JP3601656B2 - 自動倉庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を収納するための多数の物品収納部を有する複数の物品収納装置と、その複数の物品収納装置の間口に沿って移動して各物品収納部との間で前記物品を移載する移載装置とを備えた物品収納ブロックを、互いに相対向する状態で一対設け、その一対の物品収納ブロックの間に物品搬入部と物品搬出部とを備えたメインコンベヤを設けて、このメインコンベヤと前記一対の物品収納ブロックにおける各移載装置との間に位置してメインコンベヤ上の物品を移載装置へ搬入する複数の搬入コンベヤと、前記メインコンベヤと前記一対の物品収納ブロックにおける各移載装置との間に位置して移載装置からの物品をメインコンベヤ上へ搬出する複数の搬出コンベヤとが設けられた自動倉庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような自動倉庫においては、従来、メインコンベヤが多数のローラを備えたローラコンベヤで構成され、搬入コンベヤが回転駆動可能なチェンを備えたチェンコンベヤで構成されていて、メインコンベヤにより搬送されてきた物品が、収納するべき物品収納装置に対応する搬入コンベヤの箇所にまでくると、一旦メインコンベヤによる物品の搬送を停止し、搬入コンベヤのチェンを回転駆動させて上昇させ、メインコンベヤ上の物品を搬入コンベヤのチェンで掬い取って移載するように構成したものが知られている。
【0003】
また、メインコンベヤと搬入コンベヤとが、共に多数のローラを備えたローラコンベヤで構成され、かつ、搬入コンベヤが、メインコンベヤの搬送方向に対して斜め前方に湾曲しながら分岐するように構成されたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術の前者のものでは、メインコンベヤ上の物品を搬入コンベヤに移載する際、一旦メインコンベヤによる物品の搬送を停止して搬入コンベヤ上に移載する必要があるため、搬入コンベヤへの移載時に物品の流れが停止し、そのため、物品の搬入作業に時間がかかるという不都合があった。
【0005】
その点、後者のものでは、物品の流れを停止することなく搬入コンベヤへ移載することができるが、メインコンベヤで搬送されてきた物品を湾曲したローラ式の搬入コンベヤによって徐々に方向を変えながら搬送する必要があるため、搬入コンベヤの長さが長くなり、そのため、メインコンベヤと両物品収納ブロックの物品収納装置との間にある程度の距離が必要となり、自動倉庫全体の設置面積が大きくなるという不都合があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、メインコンベヤからの物品を搬入コンベヤへ、また、搬出コンベヤからの物品を同じメインコンベヤへと移載することができ、しかも、その物品の移載を物品の流れを停止することなく行うことができ、物品の移載に要する時間の短縮が可能で、かつ、搬入コンベヤの長さを短くして設置面積を小さくすることの可能な自動倉庫を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、一対の物品収納ブロックの間に位置するメインコンベヤに対して、そのメインコンベヤ上の物品を各物品収納ブロックの物品収納装置へ搬入する複数の搬入コンベヤと、各物品収納ブロックの物品収納装置に収納された物品をメインコンベヤ上へ搬出する複数の搬出コンベヤとが設けられているので、同じメインコンベヤを用いて両物品収納ブロックの物品収納装置に対して物品の搬出入を行うことができる。
そして、そのメインコンベヤが、物品を載置して搬送する搬送体と、その搬送体と一体的に移動して搬送体による搬送方向とほぼ直交する方向に移動可能な押圧シューとを備え、複数の搬入コンベヤが、メインコンベヤに対してその搬送方向にほぼ直交する方向へ分岐する直交型搬入コンベヤで構成され、メインコンベヤ上の物品を直交型搬入コンベヤに移載する際、押圧シューの複数個をメインコンベヤの搬送方向に沿ってほぼ直線状にして物品を押圧移載するものであるから、メインコンベヤから搬入コンベヤへ物品を移載する際、物品の流れを停止することなく移載でき、移載に要する時間の短縮を図ることができるとともに、搬入コンベヤを直交型にすることで、搬入コンベヤの長さを比較的短くでき、両物品収納ブロックを含む倉庫全体の設置床面積を小さくすることができる。
