JPH07164058A - 板材折曲機およびその使用方法 - Google Patents
板材折曲機およびその使用方法Info
- Publication number
- JPH07164058A JPH07164058A JP34353493A JP34353493A JPH07164058A JP H07164058 A JPH07164058 A JP H07164058A JP 34353493 A JP34353493 A JP 34353493A JP 34353493 A JP34353493 A JP 34353493A JP H07164058 A JPH07164058 A JP H07164058A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate material
- bending
- die
- joint
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板材折曲機を使用して、ミクロジョイント加
工された板材からスラブ部分を切り離す。 【構成】 板材を互いに挟む上型8および下型10と、
板材の上下型8,10から突出した部分を上下動作で折
曲する曲型11とを備えた板材折曲機1において、曲型
11に板材の切断用刃17を設ける。この板材折曲機1
に対して、スラグ部分W′と製品部分W″とが微小幅ジ
ョイントaで繋がった状態にパンチ加工された板材Wを
搬入し、微小幅ジョイントaを曲型11の上下動作によ
り、曲型11の切断用刃17で切断する。切断用刃17
を設けない曲型を有する板材折曲機で微小幅ジョイント
aを切断する場合には、曲型11の刃先と上下型8,1
0との間のクリアランスを、曲げ加工の場合よりも狭く
設定し、曲げ加工の場合と同様に曲型を上下動作させ
る。
工された板材からスラブ部分を切り離す。 【構成】 板材を互いに挟む上型8および下型10と、
板材の上下型8,10から突出した部分を上下動作で折
曲する曲型11とを備えた板材折曲機1において、曲型
11に板材の切断用刃17を設ける。この板材折曲機1
に対して、スラグ部分W′と製品部分W″とが微小幅ジ
ョイントaで繋がった状態にパンチ加工された板材Wを
搬入し、微小幅ジョイントaを曲型11の上下動作によ
り、曲型11の切断用刃17で切断する。切断用刃17
を設けない曲型を有する板材折曲機で微小幅ジョイント
aを切断する場合には、曲型11の刃先と上下型8,1
0との間のクリアランスを、曲げ加工の場合よりも狭く
設定し、曲げ加工の場合と同様に曲型を上下動作させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上下型で挟持した板
材を曲型で端曲げする板材折曲機およびその使用方法に
関するものである。
材を曲型で端曲げする板材折曲機およびその使用方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の板材折曲機で板材を曲げ加工す
る場合、板材折曲機に搬入される板材の加工精度が曲げ
加工の精度に大きく影響する。例えば、ライトアングル
シャーで加工した板材は加工精度が低いため、その板材
を板材折曲機で曲げ加工すると、曲げ加工の精度が低下
する。そこで、多くの場合、板材折曲機による曲げ加工
には、パンチプレスで打ち抜き加工した加工精度の高い
板材が使用される。この場合のパンチ加工の多くは、パ
ンチプレス機での板材送りの必要上から、スラグ部分と
製品部分とがミクロジョイントと呼ばれる微小幅部分で
繋がった状態に加工するミクロジョイント加工とされ
る。前記ミクロジョイントは、パンチプレスからの搬出
後に、ニッパ等の工具で作業者が切断し、あるいはパン
チプレスの後工程に設置した専用のミクロジョント切断
装置により切断する。この切断された所定形状の製品板
材が、板材折曲機に素材板材として搬入される。
る場合、板材折曲機に搬入される板材の加工精度が曲げ
加工の精度に大きく影響する。例えば、ライトアングル
シャーで加工した板材は加工精度が低いため、その板材
を板材折曲機で曲げ加工すると、曲げ加工の精度が低下
