JP3616343B2 - 高周波スイッチ回路およびそれを用いた通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体基板上に形成されるスイッチ半導体集積回路としての2入力4出力型の高周波スイッチ回路、およびそれを用いて構成される携帯電話端末等の通信端末装置に関するものである。本発明は、特に低挿入損失かつ高アイソレーションが要求される2入力4出力型の高周波スイッチ回路、およびそれを用いて構成される通信端末装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、自動車電話や携帯電話端末等を始めとする移動体通信ビジネスの発展は目覚しい。昨今では世界各国において様々な移動体通信システムの運用が開始されている。一方、これらの移動体通信システムでは、多くの携帯電話端末の信号処理部分に半導体電界効果トランジスタ(Field−effect transistor)が使用されている。
【0003】
特に携帯性が重要視される携帯電話端末の場合、小型化と、低電圧駆動と、低消費電力化とを同時に実現できる半導体集積回路素子としてGaAs電界効果トランジスタを用いたモノリシック マイクロウェーブ IC(MMIC(Monolithic Microwave IC))が盛んに開発されている。中でも携帯電話端末内で高周波信号を切り替える高周波スイッチ回路の開発が重要となってきている。
【0004】
電界効果トランジスタをスイッチングデバイスとして使用するには、電界効果トランジスタのゲート端子に印加するバイアス電圧を制御する必要がある。例えば、ゲート端子にピンチオフ電圧よりも十分に高いゲートバイアスを印加してドレイン−ソース間を低インピータンスにすることにより電界効果トランジスタをオン状態に制御し、逆にゲート端子にピンチオフ電圧よりも十分に低いゲートバイアスを印加してドレイン−ソース間を高インピータンスにすることにより電界効果トランジスタをオフ状態に制御することができる。
【0005】
このようにして、GaAs電界効果トランジスタ単体で用いる場合、挿入損失は小さいが、アイソレーションを高くできないという問題がある。電界効果トランジスタ単体において高アイソレーションを得るには電界効果トランジスタのゲート幅を小さくすれば良いが、ゲート幅を小さくするとオン抵抗が増大するため、挿入損失が増加するという問題があり、低挿入損失、高アイソレーションの両立は難しい。
【0006】
このように電界効果トランジスタ単体での低挿入損失、高アイソレーションの両立は難しいが、電界効果トランジスタを組み合わせることにより、この問題の解決が図られている。
【0007】
このような構成のスイッチ回路の例として、信号経路に対してシリーズ電界効果トランジスタとシャント電界効果トランジスタをそれぞれ1個ずつ組み合わせてなるSPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチがある。この構成にすることにより、オフ状態のシリーズ電界効果トランジスタより容量成分を介して漏れてくるRF信号をオン状態にあるシャントの電界効果トランジスタがグラウンドに引き込むことができ、高アイソレーションが得られるようになる。
【0008】
また、TDMA(Time Division Multiple Access)通信方式を用いるデジタル携帯電話端末では、付属アンテナと外部アンテナ(検査用アンテナ)との切り替え、および携帯電話端末に内蔵されている送信部と受信部との切り替えにDPDT(Dual Pole Dual Throw)スイッチが用いられる。DPDTスイッチは第1、第2の入力端子と第1、第2の出力端子をもち、第1、第2の入力端子からの信号を第1、第2の出力端子にそれぞれ出力するか、逆に第2、第1の出力端子に出力するかを切り替え出力するスイッチである。
【0009】
このDPDTスイッチを用いた装置例として、通信端末装置について説明する。
【0010】
図5にこのDPDTスイッチを用いた通信端末装置のRF信号処理部分であるRF部を示す。この通信端末装置は、2つのアンテナ1,2と送信部(TX)3および受信部(RX)4との接続を切り替えることができるようになっている。
【0011】
そのために、DPDTスイッチ7は、4個の信号端子RF2,RF4,RF5,RF6を有している。また、信号端子RF2と信号端子RF4とを連絡する信号経路にスイッチS3を挿入接続(シリーズ接続)し、信号端子RF4と信号端子RF5とを連絡する信号経路にスイッチS4を挿入接続(シリーズ接続)し、信号端子RF5と信号端子RF6とを連絡する信号経路にスイッチS5を挿入接続(シリーズ接続)し、信号端子RF6と信号端子RF2とを連絡する信号経路にスイッチS6を挿入接続(シリーズ接続)している。そして、信号端子RF2には受信部4が接続され、信号端子RF5には送信部3が接続され、信号端子RF6にはアンテナ1が接続され、信号端子RF4にはアンテナ2が接続されている。
【0012】
この構成を用いた場合、受信部4への信号を2つのアンテナ1,2から切り替えて入力することができ、また送信部3からの信号を各々2つのアンテナ1,2へ切り替えて出力することができる。
【0013】
ところが、現在の携帯電話端末のアンテナ部は、ダイバーシティ受信を行うため、送受信アンテナであるホイップアンテナと受信アンテナである内蔵アンテナの2つで構成され、また携帯電話端末の出荷検査を行うために、ホイップアンテナと内蔵アンテナに対応する2つの検査用アンテナで構成されるため、高周波スイッチの構成としては、アンテナ側端子として第1アンテナ(ホイップアンテナ)、第2アンテナ(内蔵アンテナ)、第3アンテナ(第1アンテナに対応する検査用アンテナ)、第4アンテナ(第2アンテナに対応する検査用アンテナ)にそれぞれ接続される4つの信号端子がある。なお、第3および第4アンテナに接続されるアンテナ端子は検査端子と呼ばれ、出荷検査時に検査用アンテナに接続されるが、通常使用時はオープンになっている。
【0014】
そのため、高周波スイッチは、送受信の切り替え、第1アンテナおよび第2アンテナと第3アンテナおよび第4アンテナとの切り替え、受信アンテナダイバーシティのための受信アンテナ切り替えの3種類の切り替え機能をもち、いずれのパスも高周波スイッチ内部で接続できるように構成されている。
【0015】
この高周波スイッチ回路を用いた装置例として、通信端末装置について説明する。
【0016】
図6にこの高周波スイッチを用いた通信端末装置のRF信号処理部分であるRF部を示す。この通信端末装置は、高周波スイッチ回路として図5で示したDPDTスイッチ7に代えて、2入力4出力型スイッチ8を用いている。この2入力4出力型スイッチは、図5で示したDPDTスイッチ7の構成に以下の構成を追加している。すなわち、2つの信号端子RF1,RF3を設け、信号端子RF2と信号端子RF1とを連絡する信号経路にスイッチS1を挿入接続(シリーズ接続)し、信号端子RF2と信号端子RF3とを連絡する信号経路にスイッチS2を挿入接続(シリーズ接続)している。そして、信号端子RF1にアンテナ5を接続し、信号端子RF3にアンテナ6を接続している。上記のアンテナ1,2はそれぞれホイップアンテナとホイップアンテナに対応した検査用アンテナ、アンテナ5,6はそれぞれ内蔵アンテナと内蔵アンテナに対応した検査用アンテナである。
【0017】
図7は図6に示した2入力4出力型スイッチ8の具体的な構成を示す回路図である。図7において、FET1〜FET6は、スイッチS1〜S6をそれぞれ構成するシリーズの電界効果トランジスタである。FET7は信号端子RF6を基準電位(GND)に接続するシャントの電界効果トランジスタ、FET8は信号端子RF1を基準電位(GND)に接続するシャントの電界効果トランジスタである。各電界効果トランジスタFET1〜FET8は各々制御バイアス電圧CTL1〜CTL10によってオンオフが制御される。その他の構成については、図6について説明したとおりである。特に、電界効果トランジスタFET7,FET8は、従来例では単に基準電位(GND)と導通させるだけの機能を有し、外部回路と整合させる特性インピーダンスは有していない。
