JP3591002B2 - 駆動力伝達切り換え機構 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、情報信号の記録及び再生を行うディスクプレーヤ装置等において使用され、モータ等の駆動源よりの駆動力を2系統以上の動力伝達系に選択的に伝達させるための駆動力伝達切り換え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の装置においては、モータ等の一の駆動源よりの駆動力を2系統以上の動力伝達系に選択的に伝達させるための駆動力伝達切り換え機構が用いられている。
【0003】
例えば、いわゆる光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクを記録媒体として情報信号の記録及び再生を行うディスクプレーヤ装置においては、一のモータよりの駆動力を、駆動力伝達切り換え機構によって、ローディング機構及びチャッキング機構に選択的に伝達させている。
【0004】
上記ローディング機構は、上記記録ディスクを、上記ディスクプレーヤ装置の外方側よりこのディスクプレーヤ装置の内方側に引き込むための機構である。そして、上記チャッキング機構は、上記ディスクプレーヤ装置内に引き込まれた記録ディスクを、このディスクプレーヤ装置内のディスク装着部に装着させる機構である。
【0005】
そして、上記駆動力伝達切り換え機構は、上記モータより駆動力を伝達されて回転操作される駆動ギヤと、この駆動ギヤに同軸状に回動可能に支持された回動アームとを有して構成されている。上記回動アームは、上記駆動ギヤとの間に摩擦部材を介在させており、該駆動ギヤが回転されると、該摩擦部材が発生する摩擦力によりこの駆動ギヤの駆動力を伝達され、この駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作される。この回動アームの先端側には、上記駆動ギヤに噛合された伝達ギヤが回転可能に配設されている。
【0006】
この駆動力伝達切り換え機構においては、上記駆動ギヤが正方向に回転操作されると、上記回動アームが正方向に回動され、上記伝達ギヤは、上記ローディング機構に駆動力を伝達させるための第1の従動ギヤに噛合する。
【0007】
そして、この駆動力伝達切り換え機構においては、上記駆動ギヤが逆方向に回転操作されると、上記回動アームが逆方向に回動され、上記伝達ギヤは、上記チャッキング機構に駆動力を伝達させるための第2の従動ギヤに噛合する。
【0008】
すなわち、この駆動力伝達切り換え機構においては、上記駆動ギヤを正方向に回転操作することにより上記ローディング機構を駆動し、該駆動ギヤを逆方向に回転操作することにより上記チャッキング機構を駆動することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のように、駆動ギヤと回動アームとを有して構成された駆動力伝達切り換え機構においては、上記伝達ギヤがいずれかの従動ギヤに噛合されている状態においては、この伝達ギヤの従動ギヤへの噛合を維持するため、該回動アームが回動しないようにしておく必要がある。これは、上記伝達ギヤが上記従動ギヤより離間してしまうと、この従動ギヤへの駆動力の伝達が行えなくなるからである。
【0010】
上記従動ギヤが上記第1の従動ギヤに噛合されているときには上記駆動ギヤが正方向にのみ回動され、該従動ギヤが上記第2の従動ギヤに噛合されているときには該駆動ギヤが逆方向にのみ回動されることとした機構においては、上記摩擦部材の発生する摩擦力を大きくすることで、上記回動アームの回動による該伝達ギヤの該従動ギヤよりの離間を抑えることができる。
【0011】
しかし、この場合、上記摩擦部材によるトルクロスが大きくなり、消費電力の増大が招来される。
【0012】
さらに、上記従動ギヤをいずれか一の従動ギヤに噛合させたままの状態で、上記駆動ギヤや正逆両方向に回動させる必要がある場合においては、少なくとも該駆動ギヤが上記回動アームを該従動ギヤより離間させる方向に回転しているときには、該回動アームを該駆動ギヤより伝達される駆動力に抗して停止させておく必要がある。
【0013】
ここで、上記駆動ギヤの回転方向に応じて移動操作される部材を配設し、この部材によって上記回動アームの回動を規制する構成が考えられる。しかしながら、このような部材を設けることとした場合、装置構成の複雑化、大型化が招来されることとなる。
【0014】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、構成の複雑化、大型化、消費電力の増大を招来することなく、選択的に駆動力を伝達される従動側の機構に対して、確実に駆動力を伝達できるようになされた駆動力伝達切り換え機構を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を可決するための手段】
上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に係る駆動力伝達切り換え機構は、モータにより正逆方向に選択的に回転操作される駆動ギヤと、基端側を上記駆動ギヤの回転軸に同軸に回動可能に支持され、上記駆動ギヤに対する摩擦力によって上記駆動ギヤより駆動力が伝達されて、上記駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作される回動アームと、上記回動アームの先端側に回転可能に取り付けられ、上記駆動ギヤに噛合した伝達ギヤと、上記回動アームが回動操作されたときに、上記伝達ギヤに噛合するラックギヤ部を有し、上記ラックギヤ部に噛合する上記伝達ギヤの回転によって移動操作されるスライダと、上記スライダと対向して配設され、支軸を中心に回動可能に支持されるとともに、上記スライダに設けた駆動ピンが係合するカム溝を有し、上記スライダの移動によって上記支軸を中心に回動操作される係止レバーと、上記回動アームの一方の方向への回転により上記伝達ギヤが上記スライダのラックギヤ部に噛合して上記スライダを一の方向へ移動させる状態にあるとき、上記回動アームの上記一方への回転を規制する規制手段と、上記係止レバーに設けられ、上記上記回動アームの他方の回転を規制する規制手段とを備える。
上記係止レバーに設けたカム溝は、上記回動アームが他方の方向へ回転操作されたとき、上記スライダが他の方向に所定距離移動されてから上記回動アームに対する上記規制手段の規制を解除するように上記係止レバーを回動させるように形成したものである。
【0016】
ここで、上記係止レバーに設けたカム溝は、上記回動アームが他方の方向へ回転操作されたとき、上記スライダが他の方向に所定距離移動されてから上記回動アームに対する上記規制手段の規制を解除するように上記係止レバーを回動させるように形成されている。
【0017】
【作用】
本発明に係る駆動力伝達切り換え機構は、駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作される回動アームの先端側に取り付けられ該駆動ギヤに噛合した伝達ギヤによってスライダが移動操作されたとき、このスライダの移動に応じて移動操作される係止レバーは、回動アームを係止し、伝達ギヤのスライダに設けたラックギヤ部への噛合を維持させるので、スライダが移動操作されている状態においては、伝達ギヤよりスライダへの駆動力の伝達が確実に行われる。
【0018】
ここで、係止レバーに設けたカム溝は、回動アームが他方の方向へ回転操作されたとき、スライダが他の方向に所定距離移動されてから回動アームに対する規制手段の規制を解除するように係止レバーを回動させるように形成されているので、係止レバーは、スライダの移動距離に拘らず、係止レバーを適切な距離だけ移動させることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0020】
この例は、本発明に係る駆動力伝達切り換え機構を、いわゆる光磁気ディスクや光ディスクよりの情報信号の再生を行うディスクプレーヤ装置に適用した例である。
【0021】
以下、次の順序で説明する。
【0022】
[1]ディスクカートリッジの構成
[2]ディスクプレーヤ装置の構成
(2−1)メインフレーム及びメカシャーシの構成
(2−2)カートリッジホルダの構成
(2−3)移動操作機構の構成
[3]ディスクプレーヤ装置の動作
(3−1)初期状態
(3−2)ディスクカートリッジの挿入操作
(3−3)ディスクカートリッジの搬入動作
(3−4)ディスクカートリッジのチャッキング動作
(3−5)ディスクカートリッジのチャッキング解除動作
(3−6)ディスクカートリッジの排出動作
[1]ディスクカートリッジの構成
このディスクプレーヤ装置において情報信号の記録媒体として使用される光磁気ディスクは、直径が例えば64mm程度のポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料よりなるディスク基板に、磁性材料からなる信号記録層が被着形成されて構成されている。この信号記録層は、集光されたレーザビームの照射等の手段により局所的にいわゆるキュリー温度以上に加熱され、この加熱された部分に外部磁界が印加されることにより、情報信号の書き込みをなされる。このように書き込まれた情報信号は、上記信号記録層にレーザビームの如き直線偏光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記信号記録層におけるいわゆるカー効果による偏光方向の回転を検出することにより、読み出すことができる。
【0023】
