JP3590997B2 - シャッタ開閉機構及びこれを備える記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はディスクカートリッジのシャッタ部材を開閉操作するシャッタ開閉機構及びこれを備える記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクがカートリッジに回転可能に収納されて構成されたディスクカートリッジが提案されている。このディスクカートリッジにおいては、上記カートリッジに開口部が形成されている。この開口部は、上記記録ディスクに対して光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置が臨むことを可能として、これら光学ピックアップ装置や磁気ヘッド装置による該記録ディスクに対する情報信号の書き込み及び読み出しを可能とするものである。
【0003】
上記ディスクカートリッジにおいて、上記開口部は、上記カートリッジにスライド可能に取り付けられたシャッタ部材により、開閉可能となされている。すなわち、上記シャッタ部材は、上記ディスクカートリッジの非使用時においては、上記開口部を閉蓋することにより、上記カートリッジ内への塵挨や手指の進入を防止する。
【0004】
そして、上記記録再生装置には、上記ディスクカートリッジのこの記録再生装置への挿入及び取り出しに応じて上記シャッタ部材を開閉操作するためのシャッタ開閉機構が設けられている。
【0005】
このシャッタ開閉機構は、上記カートリッジに対して上記シャッタ部材をスライドさせて上記開口部を開放させるシャッタ開放爪と、該カートリッジに対して該シャッタ部材をスライドさせて上記開口部を閉蓋させるシャッタ閉蓋爪とを有して構成されている。
【0006】
上記シャッタ開放爪は、上記ディスクカートリッジが挿入操作されるカートリッジホルダの内方側に向けて突設されている。上記カートリッジホルダは、前方側及び下面側が開放された薄い筐体状に形成され、前方側より挿入操作されるディスクカートリッジを収納保持するように構成されている。このカートリッジホルダは、上記記録再生装置内で移動操作されることにより、収納保持しているディスクカートリッジを記録再生部に装着させるものである。
【0007】
上記シャッタ開放爪は、上記カートリッジホルダの側板部の一部が切り起こし形成されることにより、このカートリッジホルダの内方側に向けて突設されている。
【0008】
そして、上記シャッタ閉蓋爪は、上記カートリッジホルダの側板部に、板バネの如き弾性部材を介して取り付けられ、該カートリッジホルダの内方側に向けて進入されている。
【0009】
このシャッタ開閉機構においては、上記カートリッジホルダに上記ディスクカートリッジが挿入操作されると、上記シャッタ開放爪が上記シャッタ部材の前端部に当接し、このシャッタ部材の該カートリッジホルダ内における移動を阻止する。したがって、上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダ内でさらに後方側に移動されると、上記シャッタ部材は、上記開口部を開放させる。
【0010】
また、このとき、上記シャッタ閉蓋爪は、上記シャッタ部材に設けられた閉蓋操作孔に嵌入係合する。そして、このシャッタ閉蓋爪は、上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダより抜き取られるとき、上記シャッタの移動を阻止して、上記開口部を閉蓋させる。上記開口部が閉蓋された後、さらに、上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダより抜き取られるときには、上記シャッタ閉蓋爪は、上記閉蓋操作孔より抜け出る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなシャッタ開閉機構においては、上記シャッタ開放爪が上記カートリッジホルダの一部により形成されているため、該カートリッジホルダを形成する板材料の板厚と、該シャッタ開放爪の厚さとは、同一の厚さとなっている。
【0012】
上記シャッタ開放爪の厚さは、上記ディスクカートリッジの形状に対応させるために、むやみに厚くすることはできず、上限がある。そのため、このシャッタ開放爪の厚さの上限が、上記カートリッジホルダを形成する板材料の板厚の上限となる。
【0013】
したがって、このシャッタ開閉機構においては、上記カートリッジホルダの強度を向上させるためにこのカートリッジホルダを形成する板材料の板厚を厚くすることが困難となっている。
【0014】
また、上記シャッタ開放爪は、上記カートリッジホルダの一部が切り起こされたものであるため、周縁部にバリが発生している虞れがある。そのため、このシャッタ開放爪は、上記シャッタ部材や、このシャッタ部材を閉蓋状態に係止しておくために上記カートリッジ内に配設されたシャッタロック部材に対し、傷損や過大な摩耗を生じさせてしまう虞れがある。
