JP3639037B2 - カラー画像形成方法およびカラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体上にカラーの重ねトナー像を得て、この重ねトナー像を転写紙に一括転写する方式のカラー画像形成装置およびカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電子写真法を適用して多色再現を可能にするカラー画像形成装置においては、色分解光像を潜像担持体に露光し、形成された各潜像を各々色分解光の補色のトナーで現像し、得られた複数のトナー像を同一中間転写体上に重ね合わせて一次転写してカラー像を形成し、そのカラー像を静電転写により転写紙へ二次転写してカラーが像を得るフルカラー複写機などのカラー画像形成装置が知られている。
【0003】
一方、モノクロ複写機やモノクロプリンターにおいて、トナー像を静電潜像担持体としての感光体から転写紙へ静電転写するための転写部材として、転写紙の搬送性に優れる転写ローラ方式が知られている。そこで、前述のフルカラー複写機においても、中間転写体上のトナー像を転写紙へ静電転写するために、転写ローラを用いることができる。この二次転写の手段である転写ローラを転写部材と称する。
【0004】
前記カラー画像形成装置にこのような転写ローラを使用したカラー画像形成装置の例として、静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置として特開平6−167842に開示された技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知技術では、中間転写体上には、複数の色のトナー像が順次感光体から中間転写体に転写されてくるため、この転写が行なわれている一次転写の間は転写ローラの汚れ防止のため、該転写ローラを中間転写体から離間させた位置に退避させておき、中間転写体から転写紙への転写である二次転写を行なうときには、転写ローラを転写紙を間に挟んで中間転写体と当接する位置に移動させる必要がある。
【0006】
このように、転写部材としての転写ローラを中間転写体に接離させると、特に、中間転写体の駆動およびその駆動系が感光体ともつながっている場合には感光体の駆動にも影響を与え、上記接離に伴う光書き込み中や一次転写中に中間転写体に対して転写ローラの接離を行なうと、負荷変動により画像上に横スジなどの不具合が発生してしまう。また、クリーニング部材についても、これが中間転写体に対して接離自在に構成されていることから、前記転写ローラと同様に、中間転写体や感光体の駆動に影響を与え、上記接離に伴う負荷変動により画像上に横スジなどの不具合を発生する要因となる。
【0007】
そこで、請求項1〜請求項4に記載の発明は、中間転写体に対して接離する部材が、この接離に伴い該中間転写体あるいは感光体に負荷変動を与え画像形成に悪影響を与えるのを回避することのできるカラー画像形成方法およびカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、
(1) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうこととした(請求項1)。
【0009】
(2) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有することとした(請求項2)。
【0010】
(3) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に同時に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に同時に行なうこととした(請求項3)。
【0011】
(4) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に同時に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に同時に行なわせる制御手段を有することとした(請求項4)。
【0012】
なお、以下のように構成することができる。
(a) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後でかつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なうカラー画像形成方法。
【0013】
(b) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後でかつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有するカラー画像形成装置。
【0014】
(c) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうカラー画像形成方法。
【0015】
(d) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有するカラー画像形成装置。
【0016】
(e) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材の前記中間転写体に対する接触動作と前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作とを同時に、最終版の一次転写終了後でかつ次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なうカラー画像形成方法。
【0017】
(f) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材の前記中間転写体に対する接触動作と前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作とを同時に、最終版の一次転写終了後でかつ次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有するカラー画像形成装置。
