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JP3579983B2 - トラクタのオートブレーキ制御装置 - Google Patents

トラクタのオートブレーキ制御装置 Download PDF

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JP3579983B2
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文顕 西川
修 兵頭
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Iseki and Co Ltd
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタのオートブレーキ制御装置に関し、ステアリングハンドルを操向することによって自動的に操向ブレーキを制動するオートブレーキ制御装置として利用しうる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
オートブレーキ制御は、トラクタの畦際等で操向旋回するとき、操縦者がステアリングハンドルを操作して一定の旋回角度に達すると、これによって自動的に旋回側の後車輪を制動するように操向ブレーキを効かせるものである。このようなオートブレーキ制御では、旋回終了の直前に操向ブレーキが解除されて旋回から直進状態に移行するが、この操向ブレーキがブレーキ力一杯の強い制動力として働き、これを旋回終了時に全く制動力の働かないブレーキ力解除の状態に変化すると、旋回から直進状態への車体の方向性が安定せず、旋回のし過ぎや戻し等の操向修正を必要とし、円滑で的確な直進状態への移行を行わせることができ難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、左右の後車輪10,10を制動する操向ブレーキ2,2が左右各別に設けられ、これらの操向ブレーキ2,2には油圧アクチュエータ25,25が備えられ、これらの油圧アクチュエータ25,25を電磁比例ソレノイドバルブ28,28により作動させるように構成したトラクタにおいて、前記操向ブレーキ2,2を、ブレーキペダルの踏み込みによって作動させるペダルモードと、ステアリングハンドル1の回動操作によって旋回内側の操向ブレーキ2を作動させるオートブレーキモードと、ステアリングハンドル1の回動操作によって旋回内側の操向ブレーキ2及びリフトアーム17を上昇させるオートリフトブレーキモードとに切替えるブレーキモード切替スイッチ38を設け、このブレーキモード切替スイッチ38を、オートブレーキモード又はオートリフトブレーキモードに切替えているときに、ステアリングハンドル1を所定のフル操向角α1まで回動させると強い制動力が前記操向ブレーキ2に作用し、その角度から一定角度だけステアリングハンドル1を戻し操作すると前記制動力より弱く且つ一定の制動力が前記操向ブレーキ2に与えられる制御手段を設けたことを特徴とするトラクタのオートブレーキ制御装置とする。
【0004】
【作用】
ブレーキモード切替スイッチ38をオートブレーキモード又はオートリフトブレーキモードに切替えた状態では、ステアリングハンドル1の操向によって操向ブレーキ2が制動されて車体の操向旋回が的確に行われる。このときステアリングハンドル1の操向角αは、これ以上には操向できない一杯のフル操向角α1になり、これに対応する制動力Fも最高の強い制動力F1として働き、ほゞ一定の旋回半径のもとに操向旋回が行われる。
【0005】
【発明の効果】
旋回の終了近くになるとステアリングハンドル1の戻し操作により、該フル操向角α1よりも小さい一定角度域α2に達する。すると、電磁比例ソレノイドバルブ28により油圧アクチュエータ25の油圧力調整が行なわれて旋回内側の操向ブレーキ2の制動力Fも強い制動力F1から弱くて一定の制動力F2に切替えられて、旋回から直進への操向が緩やかに行われる。このため、操向旋回が円滑に的確に行われて、ステアリングハンドル1の切り過ぎ等による修正等を少くすることができ、隣接地走行との間の微調整が行われ易い。
【0006】
【実施例】
