JP3603468B2 - 液晶表示パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイオード方式の液晶表示パネルに関するものである。更に詳しくは、液晶表示パネルの製造工程で発生する静電気からダイオード素子を保護するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダイオード方式の液晶表示パネルでは、図6に示すように、2枚のガラス基板10、20を数μmの隙間(セルギャップ)を介して対向するように固定し、その隙間に液晶30を封入した構造になっている。そのうち、下側のガラス基板10には多数の走査線11(信号線)が列方向に形成されている。また、ガラス基板10には周囲を非表示領域101で囲まれた部分が有効表示領域102として区画され、この有効表示領域102内には一定のピッチでMIMダイオード12(ダイオード素子)と、このMIMダイオード12に接続する画素電極13とがマトリクス状に構成されている。一方、カラーフィルター21が構成されている側のガラス基板20には透明なデータ線が短冊状の対向電極22として構成されている。また、ガラス基板10、20の外側には偏光板19、29が配置され、そのうち偏光板29は検光子として機能する。
【0003】
このようなガラス基板10、20は、それらを多数取りできる大型のガラス基板上にそれぞれ構成された後、大型のガラス基板の状態のままで貼り合わせ、その後に分割されたものである。なお、大型のガラス基板から分割された後のガラス基板10、20に対しては、走査線11や対向電極22に駆動信号や画像信号を出力するIC(半導体装置)等が実装される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液晶表示パネルでは、IC等が実装されるまでの間、液晶30を配向させるためのラビング工程や大型のガラス基板を分割するダイシング工程などにおいてガラス基板10に静電気が発生しやすく、発生した静電気はMIMダイオード12を損傷させるという問題点がある。このようなMIMダイオード12の損傷は点欠陥などといった表示不良の原因となる。特に、ダイオード方式の液晶表示パネルでは、MIMダイオード12の絶縁膜が薄いので、その分、静電気によってMIMダイオード12が破壊しやすい。そこで、ダイオード方式の液晶表示パネルについては各種の静電破壊への対策が考えられているが、いずれの方法もTFT方式で行われているものをそのまま転用したものであるため、ダイオード方式の液晶表示パネルに適用したときには、製造工程数が増えてしまうなどといった問題点がある。
【0005】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ダイオード方式の液晶表示パネルにおいて、製造工程数を増やすことなく、製造工程中に発生する静電気からアクティブ素子としてのダイオード素子を保護し、点欠陥などといった表示不良の発生を防ぐことのできる構造を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明では、外周側を非表示領域で囲まれた有効表示領域内に画素電極および表示用ダイオード素子を備える画素がマトリクス構成され、かつ、同列上に位置する各ダイオード素子のそれぞれに接続する信号線が列方向に延びる第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板との間に所定のセルギャップを構成するように対向配置され、前記画素電極に対向する対向電極が構成された第2の絶縁基板と、該第2の絶縁基板と前記第1の絶縁基板との間に封入された液晶層とを有する液晶表示パネルにおいて、
前記第1の絶縁基板の前記非表示領域には、前記表示用ダイオード素子と同時形成されて前記信号線に接続する複数の静電破壊防止用ダイオード素子を備え、
該静電破壊防止用ダイオード素子は、上層側電極と下層側電極との重畳部分における前記下層側電極の段差部分の長さ寸法が、前記重畳部分に位置する前記下層側電極の外端縁が入り組んでいることにより前記段差部分の寸法が前記表示用ダイオード素子の前記段差部分の寸法よりも長いことを特徴とする。
【0007】