【0018】
(g) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材の前記中間転写体に対する離間動作と前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する離間動作とを同時に、第1版の露光工
程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうカラー画像形成方法。
【0019】
(h) 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための、前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材の前記中間転写体に対する離間動作と前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する離間動作とを同時に、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有するカラー画像形成装置。
【0020】
【発明の実施の形態】
(一)各請求項記載の発明に共通する例
本発明の実施に適する画像形成装置の一例であるフルカラープリンタを示す図1において、潜像担持体としてのベルト状の感光体1は帯電チャージャ4により一様に帯電された後、レーザ光学装置5により画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここで、露光する画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の色情報に分解した単色の画像情報である。形成された静電潜像は、イエロー、マゼンタ、シアンのカラートナーを収容した3個の現像器を具備した回転型のカラー現像装置6および、該カラー現像装置6とは別に設けてある黒のトナーを収容した黒現像器を具備した現像装置7とにより各々所定のイエロー、マゼンタ、シアン、および黒トナーで重ね現像され、感光体1上に複数の色の重ねトナー画像が形成される。
【0021】
前記カラー現像装置6および現像装置7は各々所定の位置で前記感光体1と近接あるいは接触する各現像ローラを備え、感光体1上の潜像を非接触であるいは接触状態で顕像化する現像機能を有している。符号10は中間転写体たる中間転写ベルトを示し、該中間転写ベルト10は回動ローラ11、12の間に架設され、これら回動ローラ11、12の駆動により回動される。
【0022】
感光体1は、回動ローラ2、3の間に架設され、回動ローラの駆動により図中矢印A方向に回転する。回動ローラ11または回動ローラ12と回動ローラ2または回動ローラ3とは、共通の駆動モータにより駆動されるようにギヤ、プーリなど適宜の連結手段により連結されていて、感光体1と中間転写ベルト10とが接触する一次転写位置Eにおいて相対速度がゼロとなるように同期して同一方向に回動されるようになっている。
【0023】
感光体1は帯電チャージャ4により一様に帯電される。次いで、レーザ光学装置5からの色毎の光により露光され、後述する現像装置6または現像装置7により現像される毎に、該感光体1と同期して図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト10上に、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の単色毎に、中間転写ベルト10の内側に設けられた一次転写バイアスブラシ13に適正な転写バイアス電圧が印加されることにより、順次転写されていき、重ね転写される。
【0024】
すなわち、中間転写ベルト10上には、第1版としてのイエロートナー像の上に第2版としてのマゼンタトナー像、その上に第3版としてのシアントナー像、さらにその上に第4版としての黒トナー像が重ねられてカラートナー像が形成される。
【0025】
中間転写ベルト10上に重ね合わされたイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のトナーによる重ねトナー画像は、給紙カセット8から給紙ローラ9、レジストローラ60を経て転写部へ搬送された転写紙上に転写ローラ14により一括転写される。転写終了後、転写紙は定着装置18により定着されてフルカラー画像が完成する。
【0026】
符号15は感光体1のクリーニングブレード15Aを含む廃棄トナー回収容器、符号16は中間転写ベルト10のクリーニング装置をそれぞれ示し、該クリーニング装置16のクリーニングブレード16Aは画像形成中には中間転写ベルト10の表面より離間した位置に保たれ、トナー像の紙転写後のクリーニング時のみ図示のように中間転写ベルト10の表面に圧接される。
【0027】
図2は、図1に示したカラー画像形成装置の一部であるカラー現像装置の例を示している。図2において、感光体1の近傍には、カラー現像装置としての回転型(リボルバー型、ロータリー型ともいう。)の現像装置6とは別に黒トナーによる現像器を収容した黒現像器7が配置されている。この現像装置6においては、回転体を形成するケーシング20が回転中心Oを中心に回転自在に設けられ、ケーシング20は図示を省略した駆動機構により矢印C方向に回転される。また、上記ケーシング20はハッチングを付して示すように現像装置を3分割するような形状をしていて、これにより、イエロートナーによる現像器22−Y,マゼンタトナーによる現像器22−M,シアントナーによる現像器22−Cが形成されている。
【0028】
図3は、図2に示した現像装置6内の一つの現像器22−Yの現像ローラ23Yが感光体1上の所定の現像位置にある状態を示している。各現像器22−Y,22−M,22−Cにはそれぞれ、現像剤搬送部材としての円筒状の現像ローラ23Y,23M,23Cが設けられている。これらの各現像ローラ23Y,23M,23Cは、上記ケーシング20に設けられた開口部からその一部が外部に露出するように配置されていて、現像装置6は色情報に同期して図中矢印C方向に回転し、対応する静電潜像を現像する。