する。そこで、多くの場合、板材折曲機による曲げ加工
には、パンチプレスで打ち抜き加工した加工精度の高い
板材が使用される。この場合のパンチ加工の多くは、パ
ンチプレス機での板材送りの必要上から、スラグ部分と
製品部分とがミクロジョイントと呼ばれる微小幅部分で
繋がった状態に加工するミクロジョイント加工とされ
る。前記ミクロジョイントは、パンチプレスからの搬出
後に、ニッパ等の工具で作業者が切断し、あるいはパン
チプレスの後工程に設置した専用のミクロジョント切断
装置により切断する。この切断された所定形状の製品板
材が、板材折曲機に素材板材として搬入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人手によりミ
クロジョイントを切断するのでは非能率で、ラインの自
動化も図れず、また専用のミクロジョイント切断装置を
設置するのでは、その装置でラインが複雑化して設備コ
ストが高くなり、また工場の床面積もそれだけ広く必要
とする。
クロジョイントを切断するのでは非能率で、ラインの自
動化も図れず、また専用のミクロジョイント切断装置を
設置するのでは、その装置でラインが複雑化して設備コ
ストが高くなり、また工場の床面積もそれだけ広く必要
とする。
【0004】この発明の目的は、いわゆるミクロジョイ
ントの分離作業を行うことのできる板材折曲機およびそ
の使用方法を提供することである。
ントの分離作業を行うことのできる板材折曲機およびそ
の使用方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の板材折曲機の
使用方法は、板材を互いに挟む上型および下型と、板材
の前記上下型から突出した部分を上下動作で折曲する曲
型とを備えた板材折曲機に応用される。この板材折曲機
に対して、スラグ部分と製品部分とが微小幅ジョイント
で繋がった状態にパンチ加工された板材を搬入し、前記
微小幅ジョイントを前記曲型の上下動作で切断する。
使用方法は、板材を互いに挟む上型および下型と、板材
の前記上下型から突出した部分を上下動作で折曲する曲
型とを備えた板材折曲機に応用される。この板材折曲機
に対して、スラグ部分と製品部分とが微小幅ジョイント
で繋がった状態にパンチ加工された板材を搬入し、前記
微小幅ジョイントを前記曲型の上下動作で切断する。
【0006】この発明の板材折曲機は、板材を互いに挟
む上型および下型と、板材の前記上下型から突出した部
分を上下動作で折曲する曲型とを備えた板材折曲機であ
って、前記曲型に板材の切断用刃を設けたものである。
む上型および下型と、板材の前記上下型から突出した部
分を上下動作で折曲する曲型とを備えた板材折曲機であ
って、前記曲型に板材の切断用刃を設けたものである。
【0007】この発明の第2の使用方法は、請求項2記
載の板材折曲機の使用方法であり、その板材折曲機に対
して、スラグ部分と製品部分とが微小幅ジョイントで繋
がった状態にパンチ加工された板材を搬入し、前記微小
幅ジョイントを前記曲型の上下動作により、前記曲型の
切断用刃で切断する方法である。
載の板材折曲機の使用方法であり、その板材折曲機に対
して、スラグ部分と製品部分とが微小幅ジョイントで繋
がった状態にパンチ加工された板材を搬入し、前記微小
幅ジョイントを前記曲型の上下動作により、前記曲型の
切断用刃で切断する方法である。
【0008】
【作用】第1の発明の板材折曲機の使用方法によれば、
パンチ加工された板材から製品部分を切り取る作業を、
人手によらず、また特別の装置を用いることなく、板材
折曲機で行うことができる。なお、微小幅ジョイントの
切断に際しては、曲型と上下型とのクリアランスを通常
の曲加工時よりも狭めておくことなどで良好に切断が行
える。
パンチ加工された板材から製品部分を切り取る作業を、
人手によらず、また特別の装置を用いることなく、板材
折曲機で行うことができる。なお、微小幅ジョイントの
切断に際しては、曲型と上下型とのクリアランスを通常
の曲加工時よりも狭めておくことなどで良好に切断が行
える。
【0009】第2の発明の板材折曲機、およびその使用
