電性材料の析出後に、第1の凹陥部の第1の側面の上方に配置されるが、前記の第1の側面(Fa)に向かい合う側の第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fb)の上方の領域を覆わないようにマスク(Mc)を作成し、
    マスク(Mc)を用いて、少なくともサブストレート(S)並びに導電性材料をエッチングして第2の凹陥部を作成して、第1のメモリセルの第2の凹陥部を部分的に第2のメモリセルの第1の凹陥部内に及び部分的にサブストレート(S)内に配置し、
    メモリノード(Sp)を導電性材料から作成する、
    請求項16又は17記載の方法。
  19. 第1の凹陥部(V)の作成のためにマスク(M)を作成し、
    第1のメモリセルの第2の凹陥部(V′)の作成の前に第1のメモリセルの第1の凹陥部(V)と第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)とに接するように、少なくとも第1のメモリセルのトランジスタのチャンネル領域(KA)と下方のソース/ドレイン領域(SDu)を作成し、
    キャパシタ誘電体Ka,Kb)内で、前記の第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に向かい合う第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fb)に接してもう一つの切欠部を作成し、
    メモリノード(Sp)の作成後に、第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)の上方に配置されるもう一つのマスク(M′)を作成し、
    もう一つのマスク(M′)を用いて、第1のメモリセルの第2の凹陥部(V′)がサブストレート(S)中に配置され、かつ第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fb)に接するように第2の凹陥部(V′)を作成する、
    請求項17記載の方法。
  20. マスク(M)が作成すべき第1の凹陥部(V)を覆い、
    マスク(M)の側面にスペーサ(C1)を作成しかつサブストレート(S)をマスク(M)及びスペーサ(C1)に対して選択的にエッチングすることで、作成すべき第1の凹陥部(V)の間にトレンチ(G)を作成し、
    トレンチ(G)を絶縁材料で充填し、
    マスク(M)の部分の間に材料が配置されるように、材料を析出させ、エッチバックし、
    マスク(M)を材料に対して選択的に除去し、サブストレート(S)を材料に対して選択的にエッチングすることにより第1の凹陥部(V)を作成し、
    サブストレート(S)を絶縁材料で覆い、
    第1のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に接するサブストレート(S)の一部を露出させ、
    サブストレート(S)を等方性にエッチングし、絶縁材料で充填されたトレンチ(G)を側面のエッチストップとして利用して、第1のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に接する切欠部(A)をサブストレートS)中に作成し、
    サブストレート(S)中の切欠部(A)を絶縁材料で充填し、
    絶縁材料及び絶縁構造体(Ic)をエッチバックし、材料を析出させ、第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fb)とトレンチ(G)とに接するサブストレート(S)の一部が露出するまで平坦化することにより絶縁材料及び絶縁構造体(Ic)を部分的にもう一つのマスクに置き換える、
    請求項19記載の方法。
  21. 第1のメモリセルの第2の凹陥部の作成の前に、第1のメモリセルの第1の凹陥部(V)と第2のメモリセルの第1の凹陥部V)とに接するように、少なくとも第1のメモリセルのトランジスタのチャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)を作成し、
    キャパシタ誘電体(K,Kb)の作成の後に導電性材料を析出させ、エッチバックし、
    第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)中に第1のメモリセルの第2の凹陥部が配置されかつ第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)と第2のメモリセルの第1の凹陥部(V)の第2の側面(Fb)の一部を共有するように第2の凹陥部を作成し、
    導電性材料からなるメモリノード(Sp)を作成する、
    請求項17記載の方法。
  22. 第1の凹陥部(V)に対応してサブストレート(S)上の第1の層(N1)を構造化し、
    絶縁構造体(Ia)の作成後に、第2の層(N2)を設置し、第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)の上方に配置されかつこの領域は第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に向かい合う第2の側面Fb)を覆わないように第2の層(N2)を構造化し、
    第2の凹陥部の作成の際に第1の層(N1)及び第2の層(N2)をマスクとして利用する、
    請求項21記載の方法。
