JP3642338B2 - 光学装置及びプロジェクタ - Google Patents
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Description
近年、このようなプロジェクタにおいては、予め電気光学装置を製造し、その後、この製造された電気光学装置を光学部品用筐体内に収納し、固定している。
電気光学装置の製造時には、標準的な投写光学系としてマスターレンズを使用し、電気光学装置およびこのマスターレンズを経た光束をスクリーン上に投写して、色合成光学系に対する光変調装置の固定位置を調整している(マスターレンズ方式)。
このような問題を解決するために、投写光学系をプロジェクタに搭載した後、電気光学装置の光学部品用筐体に対する固定位置の位置調整を行い、フォーカス調整する方法が考えられる。しかしながら、この場合には、位置調整の際に、電気光学装置がフォーカス方向以外にも動いてしまうため、光軸精度が悪化し、プロジェクタの明るさ性能を低下させてしまう可能性がある。
また、貫通部は、対向面及びこの対向面と反対側の表面を貫通するものであれば任意であり、貫通孔であってもよく、切り欠きであってもよい。
このような本発明では、つば部又は支持部の何れか一方には、他方との対向面及びこの対向面と反対側の表面間を貫通する貫通部が形成されており、つば部又は支持部の何れか他方には、貫通部と連通する溝部が形成されている。貫通部及び溝部に棒状の調整部材を挿入して、少なくともつば部に形成された貫通部又は溝部に調整部材を当接させることにより、つば部を支持部上で摺動させることができる。従って、投写光学系からの投写画像を投写し、投写画像に基づいて、投写光学系のつば部を台座の支持部上で摺動させることで、投写光学系の姿勢調整を行うことができる。
なお、姿勢調整を行う際、螺合部材は、つば部又は支持部に形成された螺合部材よりも径の大きな孔内を摺動する。また、このような姿勢調整を行った後には、螺合部材により、つば部及び支持部を固定することで、投写光学系を台座に固定する。
以上により、本発明では、投写画像が最適となる位置に投写光学系を固定することができ、画像品質の向上を図ることができる。
さらに、本発明の光学装置は、投写光学系の姿勢調整を行うことができる構成であり、電気光学装置の固定位置の調整を行うものではないので、電気光学装置の位置ずれによる光軸精度の悪化を防止することができる。
また、台座の支持部又は投写光学系のつば部の何れか一方には、貫通部が形成され、他方には溝部が形成されており、投写光学系の姿勢調整を行う際には、調整部材を貫通部及び溝部に挿入しているため、調整部材の動きが規制され、必要以上に調整部材が動いてしまうことがない。これにより、投写光学系の微調整を行うことができる。
ここで、つば部に形成された貫通部の幅寸法がつば部の延出方向に沿って小さくなる場合には、溝部の幅寸法を支持部の延出方向と反対方向に向かって小さくなるものとする。
また、貫通部の幅寸法がつば部の延出方向と反対方向に沿って小さくなる場合には、溝部の幅寸法を支持部の延出方向に沿って小さくなるものとする。
また、貫通部がつば部の延出方向と反対方向に向かって幅寸法が小さくなり、溝部が支持部の延出方向に向かって幅寸法が小さくなる場合も同様、貫通部及び溝部で形成された空間は、つば部表面側から見て、延出方向側の端部及び延出方向と反対側の端部の幅寸法が最も小さく、貫通部の周縁及び溝部の周縁の交差部分に向かって徐々に幅寸法が大きくなってゆく。
このような貫通部及び溝部で形成された空間内に、調整部材、例えば、マイナスドライバの先端を挿入する。この時、調整部材の先端の端面の長手方向が、支持部及びつば部の延出方向に沿うようにする。そして、マイナスドライバ等を回転させると、マイナスドライバ等が貫通部の周縁に当接することとなる。これにより、投写レンズのつば部が支持部上を摺動することとなり、姿勢調整が行われる。
このように、本発明では、調整部材であるマイナスドライバ等を回転させることにより、姿勢調整を行うことができるので、姿勢調整を容易に行うことができる。
このような本発明では、マイナスドライバ等の調整部材を溝部及び貫通部に挿入し、溝部にマイナスドライバ等の先端を挿入したまま、マイナスドライバ等を投写光学系の光軸方向に略沿って傾け、マイナスドライバ等を貫通部の周縁に当接させる。溝部の投写光学系の光軸方向に沿った幅寸法は、貫通部の幅寸法よりも小さくなっているので、溝部に挿入されたマイナスドライバ等を傾けた際、マイナスドライバ等の先端と溝部の周縁とが当接する。そして、この当接点が支点となり、貫通部の周縁にはドライバからの力が加わることとなる。
これにより、投写光学系のつば部を支持部上で摺動させることができ、姿勢調整を行うことができる。
このようにマイナスドライバ等の調整部材を傾けるだけで、投写光学系の姿勢調整を行うことができるので、容易に姿勢調整を行うことができる。