方法によれば、曲型に設けた切断用刃で切断するため、
微小幅ジョイントの切断を確実に行うことができる。
方法によれば、曲型に設けた切断用刃で切断するため、
微小幅ジョイントの切断を確実に行うことができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。図3に示すように、折曲機本体1は、ラ
ム7に取り付けられて昇降駆動される上型8と、本体フ
レーム9に固定された下型10と、これら上下型8,1
0により挟持された板材Wの突出部分W1を上方または
下方へ折り曲げる曲型11とを備える。上型8は型幅変
更機構16により型幅の変更が可能である。
いて説明する。図3に示すように、折曲機本体1は、ラ
ム7に取り付けられて昇降駆動される上型8と、本体フ
レーム9に固定された下型10と、これら上下型8,1
0により挟持された板材Wの突出部分W1を上方または
下方へ折り曲げる曲型11とを備える。上型8は型幅変
更機構16により型幅の変更が可能である。
【0011】曲型11はロッカーアーム12の先端に取
り付けられ、ロッカーアーム12は3つのアクチュエー
タ13〜15に連結されて、上下方向移動と、揺動と、
前後方向(A方向)の移動とが可能である。この曲型1
1に、図1(B)に示すようにミクロジョイント加工さ
れた板材Wの微小幅ジョイントaを切断する切断用刃1
7が設けてある。
り付けられ、ロッカーアーム12は3つのアクチュエー
タ13〜15に連結されて、上下方向移動と、揺動と、
前後方向(A方向)の移動とが可能である。この曲型1
1に、図1(B)に示すようにミクロジョイント加工さ
れた板材Wの微小幅ジョイントaを切断する切断用刃1
7が設けてある。
【0012】折曲機本体1の前方に配置された板材送り
装置2は、板材Wを載置するテーブル3と、このテーブ
ル3上の板材Wの幅方向(図4のB方向)の位置決めを
行う幅決め機構4と、基準位置への位置決めを行う原点
出し機構5と、板材Wを挟持して前後に移動するC字状
のキャリッジ6とを備えている。キャリッジ6は、ベッ
ド20上にレール(図示せず)を介して前後移動自在に
設置され、送りねじ21およびその駆動用サーボモータ
22により前後方向に駆動される。
装置2は、板材Wを載置するテーブル3と、このテーブ
ル3上の板材Wの幅方向(図4のB方向)の位置決めを
行う幅決め機構4と、基準位置への位置決めを行う原点
出し機構5と、板材Wを挟持して前後に移動するC字状
のキャリッジ6とを備えている。キャリッジ6は、ベッ
ド20上にレール(図示せず)を介して前後移動自在に
設置され、送りねじ21およびその駆動用サーボモータ
22により前後方向に駆動される。
【0013】キャリッジ6の前端には板材Wを所定角度
(例えば90°や180°)毎に割り出し回転させる板
材回転装置23が設けられている。板材回転装置23
は、テーブル3上の板材Wを上下から挟持する一対のパ
ッド24,25と、下パッド25を回転駆動する割出モ
ータ26とからなる。上パッド24は、キャリッジ6の
前端に設けた縦レール27に沿って昇降自在な昇降ホル
ダ28に取り付けられており、シリンダ装置等の昇降装
置29で昇降駆動される。
(例えば90°や180°)毎に割り出し回転させる板
材回転装置23が設けられている。板材回転装置23
は、テーブル3上の板材Wを上下から挟持する一対のパ
ッド24,25と、下パッド25を回転駆動する割出モ
ータ26とからなる。上パッド24は、キャリッジ6の
前端に設けた縦レール27に沿って昇降自在な昇降ホル
ダ28に取り付けられており、シリンダ装置等の昇降装
置29で昇降駆動される。
【0014】図4は板材送り装置2の平面図である。テ
ーブル3は、中央部にキャリッジ6を通過させるキャリ
ッジ通路30を有し、かつ多数の短冊状板3aで構成さ
れて、幅決め機構4の位置決め爪4aが短冊状板3a間
の隙間から左右移動自在に突出している。原点出し機構
5は、シリンダ装置(図示せず)により突没自在な複数
の原点出しピン5aとエンドロケータ5bとからなり、
板材Wの前端を原点出しピン5aに、板材Wの右端2を
エンドロケータ5bにそれぞれ押し当てることにより、
