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JP3680580B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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JP3680580B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトと該シートベルトを巻取り及び引出し可能に巻回するリトラクタとを備えた車両のシートベルト装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、後列中央席用のシートベルト装置として、例えばフランス特許公開第2701906号に示されているように、リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材(所謂リヤヘッダー)に取り付けるようにしたものが知られており、このシートベルト装置では、リヤヘッダーとこのリヤヘッダーの前方に配設したルーフレインフォースメントとに取付固定した支持ブラケットを介してリトラクタをリヤヘッダーの前方に設けるようにしている。そして、このリトラクタの前面からシートベルトが前方に引き出されるようになっており、その引き出されたシートベルトの引出し方向を、リトラクタの前方に設けたガイド部材により該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものでは、車両に後突が生じた場合、リヤヘッダーは強度が比較的高いために殆ど変形することなく前方に移動するので、その前方に位置するリトラクタは、そのリヤヘッダーによって前方に押されて、強度が共に高いリヤヘッダーとルーフレインフォースメントとの間に挟まれて損傷を受ける可能性がある。このようなリトラクタの損傷を防止しようとすると、リトラクタに対して新たに補強部材を設ける等の対応が必要となり、コストアップを招いてしまう。
【0004】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リトラクタをリヤヘッダーに取り付けるようにした車両のシートベルト装置に対して、その取付け方に工夫を凝らすことによって、リトラクタに補強部材等を設けることなく、車両の後突時におけるリトラクタの損傷を出来る限り防止しようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、リトラクタを、該リトラクタの前端が自由端となるようにリヤヘッダーの前方に設けるようにした。
【0006】
具体的には、この発明では、シートベルトと、該シートベルトを巻取り及び引出し可能に巻回するリトラクタとを備え、該リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材に取り付けるようにした車両のシートベルト装置を前提とする。
【0007】
そして、上記リトラクタは、該リトラクタの前端が自由端となりかつリトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように上記閉断面車体部材の前方に設けられ、上記リトラクタの後方に、該リトラクタから後方に引き出されたシートベルトの引出し方向を該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段が設けられているものとする。
【0008】
このことにより、車両の後突の際に閉断面車体部材が前方に移動したとしても、リトラクタの前端部は支持されていないので、リトラクタは閉断面車体部材と共に前方に移動する。そして、このリトラクタの移動空間には、リトラクタを支持するような強度の高い部材を設ける必要はないので、リトラクタはそのような強度の高い部材と閉断面車体部材との間に挟まれるということはない。この結果、リトラクタに補強部材等を設けなくても、その損傷を防ぐことができる。また、シートベルトはリトラクタから一旦後方に引き出されているので、該シートベルトにより拘束される乗員が着座しているシートの前後方向位置に関係なく、その乗員に対するシートベルトのフィット性を向上させることができる。一方、後突の際にリトラクタの前方への移動によりシートベルトが緩むことになるが、ガイド手段をリトラクタと同じ閉断面車体部材に設ける等してリトラクタと共に前方に移動させるようにすれば、リトラクタとガイド手段のベルト案内部との距離を殆ど変化させないようにすることができ、シートベルトの緩みを出来る限り小さく抑えることができる。よって、後突時に乗員をシートベルトにより確実に拘束して有効に保護することができる。
【0009】