【0008】
又、請求項1に記載の発明によれば、複数の搬出コンベヤも、メインコンベヤに対してその搬送方向にほぼ直交する方向から物品を搬出する直交型搬出コンベヤで構成されているので、上述の搬入コンベヤに加えて、搬出コンベヤの長さも短くすることができ、物品収納装置とメインコンベヤとを近接させて、倉庫全体の設置床面積を更に小さくすることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、メインコンベヤが、一方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへのみ物品を押圧移載する押圧シューと、他方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへのみ物品を押圧移載する押圧シューとを備えているので、各押圧シューの動きが比較的単純化され、押圧シューの制御が容易になるとともに、両物品収納ブロックにおいて、メインコンベヤを挟んで、直交型搬入コンベヤどうしを相対向する状態で配設した場合でも、その相対向する直交型搬入コンベヤへ同時に物品を押圧移載することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、メインコンベヤが、一方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへ物品を押圧移載する押圧シューと、他方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへ物品を押圧移載する押圧シューとを兼用して備えているので、各押圧シューの動きは多少複雑になるものの、押圧シューの兼用化によって押圧シューの数を減らしてコストダウンを図ることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、前記搬送体が、多数のスラットで構成されて、各スラットに押圧シューが移動可能に支持されているので、例えば、スラットとは別に押圧シュー支持部材を設けるものと比較して、構造を簡素化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明による自動倉庫を図面に基づいて説明する。
この自動倉庫は、図1に示すように、物品収納装置としての物品収納棚1が、互いに間口を相対向させた状態で対をなして設置され、その対をなす物品収納棚1が複数対平行に設置されて物品収納ブロックが構成され、このような物品収納ブロックB1,B2が、互いに相対向する状態で一対設けられている。
各物品収納ブロックB1,B2において、対をなす物品収納棚1の間には、物品収納棚1の間口に沿って移動可能な移載装置としてのスタッカークレーン2が配置され、各スタッカークレーン2には、出退可能なフォークを備えた昇降台が設けられ、スタッカークレーン2の自走と昇降台の上下昇降、ならびに、フォークの出退作動によって、各種の物品を収納したコンテナや段ボール箱のような物品Aを物品収納棚1の物品収納部に載置搬入したり、物品収納部から搬出できるように構成されている。
【0013】
両物品収納ブロックB1,B2の間、つまり、各物品収納棚1の搬出入側には、物品Aを搬出入するためのメインコンベヤ3が設けられ、このメインコンベヤ3は、互いに隣接して配置され、かつ、物品Aを同方向に搬送する一対のメインコンベヤ部分3a,3bで構成されている。
そして、図1において、左側の物品収納ブロックB1における各対の物品収納棚1と左側のメインコンベヤ部分3aとの間には、メインコンベヤ部分3a上の物品Aを左側の物品収納ブロックB1のスタッカークレーン2へ搬入する搬入コンベヤ4と、スタッカークレーン2からの物品Aをメインコンベヤ部分3aへ搬出する搬出コンベヤ5とがそれぞれ設けられ、また、右側の物品収納ブロックB2と右側のメインコンベヤ部分3bとの間にも、同様な搬入コンベヤ4と搬出コンベヤ5とが設けられていて、両物品収納ブロックB1,B2の搬入コンベヤ4どうしが、また、搬出コンベヤ5どうしが、メインコンベヤ3を挟んで相対向する状態に配設されている。
【0014】
各搬入コンベヤ4は、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に対してほぼ直交する方向へ分岐して物品Aを搬送する直交型のコンベヤで構成され、この各直交型搬入コンベヤ4の搬送方向終端部には、スタッカークレーン2との間で物品Aを移載する搬入リフタ6がそれぞれ設けられている。