このような本発明によれば、つば部と支持部との間に略楔状のスペーサが配置されているため、スペーサを支持部上で移動させることで、投写光学系のあおり方向(高さ方向)の姿勢調整を行うことができる。これにより、投写画像の像面のばらつきを修正することができる。
このような本発明によれば、押しねじのつば部からの突出量と、引きねじの台座へのねじ込み量とによって、台座からのつば部の高さ位置を調整することができる。これにより、投写光学系のあおり方向の姿勢調整を行うことができ、投写画像の像面のばらつきを修正することができる。
このような本発明では、つば部の支持部との対向面は、一対の傾斜面となっており、投写方向先端側及び後端側と支持部との間の距離は、対向面中央と支持部との間の距離よりも広くなっている。
従って、つば部を投写方向先端側、後端側に傾斜させても、支持部と接触しにくく、これにより、投写レンズの傾きを調整することが可能となる。
このような本発明によれば、上述した何れかの光学装置を備えるため、光学装置と同様の効果を奏することができる。すなわち、最適な画像を投写することができ、かつ、光軸精度を悪化させないプロジェクタとなる。
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)光学系の構成
図1には本実施形態のプロジェクタ1の光学系4の模式図を示す。プロジェクタ1は、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光変調光学装置および色合成光学系を一体化した電気光学装置44と、投写レンズ3とを備える。
インテグレータ照明光学系41は、光源から射出された光束を照明光軸直交面内における照度を均一にするための光学系であり、光源装置411、第1レンズアレイ412、第2レンズアレイ413、偏光変換素子414、および重畳レンズ415を備えて構成される。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様の構成であり、小レンズがマトリクス状に配列された構成を具備する。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パネル441上に結像させる機能を有する。
具体的に、偏光変換素子414によって1種類の偏光光に変換された各部分光束は、重畳レンズ415によって最終的に電気光学装置44の液晶パネル441上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光束の略半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光束を略1種類の偏光光に変換し、電気光学装置44における光の利用効率を高めている。なお。このような偏光変換素子414は、例えば、特開平8−304739号公報に紹介されている。
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー432、434とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
なお、赤色光にリレー光学系43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
射出側偏光板443も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441(441R,441G,441B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。また、基板を用いずに、偏光膜をクロスダイクロイックプリズム444に貼り付けてもよい。
これらの入射側偏光板442および射出側偏光板443は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定されている。
クロスダイクロイックプリズム444には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
ここで、クロスダイクロイックプリズム444の四つの直角プリズムは、光学ガラスによって形成されている。なお、クロスダイクロイックプリズム444は、光学ガラスの他、サファイアや水晶等により構成してもよい。
ここで、液晶パネル441は、保持枠446の開口部446Cで露出し、この部分が画像形成領域となる。すなわち、液晶パネル441のこの部分に各色光R,G,Bが導入され、画像情報に応じて光学像が形成される。
このパネル固定板447は、保持枠446とクロスダイクロイックプリズム444との間に介在している。そして、このパネル固定板447とクロスダイクロイックプリズム444とは、パネル固定板447のピン447Bと反対側の端面がクロスダイクロイックプリズム444の光束入射端面に接着固定される。また、パネル固定板447と保持枠446とは、パネル固定板447のピン447Bと保持枠446の孔446Dとを介して、互いに接着固定されている。