板材Wの右上隅を原点位置Pに位置合わせするものであ
る。
ーブル3は、中央部にキャリッジ6を通過させるキャリ
ッジ通路30を有し、かつ多数の短冊状板3aで構成さ
れて、幅決め機構4の位置決め爪4aが短冊状板3a間
の隙間から左右移動自在に突出している。原点出し機構
5は、シリンダ装置(図示せず)により突没自在な複数
の原点出しピン5aとエンドロケータ5bとからなり、
板材Wの前端を原点出しピン5aに、板材Wの右端2を
エンドロケータ5bにそれぞれ押し当てることにより、
板材Wの右上隅を原点位置Pに位置合わせするものであ
る。
【0015】つぎに、上記機構の動作を説明する。な
お、この板材折曲機1は、図5に示す配置でタレットパ
ンチプレス31と並設されたものとする。タレットパン
チプレス31から板材折曲機1に搬入される板材Wは、
図1(A)のように曲げ加工の素材となる板材である製
品部分W″と周囲の4辺のスラグ部分W′とが微小幅ジ
ョイントaで繋がった状態にミクロジョイント加工され
たものとする。
お、この板材折曲機1は、図5に示す配置でタレットパ
ンチプレス31と並設されたものとする。タレットパン
チプレス31から板材折曲機1に搬入される板材Wは、
図1(A)のように曲げ加工の素材となる板材である製
品部分W″と周囲の4辺のスラグ部分W′とが微小幅ジ
ョイントaで繋がった状態にミクロジョイント加工され
たものとする。
【0016】このようにミクロジョイント加工された板
材Wが板材折曲機のテーブル3上に搬入されて来ると、
まず、板材Wを板材回転装置23により180°回転さ
せ、その後に板材Wの右上隅を原点位置Pに位置合わせ
する。この回転を行うのは次の理由による。すなわち、
タレットパンチプレス31では、そのテーブル32上に
おいて板材Wの左下隅を原点位置P0 に位置決めする
が、板材折曲機1では原点位置Pがタレットパンチプレ
ス31と逆になるため、この原点位置Pに合わせて板材
Wを位置決めし、位置決め精度を高めるためである。
材Wが板材折曲機のテーブル3上に搬入されて来ると、
まず、板材Wを板材回転装置23により180°回転さ
せ、その後に板材Wの右上隅を原点位置Pに位置合わせ
する。この回転を行うのは次の理由による。すなわち、
タレットパンチプレス31では、そのテーブル32上に
おいて板材Wの左下隅を原点位置P0 に位置決めする
が、板材折曲機1では原点位置Pがタレットパンチプレ
ス31と逆になるため、この原点位置Pに合わせて板材
Wを位置決めし、位置決め精度を高めるためである。
【0017】このように原点出しされた板材Wの中心部
をキャリッジ6の板材回転装置23で挟持し、キャリッ
ジ6の前進によって図1(A)のように折曲機本体1に
板材Wを送り込む。送り込んだ板材Wを、図1(B)の
ように上下型8,10で挟持し、これら上下型8,10
より突出した1辺のスラグ部分W’と製品部分W″とを
繋ぐ微小幅ジョイントaを、曲型11の下降によりその
切断用刃17で切断する。これにより図1(C)および
図2(A)のように製品部分W″からスラグ部分W”が
切り離される。
をキャリッジ6の板材回転装置23で挟持し、キャリッ
ジ6の前進によって図1(A)のように折曲機本体1に
板材Wを送り込む。送り込んだ板材Wを、図1(B)の
ように上下型8,10で挟持し、これら上下型8,10
より突出した1辺のスラグ部分W’と製品部分W″とを
繋ぐ微小幅ジョイントaを、曲型11の下降によりその
切断用刃17で切断する。これにより図1(C)および
図2(A)のように製品部分W″からスラグ部分W”が
切り離される。
【0018】上記動作により1辺のスラグ部分W’の切
離しが終了すると、キャリッジ6を待機位置まで後退さ
せた後、下パッド25を回転させて板材Wを例えば図2
(B)のように180°割出し回転させる。回転後、キ
ャリッジ6を再び前進させて板材W’の前辺を折曲機本
体1に挿入し、この辺のスラグ部分W′を先の場合と同
様に製品部分W″から切り離す。
離しが終了すると、キャリッジ6を待機位置まで後退さ
せた後、下パッド25を回転させて板材Wを例えば図2
(B)のように180°割出し回転させる。回転後、キ