【0029】
本例における現像装置6の現像器22−Y,22−M、22−Cおよび現像装置7の現像器では非磁性一成分現像剤が用いれ、前記したように、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナーが収納されていて、現像装置6については回転中心Oを中心にして所定の現像器が所定の現像位置に位置するように回転して、該当する現像器のトナーにより順次感光体ベルト1上に形成された静電潜像を現像し、上述のように各トナー像を中間転写ベルト10上に重ね合わせ、転写紙上に一括転写することにより、フルカラー画像を形成する。
【0030】
図4は現像装置7の現像ローラ23が感光体1上の所定の現像位置にある状態を示している。現像装置7は現像容器41内に黒トナーを収容するタイプの現像器からなり、トナーエンド時を現像器の寿命とし交換時期とする、いわゆる現像カートリッジとして一体的に形成されている。この現像装置7においても現像装置6の各現像器22−Y,22−M,22−Cなどの現像ローラ23Y,23M,23Cなどと同様に現像ローラ23は感光体1と所定の線速比をもって矢印Aで示す感光体1の移動方向と同方向に移動するように、つまり連れ回り回転するように、感光体1に対向して配設されている。現像ローラ23の上方には、発泡ポリウレタンなどの弾性体からなる供給ローラ31が摺擦部において現像ローラ23と同方向に、所定の線速比をもって摺擦、連れ回り回転するように設けられている。さらに、厚さ0.1mm程度のステンレス薄板やまたはウレタンゴムなどの弾性体からなる薄層ブレード32が、その一端が現像ローラ23に接するように設けられている。現像容器41内には、薄層ブレード32近傍のトナーを撹拌する複数の羽根状部を有するパドル42が設けられている。また、供給ローラ31および現像ローラ23側にトナーを搬送、撹拌する第1のアジテータ43と第2のアジテータ44が設けられている。
【0031】
現像装置7は図示しない加圧手段により、感光体1に対して接離する方向である矢印D、D’で示す方向に可動状態に案内支持されるとともに離間する方向である矢印D’の向きに加圧されており、カム45の回転により現像ローラ23と感光体1とが接離される。
【0032】
図1に示したフルカラープリンタについて、中間転写ベルト10に対する転写ローラ14の接離制御および、中間転写ベルト10に対するクリーニグブレード16Aの接離制御のための各手段について説明する。
図1において中間転写ベルト10の外周面であって画像形成領域外の任意の部位と対向するようにして、マーク検知センサ50が設けられている。また、このマーク検知センサ50による検知可能領域にて移動する中間転写ベルト10上には、このマーク検知センサ50により読み取ることができるマークが印されている。このマーク検知センサ50によるマークの読み取り信号は、CPU(中央処理装置)51に入力されるようになっている。CPU51からは接離手段52、接離手段53にそれぞれ出力信号が出力されるようになっている。
【0033】
接離手段52は、例えば、転写ローラ14を収めたケーシングなどに連結されたソレノイドからなり、このソレノイドと上記ケーシングとは、リンクなどにより連結されている。この連結手段を便宜上、図1に二重線で示す。このケーシングは転写ローラ14が中間転写ベルト10に対して接離する方向に摺動自在に支持されていて、かつ、当接する向きに弾性手段により付勢されていて当接している。上記ソレノイドにオン信号が入力されると上記ケーシングはソレノイドにより引かれて移動し、転写ローラ14は中間転写ベルト10から離間した状態となる。上記ソレノイドにオフ信号が入力されれば、転写ローラ14は中間転写ベルト10に対して当接状態となる。
【0034】
上記接離手段52と転写ローラ14との関係と全く同様の構成が、接離手段53とクリーニングブレード16Aにも施されている。これにより、接離手段53を構成するソレノイドに、CPU51からオン信号が出力されるとクリーニングブレード16Aは中間転写ベルト10から離間した状態となるし、オフ信号が出力されると中間転写ベルト10に接触した状態となる。
【0035】
なお、上記の説明において、ソレノイドに代えて、半回転クラッチや、ロータリーソレノイドなどを使用して、これらの駆動により転写ローラ14を収めたケーシングや、クリーニングブレード16Aを収めたケーシングを移動して、中間転写ベルト10に対する転写ローラ14の接離制御や、中間転写ベルト10に対するクリーニングブレード16Aの接離制御をすることもできる。
【0036】
CPU51における制御の内容の例を図6に示す。図6において、ステップS1で、プリントスタート指令があると、所定のシーケンスに従い、図1に示すプリンタが駆動を開始し、画像形成のプロセスが進行する。ステップS2でマークの検知の有無が判断され、中間転写ベルト10の回転によりマークが検知されると、この検知信号がCPU51に取り込まれ、ステップS3で連続プリントモードか否かが判断される。連続プリントモードでなければ、ステップS4に進み、上記マークの検知時点を基準として1枚プリントが実行される。
【0037】
ステップS3で連続プリントモードであると判断されると、ステップS5に進み、上記マークの検知時点を基準として、連続プリントシーケンスが実行される。この連続プリントシーンケンスの具体的な内容は、後述する図5に即した説明のとおりである。ステップS5において、1枚のプリントが終える毎に、ステップS6を経てステップS2に進む工程が、指令された枚数のプリントが終わるまで繰り返される。
【0038】