【0015】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、カートリッジホルダを形成する板材料の板厚に無関係にシャッタ開放爪の板厚を設定することができ、また、該シャッタ開放爪がシャッタ部材に傷損や過大な摩耗を生じさせることが防止されたシャッタ開閉機構及び、このシャッタ開閉機構を備えた記録及び再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し該目的を達成するため、本発明に係るシャッタ開閉機構は、一端部に支持部が設けられた弾性部材と、記録ディスクが内部に収納され、主面に設けられた開口部を開閉するシャッタ部材を有するディスクカートリッジに対向するように、上記弾性部材の中途部に突設され、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ開放爪と、上記ディスクカートリッジに対向するように、上記弾性部材の他端部に突設され、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ閉蓋爪と、を備えるものである。
【0017】
また、本発明に係るシャッタ開閉機構を備える記録及び/又は再生装置は、記録ディスクが内部に収納され、主面に設けられた開口部を開閉するシャッタ部材を有するディスクカートリッジが挿入されるカートリッジホルダと、上記カートリッジホルダに一端部が支持される弾性部材と、上記弾性部材の中途部において、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設されると共に、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ開放爪と、上記弾性部材の他端部において、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設されると共に、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ閉蓋爪と、上記カートリッジホルダに挿入されたカートリッジに収納される記録ディスクに情報信号の記録及び/又は再生を実行する記録及び/又は再生部と
を備えるものである。
【0018】
【作用】
本発明に係るシャッタ開閉機構においては、シャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪は、弾性部材より突設され、カートリッジホルダとは独立した部材により形成されているので、該カートリッジホルダを形成する板材料の板厚とは無関係に、板厚を設定することができ、また、その外縁部に屈曲部を形成するので、周縁部の形状を容易に滑らかなものとすることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0020】
本発明に係るシャッタ開閉機構によってシャッタ部材の開閉操作をなされるディスクカートリッジは、図7及至図10に示すように、光磁気ディスク、または、光ディスクである記録ディスクを、カートリッジ105,116に回転可能に収納して構成されたものである。
【0021】
上記光磁気ディスクは、直径が例えば64mm程度、あるいは、これより大径の、ポリカーボネイト、アクリルの如き透明合成樹脂材料、または、硝子材料よりなる円盤状のディスク基板に、磁性材料からなる信号記録層が被着形成されて構成されている。この信号記録層は、集光されたレーザビームの照射等の手段により局所的にいわゆるキュリー温度以上に加熱され、この加熱された部分に外部磁界が印加されることにより、情報信号の書き込みをなされる。このように書き込まれた情報信号は、上記信号記録層にレーザビームの如き直線偏光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記信号記録層におけるいわゆるカー効果による偏光方向の回転角度を検出することにより、読み出すことができる。
【0022】
また、上記光ディスクは、上記光磁気ディスクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構成されている。この光ディスクのディスク基板には、射出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピット列が形成されている。この光ディスクに書き込まれている情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変化量を検出することにより、読み出すことができる。
【0023】
上記光磁気ディスク、または、上記光ディスクである記録ディスクの中央部分には、円形のチャッキング用透孔104が開設されている。そして、上記記録ディスクには、上記チャッキング用透孔104を上方側より閉蓋するようにして、このチャッキング用透孔104に略々対応した直径の円盤状のチャッキングプレート102が取り付けられている。このチャッキングプレート102は、鉄、ステンレスの如き磁性を有する金属材料により形成されている。
【0024】
上記記録ディスクは、ディスクプレーヤ装置の如きこの記録ディスクに対して情報信号の記録、または、再生を行う記録再生装置において、回転操作されるディスクテーブルの上面部に形成された円錐台状の突起部により、上記チャッキング用透孔104を基準として、ディスク基板の主面部に沿う方向の位置決め、すなわち、センタリングをなされる。また、上記記録ディスクは、上記ディスクテーブルに内蔵されたマグネットにより、上記チャッキングプレート102を吸引され、該ディスクテーブル上に保持される。このとき、上記ディスクテーブルの上記突起部の周囲部分は、上記記録ディスクの上記チャッキング用透孔104の周囲部分を当接支持し、上記ディスク基板の主面部に垂直な方向、すなわち、高さ位置の位置決めを行う。