ピン447Bは、基端から先端にかけて先細となる略円錐形状の構造を有している。また、このピン447Bは、矩形板状体447Aからの立ち上がり部の径が保持枠446に形成された孔446Dよりも大きく形成されており、液晶パネル441の装着時、液晶パネル441とパネル固定板447との間に隙間が確保されるようになっている。
(a)先ず、クロスダイクロイックプリズム444の下面に台座445を、接着剤を用いて固定する。
(b)さらに、パネル固定板447の支持面447A3に、射出側偏光板443を両面テープまたは接着によって固定する。
(c)保持枠446の凹型枠体446Aに各液晶パネル441R,441G,441Bを収納する。その後、保持枠446の支持板446Bを凹型枠体446Aの液晶パネル挿入側から取り付けて、各液晶パネル441R,441G,441Bを押圧固定して保持する。
(e)クロスダイクロイックプリズム444の光束入射端面に、パネル固定板447のピン447Bとは反対側の端面を、接着剤を介して密着させる。この際、パネル固定板447は、接着剤の表面張力によって、クロスダイクロイックプリズム444側面に密着する。
(f)光硬化型接着剤が未硬化な状態で液晶パネル441の画像形成領域に光束を導入し、この光束を標準的な投写光学系としてマスターレンズから射出してスクリーン上に投写し、クロスダイクロイックプリズム444の光入射端面に対する進退位置、平面位置、および回転位置を調整して、液晶パネル441のフォーカス・アライメント調整を行う。そして、接着剤を完全に硬化させ、電気光学装置44が完成する。
以上のような、光学系4のインテグレータ照明光学系41、色分離光学系42、リレー光学系43、電気光学装置44を構成する光学部品は、図3に示すような光学部品用筐体(台座)2に収容される。
この光学部品用筐体2は、上面が開口した箱型の下ライトガイド21と、この下ライトガイド21の開口を塞ぐ蓋状の上ライトガイド22とを備える。
下ライトガイド21は、平面略L字型形状であり、光源装置411を収容する第一収容部211と、他の光学部品412〜415,418,421〜423,431〜434,44を収容する第二収容部212とを備える。第二収容部212には、光学部品412〜415,418,421〜423,431〜434をスライド式に嵌め込むための溝部(図示略)が形成されている。
投写レンズ設置部213は、略円弧状に湾曲した湾曲部214と、この湾曲部214の端部から外方に水平に延びる一対の板状の支持部215とを有する。支持部215は、平面矩形形状となっており、後述する投写レンズ3のつば部35を下方から支持する部分である。この支持部215の長手方向に沿った両端部には、一対のねじ孔216(図5参照)が形成されている。このねじ孔216には固定ねじ(螺合部材)S1の外周面にねじが刻設された螺合軸部S11の一端が螺合する。
また、支持部215の長手方向略中央部分には、図4及び図5に示すように、溝部217が形成されている。この溝部217は、後述する投写レンズ3のつば部35の表面側(投写レンズ設置部213上方側)から見て、平面略台形形状となっており、支持部215の延出方向と反対方向、すなわち、湾曲部214側に向かって幅寸法が小さくなっている。
投写レンズ3の構造について図3〜図5を参照して説明する。なお、図4及び図5では、光学部品用筐体2のうち、投写レンズ設置部213のみを示している。
投写レンズ3は、内部に所定の光路が設定された樹脂製等の鏡筒31と、この鏡筒31内の光路の照明光軸上に順次配置される複数のレンズ(図示略)とを備える。
鏡筒31は、筒状部34と、この筒状部34からレンズの光軸方向に直交して、外方に水平に延出した一対のつば部35とを備える。
筒状部34は、投写レンズ3を投写レンズ設置部213上に設置した際、投写レンズ設置部213の湾曲部214上に設置される。
長孔351の長辺方向の長さ寸法(径)は、固定ねじS1の螺合軸部S11の径よりも大きくなっている。
長孔351の短辺方向の長さ寸法は、固定ねじS1の他端である頭部S12の径よりも小さくなっており、長孔351に固定ねじS1の頭部S12が係止される構造となっている。
また、つば部35の中央部分には、切り欠き(貫通部)352が形成されている。この切り欠き352は、つば部35の表裏面(支持部215との対向面及びこの面と反対側の表面)を貫通している。また、この切り欠き352は、つば部35表面側(投写レンズ3の上方側)から見て平面台形形状となっており、つば部35の外側、すなわち、つば部35の延出方向に向かって幅寸法が小さくなっている。