各搬出コンベヤ5も、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に対してほぼ直交する方向から物品Aを搬出する直交型のコンベヤで構成され、この各直交型搬出コンベヤ5の搬送方向始端部には、スタッカークレーン2との間で物品Aを移載する搬出リフタ7がそれぞれ設けられている。
【0015】
前記メインコンベヤ3の搬送方向始端部には、左右に位置する両メインコンベヤ部分3a,3bに対して、物品Aを振り分けながら搬入する物品搬入部としての搬入用コンベヤ8が設けられ、メインコンベヤ3の搬送方向終端部には、両メインコンベヤ部分3a,3bにより搬送されてきた物品Aを左側に位置する第一搬出部9a、中央に位置する第二搬出部9b、右側に位置する第三搬出部9cへ振り分けながら搬出する物品搬出部としての搬出用コンベヤ10が設けられている。
このメインコンベヤ3を構成する左右一対のメインコンベヤ部分3a,3bは、共にスラットコンベヤにより構成され、かつ、同じ搬送速度で駆動されるよううに構成されている。
【0016】
このスラットコンベヤからなる両メインコンベヤ部分3a,3bは、共に同じ構造であり、図2から図4に示すように、搬送方向から見て左右一対のフレーム11が設けられ、フレーム11の両端に駆動スプロケットと遊転スプロケットとが設けられ、それら両スプロケット間に左右一対の無端状のチェン12が巻き掛けられ、電動モータ13により駆動スプロケットを回転駆動することで、左右一対のチェン12が、フレーム11の上方において搬送方向に移動し、フレーム11の下方において逆方向に移動するように構成されている。
左右一対のチェン12間には、物品Aを載置して搬送する搬送体としての細長いスラット14が複数本取り付けられ、各スラット14には、物品Aを押圧して直交型搬入コンベヤ4側へ押圧移載する押圧シュー15が、各スラット14と一体的に移動可能に外嵌されている。
【0017】
各押圧シュー15の下方には、ピン16が突設されていて、それにガイド輪17が遊転可能に取り付けられ、左右一対のフレーム11の内側には、各押圧シュー15のガイド輪17を案内する主ガイド18が、チェン12に沿う状態で左右一対設けられている。
そして、左右一対の主ガイド18の上方においては、図5にも示すように、各直交型搬入コンベヤ4に対応して、両主ガイド18を斜めに連結する状態で複数本の分岐ガイド19が設けられている。さらに、主ガイド18の下方においては、両主ガイド18を斜めに連結する1本のリターンガイド20(図3参照)が設けられ、左右一対の主ガイド18のうち、一方は無端状のチェン12の全長に沿う状態で、他方は上方に位置するチェン12に沿って、かつ、リターンガイド20部分で終端するように構成されている。
前記分岐ガイド19の近傍には、主ガイド18に案内されてきた複数のガイド輪17を分岐ガイド19側に一挙に方向転換するために、複数の方向転換部21aを備えた方向転換具21が設けられ、その方向転換具21が、エアシリンダ22により出退可能に構成されている。
【0018】
両メインコンベヤ部分3a,3bは、上述のように構成されているが、左側のメインコンベヤ部分3aは物品Aを左側に、右側のメインコンベヤ部分3bは物品Aを右側に分岐するため、分岐ガイド19の取り付け方向や方向転換具21の取り付け位置などが左右逆になっている。
そして、両メインコンベヤ部分3a,3bのいずれにおいても、駆動スプロケットによって左右一対のチェン12が回転駆動されると、各スラット14とそれに外嵌の押圧シュー15もチェン12と一緒に回転駆動され、スラット14上に載置された物品Aを同じ速度でそれぞれ搬送する。
【0019】
両メインコンベヤ部分3a,3bによって搬送されてきた物品Aを直交型搬入コンベヤ4に移載する際には、図5の(ロ)に示すように、エアシリンダ22によって方向転換具21が主ガイド18側に突出され、主ガイド18に沿って移動してきた複数のガイド輪17を支持するピン16が、各方向転換部21aに接当して案内され、複数のガイド輪17が一挙に各分岐ガイド19側に方向転換される。