また、上記光ディスクは、上記光磁気ディスクのディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニウムの如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構成されている。この光ディスクのディスク基板には、射出成形等の手段により、情報信号に対応した微細なピット列が形成されている。この光ディスクに書き込まれている情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコヒーレント光光束を照射し、この光束の反射光束についての該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変化を検出することにより、読み出すことができる。
【0024】
そして、上記光磁気ディスク及び光ディスクは、図23及至図26に示すように、カートリッジ205,216に回転可能に収納されて、ディスクカートリッジを構成している。上記光磁気ディスクを収納して記録及び再生用ディスクカートリッジ220を構成する上記カートリッジ205は、一辺の長さが該光磁気ディスクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリッジ205は、図23に示すように、上面側の主面部に、上記光磁気ディスクの信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気ヘッド用開口部223を有している。また、このカートリッジ205は、図25に示すように、下面側の主面部の上記磁気ヘッド用開口部223に対向する位置に光学ピックアップ用開口部222を有し、この下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部213を有している。この記録及び再生用ディスクカートリッジ220は、上記ディスクプレーヤ装置に対して、図23及び図25中矢印Cで示すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0025】
上記記録及び再生用ディスクカートリッジ220のカートリッジ205において、上記磁気ヘッド用開口部223及び上記光学ピックアップ用開口部222は、シャッタ部材206に依って開閉可能となされている。このシャッタ部材206は、これら開口部223,222に対応した互いに平行に相対向されたシャッタ板部と、これらシャッタ板部の一端側同士間を連結する連結部とを有して、合成樹脂材料または金属材料により、一体的に構成されている。このシャッタ部材206は、上記連結部を、上記カートリッジ205の一側部に形成された支持溝部207に、図23及び図25中矢印Zで示すように、摺動可能に支持されている。すなわち、上記シャッタ部材206は、上記カートリッジ205の一側部に沿って後方にスライドされることにより上記各開口部223,222を開蓋し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記各シャッタ板部により該各開口部223,222を閉蓋する。
【0026】
そして、上記光ディスクを収納して再生専用ディスクカートリッジ221を構成する上記カートリッジ216は、一辺の長さが該光ディスクの直径に略々対応した矩形状の主面部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリッジ216は、図24に示すように、上面側の主面部には、開口部を有していない。このカートリッジ216は、図26に示すように、下面側の主面部に光学ピックアップ用開口部222を有し、この下面側の主面部の略々中央部分にチャッキング用開口部213を有している。この再生専用ディスクカートリッジ221は、上記ディスクプレーヤ装置に対して、図24及び図26中矢印Cで示すように、前方方向に挿入されて装着される。
【0027】
上記再生専用ディスクカートリッジ221のカートリッジ216において、上記光学ピックアップ用開口部222は、シャッタ部材217に依って開閉可能となされている。このシャッタ部材217は、上記光学ピックアップ用開口部222に対応したシャッタ板部と、このシャッタ板部の一端側に設けられた支持部とを有して、合成樹脂材料または金属材料により、一体的に構成されている。このシャッタ部材217は、上記支持部を、上記カートリッジ216の一側部に形成された支持溝部207に、図24及び図26中矢印Zで示すように、摺動可能に支持されている。すなわち、上記シャッタ部材217は、上記カートリッジ216の一側部に沿って後方にスライドされることにより上記光学ピックアップ用開口部222を開蓋し、後方側より前方にスライドされて初期位置に復帰されると上記シャッタ板部により該光学ピックアップ用開口部222を閉蓋する。
【0028】
上記各シャッタ部材206,217には、上記連結部または上記支持部の略々中央位置に、側方側に向けて、シャッタ閉蓋孔208が開設されている。このシャッタ閉蓋孔208は、上記ディスクプレーヤ装置において上記各シャッタ部材206,217を閉蓋操作するための部材が係合するためのものである。
【0029】
上記光磁気ディスク及び上記光ディスクの中心部には、円形のチャッキング孔204が開設されている。このチャッキング孔204は、上面側より、チャッキングプレート202により閉蓋されている。このチャッキングプレート202は、鉄やステンレスの如き、磁性を有する金属材料により、上記チャッキング孔204に略々対応した直径の円盤状に形成されている。これらチャッキング孔204及びチャッキングプレート202は、上記チャッキング用開口部213を介して、上記各カートリッジ205,216の外方に臨んでいる。
【0030】
そして、上記各カートリッジ205,216の下側主面部には、対をなす前方側及び後方側位置決め穴209,210が形成されている。上記前方側位置決め穴209は、上記光学ピックアップ用開口部222の前方側の主面部の縁部近傍に位置しており、長径方向が前後方向となされた長円形に形成されている。また、上記後方側位置決め穴210は、上記光学ピックアップ用開口部222の後方側の主面部の縁部近傍に位置しており、円形に形成されている。
【0031】
また、上記各カートリッジ205,216の下側主面部後方側の他側側の縁部近傍には、複数の識別用穴224が形成されている。これら識別用穴224は、これらカートリッジ205,216が収納しているディスクの種別や状態、例えば情報信号の記録が可能か否かを識別するためのものである。上記記録及び再生用ディスクカートリッジ220のカートリッジ205内には、上記識別用穴224に対応して、後側面部にセーブノッチ214が設けられている。このセーブノッチ214は、移動操作されることにより、上記識別用穴224のうちの一の内部に進退し、この識別用穴224の深さを変えて、情報信号の記録可否の識別状態を切り換える。
【0032】
さらに、これら各カートリッジ205,216の下側主面部前方側の両側側の縁部には、一対の被係合凹部212,212が形成されている。また、上記カートリッジ205,216の他側部には、上記支持溝部207に対向するようにして、挿入ガイド溝225が形成されている。
【0033】
上記記録及び再生用ディスクカートリッジ220のカートリッジ205においては、下側主面部の前方側縁部に、光磁気ディスク識別凹部211が形成されている。また、上記再生専用ディスクカートリッジ221のカートリッジ216においては、下側主面部の前方側縁部に、光ディスクディスク識別凹部218が形成されている。これら光磁気ディスク識別凹部211と光ディスク識別凹部218とは、互いに下側主面部よりの深さが異なっており、この深さの違いにより、収納されているディスクが上記光磁気ディスクか上記光ディスクかを識別できるようになされている。
【0034】
[2]ディスクプレーヤ装置の構成
(2−1)メインフレーム及びメカシャーシの構成
このディスクプレーヤ装置は、図1及び図2に示すように、フレームを構成するメインフレーム2を有して構成される。このメインフレーム2は、金属板の如き材料により、底板部及びこの底板部の両側側より屈曲形成されて垂設された左右一対の側壁部37,38とを有して、一体的に形成されている。
【0035】
このメインフレーム2には、上記各側壁部37,38の上縁部間に渡されて、このメインフレーム2とともに上記フレームを構成する天板3が取り付けられている。この天板3は、略々平板状に形成され、各隅部にネジ孔123,123,123,123を有している。上記天板3は、上記各ネジ孔123,123,123,123に対応して挿通された止めネジ122,122,122,122が上記各側壁部37,38の上縁部に設けられたネジ止め用片39,40,41,42のネジ孔に螺入されることにより、上記メインフレーム2に取り付けられる。上記各ネジ止め用片39,40,41,42は、上記各側壁部37,38の上縁部に設けられた突片が互いに対向する内側側に略々水平となるように屈曲されて形成されている。
【0036】
上記天板部には、後述するカートリッジホルダ4が係合するための係合部である係合切り欠き部301が設けられている。また、この天板部3には、後述するスライダ74が係合するための係合ピン302が、上記メインシャーシ2側に向けて突設され垂下されている。
【0037】
そして、上記メインフレーム2の各側壁部37,38間には、メカシャーシ1が配設されている。このメカシャーシ1は、略々平板状に形成され、左側側縁部に、側方側に突設された前後一対の支軸15,16を有し、右側側縁部の略々中央に側方側に突設された前後一対の支軸17,17を有している。これら支軸15,16,17,17には、振動吸収部材であるダンパ部材18,19、20,20が外嵌装されている。これらダンパ部材18,19,20,20は、ブチルゴムの如き可撓性を有する材料により、略々円筒状に形成されている。これらダンパ部材18,19,20,20は、上記側壁部37,38に形成された切り欠き部34,35,36,36に対応して嵌合されている。これら切り欠き部34,35,36,36は、上方側に開放されており、上記天板3の両側縁部より垂下された舌片部125,125,125,125により、それぞれ上方側を閉塞されている。すなわち、上記各ダンパ部材18,19,20,20は、上記各切り欠き部34,35,36,36の内縁部及び上記各舌片部125,125,125,125の下端部によって、外周面部を保持されている。