トラクタ車体3は、前部にエンジンボディ4を有し、後部にクラッチハウジング5、ミッションケース6を連接して剛体構成とし、エンジンボディ4の前部に一体のフロントアクスルブラケット7の下側に左右一対の前車輪8を操向自在にして軸装するフロントアクスルハウジングを設け、後部のミッションケース6の左右両側部にはリヤアクスルハウジング9を有して、両側端に後車輪10を軸装し、これら前車輪8及び後車輪10を駆動して走行しうる。
【0007】
前車輪8は、ステアリングポスト11に支持するステアリングハンドル1によって操向自在に連動され、このステアリングハンドル1の操向角αをステアリングセンサ12によって検出している。13はボンネット、14はフェンダ、15は操縦席である。16はミッションケース6上の油圧ケースで、内装の油圧シリンダの伸縮によってリフトアーム17を上下回動する構成としている。
【0008】
左右一対の操向ブレーキ2は、左右の各リヤアクスルハウジング9に設けられ、後車輪10へ伝導するリヤデフ装置26から後車輪10へ亘る間の後車輪18の回転を制動するもので、図例ではディスクブレーキとして左右のデフ軸19上に設けられている。左右一対のブレーキペタル20が、フロアステップ21上にあって、リンクロッド22を経て操向ブレーキ2のブレーキアーム23を回動することにより、後車輪10を制動しうる構成としている。又、このブレーキアーム23には油圧パック24内の油圧アクチュエータ25の作動を受けるように連動され、この油圧アクチュエータ25によっても操向ブレーキ2が制動される。
【0009】
又、前記操向ブレーキ2は、ブレーキペタル20を踏込むことによって、このブレーキペタル20の作動量を検出するブレーキセンサ27を介してマイコンを有するコントローラCPUへ入力させ、このコントローラCPUからの出力によって電磁比例ソレノイドバルブ28を出力して、油圧ポンプPによる油圧回路29の油圧力を制御して前記油圧アクチュエータ25を作動して制動しうる構成としている。30はブレーキペタル20のダンパー、31は油圧回路29の左右の油圧アクチュエータ25への油圧力を同じにするためのイコライザバルブである。油圧パック24中のAはポンプポートで、油圧ポンプPからアクチュエータシリンダ32内へ油圧を立ててピストンであるアクチュエータ25をばね33に抗して作動させる。Tはタンクポートである。
【0010】
前記各操向ブレーキ2は、ガーリング形態の構成で、該油圧アクチュエータ25によってリンク34を引いて、ボール35を軸方向から挟持する一対のカムディスク36を、互に反対方向へ回動することにより、ブレーキディスク37を押圧して、デフ軸19の回転を制動するものである。この操向ブレーキ2は、ブレーキペタル20の踏込力、ブレーキセンサ27の検出量に応じて電磁比例ソレノイドバルブ28に圧力制御されるものである。
【0011】
前記コントローラCPUの入力としては、前記ステアリングセンサ12の他に、ブレーキモード切替スイッチ38と、前輪駆動モード切替スイッチ39とが設けられる。このうちブレーキモード切替スイッチ38は、操向ブレーキペタル20の踏込みによって、リンクロッド22による連動、及びブレーキセンサ27の検出による左右選択側の操向ブレーキ2を制動するペタルモード(1)と、前記ステアリングハンドル1の一定以上の操向旋回角をステアリングセンサ12が検出することによりこの旋回側の操向ブレーキ2を制動するオートブレーキモード(2)と、及び、このオートブレーキモード(2)と同様で前記リフトアーム17を上昇させるためのソレノイドバルブ40を出力させるオートリフトブレーキモード3とに切替選択できる。
【0012】
又、前記前輪駆動モード切替スイッチ39は、前記ミッションケース6内の伝動装置内に、前車輪8側へ伝動する変速装置及び切替クラッチ41等を設け、切替クラッチ41を中立位置の切りにすることにより前車輪8への伝動を行わないで後車輪10への伝動によって走行する2WDモード(4)と、4WD側の切替クラッチを入りにすることにより、前車輪8を後車輪10とほゞ同じ速度に伝動する普通4WDモード(5)と、及び、この前車輪8側への伝動を後車輪10のほゞ2倍の速度に増速して伝動する倍速側の切替クラッチを入りにする倍速4WDモード(6)とに切替選択できる。これら切替クラッチ41の切替作動は各モードのソレノイドバルブ42によって油圧アクチュエータを経て作動される。43は車速を検出する車速センサである。