【0025】
そして、上記光磁気ディスクは、図7及び図8に示すように、カートリッジ105に回転可能に収納されて、情報信号の記録再生兼用のディスクカートリッジ120を構成する。また、上記光ディスクは、図9及び図10に示すように、カートリッジ116に回転可能に収納されて、情報信号の再生専用のディスクカートリッジ121を構成する。
【0026】
上記光磁気ディスクを収納して記録再生兼用のディスクカートリッジ120を構成する上記カートリッジ105は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリッジ105は、図7に示すように、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開口部123を有している。この磁気ヘッド用開口部123は、上記上ハーフの主面部の略々中央部分より、この主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。また、このカートリッジ105は、下面側の主面部の上記磁気ヘッド用開口部123に対向する位置に光学ピックアップ用開口部122を有し、この下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部113を有している。このチャッキング用開口部113は、図8に示すように、上記チャッキング用透孔104及び上記チャッキングプレート102を外方に臨ませている。この記録再生兼用のディスクカートリッジ120は、上記記録再生装置に対して、図7及び図8中矢印Bで示すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0027】
上記記録再生兼用のディスクカートリッジ120のカートリッジ105において、上記磁気ヘッド用開口部123及び上記光学ピックアップ用開口部122は、シャッタ部材106に依って開閉可能となされている。このシャッタ部材106は、これら開口部123,122に対応した互いに平行に相対向された上側及び下側蓋板部と、これら各蓋板部の一端側同士間を連結する被支持板部とを有して、薄い金属板材料により、一体的に構成されている。このシャッタ部材106は、上記被支持板部を、上記カートリッジ105の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝部107に沿って摺動可能に支持されている。
【0028】
上記シャッタ部材106は、上記カートリッジ105の一側縁部に沿って後方にスライドされることにより上記各開口部123,122を開蓋し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記各蓋板部により該各開口部123,122を閉蓋する。なお、上記カートリッジ105の上下主面部において、上記各蓋板部が移動する領域には、該各蓋板部の厚さに対応した深さの凹部が形成されている。したがって、上記各蓋板部は、上記凹部内に位置することによって、上記カートリッジ105の主面部に対して面一な状態となされている。また、上記カートリッジ105の上側の主面部には、上記凹部が形成された領域の外に、ラベル貼付領域115が形成されている。このラベル貼付領域115は、貼付されるラベルの厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した形状の凹部として形成されている。
【0029】
そして、上記光ディスクを収納して再生専用のディスクカートリッジ121を構成する上記カートリッジ116は、上ハーフ及び下ハーフが突き合わせ結合されることにより、一辺の長さが該光磁気ディスクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリッジ116は、下面側の主面部に、上記光ディスクの信号記録面の一部を外方に臨ませるための光学ピックアップ用開口部122を有している。この光学ピックアップ用開口部122は、上記下ハーフの主面部の略々中央部分より、この主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状に形成されている。また、このカートリッジ105は、下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部113を有している。このチャッキング用開口部113は、図10に示すように、上記チャッキング用透孔104及び上記チャッキングプレート102を外方に臨ませている。この再生専用のディスクカートリッジ121は、上記記録再生装置に対して、図9及び図10中矢印Bで示すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0030】
