JP3677096B2 - タレットパンチプレスの製品搬出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タレットパンチプレス、特にアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチにおける製品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のアングルシヤー付きの数値制御式タレットパンチプレスにおいては、ミクロジョイントもしくはネスティングしたパンチ済み製品を搬出する場合には、前記アングルシヤーで切断後、固定テーブル及び移動(スライド)テーブル間の、これらと同一レベルの製品搬出用ベルトコンベヤを少量だけ下降させ、その上に製品を載置して搬出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この数値制御式タレットパンチプレスの材料(ワーク)へのパンチング加工作業中は、このベルトコンベヤと両側の各テーブルとは同一レベルにあるため、製品がコンベヤ面上を擦過するため製品を傷付けたり、パンチされた抜き穴がコンベヤ面に引掛ったりしてこれを損傷する可能性があった。
【0004】
また、前記アングルシヤーで前記ミクロジョイント部等を切断した製品本体は、そのスクラップ部品と一緒にこのコンベヤで搬出されるため、製品とスクラップとをうまく仕分けすることができなかった。
【0005】
このため、本発明はパンチ加工作業と、アングルシヤー切断による製品/スクラップの搬出作業とを分離し、前記パンチ加工穴等が搬出用コンベヤと干渉することなく、製品品質の低下やコンベヤの破損を防止すると共に、アングルシヤー切断製品本体と、そのスクラップとを別々に仕分けして加工タクトを向上させるための構成手段の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、固定テーブル,スライドテーブル及びベルトコンベヤを有するアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおいて、前記アングルシヤーを、パンチセンタより水平左右方向に所定距離オフセットして配設し、アングルシヤー加工時に、前記ベルトコンベヤを露出・遮蔽できるように、前記スライドテーブルを水平前後方向に移動可能且つ垂直上下方向に移動可能とすると共に、前記ベルトコンベヤを選択的に水平前後方向に移動可能に設けたことにより、前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作用】
以上のような本発明構成により、前記タレットパンチプレス加工作業時には、前記スライドテーブルを前記垂直方向に上昇させて、前記水平前後方向に前記コンベヤ上部に移動し、前記アングルシヤー切断時に、前記スライドテーブルを前記コンベヤ上部位置より前記水平前後方向の原位置へ復帰させて、前記垂直方向に前記コンベヤ上面より降下させ、さらにスクラップ処理時には、前記コンベヤを前記水平方向に移動して前記固定テーブル間に前記スクラップ落下用空間を設けるよう作動させることにより、タレットパンチプレス加工作業時には、製品の抜き穴や切欠き等により、前記コンベヤを破損する怖れがなく、またアングルシヤー切断時に、前記コンベヤ幅より大きい製品を搬出でき、また製品とスクラップとを単一のコンベヤで仕分搬出することができるため、生産性を向上し得る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例の形態を一実施例により詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
(構成)
図1に、本発明に係る数値制御式タレットパンチプレスの一実施例の全体構成のそれぞれ水平左右方向X,水平前後方向Y,垂直方向Zの各座標軸における三面図((a)平面図,(b)側面図,(c)正面図)を示す。
【0010】
図1において、1はタレット、2はパンチセンタ、3はアングルシヤーである。4/5はそれぞれ固定/スライドテーブル、6は、固定/スライドテーブル4/5間に配設されたベルトコンベヤである。また、7/8は、それぞれフレーム下部における製品搬出コンベヤ/スクラップ搬出コンベヤを示す。
【0011】
また、9はX軸ロケートピン、10は一対の材料(ワーク)クランプで、10aはそのワーク突当面を示す。また、11はキャリッジ、11aはキャリッジ操作盤、12はNCコンソール、13は別置型の油圧ユニットを示す。
【0012】
図1に示すように、本実施例においては、アングルシヤー3は、パンチセンタ2よりX軸方向に所定距離オフセットした所に配設され、この切断位置をカットライン3a(後述図3参照)とするよう構成され、ここでミクロジョイントもしくはネスティングした製品を切断して分離し、分離された製品をベルトコンベヤ6で搬出するよう構成されている。
【0013】
図2にパンチング加工作業時における図1(b)側面図の要部拡大説明図を、また図3にスライドテーブル5のZ方向上/下及びY方向移動機構説明図を、さらに、図4にスクラップ処理時における要部の拡大説明図を示す。
【0014】
図2においてスライドテーブル5は、図3にその移動機構を示すように、台座14を各シリンダ15によりZ方向に所定高さ上昇/下降させることができ、また台座14上に設けられた水平シリンダ16によりスライド14a上をY方向に移動し得るよう構成されている。
【0015】