そして、各スラット14の搬送方向への移動と各ガイド輪17に対する分岐ガイド19の案内作用により、図2に示すように、複数の押圧シュー15が、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に沿ってほぼ直線状になった状態で、左側のメインコンベヤ部分3aにおいては物品Aを左側に押圧し、右側のメインコンベヤ部分3bにおいては右側に押圧して、直交型搬入コンベヤ4に移載し、その後、物品Aの移載に用いられた押圧シュー15は、リターンガイド20によって元の主ガイド18側に戻される。
【0020】
各直交型搬入コンベヤ4は、複数のローラを備えたローラコンベヤで構成されていて、長さの異なる複数の搬入用ローラ23が、急速に角度を変えるように配置され、これら搬入用ローラ23が図外の電動モータによって互いに同期しながら回転駆動されるように構成されている。
各直交型搬出コンベヤ5は、複数の回転駆動式ローラを備えた第一ローラコンベヤ24と複数の遊転式ローラを備えた第二ローラコンベヤ25とを有し、第二ローラコンベヤ25には、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に沿って移動し、物品Aを押圧する横長の押圧部材26が設けられ、かつ、その押圧部材26には、押圧体27が回動可能に設けられ、突出姿勢において、押圧部材26の長手方向に沿って移動して物品Aを押圧するように構成されている。
【0021】
そして、第一ローラコンベヤ24から物品Aが送られてくると、押圧部材26がメインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に沿って移動し、かつ、その押圧部材26に沿って突出姿勢の押圧体27がメインコンベヤ部分3a,3b側へ移動する。
したがって、物品Aは、図2中に矢印で示すように、第二ローラコンベヤ25上を斜めに横切って、かつ、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送速度と同期した速度で、左側のメインコンベヤ部分3aに対しては左側から、右側のメインコンベヤ部分3bに対しては右側から移載されるように構成されている。
【0022】
前記搬出用コンベヤ10も、メインコンベヤ部分3a,3bと同様にスラットコンベヤで構成され、詳細は省略するが、上述のような主ガイド18、分岐ガイド19、リターンガイド20、方向転換具21などが適宜設けられ、図2に示すように、搬出用スラット28には、搬出用押圧シュー29が外嵌されている。
そして、物品Aを第一搬出部9aへ搬出する際には、複数の搬出用押圧シュー29を搬出用コンベヤ10の搬送方向に沿ってほぼ直線状にして左側に押圧して第一搬出部9aへ搬出するのであり、第三搬出部9cへ搬出する際には、右側に押圧して第三搬出部9aへ搬出する。
そのため、搬出用押圧シュー29の左右には、それぞれ物品Aを押圧するための押圧面が設けられており、第二搬出部9bに搬出する際には、搬出用押圧シュー29を用いずに、搬出用コンベヤ10の搬送力のみによって搬出するように構成されている。
【0023】
以上のような構成からなる自動倉庫の作動は、全てマイクロコンピュータ利用の図外の制御装置によって制御される。
具体的には、搬入用コンベヤ8から物品Aを搬入する場合、搬入する物品Aに関する情報を図外の操作装置に入力すると、その入力情報に基づいて、制御装置が、物品Aを搬入する物品収納ブロックB1,B2を選定し、かつ、各物品収納ブロックB1,B2における物品収納棚1とその物品収納部とを選定する。
そして、その選定に基づいて、搬入用コンベヤ8が、物品Aを左右に振り分けて両メインコンベヤ部分3a,3bのいずれか一方上に移載する。
【0024】
その後、メインコンベヤ部分3a,3bにより搬送されてきた物品Aが、搬入すべき物品収納棚1に対応する直交型搬入コンベヤ4に対して所定の位置に至ると、図外の在荷検出手段からの信号に基づいて、エアシリンダ22を作動させて方向転換具21を主ガイド18側に突出させる。
すると、所定数の押圧シュー15のガイド輪17が、主ガイド18から分岐ガイド19側に方向転換され、所定数の押圧シュー15が、メインコンベヤ部分3a,3bの搬送方向に沿って直線状にされた状態で、左側のメインコンベヤ部分3aであれば左側へ、右側のメインコンベヤ部分3bであれば右側へ、それぞれ物品Aを押圧して直交型搬入コンベヤ4に分岐移載する。
【0025】
物品Aが搬入リフタ6上に至ると、在荷検出手段からの信号に基づいて搬入リフタ6を上昇させて、スタッカークレーン2のフォークで物品Aを掬い取る。