本発明は、ダイオード素子では下層側電極と上層側電極との重畳部分において下層側電極の段差部分の寸法が長いほど絶縁破壊が発生しやすいことに着目したものである。すなわち、下層側電極の段差部分の長さ寸法を表示用ダイオード素子よりも静電破壊防止用ダイオード素子で長くすることによって、静電破壊防止用ダイオード素子の耐電圧を表示用ダイオード素子の耐電圧よりも低くしてある。従って、液晶表示パネルの製造工程中に静電気が発生しても、この静電気によって破壊されるのは、静電破壊防止用ダイオード素子であり、表示用ダイオード素子は静電気から保護される。それ故、ダイオード方式の液晶表示パネルにおいて、製造工程中に発生した静電気に起因する点欠陥などといった表示不良の発生を防ぐことができる。また、静電破壊防止用ダイオード素子は、あくまで有効表示領域の外周側にある非表示領域(液晶表示パネルの額縁部分に相当する部分)に形成され、この非表示領域を有効に利用しているだけであるので、有効表示領域を狭くする必要がない。さらに、静電破壊防止用ダイオード素子を構成する各要素部分は、いずれも表示用ダイオード素子の各要素部分を形成する際に同時形成したものであるため、製造工程数は従来のままであるという利点がある。
【0008】
本発明において、静電破壊防止用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法を表示用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法よりも長くするにあたっては、たとえば、静電破壊防止用ダイオード素子の下層側電極は前記重畳部分において外端縁が入り組んでいる形状とする。
【0009】
また、本発明において、静電破壊防止用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法を表示用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法よりも長くするにあたっては、静電破壊防止用ダイオード素子の下層側電極が前記重畳部分で複数の部分に分岐している形状としてもよい。このように構成すると、下層側電極に隙間がある分だけ、重畳面積の狭い静電破壊防止用ダイオード素子を形成できるとともに、1つの静電破壊防止用ダイオード素子が耐電圧の低い複数のダイオード素子に分割された状態となるので、表示用ダイオード素子を静電気からより確実に防止できるという利点がある。
【0010】
本発明において、静電破壊防止用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法は、静電破壊防止用ダイオード素子の前記段差部分の長さ寸法の2倍以上であることが好ましい。このように構成した場合には、ダイオード方式の液晶表示パネルの製造工程中に通常発生する静電気のレベルであれば、表示用ダイオード素子を確実に保護できる。
【0011】
本発明では、さらに、静電破壊防止用ダイオード素子は、前記重畳部分の面積が表示用ダイオード素子の前記重畳部分の面積よりも狭いことが好ましい。たとえば、静電破壊防止用ダイオード素子の前記重畳部分の面積は、表示用ダイオード素子の前記重畳部分の面積の1/2以下であることが好ましい。このように構成すると、静電破壊防止用ダイオード素子は、表示用ダイオード素子よりも容量が小さい分、静電破壊を受けやすくなるので、表示用ダイオード素子をより確実に保護できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において従来技術と共通する部分については同じ符号を付すとともに、同じ図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明を適用したMIMダイオード方式の液晶表示パネルの概略構成図である。
【0014】
図1において、液晶表示パネル1では、2枚のガラス基板10、20(絶縁基板)を数μmの隙間を介して対向するように固定し、その隙間に液晶30を封入した構造になっている。下側のガラス基板10(第1の絶縁基板)には多数の走査線11(信号線)が列方向に平行に形成されている。ガラス基板10のうち、周りを非表示領域101で囲まれた有効表示領域102には、上記の走査線11に対して、一定のピッチでMIMダイオード12(表示用ダイオード素子)と、このMIMダイオード12に接続する画素電極13とを備える画素16がマトリクス状に構成されている。非表示領域101は、液晶表示パネル1におけるいわゆる額縁領域に相当する部分であり、有効表示領域102においてのみ表示が行われる。一方、カラーフィルター21が構成されている側のガラス基板20に透明なデータ線が短冊状の対向電極22として構成されている。カラーフィルター21と対向電極22との位置関係については、いずれが上層または下層であってもよい。なお、下側のガラス基板10に信号線(データ線)が形成され、カラーフィルター21が構成されている側のガラス基板20に走査線11が形成される場合もある。