  23. 第1の凹陥部(V)に対応してサブストレート(S)上の層(N1′)を構造化し、
    第1の凹陥部(V)の第1の側面(Fa)に接してスペーサ(C)を作成し、
    層(N1′)及びスペーサ(C)に対して選択的にエッチングすることにより第2の凹陥部を作成する、
    請求項21記載の方法。
  24. ビットライン(B)の方向で、ビットライン間にトランジスタの上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域が配置されるように第1の凹陥部(V)及び第2の凹陥部を作成し、
    キャパシタ誘電体(Ka,Kb)の作成後に導電性材料を析出させ、
    導電性材料の析出後に、相互に平行でかつビットライン(B)に対してほぼ平行に延在する絶縁トレンチ(GI)を作成し、
    第1の凹陥部を相互に隣り合う2つの絶縁トレンチ(GI)により切り欠き、
    絶縁トレンチ(GI)を絶縁体で充填し、
    メモリセルの第2の凹陥部を、絶縁トレンチ(GI)に対して横断する方向で延在する、相互に平行して延在するワードライントレンチ(GW)の一部として作成し、
    ワードライントレンチ(GW)の作成のために、少なくとも絶縁トレンチ(GI)中の絶縁体(IS)及びサブストレート(S)をエッチングし、
    メモリセルのトランジスタのゲート電極を、ワードライントレンチ(GW)中に配置されているワードライン(W)の一部として作成し、
    導電性材料からメモリノード(Sp)を作成する、
    請求項15から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 相互に平行して延在する絶縁トレンチ(GI)を作成し、絶縁体(IS)で充填し、
    第1の凹陥部(V)が相互に隣り合う絶縁トレンチ(GI)に接するようにメモリセルの第1の凹陥部(V)を絶縁トレンチ(GI)間に作成し、
    メモリセルの第2の凹陥部を、絶縁トレンチ(GI)に対して横断する方向に延在し、相互にほぼ平行して延在するワードライントレンチ(GW)の一部として作成して、第2の凹陥部と第1の凹陥部(V)との間にトランジスタの上方のソース/ドレイン領域(SDo)、チャンネル領域(KA)及び下方のソース/ドレイン領域(SDu)を配置し、
    メモリセルのトランジスタのゲート電極を、ワードライントレンチ(GW)中に配置されているワードライン(W)の一部として作成する、
    請求項15から23までのいずれか1項記載の方法。
  26. 絶縁トレンチ(GI)の底部が下方のソース/ドレイン領域よりも深くにあるように絶縁トレンチ(GI)を作成し、
    ワードライントレンチ(GW)が絶縁トレンチ(GI)よりも浅くにあるようにワードライントレンチ(GW)を作成する、
    請求項24又は25記載の方法。
  27. ワードライントレンチ(GW)中にそれぞれ1つのワードライン(W)を作成する、請求項15から26までのいずれか1項記載の方法。
  28. ワードライン(W)の作成のために、ワードライン(W)がワードライントレンチ(GW)よりも突出するように材料を析出させ、構造化する、請求項27記載の方法。
  29. ワードライントレンチ(GW)の1つに接する、相互に隣り合うメモリセルのメモリノード(Sp)がワードライントレンチ(GW)の第1の側面と第2の側面とに交互に接するようにメモリセルを作成する、請求項24から28までのいずれか1項記載の方法。
  30. ワードライントレンチ(GW)の1つに接する、相互に隣り合うメモリセルのメモリノード(Sp)がワードライントレンチ(GW)の同じ側面に接するようにメモリセルを作成する、請求項27から28までのいずれか1項記載の方法。
  31. キャパシタ誘電体(Ka,Kb)の少なくとも一部を第1の凹陥部(V)の作成後に、第1の凹陥部(V)の表面を覆うが、この場合第1の凹陥部(V)を充填しないようにコンフォーマルに析出させ、
    第1の凹陥部(V)を導電性材料で充填し、
    導電性材料を上方の高さ(o)までエッチバックし、
    キャパシタ誘電体(Ka,Kb)の露出する部分及び上方の高さと、上方の高さ(o)の下側にある下方の高さ(u)との間にあるキャパシタ誘電体(Ka,Kb)の部分を除去して、下方の高さ(u)と上方の高さ(o)との間にキャパシタ誘電体(Ka,Kb)の切欠部を設置し、
    さらに導電性材料を析出させ、上方の高さ(o)までエッチバックし、
    下方のソース/ドレイン領域(SDu)の作成のために熱処理工程を実施し、その際、切欠部の領域内でドーパントを導電性材料からサブストレート(S)内へ拡散させ、
    導電性材料からメモリノード(Sp)を作成する、
    請求項15から30までのいずれか1項記載の方法。
  32. ドープ層(b)を第1の凹陥部(V)、第2の凹陥部(V′)及び絶縁トレンチ(GI)により構造化することで下方のソース/ドレイン領域の低ドープ部分を作成し、
    メモリノードSp)からドーパントを外方拡散することにより下方のソース/ドレイン領域の高ドープ部分(SDu)を作成して、高ドープ部分(SDu)がサブストレート(S)にもチャンネル領域(KA)にも接しないように高ドープ部分(SDu)を低ドープ部分で取り囲む、
    請求項15から31までのいずれか1項記載の方法。
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