図1において、一次転写バイアスブラシ13が設けられた部位に対応する中間転写ベルト10の外周面位置に感光体1が接触していて、この部位である一次転写位置Eにて一次転写が行なわれる。この一次転写位置Eを基点として中間転写ベルトが移動する矢印Bで示す向きに、転写ローラ14が中間転写ベルト10に接触している二次転写位置Fまでの距離は、出力可能な転写紙のうち、その送り方向での長さが最大のものの、その最大の転写紙の送り方向での長さ(以下、最大転写紙長という。)以上となるように、中間転写ベルト10を設定し、かつ該中間転写ベルト10のまわりに、感光体1、一次転写バイアスブラシ13、転写ローラ14を配置している。
【0039】
具体的には、出力可能な最大転写紙長をA4縦(紙の長手方向を送り方向とする場合。)の297mmとした場合、上記一次転写位置Eから二次転写位置Fまでの中間転写ベルト10の外周面に沿う距離は、301.1mmに設定する。
【0040】
このように配置および設定を行なうことにより、一次転写位置EでA4縦サイズのトナー像の第4版(黒トナー像)が全て感光体ベルト上から中間転写ベルト上へ転写されたとき、トナー像の先端は未だ二次転写位置へ到達していないこととなる。したがって、A4縦サイズのトナー像の第4版(黒トナー像)が全て感光体ベルト上から中間転写ベルト上へ転写された後に、転写ローラ14を、中間転写ベルト10から退避した位置から中間転写ベルト10に接触する位置へ転写紙を挟むように移動させ、この状態の下で二次転写を行なうことができる。
【0041】
このように配置および動作させることにより、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作を一次転写終了後に行なうことができ、転写ローラ14が転写ベルト10に接触して負荷変動を生じさせることがあっても、一次転写中の中間転写ベルト10および感光体1の駆動には影響を与えないので画像上での横スジなどの発生を回避できる。
【0042】
(二)例1
図1乃至図5を適宜参照しつつ説明する。
カラー画像の形成に際しては、まず、感光体1の駆動が行なわれ、それと同時に帯電チャージャ4により帯電が行なわれる。次に、レーザ光学装置5からの光により露光工程(光書き込み)が行なわれ、感光体1上に第1版イエロー用の静電潜像が形成される。この静電潜像が現像位置6の現像位置に移動してくると、現像器22−Yによりイエロートナーによるカラー現像が行なわれる。このイエロートナー像は、一次転写バイアスブラシ13によるバイアス印加により、一次転写位置Eにて中間転写ベルト10上に転写される。
【0043】
イエロートナーによる現像後、現像装置6が回転駆動機構により回転し、マゼンタトナーによる現像器22−Mが感光体1上の現像位置に対向する。一方、中間転写ベルト10上のイエロートナー像に同期するように感光体1上には第2版マゼンタ用の静電潜像が形成され、このマゼンタの静電潜像が現像位置に移動してくるのと同期して現像器22−Mによりマゼンタによるカラー現像が行なわれる。そして、マゼンタトナー像は前記イエロートナー像と同様に一次転写バイアスブラシ13のバイアス印加により、一次転写位置Eにて中間転写ベルト10上に重ね転写される。ここまでは、図5において省略した。図5では、次いで行なわれるカラー現像、一次転写の各工程が同様に実線で示されている時間の間、行なわれる。第3版(シアン)のカラー現像後、現像装置6は回転駆動機構により回転し、現像器22−Y,22−M,22−Cのいずれの現像器も感光体1と対向しない基準位置、例えば、図1、図2、図4に示す位置に停止される。
【0044】
最後に、中間転写ベルト10上の第1版(イエロー)、第2版(マゼンタ)、第3版(シアン)の重ねトナー像に同期するように第4版(黒)の静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置7が配置された現像位置に移動してくるのと同期して、現像装置7がカム45の回転により感光体1上の現像位置に移動し、黒現像が行なわれる。そして、この黒現像による黒トナー像も同様に中間転写ベルト10上の重ねトナー像に重ね転写される。
【0045】
黒トナー像の一次転写が全て終了後、Δt1の時間の間に転写ローラ14が中間転写ベルト10から離間退避した位置から中間転写ベルト10に接触する二次転写位置Fへ転写紙を挟むように移動し、転写紙への二次転写が行なわれる。
図5に示すタイミングチャートは連続プリント時のものであり、前プリントの第4版(黒)のトナー像の一次転写が全て終了(a点)後、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)が行なわれる。
【0046】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なわせるという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52およびこの接離手段を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が請求項2に記載した発明における制御手段の例となる。ここで、CPU51は接離手段52を制御する機能を有していれば十分であり、必ずしも接離手段53を制御する機能を有している必要はない。
【0047】
このような制御手段の働きにより、図5で説明したように、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作が、前プリントの最終版(第4版)の一次転写後であってかつ、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前に行なわれる。このように、二次転写工程に含まれる転写ローラ14の接触動作を一次転写終了(a点)後でかつ次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前、つまりΔt1の時間内のc点にて行なうことにより、一次転写中および次プリントの光書き込み中に、中間転写ベルトおよび感光体ベルトの駆動に影響を与えることなく、画像上に横スジなどが発生するのを防止できる。
【0048】