請求項2の発明では、シートベルトと、該シートベルトを巻取り及び引出し可能に巻回するリトラクタとを備え、該リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材に取り付けるようにした車両のシートベルト装置を前提とする。
【0010】
そして、上記リトラクタは、上記閉断面車体部材の内部に設けられていて、該閉断面車体部材の前部に、該リトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように取り付けられており、上記閉断面車体部材の後部に、上記リトラクタから後方に引き出されたシートベルトの引出し方向を該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段が取り付けられ、上記ガイド手段のベルト案内部が上記リトラクタの下面よりも下方に位置しているものとする。
【0011】
この発明により、リトラクタが強度の高いリヤヘッダーの内部に設けられているので、請求項1の発明と同様に、車両の後突に対してリトラクタを有効に保護することができる。また、請求項1の発明と同様に、乗員に対するシートベルトのフィット性を向上させることができると共に、リトラクタを閉断面車体部材の前部に、ガイド手段を該閉断面車体部材の後部にそれぞれ取り付けることで、後突の際にリトラクタとガイド手段のベルト案内部との距離を略一定に維持することができ、シートベルトが緩むのを最小限に抑えることができる。さらに、後突のエネルギーが大きくてガイド手段のベルト案内部がリトラクタのところまで移動したとしても、シートベルトがリトラクタとガイド手段のベルト案内部との間に挟まれて固定されるのを防ぐことができる。
【0012】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、ガイド手段は、閉断面車体部材の内部に設けられているものとする。
【0013】
このことで、後突の際にリトラクタ及びガイド手段の両方を保護してリトラクタとガイド手段のベルト案内部との距離を略一定に維持することができ、シートベルトが緩むのを最小限に抑えることができる。
【0014】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、ガイド手段のベルト案内部がリトラクタの下面よりも下方に位置しているものとする。
【0015】
こうすることで、後突のエネルギーが大きくてガイド手段のベルト案内部がリトラクタのところまで移動したとしても、シートベルトがリトラクタとガイド手段のベルト案内部との間に挟まれて固定されるのを防ぐことができる。
【0016】
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかの発明において、リトラクタは、上下方向に延びかつ車幅方向に対向配置された一対の対向部と該両対向部の上下方向一端部同士を繋ぎかつ閉断面車体部材に取り付けられる取付部とからなるフレームと、該フレームの両対向部間に車幅方向に延びるように設けられかつシートベルトを巻回する巻回軸とを有し、上記シートベルトは、リトラクタの後面の上下方向における上記取付部側から引き出されるように上記巻回軸に巻回されているものとする。
【0017】
このことにより、シートベルトを介してリトラクタに引張荷重が作用したとしても、リトラクタのフレームにおける両対向部の先端部(取付部と反対側端部)の間隔が大きくなる(口開き変形する)ということがなく、リトラクタのフレームにおける強度保証の面で有利な構成が得られる。
【0018】
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれかの発明において、シートベルトの先端部に、シートの幅方向の一方側に配設した第1のバックルに係合する先端タングが設けられている一方、上記シートベルトの中間部に、上記シートの幅方向の他方側に配設した第2のバックルに係合する中間タングが設けられているものとする。このようにすることで、3点式シートベルトを容易に構成することができ、乗員の拘束を確実に行うことができる。
【0019】
請求項7の発明では、請求項1〜5のいずれかの発明において、車両のシートベルト装置は、後列中央席用に設定されているものとする。
【0020】
このことで、通常は2点式シートベルトしか構成することができない後列中央席に、容易に3点式シートベルトを構成することができる。
【0021】
請求項8の発明では、請求項7の発明において、リトラクタは、後列中央席の略真上に配置されているものとする。
【0022】