なお、本実施形態では、つば部35の切り欠き352は、つば部35の延出方向に向かって幅寸法が小さくなっており、溝部217は、支持部215の延出方向と反対方向に向かって幅寸法が小さくなるとしたが、これに限らず、切り欠きをつば部35の延出方向と反対方向に向かって幅寸法が小さくなるものとし、溝部を支持部215の延出方向に向かって幅寸法が小さくなる構造としてもよい。
以上のような投写レンズ3は、以下のようにして光学部品用筐体2に固定される。
投写レンズ3を光学部品用筐体2に固定する際には、光学部品用筐体2内部には、既に電気光学装置44、インテグレータ照明光学系41、色分離光学系42、リレー光学系43等の光学部品が収容された状態となっている。
まず、投写レンズ3を光学部品用筐体2の投写レンズ設置部213上に設置する。具体的には、投写レンズ3の筒状部34を投写レンズ設置部213の湾曲部214上に設置するとともに、つば部35を支持部215上に設置する。
さらに、つば部35の長孔351及び支持部215のねじ孔216に固定ねじS1を挿入する。ここでは、固定ねじS1の頭部S12をつば部35の長孔351に係止させないでおく。
この装置5は、4枚の反射ミラー51と、4つのリアスクリーン52とを備える。
4枚の反射ミラー51は、プロジェクタ1からの投写画像が映し出される従来のスクリーン53(図6の二点鎖線で示す)の位置までの約半分の距離に設置されており、プロジェクタ1からの投写画像の四隅に対応する位置に設置されている。
リアスクリーン52は、プロジェクタ1の近傍に配置されており、反射ミラー51で反射された投写画像を映し出すものである。
具体的には、図4,5に示すように投写レンズ3のつば部35の切り欠き352と支持部215の溝部217との重なりにより形成される空間に棒状の調整部材、例えば、マイナスドライバDを挿入する。ここでは、マイナスドライバDの先端の端面の長手方向が支持部215及びつば部35の延出方向と沿うようにする。
そして、リアスクリーン52に投写された画像を観察しながら、マイナスドライバDを回転させる。例えば、図8の矢印方向にマイナスドライバDを回転させると、マイナスドライバDの先端部は、投写レンズ3のつば部35の切り欠き352の周縁及び支持部215の溝部217の周縁に当接する。これにより、投写レンズ3のつば部35の切り欠き352の周縁に力が加わることとなり、投写レンズ3のつば部35が支持部215上を移動することとなる。投写レンズ3は、光軸方向に沿って移動するため、投写レンズ3のバックフォーカス位置の位置調整が行われる。
位置調整を行う際、投写レンズ3の移動に伴って、固定ねじS1の螺合軸部S11は、投写レンズ3のつば部35の長孔351内を摺動する。
そして、所定の位置に投写レンズ3が設置された場合には、固定ねじS1をねじ孔216に完全に螺合し、固定ねじS1の頭部S12を長孔351に係止させて、投写レンズ3を固定する。
なお、一方のつば部35を固定ねじS1により、一方の支持部215に固定しておき、他方のつば部35の切り欠き352及び支持部215の溝部217にドライバDを挿入して、ドライバDを回転させてもよい。このようにすることで、投写レンズ3を正面(プロジェクタ1正面)から見て左右に動かすことができ、これによっても姿勢調整を行うことができる。
以上のようにして投写レンズ3と光学部品用筐体2とが固定されることとなる。
なお、投写レンズ3の姿勢調整が終わった後には、投写画像の表示影等を無くすために、重畳レンズ415等の姿勢調整を行う。
従って、このような第一実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
(5-1)前述したように、投写レンズ3のつば部35には、表裏面を貫通する切り欠き352が形成されており、光学部品用筐体2の支持部215には、切り欠き352と連通する溝部217が形成されている。投写レンズ3からの投写画像に基づいて、切り欠き352及び溝部217にマイナスドライバDを挿入して、切り欠き352の周縁にマイナスドライバDを当接させることにより、つば部35を支持部215上で摺動させて、投写レンズ3の姿勢調整を行うことができる。そして、姿勢調整が終わった後、投写レンズ3を固定ねじS1により、光学部品用筐体2に固定している。
このように本実施形態では、投写画像に基づいて、投写レンズ3の姿勢調整を行った後、投写レンズ3を光学部品用筐体2に固定しているため、投写画像が最適となる位置に投写レンズ3を固定することができ、画像品質の向上を図ることができる。
(5-3)また、本実施形態では、投写レンズ3を光学部品用筐体2上で光軸方向に沿って摺動させることができ、さらに、投写レンズ3を正面(プロジェクタ1正面)から見て左右に動かすこともできるので、投写レンズ3のバックフォーカス位置に電気光学装置44の液晶パネル441が位置するように正確に調整することができる。