二次転写工程の開始は、▲1▼二次転写位置への転写紙先端の進入、▲2▼二次転写位置での中間転写ベルトへの転写ローラの接触、▲3▼二次転写位置への中間転写ベルトに担持されたトナー像の先端の進入、の3つの動作から構成される。これら3つの動作の理想的なタイミングとしては、上記▲1▼、▲2▼、▲3▼、の3動作が同時に行なわれることである。但し、必ず同一タイミングというのは、転写紙の紙種による微小スリップの発生という、精密制御しきれない要因のあるので、少なくとも▲1▼→▲2▼→▲3▼の順であることが必要である。これら一連の動作に要する時間は、▲1▼〜▲3▼までの時間が、転写紙の先端白抜け幅の許容値4.2mmを考慮すると0.04sec程度である。この際、▲1▼または▲3▼と同時、または▲2▼の動作は▲1▼と▲3▼の間であればどのタイミングでもよい。
【0049】
なお、本例の画像形成装置では、最大使用転写紙サイズをA4サイズとし、転写紙搬送方向での最大転写紙長さはA4縦送りで297mmである。最大使用転写紙サイズがA4縦送りの場合、Δt1=0.18secとなり、このとき、a点からc点までの時間は0.02secである。
また、最大使用転写紙サイズが、ダブルレター横の2枚取り(米国レターサイズ216mm×2+紙間40mm=472mm)で、このサイズの場合には、Δt1=0.21sec、a点からc点までの時間は0.03secである。
さらに、最大使用転写紙サイズをA3サイズとすれば当然、時間Δt1も大きくなり、Δt1=0.75sec、a点からc点までの時間は0.57secである。
【0050】
(三)例2
図5において、二次転写工程が開始(c点)された後に、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが開始(b点)され、この光書き込み工程の終了(d点)と略同時に前プリントの二次転写工程が終了(e点)する。本例では、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み工程の終了(d点)後に中間転写ベルト10に対する転写ローラ14の離間動作を行なう。そして、この転写ローラ14の中間転写ベルト10からの離間動作後に次プリントの第2版(マゼンタ)の光書き込みを開始(f点)する。
【0051】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、転写ローラ14の中間転写ベルト10からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なわせるという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52およびこの接離手段を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が発明における制御手段の例となる。ここで、CPU51は接離手段52を制御する機能を有していれば十分であり、必ずしも接離手段53を制御する機能を有している必要はない。
【0052】
このような制御手段の働きにより、図5で説明したように、転写ローラ14の中間転写ベルト10からの離間動作を第1版の露光工程終了後(光書き込み終了後)(d点)で第2版の露光工程開始(光書き込み開始)(f点)以前、つまり図5に示すΔt2の時間の間に行なうことにより転写ローラ14が中間転写ベルト10から離間することに伴う中間転写ベルト10の負荷変動があっても、光書き込み中ではないので、中間転写ベルト10および感光体1の負荷変動により画像上に横スジなどが発生するのを回避できる。
【0053】
(四)例3
図5において、まず感光体1の駆動が行なわれ、それと同時に帯電チャージャ4により帯電が行なわれる。次に、露光工程において光書き込みが行なわれ、感光体1上にイエローの静電潜像が形成される。
この静電潜像が現像位置に移動してくると、イエローの現像器22−Yにより現像が行なわれる。そのトナー像は一次転写位置Eにて、一次転写バイアスブラシ13によるバイアス印加により、中間転写ベルト10上に一次転写される。次に、現像装置6が回転駆動装置により回転させられ、マゼンタの現像器22−Mが感光体1上の所定の現像位置に対向するようになる。さらに中間転写ベルト10上のトナー像に同期するように感光体1上にマゼンタの静電潜像が形成され、この静電潜像が現像位置に移動してくるのと同期して現像器22−Mにより現像が行なわれる。そしてマゼンタトナー像は、一次転写バイアスブラシ13によるバイアス印加により、中間転写ベルト上に重ね転写される。ここまでは、図5において省略した。図5では、次いで行なわれる第3版(シアン)画像の光書き込
み、カラー現像、一次転写の各工程が同様に実線で示される時間の間、行なわれる。第3版(シアン)の現像後、現像装置6は回転駆動機構により回転させられ、現像器22Y,22M,22Cのいずれの現像器も感光体1と対向しない基準位置、例えば図1、図2、図4に示す位置に停止される。
【0054】
最後に、中間転写ベルト10上の第1版(イエロー)、第2版(マゼンタ)、第3版(シアン)の重ねトナー像に同期するように第4版(黒)の静電潜像が、現像装置7が配置された現像位置に移動してくるのと同期して、現像装置7がカム45の回転により感光体1上の現像位置に移動し、黒現像が行なわれる。そしてこの黒現像による黒トナー像も同様に中間転写ベルト上の重ねトナー像に重ね転写される。
【0055】
黒トナー像の一次転写が全て終了後、Δt1の時間の間に転写ローラ14が中間転写ベルト10から離間退避した位置から中間転写ベルト接触する二次転写位置Fへ転写紙を挟むように移動し、転写紙への二次転写が行なわれる。
【0056】
さらに黒トナー像の一次転写が全て終了後、中間転写ベルト10のクリーニング部材であるクリーニングブレード16Aが中間転写ベルト10から退避した位置から中間転写ベルト10に接触する位置へ移動し、中間転写ベルト10上の残トナーのクリーニングが行なわれる。
【0057】