このことにより、シートベルトを装着する際に該シートベルトのねじれを抑えることができると共に、この中央席の幅方向両側に位置する左右のサイド席に3点式シートベルトを構成した場合に、そのシートベルトとの干渉を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係るシートベルト装置が搭載された車両1の後部を示し、この車両1の後部には後列シート2が設けられている。この後列シート2は、左右両側のサイドシート3,3と中央の中央シート4(後列中央席)とからなっている。そして、上記シートベルト装置は、この中央シート4用に設定されている。
【0024】
上記中央シート3のシートバック4aとシートクッション4bとの接続部におけるシート幅方向の一方側(図2の右側)側面には第1のバックル5が、また他方側(図2の左側)側面には第2のバックル6がそれぞれ設けられ、この両バックル5,6は、上記シートクッション4bの座面よりも所定量だけ上方に突出している。
【0025】
上記中央シート4の略真上に位置するルーフ部にはリトラクタ11が設けられ、このリトラクタ11から後述の如くシートベルト18が引き出されるようになっている。このリトラクタ11は、図3に示すように、外装ケース12の内部に、上下方向に延びかつ車幅方向に対向配置された一対の対向部13a,13aと、該両対向部13a,13aの下端部同士を繋ぎかつ後述の如くリヤヘッダー25(閉断面車体部材)に取り付けられる取付部13bとからなるフレーム13を有している。このフレーム13の両対向部13a,13a間には、車幅方向に延びるように設けられかつシートベルト18を巻回する巻回軸14が設けられている。そして、シートベルト18は、リトラクタ11の後面の上下方向における上記取付部13b側(下側)から引き出されるように上記巻回軸14に巻回されている。すなわち、このリトラクタ11は、所謂順方向引出しとなるように構成されていて、リトラクタ11の後面の取付部13bと反対側(上側)から引き出す逆方向引出しとは異なった構成とされている。
【0026】
上記シートベルト18の先端部には、上記第1のバックル5に係合する先端タング19が固定されている一方、シートベルト18の中間部には、上記第2のバックル6に係合する中間タング20がシートベルト18の長さ方向に移動自在に設けられている。
【0027】
上記車両1のルーフ部の後端部には、図1に示すように、閉断面構造をなすリヤヘッダー25(閉断面車体部材)が設けられている。このリヤヘッダー25の上部及び後部はルーフパネル26により構成され、リヤヘッダー25の下部及び前部はこのルーフパネル26の下面に溶接により固定したリヤヘッダーパネル27により構成されている。このリヤヘッダー25の後方には、該リヤヘッダー25に取り付けられたヒンジ軸30回りに回動可能に構成されたバックドア31が設けられている。
【0028】
上記リヤヘッダー25下部の前部には、ブラケット34がリヤヘッダー25の前方に突出するようにボルト35及びナット36により取付固定されている。このブラケット34の前端部上面に、上記リトラクタ11におけるフレーム13の取付部13bの後端部がボルト38及びナット39により取付固定されて、リトラクタ11がリヤヘッダー25の前方に位置するようになされている。このリトラクタ11の前部は全く支持されておらず、このことで、リトラクタ11は、リトラクタ11の前端が自由端となるようにブラケット34を介してリヤヘッダー25に取り付けられていることになる。
【0029】
また、上記リトラクタ11は、シートベルト18を後方に引き出すことが可能なようにブラケット34に取り付けられ、そのリトラクタ11の後方には、該リトラクタ11から後方に引き出されたシートベルト18の引出し方向を該シートベルト18により拘束される乗員(中央シート4に着座している乗員)の方向に変換するベルト案内部43aを有するサッシュガイド43(ガイド手段)が設けられている。このサッシュガイド43は、そのベルト案内部43aの後側に形成された取付部43bにて上記リヤヘッダー25下部の後部に、該リヤヘッダー25下部の直ぐ下側に位置するようにボルト44及びナット45により取付固定されている。そして、上記サッシュガイド43のベルト案内部43aは、リトラクタ11の下面、つまりリトラクタ11のフレーム13の取付部13b下面よりも僅かに下方に位置するようになされている。尚、上記ブラケット34には、シートベルト18が通過可能な貫通孔34aが形成されている。
【0030】
上記車両1のルーフ部の下側には、該ルーフ部と車室とを区画するルーフトリム48が設けられ、このルーフトリム48は、上記リトラクタ11の前方位置で該リトラクタ11と水平方向に所定の間隔があくように上側に曲げられている。この間隔は、後述の如く車両1の後突の際にリトラクタ11が前方に移動しても、リトラクタ11がルーフトリム48に当接しないように設定されている。
【0031】