【0015】
このように構成すると、走査線11と対向電極22とが実質的に交差した状態にあり、これらの交差部分に対応するようにして、画素電極13と対向電極22との間に挟まれた部分に液晶セル31が構成された状態にある。また、ガラス基板10、20の外側には偏光板19、29が光学的に直交配置され、そのうち、偏光板29は検光子として機能する。
【0016】
このようにして貼り合わされたガラス基板10、20の間において、液晶30は、たとえば、図2(A)に示すように、配向膜やラビング処理により所定のツイスト角およびプレチルト角をもって配向するTM型の液晶であり、ノーマリホワイトホワイトモードであれば、液晶セル22に電界が印加されていない状態では液晶分子32がねじれ配向しているので白表示となる。これに対して、図2(B)に示すように、液晶セル22に電界が印加されると、液晶分子32のねじれ配向が解除されるので黒表示となる。
【0017】
図3(A)に示すように、有効表示領域102に表示用として構成されたMIMダイオード12では、タンタル酸化膜などといった下地保護膜(図示せず。)を形成した透明なガラス基板10の表面に厚さが1500オングストローム程度のタンタル電極121(表示用MIMダイオード素子の下層側電極)が形成され、その表面には陽極酸化によって厚さが500オングストローム程度のタンタル酸化膜122(陽極酸化膜/絶縁膜)が形成されている。ガラス基板10の表面にはITO電極からなる画素電極13も形成されている。タンタル酸化膜122の表面には厚さが800オングストローム程度のクロム電極123(表示用MIMダイオード素子の上層側電極)が形成され、このクロム電極123とタンタル電極121とは、タンタル酸化膜122を介して対向しMIMダイオード12を構成している。クロム電極123は、画素電極13に電気的接続しており、MIMダイオード12は、この画素電極13に対応する液晶セル31をアドレスし、液晶セル31に情報を書き込み可能である。なお、タンタル電極121は、図3(B)に示すように、走査線11の一部として形成され、この走査線11の表面にもタンタル酸化膜122が形成されている。
【0018】
再び図1において、本発明を適用した液晶表示パネル1では、ガラス基板10のうち非表示領域101を利用して、その製造工程中にガラス基板10に発生した静電気からMIMダイオード12を保護するようになっている。すなわち、ガラス基板10の非表示領域101には、有効表示領域102から両側に各走査線11の両端部110がはみ出した状態にあり、この両端部110に対しては、MIMダイオード12を静電破壊から保護するためのダミー画素17が有効表示領域102の両側それぞれに画素16と同じピッチ間隔で複数形成されている。
【0019】
このダミー画素17では、図3(A)、(B)に示すように、まず、走査線11の両端部110の一部としてのタンタル電極43(静電破壊防止用MIMダイオード素子の下層側電極)が形成され、このタンタル電極43の表面にはMIMダイオード12のタンタル酸化膜122と同時形成されたタンタル酸化膜122が形成されている。また、タンタル電極43に対向するように、タンタル酸化膜122の表面にはクロム電極42(静電破壊防止用MIMダイオード素子の上層側電極)が形成され、このクロム電極42は、MIMダイオード12のクロム電極123と同時形成されたクロム層である。すなわち、表示用のMIMダイオード12の製造工程を援用して、非表示領域101には静電破壊防止用のMIMダイオード41が形成されている。また、ダミー画素17には、画素16の画素電極13と同時形成されたITO膜からなるダミー画素電極44も形成されている。
【0020】