【0038】
上記メカシャーシ1は、上記各ダンパ部材18,19,20,20を介して、上記メインフレーム2に対し、いわゆるフローティング支持されている。上記メカシャーシ1は、いわゆるフローティング支持されていることにより、上記メインフレーム2に外方より伝幡する振動や衝撃が伝幡されないようになされている。
【0039】
上記メカシャーシ1上には、上記光磁気ディスクまたは上記光ディスクよりの情報信号の読み出しを行う再生部が配設されている。この再生部は、ディスクテーブル12及び光学ピックアップ装置13を有して構成されている。
【0040】
上記ディスクテーブル12は、上記メカシャーシ1の下面部に取り付けられたスピンドルモータの該メカシャーシ1の上面側に突出された駆動軸に取り付けられている。このディスクテーブル12は、略々円盤状に形成されており、上記チャッキング用開口部213を介して上記各カートリッジ205,216内に進入して、上記各ディスクのチャッキング孔204に嵌入し得るようになされている。このディスクテーブル12は、上記チャッキング孔204に嵌入されると、上記ディスクを位置決めして保持するようになされている。
【0041】
上記光学ピックアップ装置13は、半導体レーザの如き光源、この光源の発する光束を導いて上記ディスク上に集光させるための光学デバイス、及び、該ディスクよりの反射光束を検出するための光検出器等を有して、上記ディスクテーブル12に保持されたディスクよりの情報信号の読み出しが可能に構成されている。この光学ピックアップ装置13は、上記メカシャーシ1上を、上記ディスクテーブル12に対する接離方向に移動操作可能となされている。
【0042】
また、上記メカシャーシ1上には、一対の位置決めピン8,9及び一対の高さ決め突起10,11が突設されている。上記各位置決めピン8,9は、上端側がテーパ状に縮径されたピンであって、上記カートリッジ205,216の上記前方側及び後方側位置決め穴209,210に対応して嵌入して、該カートリッジ205,216の上記メカシャーシ1に対する位置決めを行う。上記各高さ決め突起10,11は、上記カートリッジ205,216の下面部に先端部を当接させて、該カートリッジ205,216の上記メカシャーシ1に対する高さ位置を決定する。
【0043】
この再生部においては、上記カートリッジ205,216が上記各位置決めピン8,9及び上記各高さ決め突起10,11により位置決めされ、上記光磁気ディスクまたは上記光ディスクが上記ディスクテーブル12に保持され、そして、これらディスクは、該カートリッジ205,216内において回転操作される。そして、上記光学ピックアップ装置13は、上記カートリッジ205,216内で回転操作されるディスクよりの情報信号の読み出しを行う。
【0044】
(2−2)カートリッジホルダの構成
上記メカシャーシ1の上方側には、カートリッジホルダ4が配設されている。このカートリッジホルダ4は、上記カートリッジ205,216の主面部の大きさに略々対応した略々平板状に形成され、上記メカシャーシ1に対して、回動フレーム7を介して支持されている。この回動フレーム7は、金属板の如き材料により、一対の平行なアーム部58,59と、これらアーム部58,59の後端部間を連結させこの回動フレーム7の他端側をなす後板部60とからなる略々コ字形状を有して、一体的に屈曲形成されている。上記各アーム部58,59は、それぞれ略々中途部を、上記メカシャーシ1の両側側の後方部に側方に向けて突設された一対の回動支軸24,25により対応して回動可能に支持されている。これらアーム部58,59の一端側である前端側には、支持凹部54,55が形成されている。これら支持凹部54,55には、上記カートリッジホルダ4の両側部の略々中央に側方側に向けて突設された支持突起98,99が対応して嵌合されている。すなわち、上記回動フレーム7は、上記各支軸24,25回りに回動されることにより、上記カートリッジホルダ4を、上記メカシャーシ1に対して接離する上下方向に移動操作する。
【0045】
このディスクプレーヤ装置においては、図6において矢印Pで示すように、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させたときには、図6に示すように、該カートリッジホルダ4が上記天板3に当接し、また、該回動フレーム7の後板部60の下縁部の当接部151が該メインフレーム2の底面部の後縁側に設けられた当接支持部43に当接される。このとき、上記メカシャーシ1は、上記メインフレーム2に対する接離方向、すなわち、上下方向について、上記各ダンパ部材18,19,20が変形することによる該メインフレーム2に対する移動を阻止されている。
【0046】
そして、このディスクプレーヤ装置においては、図7において矢印Sで示すように、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1に接近する方向に移動させたときには、図7に示すように、該カートリッジホルダ4が上記天板3より離間し、また、該回動フレーム7の上記当接部151が上記当接支持部43より離間する。このとき、上記メカシャーシ1は、上記各ダンパ部材18,19,20が変形することによる上記メインフレーム2に対する接離方向への移動が可能となっている。
【0047】
上記カートリッジホルダ4は、両側側部分が、下方側に鈎状に屈曲形成されて、カートリッジ保持部89,90となされている。このカートリッジ保持部89,90は、図1中矢印Cで示すように、前方側より上記ディスクカートリッジ220,221がこれらカートリッジ保持部89,90間に挿入操作されると、このディスクカートリッジ220,221の両側側部分を保持する。このとき、上記ディスクカートリッジ220,221は、上記カートリッジホルダ4に対して、前後方向に移動可能となされて保持されている。
【0048】
上記カートリッジホルダ4は、このカートリッジホルダ4の天板部と上記ディスクカートリッジ220,221の主面部とが重なる位置まで該ディスクカートリッジ220,221が挿入操作され、上記回動フレーム7により上記メカシャーシ1側に移動操作されると、このディスクカートリッジ220,221を該メカシャーシ1上の再生部に装着させる。このカートリッジホルダ4は、天板部の四隅部に、下方側に突出された押さえ突起94,95,96,97を有している。上記カートリッジホルダ4は、上記各押さえ突起94,95,96,97を上記カートリッジ205,216の四隅部に当接させて、上記ディスクカートリッジ220,221を上記メカシャーシ1側に支持する。
【0049】
また、上記カートリッジホルダ4には、上記ディスクカートリッジ220,221のシャッタ部材206,217の開閉を行う機構が設けられている。すなわち、上記カートリッジ保持部90内には、シャッタ開蓋爪105が内方側に向けて突設されている。このシャッタ開蓋爪105は、このカートリッジホルダ4に対して上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されると、上記支持溝部207内に上記カートリッジ205,216の前端側より進入し、上記シャッタ部材206,217の前端部に当接して、このシャッタ部材206,217の上記カートリッジホルダ4に対する移動を停止させることにより、該ディスクカートリッジ220,221の挿入に伴って該シャッタ部材206,217を開蓋させる。
【0050】
そして、上記カートリッジホルダ4の外側面部には、シャッタ閉蓋バネ100が、止めビス104,104により、取り付けられている。このシャッタ閉蓋バネ100は、一端側が上記カートリッジホルダ4の内側側に湾曲された係合部102となっている。この係合部102は、上記カートリッジホルダ4の側部に設けられた開口部103を介して、該カートリッジホルダ4内に進入している。この係合部102は、このカートリッジホルダ4に対して上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されると、上記シャッタ部材206,217の上記シャッタ閉蓋孔208に嵌入係合する。この係合部102は、上記ディスクカートリッジ220,221が上記カートリッジホルダ4の前方側に排出されるとき、上記シャッタ部材206,217の上記カートリッジホルダ4に対する移動を停止させることにより、該ディスクカートリッジ220,221の排出に伴って該シャッタ部材206,217を閉蓋させる。
【0051】
そして、上記カートリッジホルダ4の下面部には、カートリッジ移動板5が前後方向に移動可能に取り付けられている。すなわち、このカートリッジ移動板5は、上記カートリッジホルダ4の幅と略々同様の幅の横長の略々平板状に形成されており、上面部に係合棒108,109,110を有している。このカートリッジ移動板5は、上記各係合棒108,109,110を上記カートリッジホルダ4に形成された一対の係合スリット91,92に対応させて挿通係合させて、このカートリッジホルダ4に対して前後方向に移動可能となされて支持されている。上記一対の係合スリット91,92は、互いに平行となされて前後方向に形成されており、一方の係合スリット91に1本の係合棒108が挿通係合され、他方の係合スリット92に2本の係合ピン109,110が挿通係合される。このカートリッジ移動板5は、上記カートリッジホルダ4に上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されるとき、該カートリッジホルダ4の天板部と該ディスクカートリッジ220,221との間に位置することとなる。
【0052】