ャリッジ6を再び前進させて板材W’の前辺を折曲機本
体1に挿入し、この辺のスラグ部分W′を先の場合と同
様に製品部分W″から切り離す。
【0019】同様にキャリッジ6を待機位置まで後退さ
せ、板材Wを図2(C)のように90°割出し回転させ
る。回転後、キャリッジ6を再び前進させて板材Wの前
辺を折曲機本体1に挿入し、この辺のスラグ部分W′を
前記と同様に製品部分W″から切り離す。同様に図2
(D)のように板材Wの残り1辺のスラグ部分W′も製
品部分W″から切り離す。
せ、板材Wを図2(C)のように90°割出し回転させ
る。回転後、キャリッジ6を再び前進させて板材Wの前
辺を折曲機本体1に挿入し、この辺のスラグ部分W′を
前記と同様に製品部分W″から切り離す。同様に図2
(D)のように板材Wの残り1辺のスラグ部分W′も製
品部分W″から切り離す。
【0020】このように4辺のスラグ部分W′を切り離
した製品部分W″は、曲げ加工の素材として、各辺が曲
げ加工される。その曲げ動作は、上下型8,10で板材
Wを把持した状態で、上下型8,10から突出する部分
W1(図3)を曲型11の上下動作で曲げ加工すること
により行われる。曲げ辺の変更は、上記のスラグ部分
W′の切離し動作の場合と同様に割出し回転で行われ
る。なお、板材Wの1辺ごとに、微小幅ジョイントaの
切断と曲げ加工とを行なってもよい。
した製品部分W″は、曲げ加工の素材として、各辺が曲
げ加工される。その曲げ動作は、上下型8,10で板材
Wを把持した状態で、上下型8,10から突出する部分
W1(図3)を曲型11の上下動作で曲げ加工すること
により行われる。曲げ辺の変更は、上記のスラグ部分
W′の切離し動作の場合と同様に割出し回転で行われ
る。なお、板材Wの1辺ごとに、微小幅ジョイントaの
切断と曲げ加工とを行なってもよい。
【0021】図6は、曲型11に図1の切断用刃17を
有しない通常の曲げ専用の板材折曲機で微小幅ジョイン
トaの切り離しを行う方法を示す。板材折曲機のその他
の構成は、前記実施例のものと同じである。この場合、
図6(A)のように板材Wを挟持する上下型8,10の
前端と、曲型11の刃先との間のクリアランスΔGを、
曲げ加工する場合のクリアランスよりも狭く設定し、図
6(B)のように曲げ加工の場合と同様に例えば曲型1
1を上昇動作させる。これにより、上下型8,10から
突出するスラグ部分W′の基部、つまり微小幅ジョイン
トaの部分に曲型11の刃先を押し当てることにより、
製品部分W″からスラグ部分W′を切り離すことができ
る。
有しない通常の曲げ専用の板材折曲機で微小幅ジョイン
トaの切り離しを行う方法を示す。板材折曲機のその他
の構成は、前記実施例のものと同じである。この場合、
図6(A)のように板材Wを挟持する上下型8,10の
前端と、曲型11の刃先との間のクリアランスΔGを、
曲げ加工する場合のクリアランスよりも狭く設定し、図
6(B)のように曲げ加工の場合と同様に例えば曲型1
1を上昇動作させる。これにより、上下型8,10から
突出するスラグ部分W′の基部、つまり微小幅ジョイン
トaの部分に曲型11の刃先を押し当てることにより、
製品部分W″からスラグ部分W′を切り離すことができ
る。
【0022】
【発明の効果】この発明方法によると、スラグ部分と製
品部分とが微小幅ジョイントで繋がった状態にパンチ加
工された板材を板材折曲機に搬入し、微小幅ジョイント
を曲型の上下動作で切断するため、パンチ加工された板
材から製品部分を切り取る作業を、人手によらず、また
専用の装置を付加することなく、板材折曲機により自動
的に行うことができ、曲げ加工の能率向上、および設備
コストの低下を図ることができる。
品部分とが微小幅ジョイントで繋がった状態にパンチ加
工された板材を板材折曲機に搬入し、微小幅ジョイント
を曲型の上下動作で切断するため、パンチ加工された板
材から製品部分を切り取る作業を、人手によらず、また
専用の装置を付加することなく、板材折曲機により自動
的に行うことができ、曲げ加工の能率向上、および設備
コストの低下を図ることができる。
【0023】また、第2の発明の板材折曲機およびその