上記サッシュガイド43のベルト案内部43aにより方向変換されたシートベルト18は、ルーフトリム48に設けたベゼル49を通過して車室内に導かれるようになっている。そして、シートベルト18を装着しないときは、リトラクタ11によりシートベルト18が巻き取られて、先端タング19及び中間タング20が上記ベゼル49の直ぐ下側に位置するようになっている。また、装着時には、先端タング19を下方に引っ張ることによりシートベルト18をリトラクタ11から引き出し、その先端タング19を第1のバックル5に係合させると共に、中間タング20を第2のバックル6に係合させることで、3点式シートベルトが構成されることになる(図1参照)。
【0032】
上記車両1に後突が生じてリヤヘッダー25が前方に移動した場合、リトラクタ11の前端部は支持されていないので、リトラクタ11はリヤヘッダー25と共に前方に移動する。このリトラクタ11とルーフトリム48との間には十分な間隔があけられているので、リトラクタ11はルーフトリム48に当接するということはなくて、全く損傷を受けることはない。そして、たとえリトラクタ11がルーフトリム48に当接したとしても、ルーフトリム48はリヤヘッダー25のように強度が高いものではないので、この場合もリトラクタ11が損傷するのを防止することができる。この結果、リトラクタ11に特別な補強部材等を設けなくても済む。また、シートベルト18はリトラクタ11から一旦後方に引き出されているので、中央シート4の前後方向位置に関係なく、その中央シート4に着座している乗員に対するシートベルト18のフィット性を向上させることができると共に、後突の際にリトラクタ11の前方移動によりシートベルト18が緩むことになるが、サッシュガイド43がリヤヘッダー25に取付固定されているので、リトラクタ11とサッシュガイド43のベルト案内部43aとの距離の変化が小さく、シートベルト18の緩みはかなり小さく抑えられる。したがって、後突時に中央シート4の乗員をシートベルト18により確実に拘束することができる。
【0033】
さらに、サッシュガイド43のベルト案内部43aがリトラクタ11の下面よりも下方に位置しているので、万一そのベルト案内部43aがリトラクタ11のところまで移動するような大きな衝撃力がリアヘッダー25に作用したとしても、シートベルト18がリトラクタ11とベルト案内部43aとの間に挟まれて固定されるということがなく、シートベルト18の巻取り及び引出しが不能になるのを防止することができる。
【0034】
また、シートベルト18は、リトラクタ11の後面の上下方向における取付部13b側から引き出されるように巻回軸14に巻回されているので、シートベルト18を介してリトラクタ11に引張荷重が作用したとしても、リトラクタ11のフレーム13における両対向部13a,13aの上端部(取付部13bと反対側端部)の間隔が大きくなる(口開き変形する)ということはなく、フレーム13の強度上の信頼性を向上させることができる。
【0035】
尚、上記実施形態1では、リトラクタ11のフレーム13の取付部13bを下側にしてブラケット34の上面に取り付けるようにしたが、リトラクタ11の上下を逆にする、つまり、取付部13bを上側にしてブラケット34の前端部下面に取り付けるようにしてもよい。この場合においても、シートベルト18がリトラクタ11とベルト案内部43aとの間に挟まれのを防止するために、外装ケース12の下面(リトラクタ11の下面となる)がサッシュガイド43のベルト案内部43aよりも上方に位置するようにすることが望ましく、そのためには、ブラケット34のリトラクタ11を取り付ける先端部をルーフパネル26の近傍に位置させるようにすればよい。
【0036】
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2を示し(尚、図1と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、リトラクタ11をリヤヘッダー25の内部に設けるようにしたものである。
【0037】
すなわち、この実施形態2では、リヤヘッダー25の内部空間が実施形態1よりも前方に拡大され、その内部においてリヤヘッダー25下部の前部に、リトラクタ11におけるフレーム13の取付部13bの前端部がボルト38及びナット39により取付固定されている。一方、サッシュガイド43は上記実施形態1と同様の位置に設けられ、リヤヘッダー25下部におけるこのサッシュガイド43のベルト案内部43a近傍には、シートベルト18が通過可能な貫通孔25aが形成されている。
【0038】
したがって、この実施形態2では、車両1に後突が生じたとしても、強度の高いリヤヘッダー25によりリトラクタ11の損傷を防止することができる。また、上記実施形態1と同様に、シートベルト18がリトラクタ11から一旦後方に引き出されているので、シートベルト18の緩みを小さく抑えつつ、中央シート4の乗員に対するシートベルト18のフィット性を向上させることができる。