本発明では、ダイオード素子12、41においてタンタル電極121、43とクロム電極123、42との重畳部分120、40におけるタンタル電極121、43の段差部分1210、430で絶縁破壊が集中して起こることから、段差部分1210、430の寸法が長いほど絶縁破壊が発生しやすいことに着目したものである。よって、本発明では、表示用のMIMダイオード12の重畳部分120におけるタンタル電極121の段差部分1210の長さ寸法よりも、静電破壊防止用のMIMダイオード41の重畳部分40におけるタンタル電極43の段差部分430の長さ寸法を長くしてある。
【0021】
すなわち、図3(B)に表示用のMIMダイオード12および静電破壊防止用のMIMダイオード41をそれぞれ拡大して示してあるように、表示用のMIMダイオード12では、タンタル電極121の外端縁が直線的であるのに対して、静電破壊防止用のMIMダイオード41では、タンタル電極43の外端縁が入り組んだ形状になっている。従って、静電破壊防止用のMIMダイオード41では、タンタル電極43の外端縁が入り組んでいる分だけ、タンタル電極43の段差部分430が長いので、静電破壊防止用のダイオード素子41の耐電圧は、表示用のダイオード素子12の耐電圧よりも低い。
【0022】
このように構成した液晶表示パネル1では、製造工程中に静電気が発生しても、この静電気は、複数の静電破壊防止用のMIMダイオード41のうち、外側のダミー画素17に位置するものから順に破壊していくだけであり、表示用のMIMダイオード12は静電気から保護される。それ故、ダイオード方式の液晶表示パネル1において、製造工程中に発生した静電気に起因する点欠陥などといった表示不良の発生を防ぐことができる。また、静電破壊防止用のダイオード素子41は、あくまで有効表示領域102の外周側にある非表示領域101に形成され、この非表示領域101を有効に利用しているだけであるので、ダミー画素17を形成するといっても有効表示領域102を狭くする必要がない。さらに、静電破壊防止用のダイオード素子41を構成する各要素部分は、いずれも表示用のダイオード素子12の各要素部分を形成する際に同時形成したものであるため、製造工程数は従来のままであるという利点がある。
【0023】
ここで、静電破壊防止用のMIMダイオード41におけるタンタル電極43の段差部分430の長さ寸法を、表示用のMIMダイオード12におけるタンタル電極121の段差部分1210の長さ寸法に対して約2倍以上と設定すれば、通常の製造工程中で発生する静電気から表示用のMIMダイオード12を保護することができる。
【0024】
また、本例では、表示用のMIMダイオード12におけるタンタル電極121の幅はたとえば4μmであり、クロム電極123の幅はたとえば4μmである。これに対して、静電破壊防止用のMIMダイオード41では、タンタル電極43とクロム電極42との重畳部分40における面積を、表示用のダイオード素子12におけるタンタル電極121とクロム電極123との重畳部分120の面積よりも狭くしてある。たとえば、静電破壊防止用のMIMダイオード41の重畳部分40の面積を、表示用のダイオード素子12の重畳部分120の面積の1/2としてある。従って、静電破壊防止用のMIMダイオード41は、表示用のMIMダイオード12よりも容量が小さい分、静電破壊を受けやすくなるので、表示用のMIMダイオード12をより確実に保護できる。
【0025】
このような液晶表示パネル1は、たとえば、ガラス基板10を多数取りできる大型のガラス基板上にMIMダイオード12、41などを形成した後、この大型のガラス基板に対して対向電極などを形成した別の大型のガラス基板を貼り合わせ、しかる後に、貼り合わせた2枚の大型のガラス基板を分割することによって製造される。
【0026】
すなわち、大型のガラス基板に対して厚さが1500オングスローム程度のタンタル膜を形成した後、このタンタル膜をフォトリソグラフィ技術によりパターニングし、図3(A)、(B)に示すように、タンタル電極121、43および走査線11を残す。ここで、走査線11は、ガラス基板10として分割される各領域を列方向に貫通するように形成されているので、各領域からすれば、走査線11の両端部110が有効表示領域102から非表示領域101にはみ出した状態にある。
【0027】
次に、タンタル電極121、43の表面に陽極酸化を施し、厚さが500オングストローム程度のタンタル酸化膜122を形成する。走査線11上にもタンタル酸化膜122が形成され、その両端部110にもタンタル酸化膜122が形成される。
【0028】