【0018】
つぎに、図6および図7に示した通信端末装置の送受信動作を説明する。TDMA方式においては、送信動作と受信動作は同時に実行されない。そのため、制御バイアス電圧CTL1〜CTL8のハイ・ローを切り替えることにより送信動作と受信動作とを期間を分けて行うよう制御している。これらの制御バイアス電圧CTL1〜CTL8に基づく2入力4出力スイッチ8の動作状態を図8に真理値表として示す。
【0019】
まず、信号端子RF1−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF2−RF1)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET1,FET7がオン状態となり、電界効果トランジスタFET2〜FET6,FET8がオフ状態になることから、信号端子RF1−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF1−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0020】
次に、信号端子RF3−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF2−RF3)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET2,FET7,FET8がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1,FET3〜FET6がオフ状態になることから、信号端子RF3−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF3−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0021】
次に、信号端子RF6−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF2−RF6)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET4,FET6,FET8がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET3,FET5,FET7がオフ状態になることから、信号端子RF6−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF6−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0022】
次に、信号端子RF4−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF2−RF4)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET3,FET5,FET7,FET8がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1,FET2,FET4,FET6がオフ状態になることから、信号端子RF4−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF4−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0023】
次に、信号端子RF5−信号端子RF6間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF5−RF6)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET3,FET5,FET8がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET2,FET4,FET6,FET7がオフ状態になることから、信号端子RF5−信号端子RF6間が低損失状態になり、信号端子RF5−信号端子RF6間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0024】
次に、信号端子RF5−信号端子RF4間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図8のONPORT(RF5−RF4)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET4,FET6〜FET8がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET3,FET5がオフ状態になることから、信号端子RF5−信号端子RF4間が低損失状態になり、信号端子RF5−信号端子RF4間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、特定の経路に信号を通過させた時に、開放端の経路はどの経路とも接続していない構成となっている。例えば、図8における、信号端子RF1−信号端子RF2間をオン状態にした場合、信号端子RF3および信号端子RF4はセット実装状態で開放端となり、これらの信号端子RF3およびRF4を通る経路で定在波が発生する。
【0026】
上記の定在波が発生している経路(信号端子RF3,RF4を通る経路)と、信号経路(信号端子RF1−信号端子RF2間)とは電界効果トランジスタFET2,FET3などをオフ状態にすることにより分離しているが、電界効果トランジスタFET2,FET3のオフ状態は、コンデンサとみなすことができ、信号経路と定在波の発生している経路とはコンデンサで分離されているとみなされる。この時、分離のためのコンデンサでは、定在波の影響を完全に除去することができず、その影響のため信号経路における挿入損失が特定の周波数で急激に悪化するという挿入損失の周波数依存性の問題があった。つまり、挿入損失の帯域内リプルが発生するという問題があった。
【0027】
図9に従来構成における挿入損失の測定結果を示す。横軸が周波数、縦軸が挿入損失である。図9に示されるように、ある周波数において急激に挿入損失が悪化することが見られる。
【0028】
DPDTスイッチにシャントの電界効果トランジスタを接続した構成は、特開平9−55682号公報などで公開されているが、DPDTスイッチでは、オープン状態になる端子が存在しないが、2入力4出力型スイッチでは、信号経路以外の4端子がオープン状態になりうる。
【0029】
半導体基板上のオープン状態の端子はボンディングワイヤを介してリードと接続され、半導体基板、ボンディングワイヤ、リードで半導体装置を構成する。リードはプリント基板上の配線、その他の素子と接続されている。このオープン状態の端子では、このような様々なものが接続されることにより共振回路ができてしまい、この共振の影響がオープン状態の端子に影響を及ぼし、オープン状態の端子と電界効果トランジスタFETを介して接続している信号に影響を及ぼす。
【0030】
この点がDPDTスイッチと本発明の2入力4出力スイッチの大きな違いである。
【0031】
本発明の目的は、挿入損失の周波数依存性を改善できる高周波スイッチ回路およびそれを用いた通信端末装置を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の高周波スイッチ回路、つまり2入力4出力型スイッチ回路は、携帯電話端末の高周波スイッチ回路で開放端となる経路を外部インピータンスと整合させるスイッチを有していることを特徴とする。また、通信端末装置は、上記の高周波スイッチ回路を用いて構成されている。
【0033】