その後、スタッカークレーン2のフォークを退避させて、物品Aをスタッカークレーン2の昇降台上に移載し、スタッカークレーン2の自走と昇降台の上下昇降、ならびに、フォークの出退作動によって、物品Aを物品収納棚1の物品収納部に載置収納して、物品Aの搬入作業が終了する。
【0026】
物品Aを搬出する場合には、その物品Aに関する情報を操作装置に入力する。すると、その入力情報に基づいて、制御装置が、搬出する物品Aが収納されている物品収納ブロックB1,B2を選定し、かつ、物品収納棚1とその物品収納部とを選定するとともに、第一から第三の搬出部9a,9b,9cのいずれに搬出するかを選定する。
そして、上述した搬入作業とは逆に、スタッカークレーン2が、選定された物品収納棚1の物品収納部から物品Aを搬出して、搬出リフタ7上に移載し、その後、搬出リフタ7を下降させて直交型搬出コンベヤ5上に移載する。
すると、直交型搬出コンベヤ5の第二ローラコンベヤ25に設けた図外の在荷検出手段からの信号に基づいて、押圧部材26と押圧体27とを作動させて、物品Aをメインコンベヤ部分3a,3bの搬送速度と同期させた状態で両メインコンベヤ部分3a,3bのいずれか一方に搬出する。
【0027】
そして、物品Aを第一から第三の搬出部9a,9b,9cのいずれに搬出するかの情報に基づいて、予め搬出用押圧シュー29が、右側か左側に寄せられており、第一搬出部9aへ搬出するのであれば、右側に寄せた搬出用押圧シュー29を左側に移動させて第一搬出部9aへ搬出する。
第三搬出部9cへ搬出するのであれば、左側に寄せた搬出用押圧シュー29を右側に移動させて第三搬出部9aへ搬出すのであり、第二搬出部9bへ搬出するのであれば、搬出用押圧シュー29を移動させることなく、搬出用コンベヤ10から第二搬出部9bへ直接搬出する。
【0028】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、スラットコンベヤからなる一対のメインコンベヤ部分3a,3bによってメインコンベヤ3を構成し、各メインコンベヤ部分3a,3bのそれぞれを各別に設けた電動モータ13によって駆動する例を示したが、両メインコンベヤ部分3a,3bをひとつの電動モータで駆動するように構成し、電動モータの共用化によるコストダウンを図ることもできる。
【0029】
(2)また、メインコンベヤ3をひとつのスラットコンベヤで構成し、ひとつの電動モータで駆動するように構成するとともに、そのひとつのスラットコンベヤに物品Aを左側へ押圧する押圧シュー15と右側へ押圧する押圧シュー15とを各別に設けて実施することもでき、更に、押圧シュー15を共用化することも可能で、その例を示したのが図6である。
この図6の別実施形態について説明するが、各構成部材については、ほとんど先の実施形態のものと変わるところがないので、その詳細を示すことなく、同じ符号を付して説明する。
【0030】
この別実施形態では、メインコンベヤ3全体が、ひとつのスラットコンベヤで構成され、ひとつの電動モータ13により駆動される左右一対のチェン12間に複数本のスラット14が取り付けられ、かつ、各スラット14にそれぞれ押圧シュー15aがひとつずつ外嵌されている。
主ガイド18は、メインコンベヤ3の幅方向において、その中央と左右とに3本設けられ、中央の主ガイド18と左右の主ガイド18との間には、それぞれリターンガイド20が設けられ、かつ、左右の各直交型搬入コンベヤ4に対応して、複数の分岐ガイド19、方向転換具21、エアシリンダ21なども設けられている。
【0031】
そして、例えば、メインコンベヤ3により搬送されてきた物品Aを左側の直交型搬入コンベヤ4に移載する際には、エアシリンダ22による方向転換具21の作動で、複数の押圧シュー15aが、メインコンベヤ3の搬送方向に沿ってほぼ直線状になった状態で、中央位置から左方に移動しながら物品Aを押圧して移載するのであり、物品Aの移載に用いられた押圧シュー15aは、リターンガイド20によって中央の主ガイド18側に戻される。
【0032】
この別実施形態によれば、電動モータ13がひとつで済み、それに加えて、押圧シュー15aも共用化できるので、より一層のコストダウンが可能である。
ただし、同じ押圧シュー15aによって、物品Aを左側に押圧したり、右側に押圧する必要があるため、各押圧シュー15aの左右には、それぞれ押圧面が設けられており、この点において先の実施形態と異なっている。
【0033】