【0013】
このような構成において、前記ブレーキモード切替スイッチ38をオートブレーキモード(2)、又はオートリフトブレーキモード(3)に切替えて、前輪駆動モード切替スイッチ39をいずれかのモード(4)〜(6)に選択して作業走行及び操向旋回を行うときは、ステアリングハンドル1の操向角αが旋回角に達するとステアリングセンサ12の検出によって、操向側の操向ブレーキ2が制動される。このとき、旋回時はステアリングハンドル1の操向角αは、一杯のフル操向角α1に達していて、操向ブレーキ2の制動力Fも強い制動力F1となっているが、旋回終了近くなって操向角αが戻されて一定の角度域α2になると、この操向角αの戻りに伴って、前記電磁比例ソレノイドバルブ28により油圧アクチュエータ25の油圧力調整が行われて、徐々に弱い制動力F2に減圧される。このため旋回の終了時において直進行程への移行が滑らかに行われ、自動操向旋回を容易化する。
【0014】
なお、このような操向ブレーキ2の制動力の自動調整は、前記ペタル(1)においても同様に行わせることができる。図5における操向旋回制御において、上例と異なる点は、前記オートブレーキ制御や倍速4WD制御による旋回を行うとき、車速によって制御の牽制を行わせるものであるが、安全な制御を行わせるために、この牽制を副変速装置による変速位置と、予め設定されている理論車速とによって適正に行わせるものである。
【0015】
路上走行のように副変速装置により高速位置に変速されているとき、又は、副変速が高速位置でなくても、車速が前輪増速(中速等)の設定値(例:約5Km/h)以上にあるときは、前車輪8の増速(倍速4WD)をカットする。又、車速が前輪増速設定以上になくても、前輪増速(倍速4WD)制御中であれば、車速がオートブレーキ設定(例:約3Km/h)以上のときは、オートブレーキ制御を行わせないが、設定以下の低速ではオートブレーキ制御を行わせる。
【0016】
即ち、路上走行では、前輪増速(倍速)4WD、オートブレーキ制御共にカットし、代掻作業時等での前輪増速のみ必要とする中速作業では、オートブレーキ制御のみをカットし、又、ロータリ作業等の低速作業では、前輪増速、オートブレーキ制御共に働かせて、適切な作動牽制を行うことができ、安全性を図る。
【図面の簡単な説明】
【図1】操向ブレーキの制動力グラフ。
【図2】トラクタの操向旋回制御のブロック図。
【図3】トラクタの側面図。
【図4】その操向ブレーキ部の断面図。
【図5】一部別実施例を示す操向旋回制御のフローチャート。
【符号の説明】
1 ステアリングハンドル
2 操向ブレーキ
α 操向角
α1 フル操向角
α2 一定角度域
F 制動力
F1 強い制動力
F2 弱い制動力

Claims (1)

  1. 左右の後車輪10,10を制動する操向ブレーキ2,2が左右各別に設けられ、これらの操向ブレーキ2,2には油圧アクチュエータ25,25が備えられ、これらの油圧アクチュエータ25,25を電磁比例ソレノイドバルブ28,28により作動させるように構成したトラクタにおいて、前記操向ブレーキ2,2を、ブレーキペダルの踏み込みによって作動させるペダルモードと、ステアリングハンドル1の回動操作によって旋回内側の操向ブレーキ2を作動させるオートブレーキモードと、ステアリングハンドル1の回動操作によって旋回内側の操向ブレーキ2及びリフトアーム17を上昇させるオートリフトブレーキモードとに切替えるブレーキモード切替スイッチ38を設け、このブレーキモード切替スイッチ38を、オートブレーキモード又はオートリフトブレーキモードに切替えているときに、ステアリングハンドル1を所定のフル操向角α1まで回動させると強い制動力が前記操向ブレーキ2に作用し、その角度から一定角度だけステアリングハンドル1を戻し操作すると前記制動力より弱く且つ一定の制動力が前記操向ブレーキ2に与えられる制御手段を設けたことを特徴とするトラクタのオートブレーキ制御装置。
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