具体的に説明すると、第1の発明の高周波スイッチ回路は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1のスイッチと、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2のスイッチと、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3のスイッチと、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4のスイッチと、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5のスイッチと、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6のスイッチと、第6の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第7のスイッチと、第1の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第8のスイッチと、第4の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第9のスイッチと、第3の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第10のスイッチとを備えている。そして、第7,第8,第9および第10のスイッチのオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしている。
【0034】
この構成によれば、第6,第1,第4および第3の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第7,第8,第9および第10のスイッチを設け、第7,第8,第9および第10のスイッチのオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしたので、第6,第1,第4および第3の信号端子を各々信号経路に使用しないときに第7,第8,第9および第10のスイッチを各々導通させることにより、信号経路への定在波の影響を抑えることができ、挿入損失の周波数依存性を改善できる。
【0035】
第2の発明の高周波スイッチ回路は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段と、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段と、第6の信号端子と基準電位との間に接続された第7の電界効果トランジスタ段と、第1の信号端子と基準電位との間に接続された第8の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と基準電位との間に接続された第9の電界効果トランジスタ段と、第3の信号端子と基準電位との間に接続された第10の電界効果トランジスタ段と、第1から第10までの電界効果トランジスタ段の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧を印加する第1から第10までの制御線とを備えている。そして、第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしている。
【0036】
この構成によれば、第6,第1,第4および第3の信号端子と基準電位との間に第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段を設け、第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしたので、第6,第1,第4および第3の信号端子を各々信号経路に使用しないときに第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段を各々動作させることにより、信号経路への定在波の影響を抑えることができ、挿入損失の周波数依存性を改善できる。
【0037】
第3の発明の高周波スイッチ回路は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段と、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段と、第6の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第7の電界効果トランジスタ段および第1の抵抗器と、第1の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第8の電界効果トランジスタ段および第2の抵抗器と、第4の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第9の電界効果トランジスタ段および第3の抵抗器と、第3の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第10の電界効果トランジスタ段および第4の抵抗器と、第1から第10までの電界効果トランジスタ段の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧を印加する第1から第10までの制御線とを備えている。そして、第7の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第1の抵抗器の抵抗値との和が、第6の信号端子と接続される第1の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第8の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第2の抵抗器の抵抗値との和が、第1の信号端子と接続される第2の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第9の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第3の抵抗器の抵抗値との和が、第4の信号端子と接続される第3の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第4の抵抗器の抵抗値との和が、第3の信号端子と接続される第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たすようにしている。
【0038】
この構成によれば、第6,第1,第4および第3の信号端子と基準電位との間に第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段と第1,第2,第3および第4の抵抗器との直列回路を各々設け、第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしたので、第6,第1,第4および第3の信号端子を各々信号経路に使用しないときに第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段を各々動作させることにより、挿入損失の周波数依存性を改善できる。しかも、インピーダンスを抵抗器によって実現しているので、電界効果トランジスタ段の動作時のインピーダンスを小さくすることができ、抵抗器を半導体基板上に形成することによって、第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタのサイズを小さくでき、したがってチップサイズを低減することができる。
【0039】