上記カートリッジ移動板5の後縁側部分は、下方側に屈曲されて後壁部139を形成するとともに、さらに後方側に鈎状に屈曲されて被係合溝部111を形成している。上記後壁部139は、上記カートリッジホルダ4に上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されたとき、このディスクカートリッジ220,221の前端部が当接されて、このディスクカートリッジ220,221の位置決めを行うものである。上記被係合溝部111は、後述するローディングアーム83の係合部87が接離可能に挿入係合する部分である。
【0053】
そして、上記カートリッジ移動板5と上記カートリッジホルダ4とに係合して、トグルバネ107が設けられている。すなわち、このトグルバネ107は、一方のアーム部を上記カートリッジホルダ4の上面部に上記係合スリット92の略々中央部の近傍に位置して突設されたバネ掛止片93に掛止され、他方のアーム部を上記カートリッジ移動板5の上面部に突設されて上記係合スリット92を介して上方側に突出されたバネ掛止片144に掛止されている。このトグルバネ107は、上記各バネ掛止片93,144間を離間させる方向の弾性力を有している。したがって、上記トグルバネ107は、上記カートリッジ移動板5が、上記各バネ掛止片93,144間が最も接近することとなる上記カートリッジホルダ4の略々中央位置よりも前方側に位置しているときには、図1及び図2中矢印Aで示すように、該カートリッジ移動板5を前方方向に移動付勢する。また、このトグルバネ107は、上記カートリッジ移動板5が、上記カートリッジホルダ4の略々中央位置よりも後方側に位置しているときには、図1及び図4中に矢印Bで示すように、該カートリッジ移動板5を後方方向に移動付勢する。
【0054】
上記カートリッジ移動板5の下面側には、図1に示すように、このカートリッジ移動板5に対して回動可能となされたホールド板6が取り付けられている。このホールド板6は、上記カートリッジ移動板5と略々同様の大きさを有する略々平板状に形成されており、後縁側部分を118,121を介して上記カートリッジ移動板の後縁側部分に対して回動可能に支持されている。このホールド板6は、初期状態において上記カートリッジ移動板5に対して上記ディスクカートリッジ220,221の厚みに対応する距離を隔てており、上記カートリッジホルダ4に該ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されたとき、このディスクカートリッジ220,221の下方側に位置するようになされている。このホールド板6は、上記カートリッジ移動板5より離間する下方方向に回動可能であるとともに、捻りコイルバネ115により、該カートリッジ移動板5に接近する方向に回動付勢されて、上記初期位置に位置決めされている。
【0055】
上記ホールド板6は、両端側部分の上面部に、一対の保持突起117,117が形成されている。これら保持突起117,117は、上記ホールド板6と上に上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されると、上記カートリッジ205,216の下側主面部に形成された一対の被係合凹部212,212に嵌入係合する。上記ホールド板6は、このように、上記各保持突起117,117を上記各被係合凹部212,212に嵌入させたときには、略々上記初期位置に復帰しており、上記ディスクカートリッジ220,221を保持している。
【0056】
上記カートリッジ移動板5及び上記ホールド板6は、上記カートリッジホルダ4の前方側に位置している状態で、上記ディスクカートリッジ220,221を保持し、このカートリッジホルダ4の後方側に移動されることにより、保持しているディスクカートリッジ220,221を該カートリッジホルダ4内に、すなわち、上記メカシャーシ1上となる位置に搬入する。また、上記カートリッジ移動板5及び上記ホールド板6は、上記カートリッジホルダ4の後方側で上記ディスクカートリッジ220,221を保持しているときに、このカートリッジホルダ4の前方側に移動されることにより、該ディスクカートリッジ220,221を該カートリッジホルダ4より排出する。
【0057】
そして、上記カートリッジホルダ4は、上記回動フレーム7により上記メカシャーシ1より離間する方向に移動され保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部より離脱させたときには、該天板3に係合する。すなわち、上記カートリッジ移動板5を上記カートリッジホルダ4に係合させるための上記係合棒108は、上記カートリッジホルダ4の上方側に突出され、上端部分がフランジ状に拡径されている。そして、この係合棒108は、上記カートリッジホルダ4が上方側に移動されて上記天板部3に当接されているときに、上記カートリッジ移動板5が該カートリッジホルダ4の前方側に移動操作されると、図2に示すように、上記天板3に設けられた上記係合切り欠き部301に嵌入係合する。この係合切り欠き部301は、上記カートリッジ移動板5の移動に伴う上記トグルバネ107の移動範囲に対応して上記天板3に形成された透孔124の前方側の内縁部に、後方側に向けて解放された切り欠き部として形成されている。上記カートリッジホルダ4は、上記係合棒108を上記係合切り欠き部301に嵌入係合させて上記フレームに係合したときには、上記メカシャーシ1に対する接離方向について、該フレームに対する移動を阻止される。すなわち、この係合棒108は、上記係合切り欠き部301に嵌入係合したとき、上端側の拡径部を上記天板3の上面側に位置させている。また、上記カートリッジホルダ4は、上記係合棒108を上記係合切り欠き部301に嵌入係合させて上記フレームに係合したときには、このカートリッジホルダ4に対するディスクカートリッジ220,221の挿入方向及び上記メカシャーシ1に対する接離方向に直交する方向、すなわち、左右方向について、該フレームに対する移動を阻止される。
【0058】
上記ホールド板6には、上記支軸118より後方側に位置して、誤挿入阻止爪119が設けられている。この後挿入阻止爪119は、後端部の上縁側が鋭角の角部を有する当接部140となされている。この当接部140は、上記カートリッジ移動板5が上記カートリッジホルダ4の前方側に位置しているときに、このカートリッジホルダ4の天板部に形成された当接用透孔106に対応する位置となされている。この誤挿入阻止爪119は、上記ホールド板6が初期位置にあるときには、上記カートリッジホルダ4の天板部に接触することなく、上記当接用透孔106の下方を通過できるようになされている。
【0059】
そして、この誤挿入阻止爪119は、上記ホールド板6が、上記ディスクカートリッジ220,221のいわゆる誤挿入により、下方側に回動されているときには、上記当接部140を上記当接用透孔106内に進入させる。このように上記当接部140が上記当接用透孔106内に進入しているときには、上記カートリッジ移動板5を後方側に移動させようとしても、該当接部140が該当接用透孔106の後縁部に当接するため、該カートリッジ移動板5は、後方側に移動されない。
【0060】
なお、上記ディスクカートリッジ220,221の誤挿入とは、上記各被係合凹部212,212の設けられた下側主面部を上方側となして挿入してしまうことや、あるいは、上記カートリッジ205,216の側面部や後面部を前方側となして挿入してしまうことである。
【0061】
そして、上記メカシャーシ1の両側部には、上記回動フレーム7の各アーム部58,59の前端部の前方側に位置して、一対のロッカアーム44,44が回動可能に取り付けられている。すなわち、これらロッカアーム44,44は、略々中央部に支持孔45,45を有し、この支持孔45,45に上記メカシャーシ1の両側部より側方に向けて突設された一対の支軸21,22を挿通させている。これらロッカアーム44,44は、後端側に係合孔46,46を有しており、この係合孔46,46を上記カートリッジホルダ4の支持突起98,99に係合させている。
【0062】
また、このロッカアーム44は、前端側部分に、係合溝部309を有している。この係合溝部309は、上記ロッカアーム44の側部に対して解放された切り欠きであって、該ロッカアーム44の前端側が上記メカシャーシ1の前方側に向けられたときに、解放部分を下方に向けるようになされている。
【0063】
上記各ロッカアーム44,44は、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1側に移動させてこのカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部に装着させたときには、図7に示すように、上記係合溝部309を上記フレームより離間させる。
【0064】
そして、上記各ロッカアーム44,44は、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させてこのカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を該再生部より離脱させたときには、図6に示すように、上記係合溝部309を上記フレームに係合させる。すなわち、上記フレームをなす上記各側壁部37,38には、上記各係合溝309,309が係合する左右一対の係合杆312,312が、互いに対向する内方側に向けて突設されている。
【0065】
上記各係合杆312,312は、それぞれ、上記メインシャーシ2の外側側となる基端側が、テーパ状に拡径されている。したがって、上記各ロッカアーム44は、上記係合溝部309を上記係合杆312に係合させたときには、上記カートリッジホルダ4に対する上記ディスクカートリッジ220,221の挿入方向及びこのカートリッジホルダ4の上記メカシャーシ1に対する移動可能方向に直交する方向、すなわち、左右方向について、該メカシャーシ1の上記フレームに対する移動を阻止する。
【0066】