(5-5)また、前述したように、切り欠き352は、つば部35の延出方向に向かって幅寸法が小さくなっており、溝部217は、支持部215の延出方向と反対方向に向かって幅寸法が小さくなっているので、切り欠き352と溝部217とで形成される空間は、つば部35の表面側から見た場合、つば部35の延出方向側の端部及び延出方向と反対側の端部の幅寸法が最も小さく、切り欠き352の周縁及び溝部217の周縁の交差部分に向かって徐々に幅寸法が大きくなってゆく。
このような切り欠き352と溝部217で形成された空間内にマイナスドライバDの先端を挿入し、マイナスドライバDを回転させることで、マイナスドライバDが切り欠き352の周縁及び溝部217の周縁に当接することとなる。これにより、投写レンズ3のつば部35が支持部215上を摺動することとなり、姿勢調整が行われる。
このように、本実施形態では、マイナスドライバDを回転させることにより、姿勢調整を行うことができるので、姿勢調整を容易に行うことができる。
(5-6)光学部品用筐体2の支持部215には溝部217が形成されており、つば部35の位置調整を行う際には、マイナスドライバDを支持部215の溝部217にも挿入するため、マイナスドライバDの動きが規制され、必要以上にマイナスドライバDが動いてしまうことがない。これにより、投写レンズ3の微調整を行うことができる。
(5-8)また、投写レンズ3のつば部35に切り欠き352を形成し、支持部215に溝部217を形成し、さらに、つば部35に固定ねじS1の螺合軸部S11が摺動可能な長孔351を形成するだけで、投写レンズ3の姿勢調整を行うことができるため、部材点数の増加を防止することができる。
(5-9)さらに、本実施形態では、投写レンズ3の姿勢調整の際に、装置5を使用している。この装置5は、投写レンズ3から射出された光束を反射ミラー51で反射し、リアスクリーン52に投写する構造である。すなわち、反射ミラー51は、プロジェクタ1から、従来配置されていたスクリーン53までの距離の約半分の位置に配置されており、また、リアスクリーン52は、プロジェクタ1近傍に配置されているため、装置5の小型化を図ることができる。
(5-11)さらに、プロジェクタ1からの投写画像をカメラ等で撮影して画像を検出しながら、投写レンズ3の姿勢調整を行ってもよいが、投写レンズ3の姿勢調整にかかるコストが高くなる可能性がある。これに対し、本実施形態では、目視でリアスクリーン52に投影された画像を観察しながら、投写レンズ3の姿勢調整を行っており、カメラ等が不要であるため、投写レンズ3の姿勢調整にかかるコストの増加を防止することができる。
図9〜図11を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の投写レンズ3Bは、図9及び図10に示すように、前記実施形態の投写レンズ3と同様、内部に所定の光路が設定された樹脂製等の鏡筒31Bと、この鏡筒31B内の光路の照明光軸上に順次配置される複数のレンズ(図示略)とを備える。
鏡筒31Bは、前記実施形態と同様の筒状部34と、この筒状部34から水平方向に延出した一対のつば部35Bとを備える。
他の点については、投写レンズ3Bのつば部35Bと、前記実施形態の投写レンズ3のつば部35とは同様の構造である。
また、前記実施形態では、光学部品用筐体2の支持部215には、平面略台形形状の溝部217が形成されていたが、本実施形態の光学部品用筐体2Bの支持部215Bには、平面矩形形状の溝部217Bが形成されている。
溝部217Bは、その長手方向が支持部215Bの延出方向に沿った状態となっている。また、溝部217Bの投写レンズ3Bの光軸方向に沿った幅寸法T2(支持部215Bの延出方向と直交し、かつ、マイナスドライバDの挿入方向と直交する幅寸法)は、前記つば部35Bに形成された長孔352Bの投写レンズ3Bの光軸方向に沿った幅寸法T1よりも小さくなっており、マイナスドライバDの先端の幅寸法に応じた寸法となっている。
他の点については、光学部品用筐体2Bの構造は、光学部品用筐体2の構造と同様である。
まず、投写レンズ3Bのつば部35Bを光学部品用筐体2Bの支持部215B上に設置する。この時、つば部35Bの長孔352Bと、支持部215Bの溝部217Bとが重なり合い連通するようにする。
次に、前記実施形態と同様の装置5(図6参照)を使用し、投写レンズ3Bからの投写画像をリアスクリーン52に投写する。この投写レンズ3Bからの投写画像に基づいて、投写レンズ3Bの姿勢調整を行う。
具体的には、つば部35Bの長孔352B及び支持部215Bの溝部217BにマイナスドライバDの先端を挿入する。そして、図11に示すように、マイナスドライバDを投写レンズ3Bを投写レンズ3Bの光軸方向に略沿った方向(図11の矢印方向)に傾ける。すると、マイナスドライバDと、長孔352Bの周縁とが当接する。
溝部217Bの幅寸法T2は、つば部35Bに形成された長孔352Bの幅寸法T1よりも小さくなっており、溝部217Bに挿入されたマイナスドライバDを傾けると、ドライバDの先端は溝部217Bの周縁に当接することとなる。この当接点を支点として、長孔352Bの周縁には、大きな力が加わることとなる。