第4の発明の通信端末装置は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1のスイッチと、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2のスイッチと、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3のスイッチと、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4のスイッチと、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5のスイッチと、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6のスイッチと、第6の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第7のスイッチと、第1の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第8のスイッチと、第4の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第9のスイッチと、第3の信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択する第10のスイッチとを備え、第7,第8,第9および第10のスイッチのオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにした高周波スイッチ回路と、第1,第3,第4および第6の信号端子にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナと、第2の信号端子に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナにおいて受信した高周波信号を入力する受信部と、第5の信号端子に接続されて高周波信号を第3および第4のアンテナに出力する送信部とを具えている。
【0040】
この構成によれば、第1の発明の高周波スイッチ回路と同様の作用を有する。
【0041】
第5の発明の通信端末装置は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段と、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段と、第6の信号端子と基準電位との間に接続された第7の電界効果トランジスタ段と、第1の信号端子と基準電位との間に接続された第8の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と基準電位との間に接続された第9の電界効果トランジスタ段と、第3の信号端子と基準電位との間に接続された第10の電界効果トランジスタ段と、第1から第10までの電界効果トランジスタ段の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧を印加する第1から第10までの制御線とを備え、第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスが、第6,第1,第4および第3の信号端子と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにした高周波スイッチ回路と、第1,第3,第4および第6の信号端子にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナと、第2の信号端子に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナにおいて受信した高周波信号を入力する受信部と、第5の信号端子に接続されて高周波信号を第3および第4のアンテナに出力する送信部とを具えている。
【0042】
この構成によれば、第2の発明の高周波スイッチ回路と同様の作用を有する。
【0043】
第6の発明の通信端末装置は、第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子と、第1の信号端子と第2の信号端子とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第3の信号端子とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第4の信号端子とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段と、第4の信号端子と第5の信号端子とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段と、第5の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段と、第2の信号端子と第6の信号端子とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段と、第6の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第7の電界効果トランジスタ段および第1の抵抗器と、第1の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第8の電界効果トランジスタ段および第2の抵抗器と、第4の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第9の電界効果トランジスタ段および第3の抵抗器と、第3の信号端子と基準電位との間に直列に接続された第10の電界効果トランジスタ段および第4の抵抗器と、第1から第10までの電界効果トランジスタ段の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧を印加する第1から第10までの制御線とを備え、第7の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第1の抵抗器の抵抗値との和が、第6の信号端子と接続される第1の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第8の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第2の抵抗器の抵抗値との和が、第1の信号端子と接続される第2の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第9の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第3の抵抗器の抵抗値との和が、第4の信号端子と接続される第3の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、かつ第10の電界効果トランジスタ段のオン時の特性インピーダンスと第4の抵抗器の抵抗値との和が、第3の信号端子と接続される第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たすようにした高周波スイッチ回路と、第1,第3,第4および第6の信号端子にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナと、第2の信号端子に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナにおいて受信した高周波信号を入力する受信部と、第5の信号端子に接続されて高周波信号を第3および第4のアンテナに出力する送信部とを具えている。
【0044】
この構成によれば、第3の発明の高周波スイッチ回路と同様の作用を有する。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の状態について、図面を参照しながら説明する。
【0046】
[実施の形態1]
図1に本発明の高周波スイッチ回路、つまり2入力4出力型スイッチ回路の回路図を示す。本発明の2入力4出力型のスイッチ回路において、図7に示す従来の2入力4出力型スイッチ回路と異なる点は、信号端子RF3,信号端子RF4に対してシャントの位置関係にある電界効果トランジスタFET10、電界効果トランジスタFET9を接続した点である。すなわち、信号端子RF3と基準電位(GND)との間に電界効果トランジスタFET10を接続し、信号端子RF4と基準電位(GND)との間に電界効果トランジスタFET9を接続している。