上記再生専用のディスクカートリッジ121のカートリッジ116において、上記光学ピックアップ用開口部122は、シャッタ部材117に依って開閉可能となされている。このシャッタ部材117は、上記開口部122に対応した下側蓋板と、この下側蓋板部の一端側に連設された被支持板部とを有して、薄い金属板材料により、一体的に構成されている。このシャッタ部材117は、上記被支持板部を、上記カートリッジ116の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝部107に沿って摺動可能に支持されている。
【0031】
上記シャッタ部材117は、上記カートリッジ105の一側縁部に沿って後方にスライドされることにより上記光学ピックアップ用開口部122を開蓋し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記下側蓋板部により該光学ピックアップ用開口部122を閉蓋する。なお、上記カートリッジ116の下側主面部において、上記下側蓋板部が移動する領域には、該下側蓋板部の厚さに対応した深さの凹部が形成されている。したがって、上記下側蓋板部は、上記凹部内に位置することによって、上記カートリッジ116の下側の主面部に対して面一な状態となされている。また、上記カートリッジ116の上側の主面部には、略々全面に亘って、ラベル貼付領域119が形成されている。このラベル貼付領域119は、貼付されるラベルの厚さに対応した深さを有し該ラベルの形状に対応した形状の凹部として形成されている。
【0032】
上記各シャッタ部材106,117には、上記被支持板部の略々中央位置に、側方側に向けて、閉蓋操作孔108が開設されている。この閉蓋操作孔108は、上記記録再生装置において上記各シャッタ部材106,117を閉蓋操作するためのシャッタ閉蓋爪が嵌入係合するための透孔である。
【0033】
なお、上記ガイド溝部107は、上記カートリッジ105,117の前端面部にまで亘って形成され、この前端面部対し開放されている。
【0034】
上記カートリッジ105,116内には、前方側の一側側部分に位置して、図3及び図4に示すように、ロック部材125が配設されている。このロック部材125は、支軸部と、この支軸部より突出形成された支持腕部及びロック腕部とを有して、合成樹脂材料により、一体的に形成されている。このロック部材125は、上記支軸部を、上記カートリッジ105,116内の嵌合凹部に嵌合させて配設されている。そして、このロック部材125は、上記支持腕部を上記カートリッジ105,116内に突設された壁部に当接させて上記支軸部回りの回動を阻止された状態で、上記ロック腕部を上記ガイド溝部107内に内側側より臨ませている。このロック腕部は、上記ロック部材125の弾性力により、外方側に弾性付勢されている。
【0035】
上記ロック腕部は、上記シャッタ部材106,117が上記各開口部123,122を閉蓋する位置である閉蓋位置にあるときに、このシャッタ部材106,117に係合し、このシャッタ部材106,117が後方側、すなわち、上記各開口部123,122を開蓋させる方向へ移動することを阻止する。
【0036】
そして、このロック腕部は、上記ロック部材125の弾性力に抗して内方側に変位されると、上記シャッタ部材106,117の第1のガイド爪への係合を解除し、このシャッタ部材106,117が後方側へ移動することを可能となす。また、このロック腕部は、上記シャッタ部材106,117が後方の開蓋位置より前方側に移動されて上記閉蓋位置に至ると、上記ロック部材125の弾性力により、該シャッタ部材106,117に係合する。
【0037】
そして、上記各カートリッジ105,116の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決め穴109,110が形成されている。上記前方側位置決め穴109は、上記光学ピックアップ用開口部122の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向が前後方向となされた長円形に形成されている。また、上記後方側位置決め穴110は、上記光学ピックアップ用開口部122の後方側の主面部の縁部近傍に位置しており、円形に形成されている。
【0038】
また、上記各カートリッジ105,116の下側主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識別用穴124が形成されている。これら識別用穴124は、これらカートリッジ105,116が収納している記録ディスクの種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か否かを識別するためのものである。
【0039】
上記記録再生兼用のディスクカートリッジ120のカートリッジ105内には、上記識別用穴124に対応して、セーブノッチが配設されている。このセーブノッチは、上記カートリッジ105の後面部に開設された操作孔114を介して、後方側の外方に臨んでいる。このセーブノッチは、上記操作孔114を介して移動操作されることにより、上記識別用穴124のうちの一の内方位置に対して進退し、この識別用穴124の深さを変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換える。さらに、これら各カートリッジ105,116の下側主面部前方側の両側側の縁部には、一対の係合凹部112,112が形成されている。
【0040】