つば部35Bは、マイナスドライバDにより押され、支持部215B上を摺動することとなる。このようにして、投写レンズ3Bの姿勢調整が行われる。
姿勢調整後の投写レンズ3Bの固定方法は前記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
このような第二実施形態によれば、前記実施形態の(5-1)〜(5-4)、(5-6)〜(5-11)と略同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
(6-1)支持部215Bに形成された溝部217Bの投写レンズ3Bの光軸方向に沿った幅寸法T2をつば部35Bに形成された長孔352Bの幅寸法T1よりも小さいものとしているので、溝部217Bに挿入されたマイナスドライバDを傾けると、ドライバDの先端が溝部217Bの周縁に当接する。この当接点を支点として、つば部35Bの長孔352Bの周縁には、大きな力が加わることとなる。これにより、つば部35Bを容易に支持部215B上で摺動させることができる。
このようにマイナスドライバDを傾けるだけで、投写レンズ3Bの姿勢調整を行うことができるので、姿勢調整が容易なものとなる。
(6-2)投写レンズ3Bの姿勢調整を行う際、マイナスドライバDを投写レンズ3Bの移動方向に傾ければよいので、作業者がマイナスドライバDをどの方向に動かせばよいか容易に理解することができ、投写レンズ3Bの姿勢調整をより容易に行うことができる。
図12及び図13を参照して、本発明の第三実施形態について説明する。
本実施形態の投写レンズ3Cは、投写レンズ3と同様、内部に所定の光路が設定された樹脂製等の鏡筒31Cと、この鏡筒31C内の光路の照明光軸上に順次配置される複数のレンズ(図示略)とを備える。
鏡筒31Cは、前記実施形態と同様の筒状部34と、この筒状部34から水平方向に延出した一対のつば部35Cとを備える。
つば部35Cは、投写レンズ3Cを上方から見て平面略矩形形状であり、前記実施形態と同様の一対の長孔351が形成されている。また、つば部35Cの中央部分には、前記実施形態と同様の切り欠き352が形成されている。
さらに、このつば部35Cの下面(光学部品用筐体2Cの支持部215Cと対向する面)は投写レンズ3Cの投写方向先端側及び後端側から下面中央に向かって、下方(支持部215C側)に傾斜する一対の傾斜面353Cを備える。さらに、この下面中央には、下方に向かって突出する突起354Cが形成されている。
このような光学部品用筐体2Cの支持部215Cと、投写レンズ3Cのつば部35Cとの間には、それぞれ、一対のスペーサ7が設置されている。図13に示すように、このスペーサ7は、略楔状であり、断面が略台形形状となっている。また、スペーサ7は、つば部35Cの傾斜面353Cと対向する面が傾斜面71となっており、また、この傾斜面71と反対側の面は、支持部215Cと平行な水平面72となっている。
このような一対のスペーサ7はそれぞれ、支持部215Cとつば部35Cの間の投写方向先端側と投写方向後端側に設置され、対向するように設置される。
なお、スペーサ7は、投写レンズ3Cの長孔351の下面付近に設置されるため、このスペーサ7には、投写レンズ3Cの長孔351に挿入される固定ねじS1の螺合軸部S11を避けるように、切り欠き73が形成されている。
まず、スペーサ7の傾斜面71に接着剤(図示略)、例えば、紫外線硬化型の接着剤を塗布する。
次に、第一実施形態と同様の装置5(図6参照)を使用して、投写レンズ3Cからの投写画像をリアスクリーン52に投写する。この投写レンズ3Cからの投写画像に基づき、スペーサ7を移動させて投写レンズ3Cのあおり方向の姿勢調整を行う。この際、一対のスペーサ7の位置を調整することで、投写レンズ3Cを傾斜させたり、投写レンズ3Cの高さ位置を変更したりして調整することができる。例えば、投写方向先端側に設置されたスペーサ7のみを投写方向後端側に移動させると、投写レンズ3Cの投写方向先端側が上方に向くこととなる。この際、投写レンズ3Cの突起354Cを中心として、投写レンズ3Cの傾きを調整することができる。
また、一対のスペーサ7を均等に移動させれば、投写レンズ3Cの傾きをかえずに高さ位置のみを調整することができる。
次に、投写レンズ3Cからの投写画像に基づいて、投写レンズ3Cのバックフォーカス位置の調整を行う。投写レンズ3Cのバックフォーカス位置の調整は、第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。なお、バックフォーカス位置の調整を行う際には、投写レンズ3Cの突起354Cが支持部215C内の窪み部218C内を動くこととなる。
このような第三実施形態によれば、第一実施形態の(5-1)〜(5-11)と略同様の効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