また、上記各ロッカアーム44,44の後端部には、それぞれ位置決め突起308が突出形成されている。これら位置決め突起308,308は、上記回動フレーム7が上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させてこのカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を該再生部より離脱させたときには、上記天板部3の両側側部分に形成された左右一対の係合孔303,304に対応して挿入係合され、上記メカシャーシ1の上記フレームに対する位置決めを行う。
【0067】
そして、左右一対のトグルバネ310,310が、一方のアーム部を上記メカシャーシ1の左右両側部に突設された係合片307,307に係合させ、他方のアーム部を上記各ロッカアーム44,44の後端側に突設された係合片317,317に係合させて配設されている。
【0068】
このトグルバネ310による付勢力は、上記ロッカアーム44を介して、上記回動フレーム7に伝達される。すなわち、これらトグルバネ310,310は、上記回動フレーム7が上記メカシャーシ1に対する移動可能範囲の略々中間位置よりも上記カートリッジホルダ4を該メカシャーシ1に接近させる側にあるときには、この回動フレーム7を、該カートリッジホルダ4が該メカシャーシ1に接近する方向に回動付勢する。
【0069】
そして、これらトグルバネ310,310は、上記回動フレーム7が上記メカシャーシ1に対する移動可能範囲の略々中間位置よりも上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間させる側にあるときには、この回動フレーム7を、該カートリッジホルダ4が該メカシャーシ1より離間する方向に付勢する。したがって、上記回動フレーム7は、上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1側に移動させたときには、上記各トグルバネ310,310の付勢力により、このカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部に対し押圧支持して装着させる。また、上記回動フレーム7は、上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させたときには、上記各トグルバネ310,310の付勢力により、このカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部より離脱させるとともに、このカートリッジホルダ4を上記天板部3に対して押圧支持する。
【0070】
上記カートリッジホルダ4は、上記回動フレーム7を介して、上記各トグルバネ310,310の付勢力により押圧されることで、上記メカシャーシ1に近接した位置及び上記天板部3に当接した位置のいずれにおいても、正確に位置決めされる。
【0071】
(2−3)移動操作機構の構成
そして、上記メカシャーシ1の後方側部分には、上記ディスクカートリッジ220,221の上記メカシャーシ1上までの搬入及び該ディスクカートリッジ220,221の該メカシャーシ1上よりの排出を行う、すなわち、上記カートリッジ移動板5を移動操作するための移動操作機構及び駆動力伝達切り換え機構が配設されている。
【0072】
この移動操作機構は、図1、図2及び図8に示すように、上記メカシャーシ1の後方部に配設されたモータ64を有して構成されている。このモータ64の駆動軸には、ウォームギヤ65が取り付けられている。このウォームギヤ65は、上記メカシャーシ1に植設された支軸30により回転可能に支持されたウォームホイール69に噛合している。このウォームホイール69には、平ギヤ70が同軸状に一体的に形成されている。この平ギヤ70は、上記メカシャーシ1に植設された支軸29により回転可能に支持された、駆動力伝達切り換え機構の駆動ギヤとなるアーム駆動ギヤ71に噛合している。
【0073】
上記アーム駆動ギヤ71を支持する上記支軸29には、図22に示すように、回動アーム136の基端側部分が回動可能に取り付けられている。すなわち、この回動アーム136は、基端側に設けられた支持孔138に上記支軸29を挿通させている。この回動アーム136と上記アーム駆動ギヤ71との間には、摩擦部材137が介在配設されている。すなわち、上記回動アーム136は、上記アーム駆動ギヤ71の回転方向に追従する方向に回動操作される。上記アーム駆動ギヤ71が図8及び図22中矢印X1で示す一方向に回転すると、上記回動アーム136は、図8及び図22中矢印X2で示す一方向側に回動される。また、上記アーム駆動ギヤ71が図8及び図22中矢印Y1で示す他方向に回転すると、上記回動アーム136は、図8及び図22中矢印Y2で示す他方向側に回動される。 上記回動アーム136の先端側には、支軸73を介して、伝達ギヤ72が回転可能に取り付けられている。この伝達ギヤ72は、上記アーム駆動ギヤ71に噛合している。
【0074】
そして、上記メカシャーシ1上には、このメカシャーシ1に植設された支軸27を介して、ローディング機構を構成するカムギヤ61が回転可能に取り付けられている。このカムギヤ61は、図19に示すように、上記支軸27が嵌入される支持孔129に対して同軸状であるギヤ部127及びフランジ部131を有して一体的に形成されている。上記ギヤ部127は、所定の角度範囲に亘る第1の欠歯部130を有している。また、上記フランジ部131は、所定角度範囲に亘る欠損部を有している。上記フランジ部131の上記ギヤ部127に臨む下面部には、第1の係合溝部128が形成されている。この第1の係合溝部128は、上記支持孔129回りの円弧状に形成され、上記欠損部の一方側の部分がこの欠損部に向けて開放され、該欠損部の他方側の部分が閉塞端となされている。
【0075】
上記カムギヤ61のギヤ部127には、メカシャーシ1に植設された支軸28を介して、中間ギヤ63が噛合している。この中間ギヤ63には、上記回動アーム136が図8及至図12中矢印Y2で示す他方向側に回動されたときに、伝達ギヤ72が噛合する。伝達ギヤ72が中間ギヤ63に噛合している状態においては、第1の係合溝部128には、図8及至図10に示すように、伝達ギヤ72を支持している支軸73の先端側が係合する。
【0076】
上記カムギヤ61は、捻りコイルバネ153により、図1、図2及び図8中に矢印Gで示すように、上記第1の係合溝部128に係合している上記支軸73がこの第1の係合溝部128の上記欠損部への開放端部より抜け出すこととなる方向に回動付勢されている。上記捻りコイルバネ153は、図19に示すように、上記カムギヤ61の下面部に形成された円環状の溝部154内に配設されている。
【0077】
上記カムギヤ61は、上面側の主面部に、操作ピン62が設けられている。この操作ピン62は、上記メカシャーシ1上に回動可能に支持された扇形状板79に設けられたカムスリット81に挿通係合している。この扇形状板79は、扇の要に相当する位置に支持孔80を有し、この支持孔80に、上記メカシャーシ1上に植設された支柱20の先端側の支軸部26を挿通させて、回動可能に支持されている。上記カムスリット81は、上記支持孔80の近傍部より、扇の周縁の近傍部に亘って、略々直線状に形成されている。また、この扇形状板79は、ガイドスリット82を有している。このガイドスリット82は、上記支持孔80回りの円弧状に形成されている。この扇形状板79は、上記カムギヤ61が回動することにより、上記操作ピン62を介して、回動操作される。
【0078】
また、上記支軸部26には、ローディングアーム83の基端側が回動可能に取り付けられている。このローディングアーム83の基端側には、上記支軸部26が挿通係合される支持孔84が形成されている。このローディングアーム83の中途部には、上記扇形状板79の上記ガイドスリット82に挿通係合されるガイドピン86が設けられている。このローディングアーム83は、上記扇形状板79に対して、上記支持孔80回りの上記ガイドスリット82の角度範囲に亘って、回動可能である。このローディングアーム83の先端側には、上記被係合溝部111に接離可能に挿入係合する係合部87が設けられている。そして、このローディングアーム83は、このローディングアーム83と上記扇形状板79とに各アーム部を掛止させた捻りコイルバネであるリミッタバネ88により、図1及び図2中に矢印Fで示すように、該扇形状板79に対して上記係合部87を前方側に振り出す方向に回動付勢されている。
【0079】
上記ローディングアーム83の基端側には、上記メカシャーシ1上に配設された第1の検出スイッチ77を操作するためのスイッチ操作突起85が設けられている。このスイッチ操作突起85は、上記ローディングアーム83が、図3中の矢印J及び図4中の矢印Lで示すように、上記係合部87を後方側となす方向に回動されたときに、上記第1の検出スイッチ77を操作する。
【0080】
そして、上記メカシャーシ1上には、チャッキング機構を構成するスライダ74が配設されている。このスライダ74は、図20及び図21に示すように、略々棒状の部材として形成されており、複数の支持スリット75,76,321を有している。このスライダ74は、上記各支持スリット75,76,321に、上記メカシャーシ1上に植設された複数の支軸31,32,323を挿通係合させることにより、横方向に移動可能となっている。このスライダ74は、上記回動アーム136が図8及至図12中矢印X2で示す一方向側に回動されたときに上記伝達ギヤ72が噛合する従動ギヤとなるラックギヤ部134を有している。また、このスライダ74は、上記ラックギヤ部134の延長上に、第2の欠歯部135を有している。さらに、このスライダ74は、上記ラックギヤ部134に沿う庇部を有し、この庇部の該ラックギヤ部134に臨む下面部には、第2の係合溝部133が形成されている。この第2の係合溝部133は、上記ラックギヤ部134に平行な直線状に形成され、上記カムギヤ61に臨む一方側が開放され、他方側が閉塞端となされている。