上記記録再生兼用のディスクカートリッジ120のカートリッジ105においては、下側主面部の前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部111が形成されている。また、上記再生専用のディスクカートリッジ121のカートリッジ116においては、下側主面部の前方側縁部に、光ディスク識別凹部118が形成されている。これら光磁気ディスク識別凹部111と光ディスク識別凹部118とは、互いに下側主面部よりの深さが異なっており、この深さの違いにより、収納されている記録ディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスクかを識別できるようになされている。
【0041】
そして、本発明に係るシャッタ開閉機構は、図1及び図2に示すように、上記ディスクカートリッジ120,121が前方側より挿入操作されるカートリッジホルダ1を有している。このカートリッジホルダ1は、上記カートリッジ105,116に対応した大きさの略々平板状の主板部と、この主板部の両側側より垂下された左右一対の側板部5,6とを有し、下方側が開放された薄い筐体状に形成されている。このカートリッジホルダ1は、金属板材料等により、一体的に屈曲形成されている。上記各側板部5,6の下縁部分は、互いに対向する内方側に屈曲されている。上記各側板部5,6の間の部分は、カートリッジ挿入部4となされている。
【0042】
また、上記カートリッジホルダ1内には、上記カートリッジ105,116の前端側部分を保持するホールド板7が配設されている。このホールド板7は、上端側に突設された支持ピン8,9,9を上記カートリッジホルダ1の主板部に形成された一対の支持スリット12,13に挿通係合させることによって、前後方向に移動可能となされている。また、このホールド板7は、捻りコイルバネ11により、上記カートリッジホルダ1の中央部より離間する方向、すなわち、前方側、または、後方側のいずれかに付勢される。上記捻りコイルバネ11は、一方のアーム部を上記カートリッジホルダ1の主板部の掛止爪14により掛止され、他方のアーム部を上記ホールド板7に設けられた係合部15に係合させている。上記ホールド板7は、上記カートリッジホルダ1の前方側に位置するときに、このカートリッジホルダ1の前方側よりこのカートリッジホルダ1に挿入操作されるディスクカートリッジ120,121の前端側部分を保持し、このディスクカートリッジ120,121に追従して、後方側に移動操作される。このホールド板7は、上記カートリッジホルダ1の中央部よりも前方側に位置しているときには、上記捻りコイルバネ11により、前方方向に弾性付勢されている。そして、このホールド板7は、上記カートリッジホルダ1の中央部よりも後方側に移動されたときには、上記捻りコイルバネ11により、後方方向に弾性付勢され、上記ディスクカートリッジ120,121を後方側に引き込む。
【0043】
このカートリッジホルダ1の上記各側板部5,6には、左右一対の支持ピン3,2が外方側に向けて突設されている。これら支持ピン3,2は、上記記録再生装置内において、上記カートリッジホルダ1が移動操作可能に支持されるためのものである。すなわち、上記記録再生装置内において、上記カートリッジホルダ1は、上記ディスクカートリッジ120,121を収納して保持した状態で、上記各支持ピン3,2を介して、該ディスクカートリッジ120,121の記録ディスクに対して情報信号の書き込み及び読み出しを行う記録再生部に対して接離する方向の移動操作をなされる。
【0044】
そして、上記カートリッジホルダ1の一方の側板部6の外側面部には、弾性部材となる板バネ部16の後端側が取り付けられている。この板バネ部16は、後端側部分を上記カートリッジホルダ1に支持され、前端側を遊端となして、該カートリッジホルダ1の前方側に延在させている。この板バネ部16は、図5に示すように、後端側部分と略々中央部とに前後一対の支持孔21,22を有し、これら支持孔21,22に上記一方の側板部6に突設された支持ピン19,20を挿通係合させて、該側板部6に取り付けられている。
【0045】
上記板バネ部16の中途部には、シャッタ開放爪17が突設されている。このシャッタ開放爪17は、上記板バネ部16に一体的に屈曲形成により突設されている。このシャッタ開放爪17は、図6に示すように、上記カートリッジホルダ1の一方の側板部6に設けられた透孔24を介して、このカートリッジホルダ1の内方側に進入されている。
【0046】
また、上記板バネ部16の前端側には、シャッタ閉蓋爪18が突設されている。このシャッタ閉蓋爪18は、上記板バネ部16に一体的に屈曲形成により突設されている。このシャッタ閉蓋爪18は、上記カートリッジホルダ1の一方の側板部6に設けられた図示しない透孔を介して、このカートリッジホルダ1の内方側に進入されている。
【0047】
すなわち、上記板バネ部16、上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、平板材料より、いわゆる打ち抜き加工により連続された展開形状に形成され、次いで、該シャッタ開放爪17及び該シャッタ閉蓋爪18の部分を屈曲されて形成される。
【0048】