続いて、タンタル酸化膜122に対して300℃〜400℃の温度条件でアニール処理を行う。
【0029】
次に、大型ガラス基板の表面にITO膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングを行い、ITO膜からなる画素電極13およびダミー画素電極44を残す。
【0030】
次に、大型ガラス基板の表面に厚さが800オングストローム程度のクロム膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術によりパターニングを行い、クロム電極123、42を形成する。その結果、有効表示領域102には表示用のMIMダイオード12が形成され、非表示領域101には静電破壊防止用のMIMダイオード41が形成される。このMIMダイオード41は、以降の工程中に発生する静電気から有効表示領域102のMIMダイオード12を保護する。
【0031】
次に、大型ガラス基板に対して、すでにカラーフィルタなどを形成した別の大型ガラス基板を貼り合わせた後、液晶30の封入を行い、しかる後に、各基板に分割するダイシング工程を行う。この間には、配向膜の形成、ギャップ剤の散布、大型ガラス基板を布で擦って液晶30を配向させるラビング工程などといった周知の工程が行われる。
【0032】
ここで、ラビング工程やダイシング工程を行うと静電気が発生し、ここで発生した静電気は有効表示領域102にある表示用のMIMダイオード12を破壊しようとする。それでも、本発明では、ラビング工程やダイシング工程を行う前に、静電破壊防止用のMIMダイオード41がすでに形成されているので、静電気が発生したとしても、この静電気は走査線11を伝って非表示領域101にある静電破壊防止用のMIMダイオード41の方に流れ、複数のMIMダイオード41のうち外側に位置するものから順に破壊していくだけで表示用のMIMダイオード12まで破壊することがない。ダイシング工程を行った後には、所定の検査工程、洗浄工程、乾燥工程、およびICの実装工程が行われるが、ICの実装工程を行った以降には、静電気がほとんど発生しないものとして扱える。なお、大型のガラス基板を分割してガラス基板10とした後でも、乾燥工程で静電気が発生するが、ガラス基板10に分割した後に発生した静電気も、走査線11を伝って静電破壊防止用のMIMダイオード41を破壊するだけなので、表示用のMIMダイオード12を静電気から保護することができる。
【0033】
[別の実施の形態]
本発明の別の実施の形態を、図4を参照して説明する。なお、この形態でも、先に説明した形態と共通する部分については同じ符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
【0034】
図4(A)、(B)において、本発明を適用した液晶表示パネル1でも、ガラス基板10のうち非表示領域101を利用して、その製造工程中にガラス基板10に発生した静電気からMIMダイオード12を保護するようになっている。すなわち、ガラス基板10の非表示領域101には、有効表示領域102から両側に各走査線11の両端部110がはみ出した状態にあり、この両端部110に対しては、MIMダイオード12を静電破壊から保護するためのダミー画素17が有効表示領域102の両側それぞれに画素16と同じピッチ間隔で複数形成されている。
【0035】
このダミー画素17では、まず、走査線11の両端部110の一部としてのタンタル電極43(静電破壊防止用MIMダイオード素子の下層側電極)が形成され、このタンタル電極43の表面にはMIMダイオード12のタンタル酸化膜122と同時形成されたタンタル酸化膜122が形成されている。また、タンタル電極43に対向するように、タンタル酸化膜122の表面にはクロム電極42(静電破壊防止用MIMダイオード素子の上層側電極)が形成され、このクロム電極42は、MIMダイオード12のクロム電極123と同時形成されたクロム層である。すなわち、表示用のMIMダイオード12の製造工程を援用して、非表示領域101には静電破壊防止用のMIMダイオード41が形成されている。また、ダミー画素17には、画素16の画素電極13と同時形成されたITO膜からなるダミー画素電極44も形成されている。
【0036】