【0047】
この場合、電界効果トランジスタFET7,FET8,FET9,FET10は、従来例とは異なり信号端子RF6,RF1,RF4,RF3にそれぞれ接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピータンスと整合するように、特性インピーダンスが設計されている。
【0048】
電界効果トランジスタFET1〜FET6は対応する2つの信号端子間を導通させるか開放させるかを選択するスイッチとして機能し、電界効果トランジスタFET7〜FET10は対応する信号端子を基準電位に接続、すなわち接地するか開放するか選択するスイッチとして機能し、上記したように、導通状態で外部回路と整合する特性インピーダンスを有している。
【0049】
その他の回路構成については、図7に示した従来例と同様である。
【0050】
この場合、制御バイアス電圧CTL1〜CTL10として、図3の2入力4出力型スイッチの動作状態に示す制御バイアス電圧を印加することにより、いずれかのアンテナから受信部へ、あるいは送信部からいずれかのアンテナへRF信号を伝えることができる。
【0051】
この2入力4出力型スイッチでは、入力端子を信号端子RF2と信号端子RF5とし、出力端子を信号端子RF1,信号端子RF3,信号端子RF4,信号端子RF6とした。
【0052】
この2入力4出力型スイッチ回路で信号端子RF1−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL10を図3のONPORT(RF2−RF1)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET1,FET7,FET9,FET10がオン状態となり、電界効果トランジスタFET2〜FET6,FET8がオフ状態になることから、信号端子RF1−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF1−信号端子RF2の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0053】
また、信号端子RF3,RF4,RF6は接地される。これによってアイソレーションが高められている。信号端子RF5と信号端子RF2の間は2段の電界効果トランジスタによって分離されているので、信号端子RF5については、特に接地しなくても、十分なアイソレーションが得られる。
【0054】
この時、これまでの2入力4出力型スイッチでは、信号端子RF3および信号端子RF4の経路の状態が決まらないため、セット実装状態で開放端となり、開放端となる信号端子RF4,RF3と接続されるボンディングワイヤやリード、またリードと接続するプリント基板上の配線や素子によって引き起こされる共振の影響により、信号端子RF3,RF4を通る経路で定在波が発生していたが、本発明の実施の形態1の2入力4出力型スイッチでは、電界効果トランジスタFET9,FET10を動作(オン)状態にすることにより信号端子RF3,RF4の経路を、外部回路の特性インピーダンスに対してインピーダンス整合した特性インピーダンスで接地することができる。そのため、基板実装状態でもこれらの経路への定在波の影響を及ぼさない状態にできる。
【0055】
これは、開放端となる信号端子RF3,RF4と接続されるボンディングワイヤやリード、またリードと接続するプリント基板上の配線や素子によって引き起こされる共振を、開放端となる端子をシャントの電界効果トランジスタFET9,FET10で外部回路との整合条件を保った状態で接地することにより、開放端と電界効果トランジスタFET2,FET3で接続されている信号経路に共振の影響を及ぼさないようにすることが可能となるためである。
【0056】
本実施の形態1においては、電界効果トランジスタFET7,FET8,FET9,FET10は約50μmのゲート幅を有しており、オン時の特性インピーダンスを約50Ωとし、外部回路の特性インピータンスと整合するよう設計されている。実施の形態1における電圧定在波比は1.5である。
【0057】
ここで、定在波について説明する。定在波の発生は、信号端子に接続されるものによって影響されるため、外部回路によって変化する。したがって、定在波の発生を抑えることができるかどうかは、回路によって異なるが、発生した定在波の影響が信号経路に及ぶのを本発明の実施の形態によると抑制することができる。
【0058】
なお、定在波比は、ある入力電力に対して反射電力を測定し、以下の式から求めることができる。
【0059】
電力定在波比=(入力電力+反射電力)/(入力電力−反射電力)
上記の値が1に近いのが望ましく、2.0以下であれば、実用可能である。1.5という値は実用可能な範囲に入っている。
【0060】
次に、信号端子RF3−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図3のONPORT(RF2−RF3)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET2,FET7,FET8,FET9がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1,FET3〜FET6,FET10がオフ状態になることから、信号端子RF3−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF3−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0061】
また、信号端子RF1,RF4,RF6が接地される。これによってアイソレーションが高められている。信号端子RF5と信号端子RF2の間は2段の電界効果トランジスタによって分離されているので、信号端子RF5については、特に接地しなくても、十分なアイソレーションが得られる。
【0062】
次に、信号端子RF6−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図3のONPORT(RF2−RF6)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET4,FET6,FET8〜FET10がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET3,FET5,FET7がオフ状態になることから、信号端子RF6−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF6−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0063】
また、信号端子RF1,RF3,RF4が接地される。また、電界効果トランジスタFET4がオンになることにより、信号端子RF5も接地される。これによってアイソレーションが高められている。
【0064】
次に、信号端子RF4−信号端子RF2間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図3のONPORT(RF2−RF4)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET3,FET5,FET7,FET8,FET10がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1,FET2,FET4,FET6,FET9がオフ状態になることから、信号端子RF4−信号端子RF2間が低損失状態になり、信号端子RF4−信号端子RF2間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0065】
また、信号端子RF1,RF3,RF6が接地される。また、電界効果トランジスタFET5がオンになることにより、信号端子RF5が接地される。これによってアイソレーションが高められている。