なお、上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、図6に示すように、外周縁部分が、いわゆる絞り加工によって、屈曲部23となされている。したがって、上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18の外周縁部は、打ち抜き加工時に発生するバリのない状態に形成されている。
【0049】
上述のように構成されたシャッタ開閉機構においては、ディスクカートリッジ120,121が上記記録再生装置に装着されるために、図3中に矢印Bで示すように、この記録再生装置内に配設された上記カートリッジホルダ1に挿入操作されるとき、上記シャッタ部材106,117の被支持板部の前端部に、上記シャッタ閉蓋爪18が当接される。このシャッタ閉蓋爪18は、上記シャッタ部材106,117に当接されて、図3中矢印Aで示すように、上記板バネ部16を上記ディスクカートリッジ120,121より離間する側に弾性変位させ、該シャッタ部材106,117の被支持板部に弾性的に押接しつつ、該ディスクカートリッジ120,121の移動に伴って該被支持板部に摺接する。
【0050】
そして、上記シャッタ閉蓋爪18は、上記ディスクカートリッジ120,121が所定位置に至ると、図4に示すように、上記板バネ部16の復元力によって、上記閉蓋操作孔108に嵌入係合する。
【0051】
また、上記シャッタ開放爪17は、上記ディスクカートリッジ120,121が上記カートリッジホルダ1に挿入操作されるとき、このディスクカートリッジ120,121の移動に伴って、上記ガイド溝部107内に進入することとなり、上記ロック部材125のロック腕部をカートリッジ105,116の内方側に弾性変位させる。そして、このシャッタ開蓋爪17は、上記シャッタ閉蓋爪18が上記閉蓋操作孔108に嵌入係合したときに、図4に示すように、上記ロック腕部を弾性変位させたまま、上記被支持板部の前端部に当接される。この状態において、図4中矢印Bで示すように、さらに、上記ディスクカートリッジ120,121が上記カートリッジホルダ1の内方側に移動されると、上記シャッタ部材106,117は、上記被支持板部の前端部を上記シャッタ開蓋爪17により当接されていて移動できないため、上記カートリッジ105,116に対しては後方側に移動されることとなり、上記各開口部123,122を開放する。
【0052】
上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、外周縁部分が、上記絞り加工により上記屈曲部23となされていることにより、上記ロック部材125及び上記シャッタ部材106,117に傷損や過度の摩耗を生じさせることがない。また、上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18は、外周縁部分が、上記屈曲部23となされていることにより、板厚を薄くしても、充分な強度を維持することができる。
【0053】
そして、上記屈曲部23における上記シャッタ開放爪17及び上記シャッタ閉蓋爪18の厚さは、板厚を変更することなく、絞り量(屈曲代)を調整することにより容易に変更することができ、上記ガイド溝部107に対応した厚みとすることができる。
【0054】
そして、上記ディスクカートリッジ120,121が、上記カートリッジホルダ1より抜き取られるときには、上記シャッタ部材106,117は、上記シャッタ閉蓋爪18によって、上記カートリッジ105,116の移動によって上記各開口部123,122を閉蓋することとなるまで、このカートリッジホルダ1に対する停止状態に保持される。
【0055】
そして、上記シャッタ部材106,117が上記各開口部123,122を閉蓋した後、上記ディスクカートリッジ120,121がさらに抜き取り方向に移動されると、上記シャッタ閉蓋爪18は、上記板バネ部16を該ディスクカートリッジ120,121より離間させる方向に弾性変位させて、上記閉蓋操作孔108より抜け出る。上記ディスクカートリッジ120,121は、このように、上記シャッタ部材106,117の閉蓋操作をなされた後、上記カートリッジホルダ1より抜き取られる。
【0056】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係るシャッタ開閉機構においては、シャッタ閉蓋爪及びシャッタ開放爪は、弾性部材より突設され、カートリッジホルダとは独立した部材により形成されているので、該カートリッジホルダを形成する板材料の板厚とは無関係に、板厚を設定することができ、また、その外縁部に屈曲部が形成されているので、周縁部の形状を容易に滑らかなものとすることができる。また、外周縁部が屈曲部となされていることにより、板厚を薄くしても、充分な強度を維持することができる。
【0057】
すなわち、本発明は、カートリッジホルダを形成する板材料の板厚に無関係にシャッタ開放爪の板厚を設定することができ、また、該シャッタ開放爪がシャッタ部材に傷損や過大な摩耗を生じさせることが防止されたそして、板厚の強度を維持したシャッタ開閉機構及び、そのシャッタ開閉機構を備えた記録及び/又は再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッタ開閉機構の構成を示す平面図である。
【図2】上記シャッタ開閉機構の構成を示す正面図である。