本発明でも、ダイオード素子12、41においてタンタル電極121、43とクロム電極123、42との重畳部分120、40におけるタンタル電極121、43の段差部分1210、430で絶縁破壊が集中して起こることから、段差部分1210、430の寸法が長いほど絶縁破壊が発生しやすいことに着目したものである。よって、本発明では、表示用のMIMダイオード12の重畳部分120におけるタンタル電極121の段差部分1210の長さ寸法よりも、静電破壊防止用のMIMダイオード41の重畳部分40におけるタンタル電極43の段差部分430の長さ寸法を長くしてある。
【0037】
すなわち、本発明では、静電破壊防止用のMIMダイオード41のタンタル電極43が重畳部分40で複数の部分43A、43B、43Cに分岐している形状になっている。このため、タンタル電極43の各部分43A、43B、43Cのそれぞれに段差部分430があるので、その分だけ、タンタル電極43の段差部分40の長さ寸法は、タンタル電極121の段差部分1210の長さ寸法よりも長い。たとえば、タンタル電極43を3つの部分43A、43B、43Cに分岐させると、それだけで、タンタル電極43の段差部分40の長さ寸法は、タンタル電極121の段差部分1210の長さ寸法よりも3倍となる。
【0038】
それに加えて、各部分43A、43B、43Cの間に隙間がある分、容量の小さな静電破壊防止用のMIMダイオード41を構成できる。たとえば、3つの部分43A、43B、43Cの各重畳部分40A、40B、40Cの各面積を合計しても、表示用のMIMダイオード12の重畳部分120よりも狭く、たとえば、1/3以下にすることができる。よって、静電破壊防止用のMIMダイオード41は耐電圧が低い。
【0039】
従って、液晶表示パネル1の製造工程中に静電気が発生しても、静電気は複数の静電破壊防止用のMIMダイオード41のうち外側に位置するダミー画素17のものから順に破壊していくだけであり、表示用のMIMダイオード12は静電気から確実に保護される。それ故、ダイオード方式の液晶表示パネル1において、製造工程中に発生した静電気に起因する点欠陥などといった表示不良の発生を防ぐことができる。また、静電破壊防止用のダイオード素子41は、あくまで有効表示領域102の外周側にある非表示領域101に形成され、この非表示領域101を有効に利用しているだけであるので、ダミー画素17を形成するといっても有効表示領域102を狭くする必要がない。さらに、静電破壊防止用のダイオード素子41を構成する各要素部分は、いずれも表示用のダイオード素子12の各要素部分を形成する際に同時形成したものであるため、製造工程数は従来のままであるという利点がある。
【0040】
しかも、本発明では、1つのダミー画素17には、各部分43A、43B、43Cが狭い重畳部分40A、40B、40Cをもつ容量の小さなMIMダイオード41A、41B、41C、すなわち、耐電圧の小さなMIMダイオード41A、41B、41Cを構成している状態にある。従って、限られた領域内に耐電圧の低い静電破壊防止用のMIMダイオード41A、41B、41Cを多数形成できる。それ故、液晶表示パネル1の製造工程中に発生した静電気によって破壊されるのは、1つのMIMダイオード41の中でも、個々のMIMダイオード41A、41B、41C毎である。よって、表示用のMIMダイオード12は静電気からより確実に保護される。また、このような構成を採用する場合でも、タンタル電極43に対するパターニング形状を変えるだけなので、製造工程が増えることがない。
【0041】
[さらに別の実施の形態]
また、図5に示すように、静電破壊防止用のMIMダイオード41については、上記の2つの形態を組み合わせてもよい。すなわち、静電破壊防止用のMIMダイオード41では、タンタル電極43が複数の部分43A、43B、43Cに分岐しているので、1つのMIMダイオード41は、容量が小さくて耐電圧の小さなMIMダイオード41A、41B、41Cに分割された状態にある。しかも、各部分43A、43B、43Cの外端縁が入り組んだ形状になっているので、その分、タンタル電極43の各部分43A、43B、43C毎の段差部分430が長い。従って、MIMダイオード41として耐電圧が低く、かつ、それを分割したと見做せる各MIMダイオード41A、41B、41Cは、さらに耐電圧が低い。