【0039】
尚、上記実施形態2では、サッシュガイド43を、上記実施形態1のようにリヤヘッダー25下部の下側に設けたが、図5に示すように、サッシュガイド43もリヤヘッダー25内部に設けるようにしてもよい。すなわち、サッシュガイド43を、リヤヘッダー25上部の後部にガイド取付部材46を介してボルト44及びナット45により取り付けるようにすればよい。こうすることで、リトラクタ11とサッシュガイド43との両方を保護して該リトラクタ11とサッシュガイド43のベルト案内部43aとの距離を略一定に保つことができ、シートベルト18の緩みを最小限に抑えることができる。
【0040】
また、上記実施形態2においても、リトラクタ11のフレーム13の取付部13bを上側にしてリヤヘッダー25上部に取り付けるようにしてもよい。
【0041】
さらに、上記各実施形態1,2では、後列シート2を、3つのシート3,3,4で構成したが、それらが一体となった1つのシートで構成するようにしてもよい。その場合には、そのシートの中央部に設定された中央席に本発明のシートベルト装置を適用すればよい。また、中央シート4に限らず、各サイドシート3に本発明を適用することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によると、リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材に取り付けるようにした車両のシートベルト装置に対して、リトラクタを、該リトラクタの前端が自由端となりかつリトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように上記閉断面車体部材の前方に設け、そのリトラクタの後方に、シートベルトの引出し方向を乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段を設けたことにより、リトラクタに補強部材等を設けなくても、車両の後突時にリトラクタの損傷を防止することができると共に、シートベルトの緩みを可及的に小さく抑えることができる。
【0043】
請求項2の発明によると、リトラクタを閉断面車体部材の内部に設けると共に、該閉断面車体部材の前部に、該リトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように取り付け、該閉断面車体部材の後部に、上記リトラクタから後方に引き出されたシートベルトの引出し方向を該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段を取り付け、上記ガイド手段のベルト案内部が上記リトラクタの下面よりも下方に位置しているようにしたことにより、車両の後突に対するリトラクタの有効な保護を図ることができると共に、後突の際にリトラクタとガイド手段のベルト案内部との距離を略一定に維持することができ、シートベルトが緩むのを最小限に抑えることができる。また、衝撃力が大きな後突が生じても、シートベルトがリトラクタとガイド手段のベルト案内部との間に挟まれて固定されるのを防止することができる。
【0044】
請求項3の発明によると、ガイド手段を、閉断面車体部材の内部に設けたことにより、後突の際にリトラクタ及びガイド手段の両方を保護してリトラクタとガイド手段のベルト案内部との距離を略一定に維持することができ、シートベルトの緩みを最小限に抑制することができる。
【0045】
請求項4の発明によると、ガイド手段のベルト案内部をリトラクタの下面よりも下方に位置させたことにより、衝撃力が大きな後突が生じても、シートベルトがリトラクタとガイド手段のベルト案内部との間に挟まれて固定されるのを防止することができる。
【0046】
請求項5の発明によると、シートベルトを、リトラクタの後面の上下方向における取付部側から引き出されるように巻回軸に巻回したことにより、リトラクタのフレームの強度面における信頼性の向上化を図ることができる。
【0047】
請求項6の発明によると、シートベルトの先端部に、シートの幅方向の一方側に配設した第1のバックルに係合する先端タングを設ける一方、シートベルトの中間部に、シートの幅方向の他方側に配設した第2のバックルに係合する中間タングを設けたことにより、3点式シートベルトを容易に構成することができる。
【0048】
請求項7の発明によると、シートベルト装置を後列中央席用に設定したことにより、後列中央席の3点式シートベルト化を容易に図ることができる。
【0049】