図5に示すタイミングチャートは連続プリント時の状態を示すものであり、前プリントの第4版(黒)トナー像の一次転写が全て終了(a点)後、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが開始(b点)される。本例では、クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する接触動作は第4版(黒)の一次転写終了(a点)後であって、かつ、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前つまり、図5におけるΔt1の時間内に行なわれる。
【0058】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、前記クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後でかつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なうという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52およびこの接離手段を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が発明における制御手段の例となる。ここで、CPU51は接離手段53を制御する機能を有していれば十分であり、必ずしも接離手段52を制御する機能を有している必要はない。
【0059】
このような制御手段の働きにより、図5で説明したように、クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する接触動作を一次転写終了(a点)後でかつ、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前に行なうことにより、クリーニングブレード16Aが中間転写ベルト10に接触することによって中間転写ベルト10および感光体1の負荷変動が生じても、一次転写中および次プリントの光書き込み中ではないので、中間転写ベルトおよび感光体ベルトの負荷変動があっても画像上に横スジなどの不具合が発生することがない。
【0060】
(五)例4
図5において、中間転写ベルト10にクリーニングブレード16Aが接触することにより中間転写ベルト10のクリーニング工程が開始された後に、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが開始(b点)され、この光書き込み工程の終了(d点)と略同時に中間転写ベルト10からクリーニングブレード16Aが離間することによって中間転写ベルトのクリーニング工程が終了する。本例では、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが終了(d点)後にクリーニングブレード16Aを中間転写ベルト10から離間させる。さらに、クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10からの離間動作後に次プリントの第2版(マゼンタ)の光書き込みを開始(f点)する。
【0061】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52およびこの接離手段を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が発明における制御手段の例となる。ここで、CPU51は接離手段53を制御する機能を有していれば十分であり、必ずしも接離手段52を制御する機能を有している必要はない。
【0062】
このような制御手段の働きにより、中間転写ベルトのクリーニング部材の離間動作を次プリントの第1版(イエロー)の露光工程(光書き込み)終了(d点)後で第2版(マゼンタ)の光書き込み開始(f点)以前、つまり時間Δt2の間に行なうことにより、クリーニングブレード16Aが中間転写ベルト10から離間することによって中間転写ベルト10および感光体1の負荷変動が生じても光書き込み中ではないので、中間転写ベルトおよび感光体の負荷変動があっても画像上に横スジなどの不具合が発生することがない。
【0063】
(六)例5
図5において、まず感光体1の駆動が行なわれ、それと同時に帯電チャージャ4により帯電が行なわれる。次に、露光工程において光書き込みが行なわれ、感光体1上にイエローの静電潜像が形成される。
この静電潜像が現像位置に移動してくると、イエローの現像器22−Yにより現像が行なわれる。そのトナー像は一次転写位置Eにて、一次転写バイアスブラシ13によるバイアス印加により、中間転写ベルト10上に一次転写される。次に、現像装置6が回転駆動装置により回転し、マゼンタの現像器22−Mが感光体1上の現像位置に対向するようになる。さらに中間転写ベルト10上のトナー像に同期するように感光体1上にマゼンタの静電潜像が形成され、この静電潜像が現像位置に移動してくるのと同期して現像器22−Mにより現像が行なわれる。そしてマゼンタトナー像は、一次転写バイアスブラシ13によるバイアス印加により、中間転写ベルト上に重ね転写される。ここまでは、図5において省略した。
【0064】
図5では、次いで行なわれる第3版(シアン)画像の光書き込み、カラー現像、一次転写の各工程が同様に実線で示される時間の間、行なわれる。第3版(シアン)の現像後、現像装置6は回転駆動機構により回転し、現像器22Y,22M,22Cのいずれの現像器も感光体1と対向しない基準位置、例えば図1、図2、図4に示す位置に停止される。
【0065】
最後に、中間転写ベルト10上の第1版(イエロー)、第2版(マゼンタ)、第3版(シアン)の重ねトナー像に同期するように第4版(黒)の静電潜像が、現像装置7が配置された現像位置に移動してくるのと同期して、現像装置7がカム45の回転により感光体1上の現像位置に移動し、黒現像が行なわれる。そしてこの黒現像による黒トナー像も同様に中間転写ベルト上の重ねトナー像に重ね転写される。