【0081】
上記伝達ギヤ72が上記ラックギヤ部134に噛合している状態においては、上記第2の係合溝部133には、図11に示すように、該伝達ギヤ72を支持している支軸73の先端側が係合する。
【0082】
上記スライダ74は、このスライダ74に設けられたバネ掛止部132と上記メカシャーシ1上に突設されたバネ掛止部33との間に張架された引っ張りコイルバネ126により、図1、図2及び図8中に矢印Hで示すように、上記第2の係合溝部133に係合している上記支軸73がこの第2の係合溝部133の開放端部より抜け出すこととなる方向、すなわち、上記ラックギヤ部134を上記第2の欠歯部135の側に移動させる方向に移動付勢されている。
【0083】
そして、上記メカシャーシ1上には、図13に示すように、このメカシャーシ1と上記スライダ74との間に位置して、係止部材となる係止レバー320が、回動可能に配設されている。この係止レバー320は、基端側を上記支軸32を介して回動可能に支持され、先端側を上記ラックギヤ部134の近傍に位置させている。
【0084】
この係止レバー320の先端側には、上記支軸323を挿通させた長孔322が形成されている。この長孔322及び上記支軸323は、上記係止レバー320の回動可能角度を規制している。
【0085】
そして、この係止レバー320の中央部分には、上記スライダ74の下面部に突設された駆動ピン324が挿通係合されるカム溝325が設けられている。この係止レバー320は、上記スライダ74の移動に伴って、上記駆動ピン324及び上記カム溝325を介して、回動操作されるようになされている。
【0086】
この係止レバー320の先端側には、鈎状の係止部327が形成されている。この係止部327は、上記伝達ギヤ72が上記ラックギヤ部134に噛合しているときに、図13中矢印X5で示すように、上記係止レバー320が該伝達ギヤ72側に回動されると、図15及び図17に示すように、該伝達ギヤ72の回転軸である上記支軸73に係合する。
【0087】
そして、上記スライダ74は、上記回動フレーム7に係合する一対の水平なカム突状145,146と、上記フレームに係合する係合凹部305とを有している。
【0088】
上記スライダ74は、後面部を、上記回動フレーム7の後板部60の前面部に対向させている。このスライダ74の後面部には、上記一対の水平なカム突状145,146が設けられている。これらカム突状145,146は、上記後板部60の前面部に植設された一対の倣いピン56,57が対応して挿通係合された傾斜カム溝147,148を有している。これら傾斜カム溝147,148は、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126の付勢力により移動された初期状態においては、上記各倣いピン56,57を下方側に押し下げている。すなわち、上記スライダ74は、初期位置においては、図6中矢印Oで示すように、上記回動フレーム7を上記後板部60が上記メカシャーシ1側に移動する方向に回動させている。
【0089】
上記各傾斜カム溝147,148は、図5中矢印Nで示すように、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作されると、上記各倣いピン56,57を上方側に移動させる。すると、上記回動フレーム7は、上記一対のトグルバネの310,310の付勢力により、図6中に矢印Rで示すように、上記後板部60を上記メカシャーシ1より離間させ上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1側に移動させる方向に回動させる。
【0090】
また、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作されると、図5に示すように、上記メカシャーシ1上に配設された第2の検出スイッチ78が、このスライダ74により操作される。
【0091】
そして、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して一方側に移動操作されたとき、上記係止レバー320は、上記駆動ピン324及び上記カム溝325を介して、上記係止部327を上記支軸73に係合させる方向に回動操作される。
【0092】
そして、上記係合凹部305は、図20に示すように、上記スライダ74の上面部に形成されている。この係合凹部305は、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126により付勢されている方向に向けて解放された溝部となっている。
【0093】
この係合凹部305の底面部は、この係合凹部305の解放された側に向けて徐々に下方側となる傾斜面部318に連続されている。また、この係合凹部305の両側の内側壁面部は、この係合凹部305の解放された側に向けて徐々に拡幅された一対の導入壁部319に連続されている。
【0094】
上記スライダ74は、上記回動フレーム7を介して上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1側に移動させこのカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部に装着させたときには、上記係合凹部305を上記フレームに対して係合させることがない。
【0095】
そして、このスライダ74は、上記回動フレーム7を介して上記カートリッジホルダ4を上記メカシャーシ1より離間する方向に移動させこのカートリッジホルダ4が保持しているディスクカートリッジ220,221を上記再生部より離脱させたときには、上記係合凹部305を上記フレームに係合させる。すなわち、上記カートリッジホルダ4が上記メカシャーシ1より離間する方向に移動操作されたとき、上記天板3より垂下された係合ピン302は、上記係合凹部305内に進入しており、下端部を該係合凹部305の底面部に当接させている。
【0096】
したがって、上記スライダ74は、上記係合凹部305を上記フレームの係合ピン302に係合させたときには、上記カートリッジホルダ4に対するディスクカートリッジ220,221の挿入方向、すなわち、前後方向について、上記メカシャーシ1の該フレームに対する移動を阻止する。
【0097】
また、上記スライダ74は、上記係合凹部305を上記係合ピン302に係合させたときには、上記回動フレーム7の他端側の当接部151を該フレームの上記当接支持部43に当接させており、この当接部151と共働して、上記メインフレーム2に対する接離方向、すなわち、上下方向について、上記メカシャーシ1の該フレームに対する移動を阻止する。
【0098】
さらに、上記スライダ74は、後面部の略々中央部分に、下方側に突出された規制壁部326を有している。この規制壁部326は、上記スライダ74が上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して移動操作されたとき、図15及び図17に示すように、上記係止レバー320の後縁部に位置し、上記駆動ピン324及び上記カム溝325による該係止レバー320に対する回動操作を補助する。
【0099】
[3]ディスクプレーヤ装置の動作
(3−1)初期状態
上述のように構成された本発明に係るディスクプレーヤ装置においては、初期状態においては、図2、図6及び図8に示すように、上記カートリッジホルダ4は、上方側に位置されて上記天板3に当接されている。上記回動フレーム7は、上記当接部151を上記当接支持部43に当接させている。上記各ロッカアーム44,44は、上記係合溝309,309を上記各係合杆312,312に係合させている。上記カートリッジ移動板5は、上記カートリッジホルダ4の前方側に位置し、上記トグルバネ107により、図2中矢印Aで示すように、前方側に付勢されている。上記係合棒108は、上記係合切り欠き部301に嵌入係合されている。
【0100】
上記ホールド板6は、上方側に付勢され、上記カートリッジ移動板5との間の距離を上記ディスクカートリッジ220,221の厚みに相当する距離としている。上記ローディングアーム83は、上記係合部87を上記被係合溝部111内に進入させている。上記扇形状板79は、上記カムギヤ61により、前方側に回動されている。上記第1及び第2の検出スイッチ77,78は、操作されていない。
【0101】
上記カムギヤ61は、上記捻りコイルバネ153により、図8中矢印Gで示すように、回動付勢されて、上記第1の欠歯部130に臨むギヤ部127の端部を上記中間ギヤ63に圧接させている。上記支軸73は、上記第1の係合溝部128に係合しており、上記伝達ギヤ72を上記中間ギヤ63に噛合させている。上記スライダ74は、図8中矢印Hで示す上記引っ張りコイルバネ126による付勢方向に移動されている。
【0102】
上記スライダ74は、上記引っ張りコイルバネ126による付勢方向に移動されており、上記係合ピン302が上記係合凹部305に進入して係合している。
(3−2)ディスクカートリッジの挿入操作
上記カートリッジ移動板5と上記ホールド板6との間に上記ディスクカートリッジ220,221が挿入操作されると、まず、上記ホールド板6が下方側に回動され、該ディスクカートリッジ220,221が前端部を上記後壁部139に当接させるまで挿入されると、上記各被係合凹部212,212に上記各保持突起117,117が嵌入して、上記ホールド板6は、初期位置に復帰する。
【0103】
そして、上記ディスクカートリッジ220,221が後方側に押圧操作されると、上記カートリッジ移動板5は、図3に示すように、上記トグルバネ107を変位させつつ後方側に移動され、上記リミッタバネ88を変位させつつ上記ローディングアーム83を回動させる。このとき、上記係合棒108は、上記係合切り欠き部301より後方側に抜け出し、この係合切り欠き部301に対する係合を解除する。上記ローディングアーム83の回動により、上記スイッチ操作突起85を介して、上記第1の検出スイッチ77が操作される。