また、図2に示すように、ベルトコンベヤ6は、機械フレーム上に設けられたシフトシリンダ17によりベルトコンベヤフレーム18に設けられた直線運動ガイド19上を直線運動ナット20により図2,3に示すように、Y方向に所定距離L2 往復移動し得るよう構成されている。
【0016】
(動作)
以上の各図1〜4を参照して、本実施例の動作を説明する:
(1)まず、図1に示すように、パンチセンタ2よりX方向に所定距離オフセットした場所のアングルシヤー3の切断位置をカットラインとする。
【0017】
(2)パンチング加工作業時には、スライドテーブル5を図2の2点鎖線で示すように、Z方向に上昇し、かつX方向左側のベルトコンベヤ6上部へ移動する。これにより、例えば穴の開いた製品や材料の切欠き等が、ベルトコンベヤ6に擦ることなく保護し、正常のパンチング加工を行うことができる。
【0018】
(3)一方、アングルシヤー3による製品切断時には、スライドテーブル5を図2においてY方向右側に待機させ、そのままベルトコンベヤ6上に落ちた製品をこのベルトコンベヤ6で搬出できるため、生産性が向上する。またスライドテーブル5を図2に示すように、Z方向にベルトコンベヤ6上面より、例えば0〜5mm程度、図3のシリンダ15により僅かに下降させることにより、ベルトコンベヤ6のY方向幅寸法L1 以上の製品を搬出することができる。
【0019】
(4)また、アングルシヤー3により製品を切断分離した残部のスクラップSの処理時には、図4に示すように、ベルトコンベヤ6をY方向右側に移動させ、それによりできた寸法L2 の空間から直下のスクラップ搬出コンベヤ8のホッパ8a内に落下させてコンベア8により搬出し、スクラップボックス8b内へ排出させる。
【0020】
以上により、製品とスクラップSとの仕分け搬出を、一基のコンベヤで行うことができ、生産性が格段に向上するという効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、アングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおいて、パンチング加工作業時には、スライドテーブルをZ方向に上昇すると共に、Y方向にベルトコンベヤ上に来るように移動させるように構成したため、製品の抜き穴や切欠き等によりベルトコンベヤを破損する怖れがなくなった。
【0022】
また、アングルシヤー切断時には、スライドテーブルをY方向に移動してベルトコンベヤ面の高さより僅かに低くするようにしたため、ベルト幅より大きな製品を搬出できるようになり、生産性が向上する。
【0023】
さらにまた、製品のスクラップ処理時には、ベルトコンベヤをY方向に退避させ、その間に形成された空間よりスクラップをスクラップ搬出コンベヤ上に直接落下させることができるため、製品とスクラップとを一基のベルトコンベヤで仕分け搬出することができるため、生産性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 数値制御式タレットパンチプレスの一実施例の全体構成三面図
【図2】 図1(b)の要部拡大説明図
【図3】 スライドテーブルの移動機構説明図
【図4】 スクラップ処理時の要部拡大説明図
【符号の説明】
1 タレットセンタ
2 パンチセンタ
3 アングルシヤー
3a カットライン
4 固定テーブル
5 スライドテーブル
6 ベルトコンベヤ
7 製品搬出コンベヤ
8 スクラップ搬出コンベヤ
10 ワーククランプ
11 キャリッジ
12 NCコンソール
14 台座
15 シリンダ(Z方向)
16 シリンダ(Y方向)
17 シリンダ(Y方向)
X,Y,Z 各座標軸
Claims (1)
- 固定テーブル,スライドテーブル及びベルトコンベヤを有するアングルシヤー付き数値制御式タレットパンチプレスにおいて、前記アングルシヤーを、パンチセンタより水平左右方向に所定距離オフセットして配設し、アングルシヤー加工時に、前記ベルトコンベヤを露出・遮蔽できるように、前記スライドテーブルを水平前後方向に移動可能且つ垂直上下方向に移動可能とすると共に、前記ベルトコンベヤを選択的に水平前後方向に移動可能に設けたことを特徴とするタレットパンチプレスの製品搬出装置。
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JP26307795A JP3677096B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タレットパンチプレスの製品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26307795A JP3677096B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タレットパンチプレスの製品搬出装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP26307795A Expired - Fee Related JP3677096B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | タレットパンチプレスの製品搬出装置 |
Country Status (1)
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1995
- 1995-10-11 JP JP26307795A patent/JP3677096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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