【0066】
黒トナー像の一次転写が全て終了後、Δt1の時間の間に転写ローラ14が中間転写ベルト10から離間退避した位置から中間転写ベルト接触する二次転写位置Fへ転写紙を挟むように移動し、転写紙への二次転写が行なわれる。この転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作と同時に、クリーニングブレード16Aが中間転写ベルト10から退避した位置から中間転写ベルトに接触する位置へ移動し、中間転写ベルト10上の残トナーのクリーニングが行なわれる。
【0067】
図5に示す連続プリントにおいて、前プリントの第4版(黒)トナー像の一次転写が全て終了(a点)後、Δt1の時間をおいてb点より次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが行なわれる。図5に示すように本例のカラー画像形成方法では、前プリントの第4版(黒)トナー像の一次転写が全て終了(a点)後、c点より前プリントの二次転写に入るが、この二次転写のための転写ローラ14の転写ベルト10に対する接触動作とクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10への接触動作とは、略同時に前プリントの第4版(黒)トナー像の一次転写終了(a点)後であって次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前、つまりΔt1の時間の間に行なわれる。
【0068】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作と前記クリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する接触動作とを同時に、最終版の一次転写終了後でかつ次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なうという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52、接離手段53およびこれら接離手段52、53を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が発明における制御手段の例となる。
【0069】
このような制御手段の働きにより、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する接触動作とクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10への接触動作とを、略同時に、一次転写終了(a点)後でかつ、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始(b点)以前、つまり、Δt1の時間の間に行なうことにより、中間転写ベルトおよび感光体ベルトの駆動に影響を与える時間がトータルで短く済み、かつ一次転写中および次プリントの書き込み中に、中間転写ベルト10および感光体1の駆動に影響を与えることなく、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始を少しでも早くできるので、結果的に中間転写ベルトの周長を短くでき、連続時のプリント枚数(単位時間当たりのプリント枚数)を多くすることができる。
【0070】
(七)例6
図5において、二次転写工程開始(a点〜c点)後および中間転写ベルトのクリーニング工程が開始(a点)後、約Δt1の時間後に、次プリントの第1版(イエロー)の露光工程(光書き込み)が開始(b点)され、この露光工程の終了(d点)と略同時に前プリントの二次転写工程および中間転写ベルトのクリーニング工程が終了(e点)する。本例では、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込みが終了(d点)後に、転写ローラ14の中間転写ベルト10からの離間動作とクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10からの離間動作とを同時に行なう。さらにこれら、中間転写ベルト10からの転写ローラ14の離間動作およびクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10からの離間動作後に、次プリントの第2版(マゼンタ)の光書き込みを開始する。
【0071】
上記したように、カラー画像の連続プリント時に、転写ローラ14の中間転写ベルト10に対する離間動作とクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10に対する離間動作とを同時に、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうという動作は、図1に示した中間転写ベルト10上のマーク、マーク検知センサ50、接離手段52、接離手段53およびこれら接離手段52、53を作動させるCPU51などの働きにより行なわれる。よって、これらの部材が請求項8に記載した発明における制御手段の例となる。
【0072】
このような制御手段の働きにより、転写ローラ14の中間転写ベルト10からの離間動作およびクリーニングブレード16Aの中間転写ベルト10からの離間動作とを同時に、第1版の光書き込み終了(d点)後で第2版の光書き込み開始(f点)以前、つまりΔt2の時間の間に行なうことにより、中間転写ベルト10および感光体の駆動に影響を与える時間がトータルで短く済み、光書き込み中に、中間転写ベルトおよび感光体ベルトの駆動に影響を与えることなく、次プリントの第2版(マゼンタ)の光書き込み開始を少しでも早くできるので、結果的に中間転写ベルトの周長を短くでき、連続時のプリント枚数(単位時間当たりのプリント枚数)を多くできる。
【0073】