使用方法は、曲型に板材の切断用刃を設け、微小幅ジョ
イントを曲型の上下動作によりその切断用刃で切断する
ため、板材折曲機による微小幅ジョイントの切断を確実
に行うことができる。
使用方法は、曲型に板材の切断用刃を設け、微小幅ジョ
イントを曲型の上下動作によりその切断用刃で切断する
ため、板材折曲機による微小幅ジョイントの切断を確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の板材折曲機によるミクロジョイント
加工板材の切断動作を示す説明図である。
加工板材の切断動作を示す説明図である。
【図2】その切断動作の手順を示す説明図である。
【図3】その板材折曲機の全体の破断側面図である。
【図4】その板材折曲機における板材送り装置部分の平
面図である。
面図である。
【図5】パンチプレスから板材折曲機への板材の搬入動
作を示す説明図である。
作を示す説明図である。
【図6】板材折曲機による板材切断動作の他の実施例を
示す説明図である。
示す説明図である。
1…折曲機本体、8…上型、10…下型、11…曲型、
17…切断用刃、W…板材、W′…スラグ部分、W″…
製品部分、a…微小幅ジョイント、ΔG…クリアランス
17…切断用刃、W…板材、W′…スラグ部分、W″…
製品部分、a…微小幅ジョイント、ΔG…クリアランス
Claims (3)
- 【請求項1】 板材を互いに挟む上型および下型と、板
材の前記上下型から突出した部分を上下動作で折曲する
曲型とを備えた板材折曲機に対して、スラグ部分と製品
部分とが微小幅ジョイントで繋がった状態にパンチ加工
された板材を搬入し、前記微小幅ジョイントを前記曲型
の上下動作で切断する板材折曲機の使用方法。 - 【請求項2】 板材を互いに挟む上型および下型と、板
材の前記上下型から突出した部分を上下動作で折曲する
曲型とを備えた板材折曲機において、前記曲型に板材の
切断用刃を設けたことを特徴とする板材折曲機。 - 【請求項3】 請求項2記載の板材折曲機に対して、ス
ラグ部分と製品部分とが微小幅ジョイントで繋がった状
態にパンチ加工された板材を搬入し、前記微小幅ジョイ
ントを前記曲型の上下動作により、前記曲型の切断用刃
で切断する板材折曲機の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34353493A JPH07164058A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 板材折曲機およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34353493A JPH07164058A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 板材折曲機およびその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164058A true JPH07164058A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18362266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34353493A Pending JPH07164058A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 板材折曲機およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07164058A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004030842A1 (ja) | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Amada Company, Limited | 成形製品の加工方法並びに同方法に使用する上金型及び下金型 |
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