【0066】
次に、信号端子RF5−信号端子RF6間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図3のONPORT(RF5−RF6)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET3,FET5,FET8〜FET10がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET2,FET4,FET6,FET7がオフ状態になることから、信号端子RF5−信号端子RF6間が低損失状態になり、信号端子RF5−信号端子RF6間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0067】
また、信号端子RF1,RF3,RF4が接地される。また、電界効果トランジスタFET3がオンになることにより、信号端子RF2が接地される。これによってアイソレーションが高められている。
【0068】
次に、信号端子RF5−信号端子RF4間をオン状態にする場合について述べる。この時、各制御バイアス電圧CTL1〜CTL8を図3のONPORT(RF5−RF4)で示すような電圧にする。その結果、電界効果トランジスタFET4,FET6〜FET8,FET10がオン状態となり、電界効果トランジスタFET1〜FET3,FET5,FET9がオフ状態になることから、信号端子RF5−信号端子RF4間が低損失状態になり、信号端子RF5−信号端子RF4間の信号経路はRF信号を伝えることができるようになる。
【0069】
また、信号端子RF1,RF3,RF6が接地される。また、電界効果トランジスタFET6が接地されることにより、信号端子RF2が接地される。これによってアイソレーションが高められている。
【0070】
図4に実施の形態1における挿入損失の測定結果を示す。横軸が周波数、縦軸が挿入損失である。図4に示されるように、実施の形態1によれば、特定の周波数における急激な挿入損失の悪化は生じない。
【0071】
この構成によって、セット基板実装状態で開放端となる経路において発生している定在波の影響を、送受信経路に及ぼさなくすることができ、特定の経路において発生していた挿入損失の帯域内リプルをなくすことができる。
【0072】
[実施の形態2]
図2に本発明の2入力4出力型のスイッチ回路を示す。本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、電界効果トランジスタFET7〜FET10のそれぞれのそれぞれ端子と接地(GND)との間に抵抗器R1,R2,R3,R4を挿入した点である。これらの抵抗器R1,R2,R3,R4は電界効果トランジスタFET7〜FET10とともに、半導体基板上にイオン注入法により作成したものである。
【0073】
実施の形態2の構成により、開放端となる端子が接続するボンディングワイヤやリード、またリードと接続する基板上の配線や素子によって引き起こされる共振を、開放端となる端子をシャント電界効果トランジスタFET9,FET10,FET7,FET8と抵抗器R1,R2,R3,R4との合成インピータンスを外部回路のインピータンスと整合させることができるため、開放端と電界効果トランジスタで接続されている信号経路に共振の影響を及ぼさないようにすることが可能となる。
【0074】
本実施の形態2においては、電界効果トランジスタFET9,FET10,FET7,FET8のオン時の特性インピーダンスと抵抗器R1,R2,R3,R4の合計の抵抗値を各々約50Ωとし、外部インピータンスと整合するよう設計されている。実施の形態2における電圧定在波比は1.6である。
【0075】
この実施の形態2における挿入損失の測定結果は、図4に示したものと同じである。
【0076】
この実施の形態をとることにより、実施の形態1と比べ電界効果トランジスタサイズを小さくすることができることからチップサイズを小さくすることができるという利点がある。
【0077】
この構成によって、セット基板実装状態で開放端となる経路において発生している定在波の影響を、送受信経路に及ぼさなくすることができ、特定の経路において発生していた挿入損失の帯域内リプルをなくすことができる。
【0078】
なお上記の実施例においては、電界効果トランジスタFET1から電界効果トランジスタFET10に制御バイアス電圧CTL1〜CTL10をそれぞれ印加する場合について述べたが、各制御端子に印加する制御バイアス電圧を、論理回路を用いて生成することができる。
【0079】
電界効果トランジスタFET1〜FET10のオンオフを制御するには、10個の電界効果トランジスタFET1〜FET10に制御バイアス電圧を与えるための10本の入力端子が必要であるが、今回の回路構成の場合、6つの経路のうちの1つを選択する構成であるので、図3に示した真理値表(入力が6個で、出力が10個)を実現する論理回路を作成すれば、入力端子が6個で済む。さらに6つ経路から1つの経路の選択は、3本の信号線の状態の組み合わせによって実現できるので、入力端子は3個で済むことになる。
【0080】
さらに上記の実施の形態においては、各電界効果トランジスタは1段構成で示していたが、それぞれの電界効果トランジスタを多段構成とすることができる。
【0081】
また上記の実施の形態においては、電界効果トランジスタとしてシングルゲート電界効果トランジスタを用いる場合について述べたが、本発明は、これに限らずマルチゲート電界効果トランジスタを用いる場合にも適用できる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明の高周波スイッチ回路およびそれを用いた通信端末装置は、開放端となる信号端子を基準電位に接続するか開放するか選択するスイッチを設け、このスイッチの導通時の特性インピーダンスを、外部回路の特性インピーダンスと整合するように設定したことにより、挿入損失の帯域内リプルを除去することができ、挿入損失の周波数依存性をなくすことができる。
【0083】
また、本発明の高周波スイッチ回路およびそれを用いた通信端末装置は、開放端となる信号端子と基準電位との間に、外部回路の特性インピーダンスと整合する特性インピーダンスを動作時に有する電界効果トランジスタまたは電界効果トランジスタおよび抵抗器の直列回路を接続したことにより、挿入損失の帯域内リプルを除去することができ、挿入損失の周波数依存性をなくすことができる。特に、電界効果トランジスタおよび抵抗器の直列回路を接続した場合には、整合のためのインピーダンスを抵抗器の抵抗で分担することができ、電界効果トランジスタを小さくでき、したがってチップサイズを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャント電界効果トランジスタを備えた本発明の実施の形態1の高周波スイッチ回路である2入力4出力型スイッチの具体構成を示す回路図である。
【図2】シャント電界効果トランジスタを備えた本発明の実施の形態2の高周波スイッチ回路である2入力4出力型スイッチの具体構成を示す回路図である。
【図3】図1および図2の2入力4出力型スイッチの動作を示す真理値表である。
【図4】図1および図2の2入力4出力型スイッチの挿入損失特性を示す特性図である。
【図5】従来のDPDTスイッチを用いた通信端末装置のRF部を示す回路図である。
【図6】従来の2入力4出力型スイッチを用いた通信端末装置のRF部を示す回路図である。
【図7】従来の2入力4出力型スイッチの具体構成を示す回路図である。
【図8】図7の2入力4出力型スイッチの動作を示す真理値表である。
【図9】図7に示す2入力4出力型スイッチの挿入損失特性を示す特性図である。
【符号の説明】
FET1〜FET10 電界効果トランジスタ
CTL1〜CTL10 制御バイアス電圧
R1〜R4 抵抗器
Claims (10)