(7-1)投写レンズ3Cのつば部35Cと、光学部品用筐体2Cの支持部215Cとの間に略楔状のスペーサ7を設置し、スペーサ7を移動させることで、投写レンズ3Cの高さ位置や傾きを調整することができ、投写レンズ3Cのあおり方向の姿勢調整を行うことができる。これにより、投写レンズ3Cの像面のばらつきや、投写画像の歪等も解消することができ、投写画像の品質を向上させることができる。
(7-3)投写レンズ3Cのつば部35Cの下面は、下面中央に向かって下方に傾斜する傾斜面353Cとなっており、つば部35Cの下面の投写方向先端側の端部及び投写方向後端側の端部は、下面中央部分に比べて高い位置に位置している。従って、投写レンズ3Cのあおり方向の姿勢調整を行う際に、スペーサ7を移動し、投写レンズ3Cを投写方向先端側、投写方向後端側に傾けても、投写レンズ3Cのつば部35Cの投写方向先端側の端部及び後端側の端部が光学部品用筐体2Cの支持部215Cに接触してしまうことがない。これにより、投写レンズ3の傾きの調整の自由度を高めることができる。
第三実施形態では、光学部品用筐体2Cの支持部215Cと、投写レンズ3Cのつば部35Cとの間にスペーサ7を設置することにより、投写レンズ3Cのあおり方向の姿勢調整を行っていた。本実施形態では、投写レンズ3Dのつば部35Dに押しねじS2を設けることで、あおり方向の姿勢調整を行う。本実施形態では、第一実施形態と同様の光学部品用筐体2を使用する。
本実施形態の投写レンズ3Dは、投写レンズ3と同様、内部に所定の光路が設定された樹脂製等の鏡筒31Dと、この鏡筒31D内の光路の照明光軸上に順次配置される複数のレンズ(図示略)とを備える。
鏡筒31Dは、前記実施形態と同様の筒状部34と、この筒状部34から水平方向に延出した一対のつば部35Dとを備える。
各つば部35Dは、前記実施形態のつば部35Cと略同様の構成であるが、つば部35Dには一対のねじ孔355Dが設けられ、このねじ孔355Dに押しねじS2が螺合されている点が第三実施形態の投写レンズ3Cと異なっている。また、つば部35Dには、突起354Cは形成されていない。
ねじ孔355Dは、切り欠き352を挟んで、投写方向先端側及び投写方向後端側にそれぞれ形成されている。
押しねじS2は、その一端が光学部品用筐体2の支持部215に当接し、他端がつば部35Dのねじ孔355Dに螺合している。
なお、つば部35Dの長孔351に挿入される固定ねじS1は、引きねじとして作用する。
まず、第一実施形態と同様の方法で、投写レンズ3Dからの投写画像に基づいて、投写レンズ3Dのバックフォーカス位置の調整を行う。この際、押しねじS2の先端が、支持部215に当接しない状態とし、また、固定ねじS1の頭部S12がつば部35Dの長孔351に係合していない状態とする。そして、第一実施形態と同様の方法で、バックフォーカス位置の調整を行う。
次に、投写レンズ3Dからの投写画像に基づいて、投写レンズ3Dのあおり方向の姿勢調整を行う。
押しねじS2の投写レンズ3Dのつば部35Dからの突出量と、固定ねじS1の光学部品用筐体2の支持部215へのねじ込み量とを調整する。例えば、押しねじS2のつば部35Dからの突出量を増やし、固定ねじS1の支持部215へのねじ込み量を減らすことで、支持部215に対するつば部35Dの高さ、すなわち、投写レンズ3Dの高さを高くすることができる。
このように投写レンズ3Dのあおり方向の姿勢調整を行いながら、押しねじS2の先端を支持部215Cに当接させるとともに、固定ねじS1の頭部S12をつば部35Dの長孔351に係合させ、投写レンズ3Dを光学部品用筐体2に固定する。
このような第四実施形態によれば、第一実施形態の(5-1)〜(5-11)、第三実施形態の(7-3)と略同様の効果を奏することができる上、以下の効果を奏することができる。
(8-1)押しねじS2のつば部35Dからの突出量と、固定ねじS1の支持部215へのねじ込み量とによって、支持部215からのつば部35Dの高さ位置や、投写レンズ3Dの傾きを調整することができる。これにより、投写レンズ3Dのあおり方向の姿勢調整を行うことができ、投写画像の像面のばらつきを修正することができる。
(8-2)また、本実施形態では、押しねじS2のつば部35Dからの突出量と、固定ねじS1の支持部215へのねじ込み量とによって、あおり方向の調整を行っており、ねじの螺合によりあおり方向の調整を行うことができるので、接着剤等を使用せず、あおり方向の調整を簡便に行うことができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、光学部品用筐体2,2B,2Cの支持部215,215B,215Cに溝部217,217Bを形成し、投写レンズ3,3B,3C,3Dのつば部35,35B,35C,35Dに貫通部である切り欠き352,長孔352Bを形成していたが、図15に示すように、光学部品用筐体2Eの支持部215Eに貫通部217Eを形成し、投写レンズ3Eのつば部35Eに溝部352Eを形成してもよい。