請求項8の発明によると、リトラクタを後列中央席の略真上に配置したことにより、シートベルト装着時にシートベルトがねじれるのを抑えることができると共に、左右のサイド席用のシートベルトとの干渉を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係るシートベルト装置を示す断面図である。
【図2】 車両の後部を示す概略斜視図である。
【図3】 リトラクタ及びシートベルトを示す斜視図である。
【図4】 実施形態2を示す図1相当図である。
【図5】 実施形態2の変形例を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 車両
4 中央シート(後列中央席)
5 第1のバックル
6 第2のバックル
11 リトラクタ
13 フレーム
13a 対向部
13b 取付部
14 巻回軸
18 シートベルト
19 先端タング
20 中間タング
25 リヤヘッダー
34 ブラケット
43 サッシュガイド(ガイド手段)
43a ベルト案内部

Claims (8)

  1. シートベルトと、該シートベルトを巻取り及び引出し可能に巻回するリトラクタとを備え、該リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材に取り付けるようにした車両のシートベルト装置において、
    上記リトラクタは、該リトラクタの前端が自由端となりかつリトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように上記閉断面車体部材の前方に設けられ、
    上記リトラクタの後方に、該リトラクタから後方に引き出されたシートベルトの引出し方向を該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段が設けられていることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. シートベルトと、該シートベルトを巻取り及び引出し可能に巻回するリトラクタとを備え、該リトラクタを車両ルーフ部の後端部に設けた閉断面構造をなす閉断面車体部材に取り付けるようにした車両のシートベルト装置において、
    上記リトラクタは、上記閉断面車体部材の内部に設けられていて、該閉断面車体部材の前部に、該リトラクタからシートベルトを後方に引き出すことが可能なように取り付けられており、
    上記閉断面車体部材の後部に、上記リトラクタから後方に引き出されたシートベルトの引出し方向を該シートベルトにより拘束される乗員の方向に変換するベルト案内部を有するガイド手段が取り付けられ
    上記ガイド手段のベルト案内部が上記リトラクタの下面よりも下方に位置していることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  3. 請求項2記載の車両のシートベルト装置において、
    ガイド手段は、閉断面車体部材の内部に設けられていることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  4. 請求項1記載の車両のシートベルト装置において、
    ガイド手段のベルト案内部がリトラクタの下面よりも下方に位置していることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両のシートベルト装置において、
    リトラクタは、上下方向に延びかつ車幅方向に対向配置された一対の対向部と、該両対向部の上下方向一端部同士を繋ぎかつ閉断面車体部材に取り付けられる取付部とからなるフレームと、該フレームの両対向部間に車幅方向に延びるように設けられかつシートベルトを巻回する巻回軸とを有し、
    上記シートベルトは、リトラクタの後面の上下方向における上記取付部側から引き出されるように上記巻回軸に巻回されていることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の車両のシートベルト装置において、
    シートベルトの先端部に、シートの幅方向の一方側に配設した第1のバックルに係合する先端タングが設けられている一方、
    上記シートベルトの中間部に、上記シートの幅方向の他方側に配設した第2のバックルに係合する中間タングが設けられていることを特徴とする車両のシートベルト装置。
  7. 後列中央席用に設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両のシートベルト装置。
  8. 請求項7記載の車両のシートベルト装置において、
    リトラクタは、後列中央席の略真上に配置されていることを特徴とする車両のシートベルト装置。
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