【0104】
(3−3)ディスクカートリッジの搬入動作
上記第1の検出スイッチ77が操作されることにより、上記モータ64の回転駆動が開始され、図9に示すように、上記カムギヤ61が、図9中矢印X3で示すように、上記捻りコイルバネ153により付勢されている方向に回転操作される。このとき、上記回動アーム136は、図9中矢印X2で示すように、上記伝達ギヤ72を上記中間ギヤ63より離間させる方向に回動付勢されているが、上記支軸73が上記第1の係合溝部128に係合していることにより、回動を阻止されている。
【0105】
上記ローディングアーム83は、上記扇形状板79を介して、上記カムギヤ61により後方側に回動操作され、上記カートリッジ移動板5を後方側に移動操作する。
【0106】
このように上記カートリッジ移動板5が後方側に移動操作されて上記ディスクカートリッジ220,221が後方側に移送されるとき、上記シャッタ部材206,217は、前端部に上記シャッタ開蓋爪105が当接され、また、上記シャッタ閉蓋孔208に上記シャッタ閉蓋バネ100の係合部102が嵌入係合される。この状態で上記ディスクカートリッジ220,221が後方側に移送されることにより、上記シャッタ部材206,217は、前端部に上記シャッタ開蓋爪105を当接させた位置で停止されているため、開蓋操作される。
【0107】
上記カートリッジ移動板5は、図4に示すように、上記カートリッジホルダ4の後方側位置まで移動操作されると、図4中矢印Bで示すように、上記トグルバネ107により後方側に移動付勢されるとともに、上記ディスクカートリッジ220,221を上記メカシャーシ1上に位置させている。このように、上記カートリッジ移動板5が上記カートリッジホルダ4の後方位置に移動されたとき、上記カムギヤ61は、図10に示すように、上記支軸73の近傍に上記第1の係合溝部128の上記欠損部への開放端部を位置させている。
【0108】
そして、上記カムギヤ61がさらに回転されると、上記回動アーム136は、図11に示すように、上記支軸73が該カムギヤ61の欠損部に至り上記第1の係合溝部128より開放されるため、図11中矢印X2で示すように、上記アーム駆動ギヤ71に追従して回動され、上記伝達ギヤ72を上記スライダ74のラックギヤ部134に噛合させる。
【0109】
(3−4)ディスクカートリッジのチャッキング動作
上記モータ64は、上記カートリッジ移動板5が後方側に移動された後、さらに回転駆動し、図11、図14及び図16に示すように、上記スライダ74を、図11、図14及び図16中矢印X4で示すように、上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗して移動させる。
【0110】
このとき、上記係止レバー320は、上記駆動ピン324及び上記カム溝325により、上記スライダ74の移動に伴って、図13中矢印X5で示すように、上記係止部327を上記伝達ギヤ72側に移動させる方向に回動操作される。
【0111】
したがって、上記支軸73は、上記スライダ74の移動に伴って、図15及び図17に示すように、上記係止レバー320の上記係止部327に係合され、上記回動アーム136の回動を阻止して、上記伝達ギヤ72の上記ラックギヤ部134よりの離間を阻止する。
【0112】
また、このとき、規制壁部326は、図15及び図17に示すように、上記係止レバー320の後縁部に位置し、この係止レバー320が上記係止部327の上記支軸73に対する係合を解除する方向に回動することを阻止している。
【0113】
すなわち、この駆動力伝達切り換え機構においては、上記ラックギヤ部134が上記伝達ギヤ72により移動操作されたとき、このラックギヤ部134の移動に応じて移動操作される係止レバー320が上記回動アーム136の回動を阻止し、該伝達ギヤ72の該ラックギヤ部134への噛合を維持させる。
【0114】
そのため、この駆動力伝達切り換え機構においては、上記ラックギヤ部134が移動操作されている状態においては、上記伝達ギヤ72より該ラックギヤ部134への駆動力の伝達が確実に行われる。
【0115】
さらに、このとき、上記支軸73は、上記第2の係合溝部133にも係合されており、上記伝達ギヤ72の上記ラックギヤ部134よりの離間を阻止している。
【0116】
上記スライダ74の上記引っ張りコイルバネ126の付勢力に抗しての移動により、上記カートリッジホルダ4は、図7中に矢印Rで示す上記回動フレーム7の回動により、図7中に矢印Sで示すように、上記天板3より離間される。この回動フレーム7は、上記当接部151を上記当接支持部43より離間させる。このとき、上記各ロッカアーム44,44は、上記係合溝309,309の上記各係合杆312,312に対する係合を解除する。また、上記スライダ74は、上記係合凹部305に対する上記係合ピン302の係合を解除させる。
【0117】
このとき、上記メカシャーシ1は、フロート支持された状態となる。また、このとき、上記ローディングアーム83の係合部87が上記被係合溝部111より抜け出され、該ローディングアーム83と上記カートリッジ移動板5との係合が解除される。
【0118】
そして、上記スライダ74は、図5、図16及び図18図に示すように、上記第2の欠歯部135を上記伝達ギヤ72に対向させる位置に至ると、上記第2の検出スイッチ78を操作する。この第2の検出スイッチ78が操作されることにより、上記モータ64は、停止される。上記スライダ74は、上記引っ張りコイルバネ126の付勢力により、上記第2の欠歯部135に臨む上記ラックギヤ部134の端部を上記伝達ギヤ72に圧接させている。このとき、上記カートリッジホルダ4に保持されたディスクカートリッジ220,221は、上記メカシャーシ1上に位置決めされて装着されており、上記ディスクテーブル12及び上記光学ピックアップ装置13を有する再生部により、情報信号の読み出しが可能な状態となっている。
【0119】
(3−5)ディスクカートリッジのチャッキング解除動作
上述のように、上記ディスクカートリッジ220,221が装着された状態において、イジェクト動作を指示する操作がなされると、上記モータ64は、上述したようなディスクローディング動作時の逆の方向に回転駆動する。
【0120】
上記スライダ74は、上記引っ張りコイルバネ126の付勢力により上記第2の欠歯部135に臨む上記ラックギヤ部134の端部を上記伝達ギヤ72に圧接させているので、この伝達ギヤ72が回転操作されることにより、この伝達ギヤ72に該ラックギヤ部134を噛合させて、図16及び図18中矢印Y4で示す該引っ張りコイルバネ126の付勢力の方向に移動操作される。
【0121】
上記スライダ74は、移動操作されることにより、上記第2の検出スイッチ78に対する操作を解除する。このとき、上記支軸73は、上記係止レバー320の係止部327及び上記第2の係合溝部133に係合されており、上記伝達ギヤ72の上記ラックギヤ部134よりの離間を阻止している。
【0122】
そして、上記スライダ74が移動されると、上記カートリッジホルダ4は、図6中に矢印Oで示す上記回動フレーム7の回動により、図6中に矢印Pで示すように、上記天板3に当接される。この回動フレーム7は、上記当接部151を上記当接支持部43に当接させる。
【0123】
上記各ロッカアーム44,44は、上記係合溝309,309を上記各係合杆312,312に係合させる。また、上記スライダ74は、上記係合凹部305に上記係合ピン302を進入させてこの係合ピン302に係合している。
【0124】
このとき、上記メカシャーシ1は、フロート支持による移動を阻止された状態となる。このとき、上記ローディングアーム83の係合部87が上記被係合溝部111に嵌入され、該ローディングアーム83と上記カートリッジ移動板5とが係合される。
【0125】
このように、上記カートリッジホルダ4が上記天板3に当接されたとき、上記支軸73は、図13に示すように、上記スライダ74の移動に伴って上記係止レバー320が、図13中矢印Y5で示すように、上記係止部327を上記伝達ギヤ72より離間させる方向に回動されることにより、該係止部327による係合を解除される。
【0126】
また、このとき、上記支軸73は、図11に示すように、上記スライダ74が移動されることにより上記第2の係合溝部133の開放端部に位置することとなる。
【0127】
すると、上記回動アーム136は、図10に示すように、上記アーム駆動ギヤ71の回転に追従して、図10中矢印Y2で示すように、上記伝達ギヤ72を上記中間ギヤ63に噛合させる位置に回動される。
【0128】
(3−6)ディスクカートリッジの排出動作
上記伝達ギヤ72が上記中間ギヤ63に噛合した状態で上記モータ64が回転駆動することにより、上記カムギヤ61は、図10及び図9中矢印Y3で示すように、上記支軸73を上記第1の係合溝部128内に進入させる方向に回転操作される。上記回動アーム136は、上記支軸73が上記第1の係合溝部128に係合していることにより、回動を阻止されている。
【0129】
上記カムギヤ61の回転により、上記ローディングアーム83は、図2に示すように、上記扇形状板79が回動されることによって、上記係合部87を前方側となす方向に回動され、上記カートリッジ移動板5を前方側に移動させる。
【0130】
このように上記カートリッジ移動板5が前方側に移動操作されて上記ディスクカートリッジ220,221が前方側に移送されるとき、上記シャッタ部材206,217は、上記シャッタ閉蓋孔208に上記シャッタ閉蓋バネ100の係合部102が嵌入係合されていることにより、該シャッタ閉蓋孔208に該係合部102を嵌入係合させた位置で停止されるため、閉蓋操作される。このシャッタ閉蓋バネ100の係合部102は、上記シャッタ部材206,217が閉蓋された後、さらに、上記ディスクカートリッジ220,221が前方側に移送されることにより、該シャッタ閉蓋バネ100の弾性変位によって、上記シャッタ閉蓋孔208より抜き取られる。