ただし、この場合には、支持部215Eの下方からマイナスドライバDを差し込まなくてはならないので、手間を要する。本実施形態のように、投写レンズ3,3B,3C,3Dのつば部35,35B,35C,35D側からマイナスドライバDを差し込むことができる構造とすることで、姿勢調整を行いやすいものとすることができる。
また、前記各実施形態において、3つの液晶パネルを用いたプロジェクタ1を採用したが、これに限らず、2つの光変調装置を用いたプロジェクタ、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタとしてもよい。
さらに、前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネル441を使用していたが、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を使用してもよい。
また、前記実施形態では、支持部215,215B,215Cに固定ねじS1用のねじ孔216を形成したが、このねじ孔を支持部を貫通する構造としてもよい。このような構造とする場合には、ねじ孔から固定ねじの螺合軸部を突出させ、螺合軸部の先端にナット等を取り付けることで、固定ねじを固定させる。
また、第四実施形態では、投写レンズ3Dのつば部35Dの下面を傾斜面としたが、平坦な水平面としてもよい。つば部の下面を平坦な面とすることで、つば部の形成を容易化することができる。
Claims (7)
- 複数の色光を画像情報に応じて変調する光変調装置及び各光変調装置で変調された色光を合成する色合成光学系を有する電気光学装置と、前記電気光学装置の色合成光学系で合成された光束を拡大投写して投写画像を形成する投写光学系とを備えた光学装置であって、
前記電気光学装置が固定されるとともに、前記投写光学系が取り付けられる台座を備え、
前記投写光学系はレンズを収納するとともに、レンズの光軸方向と略直交して外方に延びるつば部を備えた鏡筒を有し、
前記台座は、前記投写光学系の鏡筒のつば部に沿って延びるとともに、前記つば部を支持する支持部を有し、
前記つば部又は支持部の何れか一方には、つば部及び支持部を固定するための螺合部材の螺合軸部が挿入されるとともに、この螺合軸部の径よりも大きな径を有する孔が形成され、
前記つば部又は支持部の何れか一方には、他方との対向面及びこの対向面と反対側の表面間を貫通する貫通部が形成されるとともに、前記つば部又は支持部の何れか他方には、前記貫通部と連通する溝部が形成されており、
前記貫通部及び溝部には、棒状の調整部材が挿入され、少なくとも前記つば部に形成された前記貫通部又は溝部に調整部材が当接し、前記つば部は前記支持部上を摺動すること特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置において、
前記つば部には、貫通部が形成され、
前記支持部には、溝部が形成され、
前記貫通部は、前記つば部の前記表面側から見た幅寸法が、つば部の延出方向又は延出方向と反対方向に向かって小さくなっており、
前記溝部は、前記つば部の前記表面側から見た幅寸法が、支持部の延出方向と反対方向又は延出方向に向かって小さくなっていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置において、
前記つば部には、貫通部が形成され、
前記支持部には、投写光学系の光軸方向に沿った幅寸法が、前記貫通部の投写光学系の光軸方向に沿った幅寸法よりも小さい溝部が形成されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1から3の何れかに記載の光学装置において、
前記つば部と、前記台座の支持部との間には、略楔状のスペーサが介在されていることを特徴とする光学装置。 - 請求項1から3の何れかに記載の光学装置において、
一端が前記台座の支持部に当接するとともに、他端がつば部に形成されたねじ孔に螺合する押しねじを備え、
前記螺合部材は、一端が前記台座の支持部に形成されたねじ孔に螺合し、他端がつば部に係止された引きねじであることを特徴とする光学装置。 - 請求項4又は5に記載の光学装置において、
前記つば部の前記台座の支持部との対向面は、投写方向先端側及び投写方向後端側から、それぞれ、対向面中央に向かって支持部側に傾斜する一対の傾斜面を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1から6の何れかに記載の光学装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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