- 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1のスイッチ(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2のスイッチ(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3のスイッチ(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4のスイッチ(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5のスイッチ(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6のスイッチ(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第7のスイッチ(FET7)と、
前記第1の信号端子(RF1)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第8のスイッチ(FET8)と、
前記第4の信号端子(RF4)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第9のスイッチ(FET9)と、
前記第3の信号端子(RF3)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第10のスイッチ(FET10)とを備え、
前記第7,第8,第9および第10のスイッチ(FET7,FET8,FET9,FET10)のオン時の特性インピーダンスが、前記第6,第1,第4および第3の信号端子(RF6,RF1,RF4,RF3)と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしたことを特徴とする高周波スイッチ回路。 - 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)と基準電位(GND)との間に接続された第7の電界効果トランジスタ段(FET7)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記基準電位(GND)との間に接続された第8の電界効果トランジスタ段(FET8)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記基準電位(GND)との間に接続された第9の電界効果トランジスタ段(FET9)と、
前記第3の信号端子(RF3)と前記基準電位(GND)との間に接続された第10の電界効果トランジスタ段(FET10)と、
前記第1から第10までの電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧(CTL1〜CTL10)を印加する第1から第10までの制御線とを備え、
前記第7、第8、第9および第10の電界効果トランジスタ段(FET7,FET8,FET9,FET10)のオン時の特性インピーダンスが、前記第6、第1、第4および第3の信号端子(RF6,RF1,RF4,RF3)と接続される第1、第2、第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにしたことを特徴とする高周波スイッチ回路。 - 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)と基準電位(GND)との間に直列に接続された第7の電界効果トランジスタ段(FET7)および第1の抵抗器(R4)と、前記第1の信号端子(RF1)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第8の電界効果トランジスタ段(FET8)および第2の抵抗器(R3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第9の電界効果トランジスタ段(FET9)および第3の抵抗器(R1)と、
前記第3の信号端子(RF3)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第10の電界効果トランジスタ段(FET10)および第4の抵抗器(R2)と、
前記第1から第10までの電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧(CTL1〜CTL10)を印加する第1から第10までの制御線とを備え、
前記第7の電界効果トランジスタ段(FET7)のオン時の特性インピーダンスと前記第1の抵抗器(R4)の抵抗値との和が、前記第6の信号端子(RF6)と接続される第1の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第8の電界効果トランジスタ段(FET8)のオン時の特性インピーダンスと前記第2の抵抗器(R3)の抵抗値との和が、前記第1の信号端子(RF1)と接続される第2の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第9の電界効果トランジスタ段(FET9)のオン時の特性インピーダンスと前記第3の抵抗器(R1)の抵抗値との和が、前記第4の信号端子(RF4)と接続される第3の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第10の電界効果トランジスタ段(FET10)のオン時の特性インピーダンスと前記第4の抵抗器(R2)の抵抗値との和が、前記第3の信号端子(RF3)と接続される第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たすようにしたことを特徴とする高周波スイッチ回路。 - 前記第1から第10の電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)に印加する制御バイアス電圧(CTL1〜CTL10)を生成する論理回路を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の高周波スイッチ回路。
- 前記第1から第10の電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)は、複数の電界効果トランジスタの直列接続回路によって構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の高周波スイッチ回路。
- 前記電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)を構成する電界効果トランジスタはそれぞれマルチゲート電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項2または3に記載の高周波スイッチ回路。
- 第1から第10までの各電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)と前記第1から第4までの各抵抗器(R4,R3,R1,R2)は半導体基板上に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の高周波スイッチ回路。
- 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1のスイッチ(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2のスイッチ(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3のスイッチ(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4のスイッチ(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5のスイッチ(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6のスイッチ(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第7のスイッチ(FET7)と、