本例においては、出力可能な最大転写紙長をA4縦の297mmとしたが、出力可能が最大転写紙長をA3縦としたカラー画像形成装置においては、A4縦297mmの代わりにA3縦420mmを適用すれば、同様の装置構成およびタイミング制御を適用でき、同様の作用効果を達成できる。
また、中間転写ベルト上にA4横のトナー像を2面担持することも可能であり、この場合には、A4縦297mmの代わりに、A4横210mm×2+紙間(例えば40mmとすると)=460mmを適用すれば、同様の装置構成およびタイミング制御を適用できる。
【0074】
【発明の効果】
請求項1および請求項2記載の発明については、中間転写体への各部材(転写部材およびクリーニング部材)の接触動作を、最終版の一次転写終了後でかつ次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行なうので、一次転写中および次プリントの光書き込み中に、中間転写体および静電像担持体の駆動に影響を与えることなく画像上に横スジなどが発生するのを防止することができるとともに、
中間転写体からの上記各部材の離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうので、光書き込み中に中間転写体および潜像担持体の駆動に影響を与えることなく画像上に横スジなどが発生するのを防止することができる。
請求項3および請求項4記載の発明については、中間転写体への上記各部材の接触動作を、最終版の一次転写終了後でかつ次のプリントの第1版の露光工程開始以前に同時に行なうので、中間転写体および静電像担持体の駆動に影響を与える時間をトータルで短くし、一次転写中および次プリントの光書き込み中に、中間転写体および静電像担持体の駆動に影響を与えることなく、次プリントの第1版(イエロー)の光書き込み開始を少しでも早くし、結果的に中間転写体の周長を短くでき、連続時のプリント枚数(単位時間当たりのプリント枚数)を多くできるとともに、
中間転写体からの上記各部材の離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に同時に行なうので、中間転写体および静電像担持体の駆動に影響を与える時間をトータルで短くし、光書き込み中に、中間転写体および静電像担持体の駆動に影響を与えることなく、次プリントの第2版(マゼンタ)の光書き込み開始を少しでも早くし、結果的に中間転写体の周長を短くでき、連続時のプリント枚数(単位時間当たりのプリント枚数)を多くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に適するカラー画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を説明した図である。
【図2】現像装置と中間転写ベルトとの関係を部分的に拡大して説明した要部断面図である。
【図3】光書き込みと第1版(イエロー)現像を行なっているときの現像装置を説明した図である。
【図4】第4版(黒)現像を行なっているときの現像装置を説明した図である。
【図5】カラープリント時における工程および諸部材の動作タイミングを説明したタイミングチャートである。
【図6】制御手段による制御手順を説明したタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 (中間転写体としての)中間転写ベルト
14 (転写部材としての)転写ローラ
16A (クリーニング部材としての)クリーニングブレード
50 (制御手段としての)マーク検知センサ
51 (制御手段としての)CPU
52 (制御手段としての)接離手段
53 (制御手段としての)接離手段
Claims (4)
- 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、
カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なうことを特徴とするカラー画像形成方法。 - 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、
カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に行なわせる制御手段を有することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置を用いて行なうカラー画像形成方法において、
カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の露光工程開始以前に同時に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に同時に行なうことを特徴とするカラー画像形成方法。 - 静電像担持体と、この静電像担持体上に形成された潜像をトナーにより現像する複数の現像器と、これらの現像器により前記静電像担持体上に形成された複数の色のトナー像が一次転写される中間転写体と、この中間転写体上に転写された重ねトナー像を転写紙上に転写する二次転写工程を行なうための前記中間転写体に接離可能な転写部材と、前記中間転写体に接離可能なクリーニング部材とを有し、前記中間転写体上の一次転写位置から二次転写位置までの距離を、当該カラー画像形成装置で出力可能とされる最大転写紙の長さよりも長く設定したカラー画像形成装置において、
カラー画像の連続プリント時に、前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体に対する接触動作を、最終版の一次転写終了後で、かつ、次のプリントの第1版の 露光工程開始以前に同時に行ない、かつ前記転写部材および前記クリーニング部材の前記中間転写体からの離間動作を、第1版の露光工程終了後で第2版の露光工程開始以前に同時に行なわせる制御手段を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
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