それ故、表示用のダイオード素子12をより確実に静電気から保護できる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ダイオード素子の下層側電極の段差部分を表示用ダイオード素子よりも静電破壊防止用ダイオード素子で長くし、静電破壊防止用ダイオード素子の耐電圧を表示用ダイオード素子の耐電圧よりも低くしたことに特徴を有する。従って、本発明によれば、液晶表示パネルの製造工程中に静電気が発生しても、この静電気によって破壊されるのは、静電破壊防止用ダイオード素子であり、表示用ダイオード素子は静電気から保護される。それ故、ダイオード方式の液晶表示パネルにおいて、製造工程中に発生した静電気に起因する点欠陥などといった表示不良の発生を防ぐことができる。また、静電破壊防止用ダイオード素子は、あくまで非表示領域に形成され、この非表示領域を有効に利用しているだけであるので、有効表示領域を狭くする必要がない。さらに、静電破壊防止用ダイオード素子を構成する各要素部分は、いずれも表示用ダイオード素子の各要素部分を形成する際に同時形成したものであるため、製造工程数は従来のままであるという利点がある。
【0043】
特に、静電破壊防止用ダイオード素子の段差部分の長さ寸法を表示用ダイオード素子よりも長くするにあたって、静電破壊防止用ダイオード素子の下層側電極が重畳部分で複数の部分に分岐している形状とした場合には、分岐した部分の各間に隙間がある分だけ、重畳面積の狭い静電破壊防止用ダイオード素子を形成できるとともに、1つの静電破壊防止用ダイオード素子が耐電圧の低い複数のダイオード素子に分割された状態となるので、表示用ダイオード素子を静電気からより確実に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したダイオード方式の液晶表示パネルの概略構成図である。
【図2】図1に示す液晶表示パネルにおいて、基板間に封入された液晶の挙動を模式的に示す説明図である。
【図3】図1に示す液晶表示パネルにおいて絶縁基板上に構成した表示用および静電破壊防止用のMIMダイオードの説明図である。
【図4】本発明に係る別の液晶表示パネルにおいて、絶縁基板上に構成した表示用および静電破壊防止用のMIMダイオードの説明図である。
【図5】本発明に係るさらに別の液晶表示パネルにおいて、絶縁基板上に構成した静電破壊防止用のMIMダイオードの説明図である。
【図6】従来のダイオード方式の液晶表示パネルの概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示パネル
10・・・ガラス基板(第1の絶縁基板)
11・・・走査線(信号線)
12・・・MIMダイオード(ダイオード素子)
13・・・画素電極
20・・・ガラス基板(第2の絶縁基板)
22・・・対向電極
30・・・液晶
40、120・・・MIMダイオードの電極重畳部分
41、41A〜41C・・・静電破壊防止用のMIMダイオード
42・・・静電破壊防止用MIMダイオードのクロム電極
43・・・静電破壊防止用MIMダイオードのタンタル電極
121・・・表示用MIMダイオードのタンタル電極
122・・・タンタル酸化膜
123・・・表示用MIMダイオードのクロム電極
430、1230・・・タンタル電極の段差部分
Claims (1)
- 外周側を非表示領域で囲まれた有効表示領域内に画素電極および表示用ダイオード素子を備える画素がマトリクス構成され、かつ、同列上に位置する各ダイオード素子のそれぞれに接続する信号線が列方向に延びる第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板との間に所定のセルギャップを構成するように対向配置され、前記画素電極に対向する対向電極が構成された第2の絶縁基板と、該第2の絶縁基板と前記第1の絶縁基板との間に封入された液晶層とを有する液晶表示パネルにおいて、
前記第1の絶縁基板の前記非表示領域には、前記表示用ダイオード素子と同時形成されて前記信号線に接続する複数の静電破壊防止用ダイオード素子を備え、
該静電破壊防止用ダイオード素子は、上層側電極と下層側電極との重畳部分における前記下層側電極の段差部分の長さ寸法が、前記重畳部分に位置する前記下層側電極の外端縁が入り組んでいることにより前記段差部分の寸法が前記表示用ダイオード素子の前記段差部分の寸法よりも長い
ことを特徴とする液晶表示パネル。
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