【0131】
上記ローディングアーム83は、上記カートリッジ移動板5を、上記カートリッジホルダ4に対する前方側側まで移動させる。このとき、上記トグルバネ107は、上記カートリッジ移動板5を、図2中矢印Aで示すように、前方側に移動させる。このとき、上記係合棒108は、図2に示すように、上記係合切り欠き部301に嵌入係合する。
【0132】
なお、上記扇形状板79が回動されるときに、上記ディスクカートリッジ220,221の前方側への排出が外力により阻止されて上記ローディングアーム83の回動が阻止された場合には、図3に示すように、上記リミッタバネ88が変位することにより、該扇形状板79の回動が阻害されることを防止する。そして、上記ローディングアーム83が初期位置まで回動されることにより、上記スイッチ操作突起85による上記第1の検出スイッチ77に対する操作が解除される。
【0133】
そして、上記カムギヤ61は、図8に示すように、上記捻りコイルバネ153の付勢力により上記第1の欠歯部130に臨むギヤ部127の端部を上記中間ギヤ63に圧接させた状態にて停止される。このとき、上記支軸73は、上記第1の係合溝部128に係合しており、上記伝達ギヤ72を上記中間ギヤ63に噛合させている。上記スライダ74は、図8中矢印Hで示す上記引っ張りコイルバネ126による付勢方向に移動されている。
【0134】
上記ディスクカートリッジ220,221は、上記カートリッジ移動板5と上記ホールド板6との間に、前端部を上記後壁部139に当接させるまで挿入されており、上記各被係合凹部212,212に上記各保持突起117,117を嵌入させている。そして、このディスクカートリッジ220,221を後方側に引き抜くと、このディスクカートリッジ220,221は、上記ホールド板6が下方側に回動させつつ、上記カートリッジ移動板5と上記ホールド板6との間より抜き取られる。
【0135】
このようにして、イジェクト動作を完了したディスクプレーヤ装置は、上記初期状態に復帰する。
【0136】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る駆動力伝達切り換え機構は、駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作される回動アームの先端側に取り付けられ駆動ギヤに噛合した伝達ギヤによってスライダが移動操作されたとき、このスライダの移動に応じて移動操作される係止レバーは、回動アームを係止し、伝達ギヤのスライダに設けたラックギヤ部への噛合を維持させるので、スライダが移動操作されている状態においては、伝達ギヤよりスライダへの駆動力の伝達が確実に行われる。
【0137】
そのため、この駆動力伝達切り換え機構においては、ラックギヤ部が設けられたスライダが移動操作されている状態においては、伝達ギヤよりスライダへの駆動力の伝達を確実に行うことができる。
【0138】
本発明に係る駆動力伝達切り換え機構において、係止レバーに設けたカム溝は、回動アームが他方の方向へ回転操作されたとき、スライダが他の方向に所定距離移動されてから回動アームに対する規制手段の規制を解除するように係止レバーを回動させるように形成されているので、係止レバーは、スライダの移動距離に拘らず、係止レバーを適切な距離だけ移動させることができる。
【0139】
すなわち、本発明は、構成の複雑化、大型化、消費電力の増大を招来することなく、選択的に駆動力を伝達される従動側の機構に対して、確実に駆動力を伝達できるようになされた駆動力伝達切り換え機構を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動力伝達切り換え機構を有して構成されたディスクプレーヤ装置の要部を示す分解斜視図である。
【図2】上記ディスクプレーヤ装置の要部の構成を示す平面図である。
【図3】上記ディスクプレーヤ装置においてディスクカートリッジの挿入操作が行われた状態を示す平面図である。
【図4】上記ディスクプレーヤ装置において上記ディスクカートリッジの搬入操作が完了した状態、または、該ディスクカートリッジの排出操作の開始前の状態を示す平面図である。
【図5】上記ディスクプレーヤ装置において上記ディスクカートリッジのチャッキング操作が完了した状態を示す平面図である。
【図6】上記ディスクプレーヤ装置においてチャッキング解除操作が完了したときの状態を示す側面図である。
【図7】上記ディスクプレーヤ装置においてチャッキング操作が完了したときの状態を示す側面図である。
【図8】上記ディスクプレーヤ装置における駆動力伝達切り換え機構の構成を示す拡大平面図である。
【図9】上記駆動力伝達切り換え機構により移動操作されるカムギヤ及び上記スライダのディスク搬入操作を開始した状態、または、ディスク排出操作の途中の状態を示す拡大平面図である。
【図10】上記カムギヤ及び上記スライダのディスク搬入操作が略々完了した状態、または、ディスク排出操作が開始された状態を示す拡大平面図である。
【図11】上記カムギヤ及び上記スライダのディスク搬入操作の完了後ディスクチャッキング操作を開始する状態、または、ディスクチャッキング解除操作を完了した状態を示す拡大平面図である。
【図12】上記スライダのディスクチャッキング操作を開始した状態、または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態を示す拡大平面図である。
【図13】上記スライダがディスクチャッキング操作を開始した状態、または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態であるときの係止部材の状態を示す拡大平面図である。
【図14】上記スライダのディスクチャッキング操作、または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態を示す拡大平面図である。
【図15】上記スライダがディスクチャッキング操作、または、ディスクチャッキング解除操作の途中の状態であるときの係止部材の状態を示す拡大平面図である。
【図16】上記スライダのディスクチャッキング操作を完了した状態を示す拡大平面図である。
【図17】上記スライダがディスクチャッキング操作を完了した状態にあるときの係止部材の状態を示す拡大平面図である。
【図18】ディスクチャッキング操作が完了された状態における上記ローディング伝達部材及び上記スライダの状態を示す拡大平面図である。
【図19】上記カムギヤの構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図20】上記スライダの構成を示す斜視図である。
【図21】上記スライダの構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図22】上記カムギヤ及び上記スライダを選択的に移動操作するための上記駆動力伝達切り換え機構の回動アーム及び伝達ギヤの構成を示す下面側より臨んだ斜視図である。
【図23】上記ディスクプレーヤ装置によりローディングされる記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を示す斜視図である。
【図24】上記ディスクプレーヤ装置によりローディングされる再生専用のディスクカートリッジの構成を示す斜視図である。
【図25】上記記録再生兼用のディスクカートリッジの構成を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【図26】上記再生専用のディスクカートリッジの構成を示す底面側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
71 アーム駆動ギヤ
72 伝達ギヤ
136 回動アーム
134 ラックギヤ部
320 係止レバー
325 カム溝
327 係止部
Claims (1)
- モータにより正逆方向に選択的に回転操作される駆動ギヤと、
基端側を上記駆動ギヤの回転軸に同軸に回動可能に支持され、上記駆動ギヤに対する摩擦力によって上記駆動ギヤより駆動力が伝達されて、上記駆動ギヤの回転方向に追従する方向に回動操作される回動アームと、
上記回動アームの先端側に回転可能に取り付けられ、上記駆動ギヤに噛合した伝達ギヤと、
上記回動アームが回動操作されたときに、上記伝達ギヤに噛合するラックギヤ部を有し、上記ラックギヤ部に噛合する上記伝達ギヤの回転によって移動操作されるスライダと、
上記スライダと対向して配設され、支軸を中心に回動可能に支持されるとともに、上記スライダに設けた駆動ピンが係合するカム溝を有し、上記スライダの移動によって上記支軸を中心に回動操作される係止レバーと、
上記回動アームの一方の方向への回転により上記伝達ギヤが上記スライダのラックギヤ部に噛合して上記スライダを一の方向へ移動させる状態にあるとき、上記回動アームの上記一方への回転を規制する規制手段と、
上記係止レバーに設けられ、上記上記回動アームの他方の回転を規制する規制手段とを備え、
上記係止レバーに設けたカム溝は、上記回動アームが他方の方向へ回転操作されたとき、上記スライダが他の方向に所定距離移動されてから上記回動アームに対する上記規制手段の規制を解除するように上記係止レバーを回動させるように形成されていることを特徴とする駆動力伝達切り換え機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22466594A JP3591002B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 駆動力伝達切り換え機構 |
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