前記第1の信号端子(RF1)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第8のスイッチ(FET8)と、
前記第4の信号端子(RF4)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第9のスイッチ(FET9)と、
前記第3の信号端子(RF3)を基準電位(GND)に接続するか開放するか選択する第10のスイッチ(FET10)とを備え、
前記第7,第8,第9および第10のスイッチ(FET7,FET8,FET9,FET10)のオン時の特性インピーダンスが、前記第6,第1,第4および第3の信号端子(RF6,RF1,RF4,RF3)と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにした高周波スイッチ回路と、
前記第1,第3,第4および第6の信号端子(RF1,RF3,RF4,RF6)にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)と、
前記第2の信号端子(RF2)に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)において受信した高周波信号を入力する受信部(4)と、
前記第5の信号端子(RF5)に接続されて高周波信号を前記第3および第4のアンテナ(2,1)に出力する送信部(3)とを具えたことを特徴とする通信端末装置。 - 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)と基準電位(GND)との間に接続された第7の電界効果トランジスタ段(FET7)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記基準電位(GND)との間に接続された第8の電界効果トランジスタ段(FET8)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記基準電位(GND)との間に接続された第9の電界効果トランジスタ段(FET9)と、
前記第3の信号端子(RF3)と前記基準電位(GND)との間に接続された第10の電界効果トランジスタ段(FET10)と、
前記第1から第10までの電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧(CTL1〜CTL10)を印加する第1から第10までの制御線とを備え、
前記第7,第8,第9および第10の電界効果トランジスタ段(FET7,FET8,FET9,FET10)のオン時の特性インピーダンスが、前記第6,第1,第4および第3の信号端子(RF6,RF1,RF4,RF3)と接続される第1,第2,第3および第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件をそれぞれ満たすようにした高周波スイッチ回路と、
前記第1,第3,第4および第6の信号端子(RF1,RF3,RF4,RF6)にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)と、
前記第2の信号端子(RF2)に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)において受信した高周波信号を入力する受信部(4)と、
前記第5の信号端子(RF5)に接続されて高周波信号を前記第3および第4のアンテナ(2,1)に出力する送信部(3)とを具えたことを特徴とする通信端末装置。 - 第1,第2,第3,第4,第5および第6の信号端子(RF1〜RF6)と、
前記第1の信号端子(RF1)と前記第2の信号端子(RF2)とを連絡する第1の信号経路に挿入接続された第1の電界効果トランジスタ段(FET1)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第3の信号端子(RF3)とを連絡する第2の信号経路に挿入接続された第2の電界効果トランジスタ段(FET2)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第4の信号端子(RF4)とを連絡する第3の信号経路に挿入接続された第3の電界効果トランジスタ段(FET3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記第5の信号端子(RF5)とを連絡する第4の信号経路に挿入接続された第4の電界効果トランジスタ段(FET4)と、
前記第5の信号端子(RF5)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第5の信号経路に挿入接続された第5の電界効果トランジスタ段(FET5)と、
前記第2の信号端子(RF2)と前記第6の信号端子(RF6)とを連絡する第6の信号経路に挿入接続された第6の電界効果トランジスタ段(FET6)と、
前記第6の信号端子(RF6)と基準電位(GND)との間に直列に接続された第7の電界効果トランジスタ段(FET7)および第1の抵抗器(R4)と、前記第1の信号端子(RF1)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第8の電界効果トランジスタ段(FET8)および第2の抵抗器(R3)と、
前記第4の信号端子(RF4)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第9の電界効果トランジスタ段(FET9)および第3の抵抗器(R1)と、
前記第3の信号端子(RF3)と前記基準電位(GND)との間に直列に接続された第10の電界効果トランジスタ段(FET10)および第4の抵抗器(R2)と、
前記第1から第10までの電界効果トランジスタ段(FET1〜FET10)の制御端子に第1から第10までの制御バイアス電圧(CTL1〜CTL10)を印加する第1から第10までの制御線とを備え、
前記第7の電界効果トランジスタ段(FET7)のオン時の特性インピーダンスと前記第1の抵抗器(R4)の抵抗値との和が、前記第6の信号端子(RF6)と接続される第1の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第8の電界効果トランジスタ段(FET8)のオン時の特性インピーダンスと前記第2の抵抗器(R3)の抵抗値との和が、前記第1の信号端子(RF1)と接続される第2の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第9の電界効果トランジスタ段(FET9)のオン時の特性インピーダンスと前記第3の抵抗器(R1)の抵抗値との和が、前記第4の信号端子(RF4)と接続される第3の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たし、
かつ前記第10の電界効果トランジスタ段(FET10)のオン時の特性インピーダンスと前記第4の抵抗器(R2)の抵抗値との和が、前記第3の信号端子(RF3)と接続される第4の外部回路の特性インピーダンスとの整合条件を満たすようにした高周波スイッチ回路と、
前記第1,第3,第4および第6の信号端子(RF1,RF3,RF4,RF6)にそれぞれ電気的に接続された第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)と、
前記第2の信号端子(RF2)に接続されて第1,第2,第3および第4のアンテナ(5,6,2,1)において受信した高周波信号を入力する受信部(4)と、
前記第5の信号端子(RF5)に接続されて高周波信号を前記第3および第4のアンテナ(2,1)に出力する送信部(3)とを具えたことを特徴とする通信端末装置。
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