【図3】上記シャッタ開閉機構にディスクカートリッジが挿入操作される状態を示す分解平面図である。
【図4】上記シャッタ開閉機構にディスクカートリッジが挿入操作された状態を示す平面図である。
【図5】上記シャッタ開閉機構を構成する板バネ部の形状を示す斜視図である。
【図6】上記シャッタ開閉機構を構成する板バネ部の形状を示す縦断面図である。
【図7】記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を示す上面側より臨んだ斜視図である。
【図8】上記記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図9】再生専用のディスクカートリッジの構成を示す上面側より臨んだ斜視図である。
【図10】上記再生専用のディスクカートリッジの構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
1 カートリッジホルダ
16 板バネ部
17,59 シャッタ開放爪
18,60 シャッタ閉蓋爪
106,117 シャッタ部材
108 閉蓋操作孔
120,121 ディスクカートリッジ
Claims (4)
- 一端部に支持部が設けられた弾性部材と、
記録ディスクが内部に収納され、主面に設けられた開口部を開閉するシャッタ部材を有するディスクカートリッジに対向するように、上記弾性部材の中途部に突設され、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ開放爪と、
上記ディスクカートリッジに対向するように、上記弾性部材の他端部に突設され、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ閉蓋爪と、
を備えるシャッタ開閉機構。 - 上記ディスクカートリッジが挿入されるカートリッジホルダをさらに備え、
上記弾性部材は、上記支持部により上記カートリッジホルダに対して支持され、
上記シャッタ開放爪は、上記弾性部材に対して、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設され、
上記シャッタ閉蓋爪は、上記弾性部材に対して、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設されることを特徴とする請求項1記載のシャッタ開閉機構。 - 上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダに挿入される際、上記シャッタ閉蓋爪は、上記シャッタ部材に摺接して上記弾性部材を弾性変位させ、上記シャッタ部材に設けられた閉蓋操作孔に対向するときに上記弾性部材の復元力により上記閉蓋操作孔に嵌入係合し、上記シャッタ開放爪は、上記シャッタ閉蓋爪が上記閉蓋操作孔に嵌入係合したとき、上記シャッタ部材の前端部に当接して当該シャッタ部材の移動を阻止し、上記ディスクカートリッジの当該カートリッジホルダへの挿入に伴い上記シャッタ部材を上記カートリッジに対してスライド移動させて上記開口部を開放させ、
上記ディスクカートリッジが上記カートリッジホルダより抜き取り操作される際、上記シャッタ閉蓋爪は、上記閉蓋操作孔に対する係合によって上記シャッタ部材の移動を阻止し、当該ディスクカートリッジの当該カートリッジホルダよりの抜け出し動作に伴って当該シャッタ部材を上記カートリッジに対してスライドさせて上記開口部を閉蓋することを特徴とする請求項2記載のシャッタ開閉機構。 - 記録ディスクが内部に収納され、主面に設けられた開口部を開閉するシャッタ部材を有するディスクカートリッジが挿入されるカートリッジホルダと、
上記カートリッジホルダに一端部が支持される弾性部材と、
上記弾性部材の中途部において、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設されると共に、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ開放爪と、
上記弾性部材の他端部において、上記カートリッジホルダに設けられた透孔を介して上記カートリッジホルダの内方側に進入される方向に突設されると共に、当該突設された外縁部に屈曲部が形成されたシャッタ閉蓋爪と、
上記カートリッジホルダに挿入されたカートリッジに収納される記録ディスクに情報信号の記録及び/又は再生を実行する記録及び/又は再生部と
を備える記録及び/又は再生装置。
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JP17847994A JP3590997B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | シャッタ開閉機構及びこれを備える記録及び/又は再生装置 |
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JP17847994A JP3590997B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | シャッタ開閉機構及びこれを備える記録及び/又は再生装置 |
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