(3)上記実施形態では、搬出コンベヤ5を直交型の搬出コンベヤで構成した例を示したが、この搬出コンベヤ5については、例えば、多数のローラを備えたローラコンベヤで構成し、メインコンベヤ3に対してその搬送方向の斜め後方から湾曲しながら合流移載するように構成することもできる。
【0034】
(4)上記実施形態では、各スラット14に押圧シュー15,15aを外嵌させた例を示したが、スラット14とは別に、押圧シュー15,15aを支持する支持部材を設け、その支持部材を左右一対のチェン12間に取り付けて実施することもできる。
【0035】
(5)上記実施形態では、搬出用コンベヤ10をスラットコンベヤで構成した例を示したが、この搬出用コンベヤ10については、種々の構造のものを採用することができ、また、搬出部についても、第一から第三までの3つの搬出部9a,9b,9cを設けた例を示したが、搬出部の数も適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の全体平面図
【図2】メインコンベヤと搬出入コンベヤの斜視図
【図3】スラットコンベヤの断面図
【図4】スラットコンベヤの一部切欠き斜視図
【図5】スラットコンベヤのガイドレールの平面図
【図6】別の実施形態のメインコンベヤと搬出入コンベヤの斜視図
【符号の説明】
1 物品収納装置
2 移載装置
3 メインコンベヤ
4 直交型搬入コンベヤ
5 直交型搬出コンベヤ
8 物品搬入部
10 物品搬出部
14 搬送体としてのスラット
15,15a 押圧シュー
A 物品
B1,B2 物品収納ブロック
Claims (4)
- 物品を収納するための多数の物品収納部を有する複数の物品収納装置と、その複数の物品収納装置の間口に沿って移動して各物品収納部との間で前記物品を移載する移載装置とを備えた物品収納ブロックを、互いに相対向する状態で一対設け、その一対の物品収納ブロックの間に物品搬入部と物品搬出部とを備えたメインコンベヤを設けて、このメインコンベヤと前記一対の物品収納ブロックにおける各移載装置との間に位置してメインコンベヤ上の物品を移載装置へ搬入する複数の搬入コンベヤと、前記メインコンベヤと前記一対の物品収納ブロックにおける各移載装置との間に位置して移載装置からの物品をメインコンベヤ上へ搬出する複数の搬出コンベヤとが設けられた自動倉庫であって、
前記メインコンベヤが、物品を載置して搬送する搬送体と、その搬送体と一体的に移動し、かつ、前記搬送体による搬送方向とほぼ直交する方向に移動可能な押圧シューとを備え、前記複数の搬入コンベヤが、前記メインコンベヤに対してその搬送方向にほぼ直交する方向へ分岐する直交型搬入コンベヤで構成され、前記メインコンベヤ上の物品を前記直交型搬入コンベヤに移載する際、前記押圧シューの複数個を前記メインコンベヤの搬送方向に沿ってほぼ直線状にして前記物品を押圧移載するように構成され、
前記複数の搬出コンベヤが、前記メインコンベヤに対してその搬送方向にほぼ直交する方向から物品を搬出する直交型搬出コンベヤで構成され、
前記直交型搬出コンベヤは、前記メインコンベヤの搬送方向に沿って移動する押圧部材に、メインコンベヤ側へ移動して物品を押圧する押圧体を備えて構成されている自動倉庫。 - 前記メインコンベヤが、一方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへのみ物品を押圧移載する押圧シューと、他方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへのみ物品を押圧移載する押圧シューとを備えている請求項1に記載の自動倉庫。
- 前記メインコンベヤが、一方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへ物品を押圧移載する押圧シューと、他方の物品収納ブロック側の搬入コンベヤへ物品を押圧移載する押圧シューとを兼用して備えている請求項1または2に記載の自動倉庫。
- 前記搬送体が、多数のスラットで構成されて、各スラットに前記押圧シューが移動可能に支持されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動倉庫。
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1998
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